JP2007087343A - センサの異常検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱電対のバーンアウトを確実に検出する。
【解決手段】熱電対10の出力端子にスイッチSW1により選択的に電源+Bを接続する。SW1の開閉に連動してSW3を開閉制御し、熱電対10の出力を検出する。SW1をONするタイミングでコンパレータ20で増幅器12の出力を基準電圧Vrefと比較してバーンアウトを検出する。SW1のOFFタイミングでSW3をONし、熱電対10の出力を検出する。SW3のOFFタイミングではキャパシタCにより増幅器12の出力をホールドして検出精度を維持する。
【選択図】図1

Description

本発明はセンサの異常検出装置、例えば熱電対のバーンアウト等を検出する装置に関する。
従来より、熱電対のバーンアウト(焼損)を検出する装置が提案されている。図6に、従来のバーンアウト検出装置の回路構成を示す。熱電対10の出力端子AにはスイッチSW1及び抵抗R3を介して電源Vccが接続される、スイッチSW1を開閉制御することで電源Vccが熱電対10の出力端子Aに選択的に印加される。熱電対10の他方の出力端子Bは接地される。
熱電対10の出力端子Aはさらに増幅器12の非反転入力端子に接続され、増幅ゲインZoで増幅されて出力される。増幅器12からの出力信号VoはA/D変換器14でデジタル信号に変換され、測定部16に供給される。
スイッチSW1がOFFの場合、熱電対10の出力Vtが増幅器12に供給されて増幅される。増幅器12の入力信号をViとすると、Vi=Vtである。増幅器12の出力信号VoはVo=Z・Vi=Z・Vtである。
スイッチSW1がONの場合、熱電対10に電源Vccから電流が流れることから、Viは変化し、Vi=Vt+Vcc・(R1+R2)/(R1+R2+R3)となる。熱電対10がバーンアウトしている場合、Vt=0であり、R1+R2がほぼ無限大になるとみなせるからVi=Vccとなり、増幅器12の出力信号Voが著しく増大する。したがって、測定部16で出力信号Voを所定のしきい値と大小比較することで、熱電対10のバーンアウトを検出することができる。
また、図7に、従来の他のバーンアウト検出装置の回路構成を示す。熱電対10の出力端子Aに抵抗R3を介して交流電源11が接続される。また、増幅器12からの出力信号VoはローパスフィルタLPF13、A/D変換器14、測定部16に順次供給され、測定結果が表示部18に表示される。また、増幅器12に対し、LPF13、A/D変換器14と並列にAC検波整流及びコンパレータ20が設けられ、増幅器12からの出力信号Voに含まれるAC成分を検波し、さらに所定のしきい値と大小比較する。熱電対10にバーンアウトが生じると出力信号VoのAC成分が増大し、所定のしきい値以上となるからAC検波整流及びコンパレータ20で検出することができる。
特開平5−48153号公報 特開平10−160509号公報
しかしながら、図6の構成では、上記のとおりスイッチSW1をONして熱電対10の出力に電源Vccを接続すると、増幅器12からの出力信号Voに本来の出力Vt以外の出力であるVcc・(R1+R2)/(R1+R2+R3)がオフセットとして含まれることになる。測定精度を確保するためには当該オフセット分を除去するキャリブレーション処理が必要となるが、熱電対10の抵抗分や熱電対10の接点コネクタの接触抵抗分の温度変化があるため完全に除去することは困難であり、測定誤差の原因となる。
一方、図7の構成では、ローパスフィルタ13でAC成分を減衰させ、DC成分及び低周波成分のみを抽出して本来の出力信号Vtを検出しているが、高温時に出力信号が大きくなって増幅後にDCレベルが電源に近くなると重畳したAC信号の2次歪みによるDCオフセットが生じてしまい、精度が低下する問題がある。
本発明の目的は、熱電対等のセンサの測定精度を維持しつつ、センサの異常を確実に検出できる装置を提供することにある。
本発明は、センサからの検出信号を増幅する増幅器と、前記センサと前記増幅器との間に電源を選択的に接続する第1スイッチと、前記第1スイッチが閉状態となって前記電源を接続した場合の前記検出信号に基づき前記センサの異常を検出する異常検出手段と、前記異常検出手段に並列接続され、前記検出信号に基づき前記センサの測定対象の物理量を検出する検出手段と、前記第1スイッチの開閉に連動して開閉し、前記増幅器で増幅された前記検出信号を前記検出手段に選択的に接続する第2スイッチであって、検出前記第1スイッチが閉状態である場合に開状態となり、前記第1スイッチが開状態である場合に前記第1スイッチの開状態期間よりも短い期間だけ閉状態となって前記検出信号を前記検出手段に供給する第2スイッチとを有することを特徴とする。
本発明の1つの実施形態では、前記第2スイッチと前記検出手段との間にキャパシタなどのホールド回路を接続し、前記第2スイッチが開状態の期間においてその直前の検出信号をホールドする。
本発明によれば、第1スイッチと第2スイッチとの協働により、センサの異常検出とセンサの測定とを交互に実行するとともに、測定時には異常検出用の電源を切り離すため検出信号にオフセットが付加されることがなく高精度に測定できる。また、第2スイッチが開状態においてもホールド回路でその直前の検出信号をホールドしているため測定精度を維持できる。
以下、図面に基づき本発明の実施形態についてセンサとして熱電対を例にとり説明する。
<第1実施形態>
図1に、本実施形態における熱電対のバーンアウト検出装置の回路構成を示す。熱電対10の出力端子AにはスイッチSW1を介して抵抗Rx及び電源+Bが接続される。スイッチSW1の開閉は装置に内蔵するコントローラからの第1コントロール信号により制御される。すなわち、第1コントロール信号はHi、Lowの2値パルス信号であり、第1コントロール信号がHiのタイミングでスイッチSW1はONして電源+Bを出力端子Aに接続し、LowのタイミングでスイッチSW1はOFFして電源+Bを出力端子Bから切り離す。また、出力端子Aは増幅器12の非反転入力端子に接続される。熱電対10の他方の出力端子BはスイッチSW2を介して接地される。スイッチSW2の開閉も第1コントロール信号により制御される。したがって、SW1とSW2は共通のコントロール信号により同期した開閉動作を行う。また、出力端子Bは増幅器12の反転入力端子に接続される。増幅器12の入力端子はそれぞれ抵抗R4、R5を介して接地され平衡モードで動作する。増幅器12は入力信号Viを増幅ゲインZoで増幅して出力信号Voとして出力する。出力信号Voはコンパレータ20の一方の端子に接続される。コンパレータ20の他方の端子にはしきい値となる基準電源電圧Vrefが接続される。コンパレータ20は出力信号Voと基準電源電圧Vrefとを大小比較することで熱電対10のバーンアウトを検出する。コンパレータ20はバーンアウト検出信号を測定部22に供給する。
一方、増幅器12の出力信号VoはスイッチSW3を介して増幅器26の一方の端子にも供給される。スイッチSW3の開閉はコントローラからの第2コントロール信号により制御される。第2コントロール信号も第1コントロール信号と同様にHi、Lowの2値パルス信号であり、第2コントロール信号のHiのタイミングでスイッチSW3はONして出力信号Voを増幅器26に供給し、LowのタイミングでスイッチSW3はOFFして増幅器12と増幅器26との接続を遮断する。スイッチSW3と増幅器26との間にはキャパシタCの一端が接続され、キャパシタCの他端は接地される。増幅器26からの出力はローパスフィルタLPF28及びA/D変換器30に順次供給され、A/D変換器30からのデジタル信号は測定部22に供給される。
このような回路構成において、バーンアウト検出は所定の周期で繰り返し実行される。バーンアウト検出タイミングでは、第1コントロール信号をHiとし、第2コントロール信号をLowとする。第1コントロール信号がHiとなると、SW1及びSW2がともにONし、電源+Bが出力端子Aに印加される。このとき、第2コントロール信号はLowであるため、SW3はOFFとなる。したがって、バーンアウト検出タイミングでは、増幅器12からの出力信号Voはコンパレータ20のみに供給され、増幅器26には供給されない。但し、スイッチSW3と増幅器26との間にはキャパシタCが接続されているため、キャパシタCで保持された電圧が増幅器26に供給される。コンパレータ20では増幅器12からの出力信号Voを基準電圧Vrefと大小比較し、VoがVrefを超える場合にバーンアウトが生じているとしてバーンアウト検出信号を出力する。具体的には、出力信号Voは
Vo=Zo・{Vt+B*(R1+R2)/(R1+R2+Rx)}
であり(但し、増幅器12の増幅ゲインをZoとする)、出力信号VoがVrefを超えている場合にHi、出力信号VoがVref以下の場合にLowとなるバーンアウト検出信号を測定部22に出力する。
一方、バーンアウト検出検出タイミング以外のタイミングでは第1コントロール信号はLow、第2コントロール信号はHiとなる。第1コントロール信号がLowとなるとSW1、SW2はともにOFFとなり、電源+Bは熱電対10の出力端子Aに接続されない。また、第2コントロール信号がHiになるとSW3はONとなり、増幅器12からの出力信号VoはキャパシタC及び増幅器26に供給される。増幅器26は信号Voを所定のゲインで増幅し、LPF28に出力する。LPF28は出力信号Voに含まれるノイズ成分を除去してA/D変換器30に出力する。A/D変換器30は入力した信号をデジタル信号に変換して測定部22に供給する。
測定部22は、バーンアウト検出タイミングではコンパレータ20からのバーンアウト検出信号を入力し、バーンアウト検出タイミング以外ではA/D変換器30からの出力信号Voを入力する。バーンアウト検出タイミング以外ではSW1はOFFとなっているため電源+Bは接続されていないので、オフセットは生じず正確に測定することができる。なお、バーンアウト検出タイミング以外では増幅器12からの出力信号Boutは増幅器26のみならずコンパレータ20にも供給されるが、電源+Bが接続されていないので出力信号VoはVref以下であってバーンアウト検出信号がHiとなることはない。測定部22は、バーンアウト検出タイミングではコンパレータ20からの信号を処理することなく無視してもよい。
図2に、本実施形態のタイミングチャートを示す。図2(a)は第1コントロール信号、図2(b)は第2コントロール信号の信号波形である。第1コントロール信号は所定周期でHiとなるパルス信号である。Hiのパルス幅は例えば1msecであり、パルスの周波数は1KHzである。第1コントロール信号がHiとなるタイミングがバーンアウト検出タイミングであり、このタイミングでスイッチSW1及びスイッチSW2がONする。第2コントロール信号は第1コントロール信号に同期し、基本的には第1コントロール信号がHiのタイミングで第2コントロール信号がLowとなり、第1コントロール信号がLowのタイミングで第2コントロール信号がHiとなる。すなわち、第2コントロール信号は第1コントロール信号を反転させた関係にある。第2コントロール信号がHiとなるタイミングがバーンアウト検出タイミング以外のタイミングであって熱電対10で検出した信号を測定する測定タイミングであり、このタイミングでスイッチSW3がONする。Hiのパルス幅は第1コントロール信号のHiのパルス幅と同様に1msec程度である。但し、第2コントロール信号のHiの開始タイミングは第1コントロール信号に対して第1所定時間Δt1だけ遅延し、第2コントロール信号のLowの開始タイミング(つまりHiの終了タイミング)は第1コントロール信号に対して第2所定時間Δt2だけ先行する。第2コントロール信号のHiの開始タイミングをΔt1だけ遅延させるのは以下の理由による。すなわち、第2コントロール信号がHiのタイミングが熱電対10の測定タイミングであるが、キャパシタCに電荷が残存しており、この残存電荷の影響を排除するために一定時間Δt1だけ遅延させる必要があるからである。第1所定時間Δt1は例えば10msec〜100msecに設定する。また、第2コントロール信号のLowの開始タイミング(Hiの終了タイミング)をΔt2だけ先行させるのは、SW1のONタイミングより前に確実にSW3をOFFにして電源+BによるキャパシタCへの影響を排除するためである。バーンアウト検出タイミングではキャパシタCにより当該バーンアウト検出タイミングより1つ前の測定タイミングにおける出力信号Vo(電圧Vo)をホールドし、これによりバーンアウト検出タイミングにおいても測定部22における熱電対10の測定が可能となるが、電源+Bによるホールド電圧Voへの影響を排除するためにSW1がONする以前に確実にSW3をOFFする。
図2(c)は増幅器12からの出力信号Voの信号波形であり、熱電対10がバーンアウトしていない場合の信号波形である。なお、図には比較のため電源+Bの電圧レベルと基準電圧Vrefのレベルも示している。バーンアウトが生じていない場合、バーンアウト検出タイミングでは上記のとおり、出力信号Voは
Vo=Zo・{Vt+B*(R1+R2)/(R1+R2+Rx)}
となる。このときのVoはVref以下であり、コンパレータ20からのバーンアウト検出信号はLowのまま(つまりバーンアウトはなし)となる。一方、測定タイミングではSW1がOFFとなり電源+Bは接続されないから
Vo=Zo・Vt
である。測定部22はバーンアウトが生じていない場合、測定タイミングにおいて出力信号Voを測定し、測定対象の温度を表示部24に表示する。図2(d)は増幅器12からの出力信号Voの信号波形であり、熱電対10がバーンアウトしている場合の信号波形である。バーンアウトが生じている場合、バーンアウト検出タイミングでは出力信号はアンプ電源が+Bで飽和するため
Vo=+B
となり、基準電圧Vrefを超えることになる。コンパレータ20からのバーンアウト検出信号はHiとなり、バーンアウトが検出される。測定タイミングではある信号が出力されるが、測定部22は既にバーンアウトを検出しているため所定のエラー処理を実行する。例えば熱電対10の異常を所定のエラーコードで表示部24に表示する。図2(e)はLPF28からの出力信号Boutの信号波形である。測定タイミングでは出力信号VoはVo=Zo・Vtであり、測定対象を測定できる。バーンアウト検出タイミングではキャパシタCでその前の測定タイミングにおける出力信号Voをホールドしているため(図中破線で示す)、この期間も測定部22で測定できる。
このように、本実施形態では、第1コントロール信号と第2コントロール信号を供給することでスイッチSW1〜SW3を同期して開閉制御し、これによりバーンアウト検出と温度測定とを交互に実行することができる。そして、温度測定時にはバーンアウト検出時に印加する電源+Bは印加されないので、オフセットが生じることもない。オフセットが生じないので、熱電対10の感度に合わせてバーンアウト検出用抵抗Rxを任意に設定することができる。また、バーンアウト検出タイミングにおいてもキャパシタCにホールドされた電圧により温度測定を継続して実行することもできる。
なお、本実施形態において、コンパレータ20の前段にスパイクノイズ除去のためのローパスフィルタを設けてバーンアウト検出精度をさらに高めることもできる。
また、本実施形態における遅延時間Δt1は固定時間ではなく、キャパシタCの容量に応じて可変としてもよい。
さらに、本実施形態では第1コントロール信号及び第2コントロール信号は装置に内蔵するコントローラから供給しているが、コントローラは第2コントロール信号を第1コントロール信号から生成してもよい。測定部22がコントローラとして機能し、測定部22から第1コントロール信号及び第2コントロール信号をスイッチSW1〜SW3に供給してもよい。
<第2実施形態>
図3に、本実施形態における熱電対のバーンアウト検出装置の回路構成を示す。図1の構成とほぼ同様であるが、非平衡モードで動作する回路である。熱電対10の出力端子AにはスイッチSW1を介して電源+Bが選択的に接続される。スイッチSW1は第1コントロール信号により開閉制御される。熱電対10の出力端子Aはさらに抵抗を介して接地させるとともに増幅器12の非反転入力端子に接続され、熱電対10の出力端子は接地される。
増幅器12の反転入力端子は接地され、増幅器12は入力信号を増幅ゲインZoで増幅して出力信号Voを生成する。出力信号VoはスイッチSW3及びコンパレータ20に供給される。SW3の後段の構成及びコンパレータ20の後段の構成は図1と同様である。
本実施形態においても、第1コントロール信号のHiによりSW1がONして電源+Bを接続し、コンパレータ20でバーンアウトを検出する。バーンアウトが検出された場合、測定部22は表示部24にエラーを表示する。また、第2コントロール信号のHiによりSW3がONして測定が行われる。測定して得られた温度は表示部24に表示される。すなわち、バーンアウト検出と測定とが交互に実行される。バーンアウトが検出された場合には次の測定を無効とし、バーンアウトが検出されなかった場合のみ次の測定を有効とする。バーンアウトが検出されない場合、測定部22はバーンアウト検出タイミングにおいてもキャパシタCにホールドされた信号Voに基づいて測定を実行できる。第2コントロール信号のHiの開始タイミング、つまりスイッチSW3のON開始タイミングはスイッチSW1のOFF開始タイミングより第1所定時間Δt1だけ遅延させる。また、第2コントロール信号のHiの終了タイミング、つまりスイッチSW3のON終了タイミングはスイッチSW1のON開始タイミングより第2所定時間Δt2だけ先行させる。Δt2は微小時間でよく、スイッチSW1のONタイミングの直前にスイッチSW3をOFFすればよい。
<第3実施形態>
図4に、本実施形態における熱電対のバーンアウト検出装置の回路構成を示す。バーンアウト検出用電源として直流電源ではなく交流電源を用いた例である。
熱電対10の出力端子AにはスイッチSW1を介して抵抗R3及び交流電源11が接続される。スイッチSW1は第1コントロール信号により開閉制御される。出力端子Aはさらに増幅器12の非反転入力端子に接続される。熱電対10の出力端子BはスイッチSW2を介して接地される。スイッチSW2もスイッチSW1と同様に第1コントロール信号により開閉制御される。出力端子Bはさらに増幅器12の反転入力端子に接続される。
増幅器12は増幅ゲインZoで入力信号を増幅して出力信号VoをスイッチSW3に供給するとともに、キャパシタC2及び整流器18からなるAC検波回路に供給する。スイッチSW3は第2コントロール信号により開閉制御される。第1コントロール信号と第2コントロール信号との関係は図1あるいは図3と同様であり、基本的に第1コントロール信号がHiのタイミングで第2コントロール信号はLowとなり、第1コントロール信号がLowのタイミングで第2コントロール信号はHiとなる。但し、第2コントロール信号のHiの開始タイミングは第1コントロール信号のLowの開始タイミングより第1所定時間Δt1だけ遅延し、第2コントロール信号のHiの終了タイミングは第1コントロール信号のHiの開始タイミングより第2所定時間Δt2だけ先行する。第1コントロール信号のHiのタイミングでバーンアウトが検出され、第2コントロール信号のHiのタイミングで出力信号Voによる測定対象の温度測定が行われる。スイッチSW3の後段の回路構成は図1あるいは図3と同様であり、キャパシタC、増幅器26、LPF28、A/D変換器30、測定部22及び表示部24が順次接続される。一方、AC検波回路でDCレベルに変換された信号はコンパレータ20に供給される。コンパレータ20は図1あるいは図3におけるコンパレータと同様に入力信号を基準電圧Vrefと大小比較してバーンアウトを検出する。コンパレータ20はバーンアウト検出信号を測定部22に供給する。
図5に、本実施形態のタイミングチャートを示す。図5(a)は第1コントロール信号の信号波形であり、第1コントロール信号がHiとなるタイミングでスイッチSW1及びスイッチSW2がONし、交流電源11が出力端子Aに接続される。図5(b)は増幅器12の出力信号Voの信号波形である。第1コントロール信号がHiとなるタイミングで交流電源11が接続されるため、このタイミングにおいてDC成分Zo・Vi(Viは増幅器12の入力信号)にAC成分が重畳した波形となる。第1コントロール信号がLowのタイミングでは出力信号VoはZo・Viである。図5(c)は第2コントロール信号の信号波形であり、第2コントロール信号がHiとなるタイミングでスイッチSW3がONして測定が行われる。第2コントロール信号のHiのタイミングは第1コントロール信号のLowの期間内に存在し、Hiの開始タイミングは第1コントロール信号のLowの開始タイミングよりΔt1だけ遅延し、Hiの終了タイミングは第1コントロール信号のHiの開始タイミングよりΔt2だけ先行する。図5(d)はLPF28からの出力信号Boutの信号波形である。第2コントロール信号がHiのタイミングでデータを取り込んで測定を行う。第2コントロール信号がLowのタイミングではキャパシタCで出力信号Voをホールドする。図5(e)はAC検波回路からの出力信号Coutの信号波形である。出力信号Voは常にAC検波されるが、第1コントロール信号がHiのタイミングでAC検波後のDCレベルは交流電源11により増大する。熱電対10にバーンアウトが生じるとAC検波出力であるCoutは基準電圧Vrefを超えることとなる。図5(f)はコンパレータ20からのバーンアウト検出信号Doutの信号波形である。バーンアウトが生じた場合、第1コントロール信号がHiのタイミングでバーンアウト検出信号もHiとなる。バーンアウトが検出されない場合、バーンアウト検出信号は常にLowのままである。測定部22は、バーンアウト検出信号のHiを検出することで表示部24にエラーを表示する。
本実施形態においても、測定時にはスイッチSW1及びスイッチSW2がOFFして交流電源11が接続されないためオフセットが生じない。また、バーンアウト検出タイミングにおいても熱電対10の出力に基づいて測定対象の温度を測定して表示部24に表示することができる。
なお、図4に示された回路構成は平衡モードであるが、図3に示されるような非平衡モードとしてもよい。
以上、本発明の実施形態について、熱電対10を例にとり説明したが、測温抵抗体のバーンアウトや歪みゲージの断線などの異常検出にも適用することができる。
実施形態の回路構成図である。 図1の装置の動作タイミングチャートである。 他の実施形態の回路構成図である。 さらに他の実施形態の回路構成図である。 図4の装置の動作タイミングチャートである。 従来装置の回路構成図である。 他の従来装置の回路構成図である。
符号の説明
10 熱電対、12 増幅器、20 コンパレータ、22 測定部、24 表示部、26 増幅器、28 ローパスフィルタ(LPF)、30 A/D変換器。

Claims (5)

  1. センサからの検出信号を増幅する増幅器と、
    前記センサと前記増幅器との間に電源を選択的に接続する第1スイッチと、
    前記第1スイッチが閉状態となって前記電源を接続した場合の前記検出信号に基づき前記センサの異常を検出する異常検出手段と、
    前記異常検出手段に並列接続され、前記検出信号に基づき前記センサの測定対象の物理量を検出する検出手段と、
    前記第1スイッチの開閉に連動して開閉し、前記増幅器で増幅された前記検出信号を前記検出手段に選択的に接続する第2スイッチであって、検出前記第1スイッチが閉状態である場合に開状態となり、前記第1スイッチが開状態である場合に前記第1スイッチの開状態期間よりも短い期間だけ閉状態となって前記検出信号を前記検出手段に供給する第2スイッチと、
    を有することを特徴とするセンサの異常検出装置。
  2. 請求項1記載の装置において、
    前記第2スイッチの閉状態の開始タイミングは、前記第1スイッチの開状態の開始タイミングよりも第1所定時間だけ遅延していることを特徴とするセンサの異常検出装置。
  3. 請求項2記載の装置において、
    前記第2スイッチの開状態の開始タイミングは、前記第1スイッチの閉状態の開始タイミングよりも第2所定時間だけ先行していることを特徴とするセンサの異常検出装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の装置において、
    前記第2スイッチと前記検出手段との間に接続され、前記第2スイッチが開状態の期間においてその直前の検出信号をホールドするホールド回路
    を有することを特徴とするセンサの異常検出装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の装置において、
    前記センサは熱電対であり、
    前記異常検出手段は、前記検出信号としきい値とを大小比較することで前記熱電対のバーンアウトを検出することを特徴とするセンサの異常検出装置。
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