JP2007071012A - 壁構造体及びその施工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】未熟な職人であっても簡単に、複数の壁材を面一に圧着できる壁構造体を提供する。
【解決手段】断熱パネルに形成された穴部に、脚部と平板状の不陸調整面部とを有する不陸調整部材が所定のレベルで取り付けられている。前記不陸調整部材の不陸調整面部に壁材が当接するように配置され、断熱パネルに接着剤で接着されている。
【選択図】図1

Description

本発明は壁構造体及びその施工方法に関する。
従来、RC・SRC造における壁構造体の施工方法として、石膏系接着剤(GLボンド)を水で練り固めたGLダンゴをコンクリート壁や同コンクリート壁に吹き付けられたウレタン(断熱材)に盛り付け、その上に石膏ボードからなる壁材を接着する、所謂GL工法が一般的に採用されている。ところが、前記GL工法は、一度、壁材をGLボンドに押し込んでしまうと修正できず、複数枚の壁材を面一に接着するには熟練を要する。そのため、近年の熟練した職人不足の傾向に対応できるように、未熟な職人であっても簡単に、複数の壁材を面一に接着できる技術が待望されるが、未だに見聞することはできない。
ちなみに、上記したGL工法は、他に以下のような問題を抱えている。
(1)音に伴う振動を伝え易いという問題がある。すなわち、石膏系の接着剤は硬化後に柔軟性が無く非常に固くなるため、壁体は足音、ドアの開閉等の音の発生に伴う振動を壁、天井又は床等に伝播させてしまい、GL工法により戸境壁等の音(振動)の発生し易い場所に壁が形成された場合には、これらの問題はより顕著に現われてしまう。
(2)水性接着剤(石膏系接着剤)を使用する湿式工法であり、GLダンゴの盛りつけ時の落下の養生を必要とすると共に、壁材を接着後、硬化・乾燥が完了するまで長時間(最低72〜120時間)を要し、次工程(パテ処理、クロス貼り等)をすぐに行うことができず、工期が長くなる問題がある。
(3)石膏系接着剤は硬化後に柔軟性が無く非常に固くなるため、地震等による躯体の大きな動きはそのまま壁材に伝わり、壁材が破損し易い問題がある。
そのなかで、上記(1)の音(振動)の問題を解決するための幾つかの提案がなされている。
例えば特許文献1には、GLボンドと石膏ボードの間に、発泡プラスチックシートからなる緩衝材を介装し、緩衝材で壁材の振動を緩衝し遮音性能を高める構造が提案されている。
また、特許文献2には、GL工法用の壁材として、石膏ボード間に制振シートをサンドイッチさせてなる積層体を用いることが提案されている。
特開2000−226921号公報 特開2004−324310号公報
本発明の目的は、未熟な職人であっても簡単に、複数の壁材を面一に接着できる壁構造体及びその施工方法を提供することである。
本発明の次の目的は、上記したGL工法の(1)〜(3)の問題を解決することができる、壁構造体及びその施工方法を提供することである。
上記した背景技術の課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明に係る壁構造体は、
コンクリート壁に断熱材を介して壁材が取り付けられて成る壁構造体において、
断熱材に形成された穴部に、脚部と平板状の不陸調整面部とを有する不陸調整部材が所定のレベルで取り付けられており、
前記不陸調整部材の不陸調整面部に壁材が当接するように配置され、断熱材に接着剤で接着されていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載した壁構造体において、
コンクリート壁にプラスチックコーンが埋設されており、同プラスチックコーンのネジ部は断熱材の穴部に通されていること、
不陸調整部材の脚部は内側にネジ山を有する筒状に形成されており、内側のネジ山は前記プラスチックコーンのネジ部にネジ込まれ、断熱材の穴部に不陸調整部材が所定のレベルで取り付けられていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載した壁構造体において、
コンクリート壁と断熱材とは、型枠パネルの内側に断熱材を取り付けて型枠を組み、同型枠内にコンクリートを打設した後に型枠パネルを解体することによって、一体施工されており、前記断熱材のセパ穴部に不陸調整部材が取り付けられていることを特徴とする。
請求項4に記載した発明に係る壁構造体は、
コンクリート壁に断熱材を介して壁材が取り付けられて成る壁構造体において、
コンクリート壁から突出するプラスチックコーンやセパレータなどのネジ部に、内側にネジ山を有する脚部と平板状の不陸調整面部とを有する不陸調整部材が、前記脚部のネジ山をネジ込むことによって、所定のレベルで取り付けられており、
前記不陸調整部材の不陸調整面部に壁材が当接するように配置され、断熱材に直に接着されていることを特徴とする。
請求項5に記載した発明に係る壁構造体は、
コンクリート壁に断熱材を介して壁材が取り付けられて成る壁構造体において、
断熱材に、外側にネジ山を有する脚部と平板状の不陸調整面部とを有する不陸調整部材が、前記脚部のネジ山をネジ込むことによって、所定のレベルで取り付けられており、
前記不陸調整部材の不陸調整面部に壁材が当接するように配置され、断熱材に接着剤で接着されていることを特徴とする。
請求項6に記載した発明に係る壁構造体は、
コンクリート壁に壁材が取り付けられて成る壁構造体において、
コンクリート壁に埋設したセパレータの端部からプラスチックコーンを除去することで、コンクリート壁の凹み部から突出させた前記セパレータの端部に、内側にネジ山を有する筒状の脚部と平板状の不陸調整面部とを有する不陸調整部材が、前記脚部のネジ山をネジ込むことによって、所定のレベルで取り付けられており、
前記不陸調整部材の不陸調整面部に壁材が当接するように配置され、コンクリート壁に接着剤で接着されていることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一に記載した壁構造体において、
不陸調整部材の脚部に充填剤の充填用穴が形成されており、同充填用穴から前記脚部周辺の空隙に充填剤が充填されていることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一に記載した壁構造体において、
不陸調整部材の脚部は、内側のネジ山として単数又は複数のラチェット機構を有しており、同ラチェット機構はプラスチックコーンのネジ部などへの押し込みを許容し、引き抜きを拘束する形状の3枚以上の爪が脚部の内側に設けられていることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項1〜8のいずれか一に記載した壁構造体において、
不陸調整部材は、不陸調整面部が脚部に対して可撓性を有していることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項9に記載した壁構造体において、
不陸調整部材の脚部と不陸調整面部の境界に低剛性部が形成されていることを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項9に記載した壁構造体において、
不陸調整部材の不陸調整面部に複数のスリットが形成されていることを特徴とする。
請求項12記載の発明は、請求項1又は5又は6に記載した壁構造体において、
接着剤はノンフロン一液型ウレタン系発泡接着剤であることを特徴とする。
請求項13に記載した発明に係る壁構造体の施工方法は、
コンクリート壁に断熱材を介して壁材が取り付けられて成る壁構造体の施工方法において、
断熱材に形成した穴部に、脚部と平板状の不陸調整面部とを有する不陸調整部材を所定のレベルで取り付け、前記不陸調整部材の不陸調整面部に壁材を当接するように配置し、断熱材に接着剤で接着することを特徴とする。
請求項14記載の発明は、請求項13に記載した壁構造体の施工方法において、
コンクリート壁に埋設したプラスチックコーンのネジ部を断熱材の穴部に通すこと、
不陸調整部材の脚部は内側にネジ山を有する筒状に形成しており、内側のネジ山を前記プラスチックコーンのネジ部にネジ込み、断熱材の穴部に不陸調整部材を所定のレベルで取り付けること、
を特徴とする。
請求項15記載の発明は、請求項13又は14に記載した壁構造体の施工方法において、
コンクリート壁と断熱材とは、型枠パネルの内側に断熱材を取り付けて型枠を組み、同型枠内にコンクリートを打設した後に型枠パネルを解体することによって、一体施工し、前記断熱材のセパ穴部に不陸調整部材を取り付けることを特徴とする。
請求項16に記載した発明に係る壁構造体の施工方法は、
コンクリート壁に断熱材を介して壁材が取り付けられて成る壁構造体の施工方法において、
コンクリート壁から突出するプラスチックコーンやセパレータなどのネジ部に、内側にネジ山を有する脚部と平板状の不陸調整面部とを有する不陸調整部材を、前記脚部のネジ山をネジ込むことによって、所定のレベルで取り付けること、
前記不陸調整部材を避けるように、コンクリート壁に断熱材を吹き付けること、
前記断熱材が硬化するまでに、同断熱材に壁材を押し込んで、不陸調整部材の不陸調整面部に前記壁材を当接するように配置し、断熱材に直に接着すること、
を特徴とする。
請求項17に記載した発明に係る壁構造体の施工方法は、
コンクリート壁に断熱材を介して壁材が取り付けられて成る壁構造体の施工方法において、
断熱材に、外側にネジ山を有する脚部と平板状の不陸調整面部とを有する不陸調整部材を、前記脚部のネジ山をネジ込むことによって、所定のレベルで取り付け、前記不陸調整部材の不陸調整面部に壁材を当接するように配置し、断熱材に接着剤で接着することを特徴とする。
請求項18に記載した発明に係る壁構造体の施工方法は、
コンクリート壁に壁材が取り付けられて成る壁構造体の施工方法において、
コンクリート壁に埋設したセパレータの端部からプラスチックコーンを除去することで、コンクリート壁の凹み部から突出させた前記セパレータの端部に、内側にネジ山を有する筒状の脚部と平板状の不陸調整面部とを有する不陸調整部材を、前記脚部のネジ山をネジ込むことによって、所定のレベルで取り付けること、
前記不陸調整部材の不陸調整面部に壁材を当接するように配置し、コンクリート壁に接着剤で取り付けること、
を特徴とする。
請求項19記載の発明は、請求項13〜18のいずれか一に記載した壁構造体の施工方法において、
不陸調整部材の脚部に充填剤の充填用穴を形成しており、同充填用穴から前記脚部周辺の空隙に充填剤を充填することを特徴とする。
請求項20記載の発明は、請求項13〜19のいずれか一に記載した壁構造体の施工方法において、
不陸調整部材の脚部は、内側のネジ山として単数又は複数のラチェット機構を有しており、同ラチェット機構はプラスチックコーンのネジ部などへの押し込みを許容し、引き抜きを拘束する形状の3枚以上の爪を脚部の内側に設けていることを特徴とする。
請求項21記載の発明は、請求項13〜20のいずれか一に記載した壁構造体の施工方法において、
不陸調整部材は、不陸調整面部が脚部に対して可撓性を有していることを特徴とする。
請求項22記載の発明は、請求項21に記載した壁構造体の施工方法において、
不陸調整部材の脚部と不陸調整面部の境界に低剛性部を形成していることを特徴とする。
請求項23記載の発明は、請求項21に記載した壁構造体の施工方法において、
不陸調整部材の不陸調整面部に複数のスリットを形成していることを特徴とする。
請求項24記載の発明は、請求項13又は17又は18に記載した壁構造体の施工方法において、
接着剤はノンフロン一液型ウレタン系発泡接着剤であることを特徴とする。
本発明の壁構造体及びその施工方法は、壁材を不陸調整部材の不陸調整面部に当接するまで押し込むだけで、壁材を所定のレベルに接着できるので、未熟な職人であっても簡単に、複数の壁材を面一に接着できる。
特に、接着剤としてノンフロン一液型ウレタン系発泡接着剤を用いると、壁材を接着後、極めて短時間(約4時間程度)で次工程(パテ処理、クロス貼り等)を行うことができ、容易に且つ短期間で壁構造体を施工することができる。
また、ノンフロン一液型ウレタン系発泡接着剤は、石膏系接着剤のようにガチガチに硬化せず、適度な柔らかさを持つため、地震等による躯体の大きな動きがそのまま壁材に伝わらず、面内変形追従性に優れるため、壁材の破損防止効果を有し、耐震性を高めることができると共に、防振性に優れる(耐衝撃性に優れる)ことにより、中高音域の音抜けを改善し、湿式石膏系接着剤と比較すると遮音性能を大幅に改善することができる。
更に、不陸調整面部が脚部に対して可撓性を有している不陸調整部材を用いた場合には、適度な柔らかさを持つノンフロン一液型ウレタン系発泡接着剤の使用による上記効果を最大限に発揮することができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図面に基づいて説明するが、本発明はかかる形態例に限定されるものではない。
図1は本発明の壁構造体の一例を示す断面図であり、本発明の特徴部分である壁構造体の屋内側の断面構造を示している。図中、11はコンクリート壁、12は断熱材(図示例では断熱パネル)、13はジョイナー、14は全ネジボルト、15は脚部15aと不陸調整面部15bとからなる不陸調整部材、16はノンフロン一液型ウレタン系発泡接着剤、17は内装用壁材である。
本例の壁構造体は、コンクリート壁11に断熱材12を介して内装用壁材17を取り付けて成る。具体的には、型枠パネルの内側に断熱材を取付けて型枠を組み、コンクリート打設後に型枠パネルのみを解体する打込み工法によって断熱材とコンクリート壁とを一体施工し、型枠パネルのみを解体した後に断熱材12のセパ穴部に不陸調整部材15を取り付け、さらに断熱材12の表面にノンフロン一液型ウレタン系発泡接着剤16によって内装用壁材17を不陸調整部材15の不陸調整面部15bに当接した状態で接着して構築されている。
以下、本例の壁構造体の施工方法を説明する。
図2は壁の型枠にコンクリートを打設した状態を示す断面図、図3はコンクリート打設後に型枠パネルを解体した状態を示す断面図、図4は断熱材のセパ穴部に不陸調整部材を取り付けた状態を示す断面図、図5は断熱材の表面にノンフロン一液型ウレタン系発泡接着剤によって内装用壁材を接着する様子を示す断面図である。なお、図3乃至図5は、図1と同様に、本発明の特徴部分である壁構造体の屋内側の断面構造を示している。
先ず、図2に示すように、屋内側の型枠パネル21aの内側に断熱材12を取付けて型枠パネルを建て込み(屋外側は型枠パネル21bのみ)、一般的な型枠組みと同様に、端太角(内端太)22、鋼管(外端太)23、締め付け具24、セパレータ25a、25bなどで型枠を組んだ後、コンクリートを打設する。なお、断熱材12側には、一般的なプラスチックコーン26の替わりに図示のようなジョイナー13を使用している。このジョイナー13は、型枠締めによって断熱材12が圧縮変形しないように、断熱材12への当接面がプラスチックコーン26よりも大きなものである。
本発明で用いる断熱材12としては、軽量で耐水性・断熱性・耐圧性に優れたものが好ましく、独立気泡を有する合成樹脂発泡体が好適である。具体的には、例えばポリスチレン系発泡体,ポリエチレン系発泡体,ポリプロピレン系発泡体,ポリウレタン系発泡体,フェノール系発泡体等の独立気泡を有する合成樹脂発泡体が好適である。特に押出発泡ポリスチレン(商品名「スタイロフォーム」:ダウ化工(株)製)は、高い断熱性及び低い吸水性を有すると共に、ノンフロン、ノンホルムアルデヒド断熱材であり、内装用壁材の接着にノンフロン一液型ウレタン系発泡接着剤を用いる本発明においてはシックハウス対策としても最適である。なお、本発明で用いる断熱材12は、後述する実施形態3を除いて、工場などで予めパネル状に成形された断熱パネル、又は現場サイトでコンクリート壁に吹き付ける断熱フォームの両方を用いることができる。
コンクリート硬化後に型枠パネルを解体除去すると、図3に示すように、コンクリート壁11に断熱材12が一体化された状態となる。また、ジョイナー13からセパレータ25bを取り外した部分には、セパ穴31が残された状態となる。
次に、図4に示すように、セパ穴31を利用して不陸調整部材15を取り付けるが、先ずこの不陸調整部材15の形態を図6を用いて説明する。図6(a)は不陸調整面部側から見た図であり、図6(b)は図6(a)中のA−A’断面図である。
本例の不陸調整部材15は、内側と外側にネジ山を有する筒状の脚部15aと平板状の不陸調整面部15bから成る樹脂製部材である。断熱材12に形成されるセパ穴部は断熱欠損となるが、不陸調整部材15として熱伝導率の比較的小さい樹脂製部材とすることにより、この部分の断熱欠損を小さく抑えることができる。
脚部15aと不陸調整面部15bの連結部分(境界部分)には低剛性部61が形成されており、不陸調整面部15bの中央にはプラスドライバーを用いてねじ込めるようにプラス溝62が形成されている。前記低剛性部61は、脚部15aと不陸調整面部15bの連結部分を細く絞ったものであり、これによって不陸調整面部15bは脚部15aに対して図6(b)中の矢印の方向に変位可能な可撓性を有している。
不陸調整面部15bを脚部15aに対して変位可能にするには、上記のような低剛性部61を形成する以外にも、例えば図7乃至図9に示すような形態が可能である。
図7に示す不陸調整部材15は、不陸調整面部15bの脚部15aとの連結部分に円形状の溝71を形成したものであり、これによって不陸調整面部15bは脚部15aに対して図7(b)中の矢印の方向に変位可能な可撓性を有している。
図8に示す不陸調整部材15は、不陸調整面部15bの脚部15aとの連結部分を部分的に切り欠いた開口81を形成したものであり、これによって不陸調整面部15bは脚部15aに対して図8(b)中の矢印の方向に変位可能な可撓性を有している。
図9に示す不陸調整部材15は、不陸調整面部15bに4本のスリット91を形成したものである。このように、不陸調整面部15bの周縁部から中心に向かう複数のスリット91を形成することにより、各スリット間の領域がそれぞれ独立して脚部15aに対して図9(b)中の矢印の方向に変位可能な可撓性を有するものとなる。なお、スリット91の本数は特に限定されないが、3〜6本程度が好ましい。
上記のような低剛性部(絞り部)61、溝71、開口81もしくはスリット91を設けることにより、不陸調整面部15bに、脚部15aに対する所望の可撓性を付与することができる。
不陸調整部材15の取り付けに際しては、図4に示すように、先にセパ穴31に全ネジボルト14を挿入してジョイナー13に螺合せしめ、この全ネジボルト14に不陸調整部材15の脚部15aを螺合せしめる。この時、例えばレーザーポインター等による内装仕上げ墨出しライン(本発明で云う所定のレベル)を基準に、プラスドライバーを用いて不陸調整面部15bのレベルを調整することにより、断熱材12の表面に不陸が生じていても全ての不陸調整部材15の不陸調整面部15bのレベルを簡単に揃えることができる。また、図示のように不陸調整面部15bが断熱材12に当接しない範囲でレベルを揃え、前述のように不陸調整面部15bが変位できるように配慮する。
ちなみに、図6〜図9に示す不陸調整部材15は脚部15aの内側全域にネジ山を有する構成とされているが、図10に示すように、ネジ山として2段(但しこの限りでない。)のラチェット機構18、18を有し、各々のラチェット機構18は、上記全ネジボルト14への押し込みを許容し、引き抜きを拘束するように、上方へ向かって傾いた形状の3枚(但しこの限りでない。)の爪18a‥が脚部15aの内側に略等間隔の配置で設けられた構成でも良い。図10に示す不陸調整部材15を用いると、全ネジボルト14へ簡単且つ迅速に押し込むことができ、万一押し込み過ぎた場合でも爪18aが全ネジボルト14に噛み合っているので、ネジ戻すことで不陸調整面部15bのレベルを簡単に調整することができる。なお、図10に示すように、不陸調整部材15のラチェット機構18を複数段有する場合は、不陸調整部材15の押し込み深さに応じて、一段目と二段目の間で切断し、不陸調整部材15の脚部15aの長さを短くすることができる。また、脚部15aに充填剤の充填用穴15cが形成されていると、同充填用穴15cから脚部15a周辺の空隙に充填剤を充填でき、断面欠損部の発生を最小限に抑えることができる。
不陸調整面部15bには、予め離型紙付きの両面粘着テープ41を貼り付けておくのが好ましい。この両面粘着テープ41は、断熱材12の表面にノンフロン一液型ウレタン系発泡接着剤16によって内装用壁材17を接着させる際、ノンフロン一液型ウレタン系発泡接着剤16が硬化するまでの間の仮止め用のものである。この場合、両面粘着テープ41がプラス溝62を塞がないように配慮する。なお、両面粘着テープ41は、内装用壁材17を接着する直前に不陸調整面部15bに貼り付けても良い。
また、本発明においては、上記の不陸調整部材15と全ネジボルト14を一体化したものを不陸調整部材として使用しても良い。
不陸調整部材15は、内装用壁材17の割り付けを考慮した位置に取り付けられるものであり、必ずしも全てのセパ穴部に取り付ける必要は無い。また、セパ穴部への不陸調整部材15の取り付けだけでは不陸調整や仮止めの面で十分でない場合には、適宜、セパ穴部以外にも不陸調整部材15を取り付けることもできる。このような場合には、予め断熱材12に脚部15aの外径よりも若干小さめの穴を開け、不陸調整部材15を直にネジ込むことにより、脚部15aの外側のネジ山を断熱材12に食い込ませるようにして不陸調整部材15を取り付けることができる。
次に、図5に示すように、断熱材12(もしくは内装用壁材17)にノンフロン一液型ウレタン系発泡接着剤16をダンゴ状に塗布し、両面粘着テープ41の離型紙を剥がし(両面粘着テープ41を用いない場合には、内装用壁材17をビス等で不陸調整面部15bに仮止めすることもできる。)、断熱材12の表面にノンフロン一液型ウレタン系発泡接着剤16によって内装用壁材17を不陸調整部材15の不陸調整面部15bに当接した状態で接着することによって、図1に示したような壁構造体が構築される。なお、内装用壁材17へのノンフロン一液型ウレタン系発泡接着剤16の塗布は、例えば図11に示すように、内装用壁材17の周辺部および中央部にバランス良く配置するのが良い。
内装用壁材17は特に限定されるものではなく、例えば石膏ボード、珪酸カルシウム板、フレキシブルボード、木材、合板等、一般に内装下地材もしくは内装材として用いられているものを用いることができる。
上記した壁構造体及びその施工方法は、内装用壁材17を不陸調整部材15の不陸調整面部15bに当接するまで押し込むだけで、内装用壁材17を所定のレベルに接着できるので、未熟な職人であっても簡単に、複数の内装用壁材17…を面一に接着できる。
本実施形態で接着剤として用いたノンフロン一液型ウレタン系発泡接着剤は、フロン系ガスを使わない炭化水素(HC)発泡の乾式接着剤である。具体的には例えば、商品名バブルボンド(ILLBRUCK Arkel,NETHERLANDS.製/販売元(株)桐井製作所)が挙げられる。このバブルボンドは、ジフェニルメタン4.4ジイソシアネートを主成分とし、硬化後の密度が20〜25kg/m3と軽く(石膏系接着剤の約1/10の重量)、石膏系接着剤を用いるGL工法に比べて壁仕上げ重量の大幅な軽量化を図ることができる。
また、ノンフロン一液型ウレタン系発泡接着剤は、石膏系接着剤のような事前の現場調合を必要とせず、また乾式接着剤であるため内装用壁材を接着後、極めて短時間(約4時間程度)でパテ処理、クロス貼り等の次工程を行うことができ、容易に且つ短期間で壁構造体を施工することができる。
さらに、ノンフロン一液型ウレタン系発泡接着剤は、石膏系接着剤のようにガチガチに硬化せず、低反発で適度な柔らかさを持つため、地震等による躯体の大きな動きがそのまま内装用壁材に伝わらず、面内変形追従性に優れるため、内装用壁材の破損防止効果を有し、耐震性を高めることができる。それに加え、低反発で防振性に優れる(耐衝撃性に優れる)ことにより、中高音域の音抜けを改善し、湿式石膏系接着剤と比較すると遮音性能を大幅に改善することもできる。
本実施形態のように、不陸調整面部15bが脚部15aに対して可撓性を有している不陸調整部材15を用いることにより、適度な柔らかさを持つノンフロン一液型ウレタン系発泡接着剤の使用による上記耐震性の向上効果を最大限に発揮することができる。
また、RC・SRC造の建築物の柱が地震発生時、せん断破壊するのを防止するために、建築物のコンクリート壁の中に耐震スリットを埋設して、柱と壁の縁を切る耐震工法が近年のマンション等ではほとんど採用されている。この耐震工法は、耐震スリットによって壁と柱の縁を切って短柱としないことで、スリットの幅だけ遊び部分を作り、地震発生時強大な力で壁と柱が干渉しあって(押し合って)柱がせん断破壊されるのを防ぐ施工方法である。本発明の壁構造体及びその施工方法は、このような耐震工法と組み合わせることにより、極めて効果的にRC・SRC造の建築物の耐震性を向上せしめることができるものである。
<実施形態2>
本発明の実施形態2を図面に基づいて説明する。
図12は本実施形態の工程図を示し、図13は内装用壁材17を接着した状態を示す拡大図である。図中、27はプラスチックコーンを示し、上記実施形態1と同じ符号は同様の部材を示している。
本実施形態の壁構造体及びその施工方法は、コンクリート壁11に埋設されたプラスチックコーン27を用いて不陸調整部材15を取り付けている。
具体的に云うと、一般的な打ち込み工法と同様に断熱材12側にもプラスチックコーン27をネジ込んで、先にコンクリート壁11を施工し(図12(a)参照)、このプラスチックコーン27のネジ部27aに断熱材12の穴部12aを通し、同断熱材12をコンクリート壁11に接合する(図12(b)参照)。断熱材12の穴部12aはプラスチックコーン27のネジ部27aに対応する位置に、不陸調整部材15の脚部15aの外径より若干小さい内径で予め形成している。
不陸調整部材15の外側のネジ山を断熱材12の穴部12aにネジ込むと共に、内側のネジ山を前記プラスチックコーン27のネジ部27aにネジ込み、断熱材12の穴部12aに不陸調整部材15を所定のレベルで取り付ける。なお、不陸調整部材15の内側のネジ山をプラスチックコーン27のネジ部27aにネジ込むことによって、同不陸調整部材15をしっかりと取り付けることができる場合は、不陸調整部材15の脚部15aにおける外側のネジ山を省略しても良い。
その後の工程は、断熱材12にノンフロン一液型ウレタン系発泡接着剤16をダンゴ状に塗布し、内装用壁材17が不陸調整部材15の不陸調整面部15bに当接するまで、ノンフロン一液型ウレタン系発泡接着剤16に押し込み、断熱材12に内装用壁材17をノンフロン一液型ウレタン系発泡接着剤16で接着する。ちなみに、ノンフロン一液型ウレタン系発泡接着剤16が硬化するまでに、内装用壁材17がズリ動かないように、内装用壁材17を不陸調整部材15の不陸調整面部15bに仮止めビス20で固定することが好ましい(図13参照)。また、不陸調整部材15の脚部15aの内部は断面欠損部となるので、ノンフロン一液型ウレタン系発泡接着剤16を充填しておくことが好ましい。更には、図示例のように、ネジ山としてラチェット機構18を有する不陸調整部材15を用いることが好ましい。プラスチックコーン27へ簡単且つ迅速に押し込むことができ、万一押し込み過ぎた場合でも爪18aがプラスチックコーン27に噛み合っているので、ネジ戻すことで不陸調整面部15bのレベルを簡単に調整することができるからである。また、不陸調整部材15は、図6〜図9に示すように、不陸調整面部15bに、脚部15aに対する所望の可撓性を付与しておくことが好ましい。
上記した壁構造体及びその施工方法も、内装用壁材17を不陸調整部材15の不陸調整面部15bに当接するまで押し込むだけで、内装用壁材17を所定のレベルに接着できるので、未熟な職人であっても簡単に、複数の内装用壁材17…を面一に接着できる。しかも、従来GL工法が有していた、種々の課題を解決することができる。
<実施形態3>
本発明の実施形態3を図面に基づいて説明する。
図14は本実施形態の工程図を示し、図15は内装用壁材17を接着した状態を示す拡大図である。図中、上記実施形態1などと同じ符号は同様の部材を示している。
本実施形態の壁構造体及びその施工方法も、コンクリート壁11に埋設されたプラスチックコーン27を用いて不陸調整部材15を取り付けている。
具体的に云うと、コンクリート壁11を施工後に、先にプラスチックコーン27のネジ部27aに不陸調整部材15の内側のネジ山をネジ込む(図14(a)参照)。なお、不陸調整部材15の内側のネジ山をプラスチックコーン27のネジ部27aにネジ込むことによって、同不陸調整部材15をしっかりと取り付けることができる場合は、不陸調整部材15の外側のネジ山を省略しても良い。
その後の工程は、不陸調整部材15の不陸調整面部15bをマスキングテープなどで覆い、同不陸調整部材15を避けるように、コンクリート壁11に断熱材(断熱フォーム)12を吹き付ける。このとき、後に前記断熱材12に直に内装用壁材17を接着することができるように、断熱材12を不陸調整部材15の不陸調整面部15bより若干高い位置まで吹き付ける(図14(b)参照)。ここで、用いられる断熱材(断熱フォーム)としては、現場吹き付けウレタンフォーム(スプレー発泡ウレタンフォーム)が好適である。
そして、前記断熱材12が硬化するまでに、内装用壁材17が不陸調整部材15の不陸調整面部15bに当接するまで、前記断熱材12に押し込み、同断熱材12に直に内装用壁材17を接着する。ちなみに、断熱材12が硬化するまでに、内装用壁材17がズリ動かないように、内装用壁材17を不陸調整部材15の不陸調整面部15bに仮止めビス20で固定することが好ましい(図15参照)。また、不陸調整部材15の脚部15aの内部は断面欠損部となるので、ノンフロン一液型ウレタン系発泡接着剤16を充填しておくことが好ましい。更には、図示例のように、ネジ山としてラチェット機構18を有する不陸調整部材15を用いることが好ましい。プラスチックコーン27へ簡単且つ迅速に押し込むことができ、万一押し込み過ぎた場合でも爪18aがプラスチックコーン27に噛み合っているので、ネジ戻すことで不陸調整面部15bのレベルを簡単に調整することができるからである。また、不陸調整部材15は、図6〜図9に示すように、不陸調整面部15bに、脚部15aに対する所望の可撓性を付与しておくことが好ましい。
上記した壁構造体及びその施工方法も、内装用壁材17を不陸調整部材15の不陸調整面部15bに当接するまで押し込むだけで、内装用壁材17を所定のレベルに接着できるので、未熟な職人であっても簡単に、複数の内装用壁材17…を面一に接着できる。しかも、従来GL工法が有していた、種々の課題を解決することができる。
なお、本実施形態では、不陸調整部材15をプラスチックコーン27のネジ部27aに取り付けたが、上記実施形態1と同様に、全ネジボルト14に取り付けても同様に実施できる。
<実施形態4>
本発明の実施形態4を図面に基づいて説明する。
図16は内装用壁材17を取り付けた状態を示す拡大図である。図中、上記実施形態1などと同じ符号は同様の部材を示している。
本実施形態の壁構造体及びその施工方法は、断熱材12に直に不陸調整部材15を取り付けている。
具体的に云うと、断熱材12に、不陸調整部材15の外側のネジ山をネジ込むことによって、所定のレベルに取り付ける。なお、図示例のように、外側のネジ山を断熱材12にネジ込むことによって、同不陸調整部材15をしっかりと取り付けることができる場合は、不陸調整部材15の脚部15aにおける内側のネジ山を省略できる。
その後の工程は、図示は省略したが、断熱材12にノンフロン一液型ウレタン系発泡接着剤16をダンゴ状に塗布し、内装用壁材17が不陸調整部材15の不陸調整面部15bに当接するまで、ノンフロン一液型ウレタン系発泡接着剤16に押し込み、断熱材12に内装用壁材17をノンフロン一液型ウレタン系発泡接着剤16で接着する。ちなみに、ノンフロン一液型ウレタン系発泡接着剤16が硬化するまでに、内装用壁材17がズリ動かないように、内装用壁材17を不陸調整部材15の不陸調整面部15bに仮止めビス20で固定することが好ましい。また、不陸調整部材15は、図6〜図9に示すように、不陸調整面部15bに、脚部15aに対する所望の可撓性を付与しておくことが好ましい。
上記した壁構造体及びその施工方法も、内装用壁材17を不陸調整部材15の不陸調整面部15bに当接するまで押し込むだけで、内装用壁材17を所定のレベルに接着できるので、未熟な職人であっても簡単に、複数の内装用壁材17…を面一に接着できる。しかも、従来GL工法が有していた、種々の課題を解決することができる。
<実施形態5>
本発明の実施形態5を図面に基づいて説明する。
図17は内装用壁材を取り付けた状態を示す拡大図である。図中、上記実施形態1などと同じ符号は同様の部材を示している。
本実施形態の壁構造体及びその施工方法は、コンクリート壁11に埋設されたセパレータ25aを用いて不陸調整部材15を取り付けている。
具体的に云うと、コンクリート壁11を施工した後に、セパレータ25aからプラスチックコーン27を除去し、それによりコンクリート壁11の凹み部11aから突出させた前記セパレータ25aの端部に、不陸調整部材15の内側のネジ山をネジ込み、所定のレベルで取り付ける。
その後の工程は、コンクリート壁11にノンフロン一液型ウレタン系発泡接着剤16をダンゴ状に塗布し、内装用壁材17が不陸調整部材15の不陸調整面部15bに当接するまで、ノンフロン一液型ウレタン系発泡接着剤16に押し込み、コンクリート壁11に内装用壁材17をノンフロン一液型ウレタン系発泡接着剤16で接着する(図17参照)。ちなみに、ノンフロン一液型ウレタン系発泡接着剤16が硬化するまでに、内装用壁材17がズリ動かないように、内装用壁材17を不陸調整部材15の不陸調整面部15bに仮止めビス20で固定することが好ましい。また、不陸調整部材15の脚部15aに充填剤(本実施形態ではノンフロン一液型ウレタン系発泡接着剤)28の充填用穴15cを形成しておき、同充填用穴15cからコンクリート壁11の凹み部11aとの間に前記充填剤28を充填すると、クッション性、耐震性が向上するので好ましい。更には、図示例のように、ネジ山としてラチェット機構18を有する不陸調整部材15を用いることが好ましい。セパレータ25aへ簡単且つ迅速に押し込むことができ、万一押し込み過ぎた場合でも爪18aがセパレータ25aに噛み合っているので、ネジ戻すことで不陸調整面部15bのレベルを簡単に調整することができるからである。また、不陸調整部材15は、図6〜図9に示すように、不陸調整面部15bに、脚部15aに対する所望の可撓性を付与しておくことが好ましい。
上記した壁構造体及びその施工方法も、内装用壁材17を不陸調整部材15の不陸調整面部15bに当接するまで押し込むだけで、内装用壁材17を所定のレベルに接着できるので、未熟な職人であっても簡単に、複数の内装用壁材17…を面一に接着できる。しかも、従来GL工法が有していた、種々の課題を解決することができる。
なお、本実施形態では、内装用壁材17をノンフロン一液型ウレタン系発泡接着剤16で取り付けているが、上記実施形態3と同様に、コンクリート壁11に断熱材12を吹き付け、同断熱材12が硬化するまでに、内装用壁材17が不陸調整部材15の不陸調整面部15bに当接するまで押し込み、内装用壁材17を前記断熱材12で接着しても良い。
上記した実施形態1〜5は内装用壁材の実施形態を示したが、外装用壁材でも略同様に実施できる。その場合、壁材としては通例用いられる外装用壁材が用いられる。
本発明の実施形態1の壁構造体を示す断面図である。 本発明の実施形態1の壁構造体の施工方法を説明するための断面図である。 本発明の実施形態1の壁構造体の施工方法を説明するための断面図である。 本発明の実施形態1の壁構造体の施工方法を説明するための断面図である。 本発明の実施形態1の壁構造体の施工方法を説明するための断面図である。 本発明で用いる不陸調整部材の一例を示す図であり、(a)は不陸調整面部側から見た図、(b)は(a)中のA−A’断面図である。 本発明で用いる不陸調整部材の別の例を示す図であり、(a)は不陸調整面部側から見た図、(b)は(a)中のB−B’断面図である。 本発明で用いる不陸調整部材の別の例を示す図であり、(a)は不陸調整面部側から見た図、(b)は(a)中のC−C’断面図である。 本発明で用いる不陸調整部材の別の例を示す図であり、(a)は不陸調整面部側から見た図、(b)は(a)中のD−D’断面図である。 本発明で用いる不陸調整部材の別の例を示す図であり、(a)は不陸調整面部側から見た図、(b)は側面図、(c)は(a)中のE−E’断面図である。 内装用壁材へのノンフロン一液型ウレタン系発泡接着剤の塗布を示す図である。 (a)、(b)は、本発明の実施形態2の壁構造体の施工方法を示す施工図である。 不陸調整部材の取り付け構造を示す拡大断面図である。 (a)、(b)は、本発明の実施形態3の壁構造体の施工方法を示す施工図である。 不陸調整部材の取り付け構造を示す拡大断面図である。 本発明の実施形態4の壁構造体における不陸調整部材の取り付け構造を示す拡大断面図である。 本発明の実施形態5の壁構造体における不陸調整部材の取り付け構造を示す拡大断面図である。
符号の説明
11 コンクリート壁
12 断熱材
12a 断熱材の穴部
13 ジョイナー
14 全ネジボルト
15 不陸調整部材
15a 脚部
15b 不陸調整面部
16 ノンフロン一液型ウレタン系発泡接着剤
17 内装用壁材
18 ラチェット機構
18a ラチェット機構の爪
20 仮止めビス
21a 屋内側型枠パネル
21b 屋外側型枠パネル
22 端太角(内端太)
23 鋼管(外端太)
24 締め付け具
25a、25b セパレータ
26 プラスチックコーン
27 プラスチックコーン
31 セパ穴
41 両面粘着テープ
61 低剛性部
62 プラス溝
71 円形の溝
81 開口
91 スリット

Claims (24)

  1. コンクリート壁に断熱材を介して壁材が取り付けられて成る壁構造体において、
    断熱材に形成された穴部に、脚部と平板状の不陸調整面部とを有する不陸調整部材が所定のレベルで取り付けられており、
    前記不陸調整部材の不陸調整面部に壁材が当接するように配置され、断熱材に接着剤で接着されていることを特徴とする、壁構造体。
  2. コンクリート壁にプラスチックコーンが埋設されており、同プラスチックコーンのネジ部は断熱材の穴部に通されていること、
    不陸調整部材の脚部は内側にネジ山を有する筒状に形成されており、内側のネジ山は前記プラスチックコーンのネジ部にネジ込まれ、断熱材の穴部に不陸調整部材が所定のレベルで取り付けられていることを特徴とする、請求項1に記載した壁構造体。
  3. コンクリート壁と断熱材とは、型枠パネルの内側に断熱材を取り付けて型枠を組み、同型枠内にコンクリートを打設した後に型枠パネルを解体することによって、一体施工されており、前記断熱材のセパ穴部に不陸調整部材が取り付けられていることを特徴とする、請求項1又は2に記載した壁構造体。
  4. コンクリート壁に断熱材を介して壁材が取り付けられて成る壁構造体において、
    コンクリート壁から突出するプラスチックコーンやセパレータなどのネジ部に、内側にネジ山を有する脚部と平板状の不陸調整面部とを有する不陸調整部材が、前記脚部のネジ山をネジ込むことによって、所定のレベルで取り付けられており、
    前記不陸調整部材の不陸調整面部に壁材が当接するように配置され、断熱材に直に接着されていることを特徴とする、壁構造体。
  5. コンクリート壁に断熱材を介して壁材が取り付けられて成る壁構造体において、
    断熱材に、外側にネジ山を有する脚部と平板状の不陸調整面部とを有する不陸調整部材が、前記脚部のネジ山をネジ込むことによって、所定のレベルで取り付けられており、
    前記不陸調整部材の不陸調整面部に壁材が当接するように配置され、断熱材に接着剤で接着されていることを特徴とする、壁構造体。
  6. コンクリート壁に壁材が取り付けられて成る壁構造体において、
    コンクリート壁に埋設したセパレータの端部からプラスチックコーンを除去することで、コンクリート壁の凹み部から突出させた前記セパレータの端部に、内側にネジ山を有する筒状の脚部と平板状の不陸調整面部とを有する不陸調整部材が、前記脚部のネジ山をネジ込むことによって、所定のレベルで取り付けられており、
    前記不陸調整部材の不陸調整面部に壁材が当接するように配置され、コンクリート壁に接着剤で接着されていることを特徴とする、壁構造体。
  7. 不陸調整部材の脚部に充填剤の充填用穴が形成されており、同充填用穴から前記脚部周辺の空隙に充填剤が充填されていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一に記載した壁構造体。
  8. 不陸調整部材の脚部は、内側のネジ山として単数又は複数のラチェット機構を有しており、同ラチェット機構はプラスチックコーンのネジ部などへの押し込みを許容し、引き抜きを拘束する形状の3枚以上の爪が脚部の内側に設けられていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一に記載した壁構造体。
  9. 不陸調整部材は、不陸調整面部が脚部に対して可撓性を有していることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一に記載した壁構造体。
  10. 不陸調整部材の脚部と不陸調整面部の境界に低剛性部が形成されていることを特徴とする、請求項9に記載した壁構造体。
  11. 不陸調整部材の不陸調整面部に複数のスリットが形成されていることを特徴とする、請求項9に記載した壁構造体。
  12. 接着剤はノンフロン一液型ウレタン系発泡接着剤であることを特徴とする、請求項1又は5又は6に記載した壁構造体。
  13. コンクリート壁に断熱材を介して壁材が取り付けられて成る壁構造体の施工方法において、
    断熱材に形成した穴部に、脚部と平板状の不陸調整面部とを有する不陸調整部材を所定のレベルで取り付け、前記不陸調整部材の不陸調整面部に壁材を当接するように配置し、断熱材に接着剤で接着することを特徴とする、壁構造体の施工方法。
  14. コンクリート壁に埋設したプラスチックコーンのネジ部を断熱材の穴部に通すこと、
    不陸調整部材の脚部は内側にネジ山を有する筒状に形成しており、内側のネジ山を前記プラスチックコーンのネジ部にネジ込み、断熱材の穴部に不陸調整部材を所定のレベルで取り付けること、
    を特徴とする、請求項13に記載した壁構造体の施工方法。
  15. コンクリート壁と断熱材とは、型枠パネルの内側に断熱材を取り付けて型枠を組み、同型枠内にコンクリートを打設した後に型枠パネルを解体することによって、一体施工し、前記断熱材のセパ穴部に不陸調整部材を取り付けることを特徴とする、請求項13又は14に記載した壁構造体の施工方法。
  16. コンクリート壁に断熱材を介して壁材が取り付けられて成る壁構造体の施工方法において、
    コンクリート壁から突出するプラスチックコーンやセパレータなどのネジ部に、内側にネジ山を有する脚部と平板状の不陸調整面部とを有する不陸調整部材を、前記脚部のネジ山をネジ込むことによって、所定のレベルで取り付けること、
    前記不陸調整部材を避けるように、コンクリート壁に断熱材を吹き付けること、
    前記断熱材が硬化するまでに、同断熱材に壁材を押し込んで、不陸調整部材の不陸調整面部に前記壁材を当接するように配置し、断熱材に直に接着すること、
    を特徴とする、壁構造体の施工方法。
  17. コンクリート壁に断熱材を介して壁材が取り付けられて成る壁構造体の施工方法において、
    断熱材に、外側にネジ山を有する脚部と平板状の不陸調整面部とを有する不陸調整部材を、前記脚部のネジ山をネジ込むことによって、所定のレベルで取り付け、前記不陸調整部材の不陸調整面部に壁材を当接するように配置し、断熱材に接着剤で接着することを特徴とする、壁構造体の施工方法。
  18. コンクリート壁に壁材が取り付けられて成る壁構造体の施工方法において、
    コンクリート壁に埋設したセパレータの端部からプラスチックコーンを除去することで、コンクリート壁の凹み部から突出させた前記セパレータの端部に、内側にネジ山を有する筒状の脚部と平板状の不陸調整面部とを有する不陸調整部材を、前記脚部のネジ山をネジ込むことによって、所定のレベルで取り付けること、
    前記不陸調整部材の不陸調整面部に壁材を当接するように配置し、コンクリート壁に接着剤で取り付けること、
    を特徴とする、壁構造体の施工方法。
  19. 不陸調整部材の脚部に充填剤の充填用穴を形成しており、同充填用穴から前記脚部周辺の空隙に充填剤を充填することを特徴とする、請求項13〜18のいずれか一に記載した壁構造体の施工方法。
  20. 不陸調整部材の脚部は、内側のネジ山として単数又は複数のラチェット機構を有しており、同ラチェット機構はプラスチックコーンのネジ部などへの押し込みを許容し、引き抜きを拘束する形状の3枚以上の爪を脚部の内側に設けていることを特徴とする、請求項13〜19のいずれか一に記載した壁構造体の施工方法。
  21. 不陸調整部材は、不陸調整面部が脚部に対して可撓性を有していることを特徴とする、請求項13〜20のいずれか一に記載した壁構造体の施工方法。
  22. 不陸調整部材の脚部と不陸調整面部の境界に低剛性部を形成していることを特徴とする、請求項21に記載した壁構造体の施工方法。
  23. 不陸調整部材の不陸調整面部に複数のスリットを形成していることを特徴とする、請求項21に記載した壁構造体の施工方法。
  24. 接着剤はノンフロン一液型ウレタン系発泡接着剤であることを特徴とする、請求項13又は17又は18に記載した壁構造体の施工方法。
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