JP2007091360A - シート給送装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置に備わるシート給送装置において、シート積載台上のシート積載重量に応じて供給電力を制御することで電力消費を節減し、また軽量時は早い昇降速度でシート積載台を上昇させることで移動時間を短縮できるようにする。
【解決手段】シート積載台37を上昇させるシート積載台の昇降機構の駆動源であるパルスモータ45に対して、シート積載台37上に積載されたシートの重量を重量検出ばね52などのシート重量検出手段で検出し、シート積載台37の高さ位置をスイッチ当接片51a〜51cなどからなる積載台高さ検出部50で検出する。検出されたシート重量に応じて、制御部53(図5参照)はパルスモータ45に供給する電流値、パルスモータ回転数の少なくともいずれか一方を可変制御する。それによって、電力消費量を節減し、シート積載台37をシート重量が軽量のときは迅速に給送位置まで上昇させ、上昇時の移動時間を短縮する。
【選択図】図2

Description

本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリおよび複合機などの画像形成装置に関し、また、その画像形成装置に装備されるシート給送装置において、シート積載台の昇降速度をシート重量に対応させて制御するシート昇降制御に関するものである。
画像形成装置に装備されるシート給送装置では、画像形成部へのシートの順次給送によってシート積載台に積載されているシートの積載量(積載枚数)が少なくなる。それに伴い、シート積載台を上昇させて最上位のシートがピックアップローラによって送り出しが可能な高さになるようシート積載台の昇降を制御している。このシート積載台を昇降させる駆動源としてパルスモータを用いたシート給送装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この場合、シート積載台の高さ位置を検出するとともに、積載されているシートのサイズを検出する。それらの検出信号に基づいてパルスモータへの供給電力を制御し、あるいはモータ回転数を変化させて消費電力を節減するようにした構成が開示されている。
特開平10-231029号公報
しかし、このようなパルスモータを制御するものでは、シート積載台上に積載されているシート重量が大きい場合や軽量の場合に関係なくパルスモータに電力を供給しているため、電力節減という観点から無駄が生じ易い。また、シート積載重量が軽量であれば、重いときの速度よりも早い速度でシート積載台を所定の高さ位置まで上昇させることによって、それだけシート積載台の移動時間を短縮でき、時間の無駄を省ける。
本発明の目的は、シート積載台上のシート積載重量に応じて供給電力を制御することで電力消費を節減し、また軽量時は早い昇降速度でシート積載台を上昇させることで移動時間を短縮できるシート給送装置および画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、積載された最上位のシートを給送可能な高さ位置まで持ち上げるシート積載台と、駆動源から動力により前記シート積載台を昇降動させる昇降機構と、前記シート積載台上に積載されたシートの重量を検出するシート重量検出手段と、前記シート重量検出手段で検出されたシート重量に応じて前記駆動源への電力供給量または出力回転数の少なくとも一方を可変制御することで前記昇降機構の昇降速度を変化させる制御手段と、を有することを特徴とするものである。
また、本発明の代表的な画像形成装置は、上記シート給送装置から給送されたシートに画像を形成する画像形成部を有することを特徴とするものである。
本発明によるシート給送装置によれば、制御手段は、シート重量検出手段で検出したシート積載台上のシート重量に応じて駆動源への電力供給量または出力回転数の少なくとも一方を可変制御する。このような制御によって、例えばシート重量が軽量である場合は、駆動源への最小限の電力供給でもってシート積載台を最速で給送高さ位置まで移動させることができる。すなわち、駆動源への電力供給をシート重量に応じて変化させることで電力節減を図り、シート積載台の移動に無駄な時間を費やさない。
また、本発明による画像形成装置によれば、シート給送装置におけるシート給送に係る電力消費量および給送速度に無駄がなく、画像形成部にシートが給送されてくるのでトータル生産性を高めることができる。
以下、本発明によるシート給送装置および画像形成装置のそれぞれ好適な実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
(画像形成装置)
図1は、本発明のシート給送装置が装備される画像形成装置の具体例として、電子写真方式のレーザビームプリンタを示す。プリンタ本体1には、常備されているシート給送装置とは別に、プリンタ本体下部に大容量シート給送装置31がオプションとして装備されている。
プリンタ本体1に常備のシート給送装置は、内部に手前側へ出し入れされるシートSを積載して収容する上下二段の着脱自在なシートカセット2a、2bを有する。ピックアップローラ3a、3bはシートカセット2a、2b内のシートSを送り出す。ピックアップローラ3a、3bにより送り出されたシートは、フィードローラ4a、4bとリタードローラ5a、5bとで構成される分離部で1枚ずつに分離して給送される。搬送ローラ対6、7、8、10は分離部から給送されてくるシートSを順次受け取ってレジストローラ対11に向けて搬送する。レジストローラ対11は、一旦停止した状態でニップ部に搬送ローラ対10から搬送されたシートSの先端を当接させて、ループを形成して斜行を補正する。その後、シートSは所定のタイミングでプロセスカートリッジ14に内蔵された画像形成手段である電子写真方式の感光体ドラム13へ搬送され、これに対向する転写ローラ12とのニップ部に搬送される。レーザ露光光学系15は、一様に帯電された感光体ドラム13の表面にレーザ露光光学系15から射出された画像情報に応じたレーザ光を照射して静電潜像を形成する。それにより、プロセスカートリッジ14内の現像ローラ(図示略)によって静電潜像にトナー画像が形成される。感光体ドラム13の回転に同期して、シートSはレジストローラ対11から感光体ドラム13および転写ローラ12間のニップ部に送り込まれる。シートSに転写ローラ12の作用で感光体ドラム13の表面に形成されたトナー画像が転写される。定着装置16は、トナー画像が転写されたシートSが定着装置16を通過する際に加熱,加圧処理されてトナー画像がシートSに永久定着される。定着装置16によってトナー画像が定着されたシートSは、排出ローラ対18によって搬送されて画像形成装置本体1の上面に形成された排出トレイ19上に排出される。
(シート給送装置−第1の実施形態)
次に、第1の実施形態として上記大容量シート給送装置31について説明する。
図1に示すように、大容量シート給送装置31はプリンタ本体1の下部に配置され、プリンタ本体1を支持する支持台をも兼ねている。大容量シート給送装置31は、プリンタ本体1内に常備された上下二段のシートカセット2a,2bと比べて大量のシートSを収容して画像形成部に1枚ずつ給送する。また、図の上下方向へ昇降可能なシート積載台37を有し、このシート積載台37は積載されているシートSの上面が、後述するピックアップローラ33により送り出しが可能となる給送高さ位置になるまでシートSを持ち上げる。シートカセット32とシート積載台37は一体に大容量シート供給装置31の本体から出し入れすることができる。
シートカセット32の左右両側板には、図に向かって手前から奥方へ水平に移動用レール40a,40bが設けられている。その両側の移動用レール40a,40bを支持して案内するガイドレール39a,39bが大容量シート給送装置31の本体に固定して設けられている。移動用レール40a,40bがガイドレール39a,39bに案内されて走行することで、シートカセット32とシート積載台37を一体に図の奥側から手前側へ引き出し、手前側から奥側へ押し入れて移動させることができる。
また、シート積載台37の上方には、積載されたシートSを最上位のものから順次繰り出すピックアップローラ33が配置され、このピックアップローラ33から繰り出されたシートSを1枚ずつに分離して給送するフィードローラ34とリタードローラ35とで構成される分離部が配置されている。それらフィードローラ34とリタードローラ35で分離されて送り出されたシートSは搬送ローラ対36によってプリンタ本体1へと搬送される。
(シート積載台の昇降機構)
図2は、シート積載台37を上下動させるシート積載台の昇降機構を示す。シート積載台37の四隅にリフトワイヤ41a、41b、41c、41dの一端が固定され、リフトワイヤ41a、41b、41c、41dの他端はシートカセット32の下部の前後に設けた巻取ドラム38に巻回されている。各リフトワイヤ41a、41b、41c、41dはシートカセット32の上部に設けたプーリ42a、42b、42c、42d間に捲回して張架されている。このワイヤ張架構造によってシート積載台37は水平な状態でシートカセット32内に吊り下げられている。巻取ドラム38はギア49を端部に固定した巻取シャフト54上に固定されている。シートカセット32が大容量シート給送装置31内に装着された状態にあっては、パルスモータ(駆動源)45の出力軸にギア49が噛合しており、モータの回転動力をそのギア49などを介して巻取シャフト54上の巻取ドラム38に伝達するようになっている。巻取ドラム38の回転によって各リフトワイヤ41a、41b、41c、41dの巻き取り、又は繰り出しにより、シート積載台37が上下方向へ昇降する。
シートカセット32が大容量シート給送装置31から引き出された場合、パルスモータ45の出力軸に噛合していたギア49が外れて離脱し、モータ回転動力の伝達が解除されかつギア噛合によるブレーキ力が解除される。それによってシート積載台37はフリーになる。そして、シート積載台37は自重とシートSの積載重量とで降下すると、巻取ドラム38に巻回されているリフトワイヤ41が繰り出される。シート積載台37の下降によって受ける衝撃を緩衝するために、巻取シャフト54の奥側にブレーキダンパ(図示略)が設けられている。
また、大容量シート給送装置31内の上部には、シート積載台37上に積載された最上位のシートSの高さを検出するための例えば検知レバー43と検出センサ44などからなるシート高さ検出機構が設けられている。このシート高さ検出機構によってシート積載台37上の最上位のシートSの高さ位置が検出されると、その検出信号に基づいてパルスモータ45の駆動がオフになり、巻取ドラム38の回転が停止される。それにより、シート積載台37上に積載されているシートSの最上位のシートの高さがピックアップローラ33によって送り出しが可能な高さになるようシート積載台37の昇降が制御される。ピックアップローラ33、フィードローラ33およびリタードローラ35によってシート積載台37上のシートSが順次送り出されると、最上位のシートSの高さは次第に低くなる。ピックアップローラ33による送り出し可能な高さよりも所定量低くなった場合には、シートSを上昇させるためにパルスモータ45は回転駆動する。そして、上昇してきたシートSの最上位のシートの上面をシート高さ検出機構が検出すると、パルスモータ45が駆動を停止する。このようにして、シート積載台37上に積載されたシートSの最上位のシートの高さがピックアップローラ33による送り出しが可能な高さになるように維持される。
ここで、図2を参照し、図3以下の各図でシート積載台37の自重とシート重量との総和による総重量に応じてパルスモータ35の駆動を制御し、シート積載台37の昇降速度を制御するシート昇降制御装置について説明する。
(シート昇降制御装置)
図2に示すように、シート積載台37のほぼ四隅に4つの弾性部材の具体例として重量検出ばね(シート重量検出手段)52a〜52dが取り付けられ、それら重量検出ばね52に支持された形でシート積載台37上にシートカセット32が設けられている。重量検出ばね52は、シート積載台37の自重と、この上に積載されたシートSの重量との総重量に応じた変形量で伸縮変形する。そして、重量検出ばね52の変形によってシート積載台37が上下方向に変位した高さ位置と、その高さ位置ごとの総重量とを関連付けることで、制御時に参照するテーブルとして予めメモリに格納しておく。
また、シート重量検出手段は、上記重量検出ばね52を有する他、図2中の拡大部で示すように、シート積載台37の側壁に設けられた積載台高さ位置検出手段50を有して構成されている。
積載台高さ位置検出手段50は、シート積載台37の側壁に例えば3段階の段違い位置に固定された3つの突起状のスイッチ当接片51a、51b、51cを有する。シート積載台37が昇降すると、それと一緒に上下動するスイッチ当接片51a、51b、51cが対応する符号50a、50b、50cで示すスイッチSW1、SW2、SW3に当接する。スイッチSWのどれかが「ON」になると、そのスイッチ信号は大容量シート給送装置31全体の制御を行う図5に示す制御部53に送られるようになっている。
図3(a)は、上記スイッチSW1,SW2、SW3のどれかまたは複数が「ON」になった場合、そのスイッチ信号を受けて制御部53がシート積載台37とシート重量との総重量M(kg)を判断するための変換テーブル〔表1〕としてまとめたものである。すなわち、スイッチSWのどれかが「ON」になれば、それに対応するスイッチ当接片51a,51b,51cのいずれかの段位の高さに相当するシート積載台37の高さ位置を制御部53では判定できる。シート積載台37の高さ位置に相応して重量検出ばね52が弾性変形しているから、その変形量から重量検出ばね52のばね力(ばね定数)によるばね荷重を知り、そのばね荷重に等価の外力として総重量Mを算定することができる。スイッチSW1,SW2、SW3のON信号と総重量Mとを関連付けしておけば、それを予め記憶手段に〔表1〕のように変換テーブルとして格納しておくことができる。制御部53は、スイッチSW1,SW2、SW3からのON信号を受け取ることで、変換テーブルから現在の総重量Mを読み出すことができる。
例えば、シート積載台37が動いて上記スイッチ当接片51aがスイッチSW1を押し、このスイッチSW1のみが「ON」になったならば、そのSW1信号に基づいて制御部53は現在のシート積載台37における総重量Mが〔表1〕でいう「0.4Mmax」と判断する。総重量「0.4Mmax」に対応する高さ位置からピックアップローラによるシートの送り出しが可能な高さまでの高さ距離を、シート積載台37を上昇移動させるべく、制御部53はパルスモータ45への電力供給量またはモータ回転数を制御して回転駆動させる。
図3(a)−表1−中のMmaxは、シート積載台37の自重とシート重量との総和において、経験的かつ実験的に想定され得るシート最大限積載時の総重量を表している。したがって、上記「0.4Mmax」とは最大総重量Mmaxの40%が現在の総重量であることを意味する。現在の総重量Mによるシート積載台37とこの上のシートSを一体に持ち上げるために、パルスモータ45に必要な回転トルクTm(Nm)は以下の計算式で算出され、この算出値に基づく電力量が制御部53からの指令によってパルスモータ45に供給される。
Tm=M×G×R×Sa/(η×Z)

但し、上式中、Gは重力加速度、Rは巻取ドラム38のドラム半径(m)、Saは安全率、ηは効率、Zは減速比をそれぞれ表す。
図3(b)は、上記総重量Mの変化ごとに対応する例えばA〜Eの数だけの制御態様について変換テーブル〔表2〕としてまとめたものであり、予め記憶手段に記憶させて格納しておくことができる。図4は、本実施形態で使用されるパルスモータ45においてトルク(Nm)と周波数(PPS)との相関を示す特性図である。
図5は、かかるシート昇降制御装置の構成を示す機能ブロック図である。制御部53は、シートカセット検知手段(図示略)からの検出信号に基づいて、現在、大容量シート給送装置31にシートカセット32が装着されているか否かを認識する。すなわち、ユーザがシートカセット32を大容量シート給送装置31から引き出して取り外し、シートSを補給などする場合がある。シート補給後、シートカセット32が大容量シート給送装置31に挿入して装着されると、シートカセット検知手段がシートカセット32の装着を検出し、制御部53はそれを判断する。
積載台高さ位置検出手段50では、SW1,SW2,SW3のどれか1つまたは複数がスイッチ「ON」になったことで、そのときのシート積載台37の現高さ位置を検出する。この検出信号に基づいて制御部53はシート積載台37に積載されているシートSの重量を算定する。例えば、ユーザがシート補給した後であれば総重量Mもそれなりに重く、シートカセット32とシート積載台37は最下位の位置などに所在している。算定した総重量Mに対応して制御部53は作動信号を出力し、パルスモータ45を所要の回転トルクでもって駆動オンさせるべく相応の電力が供給される。モータ駆動開始によってシート積載台37が上昇動し、それに伴い補給された最上位のシートSの高さ位置をピックアップローラ33による送り出し可能な給送高さまで上昇させる。
例えば、図3(a)において、スイッチSW1,SW2、SW3の全部が「OFF」の場合、シート積載台37とこの上のシート積載重量との総重量は「0.2Mmax」といったように軽量である。パルスモータ45をその0.2Mmaxという軽量に相応した回転トルクで駆動オンさせ、シート積載台37ごとシートSを素早い上昇速度でピックアップローラ33が対応できる高さまで上昇させる。そのようにすることで時間の浪費が避けられ、電力消費量や時間も節減される。
検出センサ44などによるシート高さ検出機構は、シートSが素早く上昇してきてその最上位の高さがピックアップローラ33による送り出し可能な高さに達するとそれを検出する。その検出信号に基づいて制御部53は作動オフ信号を出力してパルスモータ45の駆動を停止させる。
第1の実施形態として、プリンタ本体1にオプションとして装備される大容量シート給送装置31の場合が示された。その理由は、シートSの積載重量が非常に大きく大容量であるから、シート重量が軽量のときと最大のときとの差も大きい。したがって、総重量Mが非常に重いときのシート積載台37の遅い上昇速度に合わせる必要はない。シートSの現在の積載重量が小さければ、最大の昇降速度でシート積載台37を素早くピックアップローラ送り出し高さまで上昇させる。それによって、パルスモータ45の電力消費量が節減でき、上昇動時間を浪費しないで済む。
なお、本実施形態においては、シート重量検出手段を構成する部材ならびに機構として、重量検出ばね52と、積載台高さ位置検出手段50であるスイッチSW1,SW2、SW3などとの組み合わせが説明された。すなわち、スイッチSWのいずれかのスイッチON信号で総重量Mを判断するための換算対象として重量検出ばね52の変形荷重が利用された。しかし、シート重量検出手段としてかかる構成に限定されるものではなく、その他にも例えば重量ひずみゲージなどを採用することができる。
(シート給送装置−第2の実施形態)
本実施形態においては、上記第1の実施形態で実行された制御に加え、シート積載台37上のシートSがプリンタ本体1へと順次給送されて次第に減少するときの制御を行うことができる。
シート積載台37が最下位の位置から検出センサ44などのシート高さ位置検出機構によって検出される高さ位置まで上昇する際、そのときの上昇高さをHmaxと設定する。このHmaxまでシート積載台37を上昇させるのに要するパルスモータ45のパルス数Pmaxは以下の式で算出される。
Pmax=Hmax×Z×P0/2πR

式中、Pはパルスモータ45を1回転させるのに要するパルス数である。
そこで、制御部53は、不図示のシートカセット検出手段がシートカセット32を検出すると、積載台高さ位置検出手段50においてもシート積載台37の現在の高さ位置を検出する。それによって、前述のように、シート積載台37とシートSの積載重量による総重量Mを求め、その総重量Mに対応した制御でパルスモータ45を回転駆動させる。パルスモータ45の駆動によってシート積載台37が上昇し、シート高さ位置検出機構の検出センサ44で最上位のシートSが検出される。その検出に基づいて制御部53は作動オフ信号を出力してパルスモータ45の回転を停止させる。回転停止までのパルスモータ45の回転パルス数をPrefとする。
大容量シート給送装置31がプリンタ本体1にシートSを順次供給してシートSの積載量が減少すると、検出センサ44などによるシート高さ位置検出機構によって検出されるまでの間、パルスモータ45は駆動している。このときのパルス数をP1とする。このパルス数P1は、シートカセット32が大容量シート給送装置31の本体筐体から取り出されるまで、計数手段によって常にカウントされている。
いま、シートSが減少したときのシート積載台37とシートSの現重量との総重量Mは、以下の計算式で算出される。
M=(Mref−Ms)×(Pmax−Pref−P1)/
(Pmax−Pref)+Ms

式中、Mrefはシートカセット32が本体筐体に挿入してセットされた際に検出した重量である。例えば、上記表1〔図3(a)〕で例示された0.2Mmax、0.4Mmax、0.6Mmax、0.8Mmax、Mmaxである。また、式中のMsはシート積載台37の重量を表している。
算定した総重量Mに応じて、上記表2〔図3(b)〕で示されたパルスモータ45の制御態様A〜Eに順次変更していく。このような制御を行なうことで、シートSが順次給送されてシート重量が減少した場合でも、シート積載台37上に積載されているシートSの重量に応じて、最小の電流値で、かつ最速の速度でシート積載台37を上昇させることできる。
(第3の実施形態)
次に、図6は、第3の実施形態による大容量シート給送装置31を示している。第1の実施形態の図2で示された部材と同一または共通するものには同一符号を付してある。
この場合、シート積載台37が重量検出ばね52に支持された状態でさらにベース(支持台)55上に固定され、このベース55に積載台高さ検出部50もまた取り付けられた構造となっている。リフトワイヤ41は一端が巻取ドラム38に繋がれ他端がベース55に繋がれている。パルスモータ45が駆動オンすると、それらシート積載台37と重量検出ばね52と積載台高さ位置検出手段50と、そしてベース55の各部材が一体に上昇する。したがって、積載台高さ位置検出手段50としてはベース55がどのような高さ位置に所在していても、シート積載台37とシートSの重量を合わせた総重量Mを検出することができる。
制御部53は、積載台高さ位置検出手段50によって検出された信号に基づいて制御を行い、表1,表2の図3(a),(b)で示された変換テーブルによる制御でパルスモータ45を駆動させる。結果、シート積載台37に積載されたシートSの重量に応じて、最小の電流値及び最速の速度でパルスモータを制御できる。また、シートSが順次給送されてシート重量が減少した場合も、シート積載台37上のシート重量に応じて最小の電流値かつ最速の速度でシート積載台37を上昇させることができる。
(第4の実施形態)
図7は、第4の実施形態による大容量シート給送装置31を示す。上記第1〜第3の実施形態で示された部材と同一または共通するものには同一符号を付してある。
可変抵抗手段56が上記第3の実施形態で設けられたベース55に保持され、かつシート積載台37に係合している。シート積載台37上にシートSが積載され、シート積載台37が下方に移動して降下すると、可変抵抗手段56の電気的抵抗値が小さくなるように設定されている。可変抵抗手段56はパルスモータ45へ電流を供給する回路に接続されており、可変抵抗手段56の抵抗が小さくなると、パルスモータ45に供給される電流は大きくなり、モータ回転数が可変制御される。したがって、シート積載台37に積載されたシートSの重量が重くなるのに比例して、パルスモータ45に供給される電流は大きくなる。これにより、直流モータにおいてもシートSの重量に対して最適な電流値でシート積載台37を上昇させることが可能となる。
なお、本発明は上記第1〜第4の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内であればその他の実施形態、応用例、変形例およびそれらの組み合わせも可能である。
上記各実施形態においては、プリンタ本体1の下部に配置されたオプションの大容量シート給送装置31のシート昇降制御装置について述べられたが、上下二段で常備されたシートカセット2a,2bにおいても勿論適応させることができる。
第1の実施形態による大容量シート給送装置をオプションとして装備した画像形成装置を示す図。 第1の実施形態の大容量シート供給装置においてシート積載台の昇降機構を示す斜視図。 同図(a),(b)は総重量の変化に応じて制御部が参照するデータテーブルといくつかの制御態様A〜Eを示すデータテーブル。 パルスモータの周波数−トルク相関を示す特性図。 第1の実施形態の構成を示す機能ブロック図。 第3の実施形態のシート給送装置におけるシート積載台の昇降機構を示す斜視図。 第4の実施形態のシート給送装置におけるシート積載台の昇降機構を示す斜視図。
符号の説明
1 プリンタ本体(画像形成装置本体)
31 大容量シート給送装置
32 シートカセット
37 シート積載台
38 巻取ドラム(シート積載台の昇降機構)
41 昇降ワイヤ(シート積載台の昇降機構)
44 検出センサ(シート高さ検出機構)
45 パルスモータ(駆動源)
50 積載台高さ位置検出手段(シート重量検出手段)
51 スイッチ当接片(スイッチ部材)
SW スイッチ
52 重量検出ばね(シート重量検出手段)
55 シート積載台のベース(支持台)
56 可変抵抗手段

Claims (8)

  1. 積載された最上位のシートを給送可能な高さ位置まで持ち上げるシート積載台と、
    駆動源から動力により前記シート積載台を昇降させる昇降機構と、
    前記シート積載台上に積載されたシートの重量を検出するシート重量検出手段と、
    前記シート重量検出手段で検出されたシート重量に応じて前記駆動源への電力供給量または出力回転数の少なくとも一方を可変制御することで前記昇降機構の昇降速度を変化させる制御手段と、
    を有することを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記シート重量検出手段は、
    前記シート積載台の自重とシート重量との総和である総重量を受けて弾性変形する弾性部材と、
    前記総重量の変化によって前記弾性部材の弾性変形に応じて変位する前記シート積載台の高さ位置を検出する積載台高さ位置検出手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  3. 前記弾性部材が前記シート積載台を下方から支持した状態で前記総重量を受けて弾性変形する重量検出ばねであり、前記積載台高さ位置検出手段は前記重量検出ばねの変形に応じて移動する前記シート積載台により電気的にオン状態になるスイッチ部材を有することを特徴とする請求項2に記載のシート給送装置。
  4. 前記シート重量検出手段は、重量ひずみゲージを備えていることを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  5. 前記駆動源がパルスモータであり、前記制御手段は前記シート重量検出手段で検出されたシート重量に応じて前記パルスモータへの電力供給量または出力回転数の少なくとも一方を可変制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  6. 積載された最上位のシートを給送可能な高さ位置まで持ち上げるシート積載台と、
    前記シート積載台を支持する支持台と、
    駆動源から動力により前記支持台と共にシート積載台を昇降動させる昇降機構と、
    前記シート積載台上に積載されたシートの重量に応じて電気的抵抗値が変化する可変抵抗手段と、
    前記可変抵抗手段の抵抗値に基づいて前記駆動源への電力供給量を可変制御することによって、前記昇降機構の昇降速度を変化させる制御手段と、
    を有することを特徴とするシート給送装置。
  7. 前記駆動源がパルスモータであり、前記制御手段は前記可変抵抗手段の抵抗値によって前記パルスモータ回転数を可変制御することを特徴とする請求項6に記載のシート給送装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート給送装置から給送されたシートに画像を形成する画像形成部を有する画像形成装置。
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