JP2007063759A - 緊急用貯水装置及びそれを利用した消火装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 タンク内に備蓄した水の大部分を容易に排水できるようにし、上水道からの水の供給が途絶えた場合にも、タンク内の水を火災の消火用等に有効活用できるようにする。
【解決手段】 圧力ガスボンベ61は、ガスを高圧で封入している。連通部62は、前記圧力ガスボンベ61と前記緊急用貯水タンク5の間に接続され、前記圧力ガスボンベ61からのガスを前記緊急用貯水タンク5内に供給する。開閉バルブ63は、前記連通部62によるガスの通路を開閉する。消火装置20は、緊急用貯水タンク5の圧力が低下した場合、前記開閉バルブ63により前記連通部62によるガスの通路を開くことで、前記圧力ガスボンベ61内のガスを前記緊急用貯水タンク5に流入させ、前記送水管11を介して前記緊急用貯水タンク5内の水を高い水圧で送水できるようにする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、災害時において生活用水等の水を確保できる緊急用貯水装置及びそれを利用した消火装置に係り、特に、確保した水を容易に排水可能にした緊急用貯水装置及びそれを利用した消火装置に関するものである。
一般に、地震等によって浄水場や配水場の破損、あるいは水道管の破裂等、水道施設に被害が発生した場合、復旧作業が遅れると避難生活中に最も必要な飲料水の不足が起きることが多々あった。
このため各家庭においても日頃から一定量の飲料水を備蓄することが望まれており、その備蓄の手段として例えば特許文献1に記載されているように、住宅敷地の地下に埋設する貯水用のタンクを備えた緊急用貯水装置が提案されている。
特許文献1に記載の緊急用貯水装置では、前記タンクの上手側に、タンクの底壁近傍に位置して給水管を配管し、該給水管を上水道管に逆止弁を介して接続してタンク内に水を供給すると共に、上記タンクの下手側には、タンクの上壁近傍位置にタンクからオーバーフローした水を取出す送水管を配管して、タンク内を常に満水状態に保持すべく構成し、かつ、タンクの上面には、水の汲出し口を備えた点検口を設けて、上水道管の水圧が低下して逆止弁が作動した災害時には、上記汲出し口からタンク内の水を汲出し可能としたことを特徴としている。
特開2004−238820号公報
特許文献1に記載の緊急用貯水装置では、貯水用のタンクに非常用の水を備蓄するものでありながら、上水道からの水を通常通りに使用していれば、タンクを自動的に満水状態に保持することができて、災害時にはタンク内の水を自由に汲み出して飲料水として使用することができるが、地震等の発生により上水道からの水の供給が途絶えた場合、タンク内の圧力が低下し、タンク内の水はポンプを用いた汲み出しで使用することになるため、作業にかなり手間を要するとともに、送水量が限られてしまい、例えば地震に付随して火災が発生した場合の消火用にはあまり適していなかった。また、通常時、タンク内の掃除を行う場合、上水道側の元栓を閉鎖し、タンク内の水をポンプにより汲み出してタンク内を空にする必要があるため、この場合にも作業にかなり手間を要していた。
本発明は、こうした従来の問題に鑑みてなされたものであり、タンク内に備蓄した水の大部分を容易に排水できるようにし、地震等の発生により上水道からの水の供給が途絶えた場合にも、タンク内の水を火災の消火用等に有効活用する等が可能な緊急用貯水装置及びそれを利用した消火装置を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、住宅周辺に設置される緊急用貯水タンク(例えば、実施形態における緊急用貯水タンク5)と、上水道管(例えば、実施形態における水道本管2)と前記緊急用貯水タンクの間に接続され、前記上水道管からの水を前記緊急用貯水タンク内に供給する給水管(例えば、実施形態における給水管10)と、前記給水管に設けられ、前記緊急用貯水タンク内の水が前記上水道管側に逆流するのを防止する上流側逆止弁(例えば、実施形態における上流側逆止弁33)と、前記緊急用貯水タンクに上流側が接続され、前記緊急用貯水タンク内の水を住宅内の生活用水配管に送水する送水管(例えば、実施形態における第1の送水管11の下流側)と、前記送水管に設けられ、前記送水管内の水が前記緊急用貯水タンク側に逆流するのを防止する下流側逆止弁(例えば、実施形態における下流側逆止弁41)と、前記緊急用貯水タンクに設けられ、前記緊急用貯水タンク内の水を汲み出し可能にする汲み出し部(例えば、実施形態における立上部22)とを備えた緊急用貯水装置であって、前記緊急用貯水タンク又は前記送水管における前記下流側逆止弁の上流側で、前記給水管の上流側逆止弁の下流側の間に、強制排水管(例えば、実施形態における第1の送水管11の下流側逆止弁41より上流側)を連結し、前記緊急用貯水タンクには圧力ガスボンベ(例えば、実施形態における圧力ガスボンベ61)を開閉バルブ(例えば、実施形態における開閉バルブ63)を備えた連通部(例えば、実施形態における連通部62)を介して連通させたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の緊急用貯水装置であって、前記圧力ガスボンベには、前記ガスとして不活性ガスを一種類封入もしくは複数種類を混合して封入したことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の緊急用貯水装置であって、前記給水管には振動センサ付き閉塞弁(例えば、実施形態における振動センサ付き閉鎖弁34)を設け、当該振動センサ付き閉塞弁が、所定震度以上の地震が発生した場合、前記緊急用貯水タンクへの給水を自動的に停止するようにしたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の緊急用貯水装置を利用した消火装置であって、前記強制排水管を、前記住宅内に敷設されるスプリンクラー装置(例えば、実施形態におけるスプリンクラー部6)の配管(例えば、実施形態における取付管43a、43b…)及び生活用水配管(例えば、実施形態における生活用水配管45)に連結することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の緊急用貯水装置を利用した消火装置であって、前記住宅内に火災感知部(例えば、実施形態における感知部42)を設け、該火災感知部の感知に応じて、前記スプリンクラー装置を作動させると共に前記開閉バルブを開放する制御手段(例えば、実施形態における制御装置70)を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の緊急用貯水装置によれば、地震等の発生により上水道からの水の供給が途絶えたり、上水道側の元栓を閉鎖したりすることで緊急用貯水タンクの圧力が低下した場合、前記開閉バルブにより前記連通部によるガスの通路を開くことで、前記圧力ガスボンベ内のガスを前記緊急用貯水タンクに流入させ、当該緊急用貯水タンク内を加圧することで、前記強制排水管を介して前記緊急用貯水タンク内の水を高い水圧で送水できるので、タンク内に備蓄した水の大部分を容易に排水でき、上水道からの水の供給が途絶えた場合にも、タンク内の水を火災の消火用等に有効活用する等が可能となる。
請求項2に記載の緊急用貯水装置によれば、前記圧力ガスボンベのガスとして不活性ガスを用いることで、前記緊急用貯水タンク内を安全に加圧することが可能になる。
請求項3に記載の緊急用貯水装置によれば、前記振動センサ付き閉塞弁が、所定震度以上の地震が発生した場合、前記上水道管から前記緊急用貯水タンクへの給水を自動的に停止するので、地震を起因とする上水道管の破損により泥等が混入した水が上水道管から緊急用貯水タンクに流れ込むのを防止できる。
請求項4に記載の緊急用貯水装置によれば、前記強制排水管を、スプリンクラー装置の配管及び生活用水配管に接続することで、上水道からの水の供給が途絶えた場合にも、タンク内の水を火災の消火用等に有効活用する等が可能となる。
請求項5に記載の緊急用貯水装置によれば、該火災感知部の感知に応じて、前記スプリンクラー装置を作動させると共に前記開閉バルブを開放するので、火災の際にタンク内の水を自動的に消火に使用できる。
本発明の緊急用貯水装置及びそれを利用した消火装置によれば、タンク内に備蓄した水の大部分を容易に排水できるようにし、地震等の発生により上水道からの水の供給が途絶えた場合にも、タンク内の水を火災の消火用等に有効活用する等を行える。
以下、本発明に係る緊急用貯水装置及びそれを利用した消火装置の好適な一実施形態として緊急用貯水タンクを利用した消火装置を備える水道施設を例に図面を参照して説明する。なお、図1は、水道本管から住宅までの水道施設を示す説明図である。図2は、緊急用貯水タンクを利用した消火装置を示す側面図である。
図1において、道路1には上水道管としての水道本管2が埋設されている。住宅3の敷地4内には、水を備蓄する緊急用貯水タンク5が埋設されている。また、住宅3には、消火用水排出部としてのスプリンクラー部6及び生活用水排出部7が敷設されている。
水道本管2は、埋設された取付管8、水道メータ9及び給水管10を介して緊急用貯水タンク5に接続され、緊急用貯水タンク5に水を給水するようになっている。緊急用貯水タンク5は、埋設された第1の送水管11を介してスプリンクラー部6及び生活用水排出部7に接続され、内部に蓄えた水をスプリンクラー部6及び生活用水排出部7に送水するようになっている。さらに、緊急用貯水タンク5は、第2の送水管12を介して屋外に設けられた水撒き用蛇口13に接続されている。
図2において、消火装置20は、緊急用貯水タンク5と、給水管10と、第1の送水管11と、第2の送水管12と、圧力ガスボンベ61と、連通部62と、開閉バルブ63と、制御装置70を備える。
給水管10は、水道本管2(図1参照)と緊急用貯水タンク5の間に接続され、水道本管2からの水を緊急用貯水タンク5内に供給する。
第1の送水管11は、生活用水排出部7及び消火用水排出部としてのスプリンクラー装置6を含む水排出部と前記緊急用貯水タンク5の間に接続され、前記緊急用貯水タンク5内の水を前記水排出部に送水する。
尚、第1の送水管11の下流側逆止弁41の上流側を強制排水管とする。
圧力ガスボンベ61は、ガスとして窒素、二酸化炭素、アルゴン等の不活性ガスを一種類封入もしくは複数種類を混合して高圧で封入している。圧力ガスボンベ61のガス圧は、通常時の水道本管2からの水による緊急用貯水タンク5内の水圧よりも高い状態になっている。
連通部62は、前記圧力ガスボンベ61と前記緊急用貯水タンク5の間に接続され、前記圧力ガスボンベ61からのガスを前記緊急用貯水タンク5内に供給する。
開閉バルブ63は、前記連通部62に設けられ、前記連通部62によるガスの通路を開閉する。
以下、消火装置20についてさらに詳細に説明する。
前記緊急用貯水タンク5は、タンク本体21が横置した円筒状に形成されており、その前後方向の中央部上面には、立上部22が形成されている。立上部22は、上方に開口した点検口23が設けられている。本実施形態のものは、タンク本体21が、長さ1.4メートル、内径48センチ、容量約200リットルの大きさとなっている。
該蓋体24は複数の止めボルト25、25…によって点検口23に着脱自在に装着されている。したがって止めボルト25を取り外すことにより、蓋体24を開けて緊急用貯水タンク5内を容易に清掃することができる。
さらに上記蓋体24にはエアー抜き26および水の汲上げ口27が設けられており、このエアー抜き26および汲上げ口27には、それぞれ開閉用のキャップ28、29が冠着されている。このような構造により、立上部22は、前記緊急用貯水タンク5に設けられ、前記緊急用貯水タンク5内の水を汲み出し可能にする汲み出し部となっている。
また、前記緊急用貯水タンク5は、錆び等が発生を防止するため例えばステンレス鋼板によって形成されており、さらに、タンク本体21の下面には、地下に埋設する際の基準となる基台30が形成されている。
尚、前記貯水タンク5は地下に埋設せずに地上に設置することも可能である。
上記緊急用貯水タンク5の上手側にはタンク本体21に水を供給する給水管10が配管されている。該給水管10はタンク本体21の底壁近傍、すなわちタンク本体21の上手側にある鏡板31の下端側を貫通してタンク本体21内に突出している。そして、その突出した開口端32は、タンク本体21の内壁に臨むように側方に向け、かつ僅かに前方に向けることにより、給水管10の開口端32から噴出した水100の一部が、矢印を付した点線で示すようにタンク本体21の内周壁に沿ってラセン状に流れるようになっている。これにより、タンク本体21内の水は、常に攪拌されて澱むことはなく、新鮮な状態を保つことができる。
給水管10には、緊急用貯水タンク5側から順に上流側逆止弁33、振動センサ付き閉鎖弁34、元バルブ35が設けられている。
水道本管2(図1参照)からの水は、取付管8(図1参照)、水道メータ9(図1参照)、給水管10の元バルブ35、閉鎖弁34を介し、その水圧により上流側逆止弁33を通過してタンク本体21内に流入するようになっている。
上流側逆止弁33は、緊急用貯水タンク5内の水が水道本管2側に逆流するのを防止する。
一方、緊急用貯水タンク5の下手側の下部には、第1の送水管11が配管されていて、タンク本体21の水を第1の送水管11から取出すようになっている。
第1の送水管11は、下流側逆止弁41、感知部42介してスプリンクラー装置6及び生活用水排出部7の生活用水配管45に送水するようになっている。
尚、第1の送水管11は前記送水管12における前記下流側逆止弁51の上流側で、前記給水管10の上流側逆止弁33の下流側との間に連結しても良い。
下流側逆止弁41は、前記第1の送水管11内の水が前記緊急用貯水タンク5側に逆流するのを防止し、第1の送水管11が破損した場合に、緊急用貯水タンク5内に不純物が流れ込むのを防止している。
スプリンクラー装置6は、生活用水排出部7の生活用水配管45より上流側の水路に設けられており、第1の送水管11から分岐した取付管43a、43b…と、スプリンクラー6a、6b…と、スプリンクラー6a、6b…にそれぞれ対応する圧力弁44a、44b…とから構成されている。
取付管43a、43b…の先端にはそれぞれスプリンクラー6a、6b…が取り付けられている。
また、取付管43a、43b…には、それぞれ圧力弁44a、44b…が設けられており、第1の送水管11からスプリンクラー6a、6b…に流れる水路の開閉を行えるようになっている。
前記緊急用貯水タンク5の下手側の上部には、タンク本体21から溢れた水を送水するその上壁近傍位置、すなわちタンク本体21の下手側にある鏡板36の上端側に第2の送水管12が配管されていて、タンク本体21からオーバーフローした水をこの第2の送水管12から取出すようになっている。第2の送水管12は、下流側逆止弁51、給水バルブ52を介して蛇口13に接続されている。例えば水撒きの際等、蛇口13を開放して第2の送水管12からの水を通常通りに使用していれば、タンク本体21の水位は第2の送水管12の位置よりも下がることはないので、タンク本体21を常に満水状態に保持しておくことができる。
下流側逆止弁51は、第2の送水管12が破損した場合に、緊急用貯水タンク5内に不純物が流れ込むのを防止している。
以下、消火装置20に設けられた各種センサについて説明する。
給水管10に設けられた振動センサ付き閉鎖弁34は、所定震度以上の地震が発生した場合のみ、前記緊急用貯水タンク5への給水を自動的に停止するようにし、それ以外の場合には緊急用貯水タンク5への給水を常に行うようにしている。即ち、振動センサ付き閉鎖弁34は、地震により振動センサ付き閉鎖弁34より上流側の給水管10等の水道施設に破損が生じた場合に不純物が緊急用貯水タンク5に流れ込むのを防止している。
第1の送水管11に設けられた火災及び地震感知部としての感知部42は、振動及び温度を検出することで、地震及び火災の感知を行っており、この感知結果に基づいて、第1の送水管11の開閉を行うとともに、この感知結果を感知信号として制御装置70に出力している。
制御装置70は、感知部42からの感知信号が示す地震及び火災の感知結果に基づいて圧力弁44a、44b…、給水バルブ52、開閉バルブ63の開閉制御を行うようになっている。
感知部42は、通常時に、第1の送水管11を開放する。制御装置70は、通常時に、圧力弁44a、44b…を閉塞、給水バルブ52を開放、開閉バルブ63を閉塞する制御を行う。これにより、制御装置70は、第1及び第2の送水管11、12を送水可能な状態とし、生活用水排出部7及び蛇口13から放水が可能な状態にするとともに、スプリンクラー6a、6b…が放水を行わず、圧力ガスボンベ61のガスが緊急用貯水タンク5内に流れこまないようにしている。
また、感知部42は、地震を感知したが火災を感知しなかった場合に、第1の送水管11を閉塞し、第1の送水管11の感知部42より下流側が破損した場合に、緊急用貯水タンク5内の水が無駄に流れ出すのを防止している。制御装置70は、感知部42が地震を感知したが火災を感知しなかった場合に、圧力弁44a、44b…を閉塞、給水バルブ52を閉塞、開閉バルブ63を閉塞の制御を行い、第2の送水管12の給水バルブ52より下流側が破損した場合に、緊急用貯水タンク5内の水が無駄に流れ出すのを防止している。この状態で、緊急用貯水タンク5内に貯留されている水は、キャップ29を外し、汲上げ口27からを手動ポンプ等で自由に汲み出して飲料水として使用することができる。
さらに、感知部42は、火災を感知した場合に、第1の送水管11を開放する。制御装置70は、感知部42が火災を感知した場合に、圧力弁44a、44b…を開放、給水バルブ52を閉塞、開閉バルブ63を開放の制御を行い、圧力ガスボンベ61のガスを緊急用貯水タンク5内に流れ込ませ、上水道の給水管10からの給水が途絶えた場合にも、緊急用貯水タンク5内を加圧し、スプリンクラー6a、6b…から放水を行えるようにしている。
尚、本実施形態において、緊急用貯水タンク5を定期的に空にして掃除を行う場合、給水管10の元バルブ35を手動で閉塞し、生活用水排出部7の例えば蛇口を開放して生活用水排出部7から水を排出可能な状態とし、この状態で制御装置70を操作して開閉バルブ63を開放し、圧力ガスボンベ61のガスを緊急用貯水タンク5内に流れ込ませ、緊急用貯水タンク5内を加圧し、緊急用貯水タンク5内の水を強制的に排水する。この後、開閉バルブ63を閉塞し開放蓋体24を開けて緊急用貯水タンク5内の掃除を行う。
また、本実施形態において、給水管10の元バルブ35を開放した状態で、生活用水排出部7の例えば蛇口を開放し、制御装置70を操作して開閉バルブ63を開放し、圧力ガスボンベ61のガスを緊急用貯水タンク5内に流れ込ませることで、給水管10から緊急用貯水タンク5内に水が流れ込む状態で、緊急用貯水タンク5内の水の大部分を強制的に排水でき、このような排水を定期的に行うことで、緊急用貯水タンク5内の水を容易に新しい状態に保つことが可能になる。
このような構成及び動作により、制御装置70は、感知部42の感知に応じて、前記スプリンクラー装置6を作動させると共に前記開閉バルブ63を開放する。
かかる構成の消火装置20によれば、地震等の発生により上水道からの水の供給が途絶えたり、上水道側の元栓を閉鎖したりすることで緊急用貯水タンク5の圧力が低下した場合、前記開閉バルブ63により前記連通部62によるガスの通路を開くことで、前記圧力ガスボンベ61内のガスを前記緊急用貯水タンク5に流入させ、当該緊急用貯水タンク5内を加圧することで、前記強制排水管としての送水管11を介して前記緊急用貯水タンク5内の水を高い水圧で送水できるので、タンク内に備蓄した水の大部分を容易に排水できるので、上水道からの水の供給が途絶えた場合にも、タンク内の水を火災の消火用等に有効活用する等が可能となる。
尚、図1及び図2に示した実施形態では、緊急用貯水タンク5は住宅3の敷地4内に設置したが、緊急用貯水タンク5は住宅周辺に設置されていればよい。
本発明は、消火用水排出部として、スプリンクラーに限らず、消火用のホースを接続する消火栓等その他の消火用水排出部を利用した消火装置にも応用することができる。
図1は、本発明の一実施形態による水道本管から住宅までの水道施設を示す説明図である。 図2は、本発明の一実施形態による緊急用貯水タンクを利用した消火装置を示す側面図である。
符号の説明
1 道路
2 水道本管
3 住宅
4 敷地、
5 緊急用貯水タンク
6 スプリンクラー装置
7 生活用水排出部
10 給水管
11 第1の送水管、
20 消火装置、
22 立上部
33 上流側逆止弁
34 振動センサ付き閉鎖弁
41 下流側逆止弁
45 生活用水配管
42 感知部
43a、43b 取付管
61 圧力ガスボンベ
62 連通部
63 開閉バルブ
70 制御装置

Claims (5)

  1. 住宅周辺に設置される緊急用貯水タンクと、
    上水道管と前記緊急用貯水タンクの間に接続され、前記上水道管からの水を前記緊急用貯水タンク内に供給する給水管と、
    前記給水管に設けられ、前記緊急用貯水タンク内の水が前記上水道管側に逆流するのを防止する上流側逆止弁と、
    前記緊急用貯水タンクに上流側が接続され、前記緊急用貯水タンク内の水を住宅内の生活用水配管に送水する送水管と、
    前記送水管に設けられ、前記送水管内の水が前記緊急用貯水タンク側に逆流するのを防止する下流側逆止弁と、
    前記緊急用貯水タンクに設けられ、前記緊急用貯水タンク内の水を汲み出し可能にする汲み出し部とを備えた緊急用貯水装置であって、
    前記緊急用貯水タンク又は前記送水管における前記下流側逆止弁の上流側で、前記給水管の上流側逆止弁の下流側の間に、強制排水管を連結し、前記緊急用貯水タンクには圧力ガスボンベを開閉バルブを備えた連通部を介して連通させたことを特徴とする緊急用貯水装置。
  2. 前記圧力ガスボンベには、前記ガスとして不活性ガスを一種類封入もしくは複数種類を混合して封入したことを特徴とする請求項1に記載の緊急用貯水装置。
  3. 前記給水管には振動センサ付き閉塞弁を設け、当該振動センサ付き閉塞弁が、所定震度以上の地震が発生した場合、前記緊急用貯水タンクへの給水を自動的に停止するようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の緊急用貯水装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の緊急用貯水装置を利用した消火装置であって、
    前記強制排水管を、前記住宅内に敷設されるスプリンクラー装置の配管及び生活用水配管に連結することを特徴とする消火装置。
  5. 前記住宅内に火災感知部を設け、該火災感知部の感知に応じて、前記スプリンクラー装置を作動させると共に前記開閉バルブを開放する制御手段を備えることを特徴とする請求項4に記載された消火装置。
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