JP2007074279A - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 スムーズ且つ容易に追尾撮影に切り替え可能とすることにある。
【解決手段】 撮像装置は、撮像した画像データから追尾候補オブジェクトを検出し、検出した追尾候補オブジェクトから任意の追尾候補オブジェクトを選択する(ステップS406、S407)。次に、選択した追尾候補オブジェクトを追尾対象オブジェクトとして設定し(ステップS408)、追尾対象オブジェクトを追尾撮影する第1のモードに遷移する(ステップS409)。
【選択図】 図4

Description

本発明は、撮像した画像データ内の任意のオブジェクトの追尾撮影を行なうことが可能な撮像装置及びその制御方法に関するものである。
撮影の自動化によるコスト削減やカメラマンの負担軽減などを目的として、撮像装置の自動追尾技術が研究・開発されている。例えば特許文献1には、被写体の顔領域を検出して自動追尾を行う方式が開示されている。追尾技術そのものは古くから研究開発がなされている。例えば特許文献2に開示されている色、輪郭、動き情報に基づく方式、特許文献3に開示されている相関演算に基づく方式等、様々な方式が提案されている。
特開平5−219421号公報 特開平4−326677号公報 特開平5−075909号公報
しかしながら、放送向け撮像装置の自動追尾技術については多くの方式が提案されているが、実際の使用に際しては制約が存在し、必ずしも満足の行く追尾性能を発揮するとは限らない。従ってカメラマンによる手動撮影と追尾撮影を切り替えて使用できることが望ましい。
そこで、本発明の目的は、スムーズ且つ容易に追尾撮影に切り替え可能とすることにある。
本発明の撮像装置の第1の態様は、被写体を撮像する撮像手段と、前記撮像手段より出力される画像データから追尾候補オブジェクトを検出する検出手段と、前記検出手段により検出された追尾候補オブジェクトから任意の追尾候補オブジェクトを選択する選択手段と、前記選択手段により選択された追尾候補オブジェクトを追尾対象オブジェクトとして設定する設定手段と、前記設定手段により設定された追尾対象オブジェクトを追尾撮影する第1のモードに遷移させる制御手段とを有することを特徴とする。
本発明の撮像装置の第2の態様は、被写体を撮像する撮像手段と、前記撮像手段より出力される画像データから追尾候補オブジェクトを検出する検出手段と、前記検出手段により検出された追尾候補オブジェクトのうち所定の条件を満たす追尾候補オブジェクトを追尾対象オブジェクトとして設定する設定手段と、前記設定手段により設定された追尾対象オブジェクトを追尾撮影する第1のモードに遷移させる制御手段とを有することを特徴とする。
本発明の撮像装置の制御方法の第1の態様は、被写体を撮像する撮像手段を有する撮像装置の制御方法であって、前記撮像手段より出力される画像データから追尾候補オブジェクトを検出する検出ステップと、前記検出ステップにより検出された追尾候補オブジェクトから任意の追尾候補オブジェクトを選択する選択ステップと、前記選択ステップにより選択された追尾候補オブジェクトを追尾対象オブジェクトとして設定する設定ステップと、前記設定ステップにより設定された追尾対象オブジェクトを追尾撮影する第1のモードに遷移させる制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の撮像装置の制御方法の第2の態様は、被写体を撮像する撮像手段を有する撮像装置の制御方法であって、前記撮像手段より出力される画像データから追尾候補オブジェクトを検出する検出ステップと、前記検出ステップにより検出された追尾候補オブジェクトのうち所定の条件を満たす追尾候補オブジェクトを追尾対象オブジェクトとして設定する設定ステップと、前記設定ステップにより設定された追尾対象オブジェクトを追尾撮影する第1のモードに遷移させる制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明のプログラムは、前記撮像装置の制御方法の第1又は第2の態様をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前記プログラムを記録したことを特徴とする。
本発明によれば、例えば、追尾候補オブジェクトから任意の追尾対象オブジェクトを選択することにより、選択された追尾対象オブジェクトの追尾撮影モードに遷移するように構成している。従って、スムーズ且つ容易に追尾撮影に切り替えることが可能となる。
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
−第1の実施形態−
先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。本実施形態では、自動追尾機能を有する撮像装置において、手動撮影モードと追尾撮影モードを設ける。手動撮影モードでは、ファインダ画面に表示される複数の追尾候補オブジェクトからボタンを用いて所望の追尾候補を選択及び確定し、確定した追尾対象オブジェクトの追尾を開始する。そして追尾の終了は撮像装置に負荷をかける、つまり、撮像装置の動きに反する力を外部より強制的に加えることにより行う。
図1を用いて本実施形態に係る撮像装置のシステム構成を説明する。図1は、本実施形態に係る撮像装置のシステム構成を示す図である。撮像装置は撮像装置本体100に光学系101とパン・チルト雲台120が付属した構成を有する。撮像装置本体100は撮像系102、撮像制御部103、雲台制御部104、CPU105、ROM106、RAM107、画像処理部108、ディスプレイ110、ディスプレイ制御部111、ボタン112及びボタン制御部113を備える。また、撮像装置本体100は、メモリカード等の外部記憶媒体114、外部記憶制御部115、その他の入出力インタフェース116を備える。以上の撮像装置の構成は一例であり、他にも撮影した映像は撮像制御系からアナログ系の映像信号として別途取り出す方式も可能である。又は、雲台制御部104は入出力インタフェース116に接続される構成も可能である。
次に、画像データの撮影から追尾対象オブジェクトの追尾処理までの流れを説明する。撮影された画像データは、撮像制御部103によりデジタル化され、RAM107に送られる。次に画像処理部108がこれを参照し、追尾候補オブジェクトの検出や追尾用の画像処理を行う。画像処理はCPU105でも代替可能であるが、処理量が膨大なため専用の画像処理回路で構成される画像処理部108で行う。ディスプレイ110には、追尾候補オブジェクトを含むファインダ画面が表示される。ここで、ファインダ画面とは、撮像装置本体100によって撮影されているリアルタイムの画像が表示される画面を指す。ボタン112は、ディスプレイ110に表示される追尾候補オブジェクトからの任意の追尾オブジェクトの選択や、選択した追尾候補オブジェクトを追尾対象オブジェクトして確定するための操作に用いられる。確定された追尾対象オブジェクトを追尾撮影するために画像処理によって求められたパン・チルトの移動目標位置は雲台制御部104に送られ、撮像装置が設置されるパン・チルト雲台120を制御する。
次に、図2を用いて本実施形態に係る撮像装置の動作モードについて説明する。図2は、手動撮影モードと追尾撮影モード間における動作モードの遷移関係を示す図である。
本実施形態に係る撮像装置の動作モードとして手動撮影モード201と追尾撮影モード202を有する。手動撮影モード201において追尾対象オブジェクトを確定すると追尾撮影モード202へ遷移する。追尾対象オブジェクトの確定方法は、ファインダ上に表示される追尾候補カーソルをボタン112により移動して指定するものであり、具体的な方法は後で説明する。一方、追尾対象オブジェクトの追尾中(追尾撮影モード中)に操作者が撮像装置に対して過負荷を加えると、追尾動作モード202から手動撮影モード201へ遷移する。また、追尾対象オブジェクトを喪失した場合も同様に追尾動作モード202から手動撮影モード201へ遷移する。
次に図3を用いて追尾対象オブジェクトの設定方法を説明する。図3は、ディスプレイ110上に表示されるファインダ画面300の一例を示す図である。ここで追尾候補オブジェクトの位置には夫々矩形表示301、302、303がなされる。これらのうち第一の追尾候補オブジェクトの位置に表示される矩形表示301は、他の追尾候補オブジェクトの位置に表示される矩形表示302、303に比べ強調表示されている。これが追尾候補カーソルである。なお、追尾候補オブジェクトを表す方法は必ずしも矩形表示に限られず、また本発明が追尾候補オブジェクトの表現方法に依存しないことは言うまでもない。
次に使用者はボタン112を用いて追尾候補を選択する。ここでは2つのボタン112を使用する例を説明する。一つは選択ボタンであり、このボタンを押下すると追尾対象カーソルが移動する。図3の例では301から302に移動した様子を示している。再度ボタンを押下すると追尾対象カーソルは303の位置に移動し、もう一度押下すると再び最初の301の位置に戻る。このように追尾対象カーソルを所望の追尾候補オブジェクトの位置に移動させ、もう一つの決定ボタンを押下すると、その位置に対応する追尾候補オブジェクトが追尾候補オブジェクトとして確定する。追尾対象オブジェクトが確定すると手動撮影モード201から追尾撮影モード202に動作モードが遷移する。追尾撮影モード202では引き続き追尾候補カーソルが追尾対象オブジェクトの位置に表示される。
ここで追尾候補オブジェクトを検知したり、追尾対象オブジェクトを追尾撮影したりする方法は公知の方法を用いればよく、本発明は特定の手法に依存するものではない。例えば追尾候補オブジェクトの検知は移動領域を抽出する方法や、顔領域を検出する方法がある。また撮像制御系で使用されるオートフォーカス処理における合焦領域情報を用いてもよい。また追尾対象オブジェクトの追尾撮影方法としては、色やテクスチャやテンプレートなどの各種画像特徴に基づく方法であってもよいし、最初に検知した顔画像を連続して認識する方法を用いることも可能である。
追尾撮影モードを終了するためには追尾撮影モードを強制的に終了させる。これはモータに過負荷をかけることに相当する。現在値を制御目標値に近づけるために、モータの制御回路はステッピングモータの場合はパルスを発したり、DCサーバモータの場合はトルクを制御したりする。制御の結果所望の位置に近づかない場合は繰り返しパルスを発したり、より強いトルクを指示したりするが、それでも目標位置に近づかない場合は一定のところで制御を停止する。これを過負荷検知と考えることができる。このような技術はロボットの制御で実現されている公知の技術である。以上のような過負荷検知を実現することにより使用者からの制止動作を検知して追尾制御を停止することができる。
次に、図4及び図5を用いて撮像装置の動作手順を説明する。図4は、画像処理部108によるモード遷移の管理処理及びファインダ画面の更新処理等のメインプロセスを示すフローチャートであり、手動撮影モードと追尾撮影モードの処理手順に分かれている。図5は、画像処理部108による画像処理のサブプロセスを示すフローチャートである。図4及び図5には本実施形態の説明に必要な処理のみを記している。
図4において手動撮影モードを開始すると、画像処理部108は、選択する追尾対象オブジェクトを変更させる候補移動イベントかどうかを判別する(ステップS401)。このイベントは選択ボタン112を押下したときに発生する。もしそうであれば、画像処理部108は、実際にファインダ画面内に次に選択すべき追尾候補オブジェクトが存在するかどうか確認する(ステップS402)。もし存在すればY分岐し、画像処理部108は、次に選択すべき追尾候補オブジェクトの位置に追尾候補カーソルを移動する(ステップS403)。ステップS403の処理終了後、又は、ステップS402でN分岐した場合には、ステップS401へ戻って次のイベントを待つ。
一方、ステップS401の判定処理において候補移動イベントでないと判定された場合はN分岐し、画像処理部108は、ファインダ画面の更新イベントかどうかを判別する(ステップS404)。このイベントは画像処理の結果、追尾候補オブジェクトが新たに検出されたり、追尾候補オブジェクトの位置が変更したりした場合に発行される。もしそうである場合にはY分岐し、画像処理部108は、ファインダ画面の更新を行なう(ステップS405)。一方、ステップS404において表示更新イベントでないと判定された場合にはN分岐し、画像処理部108は追尾対象オブジェクトを確定させる対象確定イベントかどうかを判別する(ステップS406)。
対象確定イベントは確定ボタン112を押下した場合に発生する。もしそうであればY分岐し、画像処理部108は、追尾候補カーソルが表示された追尾候補オブジェクトがファインダ画面内に存在するかどうかを判別する(ステップS407)。もし存在していればY分岐し、画像処理部108は、現在、追尾候補カーソルが表示されている位置の追尾候補オブジェクトを追尾対象オブジェクトとして確定する(ステップS408)。この他にも、例えば追尾対象オブジェクトの特徴量を記憶する等の目標設定処理を行い、ステップS409で追尾撮影モード202に移行する。ステップS406又はステップS407でN分岐した場合にはステップS401に戻って次のイベントを待つ。
ここで2つのボタンによる選択、確定操作を説明したが、本実施形態はボタンの種類には依存せず、別の形式のボタンを用いることも可能である。例えば2段階のプッシュボタンを用いて、半押しで選択処理、全押しで確定処理としてもよいし、プッシュ機能つきシャトルスイッチを用いて前後ないしは左右の移動を次候補、前候補への選択処理、押下を確定処理とすることも可能である。
次に追尾撮影モードでは、画像処理部108は目標量更新イベントかどうかを判別する(ステップS420)。これは画像処理プロセスから発せられるイベントであり、パン・チルト制御の目標量の更新を知らせるものである。もし当該イベントであればY分岐して、画像処理部108は目標量を更新する(ステップS421)。目標量は不図示のカメラ制御プロセスから参照され、パン・チルト雲台120のモータ制御に使用される。ステップS420で目標量更新イベントでないと判定された場合はN分岐して、画像処理部108は目標喪失イベントかどうかを判別する(ステップS422)。これも画像処理プロセスからのイベントであり、もしそうである場合Y分岐して、画像処理部108は追尾撮影モード202を終了して手動撮影モード201に動作モードを遷移させる。
ステップS422で目標喪失イベントでないと判定された場合にはN分岐してステップS423へ進み、画像処理部108は制止イベントでないかどうか判別する(ステップS423)。このイベントは撮像装置に過負荷がかけられた場合に不図示のモータ制御プロセスから発行される。そうである場合にはY分岐し、画像処理部108は追尾撮影モード202から手動撮影モード201へ動作モードが遷移する。もしそうでない場合には、N分岐し、画像処理部108は表示更新イベントかどうかを判別する(ステップS425)。もしそうである場合にはファインダの表示画像の更新が行なわれる(ステップS426)。ここでは、追尾候補オブジェクトの検出が行なわれ、ファインダ画面の更新が行なわれる。その後、ステップS420へ戻って次のイベント待ちを行う。
次に図5を用いて画像処理のサブプロセスについて説明する。画像処理部108は、プロセス開始後で画像入力を待つ(ステップS501)。画像が入力されるとY分岐し、画像処理部108は追尾撮影モードかどうか判別し(ステップS502)、もしそうである場合にはY分岐し、画像処理部108は、追尾対象オブジェクトを検出する処理を行う(ステップS503)。次に追尾対象オブジェクトの検出に成功すればY分岐し、画像処理部108は、当該追尾対象オブジェクトに対応するカメラ制御目標値を計算する(ステップS505)。次に画像処理部108は、ファインダ画面の更新イベントを発行後(ステップS506)、ステップS501に戻って次の画像入力イベントを待つ。
一方、ステップS504で追尾対象オブジェクトの検出に失敗した場合にはN分岐し、ステップS507に進んで、画像処理部108は追尾対象オブジェクトの検出の失敗回数が所定の値以上であるかどうかを判別する(ステップS507)。もし所定の値以上連続して失敗している場合にはY分岐し、画像処理部108は目標喪失イベントを発行する(ステップS508)。またステップS507で失敗回数が所定の値未満であると判定された場合にはN分岐し、画像処理部108は、ファインダ画面の更新イベントを発行後、ステップS501に戻って次の画像入力イベントを待つ。また、ステップS502で追尾撮影モード202でないと判定された場合は、現在の動作モードは通常の手動撮影モード201なので、N分岐して、追尾候補オブジェクトの検出が行なわれ、ファインダ画面の更新イベント(ステップS506)へと進む。
以上のように本実施形態によれば、自動追尾撮影機能を持つ撮像装置において手動撮影モードと追尾撮影モードを設け、手動撮影モードから追尾撮影モードへ移行する際にボタンを用いて追尾対象オブジェクトを選択・確定することができる。このように追尾撮影の開始を容易に行なうことが可能となる。また、追尾撮影中にパン・チルト雲台120のモータに過負荷をかけることによって追尾撮影動作を終了させることができる。従って、手段撮影モードから追尾撮影モードにスムーズ且つ容易に切り替えることが可能となる。
−第2の実施形態−
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態に係る撮像装置の構成は図1に示す構成と同様であるため、その説明は省略する。上述した第1の実施形態では、追尾撮影モードにおいて追尾対象オブジェクトの位置に追尾候補カーソルを表示させ、ユーザに対して追尾対象オブジェクトを告知している。これに対して、本発明の第2の実施形態では、追尾対象オブジェクトの他、その他のファインダ画面内のオブジェクトについてもどれが追尾候補オブジェクトであるかを告知している。そして、追尾撮影モード時であってもボタン操作によって追尾候補オブジェクトを選択・確定し、追尾対象オブジェクトを切り替えることが可能である。
図6は、本発明の第2の実施形態におけるファインダ画面600の表示例を示す図である。図6に示すように、各オブジェクトに対して矩形表示601〜603がなされる。追尾対象オブジェクトに対しては他のオブジェクトと比較して強調された矩形表示601がなされる。また、追尾対象オブジェクトを選択するための追尾候補カーソルも他の矩形表示とは異なる表示態様で追尾中に表示される。図6の例では、追尾カーソルは矩形表示602の位置に表示されている。ボタン112操作によって決定操作を行なうことにより、そのとき追尾候補カーソルが表示されている位置のオブジェクトに追尾対象オブジェクトを変更させることが可能である。図6の例では、601から602の位置のオブジェクトに追尾対象オブジェクトが変更されたことを示している。
プロセスの動作手順に関しては、図4において追尾撮影モード(ステップS420〜ステップS426)でも候補移動イベントと対象確定イベントが発生する。追尾撮影モードにおいてこれらのイベントが発生した場合には、候補移動イベント発生時では、図4のステップS401〜ステップS403と同様の処理を行う。即ち、移動すべき追尾候補オブジェクトが存在する場合には、当該追尾候補オブジェクトに追尾候補カーソルを移動させる。一方、移動すべき追尾候補オブジェクトが存在しない場合には、他のイベントに対する処理等に移行する。対象確定イベント発生時では、図4のステップS406〜ステップS408と同様の処理を行う。即ち、追尾候補カーソルが表示されている追尾候補オブジェクトがファインダ画面上に存在する場合には、当該追尾候補オブジェクトを追尾対象オブジェクトとして確定する。一方、対象確定イベント発生時に追尾候補カーソルが表示されている追尾候補オブジェクトがファインダ画面上に存在しない場合、他のイベントに対する処理等に移行する。
なお、本実施形態において追尾を停止する方法(追尾撮影モードから手動撮影モードへ遷移させる方法)は第1の実施形態と同じである。本実施形態において、以上のような方法により追尾撮影モード中であっても、ボタン操作により追尾対象オブジェクトを変更することができる。
−第3の実施形態−
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態に係る撮像装置の構成も図1に示す構成と同様であるため、その説明は省略する。
移動物体にカメラを向けると自動的に追尾撮影を開始することが可能なものである。このとき手動撮影モードにおいて、上述した方法により追尾候補オブジェクトの検出処理が行なわれ、それを表す矩形表示がファインダ画面内に行なわれる。本実施形態では、第1及び第2の実施形態のようなボタン操作による追尾対象オブジェクトの選択及び確定は行わない。次に、追尾候補オブジェクトがファインダ画面の例えば中央部分等の特定領域に位置したときに当該追尾候補オブジェクトが追尾対象オブジェクトに自動的に設定され、追尾対象オブジェクトの追尾撮影モードに遷移する。
追尾撮影モードを開始すると第2の実施形態のように他の追尾候補オブジェクトに対する矩形表示は行なわず、現在の追尾対象オブジェクトの位置のみに矩形表示を行なう。また、本実施形態ではボタン112を追尾対象オブジェクトの指定に使用していない。従って、追尾撮影を停止方法としては、第1及び第2の実施形態と同様に手動で強制的に止める方式の他に、ボタン112操作によって追尾撮影モードを終了させることも可能である。
以上のように本実施形態によれば、カメラマンに負荷をかけることなく自動的に追尾撮影モードに移行することが可能となる。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体をシステム或いは装置に供給し、そのシステム等のコンピュータが記憶媒体からプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに接続された機能拡張ユニット等に備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づきCPU等が実際の処理を行い、前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
本発明の第1乃至第3の実施形態に係る撮像装置のシステム構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る撮像装置の手動撮影モードと追尾撮影モード間における動作モードの遷移関係を示す図である。 本発明の第1の実施形態におけるディスプレイ上に表示されるファインダ画面の一例を示す図である。 画像処理部によるモード遷移の管理処理及びファインダ画面の更新処理等のメインプロセスを示すフローチャートである。 画像処理部による画像処理のサブプロセスを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態におけるディプレイ上に表示されるファインダ画面の一例を示す図である。
符号の説明
100 撮像装置本体
101 光学系
102 撮像系
103 撮像制御部
104 雲台制御部
105 CPU
106 ROM
107 RAM
108 画像処理部
110 ディスプレイ
111 ディスプレイ制御部
112 ボタン
113 ボタン制御部
114 外部記憶媒体
115 外部記憶制御部
116 入出力インタフェース
120 パン・チルト雲台
300、600 ファインダ画面
301〜303、601〜603 矩形表示

Claims (12)

  1. 被写体を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段より出力される画像データから追尾候補オブジェクトを検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された追尾候補オブジェクトから任意の追尾候補オブジェクトを選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された追尾候補オブジェクトを追尾対象オブジェクトとして設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された追尾対象オブジェクトを追尾撮影する第1のモードに遷移させる制御手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記選択手段は、所定の操作部材による操作入力に応じて、前記検出手段により検出された追尾候補オブジェクトから任意の追尾候補オブジェクトを選択することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記検出手段は、前記第1のモード時に追尾候補オブジェクトを検出し、前記選択手段は、前記第1のモード時に前記検出手段により検出された追尾候補オブジェクトから任意の追尾候補オブジェクトを選択可能であり、前記設定手段は、現在設定されている追尾対象オブジェクトとは異なる追尾候補オブジェクトが前記選択手段により選択された場合、選択された追尾候補オブジェクトを追尾対象オブジェクトとして切り替えて設定することを特徴とする1又は2に記載の撮像装置。
  4. 被写体を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段より出力される画像データから追尾候補オブジェクトを検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された追尾候補オブジェクトのうち所定の条件を満たす追尾候補オブジェクトを追尾対象オブジェクトとして設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された追尾対象オブジェクトを追尾撮影する第1のモードに遷移させる制御手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  5. 前記設定手段は、前記撮像手段より出力される画像データを表示させる表示手段上において、所定の表示領域内に表示される追尾候補オブジェクトを追尾対象オブジェクトとして設定することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記所定の表示領域は、前記表示手段の略中央の表示領域であることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記第1のモード時における当該撮像装置の駆動に対する外力による負荷を検知する負荷検知手段を更に有し、
    前記制御手段は、前記負荷検知手段により負荷が検知された場合、前記第1のモードから手動撮影を行なうための第2のモードに遷移させることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記制御手段は、前記第1のモード時において所定の操作部材による操作入力があった場合、前記第1のモードから手動撮影を行なうための第2のモードに遷移させることを特徴とする請求項4乃至6の何れか1項に記載の撮像装置。
  9. 被写体を撮像する撮像手段を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像手段より出力される画像データから追尾候補オブジェクトを検出する検出ステップと、
    前記検出ステップにより検出された追尾候補オブジェクトから任意の追尾候補オブジェクトを選択する選択ステップと、
    前記選択ステップにより選択された追尾候補オブジェクトを追尾対象オブジェクトとして設定する設定ステップと、
    前記設定ステップにより設定された追尾対象オブジェクトを追尾撮影する第1のモードに遷移させる制御ステップとを含むことを特徴とする撮像装置の制御方法。
  10. 被写体を撮像する撮像手段を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像手段より出力される画像データから追尾候補オブジェクトを検出する検出ステップと、
    前記検出ステップにより検出された追尾候補オブジェクトのうち所定の条件を満たす追尾候補オブジェクトを追尾対象オブジェクトとして設定する設定ステップと、
    前記設定ステップにより設定された追尾対象オブジェクトを追尾撮影する第1のモードに遷移させる制御ステップとを含むことを特徴とする撮像装置の制御方法。
  11. 請求項9又は10に記載の撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  12. 請求項11に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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