JP2007068851A - 飲料抽出機 - Google Patents

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良一 阪口
Shinsuke Ikenaga
伸介 池永
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Abstract

【課題】飲料抽出原料や水の量を調整することなく、嗜好に合った濃度の飲料を抽出可能とする。
【解決手段】給湯パイプ24は、水タンク12に接続され、加熱手段(ヒータ21)により加熱される第1加熱管路25と、第1加熱管路25に連続し、中間部分に位置する折返部26bが水タンク12における最高水位より上方に位置する迂回管路26と、迂回管路26に連続し、加熱手段により加熱される第2加熱管路27と、第2加熱管路27に連続し、先端の第1吐出口29がバスケット16に配置された第1吐出管路28とを備え、迂回管路26に、第1加熱管路25で加熱されたお湯をバスケット16または第1吐出管路28に供給する第2吐出管路44を分岐接続するとともに、迂回管路26に供給されたお湯を、第2加熱管路27および第2吐出管路44のうち、少なくともいずれか一方に流入するように切り換える流路切換手段(切換弁30)を設けた構成とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、飲料抽出機に関するものである。
コーヒーメーカーなどの飲料抽出機は、水を受け入れる水タンクと、飲料抽出原料を収容するバスケットと、抽出した飲料を受け入れる飲料容器を着脱可能に設置するベース部とを備えている。そして、前記水タンクには、ベース部の下部を経て前記バスケットの上方に配管される給湯パイプが接続されている。また、この給湯パイプには、前記ベース部内に位置するように、前記パイプ内の水を加熱するとともに前記ベース部に設置した飲料容器を加熱する加熱手段が配設されている。
しかし、この飲料抽出機では、水を水タンクに収容させると、水圧により給湯パイプに流入し、加熱手段による加熱部分は勿論、その先の吐出口に至る部分まで上昇し、水タンク内の水面と同じ高さまで満たされる。そして、この状態で加熱を開始すると、その当初は加熱手段より先の沸騰されていない低温の水がバスケットに供給される。この場合、コーヒーなどの飲料抽出原料は低温水により、十分な抽出作用を得ることができない。その結果、抽出したコーヒーは、濃度が薄い低品質なものとなってしまう。
本発明の飲料抽出機に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
特開2002−51915号公報
前記課題を解決するため、本出願人は、特許文献1で、給湯パイプが二か所において加熱手段で加熱され、その加熱部の間を、前記水タンクにおける最高水位よりも高い位置にまで上昇させたコーヒーメーカーを提供している。具体的には、このコーヒーメーカーの給湯パイプは、水タンクに接続された第1加熱管路と、該第1加熱管路に連続する迂回管路と、該迂回管路に連続する第2加熱管路と、該第2加熱管路に連続した吐出管路とを備えている。そして、前記迂回管路は、中間部分に位置する折返部が水タンクにおける最高水位より上方に位置するように配管されている。
これにより、水タンクに水を収容させた場合、水圧により給湯パイプに流入する水は、第1加熱管路を経て迂回管路に流入する。しかし、この迂回管路内では、折返部が水タンクの最高水位より上方に位置しているため、この折返部を越えて第2加熱管路に至ることはない。そのため、加熱を開始すると、迂回管路内に位置する不十分な加熱状態の水は、第2加熱管路により十分に加熱された状態でバスケットに供給される。その結果、飲料抽出原料には、当初から沸騰された熱いお湯が供給されるため、味が濃い品質の優れたコーヒーを抽出することができる。
即ち、本出願人は、通常の抽出動作により、味が濃い所謂ダブル加熱タイプのコーヒーメーカーと、味が薄い所謂シングル加熱タイプのコーヒーメーカーの2種を提供している。しかし、この種の製品を購入するユーザは、製造メーカや価格などにより購入する製品を決定し、実際の機能を把握していない場合がある。また、飲用するユーザは、薄い味を好む人から濃い味を好む人まで、嗜好が様々である。そのため、いずれのタイプのコーヒーメーカーを購入しても、飲料抽出原料や水の量を調整する必要があり、利便性が良いとは言えない。
本発明は、従来の問題に鑑みてなされたもので、飲料抽出原料や水の量を調整することなく、嗜好に合った濃度の飲料を抽出可能な飲料抽出機を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明の飲料抽出機は、水タンクから給湯パイプを通して供給される水を、該給湯パイプに付設された加熱手段により加熱し、加熱された熱湯を前記給湯パイプの先端の吐出口から飲料抽出原料を収容するバスケットに注いで飲料を抽出する飲料抽出機において、前記給湯パイプは、前記水タンクに接続され、前記加熱手段により加熱される第1加熱管路と、前記第1加熱管路に連続し、その中間部分に位置する折返部が前記水タンクにおける最高水位より上方に位置する迂回管路と、前記迂回管路に連続し、前記加熱手段により加熱される第2加熱管路と、前記第2加熱管路に連続し、その先端の吐出口が前記バスケットに配置された第1吐出管路とを備え、前記迂回管路に、前記第1加熱管路で加熱されたお湯を前記バスケットまたは第1吐出管路に供給する第2吐出管路を分岐接続するとともに、前記迂回管路に供給されたお湯を、前記第2加熱管路および第2吐出管路のうち、少なくともいずれか一方に流入するように切り換える流路切換手段を設けた構成としている。
この飲料抽出機では、流路切換手段により第1加熱管路で加熱したお湯を第2加熱管路へ供給することにより、ダブル加熱タイプと同様に、当初から飲料抽出原料に熱いお湯を供給できるため、味が濃い飲料を抽出することができる。一方、第1加熱管路で加熱したお湯を二次加熱することなく、第2吐出管路を介してバスケットに供給することにより、シングル加熱タイプと同様に、当初は飲料抽出原料に低温のお湯が供給されるため、味が薄い飲料を抽出することができる。このように、流路切換手段により、抽出される飲料の濃度を変更できるため、ユーザが飲料抽出原料や水の量を独自に調整する必要はなく、利便性を向上できる。
この飲料抽出機では、前記第2吐出管路を、前記折返部近傍に設けることが好ましい。このようにすれば、機器内での給湯パイプの配管が複雑になることを防止できる。
また、前記流路切換手段は、前記第1加熱管路の側に接続される給水部、前記第2加熱管路の側に接続される第1接続部、前記第2吐出管路に接続される第2接続部を有する本体と、前記本体内に回動可能に取り付けられた弁体とを備えることが好ましい。
この場合、前記弁体は、前記第1接続部に対してのみ連通する第1切換状態と、前記第2接続部に対してのみ連通する第2切換状態と、前記第1接続部および第2接続部に対して所定割合で連通する第3切換状態とを有することが好ましい。
このようにすれば、複雑な制御プログラムや入力手段を設けることなく、ユーザの嗜好に応じた濃度で飲料を確実に抽出することが可能になる。そのため、機器をコスト高にすることなく、利便性の向上を図ることができる。
本発明の飲料抽出機では、流路切換手段ことにより、ダブル加熱タイプまたはシングル加熱タイプに変更することができるため、ユーザが飲料抽出原料や水の量を独自に調整する必要はなく、嗜好に合う飲料を抽出できるため、利便性を向上できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1および図2(A),(B)は、本発明の実施形態に係る飲料抽出機を示す。この飲料抽出機は、略コ字形状をなす抽出機本体11にガラス製の飲料容器10を着脱可能に配設するものである。
前記抽出機本体11は、図1中左側に位置する背部に水タンク12を備えている。この水タンク12は、上下方向に延びるように設けられている。この水タンク12の上端は、水を受け入れるために開口されており、この上端開口が着脱可能な蓋13によって閉塞されている。そして、この水タンク12の上部には前方に突出するノーズ部14が形成され、下部には前方に突出するベース部19が形成されている。
前記ノーズ部14の内部には、後述するバスケット16内にお湯を均一に散布するための給水部材15が配設されている。そして、このノーズ部14の下部には、飲料の抽出原料を収容するバスケット16が回動可能に配設されている。具体的には、このバスケット16は、前記ノーズ部14の下部に回動可能なカバー17が配設され、このカバー17の内部に着脱可能に配設されている。また、バスケット16の下部には、飲料容器10がベース部19に配設されていない状態では、内部の飲料が滴下されないようにするための止水弁18が配設されている。この止水弁18は、ベース部19に飲料容器10を配置することにより、該飲料容器10の上端開口を覆う蓋体10aが当接し、上向きに押圧することにより開放されるものである。
前記ベース部19は、前記バスケット16から流出する飲料を受け入れる飲料容器10を着脱可能に設置するものである。このベース部19の上面には円形状の金属板20が配設されている。そして、このベース部19の内部には、後述する給湯パイプ24内を流動する水を加熱するとともに、前記金属板20を介して飲料容器10を加熱する加熱手段としてヒータ21が配設されている。
このヒータ21は、前記ベース部19の金属板20の下部において、前記給湯パイプ24の上部にU字形状に配設されている。また、このヒータ21は、給湯パイプ24内の水を加熱することによる圧力上昇を利用し、お湯を上方のバスケット16に供給する供給手段の役割をなす。このヒータ21の近傍には、サーミスタからなる温度センサ22が固定部材23を介して配設されている。
そして、この抽出機本体11の内部には、前記水タンク12からベース部19を経て前記バスケット16の上方に配管される金属製の給湯パイプ24が配設されている。この給湯パイプ24は、図2(A),(B)および図3に示すように、大略、第1加熱管路25と、迂回管路26と、第2加熱管路27と、第1吐出管路28とを備え、前記迂回管路26に流路切換手段である切換弁30を介設し、該切換弁30に第2吐出管路44を更に設けたものである。
具体的には、第1加熱管路25は、その端部が水タンク12に接続され、ベース部19内のヒータ21の下部に沿って配管されるものである。迂回管路26は、第1加熱管路25に連続するもので、前記水タンク12の前方において、上向きに延びる揚水部26aと、略逆U字形状に折り返す中間部分の折返部26bと、下向きに延びる落水部26cとからなる。中間部分に位置する折返部26b、即ち、揚水部26aの上端は、水タンク12内に満水状態で収容させた最高水位より上方に位置するように構成されている。第2加熱管路27は、迂回管路26の先端である落水部26cに連続し、ベース部19内のヒータ21の下部に沿って、且つ、第1加熱管路25の外周部に位置するように配管されるものである。第1吐出管路28は、第2加熱管路27に連続し、前記水タンク12の前方において上向きに延び、上部で屈曲してバスケット16の上方に位置する給水部材15に、先端の第1吐出口29が配置されるものである。
そして、切換弁30は、前記迂回管路26において、折返部26bの近傍、具体的には、揚水部26aと折返部26bとの境界部分に介設され、水タンク12内に満水状態で収容させた最高水位より上方に位置するように構成されている。この切換弁30は、図3および図4(A),(B)に示すように、分岐流路を備えた本体31と、該本体31に回動可能に取り付けられる弁体36と、該弁体36を回動操作する操作部材41とを備えている。
前記本体31は、垂直下向きに延びる給水部32と、水平方向に突出する第1接続部33と、該第1接続部33に対して約90度の角度をもって水平方向に突出する第2接続部34とを備え、その上部には、前記給水部32にかけて延びる弁体取付部35を設けたものである。前記弁体36は、前記弁体取付部35内にパッキン37を介して水密に装着されるものである。この弁体36には、下端開口の流入部38aおよび側面開口の流出部38bとを備えた逆L字形状の流路38が設けられている。この流出部38bの先端の流出口の周囲には、弁体取付部35の内周面との間をシールする環状のシール部材39が配設されている。また、この弁体36には、弁体取付部35から上方を突出するとともに、ノーズ部14から外側に更に突出する取付部40が設けられている。前記操作部材41は、ノーズ部14の外側において前記弁体36の取付部40に固定することにより、弁体36を手動で操作するものである。この操作部材41には、図2(A)に示すように、回転状態を表示するための印表示42が設けられるとともに、ノーズ部14に濃淡レベルを示す濃淡表示43が設けられている。
本実施形態では、弁体36の流出部38bは、その先端の流出口にかけて漸次広がる形状とし、その流出口の開口面積が各接続部33,34の流入側開口面積より大きくなるように構成している。そして、その流出口の開口面積は、図4(B)に示す第1接続部33に対してのみ連通する第1切換状態と、図4(C)に示す第2接続部34に対してのみ連通する第2切換状態と、これらの中間位置である図4(D)に示す第1接続部33および第2接続部34に対して操作部材41の操作量に応じた所定割合で連通する第3切換状態とが行える大きさとされている。
前記構成の切換弁30において、給水部32は、第1加熱管路25の側である揚水部26aに接続される。第1接続部33は、第2加熱管路27の側である折返部26bが接続される。第2接続部34は、第1吐出管路28とは異なる第2吐出管路44が接続される。この第2吐出管路44は、その先端の第2吐出口45がバスケット16の上方に位置する給水部材15に配管されている。
前記飲料抽出機は、抽出機本体11内に図示しない制御基板が配設され、図5に示すように、この制御基板に実装されたマイコン46により、抽出および保温制御が実行される。具体的には、抽出機本体11に配設した飲料の抽出を実行するためのスイッチ47が操作されると、ヒータ21を制御して飲料の抽出制御を実行した後、続いて飲料容器10内の飲料の保温制御を実行する。
抽出制御は、フルパワーで且つ通電を遮断することなく常に100%の通電率で通電を行い続ける。そして、第1加熱管路25および第2加熱管路27の内部の水が完全に無くなると、温度センサ22による検出値が異常昇温することにより、抽出が完了したと判断し、保温制御に移行する。この保温制御では、フルパワーで且つ予め設定された温度に従ってオン、オフ制御を繰り返し、所定の通電率で飲料容器10内の飲料の温調温度が約85℃となるように保温制御を行う。
次に、前記飲料抽出機による抽出動作について具体的に説明する。
まず、ユーザが水タンク12に水を収容させると、水圧により給湯パイプ24に流入する水は、第1加熱管路25を経て迂回管路26に流入する。この迂回管路26内では、折返部26bは勿論、切換弁30が水タンク12の最高水位より上方に位置しているため、切換弁30を越えて第2加熱管路27または第2抽出管路に加熱していない水が供給されることはない。
この状態で、ユーザがスイッチ47を操作することにより抽出動作が開始されると、マイコン46は、フルパワーでヒータ21へ通電を開始する。そうすると、第1加熱管路25内の水が加熱されるとともに、迂回管路26の揚水部26a内の水が伝熱により昇温される。そして、この昇温により第1加熱管路25および揚水部26a内の圧力が高まると、加熱されたお湯が給水部32から切換弁30内に流入する。
この時、ユーザが操作部材41の操作により、切換弁30を図4(B)に示すように、第1接続部33に対してのみ連通する第1切換状態としている場合、第1加熱管路25で加熱されたお湯は、第1接続部33を介して迂回管路26の折返部26bに流入する。その後、落水部26cを介して第2加熱管路27に流入し、該第2加熱管路27にてヒータ21で二次加熱されて昇圧すると第1吐出管路28を経て、該第1吐出管路28の第1吐出口29から給水部材15を介してバスケット16に供給される。
このように、本実施形態の飲料抽出機は、切換弁30を図4(B)に示すダブル加熱状態とすることにより、加熱を開始すると、迂回管路26内に位置する不十分な加熱状態の水を第2加熱管路27に供給し、十分に加熱した状態でバスケット16に供給することができる。その結果、当初から飲料抽出原料に熱いお湯を供給できるため、味が濃い飲料(コーヒー)を抽出することができる。
一方、ユーザが操作部材41の操作により、切換弁30を図4(C)に示すように、第2接続部34に対してのみ連通する第2切換状態としている場合、第1加熱管路25で加熱されたお湯は、第2接続部34を介して第2吐出管路44に流入する。そのため、第2加熱管路27にて二次加熱されることなく、第2吐出管路44の第2吐出口45から給水部材15を介してバスケット16に供給される。
このように、本実施形態の飲料抽出機は、切換弁30を図4(C)に示すシングル加熱状態とすることにより、二次加熱することなくバスケット16に供給することができる。その結果、当初は飲料抽出原料に低温のお湯が供給されるため、味が薄い飲料を抽出することができる。
一方、ユーザが操作部材41の操作により、切換弁30を図4(D)に示すように、第1接続部33および第2接続部34の両方に連通する第3切換状態としている場合、第1加熱管路25で加熱されたお湯は、操作量に基づく連通比率に略応じて、第1接続部33を介して第2加熱管路27に流入するとともに、第2接続部34を介して第2吐出管路44に流入する。そして、第2加熱管路27に流入したお湯は、該第2加熱管路27で二次加熱され、第1吐出管路28を経てバスケット16に供給される。また、第2吐出管路44に流入したお湯は、第2加熱管路27にて二次加熱されることなく、第2吐出管路44からバスケット16に供給される。
このように、本実施形態の飲料抽出機は、切換弁30を図4(D)に示す中間状態とすることにより、一次加熱のみによる沸騰水と二次加熱による高沸騰水とを、操作部材41の操作量に応じた希望割合でバスケット16に供給することができる。その結果、ダブル加熱による濃い味と、シングル加熱による薄い味との中間の味の飲料を抽出することができる。
即ち、本発明の飲料抽出機は、ユーザの嗜好に応じて流路切換手段である切換弁30を操作することにより、抽出される飲料の濃度を希望に応じて変更することができる。よって、ユーザが飲料抽出原料や水の量を独自に調整する必要はなく、使用上の利便性を大幅に向上できる。
また、本実施形態では、流路切換手段として本体31と回動可能な弁体36とを備えた手動切換方式のものを迂回管路26に介設する構成としているため、複雑な制御プログラムや入力手段(スイッチ)を設けることなく、ユーザの嗜好に応じた濃度で飲料を確実に抽出することができる。そのため、機器をコスト高にすることなく、利便性の向上を図ることができる。
さらに、第2吐出管路44は、切換弁30を迂回管路26における略上端である折返部26bの近傍に介設することにより、該折返部26bの近傍に設けているため、抽出機本体11内での配管が複雑になることを防止できる。
なお、本発明の飲料抽出機は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、流路切換手段は、手動による流路切換方式の切換弁30を適用したが、駆動手段による電気的な切換方式のものであってもよい。また、図6に示すように、迂回管路26に第2吐出管路44を直接的に分岐接続し、その分岐部分の下流側である折返部26bおよび第2吐出管路44にそれぞれ開閉式の電磁弁48A,48Bをそれぞれ介設する。そして、抽出機本体11には濃度を選択可能なスイッチ47またはダイヤル方式の入力手段を設ける。これにより、電磁弁48A,48Bをオンオフ制御することにより、第2加熱管路27または第2吐出管路44に所定量のお湯を供給することにより、前記と同等の作用および効果を得ることができる。
また、前記実施形態では、第2吐出管路44をバスケット16の上方の給水部材15上に配管したが、その先端を第1吐出管路28に接続してもよい。
本発明の実施形態に係る飲料抽出機を示す断面図である。 飲料抽出機を示し、(A)は平面図、(B)は底を外した状態の底面図である。 給水パイプの構成を示す斜視図である。 流路切換手段である切換弁を示し、(A)は縦断面図、(B)は第1切換状態の要部横断面図、(C)は第2切換状態の要部横断面図、(D)は第3切換状態の要部横断面図である。 飲料抽出機の構成を示すブロック図である。 給水パイプの変形例を示す斜視図である。
符号の説明
10…飲料容器 11…抽出機本体
12…水タンク 14…ノーズ部
16…バスケット 19…ベース部
21…ヒータ(加熱手段) 22…温度センサ(温度検出手段)
24…給湯パイプ 25…第1加熱管路
26…迂回管路 26a…揚水部
26b…折返部 26c…落水部
27…第2加熱管路 28…第1吐出管路
29…第1吐出口 30…切換弁(流路切換手段)
31…本体 32…給水部
33…第1接続部 34…第2接続部
36…弁体 41…操作部材
44…第2吐出管路 45…第2吐出口
46…マイコン(制御手段)

Claims (4)

  1. 水タンクから給湯パイプを通して供給される水を、該給湯パイプに付設された加熱手段により加熱し、加熱された熱湯を前記給湯パイプの先端の吐出口から飲料抽出原料を収容するバスケットに注いで飲料を抽出する飲料抽出機において、
    前記給湯パイプは、
    前記水タンクに接続され、前記加熱手段により加熱される第1加熱管路と、
    前記第1加熱管路に連続し、その中間部分に位置する折返部が前記水タンクにおける最高水位より上方に位置する迂回管路と、
    前記迂回管路に連続し、前記加熱手段により加熱される第2加熱管路と、
    前記第2加熱管路に連続し、その先端の吐出口が前記バスケットに配置された第1吐出管路とを備え、
    前記迂回管路に、前記第1加熱管路で加熱されたお湯を前記バスケットまたは第1吐出管路に供給する第2吐出管路を分岐接続するとともに、
    前記迂回管路に供給されたお湯を、前記第2加熱管路および第2吐出管路のうち、少なくともいずれか一方に流入するように切り換える流路切換手段を設けたことを特徴とする飲料抽出機。
  2. 前記第2吐出管路を、前記折返部近傍に設けたことを特徴とする請求項1に記載の飲料抽出機。
  3. 前記流路切換手段は、前記第1加熱管路の側に接続される給水部、前記第2加熱管路の側に接続される第1接続部、前記第2吐出管路に接続される第2接続部を有する本体と、前記本体内に回動可能に取り付けられた弁体とを備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の飲料抽出機。
  4. 前記弁体は、前記第1接続部に対してのみ連通する第1切換状態と、前記第2接続部に対してのみ連通する第2切換状態と、前記第1接続部および第2接続部に対して所定割合で連通する第3切換状態とを有することを特徴とする請求項3に記載の飲料抽出機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108514330A (zh) * 2018-05-16 2018-09-11 佛山市顺德区华申电器制造有限公司 一种咖啡机

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