JP2007067770A - デジタル放送受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 第1の目的としては使用者が意識することなく、更新データ等をダウンロードすることができ、第2の目的としては、エラーが多く混在している環境であっても正確にデータを受信できるデジタル放送受信装置を提供すること。
【解決手段】 外部アンテナANTから受信した受信信号がチューナ部10に入力される。そして、チューナ部10により復調されたトランスポートストリームをDEMUX20に出力される。DEMUX20において、TSが分離され、AVストリームはAVデコーダ30に、SI情報等はCPU40に出力される。そして、正しくダウンロードされたSI情報などはRAM50を介して記憶装置60に記憶される。
【選択図】 図1

Description

映像データと更新情報とを含む放送波を受信するチューナを内蔵するデジタル放送受信装置に関する。
従来から、地上波デジタル放送等を受信するデジタル放送受信装置は、当該地上波デジタル放送の放送波に含まれるデータ信号からソフトウェアの更新情報や番組情報等を取得することが知られている。デジタル放送受信装置は、取得したソフトウェアの更新情報に基づいて内蔵するソフトウェアを更新したり、取得した番組情報に基づいて電子番組表を表示したりすることが可能となる。
ここで、放送波に含まれるソフトウェアの更新情報はダウンロードデータとして一定時間間隔毎に繰り返し送信されている。この、ダウンロードデータが送信される状態について図を用いて説明する。図6(a)は、ダウンロードデータが放送波に重畳されて送出される様子を模式的に示した図である。図6(a)の900に示すように、ダウンロードデータ「D_DATA」は、放送局から放送波に重畳されて一定時間間隔毎に送信されている。
ダウンロードデータ「D_DATA」の構造を模式的に示したものが902である。902に示すように、ダウンロードデータの中には複数のデータ(単位データ)が含まれている。例えば、本図では、「DATA 0」から「DATA N」までの単位データを一つのまとまりとしてダウンロードデータとして送信される。そして、この当該単位データから求められるCRC符号が、ダウンロード毎にそれぞれ付加されている。
デジタル放送受信装置は、受信したダウンロードデータに含まれる単位データに誤りがあるか否かをCRC符号を用いて判定する。また、単位データは、904に示すように、トランスポートストリーム(TS)における単位パケット(以下、単に「TS単位パケット」という。)が一定個数集まったデータである。デジタル放送受信装置は、最終的にTS単位パケットから映像信号や音声信号を復調したり、ソフトウェアの更新情報を復調したりする。
また、ダウンロードデータのうち、デジタル放送受信装置のソフトウェア書換えのための受信機個別データや放送局ロゴなど全受信機共通のデータを受信する場合、そのデータを放送しているチャンネルを選局しデータストリームを取得する必要がある。したがって、従来はダウンロード情報(SDTT)を受信したときに、使用者に告知し、ダウンロードを行なう時間帯は使用者にその他の放送を受信しないように告知したり、ユーザが使用しないであろう時間帯に合わせて受信したり、待機状態を検出して使用者が使用していない時間に受信をしたりしていた。これらの技術としては、例えば使用者が使っていない事を監視してダウンロードをしたり、使用者への画面告知を行なう方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、携帯型の受信機の場合、安定して更新情報をダウンロードするために、固定受信型の家庭内受信機でダウンロードしたデータを転送する方式等が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−23584号公報 特開2004−23583号公報
上述したとおり、デジタル放送受信機が更新情報をダウンロードする場合、使用者がデジタル放送受信機を使用していないことが条件であった。したがって、デジタル放送受信機は、更新情報をダウンロードする旨を使用者への告知をするか、使用者が使用していない状態を検出して更新情報をダウンロードを行なう必要があった。このため、更新情報をダウンロード中の際には使用者が使えなくなるため、使用する時間をずらすか、ダウンロードを中止する等をする必要があった。
さらに、更新情報をダウンロード中に異常が発生した場合には、異常の発生した単位データを再度ダウンロードする必要があった。デジタル放送受信装置がダウンロードデータを再ダウンロードする仕組みについて図6(b)を用いて説明する。
まず、デジタル放送受信装置は、ダウンロードデータを受信する。そして、このダウンロードデータに含まれる単位データ毎にエラーが含まれているか否かを判定する。具体的には、単位データから算出された値と、CRC符号の値とを照合し、一致するか否かで判定する。ここで、単位データから求められた値と、CRC符号から求められた値とが一致しない場合には、単位データにエラーが含まれていると判定し、当該単位データを廃棄(消去)する。また、エラーが含まれていない(正しいデータ)と判定された場合には、当該単位データを、不揮発メモリに記憶する。
例えば、図6(b)において、単位データ「DATA 0」は、CRC符号を参照して正しいデータであると判定されたため、不揮発性メモリに記憶される。続いて、単位データ「DATA 1」は、CRC符号を参照すると、エラーが含まれているデータであると判定されため、単位データ「DATA 1」は廃棄される。そして、次のダウンロードデータ受信時に「DATA 1」が再度受信される。
このように、単位データの中にエラーが含まれている場合、再度単位データをダウンロードする必要があった。しかし、単位データは所定の大きさであり、この中にわずかなエラーが混在してしたとしても、単位データ全体がエラーと判定され、再度受信するしかなかった。
とくに、携帯型の受信機の場合には、移動時に受信することが多いため単発的なエラーが多く混在してしまう。また、端末の大きさから固定型と比較してエラーが混在してしまう場合が多い。したがって、一つの単位データの中で、全くエラーが無い状態で受信を行うことは困難であり、何回受信したとしても、正しい単位データが受信できないといった場合があった。
上述した課題に鑑み、本発明が目的とするところは、第1の目的としては使用者が意識することなく、更新データ等をダウンロードすることができ、第2の目的としては、エラーが多く混在している環境であっても正確にデータを受信できるデジタル放送受信装置を提供することである。
上述した課題を解決するために、第1の発明は、映像データと更新情報とを含む放送波を受信するチューナを内蔵するデジタル放送受信装置において、前記チューナにより受信された放送波から、映像データを取得し、当該映像データから映像信号をデコードする映像デコード手段と、前記映像デコード手段が、前記映像信号をデコードしているか否かの状態にかかわらず、前記チューナから受信された放送波から更新情報を取得する更新情報取得手段と、を備えることを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明のデジタル放送受信装置において、前記チューナは複数内蔵されており、前記更新情報取得手段は、前記映像デコード手段が利用したチューナと異なるチューナで受信された放送波から、更新情報を取得することを特徴とする。
また、第3の発明は、第1の発明のデジタル放送受信装置において、前記放送波は、映像データと更新情報とが時分割多重化されている信号であって、前記映像デコード手段は、前記受信された放送波の中から、多重化されている映像データを抽出し、デコードする手段であり、前記更新情報取得手段は、前記受信された放送波の中から、多重化されている更新情報を抽出し、取得する手段であることを特徴とする。
また、第4の発明は、第1の発明のデジタル放送受信装置において、前チューナで受信された放送波を記憶する放送波記憶手段を更に備え、前記映像デコード手段は、前記放送波記憶手段に記憶された放送波から映像信号を読み出してデコードする映像記憶デコード手段であって、前記更新情報手段は、前記映像記憶デコード手段が映像信号をデコードしている際に、前記チューナから受信された放送波から更新情報を取得する手段であることを特徴とする。
また、第5の発明は、第1の発明から第4の発明のデジタル放送受信装置において、前記チューナは、前記受信した放送波にエラーが混在した状態で受信された場合には、前記放送波のうちエラーが混在した状態の部分を再度受信し、再構築する再受信手段を備えることを特徴とする。
第1の発明によれば、デジタル放送受信装置が更新情報を取得する際に、映像信号をデコードしているか否かの状態にかかわらず、前記チューナから受信された放送波から更新情報を取得することができるようになる、したがって、ユーザは更新情報を受信する際に、意識することなくダウンロードすることが可能となる。
第2の発明によれば、チューナを複数内蔵したデジタル放送受信装置において、映像信号をデコードしているチューナと、更新情報を取得しているチューナとを分けることができる。したがって、使用者は、更新情報を受信する際に、映像信号をデコードしているか否かにかかわらず、他のチューナにより更新情報がダウンロードされることとなる。
第3の発明によれば、受信された放送波が時分割多重化されている場合に、当該放送波から映像データと更新情報とを併せてデコード・抽出することができる。したがって、デジタル放送受信装置にチューナが1つしか備えていない場合であっても、映像信号をデコードしているか否かにかかわらず、更新情報を取得することができる。
第4の発明によれば、記憶された放送波から映像信号がデコードされ、チューナから受信された放送波から更新情報が取得される。したがって、チューナが1つしか備えていない場合であっても、記憶された放送波に基づいて映像信号がデコードされている状態でも、チューナにより更新情報を取得することができる。
第5の発明によれば、受信された放送波が正しくない状態で受信された場合であっても、放送波の中で正しくない部分だけを再度受信し、放送波を再構築することができる。したがって、例えば移動受信時等のように多くのエラー混在してしまう環境であっても、正しく信号を受信することができるようになる。
次に、図を参照して、本発明を地上波デジタル放送を受信するデジタル放送受信装置に適用した場合の実施の形態について図面を参照して詳細に説明するが、本発明が適用可能なものはこれに限定されるものではない。
〔第1実施形態〕
まず、チューナを複数内蔵する地上波デジタル放送を受信するためのデジタル放送受信装置1について説明する。
[構成]
まず、第1実施形態におけるデジタル放送受信装置1の構成について図1を用いて説明する。デジタル放送受信装置1は、第1チューナ12及び第2チューナ14を含むチューナ部10と、DEMUX20と、AVデコーダ30と、CPU(Central Processing Unit)40と、RAM(Random Access Memory)50と、記憶装置60とを備えて構成しており、外部アンテナANTが接続されている。
チューナ部10は、外部アンテナANTから受信された受信信号(放送信号)から、各チューナに設定されているチャンネルに対応する周波数の放送信号を選局(抽出)し、各信号が多重化されたトランスポートストリーム(TS)を抽出する。具体的には、受信信号をOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式で復調し、ビダビ復号等を用いて誤り訂正を行いTSを抽出する。そして、抽出されたTSをDEMUX20に出力する。なお、本実施形態においては、第1チューナ12と、第2チューナ14との2つのチューナを備えて構成されているものとして説明するが、チューナの数には制限はなく、それ以上の数を備えていても良いことは勿論である。
DEMUX20は、チューナ部10から入力されたTSから、PID(Packet ID)に基づいて必要なストリームデータ等を抽出し、出力する回路である。入力されるさまざまなTS単位パケットの中から、必要とするパケットを取り出してフィルタリング処理を行う。ここで、TSから抽出されたAVストリームはAVデコーダ30へ、SI情報/SDTT情報及びダウンロードデータ(DBB)はCPU40へ、ストリームデータは記憶装置60へ出力される。
SDTT(Software Download Trigger Table)情報とは、告知情報と呼ばれる情報であり、ダウンロードされる日時や対象となる受信機の製造メーカ、機種名等を告知するときに用いられる情報である。受信機は、SDTTを参照することにより必要な情報(ダウンロードデータ)を受信し、受信機内部の情報を更新する。
AVデコーダ30は、DEMUX20から入力されたAVストリームを復号し、映像データ及び音声データとして映像出力部及び音声出力部(不図示)へ出力する。一例として、映像・音声データに関してはMPEG規格により符号化されている信号を、MPEG規格に従って復号する。そして、映像出力部及び音声出力部に出力されることにより、ユーザは受信した番組を視聴することが可能となる。
CPU40は、デジタル放送受信装置1の各動作部及び制御を行う処理装置である。デジタル放送受信装置1に記憶されている各種プログラムを読み出し、実行することにより各処理を実行する。また、DEMUX20から入力されたSI情報/SDTT及びDBBから、EPG(電子番組表)や、番組情報を復調しRAM50を介して記憶装置60に記憶する制御を行う。
RAM50は、デジタル放送受信装置1において処理されるデータ等を一時的に記憶する為の揮発性の記憶領域である。例えば、DEMUX20により分離されたSI情報/SDTT及びDBB等に関するデータを一時的に記憶する。また、CPU10が番組情報等から電子番組表を作成する際の一時的な情報などを記憶したりする。ここで、RAM50は、例えばDRAM等で構成されている。
記憶装置60は、各種情報及びストリーム情報などを記憶する不揮発な記憶装置である。例えば、記憶装置60は、DEMUX20から出力されたAVストリームや、各種データ等を記憶する。また、CPU10の制御により、RAM50に一時記憶されたSI情報等を記憶装置60に記憶される。ここで、記憶装置60は、例えばハードディスク装置で構成されたり、SDメモリ、コンパクトフラッシュ(登録商標)等で構成されている。
[動作]
続いて、図を用いて本実施形態のデジタル放送受信装置1の動作について説明する。図2は、地上波デジタル放送における伝送セグメントの状態を模式的に表した図である。通常、地上波デジタル放送は1つの放送チャネルで13個のセグメントを利用して放送される。
図2(a)は、セグメントの階層を表した図である。地上波デジタル放送における伝送セグメントはセグメント「0」からセグメント「12」までの13個の階層に分かれたセグメントが伝送されている。ここで、所用CN比が低いセグメント「0」を強階層といい、所用CN比が高いセグメントを「中/低階層」とする。携帯端末等で利用される、いわゆる1セグ放送の場合は、強階層であるセグメント「0」が利用される。
したがって、図2(a)に示すように、携帯型の受信機において1セグ放送を受信する場合、一般的に強階層セグメントのデータ(セグメント「0」)が復調部102において復調される。
図2(b)は、2つの番組を受信する場合について説明する。地上波デジタル放送は、セグメント「0」のデータが第2復調部114においてAVストリームに復調される。そして、復調されたAVストリームはAVデコーダ30に出力される。また、中/低階層に含まれているセグメント「1」から「3」に含まれているデータが第1復調部112においてAVストリームに復調される。そして、復調されたAVストリームをAVデコーダ30に出力する。
この場合、2つの復調部を利用することにより、複数のセグメントからAVストリームを復調することができ、利用者は複数の番組を視聴できるようになる。
次に、図2(c)は、放送受信中にSDTT等のデータを受信する仕組みについて表した図である。セグメント「0」にはSDTT等のダウンロードデータが、セグメント「1」からセグメント「3」にはAVストリームが含まれている。
このとき、中/低階層のセグメント「1」からセグメント「3」に含まれているAVストリームを第1復調部122が復調し、AVデコーダ30に出力する。つづいて、強階層のセグメント「0」に含まれているSDTT等のダウンロードデータを、第2復調部124が復調する。具体的に、第2復調部124は、入力されたセグメント「0」から、更新情報等のダウンロードデータを復調・抽出する。そして、CPU40は、受信された更新情報等のダウンロードデータに対応して各種処理を実行し、データを更新する。
このように、通常の番組(放送)は第1復調部122で受信・復調されており、併せてダウンロードデータが第2復調部124にて受信・復調されている。そして、デジタル放送受信装置1は、ダウンロードデータが正しく復調・抽出されると、当該ダウンロードデータに基づいてデジタル放送受信装置1のソフトウェア情報を更新する。
このように、使用者が番組を受信し、当該受信した番組を視聴中であっても、他の復調部を用いることにより、使用者が意識しないでデータをダウンロードすることができる。
次に、ダウンロードデータを受信する場合における様子について説明する。図3(a)は、送出されたダウンロードデータ(150)の様子を表した概略図である。通常、送出されるダウンロードデータは一定間隔毎に単位データが含まれており、当該単位データに対応するCRC符号が付加されている。例えば、図3(a)では、単位データとして「DATA 0」、「DATA 1」、「DATA 2」、…の順に送出され、それぞれにCRC符号が付加されている。
図3(b)は、エラーが含まれている状態を模式的に表す図である。図3(b)のダウンロードデータ(160)には、「DATA 1」の部分にエラー162が、「DATA 2」に対応するCRC符号部分にエラー164が混在していることを示している。このダウンロードデータ(160)をチューナ部10は受信し、ダウンロードデータに含まれる単位データを復調する。この際正しいデータ(エラーが混在していない単位データ)は、そのまま記録され、エラーが混在しているデータは、エラー部分を再度受信する処理が実行される。
ここで、単位データにエラーが混在しているか否かの判定は、例えば以下のように行う。すなわち、受信した単位データとCRC符号を照合することにより、単位データ部分にエラーが混在しているか否かが判定できる。また、単位データに含まれるTSは、1TS単位でリードソロモンエラーやビダビ復調エラーを用いることにより、どの部分にエラーが混在しているかを判定できる。そして、エラー部分が特定されると、このエラー部分以外は一時記憶し、エラー部分に関しては再度受信する制御を行う。
それでは、図を用いて説明する。まず、単位データ「DATA 0」について、エラーが混在しておらず、CRC符号部分にもエラーが混在していない。さらに、CRC符号を用いて照合しても、「DATA 0」にはエラーが混在しておらず、単位データ「DATA 0」は正しいデータとして記録される。続いて、単位データ「DATA 1」については、エラー162が混在しているため、エラーのある単位データとして判定される。ここで、CPU40は、単位データ「DATA 1」に含まれるTSパケット単位毎に、どの部分にエラーが混在しているか否かを、各TSパケット単位に含まれるビダビ符号等を利用することにより判定する。そして、エラーの混在している部分が特定できたら、次受信時に当該エラー部位を再度受信する制御を行う。
続いて、単位データ「DATA 2」については、対応するCRC符号にエラー164が混在している。この場合、CPU40は、次受信時に単位データ「DATA 2」に対応するCRC符号の当該エラー部位を受信する。
他の単位データについても同様に受信を行っていく。ここで、「DATA M」に関しては、エラーが混在しておらず、対応するCRC符号にもエラーが混在していない。ところが、「DATA M」とCRC符号とを照合すると、「DATA M」にエラー182が混在していると判定される。
この場合エラーの箇所が特定できないため、ダウンロードデータを再受信した際、再受信したデータのCRCが一致した場合は、「DATA M」のすべてのデータを置き換える。もし、一致しない場合は、前回受信したデータと差異のある箇所のみ(エラー182)を置き換えてCRCチェックを行い一致したら置き換えたデータを正規データとして記憶する。再受信する事によってデータの一致検出が出来るため正しいデータを受信できる確率が大幅に向上する。
再度受信した状態を模式的に示した図が図3(c)である。本図では、「DATA 0」及び「DATA N」は既に正しいデータとして記憶されている。したがって、エラー162、164、182に対応する部分のデータを再受信する。そして、受信した単位データとCRC符号を照合し、エラーが含まれていなければ、正しいデータとして記憶する。最終的に総てのデータが記憶された状態を模式的に示した図が図3(d)である。
このように、本実施形態によれば、利用者が放送を視聴しているか否かの状態にかかわらず、ダウンロードデータを受信することができる。したがって、使用者は意識することなく、デジタル放送受信装置を最新の状態に保つことが可能となる。また、受信したダウンロードデータにエラーが混在している状態であったとしても、当該エラー部分を効率よく再受信することにより、データを記録することができる。
なお、本実施形態では、エラーが混在している部分を再度受信する(エラーが混在している部分をTSパケット単位で再度受信する)こととして説明したが、これに限られる訳ではない。具体的には、TSパケットで用いられるビダビ符号等を利用しても、どのTS単位パケットにエラーが混在しているか否かが解らない場合には、再度単位データを受信することとしても良いことは勿論である。
〔第2実施形態〕
続いて、第2実施形態について説明する。第2実施形態は、放送局から受信される信号が時分割多重化されている場合について説明する。なお、第1実施形態の図1で示したブロック図において、チューナ部が1つとなった場合の構成であり、同一の機能部に関しては、第1実施形態と同一の符号を割り当てることにより、詳細な説明を省略する。
図4は、第2実施形態にかかるデジタル放送受信装置2の構成を示すブロック図である。本図では、第1実施形態の図1と比較し、チューナ部は、第1チューナ12の一つから構成されるものである。
[動作]
まず、外部アンテナANTから受信された受信信号(放送波)は第1チューナ12に入力される。ここで、第1チューナ12は、ユーザにより選局された放送局に対応する信号を同期・復調し、TSを抽出する。そして、受信信号から抽出したTSをDEMUX20に出力する。
ここで、第1チューナ12に入力されている受信信号は図5に示すように時分割多重された状態である。図5(a)に示すように通常の視聴時には、映像、音声の再生に必要なチャネル(本図においては「0」「1」「4」)のデータが選択され、DEMUX20に出力される。また、この選択されたデータには、ダウンロードが実施されていることを示すSDTTが含まれており、同時に受信する。
続いて、図5(b)は、ダウンロードデータを含んで受信している状態を示す状態である。このとき、「N」にダウンロードデータ(DBB)が含まれており、当該DBBをストリームとして抽出する。通常、映像及び音声データとダウンロードデータを同時に受信することはできない。ここで、例えば伝送レートが低い映像及び音声データを受信している場合にはチャネルの領域に空き領域が生じることとなる。したがって、当該空き領域を利用することによりダウンロードデータを重畳して受信、復号することができる。デジタル放送受信装置2は、この重畳されたダウンロードデータを受信復号することにより、ダウンロードデータに適切な処理を実行する。
DEMUX20は、入力されたTSを分離し、各制御部に出力する。入力されたTSがAVストリームであればAVデコーダ30に出力する。そして、AVデコーダ30は、AVストリームから映像データと音声データを抽出し、映像出力部、音声出力部(不図示)に出力する。
また、入力されたTSのうちSI情報/SDTTや、DBB等は、DEMUX20において分離された後に、CPU40により処理され、RAM50に一時記憶された後に、記憶装置60に記憶される。
そして、ダウンロードデータが総て受信し終わると、CPU40は、各ダウンロードデータに対応する処理を実行する。例えば、ダウンロードしたデータが番組情報の場合は、電子番組表を作成する。また、デジタル放送受信装置2の更新情報の場合は、デジタル放送受信装置2に内部されたソフトウェアのデータを更新する。
このように、第2実施形態によれば、デジタル放送を受信するチューナが一つであっても、受信された放送信号から番組情報等を受信することができ、ユーザが意識することなく各種データが受信できるようになる。
〔変形例〕
上述した実施形態におけるデジタル放送受信装置の構成は、本発明を説明するための一例であり限定されるものではないことは勿論である。
例えば、DEMUX20は、チューナ部10から入力されたTSからAVストリーム、SI情報/SDTT及びDBBを分離抽出することとして説明したが、これに限られるわけではない。
一例として、チューナ部10から出力されたTSを一度記憶装置60に記憶する。そして、記憶装置60に記憶されたTSを読み出し、DEMUX20によりAVストリームを分離する。そして、分離されたAVストリームはAVAVデコーダ30に出力される。そして、AVデコーダ30は、AVストリームから映像信号・音声信号を復調し、映像出力部・音声出力部(不図示)に出力する。この場合、デジタル放送受信装置は、チューナ部10を利用することなく映像(放送)を出力することが可能となる。したがって、映像(放送)を出力中に、チューナ部10によりダウンロードデータを受信することが可能となる。したがって、デジタル放送受信装置にチューナが1つしか内蔵されていない場合であっても、利用者は意識することなく、ダウンロードデータをダウンロードすることが可能となる。
第1実施形態におけるデジタル放送受信装置の構成を示す図。 第1実施形態における動作を説明するための図。 第1実施形態における動作を説明するための図。 第2実施形態におけるデジタル放送受信装置の構成を示す図。 第2実施形態における動作を説明するための図。 従来の技術について説明するための図。
符号の説明
1 デジタル放送受信装置
10 チューナ部
12 第1チューナ
14 第2チューナ
20 DEMUX
30 AVデコーダ
40 CPU
50 RAM
60 記憶装置

Claims (5)

  1. 映像データと更新情報とを含む放送波を受信するチューナを内蔵するデジタル放送受信装置において、
    前記チューナにより受信された放送波から、映像データを取得し、当該映像データから映像信号をデコードする映像デコード手段と、
    前記映像デコード手段が、前記映像信号をデコードしているか否かの状態にかかわらず、前記チューナから受信された放送波から更新情報を取得する更新情報取得手段と、
    を備えることを特徴とするデジタル放送受信装置。
  2. 前記チューナは複数内蔵されており、
    前記更新情報取得手段は、前記映像デコード手段が利用したチューナと異なるチューナで受信された放送波から、更新情報を取得することを特徴とする請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
  3. 前記放送波は、映像データと更新情報とが時分割多重化されている信号であって、
    前記映像デコード手段は、前記受信された放送波の中から、多重化されている映像データを抽出し、デコードする手段であり、
    前記更新情報取得手段は、前記受信された放送波の中から、多重化されている更新情報を抽出し、取得する手段であることを特徴とする請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
  4. 前チューナで受信された放送波を記憶する放送波記憶手段を更に備え、
    前記映像デコード手段は、前記放送波記憶手段に記憶された放送波から映像信号を読み出してデコードする映像記憶デコード手段であって、
    前記更新情報手段は、前記映像記憶デコード手段が映像信号をデコードしている際に、前記チューナから受信された放送波から更新情報を取得する手段であることを特徴とする請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
  5. 前記チューナは、前記受信した放送波にエラーが混在した状態で受信された場合には、前記放送波のうちエラーが混在した部分を再度受信し、再構築する再受信手段を備えることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載のデジタル放送受信装置。

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