JP2007082595A - 生理用ナプキン - Google Patents
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Abstract
【課題】 使用時において紐が直接使用者の肌に触れず、かつ使用後において容易にコンパクトに折りたたむことができて清潔に廃棄処理できる生理用ナプキンを提供する。
【解決手段】 本発明の生理用ナプキン100は、液透過性の表面材1と液不透過性の裏面材2とこれら両部材間に介在する液吸収体3とを有する生理用ナプキン本体部10と、平面視における該生理用ナプキン本体部10の外周部近くに設けられた連続的な袋状部材11と、該袋状部材11の内部に通されその両端部が前記袋状部材11の外部に対向して取り出された紐状部材12とを有する。
【選択図】 図1A
【解決手段】 本発明の生理用ナプキン100は、液透過性の表面材1と液不透過性の裏面材2とこれら両部材間に介在する液吸収体3とを有する生理用ナプキン本体部10と、平面視における該生理用ナプキン本体部10の外周部近くに設けられた連続的な袋状部材11と、該袋状部材11の内部に通されその両端部が前記袋状部材11の外部に対向して取り出された紐状部材12とを有する。
【選択図】 図1A
Description
本発明は、廃棄処理をする際に、清潔かつコンパクトに折りたたむことができる生理用ナプキンに関する。
従来より、液透過性の表面材と液不透過性の裏面材との間に液吸収体を介在させた生理用ナプキンが使用されている。
そして、このような生理用ナプキンは、使用後の廃棄処理において、生理用ナプキンの表面材に付着した体液が手についたりすることがある。
そこで、図5(a)に示すように、表面材1と裏面材2とを有する生理用ナプキン100の両端に紐12を通し、片方に輪15を作ったものが用いられている(特許文献1参照)。このような構成にすると、図5(b)に示すように、使用後の生理用ナプキン100を二つ折りにして廃棄することができるので、生理用ナプキン100の表面材1に付着した体液が手につかなくなる。
実開63−85231号公報
しかしながら、上記特許文献1の構成においては、生理用ナプキンから輪が出ているので、生理用ナプキンの外観上の見栄えが良くない。また、使用時において生理用ナプキンに通した紐が使用者の肌に直接触れて不快感を生じさせるおそれがある。さらに、生理用ナプキンの折りたたみが不完全でコンパクトにならず、廃棄後にはもとの形状に戻ってかさばるため、廃棄することが容易でない。
また、上記特許文献1の構成においては、折りたたむ際に生理用ナプキン本体部の一部を手で固定しながら紐を引っ張らなければならないため、生理用ナプキンの使用面に手が触れてしまい、清潔に廃棄処理できないおそれがある。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、使用時において紐が直接使用者の肌に触れないと共に、使用後において容易にコンパクトに折りたたむことができ、清潔に廃棄処理できる生理用ナプキンを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の生理用ナプキンは、液透過性の表面材と液不透過性の裏面材とこれら両部材間に介在する液吸収体とを有する生理用ナプキン本体部と、 平面視における該生理用ナプキン本体部の外周部近くに設けられた連続的な袋状部材と、該袋状部材の内部に通されその両端部が前記袋状部材の外部に対向して取り出された紐状部材とを有する。
このような構成とすると、使用後において前記紐状部材の各端部(一端と他端)を反対方向に引っ張ることにより、生理用ナプキンの体液の付着した面が生理用ナプキンの前端部及び後端部に覆われる。したがって、生理用ナプキンの体液の付着した面が使用者の手に触れなくなり、清潔に廃棄処理することができるようになる。
また、紐状部材が連続的な袋状部材の内部に通されているので、紐状部材が直接使用者の肌に触れず、使用者を不快にさせない。
本発明の生理用ナプキンは、前記紐状部材が前記生理用ナプキン本体部の前端部から取り出されていてもよい。
一方、本発明の生理用ナプキンは、前記袋状部材が平面視における前記裏面材の外周手前に沿って設けられていてもよい。
このような構成とすると、前記袋状部材が使用者の肌に触れることがさらに防止される。
本発明の生理用ナプキンは、前記袋状部材の長手方向略中央部の幅を前記袋状部材の長手方向略中央部以外の幅よりも狭くしてもよい。
このような構成とすると、生理用ナプキンの体液の付着した面が生理用ナプキンの前端部及び後端部に覆われやすくなって、生理用ナプキンの体液の付着した面が使用者の手に触れなくなるため、清潔に廃棄処理することができるようになる。
また、本発明の生理用ナプキンは、前記袋状部材の一部が、平面視における生理用ナプキン本体部の外側へ張り出していてもよい。
このような構成とすると、生理用ナプキン本体部の外側へ張り出した部分から前端部や後端部が***して倒伏しやすくなり、生理用ナプキンの体液の付着した面が生理用ナプキンの前端部や後端部に覆われやすくなって、生理用ナプキンの体液の付着した面が使用者の手に触れなくなるため、清潔に廃棄処理することができるようになる。
さらに、前記袋状部材の平面視における生理用ナプキン本体部の外側へ張り出している部分が、生理用ナプキン本体部の長手方向中央部よりも後端部寄りに位置していてもよい。
このような構成とすると、生理用ナプキン本体部の長手方向中央部よりも後端部寄りに位置した生理用ナプキン本体部の外側へ張り出した部分から、後端部がさらに***して倒伏しやすくなる。したがって、生理用ナプキンの体液の付着した面が生理用ナプキンの後端部に覆われやすくなって、生理用ナプキンの体液の付着した面が使用者の手に触れなくなるため、清潔に廃棄処理することができるようになる。
本発明の生理用ナプキンは、液透過性の表面材と、液不透過性の裏面材と、これら両部材間に介在する液吸収体と、を有する生理用ナプキンにおいて、平面視における該生理用ナプキンの外縁内部が連続的な袋部を形成し、該袋部の内部に紐状部材を通し、該紐状部材の両端部が前記袋部の外部に取り出されている。
このような構成とすると、連続した袋状部材を生理用ナプキン本体部に取り付ける必要がなくなるので、部品点数が減り、生理用ナプキンの製造が容易になる。
本発明の生理用ナプキンは、前記袋部の内部に袋状部材を設け、該袋状部材の内部に紐状部材を通してもよい。
このような構成とすると、排出された体液が生理用ナプキンの内部に浸透しても袋状部材にしみこまず、紐状部材のすべりが悪くならない。
本発明の生理用ナプキンは、前記紐状部材の両端部に膨出部が設けられていてもよい。
このような構成とすると、使用者が紐状部材を持ちやすくなると共に、この膨出部によって紐状部材が袋状部材又は袋部に入り込こむことが防止されるようになる。
本発明の生理用ナプキンは、使用時において紐が直接使用者の肌に触れないと共に、使用後において容易にコンパクトに折りたたむことができ、生理用ナプキンを清潔に廃棄処理できるという効果を奏する。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1Aは、本発明の第1実施形態に係る生理用ナプキンを示す図であって、図1A(a)は本実施形態の生理用ナプキンの構成を示す表面図であり、図1A(b)は図1A(a)のA−A線に沿って切断した状態を示す断面図であって、図1A(c)は図1A(a)のB−B線に沿って切断した状態を示す断面図である。図1Bは、第1実施形態の生理用ナプキンの構成を示す裏面図である。図2A乃至図2Dは、第1実施形態の生理用ナプキンの廃棄処理時における形状の変化を示す斜視図である。
(第1実施形態)
図1Aは、本発明の第1実施形態に係る生理用ナプキンを示す図であって、図1A(a)は本実施形態の生理用ナプキンの構成を示す表面図であり、図1A(b)は図1A(a)のA−A線に沿って切断した状態を示す断面図であって、図1A(c)は図1A(a)のB−B線に沿って切断した状態を示す断面図である。図1Bは、第1実施形態の生理用ナプキンの構成を示す裏面図である。図2A乃至図2Dは、第1実施形態の生理用ナプキンの廃棄処理時における形状の変化を示す斜視図である。
図1A乃至図1Bに示すように、本実施形態の生理用ナプキン100は、表面材1と、裏面材2と、これら両面に挟まれた液吸収体3と、前記裏面材2に設けられた連続的な袋状部材(以下、袋状部材)11と、該袋状部材11の内部に通された紐(紐状部材)12とを含んで構成される。
表面材1は、その前端部Fと後端部Rとが弧状に形成され、前端部Fと後端部Rとをつなぐ部分が略直線状になった長形に形成されている。ここで、前端部Fとは使用者が生理用ナプキン100を使用する際に人体の前面に位置する側を意味し、後端部Rとは使用者が生理用ナプキン100を使用する際に人体の背面に位置する側を意味する。また、前端部Fと後端部Rとの意味は、後述する裏面材2、本体部10、袋状部材11などにおいても同様に用いられる。表面材1は、排出された体液が生理用ナプキン100の外部に流れ出るのを防止するため、溝4が設けられている。表面材1は、透液性シートで構成される。ここで、この透液性シートとしては、排出された体液が速やかに浸透するよう、多数の穴が設けられたり、エンボス加工が施されたりしても良い。また、上記透液性シートの材料としては、排出された体液を透過する材料であれば、特に制限なく公知のものを用いることができる。例えば、不織布、多孔性プラスチックフィルムなどを用いることができる。しかし、上記に示した表面材1の構成は一例であって、これに限定されるものではない。たとえば、表面材1の形状や、溝の形成の有無及び溝の形状などは、上記のものに限定されない。
裏面材2は、前記表面材1とほぼ重なるような形状に形成されている。すなわち、裏面材2は、その前端部Fと後端部Rとが弧状に形成され、前端部Fと後端部Rとをつなぐ部分が略直線状になった長形に形成されている。また、裏面材2には粘着面5が形成されている。この粘着面5は、例えば、ホットメルト接着剤を塗布することにより形成される。そして、この粘着面5は、剥離紙(図示せず)により被覆されている。裏面材2は、不透液性シートで構成される。ここで、この不透液性シートの材料としては、排出された体液を透過しない材料であれば、特に制限なく公知のものを用いることができる。例えば、防水処理を施した不織布、ポリエチレンなどから構成されるプラスチックフィルム、不織布とプラスチックフィルムとの複合材料などを用いることができる。しかし、上記に示した裏面材2の構成は一例であって、これに限定されるものではない。例えば、裏面材2の形状や、粘着面5の配置などは、上記のものに限定されない。
液吸収体3は、中すぼみの繭型の形状をなしている。液吸収体3は、前記表面材1と、前記裏面材2との間に挟みこむようにして介在されている。ここで、液吸収体3を表面材1と裏面材2との間に介在させる方法としては、例えば、液吸収体3を表面材1と裏面材2との間に挟んだ後、表面材1と裏面材2との外縁部をホットメルト接着剤で接着させる方法などを用いることができる。ここで、図1A(b),(c)に示すように、液吸収体3が、表面材1と裏面材2との間に挟みこむように介在されて構成された部分を、生理用ナプキン本体部(以下、本体部)10という。また、液吸収体3の材料としては、排出された体液を吸収する材料であれば、特に制限なく公知のものを用いることができる。例えば、吸水性繊維、吸水性繊維と吸水性ポリマーとの混合物などを用いることができる。ここで、吸水性繊維などに吸水性ポリマーを混合させると、体液が吸水性ポリマーによって保持されながら、吸水性繊維によって体液が吸収されるようになる。しかし、上記に示した液吸収体3の構成は一例であって、これに限定されるものではない。液吸収体3の形状は、上記のものに限定されず、例えば、長方形状に形成されていてもよい。
袋状部材11は、前記裏面材2の外周部にほぼ沿うようにして取り付けられている。ここで、袋状部材11は、図1A(b)、(c)に示すように、断面形状が扁平に押しつぶされた筒状になっている。しかし、袋状部材11の断面形状はこれに限定されない。すなわち、その内部空間に後述する紐12を通すことができる断面形状を有していればよい。袋状部材11は、本体部10が***し倒伏しやすいよう、平面視においてその一部が表面材1及び裏面材2から張り出した部分(張り出し部11a)を有するようにして形成されている。張り出し部11aは、本体部10の後端部Rの弧状部終端から長手方向中央部にかけて位置している。すなわち、張り出し部11aは、生理用ナプキン100の形状変化を容易にするため、本体部10の長手方向中央部よりも後端部R寄りに位置している。
また、袋状部材11は、本体部10の弧状部に沿って湾曲する弧状に形成されると共に、該袋状部材11の前端部Fの短手方向中央部において対向するようにして、開口部11bが設けられている。ここで、開口部11bが対向するようにして設けられているのは、後述する紐12で結び目を作りやすくするためである。本実施形態においては、開口部11bは袋状部材11の前端部Fに設けられているが、その他の部分、例えば、袋状部材11の後端部Rや、袋状部材11の長手方向中央部の左側又は右側に設けられていてもよい。
そして、袋状部材11は、不透液性シートで構成される。ここで、この不透液性シートの材料としては、排出された体液を透過しない材料であれば、特に制限なく公知のものを用いることができる。例えば、防水処理を施した不織布、ポリエチレンなどから構成されるプラスチックフィルム、不織布とプラスチックフィルムとの複合材料などを用いることができる。このように、袋状部材11を不透液性シートで構成すると、排出された体液が袋状部材11にしみこまず、後述する紐12のすべりが悪くならない。
また、袋状部材11を裏面材2に取り付ける方法としては、例えば、筒状の不透液性シートを本体部10の弧状部に沿うよう弧状に湾曲させ、本体部10の前端部Fの短手方向中央部に開口部11bが位置するような形状に形成した後、ホットメルト接着剤を用いて本体部10の裏面材2に取り付ける方法が挙げられる。また、他の方法としては、帯状の不透液性シートを長手方向に二つ折りにし、これを長手方向端部がくっつかないように湾曲させた後、二つ折りにした短手方向の解離部分を生理用ナプキンの裏面材2に縫い付ける方法などを用いることもできる。
紐12は、前記袋状部材11の内部に通されている。紐12は、図1A(b)、(c)に示すように、断面形状が丸状のものを用いる。ここで、紐12は、使用者の肌への刺激を少なくするため、その断面形状を扁平状にしたり、柔軟な材料を用いて構成したりすることもできる。また、該紐12の両端部は、図1Bに示すように、前記袋状部材11の前記相対向した開口部11bから袋状部材11の外部へと取り出されている。そして、この紐12の相対向した両端部(一端と他端)をくくるようにして結び目を形成している。ここで、本実施形態の生理用ナプキン100においてはあらかじめ結び目が形成されているが、使用前には結び目が形成されておらず、使用後において廃棄処理をする際に、使用者が結び目を形成できるような構成としてもよい。また、紐12の両端部には、それぞれ膨出部としてのタグ13が取り付けられている。このタグ13を取り付けることにより、使用者が紐12を持ちやすくなると共に、紐12が袋状部材11の内部に入り込むことが防止される。ここで、紐12が袋状部材11の内部に入り込まないようにするためには、他の構成を採用することも可能である。例えば、紐12の各端部で結び目を作ったりしてもよい。
上記のように構成された生理用ナプキン100の使用方法について、簡単に説明する。
まず、使用者は、裏面材2の粘着面5に被覆された剥離紙をはがし、生理用ナプキン10の前端部Fがショーツの前面に位置するようにして、粘着面5をショーツへと付着させる。そして、そのショーツを着衣することによって、使用者は、生理用ナプキン100を使用する。
次に、本実施形態の生理用ナプキン100の廃棄処理時における形状の変化について、図2A乃至図2Dを参照しながら説明する。
図2Aに示すように、使用者は、生理用ナプキン100の使用後において廃棄処理をする際に、袋状部材11の相対向した開口部11bから取り出された紐12の各端部(一端と他端)をそれぞれ反対方向へと引っ張るようにする。
すると、図2Bに示すように、本体部10の前端部F及び後端部Rが表面材(体液の付着した面)1に向かって***しはじめる。ここで、本体部10の長手方向中央部よりも後端部R寄りの張り出し部分11aにおいて、本体部10の***が顕著となる。この際、本体部10前端部F及び後端部Rが***するのに伴って、裏面材2の粘着面5がショーツ(図示せず)からはがれてゆく。
次に、紐12の一端と他端とをさらに締め付けるようにしてそれぞれ反対方向へと引っ張ると、図2Cに示すように、本体部10の前端部F及び後端部Rがそれ以上***しなくなった後、まず、生理用ナプキン100の体液の付着した面に向かって本体部10の前 端部Fが倒伏しはじめる。次に、生理用ナプキン100の体液の付着した面に向かって本体部10の後端部Rが倒伏しはじめる。
そして、これ以上締め付けることができないほどに紐12の一端と他端とを反対方向へと引っ張ると、図2Dに示すように、先に倒伏し終わった本体部10の前端部Fに覆いかぶさるようにして本体部10の後端部Rが倒伏し、生理用ナプキン100の前端部F及び後端部Rが生理用ナプキン100の体液の付着した面を覆うようにして丸まる。
以上のように、本実施形態の生理用ナプキン100では、紐12が袋状部材11の内部に通されているので、使用時において紐12が使用者の肌に触れなくなり、使用者が不快な思いをしなくなる。
また、本実施形態の生理用ナプキン100においては、袋状部材11の相対向した開口部11bから紐12の各端部がそれぞれ取り出されているので、本体部10に触れることなく紐12を引っ張ることができる。
さらに、本実施形態の生理用ナプキン100においては、袋状部材11の相対向した開口部11bから取り出された紐12の一端と他端とをそれぞれ引っ張ることにより、本体部10の前端部F及び後端部Rが***する。それに伴って、裏面材2の粘着面5がショーツからはがれてゆくので、生理用ナプキン100をショーツから取りはずすことが容易になる。
また、本実施形態の生理用ナプキン100においては、生理用ナプキン100の前端部F及び後端部Rが生理用ナプキン100の体液の付着した面を覆うようにして丸まるので、生理用ナプキン100の廃棄時において、生理用ナプキン100における体液が付着した面が露出しなくなり、使用者の手に体液が付着しなくなる。したがって、使用後の生理用ナプキン100を清潔に廃棄処理することができるようになる。
(第2実施形態)
図3Aは、本発明の第2実施形態に係る生理用ナプキンを示す図であって、図3A(a)は本実施形態の生理用ナプキンの構成を示す表面図であり、図3A(b)は図3A(a)のC−C線に沿って切断した状態を示す断面図である。図3Bは、第2実施形態の生理用ナプキンの構成を示す裏面図である。図3A及び図3Bにおいて、図1A及び図1Bと同一又は相当する部分には同一符号を付して、その説明を省略する。
(第2実施形態)
図3Aは、本発明の第2実施形態に係る生理用ナプキンを示す図であって、図3A(a)は本実施形態の生理用ナプキンの構成を示す表面図であり、図3A(b)は図3A(a)のC−C線に沿って切断した状態を示す断面図である。図3Bは、第2実施形態の生理用ナプキンの構成を示す裏面図である。図3A及び図3Bにおいて、図1A及び図1Bと同一又は相当する部分には同一符号を付して、その説明を省略する。
図3A及び図3Bに示すように、本実施形態の生理用ナプキン100では、袋状部材11が裏面材2に取り付けられている。ここで、袋状部材11は、図3Bに示すように、生理用ナプキン100の外縁からはみ出さないようにして、本体部10における裏面材2の外周手前に取り付けられている。また、袋状部材11の長手方向略中央部の幅は、袋状部材11の長手方向略中央部以外の幅よりも狭くなっている。ここで、袋状部材11は、本体部10の弧状部に沿って湾曲すると共に、該袋状部材11の前端部Fの短手方向中央部において対向するようにして、開口部11bが設けられている。そして、袋状部材11の内部に紐12が通されると共に、前記相対向した開口部11bから紐12の各端部が袋状部材11の外部へと取り出されている。
次に、本実施形態の生理用ナプキン100の廃棄処理時における形状の変化について説明する。
本実施形態の生理用ナプキン100について、袋状部材11の相対向した開口部11bから取り出された紐12の各端部(一端と他端)をそれぞれ反対方向へと引っ張ると、本体部10の前端部F及び後端部Rが表面材(体液の付着した面)1に向かって***しはじめる。ここで、本体部10の前端部F及び後端部Rが***するのに伴って、裏面材2の粘着面5がショーツからはがれてゆく。
そして、これ以上締め付けることができないほどに紐12の一端と他端とをそれぞれ反対方向へと引っ張ると、生理用ナプキン100の前端部F及び後端部Rが生理用ナプキン100の体液の付着した面を覆うようにして丸まる。
以上のように、本実施形態の生理用ナプキン100では、裏面材2に袋状部材11が設けられており、この袋状部材11の内部に紐12が通されているので、袋状部材11及び袋状部材11の内部に通された紐12が直接使用者の肌に触れず、使用者を不快にさせない。
また、本体部10が***するのに伴って、裏面材2の粘着面5がショーツからはがれてゆくので、生理用ナプキン100をショーツから取りはずすことが容易になる。
さらに、生理用ナプキン100の使用後においては、上記第1実施形態と同様に、廃棄時において生理用ナプキン100の体液の付着した面が露出していないので、表面材1に付着した体液が使用者の手に付着することがなくなる。したがって、生理用ナプキン100を清潔に廃棄処理することができるようになる。
(第3実施形態)
図4Aは、本発明の第3実施形態に係る生理用ナプキンを示す図であって、図4A(a)は本実施形態の生理用ナプキンの構成を示す表面図であり、図4A(b)は図4A(a)のD−D線で切断した状態を示す断面図であって、図4A(c)は図4A(a)のE−E線で切断した状態を示す断面図である。図4Bは、第3実施形態の生理用ナプキンの構成を示す裏面図である。図4A及び図4Bにおいて、図1A及び図1Bと同一又は相当する部分には同一符号を付して、その説明を省略する。
(第3実施形態)
図4Aは、本発明の第3実施形態に係る生理用ナプキンを示す図であって、図4A(a)は本実施形態の生理用ナプキンの構成を示す表面図であり、図4A(b)は図4A(a)のD−D線で切断した状態を示す断面図であって、図4A(c)は図4A(a)のE−E線で切断した状態を示す断面図である。図4Bは、第3実施形態の生理用ナプキンの構成を示す裏面図である。図4A及び図4Bにおいて、図1A及び図1Bと同一又は相当する部分には同一符号を付して、その説明を省略する。
図4A及び図4Bに示すように、本実施形態の生理用ナプキン100では、前記第1実施形態のように袋状部材11が本体部10と独立して設けられておらず、前記表面材1と前記裏面材2との接合部分に袋部14が形成されている。袋部14は、本体部10の外周内部にわたって連続的に形成されている。ここで、袋部14は、生理用ナプキン100の前端部F及び後端部Rにおいて、前記表面材1と前記裏面材2との間に介在された液吸収体3と本体部10の外周との距離が短くなるように形成されている。一方、袋部14は、生理用ナプキン100の長手方向中間部において前記表面材1と前記裏面材2との間に介在された液吸収体3と本体部10の外周との距離が広くなるように形成されている。また、袋部14には、該袋部14の前端部Fの短手方向中央部において対向するように開口部14bが設けられている。そして、その袋部14の内部に紐12が通されると共に、上記相対向した開口部14bから紐12の各端部が袋部14の外部へ取り出されている。換言すると、本体部10の外周内部における、表面材1と裏面材2と液吸収体3とで形成された空間(袋部14)の内部に、紐12が通されている。
次に、本実施形態の生理用ナプキン100の廃棄処理時における形状の変化について説明する。
本実施形態の生理用ナプキン100について、袋部14の相対向した開口部14bから取り出された紐12の各端部(一端と他端)をそれぞれ反対方向へと引っ張ると、本体部10の前端部F及び後端部Rが表面材(体液の付着した面)1に向かって***しはじめる。ここで、本体部10の前端部F及び後端部Rが***するのに伴って、裏面材2の粘着面5がショーツからはがれてゆく。
そして、これ以上締め付けることができないほどに紐12の一端と他端とを反対方向へと引っ張ると、生理用ナプキン100の前端部F及び後端部Rが生理用ナプキン100の体液の付着した面を覆うようにして丸まる。
以上のように、本実施形態の生理用ナプキン100では、袋部14の内部に紐12が通されているので、袋部14の内部に通された紐12が直接使用者の肌に触れず、使用者を不快にさせない。
また、本実施形態の生理用ナプキン100は、表面材1と裏面材2とによって袋部14が形成され、袋状部材が本体部10と独立して設けられていないので、構成部材の点数が少なくなって、生理用ナプキン100の製造が容易になる。
さらに、本体部10が***するのに伴って裏面材2の粘着面5がショーツからはがれてゆくので、生理用ナプキン100をショーツから取りはずすことが容易になる。
また、生理用ナプキン100の使用後においては、前記第1実施形態と同様に、廃棄時において生理用ナプキン100の体液の付着した面が露出していないので、表面材1に付着した体液が使用者の手に付着することがなくなる。したがって、生理用ナプキン100を清潔に廃棄処理することができるようになる。
[変形例]
上記第3実施形態の生理用ナプキンにおいては、前記表面材1と前記裏面材2との接合部分に連続的な袋部14が形成されている。一方、本変形例では、本体部10の外周内部の袋部14内に袋状部材(図示せず)を設け、この袋状部材の内部に紐12を通してもよい。換言すると、本体部10の外周内部における、表面材1と裏面材2と液吸収体3とで形成された空間(袋部14)の内部に袋状部材を設け、この袋状部材の内部に紐12を通してもよい。その他の構成については、第3実施形態の生理用ナプキン100と同様である。
[変形例]
上記第3実施形態の生理用ナプキンにおいては、前記表面材1と前記裏面材2との接合部分に連続的な袋部14が形成されている。一方、本変形例では、本体部10の外周内部の袋部14内に袋状部材(図示せず)を設け、この袋状部材の内部に紐12を通してもよい。換言すると、本体部10の外周内部における、表面材1と裏面材2と液吸収体3とで形成された空間(袋部14)の内部に袋状部材を設け、この袋状部材の内部に紐12を通してもよい。その他の構成については、第3実施形態の生理用ナプキン100と同様である。
ここで、上記袋状部材は、不透液性シートで構成される。ここで、この不透液性シートの材料としては、排出された体液を透過しない材料であれば、特に制限なく公知のものを用いることができる。例えば、防水処理を施した不織布、ポリエチレンなどから構成されるプラスチックフィルム、不織布とプラスチックフィルムとの複合材料などを用いることができる。
上記のような構成としても、廃棄処理時においては、第3実施形態の生理用ナプキン100と同様の形状変化をする。
以上のように、本変形例の生理用ナプキン100では、本体部10の外周内部に袋状部材が設けられており、この袋状部材の内部に紐12が通されているので、袋状部材及び袋状部材の内部に通された紐12が直接使用者の肌に触れず、使用者を不快にさせない。
また、本体部10が***するのに伴って、裏面材2の粘着面5がショーツからはがれてゆくので、生理用ナプキン100をショーツから取りはずすことが容易になる。
さらに、生理用ナプキン100の使用後においては、前記第1実施形態と同様に、廃棄時において生理用ナプキン100の体液の付着した面が露出していないので、表面材1に付着した体液が使用者の手に付着することがなくなる。したがって、生理用ナプキン100を清潔に廃棄処理することができるようになる。
また、本変形例の生理用ナプキン100においては、本体部10の外周内部に設けられた袋状部材が不透液性シートで構成され、この袋状部材の内部に紐12を通したため、表面材1上に排出された体液が浸透しても袋状部材にしみこまず、紐12のすべりが悪くならない。
本発明の生理用ナプキンは、使用時において紐が直接使用者の肌に触れず、かつ使用後において容易にコンパクトに折りたたむことができて清潔に廃棄処理できる生理用ナプキンとして有用である。
1 表面材
2 裏面材
3 液吸収体
4 溝
5 粘着部
10 生理用ナプキン本体部(本体部)
11 連続的な袋状部材
11a 張り出し部
11b 開口部
12 紐(紐状部材)
13 タグ(膨出部)
14 連続的な袋部
14b 開口部
100 生理用ナプキン
F 前端部
R 後端部
2 裏面材
3 液吸収体
4 溝
5 粘着部
10 生理用ナプキン本体部(本体部)
11 連続的な袋状部材
11a 張り出し部
11b 開口部
12 紐(紐状部材)
13 タグ(膨出部)
14 連続的な袋部
14b 開口部
100 生理用ナプキン
F 前端部
R 後端部
Claims (9)
- 液透過性の表面材と液不透過性の裏面材とこれら両部材間に介在する液吸収体とを有する生理用ナプキン本体部と、
平面視における該生理用ナプキン本体部の外周部近くに設けられた連続的な袋状部材と、
該袋状部材の内部に通されその両端部が前記袋状部材の外部に対向して取り出された紐状部材と、を有する生理用ナプキン。 - 前記紐状部材が前記生理用ナプキン本体部の前端部から取り出されている、請求項1に記載の生理用ナプキン。
- 前記袋状部材が平面視における前記裏面材の外周手前に沿って設けられた、請求項1又は2に記載の生理用ナプキン。
- 前記袋状部材の長手方向略中央部の幅を前記袋状部材の長手方向略中央部以外の幅よりも狭くした、請求項1〜3のいずれかに記載の生理用ナプキン。
- 前記袋状部材の一部が、平面視における生理用ナプキン本体部の外側へ張り出している、請求項1〜4のいずれかに記載の生理用ナプキン。
- 前記袋状部材の平面視における生理用ナプキン本体部の外側へ張り出している部分が、生理用ナプキン本体部の長手方向中央部よりも後端部寄りに位置している、請求項5に記載の生理用ナプキン。
- 液透過性の表面材と、液不透過性の裏面材と、これら両部材間に介在する液吸収体と、を有する生理用ナプキンにおいて、
平面視における該生理用ナプキンの外縁内部が連続的な袋部を形成し、該袋部の内部に紐状部材を通し、該紐状部材の両端部が前記袋部の外部に取り出された、生理用ナプキン。 - 前記袋部の内部に袋状部材を設け、該袋状部材の内部に紐状部材を通した、請求項7に記載の生理用ナプキン。
- 前記紐状部材の両端部に膨出部を設けた、請求項1〜8のいずれかに記載の生理用ナプキン。
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---|---|---|---|
JP2005271717A JP2007082595A (ja) | 2005-09-20 | 2005-09-20 | 生理用ナプキン |
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JP (1) | JP2007082595A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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-
2005
- 2005-09-20 JP JP2005271717A patent/JP2007082595A/ja active Pending
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