JP2007068321A - 無停電電源システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 負荷状況に応じて各無停電電源装置をオン/オフ制御する。
【解決手段】 エージェントコンポーネント4は、負荷装置101が現在使用している電源容量の情報を取得する手段と、取得した電源容量の情報が以前の電源容量と変化しているかを判断する手段と、使用電源容量に変動があった場合はそれを通知する手段とを負荷装置と1対1対応に備えている。管理コンポーネント5は、エージェントコンポーネントから送られてきた使用電源容量の情報を受け取る手段と、現在オン状態になっている無停電電源装置が供給している電源容量の総計との過不足を判定する手段と、過不足があった場合は該過不足を解消するように所定の無停電電源装置をオン/オフ制御する手段とを備えている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複数の中容量無停電電源装置で負荷装置に大電力を給電することができる無停電電源システムに関する。
冗長電源ユニットを備えたコンピュータまたは共有ディスク装置等の周辺機器(以後、これらを負荷装置と称する)について、商用電源の停電対策を講じるためには、負荷装置の各々を無停電電源装置に接続して運用する必要がある。その一般的なシステム構成は図21で示すようになる。図21に示す無停電電源システムを構成するにあたり、システム管理者は使用する負荷装置の最大電源容量を確認し、その最大電源容量を満たすだけの無停電電源装置を用意する必要がある。特に大きな最大電源容量を必要とする負荷装置を使用する場合には、その最大電源容量を賄うための無停電電源装置を導入しなければならない。
しかし、負荷装置を運用するにあたり、負荷装置では常にその最大電源容量を必要とした装置稼動をするわけではない。負荷装置を使用する使用者の条件によっては、最大電源容量を必要としない時間が1日の大半を占める状態も考えられる。それにもかかわらず、その負荷装置に電力を供給している無停電電源装置は、その負荷装置の最大電源容量を常に供給する準備をしている。
この種の問題を解決する従来技術として、負荷装置の使用電源容量を考慮した電源ユニットの制御を行う技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。この電力供給装置は、図22に示すように、負荷装置10のその時々の使用電源容量をセンサ12が計測し、その計測結果に基づき、SVP13が電源ユニット11に内蔵された複数個の電源モジュール14の稼動数を制御する。
また、同様に負荷装置の使用電源容量を考慮した電源ユニット稼動数の制御を行う他の従来例として、図23に示すような技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。この電源容量報知方式では、電源モジュール21で供給可能な電源容量と回路モジュール22にて使用する電源容量をシステム監視プロセッサ23が監視して、スイッチ26のオンオフにより給電を制御する方式である。この技術の場合も、回路モジュール22の使用電源容量に応じて、システム監視プロセッサ23が表示部24を通してシステム管理者に通知可能である。
また、負荷装置を複数台同時に運用する大規模な構成において、無停電電源装置を接続して運用するための技術として、図24に示すような技術が知られている(例えば、特許文献3参照)。この無停電電源システムでは、負荷装置であるコンポーネント30が冗長電源ユニットを持ち、その電源ユニット各々が複数台の無停電電源装置31と接続されている。そして31m×n台の無停電電源装置31の制御を制御装置32が行うことで、無停電電源装置31の管理を容易にすることを目的としている。
特開平9−204240号公報(第3頁−第4頁、図1) 特開平7−64679号公報(第3頁−第4頁、図1) 特開2002−136000号公報(第5頁、図1)
しかし、特許文献1記載の技術では、制御対象としている電源ユニット11内の電源モジュール14が複数個故障して、冗長性が確保できない状態に陥った場合、電源ユニット11を交換する必要がある。そのため、電源ユニット11の交換等の保守費用も大きくなる。また、この電力供給装置を無停電で運用するために図24に示したような無停電電源システムを構成した場合、電源モジュール14がオフ状態のときであっても、その先(電源モジュール14とAC電源との間)に位置する無停電電源装置の予備電源はオン状態のままであり、結果として全く無駄な電源容量が無停電電源装置に準備されていることとなる。
また、特許文献2記載の技術においても、無停電電源装置が接続されている場合には、電源ユニットの制御範囲にない無停電電源装置が常にオンされたままとなる。さらに、この方式では、回路モジュール22の使用電源容量の情報をもとに、電源モジュール21の増設/除去をシステム管理者が手動にて行う必要がある。そのため、24時間連続稼動するような負荷装置において、動的に使用電源容量が変動するような負荷装置の場合では、常にシステム管理者が電源モジュール数の監視/増減作業を行う必要がある。
また、特許文献3記載の技術では、コンポーネント30が使用する電源容量を考慮していないので、無停電電源装置31側では余計な電源容量を準備している状態になっている。特に大規模なシステムになれば、その無駄な準備電源容量の総計はより大きなものとなる。さらに、無停電電源装置31は常にオン状態として使用するため、複数台の無停電電源装置31に内蔵されている内部バッテリの劣化が進行し、結果として内蔵バッテリの交換サイクルが早くなってしまうという欠点もある。
このように、いずれの従来技術においても、負荷装置が必要とする電源容量は負荷状況により変動するにも拘らず、無停電電源装置は常に負荷装置の最大電源容量を供給する準備をしているという問題点がある。
そこで、本発明の目的は、1台の大きな電源容量を賄う無停電電源装置に代って中容量の無停電電源装置を複数台使用し、負荷装置が必要とする電源容量に応じて各無停電電源装置のオン/オフ制御を行うことのできる無停電電源システムを提供することにある。
本発明の無停電電源システムは、複数の中容量無停電電源装置(図1の1)で負荷装置(図1の101)に大電力を給電することができる無停電電源システムにおいて、当該負荷装置が現在使用している電源容量の情報を取得する手段と、取得した電源容量の情報が以前の電源容量と変化しているかを判断する手段と、使用電源容量に変動があった場合はそれを通知する手段とを負荷装置と1対1対応に備えたエージェントコンポーネント(図1の4)と、エージェントコンポーネントから送られてきた使用電源容量の情報を受け取る手段と、現在オン状態になっている無停電電源装置が供給している電源容量の総計との過不足を判定する手段と、過不足があった場合は該過不足を解消するように所定の無停電電源装置をオン/オフ制御する手段とを備えた管理コンポーネント(図1の5)とを有することを特徴とする。
より詳しくは、本発明の無停電電源システムは、複数の中容量無停電電源装置(図2の1)で負荷装置(図2の101)に大電力を給電することができる無停電電源システムにおいて、当該負荷装置が使用している電源容量の情報を取得可能なセンサ(図2の3)と、当該負荷装置の現在の使用電源容量および以前の使用電源容量を示す情報から成る負荷情報履歴データ(図2の4C)と、当該負荷装置の負荷装置識別子(図2の4D)と、当該負荷装置の使用電源容量の情報をセンサからポーリング処理にて定期的に取得し負荷情報履歴データの使用電源容量へ記録するセンサ情報取得部(図2の4A)と、負荷情報履歴データに記録されている現在の使用電源容量と、前回のポーリングにより取得されている使用電源容量の大小比較をポーリング処理にて行い、差異が認められた場合には負荷装置識別子と現在の使用電源容量を送信し、前回の使用電源容量の値を現在の使用電源容量の値に更新する負荷監視部(図2の4B)とを備えた負荷装置と1対1対応のエージェントコンポーネント(図2の4)と、負荷情報監視部から送られてきた使用電源容量の情報を負荷装置識別子毎に格納するための個別使用電源容量テーブル(図2の5C)と、当該無停電電源装置のオン/オフ状態および無停電電源装置がオン状態時に供給する電源容量の情報を無停電電源装置識別子毎に格納するための無停電電源装置状態テーブル(図2の5D)と、個別使用電源容量テーブルの内の使用電源容量を負荷情報監視部から送られてきた使用電源容量情報と置き換え、個別使用電源容量テーブルの使用電源容量の総和を求めて、その総和を送信する電源容量監視部(図2の5A)と、電源容量監視部から送られてきた使用電源容量の総和と、無停電電源装置状態テーブルにおける現在オン状態になっている無停電電源装置が供給している電源容量の総和とを比較し、過不足が認められた場合はその過不足の電源容量に応じて所定の無停電電源装置に対してオン/オフ制御を行う無停電電源装置制御部(図2の5B)とを備えた管理コンポーネント(図2の5)とを有することを特徴とする。
本発明の第1の効果は、負荷装置の必要電源容量に応じた無停電電源装置の効率運用が実現できるということである。その理由は、その時々の負荷装置が必要とする電源容量に応じて、必要以上の電源容量を供給する準備をしている無停電電源装置をオフする機能があるからである。
第2の効果は、電源モジュールを含んだ電源ユニットの制御ができない負荷装置に対しても、省電力運用ができるるということである。その理由は、本システムの実現方式が負荷装置の必要電源容量に応じて無停電電源装置のオン/オフ制御を行うからである。
第3の効果は、無停電電源装置の内蔵バッテリ劣化の進行を抑制できるということである。その理由は、電源ユニットを制御するのではなく、無停電電源装置をオン/オフ制御することにより、必要以上の電源容量を供給する準備をしている無停電電源装置をオフするので、無停電電源装置のオン状態の時間が抑えられる。そのため、無停電電源装置がオン状態のまま運用することで進行するバッテリ劣化についても抑制できるからである。
第4の効果は、システムの構成変更に柔軟に対応できるということである。その理由は、本システムの実現方式がソフトウェアであるからである。負荷装置を他の負荷装置に置換、あるいは追加した場合は、その置換または追加した負荷装置にエージェントコンポーネントを登録し、また無停電電源装置を置換、追加、削除した場合は、その情報を管理コンポーネントに反映させるのみで足りるのである。
本発明の無停電電源システムは、1つの大容量無停電電源装置ではなく、複数台の中容量無停電電源装置を使用して、負荷装置に大電力を無停電で供給することができる。用意する中容量無停電電源装置が供給する電源容量の総和は、電源供給先の負荷装置の最大電源容量を十分に超えているものとする。中容量無停電電源装置各々に対して装置筐体の電源ユニットPUを1つずつ接続する。また、各無停電電源装置にはネットワーク経由で監視、オン/オフ制御が可能なネットワークユニットが具備されている。
負荷装置は、エージェントコンポーネントと管理コンポーネントの2つのソフトウェアコンポーネントを備える。
エージェントコンポーネントは負荷装置が現在使用している電源容量の情報を取得する手段と、取得した電源容量の情報が以前の電源容量と変化しているかを判断する手段とを備え、使用電源容量に変動があった場合はそれを管理コンポーネントに通知するよう動作する。
管理コンポーネントはエージェントコンポーネントから送られた使用電源容量の情報を受け取る手段と、現在オン状態になっている中容量無停電電源装置が供給している電源容量の総計との過不足を判定する手段を備え、過不足があった場合は当該の中無停電電源装置をオン/オフ制御するよう動作する。
このような機構を採用することにより、負荷装置のその時々の使用電源容量の監視ができ、負荷装置の使用電源容量に応じた中容量無停電電源装置のオン/オフ制御を行うことにより、本発明の目的を達成することができる。以下、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説明する。
[構成の説明]
図1は本発明の無停電電源システムの実施例1を示すブロック図である。この無停電電源システムは、プログラム制御により動作し、4つの中容量の無停電電源装置1により負荷装置101に大電力を無停電で供給することができる。なお、この実施例では図面の複雑化を回避するために1つの負荷装置101のみを示しているが、以下の説明では、複数の負荷装置101が存在するとして説明する。
負荷装置101は、コンピュータまたは共有ディスク装置等の周辺機器であって、電源ユニットPUから負荷装置101が使用している電源容量の情報が取得可能なセンサ3と、負荷装置101の使用電源容量を監視するエージェントコンポーネント4と、負荷装置101の使用電源容量の情報をもとに無停電電源装置1の制御を行う管理コンポーネント5とを有する。また、ネットワークユニットNUを具備しており、無停電電源装置1が具備しているネットワークユニットNUとネットワーク通信線を介して接続される。
電源ユニットPUは、無停電電源装置1と1対1対応で設けられた電源供給口であって、無停電電源装置1から負荷装置101に給電する。無停電電源装置1は、通常は商用電源を負荷装置101へ給電するが、商用電源が停電すると内蔵している予備電源から給電する。
図2は、図1に示したエージェントコンポーネント4および管理コンポーネント5の詳細を示す。図2を参照すると、エージェントコンポーネント4は、機能部としてセンサ情報取得部4Aおよび負荷監視部4B、情報部として負荷情報履歴データ4Cおよび負荷装置識別子4Dを含んでいる。
負荷情報履歴データ4Cの情報格納形式は図3に示しており、W0は負荷装置101の現在の使用電源容量、W1は負荷装置101の以前の使用電源容量を示す情報である。また、負荷装置識別子4Dは運用前に管理コンポーネント5から割り当てられる情報であり、複数の負荷装置101がある場合に意義がある。
センサ情報取得部4Aは、負荷装置101の使用電源容量の情報をセンサ3からポーリング処理にて定期的に取得し負荷情報履歴データ4Cの使用電源容量W0へ記録する。
負荷監視部4Bは、負荷情報履歴データ4Cに記録されている現在の使用電源容量W0と、前回のポーリングにより取得されている使用電源容量W1の大小比較をポーリング処理にて行う。その結果により差異が認められた場合には、負荷装置識別子4Dと現在の使用電源容量W0を管理コンポーネント5へ送信し、前回の使用電源容量W1の値を現在の使用電源容量W0の値に更新する。
管理コンポーネント5は、機能部として電源容量監視部5Aおよび無停電電源装置制御部5B、情報部として個別使用電源容量テーブル5Cおよび無停電電源装置状態テーブル5Dを含んでいる。
個別使用電源容量テーブル5Cの情報格納形式は、図4に示すように、負荷装置識別子I1〜In毎に使用電源容量W1〜Wnの情報を格納するテーブルである。また、無停電電源装置状態テーブル5Dは、m個の無停電電源装置1に対しては図5に示すように、無停電電源装置1を識別するための無停電電源装置識別子U1〜Um毎に、無停電電源装置1のオン/オフ状態および無停電電源装置1がオン状態時に供給する電源容量の情報S1〜Smが格納されたテーブルである。なお、各無停電電源装置1の供給電源容量S1〜Smは予めセットされている。
電源容量監視部5Aは、個別使用電源容量テーブル5Cの内の負荷監視部4Bから送られてきた負荷装置識別子4D対応の負荷装置識別子Iの使用電源容量Wを、負荷監視部4Bから送られてきた使用電源容量情報W0と置き換える。そして、個別使用電源容量テーブル5Cの使用電源容量の総和Wsum を求めて、その総和Wsum を無停電電源装置制御部5Bに送信する。
無停電電源装置制御部5Bは、電源容量監視部5Aから送られてきた使用電源容量の総和Wsum と、無停電電源装置状態テーブル5Dにおける現在オン状態になっている無停電電源装置1が供給している電源容量Sの総和Ssum とを比較する。その結果、過不足が認められた場合はその過不足の電源容量に応じて、次に説明するようにして求めた無停電電源装置1に対してネットワークユニットNU経由によるオン/オフ制御を行う。
[動作の説明]
次に、本実施例の動作について説明する。先ず、エージェントコンポーネント4のセンサ情報取得部4Aが、センサ3から負荷装置101の使用電源容量の情報をポーリング処理にて定期的に取得する。取得した使用電源容量の情報は負荷情報履歴データ4C(図3)のW0に毎回記録する。
負荷監視部4Bは、センサ情報取得部4Aにより記録された負荷情報履歴データ4Cの現在の使用電源容量W0と以前の使用電源容量W1の大小比較をポーリング処理にて一定間隔で実施する。W0とW1の大小比較の結果、差異が認められた(W0−W1の結果が0ではない)場合は負荷監視部4Bが電源容量監視部5Aに対して、その負荷装置101に割り当てられた負荷装置識別子4Dと現在の使用電源容量W0を送信する。また、負荷監視部4Bは負荷情報履歴データ4CのW1の値をW0の値に更新する。
電源容量監視部5Aは、負荷監視部4Bから送られてきた負荷装置識別子4Dと、負荷装置101の現在の使用電源容量W0を受信し、個別使用電源容量テーブル5C(図4)の負荷装置識別子Iの使用電源容量Wを使用電源容量W0に更新する。個別使用電源容量テーブル5Cの更新後、電源容量監視部5Aは個別使用電源容量テーブル5CのW1〜Wn の総和Wsumを求めて、総和Wsum を無停電電源装置制御部5Bに通知する。
無停電電源装置制御部5Bは、電源容量監視部5Aにて算出されたWsum を受け取る。また、無停電電源装置制御部5Bは、無停電電源装置状態テーブル5D(図5)から現在オン状態となっている無停電電源装置1を確認し、オン状態にある各無停電電源装置の供給電源量の総和Ssum を算出する。算出したSsum と電源容量監視部5Aにて算出されたWsum の大小比較を実施し、その結果によりそれぞれ以下の制御を実施する。
(1)Wsum >Ssum の場合
無停電電源装置1は(Wsum−Ssum )分だけ供給電源量が不足していることになる。この場合、無停電電源装置制御部5Bは無停電電源装置状態テーブル5Dより、図6のフローチャートの処理方法によって求める無停電電源装置1をオン制御する。ここで、無停電電源装置制御部5Bにおける処理について図6のフローチャートに沿って説明する。
先ず、無停電電源装置状態テーブル5Dを走査する際の制御変数としてiを1に設定する(図6のステップA1)。そして、無停電電源装置状態テーブル5DのU1から順にオフ状態の無停電電源装置を検索し(図6のA2)、そのオフ状態の無停電電源装置の供給電源量SiがSi≧(Wsum−Ssum )を満たすか確認する(図6のA3)。Si≧(Wsum−Ssum )の条件を満たすオフ状態の無停電電源装置1が存在する場合は(図6のA4)、その無停電電源装置をオンして(図6のA7)、無停電電源装置制御部5Bの処理は終了する。
一方、Si≧(Wsum−Ssum )を満たすオフ状態の無停電電源装置1が存在しなかった場合は(図6のA3〜A6)、無停電電源装置状態テーブル5DのU1から順にオフ状態の無停電電源装置を検索し(図6のA8〜A11)、その無停電電源装置1をオンする(A12)。そして、Ssum を再計算して(図6のA13)、再びステップA1 の処理に戻る。
U1からSi≧(Wsum−Ssum )に該当する無停電電源装置を検索し(図6のA1,A2)、Si≧(Wsum−Ssum )に該当する無停電電源装置が存在する場合は(図6のA3,A4)、その無停電電源装置をオンする処理(図6のA7)を、存在しなかった場合は再度 A8〜A13 の処理を実施する。
(2)Wsum =Ssum の場合
何も処理しない。
(3)Wsum <Ssum の場合
無停電電源装置が(Ssum −Wsum )の分だけ過剰供給していることになる。この場合、無停電電源装置制御部5Bは無停電電源装置状態テーブル5Dより、図7のフローチャートの処理方法によって、過剰供給分と認められた無停電電源装置をオフする。ここで、無停電電源装置制御部5Bにおける処理について図7のフローチャートに沿って説明する。
無停電電源装置状態テーブル5Dを走査する際の制御変数としてiを1に設定する(図7のステップB1 )。また、オフする無停電電源装置1の識別子変数をap_i、その無停電電源装置識別子Uap_i の無停電電源装置1が供給する電源容量をap_Sとし、ap_i、ap_Sの値をそれぞれ0に設定する(図7のステップB1)。そして、無停電電源装置状態テーブル5DのU1から順にオン状態になっている無停電電源装置を検索する(図7のB2〜B5)。
オン状態の無停電電源装置1が存在する場合(図7のB3)、その供給電源量Si がSi<(Ssum −Wsum)を満たすかどうかを確認する(図7のB4)。Si<(Ssum −Wsum )を満たした場合は、その無停電電源装置1はオフ制御対象の候補である。なお、オフ制御対象の候補が複数ある場合には、先ずSi>ap_Sであるかを確認し(図7のB7)、その条件を満たす場合はSiをap_Sに設定し(図7のB8)、ap_iの値をiに設定して(図7のB9)、オフ制御対象を決定する。これは、供給電源容量が等しい場合には、先に条件に該当した無停電電源装置1をオフ制御対象とするための措置である。
iの値がmになった場合に(図7のB10)、ap_iの値に設定済みの無停電電源装置識別子Uap_iに該当する無停電電源装置1をオフし(図7のB11)、Ssum の値を再計算して(B12)、再び(Ssum −Wsum )を求める。再び、図7のステップB1の処理から開始してSi<(Ssum −Wsum )の条件に適合する無停電電源装置の有無を無停電電源装置状態テーブル5DのU1から検索する(図7のB2)。該当する無停電電源装置1が無停電電源装置状態テーブル5Dから存在しなかった場合は(図7のB4)、図7のB6の条件判定がYesとなり、無停電電源装置1のオフ制御操作が終了する。
以上に説明した機能を有することにより、負荷装置101が必要としている電源容量に応じて、無停電電源装置1のオン/オフ制御を行って、無停電電源装置1からの供給電源量の総計を最適化でき、無停電電源装置1の効率的な運用システムを実現することができる。
次に、数値を伴った具体例を用いて本無停電電源システムの動作を説明する。ここでは、図2に示した無停電電源システムを例にとって説明する。負荷装置101は1台、電源ユニットPUは4個であり、負荷装置101の最大時の使用電源容量は3500(W)とする。無停電電源装置1は供給電源量が1000(W)とする。また、センサ3にて取得される負荷装置101の使用電源容量の変動情報は図8に示すとおりとする。図8は時間tにおける負荷装置の使用電源容量Wを表したグラフである。
エージェントコンポーネント4内の負荷情報履歴データ4Cは、t=0の時点では図9のようになっている。負荷装置識別子4DにはI1が割り当てられている。管理コンポーネント5内の個別使用電源容量テーブル5Cおよび無停電電源装置状態テーブル5Dはt=0時点ではそれぞれ図10、図11のようになっている。無停電電源装置1は2台がオンとなっている。以下、時間tにおいて行う処理を時系列に沿って説明する。
(t=0〜2)
負荷装置1の使用電源容量に変動は無いので、センサ情報取得部4Aが負荷情報履歴データ4CのW0=1800(W)の値を同じ値で記録する(図9)。
(t=3)
図8に示すように負荷装置1の使用電源容量が1200(W)となるので、センサ情報取得部4Aが負荷情報履歴データ4C(図9)のW0の値に1200(W)を記録する。負荷監視部4Bが負荷情報履歴データW0=1200(W)とW1=1800(W)の値に差異が生じたことを確認し、電源容量監視部5Aへ負荷装置識別子I1およびW0=1200(W)の値を送信する。また、負荷監視部4Bは、負荷情報履歴データ4CのW1の値をW0の値に更新する。
電源容量監視部5Aは、個別使用電源容量テーブル5Cの負荷装置識別子I1の使用電源容量を負荷監視部4Bから受信した値W0=1200(W)に更新し、個別使用電源容量テーブルWの総和Wsum=1200(W)を無停電電源装置制御部5Bに送信する。
無停電電源装置制御部5Bは無停電電源装置状態テーブル5D(図11)から現在オン状態になっている無停電電源装置1が供給している供給電源容量の総和Ssum=2000(W)を算出する。供給電源容量の総和Ssumと電源容量監視部5Aから送られてきた使用電源容量Wsum の差分確認を行う。確認の結果はWsum <Ssum であり、供給電源容量が過剰である。この場合は図7に示した処理に従って、オフ可能な無停電電源装置1を検索する。過剰な供給電源容量はSsum−Wsum =800(W)である。
そこで、t=3時点での無停電電源装置状態テーブル(図11)を参照して、オン状態の無停電電源装置1において供給電源量が800(W)より少ない無停電電源装置1を検索する。しかし、無停電電源装置識別子U1,U2で指定されるオン状態の無停電電源装置1の供給電源量はいずれも1000(W)であり、「Ssum−Wsumより少ない」の条件(図7のステップB4)に適合しない。結果として、オフ可能な無停電電源装置1は存在しなかったので、無停電電源装置制御部5Bは無停電電源装置1のオフ制御は実施しない。
t=3のエージェントコンポーネント4と管理コンポーネント5の各処理が終了した時点での負荷情報履歴データ4C,個別使用電源容量テーブル5C,無停電電源装置状態テーブル5Dの各情報は、それぞれ図12,図13,図11のようになっている。
(t=4〜6)
負荷装置101の使用電源容量に変動は無いので、センサ情報取得部4Aが負荷情報履歴データ4CのW0=1200(W)の値を同じ値で記録する(図12)。
(t=7)
図8に示すように負荷装置1の使用電源容量が800(W)となるので、センサ情報取得部4Aが負荷情報履歴データ4C(図12)のW0の値に800(W)を記録する。負荷監視部4Bが負荷情報履歴データ4CのW0=800(W)とW1=1200(W)の値に差分が生じたことを確認し、電源容量監視部5Aへ負荷装置識別子I1およびW0=800(W)の値を送信する。また、負荷監視部4Bは負荷情報履歴データ4CのW1の値をW0の値800(W)に更新する。
電源容量監視部5Aは、個別使用電源容量テーブル5CのI1の使用電源容量を負荷監視部4Bから受信した値W0=800(W)に更新し(図14)、個別使用電源容量テーブルWの総和Wsum=800(W)を無停電電源装置制御部5Bに送信する。
無停電電源装置制御部5Bは無停電電源装置状態テーブル5D(図11)のオン状態になっている無停電電源装置を確認し、それらから供給されている供給電源量の総和Ssum=2000(W)を算出する。そして、供給電源容量の総和Ssum の値と電源容量監視部5Aから送られてきた使用電源容量Wsum との差分確認を行う。確認の結果はWsum<Ssum であり、供給電源容量が過剰である。この場合は、図7に示す処理に従って、オフ可能な無停電電源装置を検索する。過剰な供給電源量はSsum −Wsum=1200(W)である。
t=7時点での無停電電源装置状態テーブル(図11)を検索すると、オン状態の無停電電源装置1において供給電源容量が1200(W)より少ない無停電電源装置(図7のステップB4)として、共に供給電源量が1000(W)である無停電電源装置識別子U1、U2で指定される無停電電源装置1が該当する。図7の処理では、供給電源容量が等しい場合には先に条件に該当した無停電電源装置をオフ制御対象とする(図7のステップB7〜B9)ので、ここでは、ap_iが1と設定された状態で図7のステップB10の条件判定がYesになる。結果として、無停電電源装置識別子U1の無停電電源装置1がオフ制御対象になる。無停電電源装置制御部5Bが停電電源装置識別子U1の無停電電源装置1に対してオフ制御(図7のステップB11)を行い、無停電電源装置状態テーブル5D(図11)のU1の状態をオフに変更する。
引き続きオフ可能な無停電電源装置が存在するかを確認するため、Ssumを再計算(図7のB12)する。再計算結果はSsum=1000(W)である。再度、Wsum<Ssum となるが、無停電電源装置U2は「Ssum−Wsum=200(W)より少ない供給電源量」の条件(図7のB4)に適合しない。従って、無停電電源装置制御部5Bは、これ以上無停電電源装置1のオフ制御は行わない。
t=7のエージェントコンポーネント、管理コンポーネントの各処理が終了した時点での負荷情報履歴データ4C,個別使用電源容量テーブル5C,無停電電源装置状態テーブル5Dの各情報はそれぞれ図14,図15,図16のようになっている。図16では、無停電電源装置識別子U1の無停電電源装置1がオフとなっていることが分かる。
(t=8〜10)
負荷装置101の使用電源容量に変動はないので、センサ情報取得部4Aが負荷情報履歴データ4CのW0=800(W)の値を同じ値で記録する(図14)。
(t=11)
図8に示すように負荷装置101の使用電源容量が1500(W)となるので、センサ情報取得部4Aが負荷情報履歴データ4C(図14)のW0の値に1500(W)を記録する。負荷監視部4Bは負荷情報履歴データ4CのW0=1500(W)とW1=800(W)の値に差分が生じたことを確認し、電源容量監視部5Aへ負荷装置識別子I1とW0=1500(W)の値を送信する。また、負荷監視部4Bは負荷情報履歴データ4CのW1の値をW0の値1500(W)に更新する。
電源容量監視部5Aは、個別使用電源容量テーブル5C(図13)のI1の使用電源容量を負荷監視部4Bから受信した値W0=1500(W)に更新し、個別使用電源容量テーブルWの総和Wsum=1500(W)を無停電電源装置制御部5Bに送信する。
無停電電源装置制御部5Bは、無停電電源装置状態テーブル5−D(図16)においてオン状態になっている全ての無停電電源装置1から供給されている現在の供給電源容量の総和Ssum=1000(W)を算出する。そして、供給電源容量の総和Ssumと電源容量監視部5Aから送られてきた使用電源容量Wsumとの差分確認を実施する。確認の結果はWsum>Ssumであり、供給電源容量が不足であると判断する。この場合は図6に示す処理に従って、オンする無停電電源装置1を決定する。
不足している供給電源量Wsum−Ssum=500(W)以上の供給電源量をもつオフ状態の無停電電源装置1を検索する(図6のステップA3,A4)。無停電電源装置状態テーブル5Dの無停電電源装置識別子U1の無停電電源装置1は供給電源量が1000(W)であり、「Wsum−Ssum=500(W)より大きな供給電源量」の条件を満たす(図6のA4)。よって、無停電電源装置制御部5Bが無停電電源装置識別子U1の無停電電源装置1に対してオン制御を行う(図6のステップA7)。また、無停電電源装置状態テーブル5DのU1をオン状態に変更する。
t=11のエージェントコンポーネント4と管理コンポーネント5の各処理が終了した時点での負荷情報履歴データ4C,個別使用電源容量テーブル5C,無停電電源装置状態テーブル5Dの各情報はそれぞれ図17,図18,図11のようになっている。
(t=12〜15)
負荷装置101の使用電源容量に変動は無いので、センサ情報取得部4Aが負荷情報履歴データ4CのW0=1500(W)の値を同じ値で記録する(図17)。
図2では、エージェントコンポーネント4と管理コンポーネント5が同一の負荷装置101内に含まれた構成になっている。しかし、図19に示すように、負荷装置101内にエージェントコンポーネント4を含ませ、管理コンポーネント5は管理用装置200上で動作させる実施例も可能である。図19の構成の場合、負荷装置101内の負荷監視部4Bと、管理用装置200内の電源容量監視部5A間の通信は、負荷装置101に具備されているネットワーク機器6と管理用装置200に具備されているネットワークユニット6を使用して行われる。負荷監視部4Bから電源容量監視部5Aへの情報通信経路は次のようになる。
負荷監視部4B→負荷装置101のネットワークユニット6→ネットワーク通信線→管理用装置200のネットワークユニット6→電源容量監視部5A
この構成により、管理用装置200をリモートに設置したネットワーク通信による負荷装置101および無停電電源装置1の制御が可能になる。
図20は、図19のように管理コンポーネント5を管理用装置200上で動作させる例において、装置筐体110に複数の負荷装置111〜11Nが存在するブレード装置等の場合における無停電電源システムの構成を示す。各負荷装置111,112…11N上ではエージェントコンポーネントI1、I2…INが動作している。管理用装置201上で管理コンポーネントを動作させ、管理用装置200上の管理コンポーネントMCと各負荷装置111〜11N上のエージェントコンポーネントAC間の通信により、複数の負荷装置が実装された装置筐体110における使用電源容量を考慮した制御が可能である。
なお、管理用装置1台で複数の負荷装置または装置筐体を制御することも可能である。それは、個別使用電源容量テーブル5Cおよび無停電電源装置状態テーブル5Dの各テーブル情報を、管理用装置内の管理コンポーネントが負荷装置、または装置筐体ごとに管理することにより実現できる。
本発明によれば、クライアントコンピュータや、サーバコンピュータ、周辺機器等の負荷装置が無停電電源装置に接続されている環境において、負荷装置がその時々に必要とする電源容量に応じた無停電電源装置のオン/オフ制御を実現するためのプログラムに適用できる。
本発明の無停電電源システムの実施例1を示すの構成を示すブロック図 図1に示したエージェントコンポーネント4および管理コンポーネント5の詳細を示すブロック図 エージェントコンポーネントが持つ負荷情報履歴データの構成を示す図 管理コンポーネントが持つ個別使用電源容量テーブルの構成を示す図 管理コンポーネントが持つ無停電電源装置状態テーブルの構成を示す図 管理コンポーネントがどの無停電電源装置をオンするかを示す流れ図 管理コンポーネントがどの無停電電源装置をオフするかを示す流れ図 負荷装置の使用電源容量Wを時系列的に表した図 図8のt=0の時点における負荷情報履歴データを例示する図 図8のt=0の時点における個別使用電源容量テーブルを例示する図 図8のt=0,3,11の時点における無停電電源装置状態テーブルを例示する図 図8のt=3における処理終了時の負荷情報履歴データを例示する図 図8のt=3における処理終了時の個別使用電源容量テーブルを例示する図 図8のt=7における処理終了時の負荷情報履歴データを例示する図 図8のt=7における処理終了時の個別使用電源容量テーブルを例示する図 図8のt=7における処理終了時の無停電電源装置状態テーブルを例示する図 図8のt=11における処理終了時の負荷情報履歴データを例示する図 図8のt=11における処理終了時の個別使用電源容量テーブルを例示する図 本発明の無停電電源システムの実施例2の構成を示すブロック図 本発明の無停電電源システムの実施例3の構成を示すブロック図 一般的な無停電電源システムを示すブロック図 従来例1を示すブロック図 従来例2を示すブロック図 従来例3を示すブロック図
符号の説明
1 無停電電源装置
2 ネットワークユニット
3 センサ
4 エージェントコンポーネント
4A センサ情報取得部
4B 負荷監視部
4C 負荷情報履歴データ
4D 負荷装置識別子I
5 管理コンポーネント
5A 電源容量監視部
5B 無停電電源装置制御部
5C 個別使用電源容量テーブル
5D 無停電電源装置状態テーブル
6 ネットワークユニット
100 装置筐体
101 負荷装置
110 装置筐体
111 負荷装置
112 負荷装置
11N 負荷装置
200 管理用装置

Claims (5)

  1. 複数の中容量無停電電源装置で負荷装置に大電力を給電することができる無停電電源システムにおいて、
    当該負荷装置が現在使用している電源容量の情報を取得する手段と、取得した電源容量の情報が以前の電源容量と変化しているかを判断する手段と、使用電源容量に変動があった場合はそれを通知する手段とを前記負荷装置と1対1対応に備えたエージェントコンポーネントと、
    前記エージェントコンポーネントから送られてきた使用電源容量の情報を受け取る手段と、現在オン状態になっている無停電電源装置が供給している電源容量の総計との過不足を判定する手段と、過不足があった場合は該過不足を解消するように所定の無停電電源装置をオン/オフ制御する手段とを備えた管理コンポーネントとを有することを特徴とする無停電電源システム。
  2. 複数の中容量無停電電源装置で負荷装置に大電力を給電することができる無停電電源システムにおいて、
    当該負荷装置が使用している電源容量の情報を取得可能なセンサと、
    当該負荷装置の現在の使用電源容量および以前の使用電源容量を示す情報から成る負荷情報履歴データと、
    当該負荷装置の負荷装置識別子と、
    当該負荷装置の使用電源容量の情報を前記センサからポーリング処理にて定期的に取得し前記負荷情報履歴データの使用電源容量へ記録するセンサ情報取得部と、
    前記負荷情報履歴データに記録されている現在の使用電源容量と、前回のポーリングにより取得されている使用電源容量の大小比較をポーリング処理にて行い、差異が認められた場合には負荷装置識別子と現在の使用電源容量を送信し、前回の使用電源容量の値を現在の使用電源容量の値に更新する負荷監視部と
    を備えた前記負荷装置と1対1対応のエージェントコンポーネントと、
    前記負荷監視部から送られてきた使用電源容量の情報を負荷装置識別子毎に格納するための個別使用電源容量テーブルと、
    当該無停電電源装置のオン/オフ状態および無停電電源装置がオン状態時に供給する電源容量の情報を無停電電源装置識別子毎に格納するための無停電電源装置状態テーブルと、
    前記個別使用電源容量テーブルの内の使用電源容量を前記負荷監視部から送られてきた使用電源容量情報と置き換え、個別使用電源容量テーブルの使用電源容量の総和を求めて、その総和を送信する電源容量監視部と、
    前記電源容量監視部から送られてきた使用電源容量の総和と、前記無停電電源装置状態テーブルにおける現在オン状態になっている無停電電源装置が供給している電源容量の総和とを比較し、過不足が認められた場合はその過不足の電源容量に応じて所定の無停電電源装置に対してオン/オフ制御を行う無停電電源装置制御部と
    を備えた管理コンポーネントとを有することを特徴とする無停電電源システム。
  3. 前記オン/オフ制御はネットワーク通信線を介して行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の無停電電源システム。
  4. 前記管理コンポーネントは、複数の前記負荷装置とはそれぞれに備えられたネットワークユニットによりネットワーク通信線で接続されたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の無停電電源システム。
  5. 前記負荷装置は情報機器であって、前記エージェントコンポーネントおよび前記管理コンポーネントはソフトウェアで実現されることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の無停電電源システム。


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