JP2007083543A - 印刷機の運転方法 - Google Patents

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政秀 黒崎
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Abstract

【課題】機上現像式の印刷版を現像する際のシート材の損失を抑制できる印刷機の運転方法を提供する。
【解決手段】印刷版Pを保持した状態で回転可能な版胴8及び印刷版Pに湿し水を供給する湿し水供給装置11を備える印刷部2と、印刷版Pに形成された画像が印刷されるロール状のシート材Wを巻き出して印刷部2に供給するシート材供給部1とがそれぞれ独立して駆動可能とされた印刷機の運転方法において、予め潜像が形成された印刷版Pを版胴8に保持させる印刷版保持工程と、シート材供給部1を停止した状態で、又は、シート材Wの供給速度を通常印刷時よりも遅くした状態で版胴8を回転させるとともに印刷版Pに湿し水を供給する現像工程とを備えることとした。
【選択図】図1

Description

本発明は、シャフトレス式の印刷機の運転方法に関するものである。
従来のサーマルCTP(Computer To Plate)版(印刷版)は、露光装置等によって潜像を形成するとともに、アルカリ現像液を用いて現像処理を行なった後に輪転機に装着するものが一般的であったが、近年、アルカリ現像液を使用せずに現像可能な印刷版が開発されている(例えば、特許文献1参照)。この印刷版は、表面に親水化処理が施された支持体に対して水溶性の感光性ポリマを含む感光層がコーティングされており、この感光層にIRレーザ等が照射されることによって潜像が形成される。このとき、感光層は、IRレーザの照射領域がインク受容性に変換され、一方の非照射領域は、水溶性のまま残る。
この印刷版は、露光後に輪転機の版胴に巻き付けられ、この状態で版胴が回転されて印刷版が湿し水に浸される。これによって感光層の非露光領域が溶解、除去されるとともに親水性の支持体が露出し、現像が完了する。このような印刷版は、輪転機において現像(簡易現像)が行われることから「機上現像式」の印刷版と称されている。
ここで、版胴を備える印刷部、及び、この印刷部にシート材を供給するインフィーダ部がシャフトによって連結され、共通のモータによって駆動されるラインシャフト式の印刷機を使用して機上現像式の印刷版を現像する場合、版胴を回転させるとインフィーダ部が同時に駆動するため、印刷版の現像中も常にシート材の供給が行われ、シート材の損失が発生する。
特開平9−136395号公報
本発明の課題は、機上現像式の印刷版を現像する際のシート材の損失を抑制できる印刷機の運転方法を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。
請求項1の発明は、印刷版を保持した状態で回転可能な版胴及び前記印刷版に湿し水を供給する湿し水供給装置を備える印刷部と、前記印刷版に形成された画像が印刷されるロール状のシート材を巻き出して前記印刷部に供給するシート材供給部とがそれぞれ独立して駆動可能とされた印刷機の運転方法において、予め潜像が形成された前記印刷版を前記版胴に保持させる印刷版保持工程と、前記シート材供給部を停止した状態で、又は、前記シート材の供給速度を通常印刷時よりも遅くした状態で前記版胴を回転させるとともに前記印刷版に湿し水を供給する現像工程とを備える印刷機の運転方法である。
以上説明したように、本発明によれば、印刷版の現像を行う際にシート材供給装置を停止させ、又は、シート材の供給を通常印刷時より遅くしたから、シート材の損失の発生を抑制できる。
本発明は、機上現像式の印刷版を現像する際のシート材の損失を抑制できる印刷機の運転方法を提供するという目的を、ウエブを印刷部に供給するインフィード部に備えられたモータを含む他のユニットのモータを停止させた状態で印刷版の現像を行うことによって実現する。
以下、図面等を参照して、本発明による印刷機の運転方法の実施例をあげて、さらに詳しく説明する。
本実施例の印刷機の運転方法は、シャフトレス式のオフセット輪転機の運転方法であって、機上現像式のサーマルCTP版(印刷版P)を現像(機上現像)する際の運転方法である。
図1は、オフセット輪転機(以下、「輪転機」という)の構成を示す図である。図2は、図1の輪転機に備えられた印刷部の構成を示す図である。
輪転機は、シャフトレス輪転機と通称される公知のオフセット輪転機であり、図1に示すように、インフィード部1、印刷部2、乾燥部3、冷却部4、折部5が、ウエブWの供給方向の上流側から下流側に向けてこの順に配置されている。
これらの各ユニットは、それぞれにモータ7(7a〜7g)が備えられている。これらのモータ7a〜7gは、制御部6に接続されており、この制御部6を操作することによって、それぞれ独立して駆動させることができるようになっている。
この輪転機は、印刷部2において、ロール状のシート材であるに用紙(ウエブW)に画像を印刷するものである。ここで、本明細書において、「画像」とは、露光装置等によって印刷版Pに形成されるものを意味し、例えば、新聞の紙面等の文字のみからなるものも含むものとする。
インフィード部1は、ロール状のウエブWを巻き出して印刷部2に供給するシート材供給部であって、ウエブWを保持するウエブ支持装置1aを備えている。インフィード部1は、このウエブ支持装置1aからウエブWを巻き出すとともに張力を付与して印刷部2へ連続して供給するインフィードローラ等を備えている。
印刷部2は、インフィード部1に隣接して備えられ、墨(K)、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)の4色にそれぞれ対応した4組のユニット(2a〜d)が、ウエブWの供給方向に沿ってこの順に配置されており、ウエブWを各印刷部2a〜dに順次供給することによって、多色印刷ができるようになっている。
各印刷部2a〜dは、図2に示すように、ウエブWを挟んで上下方向に略対称に一対の版胴8、ブランケット胴9、インク供給ローラ群10、湿し水供給装置11等を備えている(ウエブWから見て下方側は、図示を省略する)。
版胴8は、略円筒形状に形成され、その外周面に印刷版Pを巻き付けて保持するようになっている。
ブランケット胴9は、略円筒形状に形成され、外周面にブランケット(ゴムブランケット)が巻き付けられている。このブランケット胴9は、版胴8とウエブWとの間に設けられ、版胴8が保持する印刷版Pに形成された画像が転写されるとともに、この転写された画像をウエブWに転写(印刷)するものである。
インク供給ローラ群10は、版胴8に対してブランケット胴9の反対側に配置されている。このインク供給ローラ群10は、図示しないインクつぼからインクを版胴8(印刷版P)に供給するものであり、複数の練りローラ、揺動ローラ等により構成され、粘性を有するインクを版胴8(印刷版P)に略均一の膜厚で供給できるようになっている。
湿し水供給装置11は、水舟11a、水供給ローラ群11bを備えている。水舟11aは、上部が開放した箱状に形成され、印刷部2の外部に設けられた図示しない水供給装置から水の供給を受け、湿し水が満たされるようになっている。水供給ローラ群11bは、水舟11aから版胴8(印刷版P)に湿し水を供給するものである。
乾燥部3は、印刷部2に隣接して配置されている。この乾燥部3は、図示しない加熱装置及び送風装置を備え、印刷部2において印刷されたウエブWのインクを熱風によって乾燥させるものである。
冷却部4は、乾燥部3に隣接して設けられ、乾燥部3によって上昇させられたウエブW及びインクの温度を低下させてウエブWにインクを定着させるものである。
折部5は、ウエブWを折丁に加工するものであり、三角板、スリッタ等を備え、ウエブWを裁断、重ね、折り曲げ等するようになっている。
制御部6は、インフィード部1、各印刷部2a〜d、冷却部4、折部5にそれぞれ備えられたウエブ搬送用のローラや、印刷部2a〜dに備えられた版胴8、ブランケット胴9等を回転させるモータ7a〜gの駆動を制御するものである。
輪転機のユーザは、制御部6を操作することによって、選択した任意のモータを駆動させることができ、例えば、モノクロ印刷を行う場合には、印刷部2のうちの墨用の印刷部2aのモータ7bのみを回転させ、他の印刷部2b〜dのモータ7c〜eの回転を停止させることができる。
また、制御部6は、インフィード部1を含むその他のユニットのモータ7を停止させた状態で印刷部2のモータ7b〜eのいずれかを回転させることもできる。さらに、制御部6は、版胴8の回転速度に対するウエブWの供給速度を通常印刷時よりも遅くすることもできる。
ここで、通常印刷時において、ウエブWの供給速度は、版胴8の回転速度を変化させるとこれに同期(シンクロ)して変化するものであり、本明細書において、「ウエブW(シート材)の通常印刷時の供給速度」とは、この版胴8の回転速度に同期した供給速度をいうものとする。制御部6は、版胴8の回転速度に同期させずに、この同期速度より遅い一定速度でウエブWを印刷部2に供給することができる。
印刷版Pは、公知の機上現像式の感熱性平版印刷版(サーマルCTP版)であり、例えば、アルミニウムによって形成されたシート状の支持体に対して水溶性の感光剤を含む感光層がコーティングされている。
この印刷版Pの支持体は、その表面に、例えば、ケイ酸塩処理等の親水化処理が施されており、親水性が向上されている。
また、印刷版Pの感光層に含まれる感光剤は、例えば、ジアゾ化合物であり、レーザが照射されると、その熱エネルギーによって親水性から親油性に変換される性質を備えている。
以下、この印刷版Pを現像する際の印刷機の運転方法について説明する。
印刷版Pは、輪転機の外部に設けられた図示しない露光装置においてIRレーザ等が照射されることによって画像(潜像)が形成される。
ここで、この印刷版Pの感光層は、露光によって画像が形成された領域(画像領域)が親油性(インク受容性)に変換され、一方の画像の形成されない非露光領域は、水溶性のまま残る。
印刷版Pは、潜像が形成された後に、印刷部2の版胴8に巻き付けられる。ここでは、例えば、墨用の印刷部2aの版胴8aに印刷版Pを巻き付けた場合を説明する。
印刷版Pが版胴8aに巻き付けられると、輪転機は、この状態で版胴8aが回転されるとともに、湿し水供給装置11が駆動され、印刷版Pが湿し水に浸される。これによって非露光領域の感光層(水溶性)が溶解、除去され、親水性の支持体が露出し現像が完了する。
ここで、輪転機は、印刷版Pに湿し水を供給する際に、この印刷版Pを保持した版胴8aが備えられた印刷部2a以外のユニットに備えられたモータ7a及びモータ7c〜gが駆動しないように制御部6においてコントロールされる。また、このとき、印刷部2aにおいて、ブランケット胴9aとウエブWとの係合は、解除されており、ブランケット胴9aの回転によってウエブWが移動することが防止されている。
以上説明したように、本実施例の印刷版Pの現像方法によれば、印刷版Pに現像を行う際に、インフィード部1等のモータ7aの駆動を停止した状態で、印刷版Pを保持する版胴8a及び当該版胴8aが備えられた印刷部2aの湿し水供給装置11を駆動させるモータ7bを駆動させたから、現像時には、版胴8a及び水供給ローラ群11bが回転する一方、印刷部2aにウエブWの供給がされないため、ウエブWの損失を抑制できる。
(変形例)
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)印刷版は、実施例において説明した構成のものに限らず、印刷機において簡易現像が可能なものであれば他の構成でもよく、例えば、樹脂性の支持体を備えるものであってもよい。
(2)実施例において、シート材は、紙を帯状に形成したウエブであったが、これに限らずシート材は、例えば、フィルムのような他のシート材であってもよい。
(3)実施例において、印刷版の現像を行う際、インフィード部を停止させてウエブの供給を行わないようにしていたが、これに限らず、インフィーダ部のモータを印刷部に対して異速制御してもよく、例えば、インフィード部によるウエブの供給速度を、通常印刷時より遅くしてもよい。
実施例の輪転機の構成を示す図である。 図1の輪転機に備えられた印刷部の構成を示す図である
符号の説明
1 インフィーダ部
2 印刷部
6 制御部
7 モータ
8 版胴
9 ブランケット胴
W ウエブ
P 印刷版

Claims (1)

  1. 印刷版を保持した状態で回転可能な版胴及び前記印刷版に湿し水を供給する湿し水供給装置を備える印刷部と、前記印刷版に形成された画像が印刷されるロール状のシート材を巻き出して前記印刷部に供給するシート材供給部とがそれぞれ独立して駆動可能とされた印刷機の運転方法において、
    予め潜像が形成された前記印刷版を前記版胴に保持させる印刷版保持工程と、
    前記シート材供給部を停止した状態で、又は、前記シート材の供給速度を通常印刷時よりも遅くした状態で前記版胴を回転させるとともに前記印刷版に湿し水を供給する現像工程と
    を備える印刷機の運転方法。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
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