JP2007064072A - エンジン始動装置における中継用端子ユニットおよびその製造方法 - Google Patents

エンジン始動装置における中継用端子ユニットおよびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 エンジン始動装置において、スイッチ部から突出する第一軸端子の突出方向を変更するための中継端子ユニットを、安定、かつ、確実な接続が可能となり、歩留まりよく形成できるようにする。
【解決手段】 中継端子ユニット27の端子本体28を、一端側の第二軸端子28aと、該第二軸端子28aに形成される第一、第二鍔部28c、28dと、第二軸端子28aの軸芯方向他端側に延出され、スイッチ部Sから突出する第一軸端子23に外嵌するリング状プレート28bとを備え、第一鍔部28cの外周面に切り欠き面28eを形成したものとする一方、樹脂材をインサートモールドして一端側にバッテリ側支持部30を形成するに、第二鍔部28dの外周が埋設される構成とし、第二鍔部28dの一端側面28gが樹脂切り面となるように形成する。
【選択図】 図9

Description

本発明は、車両等の内燃機関を始動させるためのエンジン始動装置における中継用端子ユニットおよびその製造方法の技術分野に属するものである。
一般に、この種エンジン始動装置のなかには、出力ギアを駆動する電動モータのヨーク外周にスイッチ部を形成し、該スイッチ部から突出する軸端子にバッテリ側端子を接続することにより、バッテリからの電源を供給をするよう構成したものがある。この場合に、軸端子に、該軸端子の突出方向に直交する方向に延出する第二軸端子を備えた中継端子を接続し、第二軸端子とバッテリ側端子とを接続することで接続方向を変える構成とし、これによって、エンジン始動装置を配設箇所に応じたレイアウトの自由度を高めるようにすることが提唱されている。
このような中継端子として、一端側の第二軸端子と、該第二軸端子に形成され、一端側面にバッテリ端子のプレート面が接触(接続)する鍔部と、第二軸端子の軸芯方向他端側に延出され、前記スイッチ部から突出する軸端子に外嵌するリング状プレートとで構成された端子本体に、該端子本体の第二軸端子側部位に位置してバッテリ側端子を回り止め状に支持するためのバッテリ側支持部と、リング状プレート側部位に位置してスイッチ部に回り止め状に支持されるためのスイッチ側支持部とをそれぞれ絶縁性材料により一体成形した中継端子ユニットが提唱されており、このようにすることにより、第一軸端子との接続、バッテリ側端子との接続がそれぞれ容易となり、かつ、位置決め状に行えるようにしている。
特開2003−309991
しかるに、前記従来の中継端子ユニットにおいて、バッテリ側支持部をインサートモールドして形成する場合に、型材は、第二軸端子の外周から鍔部の一端側面、そして、鍔部外周の一端側部をシールドし、樹脂材を、鍔部外周の他端側部位を埋設する状態で充填してバッテリ側支持部を形成している。一方、型材を用いてインサートモールドする場合、型材の突当て部の端部には隙間が形成されている。このため、シールドされる部位と、樹脂材が充填される部位との境界部位となる樹脂切り面に樹脂材が漏れ出すことがあり、前記従来のバッテリ側支持部をインサートモールドする場合では、型材が鍔部の外周面の一部をシールドする構成となるため、シールド部と樹脂材充填部との境界(樹脂切り面)が、鍔部の外周面となっている。このため、樹脂材の充填の際に樹脂材が漏れ出したとき、鍔部の外周から漏れ出した樹脂材がバッテリ側端子が接触する一端側面にまで浸出することが想定され、このようになると、第二軸端子とバッテリ側端子との当接状態が不安定となって確実な連結ができなくなるばかりでなく、導通状態を損なう惧れもあって問題がある。
さらには、バッテリ側支持部は、バッテリ側端子を周回り方向所定の方向に引き出すための引き出し部を形成するため、スイッチ側支持部に対して周回り方向の位置決めが必要となるが、前記従来の中継端子ユニットでは、第二軸端子側が真円形状であるが故に、周回り方向の位置決めが難しいという問題もあり、これらに本発明を解決するべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、エンジン始動装置の出力ギアを駆動する電動モータのヨーク外周に、電動モータへの通電を切り換えるスイッチ部を形成し、該スイッチ部から突出する第一軸端子を、該第一軸端子の突出方向に直交する第二軸端子を備えた中継端子ユニットを介してバッテリ側端子に接続する構成としたエンジン始動装置において、前記中継端子ユニットを、一端側の第二軸端子と、該第二軸端子に形成される鍔部と、第二軸端子の軸芯方向他端側に延出され、前記第一軸端子に外嵌するリング状プレートとを備えた端子本体に、樹脂材をインサートモールドして、一端側のバッテリ側端子を支持するバッテリ側支持部と、他端側のスイッチ部に支持されるスイッチ側支持部とを一体成形するにあたり、前記鍔部は、一端側に面し、バッテリ側端子との接続面を構成する小径な第一鍔部と、該第一鍔部よりも大径で外周がバッテリ側支持部に埋設される第二鍔部とが軸方向段差状に形成されているエンジン始動装置における中継用端子ユニットである。
請求項2の発明は、請求項1において、第一鍔部の外周面は、リング状プレートのプレート面と平行となる切り欠き面が形成され、バッテリ側支持部をインサートモールドする型材には、第一鍔部を内嵌する凹部に、前記切り欠き面に対向して切り欠きが形成されているエンジン始動装置における中継用端子ユニットである。
請求項3の発明は、エンジン始動装置の出力ギアを駆動する電動モータのヨーク外周に、電動モータへの通電を切り換えるスイッチ部を形成し、該スイッチ部から突出する第一軸端子を、該第一軸端子の突出方向に直交する第二軸端子を備えた中継端子ユニットを介してバッテリ側端子に接続する構成としたエンジン始動装置において、前記中継端子ユニットを、一端側の第二軸端子と、該第二軸端子に形成される鍔部と、第二軸端子の軸芯方向他端側に延出され、前記第一軸端子に外嵌するリング状プレートとを備えた端子本体に、樹脂材をインサートモールドして、一端側のバッテリ側端子を支持するバッテリ側支持部と、他端側のスイッチ部に支持されるスイッチ側支持部とを一体成形するにあたり、前記鍔部を、一端側に位置し、バッテリ側端子との接続面を構成する小径な第一鍔部と、他端側の大径な第二鍔部とで段差状に形成した後、第二鍔部の外周にバッテリ側支持部をインサートモールドしたエンジン始動装置における中継用端子ユニットの製造方法である。
請求項4の発明は、請求項3において、第一鍔部の外周面には、リング状プレートのプレート面と平行となる切り欠き面が形成され、バッテリ側支持部をインサートモールドするための型材は、第一鍔部を内嵌する凹部に、前記切り欠き面に対向する切り欠きが形成され、該切り欠きを前記切り欠き面に位置合わせして、周回り方向の位置決めをしたエンジン始動装置における中継用端子ユニットの製造方法である。
請求項1の発明とすることにより、第二軸端子とバッテリ側端子との接続を安定、かつ、確実に行うことができる。
請求項2の発明とすることにより、バッテリ側支持部のスイッチ側支持部に対する周回り方向の位置決めが確実になされた中継端子ユニットとすることができる。
請求項3の発明とすることにより、第二軸端子とバッテリ側端子との接続を安定、かつ、確実に行うことができる中継端子ユニットを歩留まりよく形成することができる。
請求項4の発明とすることにより、バッテリ側支持部のスイッチ側支持部に対する周回り方向の位置決めを確実に、しかも、作業性よく行うことができる。
次ぎに、本発明の第一の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図面において、1は車両等に搭載されるエンジンを始動するためのエンジン始動装置(スタータ)であって、該エンジン始動装置1を構成するモータ部(電動モータ)Mは、汎用のブラシ式直流モータが用いられており、モータ軸2の基端部は、筒状のヨーク3の基端側開口を塞ぐエンドカバー3aに回転自在に軸承されている一方、モータ軸2の先端部には、コンミテータ(整流子)4が一体的に外嵌されている。そして、前記コンミテータ4の外周には、リング状のホルダステー5が外嵌状に組み込まれており、該ホルダステー5は、ヨーク3の先端側開口部に内嵌状に組み込まれるように設定されている。
6は、モータ部Mの先端側、つまり、ホルダステー5に隣接する状態で配される減速装置Dを構成する有底筒状のケース体であって、該ケース体6には、前記モータ軸2の先端2aが内装されている。さらに、ケース体6には、モータ軸先端2aに相対回転自在に外嵌する状態で駆動軸7の基端部が配されているとともに、モータ軸先端2aと同芯状に配され、モータ軸先端2aに噛合して、モータ軸2の回転に伴いケース体6内を周回り方向に回転する複数の遊星ギア8、これら複数の遊星ギア8に支軸9aを介して一体化されるリング状の支持プレート9が内装されている。そして、支持プレート9の内周面が駆動軸7に一体的に外嵌することで、遊星ギア8の周回り方向の回転が駆動軸7に連動連結するように設定されている。これによって、モータ部Mの駆動力は、減速された状態で駆動軸7に動力伝動されるように設定されている。
そして、前記駆動軸7の先端部には、一方向回転式のクラッチ装置Cが配されるが、該クラッチ装置Cを構成する段差状筒体で構成されるクラッチアウタ10は、小径側筒内周面に形成されたヘリカルスプライン10aを駆動軸7の先端部外周面に刻設されたヘリカルスプライン7aに噛合させる状態で駆動軸7に外嵌組み込みされている。そして、駆動軸7とクラッチアウタ10とのあいだに所定の回転方向の相対回転が生じたとき、クラッチアウタ10は駆動軸ヘリカルスプライン7aに沿って回転移動して、駆動軸7の基端側に位置する非作用位置(図1における上半部に図示される位置)から、先端側の作用位置とのあいだを移動するように設定されている。さらに、前記クラッチアウタ10の先端側の大径側筒内には、先端外周部にピニオンギア11が形成されたクラッチインナ12が連結されるが、該クラッチインナ12は、クラッチアウタ10に対して軸方向への移動は一体となるが、周回り方向への移動は所定(一方)の回転方向については一体回動するが他方の回転方向については自由になる状態で連結されている。さらに、クラッチインナ12は、駆動軸7に遊嵌状に組み込まれ、駆動軸7に対して相対回転自在となるように設けられている。そして、クラッチインナ12は、駆動軸7が前記所定の回転方向に回転することに伴うクラッチアウタ10の非作用位置から作用位置への移動により、先端側のピニオンギア11がエンジン側のリングギア13に噛合する位置関係となるように設定されており、この状態で駆動軸7が所定の回転方向に回転することに伴い、エンジンを始動させるように設定されている。
尚、クラッチアウタ10は、駆動軸7先端側に設けたストッパ部材7bとのあいだに弾装された第一復帰弾機10bにより、駆動軸7の軸方向基端側(非作用位置側)に向けて付勢されている。
さらに、減速装置Dとクラッチ装置Cとのあいだには電磁制御部Eが設けられるが、該電磁制御部Eを構成する励磁コイル14は、減速装置D、クラッチ装置C、そして、電磁制御部Eの外周を覆う筒状のギアカバー15の内周面に固定されるカップ状のコイルホルダ16に巻線14aを巻装することにより構成されている。そして、励磁コイル14の内周面は、駆動軸7の外周面とのあいだに所定間隔を存しており、該リング状の間隙に、励磁コイル14の励磁−非励磁の切り換えに基づいて変位する第一、第二プランジャユニット17、18が設けられている。
前記第一プランジャユニット17は、励磁コイル14の基端側内周面に外周面が近接して配される筒状の第一プランジャ部17aと、該第一プランジャ部17aの基端側から外径側に延出する鍔部17bとを備えて構成されており、鍔部17bは、減速装置Dのケース体6の外周部と励磁コイル14のコイルホルダ16の基端側部位との対向間に延出するように構成されている。尚、第一プランジャユニット17は、ギアカバー15と鍔部17bとのあいだに配された第二復帰弾機(図示せず)により軸方向基端側に付勢されている。
さらに、第一プランジャユニット17の内径側には、第一プランジャ部17aに対し軸方向の相対摺動が自在な状態で第二プランジャユニット18が配されるが、該第二プランジャユニット18は、非磁性材からなり、駆動軸7に対し軸方向移動自在に外嵌する筒状のシフト部材18aと、内周部がシフト部材18aの外周に埋め込まれる状態で一体的に設けられ、第一プランジャ部17aの軸方向中間部に位置する第二プランジャ部18bと、シフト部材18aと第一プランジャユニット17に配された弾機受け17cとのあいだに配されてシフト部材18a(第二プランジャユニット18)を駆動軸7の軸方向先端側に向けて付勢する第三復帰弾機18cとを備えて構成されている。そして、第二プランジャユニット18は、シフト部材18aの先端面がクラッチアウタ10の基端面に当接する状態で配されて、励磁コイル14の励磁に伴う変位をクラッチアウタ10に伝動するように設定されている。
そして、コイルホルダ16の先端面にはリングプレート状の励磁片16aが一体的に配されており、励磁コイル14の励磁に伴い磁化されるように設定されている。さらに、励磁片16aは、コイルホルダ16の内周面に沿うよう基端側に突出する状態で筒部16bが形成されており、筒先端部に、コイルホルダ16の内径側部位よりも内径側に延出する延出部16cが形成されており、該延出部16cの軸方向基端側の端面が、第一、第二プランジャ17a、18bとの先端面に軸方向に対向する配設状態となっている。
このように構成された電磁制御部Eにおいて、励磁コイル14の非励磁状態において、第一プランジャユニット17は、第二付勢弾機の付勢力を受けて鍔部17bが減速装置Dのケース体6の底部に当接し、励磁コイル14基端側面とは離間する非励磁位置に位置するように設定されている。
また、第二プランジャユニット18は、励磁コイル14の非励磁状態において、第三復帰弾機18cの付勢力がクラッチアウタ10に配される第一復帰弾機10bよりも小さく設定されており、クラッチアウタ10に押し戻される状態でシフト部材18aの基端部がケース体6底部に近接する非励磁位置に位置する(図3に図示される位置)ように設定されている。
前記状態から励磁コイル14が励磁すると、励磁片16aが磁化されて第一、第二プランジャ部17a、18bとを吸引することになるが、このとき、第一プランジャ部17aは第二プランジャ部18bよりも励磁片延出部16cに近接した位置に配されていることから、第一プランジャ部17aが先行して吸引されるように設定されている。
一方、第三復帰弾機18cの付勢力は、前述したように、クラッチアウタ10を基端側に向けて付勢する第一復帰弾機10bの付勢力よりも小さく設定されるが、励磁コイル14の励磁に伴い第一プランジャユニット17が先行して軸方向先端側に変位することにより蓄勢されて、第一復帰弾機10bの付勢力よりも大きくなるように設定されている。これによって、第二プランジャユニット18は、励磁片16aの磁化に伴い、第一プランジャユニット17に後行して第三付勢弾機18cの付勢力を受ける状態で軸方向先端側に変位し、第一復帰弾機10bの付勢力に抗してクラッチアウタ10を軸方向先端側に押し出し、クラッチインナ12のピニオン11とリングギア13との噛合を円滑にせしめるように設定されている。
一方、前記モータ部Mを構成するホルダステー5は、絶縁性樹脂材で一体形成されるが、該ホルダステー5は、モータ軸2のコンミテータ4を遊嵌状に貫通する貫通孔が形成された円板状のステー本体5aを備えて構成され、該ステー本体5aの基端側面に、周回り方向四個のホルダ部5bが、径方向に長く、かつ、軸方向基端側に向けて突出状に形成されており、これら各ホルダ部5bにブラシ19がそれぞれ出没自在に内装されている。さらに、ホルダ部5bには、ブラシ19の外径側に位置して付勢弾機19aが収容され、ブラシ19の内径側端面が、モータ軸2に外嵌するコンミテータ4外周面に弾圧状に摺接するように設定されている。
そして、ステー本体5aの上方部位には、導電性材料で形成された下側接点部材20が固定されており、該下側接点部材20に、ステー本体5a上半部側に形成されたホルダ部5bに収容されるブラシ19から引き出されたピグテール19bが接続されている。
尚、5cはステー本体5aの下方を切り欠いて形成した切り欠き部である。
さらに、ステー本体5aの先端側面には、減速装置Dを構成するケース体6の開口端部とのあいだに位置してリング状の導電プレート21が配されており、導電プレート21の下端部は、ステー本体5a下方の切り欠き部5cを介して基端側から臨めるように露出しており、該露出部21aに、ステー本体5a下半部側のホルダ5bのブラシ19から引き出されたピグテール19bが接続されている。そして、導電プレート19は、図示しない車体側に設けられるバッテリの陰極側に接続されるように設定されている。
尚、導電プレート21は、内径側縁部は基端側に折曲されて筒状部21bを形成しているが、該筒状部21bはモータ軸2外周面に近接して形成されており、コンミテータ4の先端側内径部に形成された凹部に嵌入させることにより、減速装置D側に塗布される潤滑剤がモータ部M側に浸入するのを防止するように構成されている。
一方、ホルダステー5のステー本体5a上方、即ち、前記下側接点部材20の固着部上方には、上側に突出する状態で起立片部5dが形成されており、該起立片部5dを含むホルダステー5の上方部位にスイッチ部Sが形成されている。
つまり、前記スイッチ部Sを構成するスイッチ室Rは、ステー本体5aの下側接点部材20固着部位上方から起立片部5dに至る部位と、これらの部位の外周縁部から軸方向基端側に突出する周片部5eとを備え、モータ部Mのヨーク3外周に形成されている。そして、スイッチ室Rの上下方向を向く内側面から周片部5eの上側に位置する上側周片部5fの内側面に至る部位には、L字形状の上側接点部材22が固定されており、該上側接点部材22と上側周片部5fとに連通して開設された貫通孔を介して本発明の第一軸端子23(ボルト端子)が挿通せしめられ、第一ナット23cが螺合されている。これによって、第一軸端子23は、第一軸端子23の軸部23aをスイッチ室Rから上方に突出し、頭部23bがスイッチ室R内において上側接点部材22と電気的な接続をする状態でスイッチ室Rに固定されており、上方に突出する軸部23aには、後述するように、図示しないバッリの陽極が接続されるように設定されている。
そして、ホルダステー5の上部に設けられる上側接点部材22とスイッチ室R内の下側接点部材20とは、上下方向に所定間隙を存して固定されることで互いに絶縁されており、該両接点部材22、20の絶縁部に、軸方向に貫通する貫通孔5gが形成され、該貫通孔5gの孔縁から軸方向先端側に突出する筒部5hが形成されており、筒部5hは、ホルダステー5に軸方向積層して配されている導電プレート21、ケース体6に形成される貫通孔をそれぞれ貫通して電磁制御部E側に突出している。
また、前記電磁制御部Eを構成する第一プランジャユニット17の鍔部17bには、スイッチシャフト24の先端部が一体的に連結されており、該スイッチシャフト24は、前記上、下側接点部材22、20とのあいだに開設された貫通孔5gに連通する筒部5hに挿通支持されており、挿通端部となるスイッチシャフト24の基端側部がスイッチ室R側に伸長するように配設されている。そして、スイッチシャフト24のスイッチ室R側に配される基端側端部には、導電性部材で形成された可動接点25が軸方向移動自在に設けられるとともに、コイル弾機25aにより先端側に付勢されている。尚、可動接点25の上半部は上側接点部材22に、下半部は下側接点部材20にそれぞれ対向するように形成されている。
また、26はスイッチ室Rの開口する基端側部位を覆蓋するゴム質弾性材からなるスイッチ室カバーであって、該スイッチ室カバー26は、スイッチ室R基端側部位を覆蓋する基端側辺部26aと、上側周片部5fを内嵌するための貫通孔が形成された上片部26bと、上側周片部5fを除く周片部5dに沿う二側辺26cとを備えて構成され、スイッチ室カバー26の前記二側片26cの下端縁部26dは、スイッチ室Rを構成するためヨーク3の開口端側に切り欠いた矩形状の切り欠き縁部とスイッチ室Rを構成する周片部5dとのあいだを封止するように形成されている。
そして、前述したように、電磁制御部Eの励磁コイル14の励磁−非励磁の切換えに基づいて、第一プランジャユニット17が非励磁位置と励磁位置とのあいだを変位することに伴い、スイッチシャフト24は、可動接点25が上側、下側接点部材22、20とは離間してこれらの基端側に位置する非導通位置と、可動接点23が上側、下側接点部材22、20に当接する先端側の導通位置とのあいだを変位するように設定されており、スイッチシャフト22が導通位置に変位することにより、下側接点部材20と上側接点部材22とを電気的に接続させるように設定されている。そして、この状態になると、ステー本体5a上半部側のブラシ19にバッテリの陽極側電源が供給される一方、下半部側のブラシ19にバッテリの陰極側電源が供給され、これによって、モータ部Mへの電源供給がなされて駆動軸7が回転駆動し、駆動軸7とクラッチアウタ10とのあいだで相対回転がなされ、前述したように、クラッチ装置Cを先端側に押し出すように設定されている。
このように構成されたスタータ1において、車両側に設けた図示しないイグニッションスイッチをON状態として励磁コイル14を励磁すると、第一プランジャユニット17は励磁位置に変位し、スイッチシャフト24の可動接点23は上側、下側接点部材22、20と当接してこれらのあいだの電気的な接続がなされる。この状態になると、前述したように、ホルダステー5の各ブラシ19に対してバッテリからの陰、陽両極の電源供給がなされ、モータ部Mの回転駆動が行われて駆動軸7の回転が開始する。
そして、駆動軸7が回転すると、エンジン始動装置1は、クラッチ装置Cのクラッチアウタ10と駆動軸9とのあいだに相対回転が生じ、クラッチアウタ10とクラッチインナ12とは先端側の作用位置に向けて押し出されるが、このとき、クラッチ装置Cは、第三復帰弾機18cの付勢力に基づく第二プランジャユニット18の押し出し力に補助される状態で押し出され、これによって、クラッチインナ12のピニオン11がリングギア13と噛合して、リングギア13を回転駆動させる始動作動が円滑になされるように設定されている。
さて、前述したように、バッテリの陽極が接続される第一軸端子23は、モータ部Mのヨーク3外周から上方に突出する構成となっているが、該第一軸端子23には、本発明が実施された中継端子ユニット27を設けることにより、後述するバッテリ側の接続端子であるバッテリ側端子29との接続を、第一軸端子23に直交する方向であり、駆動軸7の軸方向を向く第二軸端子28aとの接続とすることができ、これによって、バッテリ側との接続方向を変えることができるように構成されている。
前記中継端子ユニット27は、導電性材料を用い、一端側に軸状の前記第二軸端子28aが一体形成された端子本体28に、絶縁性材料である樹脂材をインサートモールドすることにより構成されたものとなっている。
前記端子本体28は、一端側にボルト軸状の第二軸端子28aが形成されており、他端側には、第二軸端子28aの軸芯方向に延出し、第二軸端子28aの軸中心を含む面Mを板厚中心とし、第二軸端子28aの外径寸法L1より小さい板厚L2を有し、第二軸端子28aの外径寸法L1より大きい外径L3を有したリング状プレート28bが一体形成されている。さらに、端子本体28の第二軸端子28aには、他端側に位置し、第二軸端子28aの軸芯に直交状に突出する本発明の鍔部が形成されている。前記鍔部は軸方向段差状に形成されており、一端側に位置し外径L4を有した第一鍔部28cと、リング状プレート部28b側(他端側)に位置し、前記第一鍔部28cの外径L4より大径で、かつ、リング状プレート28bの外径L3と略同径な外径L5を有した第二鍔部28dとが形成されている。そして、第一鍔部28cの外周の周回り方向二箇所には、リング状プレート28bの表裏のプレート面と同一面となる切り欠き面28eがそれぞれ形成されている。
さらに、中継端子ユニット27は、前記第二軸端子28a側部位とリング状プレート28b側部位とにそれぞれ絶縁性の樹脂材をインサートモールドすることにより、第二軸端子28a側部位にはバッテリ側端子29を支持するためのバッテリ側支持部30が、他端側のリング状プレート28b側部位にはスイッチ側支持部31がそれぞれ一体成形されている。
前記バッテリ側支持部30は、第二鍔部28dの外周とリング状プレート28bの一端側部位を埋設する状態で形成されており、第一鍔部28cの一端側面より他端側(第二鍔部28d側)に位置する底面30aを有する底部30bと、該底部30bの外周から他端側に延出し、周回り方向所定箇所の周面に配線引き出し部30cが切り欠き形成された筒状支持部30dとが形成されている。そして、リング状プレート形状のバッテリ側端子29は、第二軸端子28aに外嵌し、プレート面を第一鍔部28cの一端側面28fに押し付ける状態とし、第二軸端子28aの一端部位にナット29aを締結することにより、第二軸端子28aとバッテリ側端子29との電気的な接続がなされるように設定されている。このとき、バッテリ側端子29は、バッテリ側支持部30の底面30aと所定の間隙を存しているとともに、配線引き出し部30cにより回り止めされた状態となり、かつ、バッテリ端子29とバッテリとのあいだの配線(図示せず)が所定の方向(本実施の形態では、斜め下方に向く方向)に引き出されて、周回り方向の位置決めがなされた状態となっている。さらには、バッテリ端子29とナット29aとが筒状支持部30dに内装される状態となっているとともに、底部30bの内径側縁部と第一鍔部28cの外周面とのあいだに間隙が形成されるように設定されている。
一方、スイッチ側支持部31は、リング状プレート28bの外周を埋設する状態で形成されており、リング状プレート28bのプレート面に直交する方向の筒孔であって、リング状プレート28bのリング孔28hの内径R1より大径な内径R2の上側筒孔31aを有し、プレート面の上方向に突出する上側筒部31bと、リング孔28hの内径R1より大径な内径R3の下側筒孔31cを有し、プレート面の下方向に突出する下側筒部31dとを備えて構成されている。そして、スイッチ側支持部31は、上側筒部31b、リング状プレート28b、下側筒部31dのそれぞれの上側筒孔31a、リング孔28h、下側筒孔31cとが上下方向貫通状となり、ここに、第一軸端子23が内嵌されるように設定されている。このとき、スイッチ部Sを構成する上側周片部5fの上側外周面には周回り方向複数(本実施の形態では三個)の同形状状の係合凸部5iが周回り方向等間隔を存して形成されている一方、下側筒部31dの筒端部内周面には、前記係合凸部5iに係合する複数(本実施の形態では三個)の係合凹部31eが形成されており、中継端子ユニット27をスイッチ部にセットするにあたり、係合凸部5iに係合凹部31eを係合させる状態で組み込むことにより、中継端子ユニット27を、回り止め状、かつ、軸方向の位置決めおよび周回り方向の位置決めがなされた状態となるように設定されている。尚、この組込み状態において、リング状プレート28bの下側プレート面28iは第一軸端子23に螺合された第一ナット23cの上面に当接するように設定されている。また、第二軸端子28aの突出方向は、係合凸部5iと係合凹部31eとの周回り方向の係合位置をずらすことに基づいて、周回り方向三種類の突出方向に組み込むことができ、エンジン始動装置1とバッテリとの配設箇所に応じて適宜選択することが可能となっている。因みに、本実施の形態では、駆動軸7の基端側を向く状態で組み込まれている。
このように組み込んだ中継端子ユニット27において、リング状プレート28bから上側筒部31bの上側筒孔31a内に突出する第一軸端部23の突出端部に、第二ナット23dを締結して、第二ナット23dの下側面にリング状プレート28bの上側面28jを当接せしめ、第一軸端子23に螺合する第一、第二ナット23c、23dのあいだにリング状プレート28bを挟持させることにより、第一軸端子23と端子本体28との電気的な接続を行うように設定されている。
尚、32はスイッチ側支持部31の上側筒部31bの上側筒端部を封止状に覆蓋するゴム質弾性材で形成されたキャップである。
そして、前述したような中継端子ユニット27をインサートモールドして形成するにあたり、バッテリ側支持部30を形成するべく、端子本体28の一端側から突き当てられる型材33は、第二鍔部28dの一端側面28gを基準とする端面33aを供えて構成されており、該型材33には、外径側に位置し、筒状支持部30dを形成するべく樹脂材が充填される第一凹部33bと、内径側に位置し、第一鍔部28cと第二軸端子28aとを内嵌する(シールドするための)第二凹部33cとが形成されている。さらに、前記第一凹部33bの内径側には、第二鍔部28dの外周部とのあいだに間隙を形成するを段差部33dが形成されており、これによって、樹脂材を充填したときに、樹脂材が第二鍔部28dの外周が埋設されるように設定されている。また、前記第二凹部33cの外径部には、第一鍔部28cの一端側面から外周面に当接して第一鍔部28cを内嵌するための段差部33eが形成されており、さらに段差部33eには、第一鍔部28cの切り欠き面28eに対応する切り欠き33fが形成されており、第二軸端子28aと第一鍔部28cとが一体にシールドされるように設定されている。
そして、第一凹部33bと第二凹部33cとのあいだが樹脂材充填部とシールドされる部位とのあいだの境界となる樹脂切り端部33gに形成され、第二鍔部28dの一端側面28gに突き当てられ、該一端側面28gが樹脂切り面となるように設定されている。そして、第一凹部33bに樹脂材を充填したとき、仮に樹脂材が漏れ出すとして、樹脂切り端部33gに対向する第二鍔部28dの一端側面28gに漏れ出すようになっている。これによって、樹脂材は、樹脂切り端部33gが突き当てられ、バッテリ側端子29との電気的な接触をすることのない第二鍔部28dの一端側面28gに漏れ出す可能性はあっても、バッテリ側端子29との電気的な接触をする第一鍔部28cの一端側面28fに至るまで漏れ出すことがないように構成されている。
そして、中継端子ユニット27をインサートモールドする場合に、バッテリ側支持部30は、筒状支持部30dに形成される配線引き出し部30cが周回り方向において所定方向を向くように形成する必要があり、スイッチ側支持部31に対する周回り方向の位置決めが要求される。この場合に、本実施の形態の端子本体28には、第二軸端子28a(バッテリ側支持部30)側に形成される第一鍔部28cの外周面に、リング状プレート28bのプレート面28i、28jと平行となる切り欠き面28eが形成されている一方、型材33には、切り欠き33fが形成されている。このため、該切り欠き面28eに対して切り欠き33fを対向させて型材33を装着することにより、配線引き出し部30cの周回り方向の位置決めが正確になされた状態でバッテリ側支持部30を形成できるように構成されている。
叙述の如く構成された本実施の形態において、エンジン始動装置1は、図示しないイグニッションスイッチをON作動することに伴い、電磁制御部Eの励磁コイル14が励磁し、第一プランジャユニット17の励磁位置への変位に基づいてスイッチシャフト24が導通位置に変位することにより、スイッチ室Rの可動接点25が上側、下側接点部材22、20とを接続して、バッテリ側からの陽極電源が上側に配された一対のブラシ19へ導通し、これによって、モータ部Mへの電源供給がなされてモータ軸2が所定の回転駆動し、これとともに、第二プランジャユニット18を介してクラッチ装置Cのピニオンギア11がリングギア12との噛合位置にまで変位してエンジンが始動する。この場合に、バッテリの陽極電源に接続するスイッチ部Sを構成する第一軸端子23は、スイッチ室Rから上方に突出しているが、中継端子ユニット27を接続することにより、バッテリ側端子との接続方向がモータ軸2の軸方向に平行とすることができ、エンジン始動装置1を狭い空間に配設する場合に、レイアウトの自由度を向上させることができる。
そして、このものにおいて、中継端子ユニット27のバッテリ側端子29が接続される第二軸端子28aの鍔部は、第一、第二鍔部28c、28dが段差状に形成され、バッテリ側支持部30をインサートモールドするにあたり、第二鍔部28dの外周を埋設する構成として、型材33の樹脂切り端部33gが第二鍔部28dの一端側面28gに突き当てられて、該一端側面28gが樹脂切り面となっている。この結果、バッテリ側端子29との導通面となる第一鍔部28cの一端側面28fにまで樹脂材が漏れ出すようなことがなく、バッテリ側端子29を確実、かつ、安定した状態で接続させることができて、信頼性の高い中継端子ユニット27とすることができ、しかも、該信頼性の高い中継端子ユニットを歩留まりよく製造することが可能となる。
さらには、第一鍔部28cは、外周面を含めて外部に露出しているが、該外周面には、リング状プレート28bのプレート面28i、28jと平行となる関係で切り欠き面28eが形成されているので、第一鍔部28c側二インサートモールドされるバッテリ側支持部30の型材33を装着するにあたり、切り欠き面28eに切り欠き33fを対向させる状態で装着することにより、スイッチ側支持部31に対する周回り方向の位置決めがなされた状態とすることができ、中継端子ユニット27を、作業性よく、しかも、精度よく周回り方向の位置決めがなされた状態で形成することができる。
図1(A)、(B)はそれぞれエンジン始動装置の正面図、底面図である。 図2(A)、(B)はそれぞれエンジン始動装置の左側面図、右側面図である。 エンジン始動装置の一部断面正面図である。 ホルダステーの右側面図である。 図3における要部拡大図である。 図6(A)、(B)、(C)はそれぞれ端子本体の右側面図、平面図、正面図である。 図7(A)、(B)、(C)はそれぞれ中継端子ユニットの右側面図、正面断面図、底面図である。 中継端子ユニットの斜視図である。 中継端子ユニットのインサートモールドを説明する断面図である。
符号の説明
1 エンジン始動装置
2 モータ軸
5 ホルダステー
5d 起立片
7 駆動軸
10 クラッチアウタ
14 励磁コイル
17 第一プランジャユニット
20 下側接点部材
23 第一軸端子
27 中継端子ユニット
28 端子本体
28a 第二軸端子
28b リング状プレート
28c 第一鍔部
28d 第二鍔部
28e 切り欠き面
29 バッテリ側端子
30 バッテリ側支持部
30c 配線引き出し部
31 スイッチ側支持部
33 型材
33f 切り欠き
33g 樹脂切り端面

Claims (4)

  1. エンジン始動装置の出力ギアを駆動する電動モータのヨーク外周に、電動モータへの通電を切り換えるスイッチ部を形成し、該スイッチ部から突出する第一軸端子を、該第一軸端子の突出方向に直交する第二軸端子を備えた中継端子ユニットを介してバッテリ側端子に接続する構成としたエンジン始動装置において、前記中継端子ユニットを、一端側の第二軸端子と、該第二軸端子に形成される鍔部と、第二軸端子の軸芯方向他端側に延出され、前記第一軸端子に外嵌するリング状プレートとを備えた端子本体に、樹脂材をインサートモールドして、一端側のバッテリ側端子を支持するバッテリ側支持部と、他端側のスイッチ部に支持されるスイッチ側支持部とを一体成形するにあたり、前記鍔部は、一端側に面し、バッテリ側端子との接続面を構成する小径な第一鍔部と、該第一鍔部よりも大径で外周がバッテリ側支持部に埋設される第二鍔部とが軸方向段差状に形成されているエンジン始動装置における中継用端子ユニット。
  2. 請求項1において、第一鍔部の外周面は、リング状プレートのプレート面と平行となる切り欠き面が形成され、バッテリ側支持部をインサートモールドする型材には、第一鍔部を内嵌する凹部に、前記切り欠き面に対向して切り欠きが形成されているエンジン始動装置における中継用端子ユニット。
  3. エンジン始動装置の出力ギアを駆動する電動モータのヨーク外周に、電動モータへの通電を切り換えるスイッチ部を形成し、該スイッチ部から突出する第一軸端子を、該第一軸端子の突出方向に直交する第二軸端子を備えた中継端子ユニットを介してバッテリ側端子に接続する構成としたエンジン始動装置において、前記中継端子ユニットを、一端側の第二軸端子と、該第二軸端子に形成される鍔部と、第二軸端子の軸芯方向他端側に延出され、前記第一軸端子に外嵌するリング状プレートとを備えた端子本体に、樹脂材をインサートモールドして、一端側のバッテリ側端子を支持するバッテリ側支持部と、他端側のスイッチ部に支持されるスイッチ側支持部とを一体成形するにあたり、前記鍔部を、一端側に位置し、バッテリ側端子との接続面を構成する小径な第一鍔部と、他端側の大径な第二鍔部とで段差状に形成した後、第二鍔部の外周にバッテリ側支持部をインサートモールドしたエンジン始動装置における中継用端子ユニットの製造方法。
  4. 請求項3において、第一鍔部の外周面には、リング状プレートのプレート面と平行となる切り欠き面が形成され、バッテリ側支持部をインサートモールドするための型材は、第一鍔部を内嵌する凹部に、前記切り欠き面に対向する切り欠きが形成され、該切り欠きを前記切り欠き面に位置合わせして、周回り方向の位置決めをしたエンジン始動装置における中継用端子ユニットの製造方法。
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