JP2007068614A - お守り - Google Patents

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Abstract

【課題】 夜間や暗い所でも存在が認識できるお守りを提供する。
【解決手段】 お守り10の表面に形成される図柄や模様3、文字、あるいはお守りの地模様に、太陽光線等が当たることにより紫外線エネルギーを吸収しそのエネルギーを可視光に変えて、暗闇の中でも光を放出しながら発光し続ける蓄光糸を使用する。その結果、お守り10の表面に表出された図柄や模様3等が、暗所において発光するため、お守りの存在を認識でき、かつ、そのお守りを身に付けたり、あるいは適所に吊下げることにより視覚的にお守りを楽しむことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、特定の繊維を織り上げて作った織物地によって構成されるお守りに関するものである。
お守りの使用形態として、お守り入れ袋に入れずにそれ自体を身に付けたり、カバンや手提げ袋に取り付けたり、あるいは車や自転車等に吊下げたりする方法以外に、特別のお守り入れケースに入れて使用する方法もある。また、織物を用いて構成されるお守りとして種々の形態のものがある。例えば、長方形状あるいは正方形状に織物を折りたたみ、あるいは裁断して用い、四方を密閉してお守りを形成したり、織物にお守りの内容を表示する内容表示部や寺社名を表示する寺社名表示部、あるいは寺社の紋を表示する紋表示部を設けて織り、それらの表示部が設けられた織物を一定間隔で裁断し、裁断された一片の織物の四方を密閉してお守りを形成するものがある。
さらには、織物の両端を内側に折り曲げ、織物の両端間に適度な間隙を設け、その間隙に護符が外部から見えるように装着し、織物の両端を各々のり等で接着して、1体のお守りを形成するものがある。この他にも、紙材の表裏に織物を貼付し、しかる後、一定の形状に裁断し、形成されるお守り等もある。この場合、織物地に文字表示部が設けられ、例えば、お守りとか御守の文字が表示されたり、あるいは裏側に寺社名が表示される。
上述した態様で使用される、模様や色彩が施された織物を使ったお守りは、明るい場所では鮮やかにその色彩を呈し、お守りとして良好に認識されるものであるが、夜間や暗い場所等では、模様や色彩のみならず、お守りそのものの存在すら認識できない場合がある。また、お守りとして認識されても、その認識の程度が非常に低くなったり、表面に施した装飾によって見た目の美しさを兼ねたお守り本来の機能が損なわれたりすることは、お守りを保持する者にとって快いものではなく、そのご利益に与ることができないのではないかといった不安を抱える問題がある。
一方、太陽光線によって特定の色彩に変色する白糸を単数または複数種類使用して、それを縦糸と緯糸に用いて織った織物、あるいは、発光塗料を使用した繊維や糸を用いて織られた織物を使用することも考えられるが、その場合、暗い場所等における視認性に問題はないとしても、その扱いに一定の注意を要する。
すなわち、発光塗料には、その発光機能を維持する関係から、わずかながらも放射性物質を含んでいるため、常時、人体に密着させた態様での使用には制限が設けられるべきである。また、この種のお守りは、通常、視認性を重視する観点から、衣服のポケットに入れたり、カバン類に吊り下げる等して持ち歩くことがほとんどであり、その使用上の留意点のみならず、生産や廃棄等にも厳しい管理が必要となる。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、従前の不便や欠点を解消し、夜間や暗い所でもお守りの存在が認識でき、かつ、お守りの表面にあしらった美しい模様や色彩を視認でき、それらを安心して楽しむことが可能なお守りを提供することである。
かかる目的を達成し、上述した課題を解決する一手段として、例えば、以下の構成を備える。すなわち、内部に板材あるいは紙材によって形成された護符を入れ、全体が織物地によって覆われて形成されるお守りであって、上記織物地は、所定の光エネルギーを吸収しそのエネルギーを可視光に変えて暗所で発光する蓄光糸を単数または複数種類使用して縦糸または緯糸、あるいは縦糸と緯糸に用いて織られていることを特徴とする。
例えば、上記蓄光糸によって図柄や模様、あるいは当該お守りの内容や寺社名等を表わす文字を単独で、あるいは複合した状態で上記織物の表面に形成表出したことを特徴とする。
例えば、上記織物において図柄や模様あるいは文字を除く地模様部が上記蓄光糸によって形成されたことを特徴とする。また、例えば、上記織物において図柄や模様あるいは文字と、地模様部とが上記蓄光糸によって形成され、当該お守り全体が暗所で発光するように構成されたことを特徴とする。
例えば、上記図柄や模様あるいは文字が一定間隔に連続して形成表出されるように織られた上記織物を一定間隔で裁断し、その裁断で得られた織物片を縫合して構成したことを特徴とする。
また、例えば、上記図柄や模様あるいは文字が当該お守りの表面または裏面、あるいは表面と裏面に形成表出されていることを特徴とする。
上述した課題を解決する他の手段として、本発明は、表面あるいは裏面に当該お守りの内容や寺社名等を表示する表示部、および模様部分を有する織物によって密閉形成されるお守りであって、これら表示部および模様部分を、光エネルギーを吸収しそのエネルギーを可視光に変えて暗所で発光する蓄光糸を使用して表出形成したことで、これら表示部および模様部分が暗所で発光するように構成されたことを特徴とする。
また、上述した課題を解決する他の手段として、本発明は、織物の両端を折曲し、一定の間隙を設け、その間隙の内側に板材、紙材、プラスチック材、金属材等によって形成された護符を装着することによって構成されるお守りであって、上記織物の模様部分に、光エネルギーを吸収しそのエネルギーを可視光に変えて暗所で発光する蓄光糸を使用することで、その模様部分が暗所で発光するように構成されたことを特徴とする。
例えば、上記蓄光糸は、あらかじめ色顔料等によって所定の色に着色され、その色で上記表示部および模様部分が暗所において発光することを特徴とする。
本発明によれば、お守りの表面等に表出した模様部、あるいは地模様部等の特定箇所を暗所で発光させることができ、夜間や暗い所でもお守りの所在を視認できる。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る実施の形態例を詳細に説明する。図1は、本実施の一形態例に係るお守りの表面図である。図1に示すお守りは、板材、紙材、プラスチック材、金属材等によって板状に形成される護符を内部に包含し、例えば、お守りの内容や寺社名を表示する表示部2を有する織物1によって密閉形成されている。図2は、織物1の両端を折曲し、一定の間隙を設け、その間隙の内側に、例えば板材によって形成される護符を装着したお守りの表面図である。また、図3は、例えば紙材によって形成される護符を装着したお守りの表面図である。
図1〜図3に示すお守りを構成する織物は、太陽光線等が当たるとその光エネルギーを吸収し、暗闇の中において、そのエネルギー活性化させて発光する蓄光糸を使用して織ったものである。ここでは、蓄光糸を織物の縦糸や緯糸、あるいは縦糸と緯糸の双方に用いて織物を織り、また、蓄光糸を使用して、織物表面(つまり、お守りの表面あるいは裏面)に図柄や模様、あるいは文字(例えば、お守りの内容表示部や寺社名の寺社名表示部等)を単独で表出させたり、あるいは複合した状態で表出して織り上げる。
なお、単独で織物表面に表出させるとは、例えば、単に図柄なら図柄のみを、織物表面に表出させることができるということであり、複合した状態とは、例えば、図柄と文字、あるいは模様と図柄および文字を同時に、織物表面に表出させることができることを意味する。また、本実施の形態例に係るお守りは、光エネルギーを吸収しない通常の繊維、あるいは、すでに一定の色彩(例えば、赤、青、黄、緑、あるいは紫等、各種の色彩)に着色された蓄光糸とともに織られた織物で構成することもできる。従って、着色した蓄光糸を適宜に使用することにより、目的の色彩が表出する図柄や模様、あるいは文字を織物の表面に表出させることができる。
お守り本体10の形状は、例えば、図1、図3に示すように方形状であったり、図2に示すように剣先形状に形成されたり、さらには円形状、あるいは三角形状とすることもできる。お守り本体10は、上述したように板材、紙材、プラスチック材、金属材等によって板状に形成された護符を内部に包含し、織物によって密閉されて形成されるものや、織物の両端を折曲し、一定の間隙を設けて、その間隙に板材や紙材で形成される護符を装着することによって形成される。
ここで、護符とは、神仏が加護して種々の厄難から逃れさせるという札で、紙製や板製のもの、あるいはプラスチック、金属等で構成されるものがあり、その表面等には、例えば、神璽が押印してあったり、真言蜜呪や神仏の名が書かれている。このような護符を必ず有しているからこそ、お守りとされるものである。なお、図2に示すお守りは、例えば板製の護符4を装着してなり、図3に示すお守りには、例えば紙製の護符4´が装着されている。
織物1は、上述したように蓄光糸を使用して織られた織物である。この蓄光糸は、後述するように太陽光線等に当たると、その光エネルギーを吸収し、お守りの一方側面、あるいは両側面において、単独あるいは複合的に暗闇の中で発光するよう構成することができる。より具体的には、織物に太陽光線等が当たると、その織物の縦糸あるいは緯糸によって表出された文字部分あるいは模様部分、または内容表示部、および寺社名表示部が光エネルギーを吸収する。
また、織物の縦糸あるいは緯糸のみならず、太陽光線等に当たると縦糸と緯糸が同時に光エネルギーを吸収するように織ることもでき、さらには、織物の必要な部分に太陽光線等に当たると、その光エネルギーを吸収するように織ることができる。
お守りの表示部2には、例えば、交通安全、学業成就、家内安全、合格等、祈念する祈願用語が表出される。これによって、お守り本体10の内容を表示する。また、この表示部2には、寺神名が表示される場合もあり、例えば、お守り本体10を授与する寺院あるいは神社名が表示される。なお、表示部2は、お守りの表面のみに位置する場合、あるいは表裏に位置する場合がある。
本実施の形態例に係るお守りでは、表示部2における文字等を、太陽光線等に当たるとその光エネルギーを吸収する蓄光糸で織り、暗闇等においても、お守りの表示部2の文字等が発光するようになっている。また、文字等とともに表示部2全体を色彩鮮やかに発光させることもでき、表示部2がお守りの表裏にある場合には、各々単独でも、または複合的に発光させ、色彩鮮やかな表出をすることができる。
模様3は、適宜、任意の模様を構成することができるものであり、例えば、図1等に示すように幾何学模様、花模様、その他の模様で構成することができる。この模様3も、太陽光線等に当たるとその光エネルギーを吸収する蓄光糸で織り、暗闇等において、お守りの模様3が発光するようになっている。また、模様3は、模様として単独に発光させたり、あるいは模様3と表示部2の文字等のいずれか、または、それらを同時に複合的に発光させることもできる。
このように、本実施の形態例に係るお守りは、蓄光糸を使用して織った織物を使用しているため、太陽光線等の光エネルギーを吸収する。このため、あらかじめ例えば、赤、青、黄、緑、あるいは紫等の各種の色彩で着色した蓄光糸を使用することで、暗所等において、模様・図柄、文字、および地模様が、各々単独にあるいは複合的にそれらの色彩で発光するように構成できる。また、お守り10は、その一方側面の模様・図柄、文字、あるいは地模様を、単独にあるいは複合的に暗闇の中で発光させることができるし、その両側表面の模様・図柄、文字、あるいは地模様も同様に発光させることができる。
従って、蓄光糸を適宜に使用することにより、目的の色彩を表出する図柄や模様、あるいは文字をお守りの織物の表面に表出させ、それらを暗所等において発光させることができる。さらには、蓄光糸と通常の糸、あるいはすでに一定の色彩に染められている糸を、それぞれ縦糸あるいは緯糸、または縦糸と緯糸の双方に使用して織物を織ることができる。このように、織物に蓄光糸を使用することで、色彩鮮やかな部分を呈するお守りを構成できる。
次に、本実施の形態例に係るお守りに使用する蓄光糸について詳細に説明する。蓄光糸は、太陽光や紫外線、蛍光灯・白熱灯等からの光の刺激を受けて紫外線エネルギーを吸収し、そのエネルギーを可視光に変えて、光による刺激が停止した後も徐々に光を放出しながら長時間、発光し続ける機能を持っている。つまり、これらの光源からの光エネルギーを活性化させて発光し、暗闇の中で極めて明るく、かつ長時間、光り続ける。
蓄光糸は、例えば、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン等の合繊長繊維糸に、蓄光顔料を混ぜた樹脂を付着させてなる繊維であるため、他の生地への編み込みも可能である。さらには、蓄光糸そのものを、例えば、赤、緑、紫、青紫、黄、黄緑、白銀、青、紺、橙、その他の色で染め上げ(通常、蓄光顔料に色顔料を混ぜることで着色する)、その糸を使用して織物を織ることによって、これらの色で光る図柄や模様あるいは文字を、織物の表面に表出させることができる。
蓄光繊維の太さについても、元糸を変えることによって、ある程度自由に変えることができる。また、蓄光性能には種々のタイプがあり、例えば、数分間、光を当てると暗中で数十分間、光るタイプ(発光輝度弱)のものから、数分間、光を当てると暗中で数時間、光るタイプ(発光輝度強)のものまである。
なお、この蓄光顔料は、放射性物質等、人体に影響を及ぼすようなものは一切含まれていないため安心して使用でき、手で触れても、あるいは肌に直接触れるような使用形態でも、人間に健康被害が生じることはない。また、蓄光顔料自体は不燃性なので蓄光糸そのものも耐熱性に優れ、ナイロンやポリエステル等の使用可能範囲であれば、周囲温度の点で問題となることはない。
次に、本実施の形態例に係るお守りの製造方法について簡単に説明する。本実施の形態例に係るお守りを構成する織物は、あらかじめ、例えば、表示部2におけるお守りの内容表示、あるいは寺社名表示、さらには模様3が暗所等において発光するように、太陽光線等が当たればその光エネルギーを吸収する蓄光糸を使用して織る。そして、その織物を裁断し、内部に護符を入れて周辺部を縫合することにより、お守りの表示部2の文字等、あるいは模様3が暗所で発光するお守りとして形成される。
なお、この織物は、表示部2の文字等や模様3が、それ自体として光エネルギーを吸収し、暗闇で発光するように蓄光糸を使用して織ることができるし、また、個々のお守りの大きさに合うよう裁断可能なように織ることもできる。
また、図2や図3に示すように、織物の両端を折り曲げ、一定の間隙を設けて、その間隙の内側に、例えば紙材あるいは板材によって形成された護符を装着することで構成されるお守りにおいても、あらかじめ蓄光糸を使用して模様3を織り込んだ織物を使用することによって、その部分が暗所等で発光する。
図2に示すお守りは、あらかじめ予定されている寸法に基づいて織物を裁断し、それを、例えば板製の護符4に羽織掛けのように掛け、護符4の前側に一定の間隙ができるように装着する。こうすることによって、1体のお守りが形成され、織物の模様3が暗所等で発光する。
図3に示す紙製の護符4´も同様であり、この場合、紙の厚い、薄いによって、蓄光糸を使用して織った織物を単独で使用するか、あるいは織物内にボール紙等を入れて、両端を折曲する。紙製の護符4´が厚い場合には、その護符4´に、図3に示すように、羽織掛け状に織物1を掛ける。しかし、紙製の護符4´が薄い場合には、織物内に芯材を入れて、両端を折曲げ、一定の間隙を設けて、その間隙の内側に護符4´を装着することにより形成される。これによって、織物1の模様3に太陽光線等が当たり、その光エネルギーを吸収すると、模様部分が暗闇で光ることになる。
なお、図1〜図3に示すお守りは、お守りの上端部近くに穴を開け、それに紐等を通して、お守りを吊り下げることができるようにすることで身に付けたり、あるいは特別のケースに入れて身に付けたり、車両内等に吊下げたりして使用し、利用されるものである。
本実施の形態例に係るお守りを構成する織物は、図柄や模様、あるいは文字や表示部を表出させ、色彩を定めるため、あらかじめ紋紙(意匠データ)を作成する。紋紙からは、織物の織機に使用する型紙が作成される。この型紙は、あらかじめ一定の形状、模様や図柄、あるいは文字や表示部が、一定間隔で繰り返して織られるように構成され、繰り返して織られた形状、模様や図柄、あるいは文字や表示部が、一定間隔で一定形状に裁断できるように織られる。
なお、上述した型紙を、例えば、織物の織機の所定位置にセットすると、その織機に内蔵されたコンピュータ(マイクロプロセッサ)が、それらの図柄や模様、あるいは文字を読み込み、さらには、指定された色に応じて、その色で着色された蓄光糸を繰り取る。その結果、目的とする図柄や模様、あるいは文字が必要な色彩の糸で織り上げられることになる。
このように、一定間隔で一定形状に裁断できるように織られた織物を、各々一定間隔で一定形状に裁断して織物片とする。そして、この織物片を2つに折り曲げ、他の端部全体を縫合することにより、内部に護符を入れたお守りが形成される。また、板材等の護符の場合には、その護符に、この織物片を貼付して折り曲げて形成され、両端を折って、その内部に紙製の護符を入れる場合には、その両端をのり等で護符とともに接着するようにして形成される。
本実施の形態例に係るお守りは、その表面に図柄や模様、あるいは表示部における文字等が表出されるが、これらをお守りの一方の表面のみに、単独であるいは複合した状態で表出させたり、お守りの両側表面に同時に、単独であるいは複合した状態で表出させることもできる。これらのことは、上述した型紙に、あらかじめ織り込み情報を組み込むことによって可能となる。
よって、適宜、一定の色彩で着色等した蓄光糸を用いて、一定の図柄、模様、あるいは文字等を織ることで、これらを単独で織物表面に色彩鮮やかに表出させたり、複合した状態で織物表面に表出させることができる。そして、このように表出された織物を裁断、縫合することによって、お守りを構成する。その結果、お守りに適当な時間、太陽光線等を当てた後、暗闇の中において必要な部分、例えば、図柄のみや模様のみ等を、お守りの一方側表面、あるいは両側表面において色彩鮮やかに発光させることができる。さらには、お守りの地模様のみを、色彩鮮やかに発光させることもできる。
以上説明したように、本実施の形態例によれば、織物で構成されるお守りの表面に、太陽光線等が当たることにより紫外線エネルギーを吸収しそのエネルギーを可視光に変えて、暗闇の中でも光を放出しながら発光し続ける蓄光糸を使用して、図柄や模様、文字、あるいはお守りの地模様を表出形成することで、暗所等において、それら図柄や模様等がお守りの表面で発光して表出される。そのため、そのお守りを身に付けたり、あるいは適所に吊下げることにより、暗所においてもその存在を認識でき、かつ、視覚的にお守りを楽しむことができる。
また、織物にあらかじめ種々の顔料で着色した蓄光糸を使用することで、色彩鮮やかな部分を呈するお守りを構成できるため、見た目にも変化に富んだお守りとすることができる。さらに、蓄光糸の使用により、人体に密着状態で長時間、安心して使用することができる。
さらには、本実施の形態例に係るお守りは、織物として構成できるため、その構造が簡単であり、大量生産が可能であるので、経済的に安価に供給できるという効果がある。
本発明の実施の形態例に係るお守りの表面図である。 本発明の他の実施の形態例に係るお守りの表面図である。 本発明のさらに他の実施の形態例に係るお守りの表面図である。
符号の説明
1 織物
2 表示部
3 模様
4,4´ 護符
10 お守り本体

Claims (9)

  1. 内部に板材、紙材、プラスチック材、金属材等によって形成された護符を入れ、全体が織物地によって覆われて形成されるお守りであって、前記織物地は、所定の光エネルギーを吸収しそのエネルギーを可視光に変えて暗所で発光する蓄光糸を単数または複数種類使用して縦糸または緯糸、あるいは縦糸と緯糸に用いて織られていることを特徴とするお守り。
  2. 前記蓄光糸によって図柄や模様、あるいは当該お守りの内容や寺社名等を表わす文字を単独で、あるいは複合した状態で前記織物の表面に形成表出したことを特徴とする請求項1記載のお守り。
  3. 前記織物において図柄や模様あるいは文字を除く地模様部が前記蓄光糸によって形成されたことを特徴とする請求項1記載のお守り。
  4. 前記織物において図柄や模様あるいは文字と、地模様部とが前記蓄光糸によって形成され、当該お守り全体が暗所で発光するように構成されたことを特徴とする請求項1記載のお守り。
  5. 前記図柄や模様あるいは文字が一定間隔に連続して形成表出されるように織られた前記織物を一定間隔で裁断し、その裁断で得られた織物片を縫合して構成したことを特徴とする請求項2記載のお守り。
  6. 前記図柄や模様あるいは文字が当該お守りの表面または裏面、あるいは表面と裏面に形成表出されていることを特徴とする請求項4または5に記載のお守り。
  7. 表面あるいは裏面に当該お守りの内容や寺社名等を表示する表示部、および模様部分を有する織物によって密閉形成されるお守りであって、これら表示部および模様部分を、光エネルギーを吸収しそのエネルギーを可視光に変えて暗所で発光する蓄光糸を使用して表出形成することで、これら表示部および模様部分が暗所で発光するように構成されたことを特徴とするお守り。
  8. 織物の両端を折曲し、一定の間隙を設け、その間隙の内側に板材、紙材、プラスチック材、金属材等によって形成された護符を装着することによって構成されるお守りであって、前記織物の模様部分に、光エネルギーを吸収しそのエネルギーを可視光に変えて暗所で発光する蓄光糸を使用することで、その模様部分が暗所で発光するように構成されたことを特徴とするお守り。
  9. 前記蓄光糸は、あらかじめ色顔料等によって所定の色に着色され、その色で前記表示部および模様部分が暗所において発光することを特徴とする請求項7または8に記載のお守り。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3187527U (ja) * 2013-04-26 2013-12-05 財團法人紡織産業綜合研究所 装飾物品
JP2021145815A (ja) * 2020-03-18 2021-09-27 妻木 規章 盆用装飾体及び盆用装飾体の蓄光方法

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