JP2007080620A - 電解液および電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】 サイクル特性を向上させることができる電解液およびそれを用いた電池を提供する。
【解決手段】 正極21と負極22とをセパレータ23を介して積層し巻回した巻回電極体20を電池缶の内部に備える。セパレータ23には電解液が含浸されている。電解液は、1,4−ブタンジオールジメタンスルホネートなどのジスルホン酸エステル誘導体と、メタンスルホン酸ブチルなどのスルホン酸エステル誘導体とを含んでいる。これにより、負極22における電解液の分解反応を抑制することができ、サイクル特性を改善することができるようになっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、添加剤を含む電解液およびそれを用いた電池に関する。
近年、ノート型携帯用コンピュータ,携帯電話あるいはカメラ一体型VTR(ビデオテープレコーダ)などの携帯用電子機器が多く登場し、その小型軽量化が図られている。それに伴い、これらの携帯用電子機器の電源として、軽量で高エネルギー密度を得ることができる二次電池の開発が進められている。高エネルギー密度を得ることができる二次電池としては、例えば、負極活物質として炭素材料などのリチウム(Li)を吸蔵および放出することが可能な材料を用いたリチウムイオン二次電池や、あるいは負極活物質として金属リチウムを用いたリチウム金属二次電池が知られており、電解液には、例えば、炭酸エチレンあるいは炭酸ジメチルなどが適宜用いられている。
これらのうちリチウムイオン二次電池では、充電状態において、負極が強還元剤となるので、電解液が分解されやすくなり、放電容量あるいはサイクル特性などの電池特性が低下してしまう。そこで、従来より、サイクル特性などの電池特性を向上させるために、炭酸ビニレンなどの添加剤を含む電解液が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
国際公開第01/22519号パンフレット 特開2003−197259号公報
しかしながら、これらの電解液による電池特性改善の効果は、未だ十分ではなく、更なる改善が望まれていた。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、サイクル特性を向上させることができる電解液およびそれを用いた電池を提供することにある。
本発明による電解液は、化1に示したジスルホン酸エステル誘導体と、化2に示したスルホン酸エステル誘導体とを含むものである。
Figure 2007080620
(式中、R1,R2はアルキル基を表す。nは正の整数である。)
Figure 2007080620
(式中、R3,R4はアルキル基を表す。)
本発明による電池は、正極および負極と共に電解液を備えたものであって、電解液は、化3に示したジスルホン酸エステル誘導体と、化4に示したスルホン酸エステル誘導体とを含むものである。
Figure 2007080620
(式中、R1,R2はアルキル基を表す。nは正の整数である。)
Figure 2007080620
(式中、R3,R4はアルキル基を表す。)
本発明の電解液によれば、化1に示したジスルホン酸エステル誘導体と、化2に示したスルホン酸エステル誘導体とを含むようにしたので、化学的安定性を向上させることができる。よって、この電解液を用いた本発明の電池によれば、負極における電解液の分解反応を抑制することができ、サイクル特性を向上させることができる。
特に、電解液におけるジスルホン酸エステル誘導体の含有量を5質量%以下とすると共に、スルホン酸エステル誘導体の含有量を5質量%以下とするようにすれば、より高い効果を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本発明の一実施の形態に係る電解液は、例えば、溶媒と、この溶媒に溶解された電解質塩とを含んでいる。
溶媒としては、例えば、炭酸エチレン、炭酸プロピレン、炭酸ビニレン、炭酸ジメチル、炭酸ジエチル、炭酸エチルメチル、4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン、γ−ブチロラクトン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,3−ジオキソラン、4−メチル−1,3−ジオキソラン、ジエチルエーテル、スルホラン、メチルスルホラン、アセトニトリル、プロピオニトリル、酢酸エステル、酪酸エステル、あるいはプロピオン酸エステルなどの非水溶媒が挙げられる。溶媒には、1種を単独で用いてもよく、複数種を混合して用いてもよい。
電解質塩としては、例えば、LiPF6 ,LiBF4 ,LiClO4 ,LiAsF6 ,LiB(C6 5 4 ,CH3 SO3 Li,CF3 SO3 Li,LiClあるいはLiBrなどのリチウム塩が挙げられる。電解質塩には、1種を単独で用いてもよく、複数種を混合して用いてもよい。
電解液は、また、添加剤として、化5に示したジスルホン酸エステル誘導体と、化6に示したスルホン酸エステル誘導体とを含んでいる。これにより、電解液の化学的安定性を高くすることができるようになっている。
Figure 2007080620
Figure 2007080620
化5において、R1,R2は、アルキル基を表す。アルキル基としては、炭素数が1から6のものが好ましい。炭素数が大きいと、電解液の粘度が上昇し、イオン伝導性が低下してしまうからである。具体的には、メチル基,エチル基,プロピル基,ブチル基,ペンチル基あるいはヘキシル基などの直鎖状のアルキル基、または、イソプロピル基,イソブチル基あるいはイソペンチル基などの分岐状のアルキル基が挙げられる。R1,R2は、同一であってもよいし、異なっていてもよい。nの値は、2から6が好ましい。nの値が大きいと、電解液の粘度が上昇し、イオン伝導性が低下してしまうからである。
化6において、R3,R4は、アルキル基を表す。アルキル基としては、炭素数が1から6のものが好ましい。炭素数が大きいと、電解液の粘度が上昇し、イオン伝導性が低下してしまうからである。具体的には、メチル基,エチル基,プロピル基,ブチル基,ペンチル基あるいはヘキシル基などの直鎖状のアルキル基、または、イソプロピル基,イソブチル基あるいはイソペンチル基などの分岐状のアルキル基が挙げられる。R3,R4は、同一であってもよいし、異なっていてもよい。
ジスルホン酸エステル誘導体について具体的に例を挙げれば、化7(1)に示したエチレングリコールジメタンスルホネート、化7(2)に示した1,3−プロパンジオールジメタンスルホネート、化7(3)に示した1,4−ブタンジオールジメタンスルホネート、化7(4)に示した1,6−ヘキサンジオールジメタンスルホネート、化7(5)に示した1,4−ブタンジオールジエタンスルホネート、化7(6)に示した1,4−ブタンジオールジプロパンスルホネート、あるいは化7(7)に示した1,4−ブタンジオールジイソプロパンスルホネートなどがある。
Figure 2007080620
また、スルホン酸エステル誘導体について具体的に例を挙げれば、化8(1)に示したメタンスルホン酸メチル、化8(2)に示したメタンスルホン酸エチル、化8(3)に示したメタンスルホン酸プロピル、化8(4)に示したメタンスルホン酸イソプロピル、化8(5)に示したメタンスルホン酸ブチル、化8(6)に示したメタンスルホン酸ヘキシル、化8(7)に示したエタンスルホン酸ブチル、化8(8)に示したプロパンスルホン酸ブチル、化8(9)に示したイソプロパンスルホン酸ブチル、化8(10)に示したブタンスルホン酸ブチル、あるいは化8(11)に示したヘキサンスルホン酸ブチルなどがある。
Figure 2007080620
ジスルホン酸エステル誘導体の電解液における含有量は、5質量%以下とすることが好ましく、スルホン酸エステル誘導体の電解液における含有量は、5質量%以下とすることが好ましい。これらの含有量が多くなると、電解液の粘度が上昇し、イオン伝導性が低下してしまうからである。
この電解液は、例えば、次のようにして二次電池に用いられる。
(第1の二次電池)
図1は第1の二次電池の断面構造を表すものである。この二次電池は、いわゆる円筒型といわれるものであり、ほぼ中空円柱状の電池缶11の内部に、帯状の正極21と負極22とがセパレータ23を介して巻回された巻回電極体20を有している。電池缶11は、例えばニッケル(Ni)のめっきがされた鉄(Fe)により構成されており、一端部が閉鎖され他端部が開放されている。電池缶11の内部には、巻回電極体20を挟むように巻回周面に対して垂直に一対の絶縁板12,13がそれぞれ配置されている。
電池缶11の開放端部には、電池蓋14と、この電池蓋14の内側に設けられた安全弁機構15および熱感抵抗素子(Positive Temperature Coefficient;PTC素子)16とが、ガスケット17を介してかしめられることにより取り付けられており、電池缶11の内部は密閉されている。電池蓋14は、例えば、電池缶11と同様の材料により構成されている。安全弁機構15は、熱感抵抗素子16を介して電池蓋14と電気的に接続されており、内部短絡あるいは外部からの加熱などにより電池の内圧が一定以上となった場合にディスク板15Aが反転して電池蓋14と巻回電極体20との電気的接続を切断するようになっている。熱感抵抗素子16は、温度が上昇すると抵抗値の増大により電流を制限し、大電流による異常な発熱を防止するものである。ガスケット17は、例えば、絶縁材料により構成されており、表面にはアスファルトが塗布されている。
巻回電極体20の中心には例えばセンターピン24が挿入されている。巻回電極体20の正極21にはアルミニウム(Al)などよりなる正極リード25が接続されており、負極22にはニッケルなどよりなる負極リード26が接続されている。正極リード25は安全弁機構15に溶接されることにより電池蓋14と電気的に接続されており、負極リード26は電池缶11に溶接され電気的に接続されている。
図2は図1に示した巻回電極体20の一部を拡大して表すものである。正極21は、例えば、対向する一対の面を有する正極集電体21Aの両面に正極活物質層21Bが設けられた構造を有している。なお、図示はしないが、正極集電体21Aの片面のみに正極活物質層21Bを設けるようにしてもよい。正極集電体21Aは、例えば、アルミニウム箔,ニッケル箔あるいはステンレス箔などの金属箔により構成されている。
正極活物質層21Bは、正極活物質として、例えば電極反応物質であるリチウムを吸蔵および放出することが可能な正極材料を含んで構成されている。
リチウムを吸蔵および放出することが可能な正極材料としては、例えば、硫化チタン(TiS2 ),硫化モリブデン(MoS2 ),セレン化ニオブ(NbSe2 )あるいは酸化バナジウム(V2 5 )などのリチウムを含有しない金属硫化物あるいは金属酸化物などが挙げられる。
リチウムを吸蔵および放出することが可能な正極材料としては、また、Lix MIO2 (式中、MIは1種類以上の遷移金属元素を表す。xの値は電池の充放電状態によって異なり、通常、0.05≦x≦1.10である。)で表されるリチウム複合酸化物が挙げられる。遷移金属元素MIとしては、コバルト(Co)、ニッケル、マンガン(Mn)等が好ましい。このようなリチウム複合酸化物について具体的に例を挙げれば、LiCoO2 ,LiNiO2 ,Liy Niz Co1-z 2 (式中、y,zは電池の充放電状態によって異なり、通常0<y<1,0.5<z<1.0である)、あるいはLiMn2 4 などのスピネル型構造を有するリチウムマンガン複合酸化物などがある。更にまた、Liv MIIPO4 (式中、MIIは1種類以上の遷移金属元素を表す。vの値は電池の充放電状態によって異なり、通常、0.05≦v≦1.10である。)で表されるリチウムリン酸化物も挙げられ、具体的には、LiFePO4 などのチウム鉄リン酸化合物などがある。
正極活物質層21Bは、必要に応じて導電剤あるいは結着剤を含んでいてもよい。導電剤としては、例えば、黒鉛,カーボンブラックあるいはケッチェンブラックなどの炭素材料が挙げられ、1種または2種以上が混合して用いられる。また、炭素材料の他にも、導電性を有する材料であれば金属材料あるいは導電性高分子材料などを用いるようにしてもよい。結着剤としては、例えば、スチレンブタジエン系ゴム,フッ素系ゴムあるいはエチレンプロピレンジエンゴムなどの合成ゴム、またはポリフッ化ビニリデンなどの高分子材料が挙げられ、1種または2種以上が混合して用いられる。
負極22は、例えば、対向する一対の面を有する負極集電体22Aの両面に負極活物質層22Bが設けられた構成を有している。なお、図示はしないが、負極集電体22Aの片面のみに負極活物質層22Bを設けるようにしてもよい。負極集電体22Aは、例えば、銅箔,ニッケル箔あるいはステンレス箔などの金属箔により構成されている。
負極活物質層22Bは、負極活物質として、例えば電極反応物質であるリチウムを吸蔵および放出することが可能な負極材料のいずれか1種または2種以上を含んで構成されており、必要に応じて、例えば正極活物質層21Bと同様の導電剤および結着剤を含んでいてもよい。
リチウムを吸蔵および放出することが可能な負極材料としては、例えば、炭素材料が挙げられる。具体的には、人造黒鉛,天然黒鉛,熱分解炭素類,コークス類、グラファイト類、ガラス状炭素類、有機高分子化合物焼結体、繊維状炭素、活性炭、カーボンブラック類あるいは難黒鉛化性炭素などがある。コークス類としては、ピッチコークス、ニードルコークス、石油コークスなどが挙げられる。なお、有機高分子化合物焼結体とは、フェノール類やフラン類などの高分子材料を適当な温度で焼成して炭素化したものをいう。
リチウムを吸蔵および放出することが可能な負極材料としては、また、リチウムを吸蔵および放出することが可能であり、金属元素および半金属元素のうちの少なくとも1種を構成元素として含む負極材料も挙げられる。このような負極材料を用いれば、高いエネルギー密度を得ることができるからである。この負極材料は金属元素あるいは半金属元素の単体でも合金でも化合物でもよく、また、これらの1種または2種以上の相を少なくとも一部に有するようなものでもよい。なお、本発明において、合金には2種以上の金属元素からなるものに加えて、1種以上の金属元素と1種以上の半金属元素とを含むものも含める。また、非金属元素を含んでいてもよい。その組織には固溶体,共晶(共融混合物),金属間化合物あるいはそれらのうちの2種以上が共存するものがある。
この負極材料を構成する金属元素あるいは半金属元素としては、例えば、リチウムと合金を形成可能なマグネシウム(Mg),ホウ素(B),アルミニウム,ガリウム(Ga),インジウム(In),ケイ素(Si),ゲルマニウム(Ge),スズ(Sn),鉛(Pb),ビスマス(Bi),カドミウム(Cd),銀(Ag),亜鉛(Zn),ハフニウム(Hf),ジルコニウム(Zr),イットリウム(Y),パラジウム(Pd)あるいは白金(Pt)が挙げられる。これらは結晶質のものでもアモルファスのものでもよい。
中でも、この負極材料としては、短周期型周期表における4B族の金属元素あるいは半金属元素を構成元素として含むものが好ましく、特に好ましいのはケイ素およびスズの少なくとも一方を構成元素として含むものである。ケイ素およびスズは、リチウムを吸蔵および放出する能力が大きく、高いエネルギー密度を得ることができるからである。
スズの合金としては、例えば、スズ以外の第2の構成元素として、ケイ素,ニッケル,銅(Cu),鉄,コバルト,マンガン,亜鉛,インジウム,銀,チタン(Ti),ゲルマニウム,ビスマス,アンチモン(Sb),およびクロム(Cr)からなる群のうちの少なくとも1種を含むものが挙げられる。ケイ素の合金としては、例えば、ケイ素以外の第2の構成元素として、スズ,ニッケル,銅,鉄,コバルト,マンガン,亜鉛,インジウム,銀,チタン,ゲルマニウム,ビスマス,アンチモンおよびクロムからなる群のうちの少なくとも1種を含むものが挙げられる。
スズの化合物あるいはケイ素の化合物としては、例えば、酸素(O)あるいは炭素(C)を含むものが挙げられ、スズまたはケイ素に加えて、上述した第2の構成元素を含んでいてもよい。
なお、この負極材料は、上述したリチウムを吸蔵および放出することが可能な炭素材料と共に用いるようにしてもよい。炭素材料は、充放電時に生じる結晶構造の変化が非常に少なく、これらを共に用いるようにすればようにすれば、高エネルギー密度を得ることができると共に、優れたサイクル特性を得ることができるので好ましい。また、炭素材料は、導電剤としても機能するので好ましい。
リチウムを吸蔵および放出することが可能な負極材料としては、更に、他の金属化合物あるいは高分子材料も挙げられる。他の金属化合物としては、酸化鉄,酸化ルテニウム,酸化モリブデン,酸化タングステン,酸化チタンあるいは酸化スズなどの酸化物、硫化ニッケルあるいは硫化モリブデンなどの硫化物、または窒化リチウムなどの窒化物が挙げられ、高分子材料としてはポリアセチレンあるいはポリピロールなどが挙げられる。
セパレータ23は、正極21と負極22とを隔離し、両極の接触による電流の短絡を防止しつつ、リチウムイオンを通過させるものである。セパレータ23は、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、ポリプロピレンあるいはポリエチレンなどよりなる合成樹脂製の多孔質膜、またはセラミック製の不織布などの無機材料よりなる多孔質膜により構成されており、これらの2種以上の多孔質膜を積層した構造とされていてもよい。
セパレータ23には、上述した電解液が含浸されている。これにより、負極22における電解液の分解反応を抑制することができ、サイクル特性を向上させることができるようになっている。
この二次電池は、例えば、次のようにして製造することができる。
まず、例えば、正極活物質と、導電剤と、結着剤とを混合して正極合剤を調製し、この正極合剤をN−メチル−2−ピロリドンなどの溶剤に分散させてペースト状の正極合剤スラリーとする。続いて、この正極合剤スラリーを正極集電体21Aに塗布し溶剤を乾燥させたのち、ロールプレス機などにより圧縮成型して正極活物質層21Bを形成し、正極21を作製する。
また、例えば、負極活物質と、結着剤とを混合して負極合剤を調製し、この負極合剤をN−メチル−2−ピロリドンなどの溶剤に分散させてペースト状の負極合剤スラリーとする。続いて、この負極合剤スラリーを負極集電体22Aに塗布し溶剤を乾燥させたのち、ロールプレス機などにより圧縮成型して負極活物質層22Bを形成し、負極22を作製する。
次いで、正極集電体21Aに正極リード25を溶接などにより取り付けると共に、負極集電体22Aに負極リード26を溶接などにより取り付ける。そののち、正極21と負極22とをセパレータ23を介して巻回し、正極リード25の先端部を安全弁機構15に溶接すると共に、負極リード26の先端部を電池缶11に溶接して、巻回した正極21および負極22を一対の絶縁板12,13で挟み電池缶11の内部に収納する。正極21および負極22を電池缶11の内部に収納したのち、電解液を電池缶11の内部に注入し、セパレータ23に含浸させる。そののち、電池缶11の開口端部に電池蓋14,安全弁機構15および熱感抵抗素子16をガスケット17を介してかしめることにより固定する。これにより、図1に示した二次電池が完成する。
この二次電池では、充電を行うと、例えば、正極活物質層21Bからリチウムイオンが放出され、電解液を介して負極活物質層22Bに吸蔵される。また、放電を行うと、例えば、負極活物質層22Bからリチウムイオンが放出され、電解液を介して正極活物質層21Bに吸蔵される。その際、電解液には、化5に示したジスルホン酸エステル誘導体と、化6に示したスルホン酸エステル誘導体とが含まれているので、電解液の化学的安定性が向上し、負極22における電解液の分解反応が抑制される。
このように本実施の形態によれば、電解液に化5に示したジスルホン酸エステル誘導体と、化6に示したスルホン酸エステル誘導体とを含むようにしたので、電解液の化学的安定性を向上させることができ、サイクル特性を向上させることができる。
特に、電解液におけるジスルホン酸エステル誘導体の含有量を5質量%以下とすると共に、スルホン酸エステル誘導体の含有量を5質量%以下とするようにすれば、より高い効果を得ることができる。
(第2の二次電池)
図3は、第2の二次電池の構成を表すものである。この二次電池は、いわゆるラミネートフィルム型といわれるものであり、正極リード31および負極リード32が取り付けられた巻回電極体30をフィルム状の外装部材40の内部に収容したものである。
正極リード31および負極リード32は、外装部材40の内部から外部に向かい例えば同一方向にそれぞれ導出されており、アルミニウム,銅,ニッケルあるいはステンレスなどの金属材料によりそれぞれ構成されている。
外装部材40は、例えば、ナイロンフィルム,アルミニウム箔およびポリエチレンフィルムをこの順に張り合わせた矩形状のアルミラミネートフィルムにより構成されている。外装部材40は、例えば、ポリエチレンフィルム側と巻回電極体30とが対向するように配設されており、各外縁部が融着あるいは接着剤により互いに密着されている。外装部材40と正極リード31および負極リード32との間には、外気の侵入を防止するための密着フィルム41が挿入されている。密着フィルム41は、正極リード31および負極リード32に対して密着性を有する材料、例えば、ポリエチレン,ポリプロピレン,変性ポリエチレンあるいは変性ポリプロピレンなどのポリオレフィン樹脂により構成されている。
なお、外装部材40は、上述したアルミラミネートフィルムに代えて、他の構造を有するラミネートフィルム,ポリプロピレンなどの高分子フィルムあるいは金属フィルムにより構成するようにしてもよい。
図4は、図3に示した巻回電極体30のI−I線沿った断面構造を表すものである。巻回電極体30は、正極33と負極34とをセパレータ35および電解質層36を介して積層し、巻回したものであり、最外周は保護テープ37により保護されている。
正極33は、正極集電体33Aの片面あるいは両面に正極活物質層33Bが設けられた構造を有している。負極34は、負極集電体34Aの片面あるいは両面に負極活物質層34Bが設けられた構造を有しており、負極活物質層34Bと正極活物質層33Bとが対向するように配置されている。正極集電体33A,正極活物質層33B,負極集電体34A,負極活物質層34Bおよびセパレータ35の構成は、上述した第1の二次電池における正極集電体21A,正極活物質層21B,負極集電体22A,負極活物質層22Bおよびセパレータ23と同様である。
電解質層36は、本実施の形態に係る電解液と、この電解液を保持する保持体となる高分子化合物とを含み、いわゆるゲル状となっている。ゲル状の電解質は高いイオン伝導率を得ることができると共に、漏液を防止することができるので好ましい。電解液の構成は、第1の二次電池と同様である。
高分子化合物としては、例えば、ポリエチレンオキサイドあるいはポリエチレンオキサイドを含む架橋体などのエーテル系高分子化合物、ポリメタクリレートなどのエステル系高分子化合物あるいはアクリレート系高分子化合物、またはポリフッ化ビニリデンあるいはフッ化ビニリデンとヘキサフルオロプロピレンとの共重合体などのフッ化ビニリデンの重合体が挙げられ、これらのうちのいずれか1種または2種以上が混合して用いられる。特に、酸化還元安定性の観点からは、フッ化ビニリデンの重合体などのフッ素系高分子化合物を用いることが望ましい。
この二次電池は、例えば、次のようにして製造することができる。
まず、上述したようにして正極33および負極34を形成したのち、正極33および負極34のそれぞれに、電解液と、高分子化合物と、混合溶剤とを含む前駆溶液を塗布し、混合溶剤を揮発させて電解質層36を形成する。次いで、正極集電体33Aに正極リード31を取り付けると共に、負極集電体34Aに負極リード32を取り付ける。続いて、電解質層36が形成された正極33と負極34とをセパレータ35を介して積層したのち、長手方向に巻回して巻回電極体30を形成する。そののち、例えば、外装部材40の間に巻回電極体30を挟み込み、外装部材40の外縁部同士を熱融着などにより密着させて封入する。その際、正極リード31および負極リード32と外装部材40との間には密着フィルム41を挿入する。これにより、図3および図4に示した二次電池が完成する。
また、この二次電池は、次のようにして作製してもよい。まず、上述したようにして正極33および負極34を作製し、正極33および負極34に正極リード31および負極リード32を取り付けたのち、正極33と負極34とをセパレータ35を介して積層して巻回し、最外周部に保護テープ37を接着して、巻回電極体30の前駆体である巻回体を形成する。次いで、この巻回体を外装部材40に挟み、一辺を除く外周縁部を熱融着して袋状とし、外装部材40の内部に収納する。続いて、電解液と、高分子化合物の原料であるモノマーと、必要に応じて重合開始剤あるいは重合禁止剤などの他の材料とを含む電解質用組成物を用意し、外装部材40の内部に注入したのち、外装部材40の開口部を熱融着して密封する。そののち、必要に応じて熱を加えてモノマーを重合させて高分子化合物とすることにより、ゲル状の電解質層36を形成し、図3,4に示した二次電池を組み立てる。
この二次電池の作用は、上述した第1の二次電池と同様である。
このように第2の二次電池おいても、電解液に、化5に示したジスルホン酸エステル誘導体と、化6に示したスルホン酸エステル誘導体とを含むようにしたので、サイクル特性を向上させることができる。
更に、本発明の具体的な実施例について詳細に説明する。
(実施例1−1)
図1,2に示した円筒型の二次電池を作製した。まず、負極活物質であるコバルト酸リチウム(LiCoO2 )粉末95質量部と、炭酸リチウム粉末(Li2 CO3 )粉末5質量部とを混合し、この混合物94質量部と、導電剤としてケッチェンブラック(アモルファス性炭素粉)3質量部と、結着剤としてポリフッ化ビニリデン3質量部とを混合し、溶剤であるN−メチル−2−ピロリドンに分散させて正極合剤スラリーとした。次いで、この正極合剤スラリーを厚み20μmの帯状のアルミニウム箔よりなる正極集電体21Aの両面に均一に塗布して乾燥させ、圧縮成型して正極活物質層21Bを形成し正極21を作製した。正極21の総厚みは150μmとした。そののち、正極集電体21Aの一端にアルミニウム製の正極リード25を取り付けた。
また、負極活物質として平均粒径30μmの人造黒鉛粉末90質量部と、ポリフッ化ビニリデン10質量部とを混合し、溶剤であるN−メチル−2−ピロリドンに分散させて負極合剤スラリーとした。そののち、この負極合剤スラリーを厚み15μmの帯状銅箔よりなる負極集電体22Aの両面に均一に塗布して乾燥させ、圧縮成型して負極活物質層22Bを形成し負極22を作製した。負極22の総厚みは160μmとした。続いて、負極集電体22Aの一端にニッケル製の負極リード26を取り付けた。
正極21および負極22をそれぞれ作製したのち、微多孔膜よりなるセパレータ23を用意し、負極22,セパレータ23,正極21,セパレータ23の順に積層してこの積層体を渦巻型に多数回巻回することにより、外径17.5mmのジェリーロール型の巻回電極体20を作製した。
巻回電極体20を作製したのち、巻回電極体20を一対の絶縁板12,13で挟み、負極リード26を電池缶11に溶接すると共に、正極リード25を安全弁機構15に溶接して、巻回電極体20をニッケルめっきした鉄製の電池缶11の内部に収納した。続いて、電池缶11の内部に電解液を減圧方式により注入した。電解液には、炭酸エチレンと炭酸ジメチルと炭酸ビニレンとを、炭酸エチレン:炭酸ジメチル:炭酸ビニレン=30:69:1の体積比で混合した混合溶媒に、電解質塩としてLiPF6 を溶解させ、更に添加剤として化5に示したジスルホン酸エステル誘導体および化6に示したスルホン酸エステル誘導体を添加した。ジスルホン酸エステル誘導体は、化7(3)に示した1,4−ブタンジオールジメタンスルホネートとし、スルホン酸エステル誘導体は、化8(5)に示したメタンスルホン酸ブチルとした。また、電解液におけるジスルホン酸エステル誘導体、およびスルホン酸エステル誘導体の含有量は、それぞれ1質量%とし、LiPF6 の濃度は1mol/lとした。
そののち、ガスケット27を介して電池蓋24を電池缶21にかしめることにより、直径18mm、高さ65mmの円筒型の二次電池を作製した。
実施例1−1に対する比較例1−1として、ジスルホン酸エステル誘導体およびスルホン酸エステル誘導体を添加しなかったことを除き、他は実施例1−1と同様にして二次電池を作製した。また、比較例1−2,1−3として、スルホン酸エステル誘導体を添加せず、ジスルホン酸エステル誘導体のみを添加したことを除き、他は実施例1−1と同様にして二次電池を作製した。電解液におけるジスルホン酸エステル誘導体の含有量は、比較例1−2では1質量%とし、比較例1−3では2質量%とした。更に、比較例1−4,1−5として、ジスルホン酸エステル誘導体を添加せず、スルホン酸エステル誘導体のみを添加したことを除き、他は実施例1−1と同様にして二次電池を作製した。電解液におけるスルホン酸エステル誘導体の含有量は、比較例1−4では1質量%とし、比較例1−5では2質量%とした。
作製した実施例1−1および比較例1−1〜5の二次電池について、充放電を行い、サイクル特性を調べた。その際、充電は、500mAの定電流で、電池電圧が4.2Vになるまで行なったのち、4.2Vの定電圧で、充電の総時間が8時間になるまで行い、放電は、300mAの定電流で電池電圧が2.75Vになるまで行った。サイクル特性は、この充放電を繰り返し、2サイクル目の放電容量に対する200サイクル目の放電容量維持率、すなわち、(200サイクル目の放電容量/2サイクル目の放電容量)×100(%)から求めた。結果を表1に示す。
Figure 2007080620
表1から分かるように、1,4−ブタンジオールジメタンスルホネートと、メタンスルホン酸ブチルとを用いた実施例1−1によれば、これらを添加していない比較例1−1、あるいはこれらのいずれかのみを添加した比較例1−2,1−4よりも、放電容量維持率が飛躍的に上昇した。また、1,4−ブタンジオールジメタンスルホネートのみ、あるいはメタンスルホン酸ブチルのみを、それぞれ実施例1−1における1,4−ブタンジオールジメタンスルホネートおよびメタンスルホン酸ブチルの総含有量と同量とした比較例1−3,1−5では、実施例1−1に比べて放電容量維持率の改善効果は低かった。
すなわち、化5に示したジスルホン酸エステル誘導体と、化6に示したジスルホン酸エステル誘導体とを混合して用いるようにすれば、サイクル特性を向上させることができることが分かった。
(実施例2−1〜2−10)
メタンスルホン酸ブチルに代えて、他のスルホン酸エステル誘導体を用いたことを除き、他は実施例1−1と同様にして二次電池を作製した。スルホン酸エステル誘導体は、実施例2−1では、化8(1)に示したメタンスルホン酸メチルとし、実施例2−2では、化8(2)に示したメタンスルホン酸エチルとし、実施例2−3では、化8(3)に示したメタンスルホン酸プロピルとし、実施例2−4では、化8(4)に示したメタンスルホン酸イソプロピルとし、実施例2−5では、化8(6)に示したメタンスルホン酸ヘキシルとし、実施例2−6では、化8(7)に示したエタンスルホン酸ブチルとし、実施例2−7では、化8(8)に示したプロパンスルホン酸ブチルとし、実施例2−8では、化8(9)に示したイソプロパンスルホン酸ブチルとし、実施例2−9では、化8(10)に示したブタンスルホン酸ブチルとし、実施例2−10では、化8(11)に示したヘキサンスルホン酸ブチルとした。
作製した実施例2−1〜2−10の二次電池について、実施例1−1と同様にして、サイクル特性を調べた。結果を表2に示す。
Figure 2007080620
表2から分かるように、他のスルホン酸エステル誘導体を用いた実施例2−1〜2−10においても、実施例1−1と同様に、放電容量維持率が飛躍的に向上した。すなわち、他の化6に示したスルホン酸エステル誘導体を用いるようにしても、サイクル特性を向上させることができることが分かった。
(実施例3−1〜3−6)
1,4−ブタンジオールジメタンスルホネートに代えて、他のジスルホン酸エステル誘導体を用いたことを除き、他は実施例1−1と同様にして二次電池を作製した。ジスルホン酸エステル誘導体は、実施例3−1では、化7(1)に示したエチレングリコールジメタンスルホネートとし、実施例3−2では、化7(2)に示した1,3−プロパンジオールジメタンスルホネートとし、実施例3−3では、化7(4)に示した1,6−ヘキサンジオールジメタンスルホネートとし、実施例3−4では、化7(5)に示した1,4−ブタンジオールジエタンスルホネートとし、実施例3−5では、化7(6)に示した1,4−ブタンジオールジプロパンスルホネートとし、実施例3−6では、化7(7)に示した1,4−ブタンジオールジイソプロパンスルホネートとした。
作製した実施例3−1〜3−6の二次電池について、実施例1−1と同様にして、サイクル特性を調べた。結果を表3に示す。
Figure 2007080620
表3から分かるように、他のジスルホン酸エステル誘導体を用いた実施例3−1〜3−6においても、実施例1−1と同様に、放電容量維持率が飛躍的に向上した。すなわち、他の化5に示したジスルホン酸エステル誘導体を用いるようにしても、サイクル特性を向上させることができることが分かった。
(実施例4−1〜4−4,5−1〜5−4)
実施例4−1〜4−4として、電解液における1,4−ブタンジオールジメタンスルホネートの含有量を変化させたことを除き、他は実施例1−1と同様にして二次電池を作製した。電解液における1,4−ブタンジオールジメタンスルホネートの含有量は、実施例4−1では5質量%とし、実施例4−2では2質量%とし、実施例4−3では0.1質量%とし、実施例4−4では0.01質量%とした。
実施例5−1〜5−4として、電解液におけるメタンスルホン酸ブチルの含有量を変化させたことを除き、他は実施例1−1と同様にして二次電池を作製した。電解液におけるメタンスルホン酸ブチルの含有量は、実施例5−1では5質量%とし、実施例5−2では2質量%とし、実施例5−3では0.1質量%とし、実施例5−4では0.01質量%とした。
作製した実施例4−1〜4−4,5−1〜5−5の二次電池について、実施例1−1と同様にしてサイクル特性を調べた。結果を表4,5に示す。
Figure 2007080620
Figure 2007080620
表4,5から分かるように、放電容量維持率は、電解液における1,4−ブタンジオールジメタンスルホネートの含有量、あるいはメタンスルホン酸ブチルの含有量が多くなるに伴い大きくなり、極大値を示したのち低下する傾向が観られた。
すなわち、電解液における化5に示したジスルホン酸エステル誘導体の含有量を5質量%以下とし、電解液における化6に示したスルホン酸エステル誘導体の含有量を5質量%以下とするようにすれば、好ましいことが分かった。
(実施例6−1〜6−4)
溶媒の組成を代えたことを除き、他は実施例1−1と同様にして二次電池を作製した。溶媒は、実施例6−1では、炭酸エチレン(EC)と、炭酸ジメチル(DMC)と、炭酸エチルメチル(MEC)と、炭酸ビニレン(VC)とを、炭酸エチレン:炭酸ジメチル:炭酸エチルメチル:炭酸ビニレン=30:39:30:1の体積比で混合した混合溶媒とし、実施例6−2では、炭酸エチレンと、炭酸ジメチルと、炭酸ジエチル(DEC)と、炭酸ビニレンとを、炭酸エチレン:炭酸ジメチル:炭酸ジエチル:炭酸ビニレン=30:39:30:1の体積比で混合した混合溶媒とし、実施例6−3では、炭酸エチレンと、炭酸プロピレン(PC)と、炭酸ジメチルと、炭酸ビニレンとを、炭酸エチレン:炭酸プロピレン:炭酸ジメチル:炭酸ビニレン=20:10:69:1の体積比で混合した混合溶媒とし、実施例6−4では、炭酸エチレンと、4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オン(FEC)と、炭酸ジメチルと、炭酸ビニレンとを、炭酸エチレン:4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オン:炭酸ジメチル:炭酸ビニレン=20:10:69:1の体積比で混合した混合溶媒とした。
実施例6−1〜6−4に対する比較例6−1〜6−4として、ジスルホン酸エステル誘導体およびスルホン酸エステル誘導体を添加しなかったことを除き、他は実施例6−1〜6−4と同様にして二次電池を作製した。
作製した実施例6−1〜6−4および比較例6−1〜6−4の二次電池について、実施例1−1と同様にしてサイクル特性を調べた。結果を表6に示す。
Figure 2007080620
表6から分かるように、他の溶媒を用い、1,4−ブタンジオールジメタンスルホネートと、メタンスルホン酸ブチルとを用いた実施例6−1〜6−4によれば、実施例1−1と同様に、1,4−ブタンジオールジメタンスルホネートおよびメタンスルホン酸ブチルを用いなかった比較例6−1〜6−4よりも、それぞれ放電容量維持率が飛躍的に向上した。
すなわち、化5に示したジスルホン酸エステル誘導体と、化6に示したスルホン酸エステル誘導体とを用いるようにすれば、他の溶媒を用いても、サイクル特性を向上させることができることが分かった。
(実施例7−1〜7−4)
コバルト酸リチウム(LiCoO2 )に代えて、他の正極活物質を用いたことを除き、他は実施例1−1と同様にして二次電池を作製した。正極活物質は、実施例7−1では、LiNi0.8 Co0.2 2 とし、実施例7−2ではLiNi0.5 Co0.5 2 とし、実施例7−3,7−4では、LiCoO2 と、LiNi0.8 Co0.2 2 とを、LiCoO2 :LiNi0.8 Co0.2 2 =1:1または1:2の質量比で混合したものとした。
実施例7−1〜7−4に対する比較例7−1〜7−4として、ジスルホン酸エステル誘導体およびスルホン酸エステル誘導体を添加しなかったことを除き、他は実施例7−1〜7−4と同様にして二次電池を作製した。
作製した実施例7−1〜7−4および比較例7−1〜7−4の二次電池について、実施例1−1と同様にしてサイクル特性を調べた。結果を表7に示す。
Figure 2007080620
表7から分かるように、他の正極活物質を用い、1,4−ブタンジオールジメタンスルホネートと、メタンスルホン酸ブチルとを用いた実施例7−1〜7−4によれば、実施例1−1と同様に、1,4−ブタンジオールジメタンスルホネートおよびメタンスルホン酸ブチルを用いなかった比較例7−1〜7−4よりも、それぞれ放電容量維持率が飛躍的に向上した。
すなわち、化5に示したジスルホン酸エステル誘導体と、化6に示したスルホン酸エステル誘導体とを用いるようにすれば、他の正極活物質を用いても、サイクル特性を向上させることができることが分かった。
(実施例8−1〜8−3)
人造黒鉛に代えて、他の負極活物質を用いたことを除き、他は実施例1−1と同様にして二次電池を作製した。負極活物質は、実施例8−1では天然黒鉛とし、実施例8−2では銅−ケイ素合金とし、実施例8−3では銅−スズ合金とした。また、実施例8−2では、銅−ケイ素合金と、導電剤および負極活物質である人造黒鉛と、結着剤としてポリフッ化ビニリデンとを、銅−ケイ素合金:人造黒鉛:ポリフッ化ビニリデン=50:45:5の質量比で混合した負極合剤を用い、実施例8−3では、銅−スズ合金と、導電剤および負極活活物質である人造黒鉛と、結着剤としてポリフッ化ビニリデンとを、銅−スズ合金:人造黒鉛:ポリフッ化ビニリデン=50:45:5の質量比で混合した負極合剤を用いた。
実施例8−1〜8−3に対する比較例8−1〜8−3として、ジスルホン酸エステル誘導体およびスルホン酸エステル誘導体を添加しなかったことを除き、他は実施例8−1〜8−3と同様にして二次電池を作製した。
作製した実施例8−1〜8−3および比較例8−1〜8−3の二次電池について、実施例1−1と同様にしてサイクル特性を調べた。結果を表8に示す。
Figure 2007080620
表8から分かるように、他の負極活物質を用い、1,4−ブタンジオールジメタンスルホネートと、メタンスルホン酸ブチルとを用いた実施例8−1〜8−3によれば、実施例1−1と同様に、1,4−ブタンジオールジメタンスルホネートおよびメタンスルホン酸ブチルを用いなかった比較例8−1〜8−3よりも、それぞれ放電容量維持率が飛躍的に向上した。
すなわち、化5に示したジスルホン酸エステル誘導体と、化6に示したスルホン酸エステル誘導体とを用いるようにすれば、他の負極活物質を用いても、サイクル特性を向上させることができることが分かった。
以上、実施の形態および実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は実施の形態および実施例に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態および実施例では、電極反応物質としてリチウムを用いる電池について説明したが、ナトリウム(Na)あるいはカリウム(K)などの他のアルカリ金属、またはマグネシウムあるいはカルシウム(Ca)などのアルカリ土類金属、またはアルミニウムなどの他の軽金属を用いる場合についても、本発明を適用することができる。その際、電極反応物質を吸蔵および放出することが可能な正極活物質あるいは溶媒などは、その電極反応物質に応じて選択される。
また、上記実施の形態および実施例では、円筒型の二次電池およびラミネートフィルムなどの外装部材を用いた二次電池について具体的に挙げて説明したが、本発明は、コイン型,ボタン型、角型などの他の形状を有する二次電池、または積層構造などの他の構造を有する二次電池についても同様に適用することができる。更に、本発明は、二次電池に限らず、一次電池などの他の電池についても同様に適用することができる。
更にまた、上記実施の形態および実施例では、電解質として電解液、あるいは電解液を高分子化合物などの保持体に保持させたゲル状の電解質を用いる場合について説明したが、これらにイオン伝導性を有する固体電解質を混合物を用いてもよい。
固体電解質には、例えば、イオン伝導性を有する高分子化合物に電解質塩を分散させた高分子固体電解質、またはイオン伝導性ガラスあるいはイオン性結晶などよりなる無機固体電解質を用いることができる。このとき、高分子化合物としては、例えば、ポリエチレンオキサイドあるいはポリエチレンオキサイドを含む架橋体などのエーテル系高分子化合物、ポリメタクリレートあるいはポリアクリレートなどのエステル系高分子化合物を単独あるいは混合して、または分子中に共重合させて用いることができる。また、無機固体電解質としては、窒化リチウムあるいはヨウ化リチウムなどを用いることができる。
本発明の実施の形態に係る第1の二次電池の構成を表す断面図である。 図1に示した二次電池における巻回電極体の一部を拡大して表す断面図である。 本発明の実施の形態に係る第2の二次電池の構成を表す分解斜視図である。 図3に示した巻回電極体のI−I線に沿った構成を表す断面図である。
符号の説明
11…電池缶、12,13…絶縁板、14…電池蓋、15…安全弁機構、15A…ディスク板、16…熱感抵抗素子、17…ガスケット、20,30…巻回電極体、21,33…正極、21A,33A…正極集電体、21B,33B…正極活物質層、22,34…負極、22A,34A…負極集電体、22B,34B…負極活物質層、23,35…セパレータ、24…センターピン、25,31…正極リード、26,32…負極リード、36…電解質層、37…保護テープ、40…外装部材、41…密着フィルム。

Claims (4)

  1. 化1に示したジスルホン酸エステル誘導体と、化2に示したスルホン酸エステル誘導体とを含む
    ことを特徴とする電解液。
    Figure 2007080620
    (式中、R1,R2はアルキル基を表す。nは正の整数である。)
    Figure 2007080620
    (式中、R3,R4はアルキル基を表す。)
  2. 前記ジスルホン酸エステル誘導体の含有量は、5質量%以下であり、前記スルホン酸エステル誘導体の含有量は、5質量%以下であることを特徴とする請求項1記載の電解液。
  3. 正極および負極と共に電解液を備えた電池であって、
    前記電解液は、化3に示したジスルホン酸エステル誘導体と、化4に示したスルホン酸エステル誘導体とを含む
    ことを特徴とする電池。
    Figure 2007080620
    (式中、R1,R2はアルキル基を表す。nは正の整数である。)
    Figure 2007080620
    (式中、R3,R4はアルキル基を表す。)
  4. 前記電解液における前記ジスルホン酸エステル誘導体の含有量は、5質量%以下であり、前記スルホン酸エステル誘導体の含有量は、5質量%以下であることを特徴とする請求項3記載の電池。
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