JP2007065553A - カメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】撮影のタイミングに合わせて撮影者がカメラをしっかり保持することができるようにして簡単な構成で効果的に手ブレによる像の劣化を防止する。
【解決手段】通常モードと報知モードとを選択可能にしてあり、通常モードは、レリーズボタン7の全押しに応答して、直ちに撮影が行われる。報知モードは、レリーズボタン7を押圧すると、予め決めた遅延時間だけ、撮影が遅延されるとともに、レリーズボタン7の押圧時から撮影までの期間中に音声によるカウントダウンが行われる。このカウントダウンによる「0」のタイミングで撮影が行われる。
【選択図】図4
Description
本発明は、カメラに関するものである。
カメラとしては、写真フイルム(銀塩フイルム)を用いるカメラや、被写体像をデジタルデータに変換して記録するデジタルカメラ等が知られている。また、デジタルカメラを内蔵した携帯電話も普及している。このようなカメラでは、明るい撮影レンズの採用、高感度化により、暗い場所での撮影に対応できるようにされつつあるが、それらには製造コストやカメラの大型化、ノイズの増加などによる限界があり、またより暗い場所で撮影に対応しきれない等の理由から、適切な光量を確保するためには、低速のシャッタ速度で対応せざるを得ない場合がある。
しかし、低速なシャッタ速度を使用する場合には、適切にカメラを保持していないと、撮影中にカメラが動いてしまい、被写体像がぶれるいわゆる手ブレが発生しやすくなる。特に顔から離した姿勢でカメラを保持し、カメラに設けたモニタ画面を観察する姿勢で撮影を行うデジタルカメラや、それを内蔵した携帯電話では手ブレが発生しやすい。
上記のような手ブレの発生を防止する装置(以下、ブレ補正装置という)が知られている(例えば、特許文献1,2)。特許文献1,2のブレ補正装置は、カメラボディの振動・移動を検出し、そのブレ検出に基づき結像面に対する像の移動をなくすように例えば撮影レンズの一部のレンズをアクチュエータで移動させている。特許文献1では、ブレ補正のレンズを原点位置に移動させた後に、レリーズ操作から実際に露光を開始するまでの遅延時間であるレリーズタイムラグを変化させている。また、ブレ検出に基づく信号と、ブレ補正用のアクチュエータの動作信号とを比較し、ブレ補正が可能となった時点で露出開始させるようにしている。
特開平2−280131号公報
特開平5−165078号公報
上記のようなブレ補正装置は、手ブレによる被写体像のブレを効果的になくす有用な装置であるが、構造が複雑でありコスト上昇させてしまう。また、小型化が難しく携帯電話に内蔵されたデジタルカメラなどに採用するには無理があった。
本発明は上記問題を解消するためになされたもので、簡単な構成で効果的に手ブレによる像の劣化を防止できるカメラを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載のカメラでは、外部からレリーズボタンが操作されることに応答して、撮影機構に撮影させるための撮影指示信号を発生する指示手段と、撮影指示信号を受けてから所定の時間だけ遅延して撮影機構を動作させる制御手段と、撮影指示信号の発生から撮影が行われるまでの期間中に撮影のタイミングを知らせるための報知を撮影者に行う報知手段を備えたものである。請求項2記載のカメラでは、報知手段による報知を行う報知モードと、報知を行わない通常モードとのいずれか一方に切替えるための操作手段を備え、報知モードのときに、制御手段が撮影機構の動作を遅延し、報知手段が報知を行うようにしたものである。
請求項3記載のカメラでは、報知手段を、音声により報知するようにしたものであり、請求項4記載のカメラでは、報知手段に、報知のための音声を出力するスピーカの音量を調節する音量調節手段を設けたものである。請求項5記載のカメラでは、音量調節手段を、カメラボディを保持した撮影者に報知するための小音量と、この小音量よりも大きく撮影者と被写体に対して報知するための大音量とにスピーカの音量を切り替えるようにしたものである。
請求項6記載のカメラでは、報知手段に、撮影者の耳に装着される音声出力器を備え、この音声出力器から報知のための音声を出力するようにしたものであり、請求項7記載のカメラでは、カメラボディに設けた報知用の音声を出力するための接続端子に音声出力器を着脱自在としたものである。
請求項8記載のカメラでは、カメラボディに内蔵され報知のための音声を出力するスピーカと、接続端子に音声出力器が接続されているときには、前記スピーカからの音声の出力を停止する出力切替手段とを設けたものである。
請求項9記載のカメラでは、報知手段が、カメラボディの背面側に光学的な表示を行うようにしたものである。
請求項10記載のカメラでは、数字のカウントダウンによって報知を行うようにしたものである。
本発明によれば、レリーズボタンが操作に応答した撮影を意図的に遅延させ、撮影が行われるまでの期間中に撮影のタイミングを知らせるための報知を撮影者に行う報知手段を備えたから、撮影者が撮影のタイミングに合わせてカメラをしっかり保持することができるようになり、手ブレを防止することができる。
図1に本発明を実施した写真フイルムを用いるカメラ2の正面を、図2背面をそれぞれ示す。カメラ2のカメラボディ3の前面には、撮影レンズ4,ファインダ5の対物側窓5aを設けてある。撮影レンズ4は、沈胴式の鏡筒4aにレンズを保持してあり、電源をオンとすると鏡筒4aが図示した沈胴位置から前方に突出した突出位置に繰り出される。また、鏡筒4aには、レンズバリア4bを設けてあり、このレンズバリア4bは、鏡筒4aが沈胴位置のときにレンズを覆う閉じ位置となり、突出位置のときにレンズを露呈する開き位置となる。
カメラボディ3の上部には、操作部6,レリーズボタン7,ズーム操作部材8,ストロボ発光部9,LCD10を設けてある。操作部6は、電源をオン・オフする電源ボタン,撮影モードを通常モードと後述する報知モードのいずれかに切替えるモードボタン,撮影感度等を設定する設定ボタン等からなる。レリーズボタン7は、浅く押した半押しと、この半押しからさらに押し込んだ全押しとに押圧操作可能になっている。
通常モードは、レリーズボタン7の全押しに応答して、直ちに撮影を行うモードである。この通常モードでは、レリーズボタン7を半押しとすることにより、被写体へのピント合せ,被写体輝度の測定を行い、さらにレリーズボタン7を押し込んで全押しとすることにより、シャッタ装置11(図3参照)を開閉して写真フイルムへの露光を行う。
報知モードは、レリーズボタン7の全押しに応答して予め決められた遅延時間だけ、撮影を遅延させるとともに、そのレリーズボタン7の押圧時から撮影までの期間中に撮影のタイミングを知らせるための報知を撮影者に行うモードである。この例では、写真フイルムへの露光が遅延される撮影であるが、例えばイメージセンサを用いたデジタルカメラでは、記録する静止画のための電荷をイメージセンサで蓄積する動作が撮影となる。
報知モードでは、レリーズボタン7の半押しに応答して被写体へのピント合せを行い、全押し位置への押圧に応答して遅延時間後に被写体輝度の測定を行って撮影を行う。撮影が開始されるタイミングの報知は、この例では、「3(さん)」,「2(に)」,「1(いち)」,「0(ぜろ)」という音声によるカウントダウンで行い、音声の「0」のタイミングで撮影(露光)を行う。
なお、音声出力により報知の態様は、上記のものに限られず、例えば「5」からカウントダウンしてもよく、カウントダウンの「1」のタイミングで露光動作が行われるようにしてもよく、あるいはそのような各種態様を選択できるようにしてもよい。また、カウントダウン以外の内容でタイミングを知らせてもよい。さらに、日本語,英語,中国語、フランス語等の各種言語の音声出力を選択できるようにしてもよく、音声出力の声を例えば「元気な声」,「落ち着いた声」,「男性の声」,「女性の声」等から選択できるようにしてもよい。
ズーム操作部材8は、シーソ式の押しボタンであって望遠側(「T」字側)、広角側(「W」字側)のいずれかに選択的に押圧可能になっており、押圧操作を解除しているときには所定の中立位置に復元するようにしてある。ズーム操作部材8を望遠側または広角側に押圧することにより、撮影レンズ4がズーミングされる。
ストロボ発光部9は、図示する収納位置と、上部に突出してストロボ発光面を露呈させたアップ位置との間で移動自在としてある。このストロボ発光部9は、ポップアップボタン12を押圧することによりアップ位置となり、アップ位置のストロボ発光部9を下方に向けて押圧することで収納位置とすることができる。ストロボ発光部9がアップ位置となっている場合で、撮影に先立って測定された被写体輝度が所定レベル以下のときには、撮影に同期してストロボ光がストロボ発光面より被写体に向けて照射される。LCD10は、設定されている撮影モードや、装填されている写真フイルムの撮影感度,写真フイルムの残り撮影枚数等の撮影情報を表示する。
カメラボディ3の背面には、ファインダ5の接眼側窓5b,フイルム装填蓋13を設けてある。撮影者は、接眼側窓5bを覗くことによって、撮影レンズ4による撮影範囲を知ることができる。
フイルム装填蓋13は、蝶番を介してカメラボディ3に取り付けてあり、カメラボディ3の内部に設けたパトローネ装填室,フイルム巻き取り室,それらの間のフイルム通路を露呈する開き位置と、カメラボディ3の内部を光密に覆う閉じ位置との間で開閉自在にしてある。カメラボディ3の側面に設けたロックレバー15を下方にスライドすることにより、ロックが解除されて、フイルム装填蓋13を閉じ位置から開き位置に回動できる。フイルム装填蓋13を開き位置にすることにより、写真フイルムパトローネの装填及び取出しを行うことができる。フイルム装填蓋13を開き位置から閉じ位置にすると、自動的にロックレバー15が上方にスライドしてフイルム装填蓋13が閉じ位置にロックされる。
接眼側窓5bの近傍には、ストロボ発光用のメインコンデンサの充電状態を示す充電ランプ16と、撮影レンズ3の合焦状態を示すピントランプ17とを設けてある。また、接眼側窓5bの近傍には、音声出力穴18を設けてある。この音声出力穴18の奧には、撮影のタイミングを知らせるための報知の音声を出力するスピーカ19(図3参照)を配してあり、接眼側窓5bを覗いてフレーミングを行う撮影者に、撮影のタイミングを知らせる音声が聞こえるようにしてある。
上記カメラ2の要部構成を図3に示す。システムコントローラ20は、CPUや、プログラムが書き込まれたROM,各種シーケンスの実行の際に必要なデータを一時的に記憶するワークメモリとして使用されるRAM,各部との間で信号の入出力を行うI/O回路,報知モード時の経過時間を計時するためのタイマ20a等から構成してある。このシステムコントローラ20は、操作部6,レリーズボタン7の操作に応答して各部を制御する。表示部21は、LCD10とこれを駆動するドライバから構成してあり、システムコントローラ20の制御の下でLCD10に各種撮影情報を表示する。
操作部6は、それの操作に応じた操作信号をシステムコントローラ20に送る。システムコントローラ20は、その操作信号に応じて各部の動作を制御する。レリーズボタン7には、スイッチ部22を連結してある。スイッチ部22は、レリーズボタン7が半押しのときにオンとなる半押しスイッチ22aと、全押しのときにオンとなる全押しスイッチ22bとからなる。半押しスイッチ22aのオンは半押し信号として、全押しスイッチ22bのオンは、撮影指示信号としてシステムコントローラ20に送られる。
測距部25は、半押し信号がシステムコントローラ20に入力されたときに作動されて、例えば三角測量方式により主要被写体までの撮影距離を測定し、その結果をシステムコントローラ20に送る。撮影レンズ4には、それを構成する一部または全部のレンズを光軸に沿って移動することでズーミング及びピント合せを行うレンズ駆動部26を設けてある。システムコントローラ20は、測距部25の測距結果に基づいてレンズ駆動部26を駆動し、撮影レンズ4のピントを主要被写体に合致させる。
測光部27は、通常モードでは半押し信号に応答して、報知モードでは撮影を行う直前にシステムコントローラ20によって作動されて、被写体輝度を測定し、その結果をシステムコントローラ20に送る。システムコントローラ20は、測光部27の測光結果に基づいて、適正な露光量となるように露出値(シャッタ速度と絞り値)を決定する。
シャッタ装置11は、絞りを兼ねており、撮影レンズ4と写真フイルム28との間に配してある。シャッタ装置11は、通常は撮影レンズ3からの撮影が写真フイルムに入射しないようにシャッタ羽根を閉じている。撮影を行う際には、シャッタ装置11は、システムコントローラ20の制御によって先に決定したシャッタ速度,絞り値でシャッタ羽根を開閉する。これにより、写真フイルム28に露光を与える。この例では、このように写真フイルム28の露光を制御するシャッタ装置11が撮影機構となっている。
システムコントローラ20は、通常モードでは、撮影指示信号の入力直後にシャッタ装置11を開閉動作させることで、レリーズボタン7の全押しの直後に露光動作を行う。報知モードでは、システムコントローラ20は、撮影指示信号の入力時点から予め決めてある遅延時間(例えば数秒間)だけ経過してからシャッタ装置11を開閉動作させることで、レリーズボタン7の全押しから遅延時間の経過後に写真フイルム28への露光、すなわち撮影を行う。
報知モード下では、システムコントローラ20は、撮影指示信号の発生から撮影が行われるまでの期間中に、タイマ20aで計時を行い、所定の報知間隔で複数回の音声出力指示を報知部31に送る。報知間隔は、例えば遅延時間の1/3となっている。
撮影指示信号の発生から撮影が行われるまでの期間中に撮影のタイミングを知らせるための報知を撮影者に行う報知部31は、スピーカ19とこれを駆動する音声出力回路32とから構成してある。音声出力回路32は、音声出力指示が入力されると、例えば作成して記憶しておいて音声データに基づいて音声信号を生成し、その音声信号をスピーカ19に供給することによって、カウントダウン用の数の1つをスピーカ19から音声出力する。音声出力回路32によって、音声出力されるカウントダウン用の数は、音声出力指示が入力される毎に「1」ずつ小さくなる。これにより、シャッタ装置11の開閉動作が行われるのとほぼ同時に音声出力の内容が「0」となるようにして、「3」,「2」,「1」,「0」という音声によるカウントダウンが行われる。
次に上記構成の作用について図4を参照しながら説明する。撮影を行う場合には、撮影者は、操作部6を操作して、通常モードまたは報知モードを選択する。この後に、フレーミングを行ってからレリーズボタン7を押圧して撮影を行う。この操作でレリーズボタン7が半押しとなると、半押しスイッチ22aがオンとなって半押し信号がシステムコントローラ20に送られる。
ステップST1では、半押し信号の入力の有無が調べられており、半押し信号の入力待ち状態となっている。このステップST1において、半押し信号がシステムコントローラ20に入力されると、ステップST2によって、測距部25が作動されて、主要被写体までの撮影距離が測定され、その測定された撮影距離に基づいて、主要被写体にピントが合致するように撮影レンズ4のピント合せが行われる。
撮影レンズ4のピント調節後に、ステップST3で撮影モードが調べられる。撮影モードとして、例えば通常モードが選択されている場合では、ステップST4に移り、測距部27による被写体輝度の測定が行われ、その結果に基づいて露出値がシステムコントローラ20によって決定される。
露出値の決定後に、ステップST5で、レリーズボタン7が全押しとされたか否か、すなわち全押しスイッチ22bがオンとなって撮影指示信号が発生したか否かが調べられる。レリーズボタン7が全押しとなってない場合は、次にステップST6でレリーズボタン7が半押しに維持されているか否かが調べられる。ここでレリーズボタン7が半押しとなっていない場合には、ステップST1に戻り、半押し信号の入力待ち状態となる。
ステップST5において、レリーズボタン7が全押し位置となったことが検出されると、ステップST6のシャッタ開閉動作を行って撮影を行う。このシャッタ開閉動作では、システムコントローラ20の制御の下、ステップST4で決定された露出値でシャッタ装置11が作動されて写真フイルム28に露光が与えられる。したがって、この通常モードでは、レリーズボタン7の全押し位置への押圧の直後にほとんど遅延なく被写体の撮影が行われる。
一方、報知モードが選択されている場合では、ステップST3からステップST7に処理が移り、レリーズボタン7が全押しであるか否かが調べられる。レリーズボタン7が全押しでない場合には、ステップST8により、レリーズボタン7が半押しに維持されているか否かが調べられる。ここでレリーズボタン7が半押しとなっていない場合には、ステップST1に戻り、半押し信号の入力待ち状態となる。
報知モード下でレリーズボタン7の全押しに応答して、撮影指示信号がシステムコントローラ20に入力されると、ステップST9により、システムコントローラ20から報知部31の音声出力回路32に1番目の音声出力指示が与えられる。これにより、スピーカ19から「3」の音声が出力される。
ステップST9による1番目の音声出力指示の後、ステップST10で報知間隔が経過したか否かが調べられ、タイマ20aの計時内容に基づいて、音声出力指示の送出時点から報知間隔が経過するとステップST11に移る。ステップST11では、システムコントローラ20から報知部31に2番目の音声出力指示が与えられことにより、スピーカ19から「2」の音声が出力される。
次に、ステップST10,11と同様な処理により、ステップST12,13によって、2番目の音声出力指示から報知間隔の経過後に、3番目の音声出力指示によってスピーカ19から「1」の音声が出力される。さらに。ステップ14,15により、3番目の音声出力指示から報知間隔の経過後に、4番目の音声出力指示によってスピーカ19から「0」の音声が出力される。
続くステップST16では、ステップST4と同様に、測光部27により被写体輝度の測定が行われて、露出値が決定される。この後に、ステップST6でシャッタ開閉動作して撮影を行う。このシャッタ開閉動作では、ステップST16で決定された露出値でシャッタ装置11が作動されて写真フイルム28に露光が与えられる。
したがって、この報知モードでは、レリーズボタン7の全押しへの押圧時から遅延時間の経過後に被写体の撮影が行われる。そして、レリーズボタン7の全押しとなった時点から、「3,2,1,0」のカウントダウンがスピーカ19からの音声で行われ、その「0」の音声出力直後に撮影が行われる。このため、撮影者は、その音声出力により撮影のタイミングを知ることができ、撮影タイミングで手ブレしないようにカメラ2を保持しておくようにすることが容易にできる。
上記実施形態では、報知モード下において、レリーズボタン7が半押しとなった時点でピント合せを行う処理を行い、露光動作の直前に被写体輝度を測定し露出値を決定する処理(ステップST15)を行っているが、これら処理をするタイミングは上記のものに限られない。例えば、各処理をステップST13の直後に行うようにしたり、各処理をレリーズボタン7が半押し位置とされた時点で行うようにしたりしてもよい。
図5は、光学的な表示で撮影のタイミングを知らせるための報知を撮影者に行う例を示すものである。なお、以下に説明する他は、上記実施形態と同様であり、同じ構成部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
カメラボディ3の背面側にタイミングランプ35を設けてある。このタイミングランプ35は、ファインダ5を覗きながら、その点灯を観察することができるように接眼側窓5bの近傍に設けてある。タイミングランプ35は、音声出力穴18の撮影のタイミングを知らせる音声出力と同期して、すなわち音声が出力される毎に点灯する。これにより、撮影者は、例えば周囲の音が大きい場合等には、タイミングランプ35の点灯回数で撮影のタイミングをとることができる。
なお、複数のタイミングランプを設けて、順次に点灯個数を増やしたり、あるいは減少させたりして撮影のタイミングを知らせてもよく、タイミングランプがファインダの視野内で観察されるようにしてもよい。また、光学的に撮影が行われるタイミングを報知するには、例えばファインダ内にカウントダウンの数字が観察されるようにしてもよい。この場合、ファインダの光路内に液晶板等を配することで、ファインダ内で観察される被写体像に、カウントダウンされる数字を重ねあわせて表示するようにすることもできる。さらに、音声出力と光学的な表示とを併用しているが、光学的な表示だけで撮影のタイミングを知らせてもよい。
図6に示す例は、撮影者の耳に装着される音声出力器としてイヤホンを用いて撮影のタイミングを聞くようにした例を示すものである。カメラボディ3その側面に、音声を出力するための出力端子としてジャック37を設けてあり、このジャック37にイヤホン38のプラグ38aを差し込むことにより、撮影者はイヤホン38を通して撮影のタイミングを知らせる音声を聞くことができる。なお、音声出力器としては、イヤホンに限らずヘッドホン等であってもよい。また、この例では、イヤホン38をカメラ2に着脱自在としてあるが、そのようにしなくてもよい。
図7の例は、上記図6の例とほぼ同様に、ジャック37にプラグ38aを差し込むことにより、撮影者がイヤホン38を通して撮影のタイミングを知らせる音声を聞くことができる。また、カメラボディ3の前面に音声出力穴41を設けてあり、この音声出力穴41の奧にスピーカ42を配してある。図8に示すように、スピーカ42の一方の端子は、イヤホン38のプラグ38aが差し込まれたときに音声出力回路32との接続が切断されるジャック43の接点37aに接続してある。これによれば、イヤホン38を使用しない場合には、スピーカ42からの音声出力により、撮影者及び被写体に対して撮影のタイミングを知らせることができ、イヤホン38を使用する場合では、スピーカ42からの音声出力はされなくなり、イヤホン38を通して撮影者だけが撮影のタイミング聞くことができるように切替えられる。
手ブレの防止には、撮影開始のタイミングの報知は撮影者に対して行えば十分であるが、被写体側にも聞こえるようにして、被写体が撮影タイミングにあわせて様々なポーズを決められるようにすることができる。また、同様に、光学的な表示を被写体側にも行うようにしてもよい。
なお、この例では、ジャック37を出力切替手段としているが、その他の構成で、音声出力器が接続されているときにスピーカからの音声の出力を停止するようにしてもよい。また、撮影者及び被写体に対して撮影のタイミングを知らせることができるように大きな音量で音声出力を行うスピーカと、撮影者だけが聞こえる程度の小音量の音声出力を行う撮影者用スピーカとを内蔵して、外部から操作で上記の一方のスピーカを選択できるようにし構成してもよい。
図9に示す例は、音量を調節する音量調節手段としてのボリュームを設けた例を示すものである。音声出力回路32からの出力信号をボリューム43を介してアンプ44に入力し、このアンプ44の出力でスピーカ45を駆動するようにしてある。アンプ44は、一定のゲインで入力信号を増幅するようにしてあり、ボリューム43を調節することで、スピーカ45からの音声出力の音量を変えられるようにしてある。これにより、音声出力を、撮影者だけが聞こえるように小さくしたり、被写体にも聞こえるように大きくしたりすることができる。なお、カメラボディを保持した撮影者に報知するための小音量と、この小音量よりも大きく撮影者と被写体に対して報知するための大音量となるように、ボリューム43による音量調節を2段階としてもよい。
図10,図11は、手持ちの撮影であるか否かを検出して、通常モードと報知モードとを自動的に選択する例を示すものである。図10に示すように、カメラボディ3の前面にグリップセンサ51を設けてある。グリップセンサ51は、その部分を撮影者の手が接触しているか否かを検出し、それに応じた検出信号を出力する。
カメラ2には、グリップセンサ51からの検出信号に応じて通常モードと報知モードとを自動的に切り替える自動モードを選択できるようにしてある。図11に示すように、自動モード下でレリーズボタン7を半押しとすると、検出信号に基づき、グリップセンサ51の部分を撮影者の手が接触しているか否か、すなわちカメラボディ3を撮影者がグリップしているか否かが判別される。そして、カメラボディ3を撮影者がグリップしている場合には、手持ちの撮影であると判断し手ブレの発生を防止するために報知モードとなり、グリップしていない場合には、三脚などに固定するなどして安定した状態での撮影であって手ブレの発生が生じないものと判断して通常モードとなる。
この例では、手持ちの撮影であるか否かを検出するための検出手段として、グリップセンサを用いているが、検出手段としては、手持ちの撮影であるか否かを検出することができればよく、例えば三脚に固定されているか否かを検出するセンサや、撮影者がファインダを覗いているか否かを検出するセンサ等であってもよい。
上記実施形態では、写真フイルムを用いるカメラを例にして説明したが、カメラとしては、デジタルカメラ、携帯電話に内蔵されたデジタルカメラにも利用できる。デジタルカメラの場合には、カメラボディに設けたスルー画像等を表示する液晶モニタに撮影タイミングを知らせる数字等を表示してもよい。
2 カメラ
7 レリーズボタン
11 シャッタ装置
19, 41 スピーカ
20 システムコントローラ
31 報知部
35 タイミングランプ
37 ジャック
38 イヤホン
7 レリーズボタン
11 シャッタ装置
19, 41 スピーカ
20 システムコントローラ
31 報知部
35 タイミングランプ
37 ジャック
38 イヤホン
Claims (10)
- 外部からレリーズボタンが操作されることに応答して、撮影機構に撮影させるための撮影指示信号を発生する指示手段と、撮影指示信号を受けてから所定の時間だけ遅延して撮影機構を動作させる制御手段と、撮影指示信号の発生から撮影が行われるまでの期間中に撮影のタイミングを知らせるための報知を撮影者に行う報知手段を備えたことを特徴とするカメラ。
- 前記報知手段による報知を行う報知モードと、報知を行わない通常モードとのいずれか一方に切替えるための操作手段を備え、前記報知モードのときに、前記制御手段が撮影機構の動作を遅延し、前記報知手段が報知を行うことを特徴とする請求項1記載のカメラ。
- 前記報知手段は、音声により報知を行うことを特徴とする請求項1または2記載のカメラ。
- 前記報知手段は、報知のための音声を出力するスピーカと、このスピーカの音量を調節する音量調節手段とを備えたことを特徴とする請求項3記載のカメラ。
- 前記音量調節手段は、カメラボディを保持した撮影者に報知するための小音量と、この小音量よりも大きく撮影者と被写体に対して報知するための大音量とにスピーカの音量を切り替えることを特徴とする請求項4記載のカメラ。
- 前記報知手段は、撮影者の耳に装着される音声出力器を備え、この音声出力器から報知のための音声を出力することを特徴とする請求項3記載のカメラ。
- 報知用の音声を出力するための接続端子がカメラボディに設けられ、前記音声出力器は、前記接続端子に着脱自在であることを特徴とする請求項6記載のカメラ。
- 前記報知手段は、カメラボディに内蔵され報知のための音声を出力するスピーカと、前記接続端子に前記音声出力器が接続されているときには、前記スピーカからの音声の出力を停止する出力切替手段とを備えていることを特徴とする請求項7記載のカメラ。
- 前記報知手段は、カメラボディの背面側に光学的な表示を行うことを特徴とする請求項1または2記載のカメラ。
- 前記報知手段は、数字のカウントダウンによって報知を行うことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載のカメラ。
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