JP2007064540A - 地熱利用ヒートポンプ式給湯器 - Google Patents

地熱利用ヒートポンプ式給湯器 Download PDF

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Abstract

【課題】 地熱利用のヒートポンプ式給湯器に適した本体ユニット1a内の配置として、本体ユニット1aの小型化、およびコストを抑える。
【解決手段】 少なくとも圧縮機2、水冷媒熱交換器3、およびブライン冷媒熱交換器5を同一の筐体1a内に収めるとともに、水冷媒熱交換器3の平面と、それに対向させて配置したブライン冷媒熱交換器5の平面とを結んだ間の空間内に圧縮機2を配設している。
これにより、表裏で貫通する部分のない熱交換器3・5にて圧縮機2を挟むことにより熱交換器が遮音壁となって音源である圧縮機2の運転音を遮音して運転時の騒音を低減することができる。これによれば、従来構成していた仕切り板Sや各部品の遮音材などをなくすことができ、本体ユニット1aを小型化できるうえ、コストを抑えることができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、冷媒圧縮式冷凍サイクルを用いて給湯用水の加熱を行うとともに、冷媒への吸熱に地熱を利用した地熱利用ヒートポンプ式給湯器に関するもので、特に圧縮機の遮音構造に関するものである。
図6は、従来のヒートポンプ式給湯器本体ユニット1aの平面構造図である。その構造を見ると、圧縮機2や冷媒回路部品3・4・6、給湯回路部品7、図示しない電気回路部品などが収められた圧縮機室Cと、空気冷媒熱交換器50とその熱交換器50に外気を送風するファン&モータ51が収められた熱交換器室HEとが、通風部分を仕切るための仕切り板Sによって分割されている。また近年、冷媒への吸熱に地中の地熱を利用したヒートポンプ式給湯器がある。そして、これらのヒートポンプ式給湯器の本体ユニットにおいては、各部品毎に発生する音を遮音することで運転時の騒音を低減している。
しかしながら、上記従来のヒートポンプ式給湯器の本体ユニットは、各部品に遮音材などを取り付けるため、ユニットが大型化し、コストが嵩むという問題点がある。本発明は、上記従来の問題点に鑑みて成されたものであり、その目的は、地熱利用のヒートポンプ式給湯器に適した本体ユニット内の配置として、本体ユニットの小型化、およびコストを抑えることのできる地熱利用ヒートポンプ式給湯器を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、請求項1ないし請求項5に記載の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、冷媒を圧縮する圧縮機(2)、水冷媒熱交換器(3)の冷媒通路(3a)、減圧手段(4)、およびブライン冷媒熱交換器(5)の冷媒通路(5a)を冷媒配管で環状に接続した冷媒回路(R)と、
水冷媒熱交換器(3)の湯水通路(3b)、貯湯側から湯を貯湯して行く貯湯タンク(8)、および水循環ポンプ(7)を湯水配管で環状に接続した給湯回路(K)と、
ブライン冷媒熱交換器(5)のブライン通路(5b)、ブライン循環ポンプ(10)、および地中の地熱を吸熱するための地中熱交換器(11)をブライン配管で環状に接続したブライン回路(B)とを備え、
圧縮機(2)および両循環ポンプ(7、10)を作動させて冷媒通路(3a)を通過する高温の冷媒により湯水通路(3b)を通過する湯水を加熱する地熱利用ヒートポンプ式給湯器であり、
少なくとも圧縮機(2)、水冷媒熱交換器(3)、およびブライン冷媒熱交換器(5)を同一の筐体(1a)内に収めるとともに、水冷媒熱交換器(3)の平面と、それに対向させて配置したブライン冷媒熱交換器(5)の平面とを結んだ間の空間内に圧縮機(2)を配設したことを特徴としている。
これは、地熱利用であることから、冷凍サイクルの放熱側も給熱側も冷媒と水もしくはブライン水との熱交換器となり、空気との熱交換のように通風性の必要ない、言い換えれば表裏で貫通する部分のない熱交換器を複数構成することとなる。これにより、まず送風しながらの熱交換がなくなることで第1の音源である送風(通風)による音がなくなる。
また、表裏で貫通する部分のない熱交換器にて圧縮機(2)を挟むことにより熱交換器が遮音壁となって第2の音源である圧縮機(2)の運転音を遮音して運転時の騒音を低減することができる。また、循環ポンプ(7、10)を本体ユニット(1a)内に内蔵していれば、完全ではないまでも、この循環ポンプ(7、10)の運転音に対しても同様の遮音効果が得られる。
さらに、ヒートポンプサイクル運転時に冷媒が配管内を通過することによって生じる冷媒通過音に対しても同様の遮音効果が得られる。これらのことより、この請求項1に記載の発明によれば、従来構成していた仕切り板Sや各部品の遮音材などをなくすことができ、本体ユニット(1a)を小型化できるうえ、コストを抑えることができる。
また、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の地熱利用ヒートポンプ式給湯器において、水冷媒熱交換器(3)およびブライン冷媒熱交換器(5)を板状に製作したことを特徴としている。この請求項2に記載の発明によれば、両熱交換器(3、5)を遮音壁として利用することが可能となる。
また、請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載の地熱利用ヒートポンプ式給湯器において、水冷媒熱交換器(3)およびブライン冷媒熱交換器(5)は、筐体(1a)の前後方向に配置したことを特徴としている。この請求項3に記載の発明によれば、圧縮機(2)の運転音が前後方向に放射されるのを効果的に遮断することができる。
また、請求項4に記載の発明では、請求項1ないし請求項3のうちいずれか1項に記載の地熱利用ヒートポンプ式給湯器において、水冷媒熱交換器(3)およびブライン冷媒熱交換器(5)の外面を断熱部材(25)で覆ったことを特徴としている。この請求項4に記載の発明によれば、両熱交換器(3、5)を発泡材などの断熱部材(25)で覆うことにより、この断熱部材(25)を吸音材として利用することが可能であり、コストと騒音を抑えて性能を向上させることができる。
また、請求項5に記載の発明では、請求項1ないし請求項4のうちいずれか1項に記載の地熱利用ヒートポンプ式給湯器において、水冷媒熱交換器(3)、ブライン冷媒熱交換器(5)のいずれか一方、もしくは両方を複数に分割し、これらで圧縮機(2)を取り囲むように配置したことを特徴としている。
この請求項5に記載の発明によれば、この分割した両熱交換器(3、5)を圧縮機(2)の左右方向にも配置することで、前後方向に配置された両熱交換器(3、5)で反射された圧縮機(2)の運転音が左右方向に放射されるのを効果的に遮断することができる。ちなみに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態(請求項1〜4に対応)を、図1〜図4に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係わる地熱利用ヒートポンプ式給湯器(以下、給湯器と略す)1の構成を示す模式図であり、図2は、図1中の水冷媒熱交換器3の一例を示す正面図である。また図3は、図2の水冷媒熱交換器3の下面図であり、図4は、本発明の第1実施形態における給湯器の本体ユニット1aの平面構造図である。
給湯器1は、大別して本体ユニット1aと貯湯タンクユニット1bとからなる。本体ユニット1aには、冷媒を圧縮するコンプレッサ(圧縮機)2、水冷媒熱交換器3の冷媒通路3a、減圧手段としての電気式膨張弁4、およびブライン冷媒熱交換器5の冷媒通路5aを冷媒配管で環状に接続して冷媒回路Rとしている。
なお本実施形態では、ブライン冷媒熱交換器5の下流側に、ブライン冷媒熱交換器5で蒸発した冷媒を気液分離してサイクル中の余剰冷媒を蓄えるとともに、ガス冷媒のみコンプレッサ2に吸引させるためのアキュームレータ6を配設している。また、水冷媒熱交換器3の湯水通路3b、水循環ポンプ7、および貯湯タンク8を湯水配管で環状に接続して給湯回路Kとしている。
また、本実施形態の特徴の一つとして、ブライン冷媒熱交換器5のブライン通路5b、ブライン循環ポンプ10、および地中の地熱を吸熱するための地中熱交換器11をブライン配管で環状に接続してブライン回路Bとしている。なお地中熱交換器11は、地中の10〜100m程まで掘られたボアホールBHの中にUパイプを入れたものである。流通させるブラインとしてはエチレングリコールを用いている。また、本実施形態では、ブライン冷媒熱交換器5の下流側に、ブラインの温度による体積変化を吸収する液溜めとしての膨張タンク9を配設している。
そして、コンプレッサ2、電気式膨張弁4、水循環ポンプ7、およびブライン循環ポンプ10を制御する図示しない制御手段としての制御装置を備えている。その制御装置が、コンプレッサ2、電気式膨張弁4、水循環ポンプ7、ブライン循環ポンプ10を制御してヒートポンプ運転を行い、水冷媒熱交換器3の冷媒通路3aを通過する高温の冷媒と、湯水通路3bを通過する湯水とを熱交換して湯水を加熱する。
コンプレッサ2は、図示しない電気モータによって駆動される電動コンプレッサであり、吸引したガス冷媒を臨界圧力以上に圧縮して吐出する。なお本実施例では、冷媒として臨界圧力の低い二酸化炭素(CO)冷媒を用いているため、コンプレッサ2は、吐出側の高圧冷媒圧力が冷媒の臨界点を越える圧力となるように運転されている。このため、水冷媒熱交換器3の出口側の冷媒が超臨界状態となるので、熱交換の状態により冷媒がどの相域にも変化する。なお、コンプレッサ2の冷媒吐出量は、電気モータの回転数に応じて可変可能である。
水冷媒熱交換器3は、コンプレッサ2で圧縮された高温高圧のガス冷媒と給湯用水とを熱交換するものであり、冷媒が通過する冷媒通路3aと、湯水が通過する湯水通路3bとが隣接して設けられ、冷媒の流れ方向と湯水の流れ方向とが対向する様に構成されている。
より具体的には図2・3に示すように、銅板を浅底容器形に絞り成形した上下2枚のプレート(上プレート21、下プレート22)を、その周縁を接合して薄型矩形の箱体3bを形成し、箱体の周縁に入口23を開口し、その対向辺に出口24を開口し、入口23から出口24に至る湯水通路3bを形成している。
箱体3b内には、銅板を波形成形した図示しないコルゲート板が収納され、このコルゲート板は、上下折り返し面(山面、谷面)を平坦状とし、断面を連続する矩形波としたプレーン型に形成され、その外形(縦×横×高さ)が箱体3bの内寸に適合している。コルゲート板は箱体3b内に収納され、上下折り返し面をそれぞれ上下プレート21・22に接合している。
冷媒通路3aは、密着並置した2本の銅製細管3aを、箱体3bの外周に螺旋状に巻装して形成され、細管3aは、箱体3bの両平坦面(表側及び裏側)に接合されている。そして、箱体3bの外周に巻かれた細管3aのさらに外周側は、発泡材などの断熱部材25で覆っている。
この水冷媒熱交換器3は、コルゲート板を収納し、上下プレート21・22の周縁に形成したフランジを当接して箱体3bを仮組みし、箱体3bに細管3aを巻装し、各接合面にロウ材を設置して所定治具で組み立てる。この組立品を加熱炉内に投入してロウ付けし、一度の工程で一括した接合で製作される。
以上のように構成した水冷媒熱交換器3において、入口23から箱体3b内に流入した水は通水路を流通し、箱体3bに螺旋状に巻装した細管3a内を高温・高圧冷媒が流通し、箱体3bの両平坦面を介して熱交換が行われてコルゲート板の壁面が伝熱フィンとして機能し、水が加熱されて出口24から出湯する。なお、上述した水冷媒熱交換器3の具体的な構造は一例であり、本発明はこの構造に限られるものではない。
膨張弁4は、水冷媒熱交換器3の冷媒通路3aとブライン冷媒熱交換器5の冷媒通路5aとの間を接続する冷媒回路中に設けられており、水冷媒熱交換器3の冷媒通路3aを通過して冷却された冷媒が膨張弁4を通過する際に減圧されてブライン冷媒熱交換器5の冷媒通路5aに送られる。なお、膨張弁4は、制御装置からの出力によって弁開度を可変制御できる電気式膨張弁となっている。
ブライン冷媒熱交換器5は、地中熱交換器11で地中の地熱を吸熱したブラインと、膨張弁4で減圧された冷媒とを熱交換して冷媒を蒸発させるものであり、冷媒が通過する冷媒通路5aと、ブラインが通過するブライン通路5bとが隣接して設けられ、冷媒の流れ方向とブラインの流れ方向とが対向する様に構成されている。なお、具体的な構造は上述した水冷媒熱交換器3と全く同じ構造である。なおブラインを流通させるブライン循環ポンプ10も制御装置からの出力によって駆動制御されている。
水循環ポンプ7は、貯湯タンク8内の給湯用水が、底部出口8aから水冷媒熱交換器3の湯水通路3bを経て、上部入口8bから貯湯タンク8内へ戻る水流を発生させる。制御装置は、水循環ポンプ7の回転数を図示しないポンプモータへの通電量を制御することによって行い、図示しない沸き上げ温度センサで検出する沸き上げ温度が目標給湯温度となるよう給湯回路Kの循環流量の調整を行う。
貯湯タンク8は、耐蝕性に優れた金属(例えばステンレス)で形成され、給湯用の温水を長時間に亘って保温可能な断熱構造を備える。そして、貯湯タンク8内の温水は、台所・風呂・床暖房・室内暖房・浴室乾燥などに用いられる。
次に、本発明の要部について図4を用いて説明する。本体ユニット1aの内部において、コンプレッサ2・水冷媒熱交換器3・膨張弁4・アキュームレータ6・水循環ポンプ7は、図6で示した従来のヒートポンプ式給湯器の本体ユニット1aと同様に圧縮機室Cであった部分に納めている。そして、空気冷媒熱交換器50が配置されていた部分には代わりにブライン冷媒熱交換器5を配置し、熱交換器室HEであった部分には膨張タンク9とブライン循環ポンプ10とを収めるようにしたものである。
なお、水冷媒熱交換器3もブライン冷媒熱交換器5も板状に形成され、その両熱交換器3・5がユニット1aの前後方向で対向するように配置しているうえ、その両熱交換器3・5の平面同士を結んだ間の空間内にコンプレッサ2を配設している。また、通風部分は無くなるため、従来の空間分割のための仕切り板は無くしている。
次に、本実施形態での特徴と、その効果について述べる。まず、少なくともコンプレッサ2・水冷媒熱交換器3・ブライン冷媒熱交換器5を同一の筐体の本体ユニット1a内に収めるとともに、水冷媒熱交換器3の平面と、それに対向させて配置したブライン冷媒熱交換器5の平面とを結んだ間の空間内にコンプレッサ2を配設している。
これは、地熱利用であることから、冷凍サイクルの放熱側も給熱側も冷媒と水もしくはブライン水との熱交換器となり、空気との熱交換のように通風性の必要ない、言い換えれば表裏で貫通する部分のない熱交換器3・5の複数で構成することとなる。これにより、まず送風しながらの熱交換がなくなることで第1の音源である送風(通風)による音がなくなる。
また、表裏で貫通する部分のない熱交換器3・5にてコンプレッサ2を挟むことにより熱交換器3・5が遮音壁となって第2の音源であるコンプレッサ2の運転音を遮音して運転時の騒音を低減することができる。また、循環ポンプ7・10を本体ユニット1a内に内蔵しており、完全ではないまでも、この循環ポンプ7・10の運転音に対しても同様の遮音効果が得られる。
さらに、ヒートポンプサイクル運転時に冷媒が配管内を通過することによって生じる冷媒通過音に対しても同様の遮音効果が得られる。これらのことより、従来構成していた仕切り板Sや各部品の遮音材などをなくすことができ、本体ユニット1aを小型化できるうえ、コストを抑えることができる。
また水冷媒熱交換器3およびブライン冷媒熱交換器5を板状に製作している。これによれば、両熱交換器3・5を遮音壁として利用することが可能となる。また、水冷媒熱交換器3およびブライン冷媒熱交換器5は、本体ユニットの筐体1aの前後方向に配置している。これによれば、コンプレッサ2の運転音が前後方向に放射されるのを効果的に遮断することができる。
また、水冷媒熱交換器3およびブライン冷媒熱交換器5の外面を断熱部材25で覆っている。これによれば、両熱交換器3・5を発泡材などの断熱部材25で覆うことにより、この断熱部材25を吸音材として利用することが可能であり、コストと騒音を抑えて性能を向上させることができる。
(第2実施形態)
図5は、本発明の第2実施形態(請求項5に対応)における地熱利用ヒートポンプ式給湯器1の本体ユニット1aの平面構造図である。上述した第1実施形態と異なる特徴部分を説明する。本実施形態では、水冷媒熱交換器3、ブライン冷媒熱交換器5のいずれか一方、もしくは両方を複数に分割し、これらでコンプレッサ2を取り囲むように配置している。
これによれば、この分割した両熱交換器31・32・51・52をコンプレッサ2の左右方向にも配置することで、前後方向に配置された両熱交換器3・5で反射されたコンプレッサ2の運転音が左右方向に放射されるのを効果的に遮断することができる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、貯湯式の給湯器としているが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、貯湯式ではない給湯器に適用しても良いし、貯湯タンク8の代わりにパネルヒータや床暖房パネルなどを接続したヒートポンプ式暖房(乾燥)装置に適用しても良いし、その他の用途で流体を加熱するヒートポンプ式加熱装置に適用しても良い。
また、上述の実施例では、給湯器本体ユニット1a内に水循環ポンプ7を内蔵しているが、このポンプ7はタンクユニット1b側に構成しても良い。また、ブライン循環ポンプ10と膨張タンク9は本体ユニット1a外に設けても良い。また逆に、圧縮機2に吸入される低温冷媒と水冷媒熱交換器3から流出する高温冷媒とを熱交換させる内部熱交換器を本体ユニット1a内に構成しても良い。また、上述の実施形態では減圧手段として電気式膨張弁を用いているが、機械温度式膨張弁、キャピラリーチューブ、エジェクターなど、他の減圧手段を用いても良い。
本発明の実施形態に係わる地熱利用ヒートポンプ式給湯器1の構成を示す模式図である。 図1中の水冷媒熱交換器3の一例を示す正面図である。 図2の水冷媒熱交換器3の下面図である。 本発明の第1実施形態における地熱利用ヒートポンプ式給湯器1の本体ユニット1aの平面構造図である。 本発明の第2実施形態における地熱利用ヒートポンプ式給湯器1の本体ユニット1aの平面構造図である。 従来のヒートポンプ式給湯器の本体ユニット1aの平面構造図である。
符号の説明
1a…給湯器本体ユニット(筐体)
2…コンプレッサ(圧縮機)
3…水冷媒熱交換器
3a…冷媒通路、銅製細管
3b…湯水通路、箱体
4…電気式膨張弁(減圧手段)
5…ブライン冷媒熱交換器
5a…冷媒通路
5b…ブライン通路
7…水循環ポンプ
8…貯湯タンク
10…ブライン循環ポンプ
11…地中熱交換器
25…断熱部材
B…ブライン回路
K…給湯回路
R…冷媒回路

Claims (5)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機(2)、水冷媒熱交換器(3)の冷媒通路(3a)、減圧手段(4)、およびブライン冷媒熱交換器(5)の冷媒通路(5a)を冷媒配管で環状に接続した冷媒回路(R)と、
    前記水冷媒熱交換器(3)の湯水通路(3b)、貯湯側から湯を貯湯して行く貯湯タンク(8)、および水循環ポンプ(7)を湯水配管で環状に接続した給湯回路(K)と、
    前記ブライン冷媒熱交換器(5)のブライン通路(5b)、ブライン循環ポンプ(10)、および地中の地熱を吸熱するための地中熱交換器(11)をブライン配管で環状に接続したブライン回路(B)とを備え、
    前記圧縮機(2)および前記両循環ポンプ(7、10)を作動させて前記冷媒通路(3a)を通過する高温の冷媒により前記湯水通路(3b)を通過する湯水を加熱する地熱利用ヒートポンプ式給湯器であり、
    少なくとも前記圧縮機(2)、前記水冷媒熱交換器(3)、および前記ブライン冷媒熱交換器(5)を同一の筐体(1a)内に収めるとともに、前記水冷媒熱交換器(3)の平面と、それに対向させて配置した前記ブライン冷媒熱交換器(5)の平面とを結んだ間の空間内に前記圧縮機(2)を配設したことを特徴とする地熱利用ヒートポンプ式給湯器。
  2. 前記水冷媒熱交換器(3)および前記ブライン冷媒熱交換器(5)を板状に製作したことを特徴とする請求項1に記載の地熱利用ヒートポンプ式給湯器。
  3. 前記水冷媒熱交換器(3)および前記ブライン冷媒熱交換器(5)は、前記筐体(1a)の前後方向に配置したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の地熱利用ヒートポンプ式給湯器。
  4. 前記水冷媒熱交換器(3)および前記ブライン冷媒熱交換器(5)の外面を断熱部材(25)で覆ったことを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちいずれか1項に記載の地熱利用ヒートポンプ式給湯器。
  5. 前記水冷媒熱交換器(3)、前記ブライン冷媒熱交換器(5)のいずれか一方、もしくは両方を複数に分割し、これらで前記圧縮機(2)を取り囲むように配置したことを特徴とする請求項1ないし請求項4のうちいずれか1項に記載の地熱利用ヒートポンプ式給湯器。
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