JP2007067993A - アンテナ装置およびアンテナ用素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】放射電極12の途中で基板14に設けた調整用エレメント34を介装することで、動作周波数を調整するとともに利得の低下を抑えて、部品の共通化が図れるアンテナ装置を提供する。
【解決手段】表面に放射電極12を設けた誘電体ブロック10を基板14に搭載して、放射電極12に設けた給電部16を基板14に設けた給電端子24に電気的接続するアンテナ装置において、放射電極12の給電部16と先端部20との途中に切断部32を設け、この切断部32の両端の間に基板14に設けた調整用エレメント34を介装する。切断部32は、給電部16の近くに配設される。また、放射電極12の先端部20は、誘電体ブロック10の天面に配設される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、表面に放射電極を設けた誘電体ブロックを、基板に搭載して構成するアンテナ装置に関するものである。また、表面に放射電極を設けた誘電体ブロックからなるアンテナ用素子に関するものである。
GPS用やブルートゥース用のアンテナとして、直方体の誘電体ブロックの表面に放射電極を設けてなるチップアンテナを、回路基板等の基板上に搭載し、放射電極に設けた給電部を基板に設けた給電端子に半田付けなどにより電気的接続させたものが広く使用されている。このチップアンテナは、小型アンテナとして優れたものである。しかしながら、通信装置の基板に、同一のチップアンテナが組み込まれても、機種毎に異なる基板の形状などの影響を大きく受けて、機種毎にアンテナ特性が相違するという不具合があった。そこで、機種毎に基板等の影響に応じて放射電極の長さを調整したチップアンテナを用意することで、所望のアンテナ特性が得られている。この結果、チップアンテナの種類が多くなり、部品の共通化を図ることができないという不具合があった。
そこで、かかる不具合を解消する技術として、放射電極の先端部を、基板に設けた調整用エレメントに電気的接続し、放射電極と調整用エレメントにより所望のアンテナ特性を得るようにしたものがある。基板毎に予め調整用エレメントの長さを調整することで、同一のチップアンテナを組み込むことができ、チップアンテナの共通化が図れる。
この従来のチップアンテナの共通化を図る技術を、図11ないし図13を参照して、より詳しく説明する。図11は、従来のアンテナ装置の外観斜視図である。図12は、図11に示すアンテナ装置の平面図である。図13は、従来のアンテナ装置で用いる基板の平面図である。図11ないし図13において、直方体の誘電体ブロック10の側面と天面に渡り導電金属薄膜が適宜に配設されて放射電極12が設けられる。そして、この誘電体ブロック10が、回路基板等の基板14上に搭載される。誘電体ブロック10の側面で、放射電極12の基端部側に給電部16と接地部18が設けられ、さらに別の側面で、放射電極12の先端部20が基板14に達するように配設されている。なお、誘電体ブロック10の裏面には、適宜に固定用と電気的接続用の図示しない接続部が設けられている。一方、基板14には、誘電体ブロック10の裏面に設けた接続部に対向するように、固定用と電気的接続用の接続マウント22、22、22…が設けられる。しかも、放射電極12の給電部16に接続された接続部に対向する接続マウント22には給電端子24が接続され、接地部18に接続された接続部に対向する接続マウント22には接地端子26が接続され、さらに放射電極12の先端部20に接続された接続部に対向する接続マウント22には、調整用エレメント28が接続される。なお、図11ないし図13において、30は基板14上に設けられたGND電極である。そして、図11ないし図13にあっては、一例として逆F型アンテナが構成されている。
かかる構成の従来技術において、誘電体ブロック10に設けた放射電極12自体は、アンテナとして動作させる所望の周波数よりも若干高い周波数で動作するように設定される。そして、図11に示すごとく、基板14に誘電体ブロック10が搭載されて適宜に電気的接続され、放射電極12の先端部20に調整用エレメント28が電気的接続されると、アンテナとしての動作周波数が、放射電極12単体の動作周波数よりも低くなる。そこで、図12に示す、調整用エレメント28の長さcを削るなどして予め調整した基板14を用意することで、基板14に搭載された状態で、所望の動作周波数が得られるアンテナ装置を構成することができる。そこで、機種毎の基板14の形状等の違いに応じて、基板14に設ける調整用エレメント28の長さcを適宜に設定することで、共通のチップアンテナを用いることができ、部品の共通化が図れる。
上述のごとき、放射電極12の先端部20に、基板14に設けた調整用エレメント28を電気的接続させ、この調整用エレメント28の長さcを予め適宜に設定することで、チップアンテナの共通化を図る技術は、他にも、特開2002−141725号公報や特開2004−356971号公報に開示されている。
特開2002−141725号公報 特開2004−356971号公報
上述のごとき従来技術において、逆F型アンテナのごとく放射電極12の先端部20が接地されない構造のアンテナにあっては、放射電極12の先端部20が誘電体ブロック10の天面上にあるものと比較して、利得が低下する傾向にある。この利得の低下は、逆F型アンテナ等にあっては、調整用エレメント28を含む放射電極12の先端部に最大電圧点が生じ、この最大電圧点が近くに位置するGND電極30などに容易に容量結合することが要因と推測される。そこで、利得の低下を抑制するには、調整用エレメント28を含む放射電極12の先端部からGND電極30を離して配設すれば良いが、そのためには基板14が大きなものとならざるを得ない、という不具合を生ずる。
本発明は、上述のごとき従来技術の不具合に鑑みてなされたもので、放射電極の途中に基板に設けた調整用エレメントを介装することで、動作周波数を調整して、部品の共通化が図れるアンテナ装置を提供することを目的とする。また、かかるアンテナ装置を構成できるアンテナ用素子を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明のアンテナ装置は、表面に放射電極を設けた誘電体ブロックを基板に搭載して、前記放射電極に設けた給電部を前記基板に設けた給電端子に電気的接続するアンテナ装置において、前記放射電極の前記給電部と先端部との途中に切断部を設け、この切断部の両端の間に前記基板に設けた調整用エレメントを介装するように電気的接続して構成されている。
そして、前記放射電極の前記切断部を、前記給電部の近くに配設して構成しても良い。
また、前記放射電極の前記先端部を、前記誘電体ブロックの天面に配設して構成しても良い。
さらに、前記基板に設けた前記調整用エレメントを、搭載される前記誘電体ブロックの下側となる部分に配設しても良い。
そしてまた、前記基板に設けた前記調整用エレメントを、前記放射電極の前記切断部の両端の間に、複数の経路が介装されるように電気的接続して構成しても良い。
また、本発明のアンテナ用素子は、誘電体ブロックの表面に放射電極を設け、前記誘電体ブロックを基板に搭載すると、前記基板に設けた給電端子に電気的接続し得るように前記放射電極に給電部を設けるとともに、前記基板に設けた調整用エレメントを介装して電気的接続し得るように前記放射電極の前記給電部と先端部との途中に切断部を設けて構成されている。
請求項1記載のアンテナ装置にあっては、放射電極の途中に設けた切断部の両端の間に、調整用エレメントを介装するので、この調整用エレメントの長さにより動作周波数が調整され、しかも放射電極の先端部が基板上にあってGND電極に近い位置に配設される必要がなく、それだけGND電極から離して設けることができ、先端部が接地されないアンテナにおいて利得の低下を抑えることができる。
請求項2記載のアンテナ装置にあっては、調整用エレメントを介装する放射電極の切断部を給電部の近くに配設することで、切断部を給電部位から離して設けたものに比較して利得の低下を抑えることができる。
請求項3記載のアンテナ装置にあっては、放射電極の先端部を誘電体ブロックの天面に配設したので、先端部はGND電極から離れており、先端部が接地されなアンテナにおいて利得の低下が抑えられる。
請求項4記載のアンテナ装置にあっては、基板に設ける調整用エレメントを、搭載される誘電体ブロックの下側となる部分に配設したので、それだけ基板の面積を他に有効に利用することができる。
請求項5記載のアンテナ装置にあっては、調整用エレメントが複数の経路で、放射電極の切断部の両端の間に介装されるので、適宜に経路を削るなどにより1つの経路とすることで、調整用エレメントを選択できる。
請求項6記載のアンテナ用素子にあっては、調整用エレメントが設けられた基板に搭載して、放射電極の途中に設けられた切断部に調整用エレメントを介装することで、アンテナ装置を構成できる。そこで、基板に設けた調整用エレメントにより動作周波数の調整を行うことで、共通な部品として用いることができる。
以下、本発明の第1実施例を、図1ないし図5を参照して説明する。図1は、本発明のアンテナ装置の第1実施例の外観斜視図である。図2は、第1実施例のアンテナ装置の平面図である。図3は、第1実施例で用いる基板の平面図である。図4は、GPS用のアンテナとして用いたときの調整用エレメントの長さと調整用エレメントを放射電極に介装する位置を変化させた場合の利得を示す特性図である。図5は、ブルートゥース用のアンテナとして用いたときの調整用エレメントの長さと調整用エレメントを放射電極に介装する位置を変化させた場合の利得を示す特性図である。図1ないし図3において、図11ないし図13に示すものと同じまたは均等な部材には同じ符号を付けて重複する説明を省略する。
図1ないし図3に示す本発明のアンテナ装置の第1実施例にあっては、直方体の誘電体ブロック10の側面と天面に渡り放射電極12が設けられる。誘電体ブロック10の側面で、放射電極12の基端部側に給電部16と接地部18が設けられる。また、放射電極12の給電部16と先端部20の途中で、しかも給電部16の近くに切断部32が配設される。さらに、放射電極12の先端部20が誘電体ブロック10の天面に配設される。一方、基板14には、誘電体ブロック10の裏面に設けられた固定用と電気的接続用の接続部に対向するように、固定用と電気的接続用の接続マウント22、22…が設けられる。そして、所定の接続マウント22、22には、給電端子24と接地端子26が適宜にそれぞれ接続されることは、従来技術と同様である。さらに、放射電極12の切断部32の両端がそれぞれ接続された接続部に対向する接続マウント22、22を結ぶように、コ字状の調整用エレメント34が基板14上に設けられる。そして、図1に示すごとく、基板14上に誘電体ブロック10が搭載されて適宜に電気的接続される。ここで、放射電極12の切断部32の両端の間に、調整用エレメント34が介装されて電気的接続され、放射電極12は調整用エレメント34を含む長さで、ある動作周波数のアンテナとして作用する。この第1実施例の放射電極12は、先端部20が接地されない逆F型アンテナを構成している。なお、誘電体ブロック10の表面に途中に切断部32が介装される放射電極12が設けられたものは、基板14に搭載されて切断部32の両端の間に調整用エレメント34が介装されていない状態では、アンテナとして動作し得ないため、本明細書にあっては、アンテナ用素子と称する。
かかる構成の第1実施例において、図2に示す給電部16から切断部32が離れている寸法aと、調整用エレメント34の長さを変化させる寸法bと、を変えてGPS用のアンテナを種々製造して、利得を測定したものが、図4である。図4において、横軸は、1575.42MHzのGPS信号の周波数に対する周波数変化であり、縦軸は、基板に調整用エレメントを全く設けない場合の利得を100%とした相対的な利得%である。図4にあって、四角で示される特性は、寸法aを0.5mmに設定して、寸法bを0.5mmと1.0mmと1.5mmと異なるものにして測定したものである。また、三角で示される特性は、寸法aを2.0mmに設定して、寸法bを0.5mmと1.0mmと1.5mmと異なるものにして測定したものである。さらに、丸で示される特性は、図11に示す従来技術のもので、図12の寸法cを0.5mmと1.0mmと1.5mmと2.0mmと異なるものにして測定したものである。そしてさらに、寸法aとbを変えて、ブルートゥース用のアンテナを種々製造して、利得を測定したものが、図5である。図5において、横軸は、2442MHzのブルートゥース信号の周波数に対する周波数変化であり、縦軸は、基板に調整用エレメントを全く設けない場合の利得を100%とした相対的な利得%である。図5にあって、四角で示される特性は、寸法aを0.5mmに設定して、寸法bを0.5mmと1.0mmと1.5mmと異なるものにして測定したものである。また、三角で示される特性は、寸法aを2.0mmに設定して、寸法bを0.5mmと1.0mmと1.5mmと異なるものにして測定したものである。
図4および図5において、寸法bを変えて調整用エレメント34の長さを変えることで、動作周波数が変化している。よって、予め調整用エレメント34の長さを適宜に設定するならば、異なる機種等にあっても、同じアンテナ用素子を用いることができる。また、図4から、本発明の放射電極12の途中に切断部32を設けてその両端の間に調整用エレメント34を介装するアンテナ装置が、図11に示す従来技術の放射電極12の先端部20に基板14上に設けられた調整用エレメント28を電気的接続するアンテナ装置よりも、利得が大きいことが明らかである。これは、放射電極12の最大電圧点となる先端部20が誘電体ブロック10の天面に配設されているので、GND電極30などから遠くに離して配設することができ、それだけ容量結合などを生じないためである、と推測できる。さらに、図4および図5において、寸法aを0.5mmに設定したもの、すなわち給電部16に切断部32を近づけて配設したアンテナ装置が、寸法aを2.0mmに設定したもの、すなわち給電部16から切断部32をやや遠ざけて配設したアンテナ装置よりも、利得が高くなることが明らかである。これは、寸法aの違いによる利得の違いの大きさが、図4に比較して図5でより大きくなっており、寸法aの違いがより周波数の高いブルートゥースでより大きな影響を生じることからも明らかである。よって、給電部16に切断部32を近づけて配設するほど、利得が高くなることが、実験的に明らかとなった。
次に、本発明の第2実施例を、図6ないし図7を参照して説明する。図6は、本発明のアンテナ装置の第2実施例の平面図である。図7は、第2実施例で用いる基板の平面図である。図6ないし図7において、図1ないし図3および図11ないし図13に示すものと同じまたは均等な部材には同じ符号を付けて重複する説明を省略する。
図6ないし図7に示す本発明のアンテナ装置の第2実施例にあっては、放射電極12の切断部32の両端の間に介装される調整用エレメント36が、基板14の搭載される誘電体ブロック10の下側となる部分に配設されている。そこで、調整用エレメント36を配設する基板14上のスペースが、誘電体ブロック10を搭載する基板14上のスペースに含まれ、そのぶん基板14上を他に有効に利用することができ、基板14の小型化に好適である。
さらに、本発明の第3実施例を、図8を参照して説明する。図8は、本発明のアンテナ装置の第3実施例の平面図である。図8において、他の図面に示すものと同じまたは均等な部材には同じ符号を付けて重複する説明を省略する。
図8に示す本発明のアンテナ装置の第3実施例にあっては、放射電極12の切断部32の両端の間に介装される調整用エレメント38が、2つの桟38a、38aを有する梯子型に形成されている。そこで、切断部32の両端の間が、いずれかの桟38aを経る複数の経路で電気的接続されることとなる。かかる構成において、誘電体ブロック10に近い位置にある一方の桟38aを削るなどにより切断すれば、他方の桟38aで接続された調整用エレメント38の長さは長くなり、動作周波数を低く設定することができる。また、誘電体ブロック10から遠い位置にある他方の桟38aを削るなどにより切断すれば、一方の桟38aで接続された調整用エレメント38の長さは短くなり、動作周波数を高く設定することができる。したがって、桟38a、38aの1つを切断することで、調整用エレメント38の長さを長短いずれかに選択することができる。なお、図8にあっては、2本の桟38a、38aが示されているが、3つ以上の桟が設けられていて、いずれか1つの桟を残して、他の桟を適宜に切断するようにしても良い。
そしてまた、本発明の第4実施例を、図9ないし図10を参照して説明する。図9は、本発明のアンテナ装置の第4実施例の外観斜視図である。図10は、第4実施例の等価回路図である。図9において、他の図面に示すものと同じまたは均等な部材には同じ符号を付けて重複する説明を省略する。
図9ないし図10に示す本発明のアンテナ装置の第4実施例にあっては、誘電体ブロック10の表面に設けられる放射電極40は、モノポールアンテナであり、給電部16と先端部20の途中でしかも給電部16に近接させて切断部32が設けられ、この切断部32の両端の間に、基板14に設けられた調整用エレメント34が介装される。そして、基板14に設けられた給電端子24には、適宜なチップタイプの整合回路42が搭載配設される。この整合回路42は、一例として、図10に示すごとく、給電端子24に直列にインダクタンスが介装されるとともに並列にキャパシタンスを介装してGND電極30に電気的接続される。なお、第1実施例のごとき接地部18および接地端子26は設けられていない。かかる構成の本発明の第4実施例にあっては、モノポールアンテナの入出力インピーダンスの調整に、整合回路42が有効である。
なお、上記実施例において、放射電極12、40は、誘電体ブロック10の側面と天面に渡って配設されるものが示されているが、これに限られず、誘電体ブロック10の下側の面に渡って配設されていても良く、誘電体ブロック10の表面のいずれに配設されていても良い。また、放射電極12、40の先端部20は、先端部20が接地されない逆F型アンテナやモノポールアンテナ等にあっては天面に配設されることが望ましいが、側面に配設されても良いことは勿論である。この先端部20が側面に配設される場合には、GND電極30からなるべく離して設けられることが望ましい。ここで、上記実施例では、基板14の誘電体ブロック10が搭載される部分からGND電極30が省かれているが、誘電体ブロック10が搭載される部分に適宜にGND電極30が設けられていても良い。そして、上記実施例の説明では、寸法bを変化させて調整用エレメント34の長さを調整しているが、調整用エレメント34のインダクタンス成分の大きさが調整できれば良く、長さ調整に代えてもしくは長さ調整とともに、線路幅を変えることにより、インダクタンス成分の大きさを調整するようにしても良い。さらに、調整用エレメント34、36は、第1と第2および第4実施例に示すごときコ字状のものに限られず、半円状やU字状やV字状などであっても良い。そしてさらに、第3実施例における複数の経路を有する調整用エレメント38は、梯子型のものに限られず、径が異なる円弧状を重ねるように配設して形成しても良い。さらにまた、上記実施例では、放射電極12、40の先端部20が接地されないアンテナについて説明したが、放射電極の先端部20が接地されるアンテナに本発明を応用して、基板14上に設けた調整用エレメントにより動作周波数の調整を図っても良いことは、容易に理解されるであろう。
本発明のアンテナ装置の第1実施例の外観斜視図である。 第1実施例のアンテナ装置の平面図である。 第1実施例で用いる基板の平面図である。 GPS用のアンテナとして用いたときの調整用エレメントの長さと調整用エレメントを放射電極に介装する位置を変化させた場合の利得を示す特性図である。 ブルートゥース用のアンテナとして用いたときの調整用エレメントの長さと調整用エレメントを放射電極に介装する位置を変化させた場合の利得を示す特性図である。 本発明のアンテナ装置の第2実施例の平面図である。 第2実施例で用いる基板の平面図である。 本発明のアンテナ装置の第3実施例の平面図である。 本発明のアンテナ装置の第4実施例の外観斜視図である。 第4実施例の等価回路図である。 従来のアンテナ装置の外観斜視図である。 図11に示すアンテナ装置の平面図である。 従来のアンテナ装置で用いる基板の平面図である。
符号の説明
10 誘電体ブロック
12、40 放射電極
14 基板
16 給電部
18 接地部
20 先端部
22 接続マウント
24 給電端子
26 接地端子
28、34、36、38 調整用エレメント
30 GND電極
32 切断部
38a 桟
42 整合回路

Claims (6)

  1. 表面に放射電極を設けた誘電体ブロックを基板に搭載して、前記放射電極に設けた給電部を前記基板に設けた給電端子に電気的接続するアンテナ装置において、前記放射電極の前記給電部と先端部との途中に切断部を設け、この切断部の両端の間に前記基板に設けた調整用エレメントを介装するように電気的接続して構成したことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 請求項1記載のアンテナ装置において、前記放射電極の前記切断部を、前記給電部の近くに配設して構成したことを特徴とするアンテナ装置。
  3. 請求項1記載のアンテナ装置において、前記放射電極の前記先端部を、前記誘電体ブロックの天面に配設して構成したことを特徴とするアンテナ装置。
  4. 請求項1記載のアンテナ装置において、前記基板に設けた前記調整用エレメントを、搭載される前記誘電体ブロックの下側となる部分に配設して構成したことを特徴とするアンテナ。
  5. 請求項1記載のアンテナ装置において、前記基板に設けた前記調整用エレメントを、前記放射電極の前記切断部の両端の間に、複数の経路が介装されるように電気的接続して構成したことを特徴とするアンテナ装置。
  6. 誘電体ブロックの表面に放射電極を設け、前記誘電体ブロックを基板に搭載すると、前記基板に設けた給電端子に電気的接続し得るように前記放射電極に給電部を設けるとともに、前記基板に設けた調整用エレメントを介装して電気的接続し得るように前記放射電極の前記給電部と先端部との途中に切断部を設けて構成したことを特徴とするアンテナ用素子。
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