JP2007061633A - 貯蔵、混合および分注するためのカプセル - Google Patents

貯蔵、混合および分注するためのカプセル Download PDF

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Abstract

【課題】 正確な混合物の分注が保証されない場合にカプセルを使用する危険性を低減する、材料を貯蔵、混合および分注するためのカプセルを提供する。
【解決手段】 本発明は、歯科材料の貯蔵、混合および分注のためのカプセルであって、カプセルの適切な起動を示すインジケータを備えるカプセルを提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、材料、好ましくは歯科材料、最も好ましくはグラスアイオノマーセメントの貯蔵、混合、および分注のためのカプセルに関する。特に、本発明は、複数の、すなわち2つ以上の成分からなることが好ましい材料を貯蔵、混合および分注するためのカプセルに関する。
メーカによって分離チャンバに成分が充填される混合カプセルは、2つ以上の成分の混合物を生成するために使用されている。それらの成分は、例えば、チャンバを分離する壁を破壊することによって、使用者によって相互に連通され、かつ混合される。
粉成分と液体成分とから混合されることが多い歯科材料の製造のための混合カプセル(混合工程は通常、攪拌ユニットで行われる)は、歯科分野で既知である。次いで、完全に混合された物質は、混合カプセル上に一体的に形成された分注口を通じて、作業領域、例えば虫歯の中に直接分注される。
本発明の目的は、正確な混合物の分注が保証されない場合にカプセルを使用する危険性を低減する、材料を貯蔵、混合および分注するためのカプセルを提供することである。この目的は、特許請求の範囲の特徴によって達成される。
第1態様によれば、本発明は、歯科材料の貯蔵、混合および分注のためのカプセルであって、カプセルの適切な起動を示すインジケータを備えるカプセルを提供する。このため、カプセルが、成分を混合するために攪拌ユニットに配置されて使用者によって手動でまたは自動的に起動されると、起動状態、すなわち適切に起動された状態、部分的にのみ起動された状態、または依然として起動されていない状態を、混合物が作業領域に塗布される前に使用者が容易に見ることができる。
本発明によれば、「適切に起動された」という用語は、混合されるべきカプセル内の成分が、本質的に完全に互いに接触したことを意味する。「部分的に起動された」という用語は、少なくとも1つの成分が他の1つまたは複数の成分と完全には接触していないことを意味する。「起動されていない」という用語は、混合されるべき成分が互いに分離されていることを意味する。
本発明の好ましい実施形態によれば、カプセルは、主チャンバと分注開口部とを提供するカプセル本体部材と、カプセル本体部材に摺動可能に収容されるアプリケータ部材と、アプリケータ部材に摺動可能に収容される起動部材と、を備える。起動部材とアプリケータ部材とは、補助チャンバを形成する。
カプセルのインジケータは、アプリケータ部材および/または起動部材の最小必要変位が発生したことを示すことが好ましい。特に、インジケータは、カプセル本体部材、アプリケータ部材および起動部材の互いに対する適切な位置決めを示す。インジケータがカプセルの適切な起動を示す場合、たとえばカプセルが攪拌ユニットから取り外されると、使用者は、カプセルに収容された成分が互いに完全に接触したことを知る。これは、チャンバに収容されている成分が適切に混合され得るための重大な前提条件である。このため、カプセルは、作業領域に混合物を分注することができる状態にある。
本発明のタイプのカプセルは、通常攪拌ユニットに配置され、そこでそれらは、成分を混合するために一定の期間攪拌される。この工程中に、起動(すなわち、成分を1つにする)および混合が発生する。このように、本発明のカプセルは「自己起動型」である。より詳細には、起動されていないカプセルが、攪拌ユニットに配置される。攪拌ユニットでは、攪拌ユニットの往復運動によってカプセル内の成分が混合される。この往復運動の開始後、カプセルは、攪拌中にその長手方向軸に沿って力が作用することにより自動的に起動され、起動部材とアプリケータ部材とがカプセル本体部材内に自動的に移動し、カプセルのサイズが縮小する。ある時点で、アプリケータ部材のスルーホールがバイパス凹所に達し、成分が互いに接触する。
インジケータは、カプセル本体部材に設けられた第1開口部と、アプリケータ部材に設けられた第2開口部と、によって形成されることが好ましい。第2開口部は、カプセルが適切に起動すると第1開口部に位置合せされるかまたは重ね合わされるように設けられる。カプセルは、さらに、起動部材にマーカが設けられることがより好ましい。マーカは、カプセルが適切に起動すると第1開口部および第2開口部に位置合せされるかまたは重ね合わされるように設けられる。このように、2つの開口部が重ね合わされると、かつマーカを位置合せされた開口部を通して見ることができる場合、使用者は、インジケータを介して、カプセルが内部で適切に起動されたことが分かる。
マーカは、光学マーカであることが好ましい。別法として、マーカは、構造的マーカである。光学マーカの場合、マーカは、着色部であることが好ましく、カプセル本体部材とは異なる色である着色部であることがさらに好ましい。別法として、着色部は、アプリケータおよびカプセル本体部材と異なるように着色される。さらなる代替態様として、マーカは、起動部材の略平滑面(または円形)とは対照的に粗面化面の形態のパターンを提供する。構造的マーカの場合、マーカは***部であってもよい。***部は、たとえば、位置合せされた開口部を通して見ることができるようにアプリケータ部材の開口部に嵌合してもよい。さらに、使用者は、マーカが開口部に嵌合した時に聞こえるカチッという音によってこれを認識してもよい。
第1開口部は、カプセル本体部材壁を貫通して、たとえばカプセルの長手方向軸に対して垂直に延在することが好ましい。第1開口部は、カプセル本体部材の後端部に近接して位置することが好ましい。第2開口部は、アプリケータ部材壁を貫通して、同様にたとえばカプセルの長手方向軸に対して垂直に延在することが好ましい。第2開口部は、アプリケータ部材の後端部に近接して位置することが好ましい。第1開口部および第2開口部は、カプセルの長手方向軸に対して同じ放射方向に延在することが好ましい。
本発明の第1態様のカプセルは、長さが可変であることが好ましく、カプセルの長さが縮小することにより、カプセルの適切な起動を示すインジケータが提供される。本発明のカプセルは、通常、混合材料を分注するためにカプセルが配置されるアプライヤと組み合わせて使用される。このため、カプセルの長さが十分に縮小されない場合、カプセルはアプライヤに嵌合せず、それはカプセルの起動が不適切であることを示す。一方、カプセルが適切に起動されると、可変の長さは、カプセルがアプライヤに嵌合する程度まで縮小される。これは、カプセルが適切に起動したことを示す。起動は、攪拌ユニット内で手動で行われても自動的に行われてもよい。
第2態様によれば、本発明は、長さが可変である、歯科材料の貯蔵、混合および分注のためのカプセルを提供し、カプセルの長さが縮小することにより、カプセルの適切な起動を示すインジケータが提供される。本発明の第2態様のカプセルは、主チャンバおよび分注開口部を提供するカプセル本体部材と、カプセル本体部材に摺動可能に収容されるアプリケータ部材と、アプリケータ部材に摺動可能に収容される起動部材と、を備えることが好ましい。起動部材とアプリケータ部材とは、補助チャンバを形成する。
インジケータは、アプリケータ部材および/または起動部材の最小必要変位が発生したことを示す。インジケータは、カプセル本体部材、アプリケータ部材および起動部材の互いに対する適切な位置決めを示す。カプセルが適切に起動されていない場合、起動部材およびアプリケータ部材は、カプセル本体部材から突出し過ぎ、したがって、カプセルを、混合物を分注するためにアプライヤ内に配置することができない。
第3態様によれば、本発明は、歯科材料の貯蔵、混合および分注のためのカプセルであって、主チャンバおよび分注開口部を提供するカプセル本体部材と、カプセル本体部材に摺動可能に収容されるアプリケータ部材と、を備えるカプセルを提供する。アプリケータ部材は、補助チャンバを提供する。カプセル本体部材とアプリケータ部材との間に、開放リングが設けられる。カプセルの開放リングは、円柱状リングであることが好ましい。
円柱状リングは、リング壁を貫通するスリットを備え、リングの長手方向軸に対して平行に延在することが好ましい。開放リングは、不飽和脂肪モノアミド等、「潤滑充填剤」を含むフッ素重合体、ポリオレフィンまたはプラスチック等、低摩擦を提供する材料から作製されることが好ましい。カプセル本体部材、開放リングおよびアプリケータ部材の間に圧入がほとんどないことが好ましい。
第1態様および第2態様によるカプセルもまた、こうした封止リングを備えることが好ましい。
カプセルはさらに、アプリケータ部材に摺動可能に収容される起動部材を備えることが好ましい。
さらに、第2態様のカプセルは、使用者によるカプセルの適切な起動を示すインジケータを備えることが好ましい。インジケータは、アプリケータ部材および/または起動部材の最小必要変位を示す。インジケータは、カプセル本体部材、アプリケータ部材および起動部材の互いに対する適切な位置決めを示すことがより好ましい。上述したように、本発明の第3態様のカプセルのインジケータは、カプセル本体部材に設けられた第1開口部と、アプリケータ部材に設けられた第2開口部と、によって形成されることが好ましい。第2開口部は、カプセルが適切に起動されると第1開口部に位置合せされるかまたは重ね合わされるように設けられる。
開放リングは、第1開口部に位置合せされるかまたは重ね合わされるように、かつカプセルが適切に起動されると第2開口部に位置合せされるかまたは重ね合わされるように設けられる第3開口部を備えることが好ましい。
カプセルは、起動部材に設けられたマーカを備えることがさらに好ましい。マーカは、カプセルが適切に起動されると、第1開口部、第2開口部および第3開口部に位置合せされるかまたは重ね合わされるように設けられる。
以下、本発明の3つの態様すべての好ましい特徴について説明する。
カプセル本体部材の内壁は、陥凹部を備えることが好ましい。さらに、アプリケータ部材は、補助チャンバからアプリケータ部材の外周面まで延在するスルーホールを備える。開放リングは、アプリケータ部材のスルーホールを封止して覆うことが好ましい。スルーホールと陥凹部とは、カプセルが起動すると(たとえば使用者が起動部材を押すことにより)補助チャンバと主チャンバとの間に流路を形成する。主チャンバおよび補助チャンバは、カプセルが起動するとチャンバ間が流体連通するように選択的に接続可能であり、分注開口部に向かう起動部材の移動により、補助チャンバと主チャンバとの間の流路が開放するようにアプリケータ部材が移動する。
アプリケータ部材の放射状に延在するスルーホールは、最初、カプセル本体部材の壁によって覆われている。別法として、放射状に延在するスルーホールは、最初、開放リングの壁によって覆われている。リングは、低摩擦を提供する材料から作製されることが好ましい。さらに、リングのスリットにより、リングは、アプリケータ部材の表面に正確に従うようにある程度まで変形することができる。カプセル本体部材、リングおよびアプリケータ部材の間の軽い圧入により適切な封止が提供され、一方で、低摩擦材料により、依然として、攪拌ユニットにおけるアプリケータ部材の変位が可能である。これは、攪拌ユニットの起動力が通常小さく、たとえば、15〜20Nであるために有利である。
放射状に延在するスルーホールは、混合チャンバから補助チャンバを分離するアプリケータ部材の分離壁に近接して位置することが好ましい。スルーホールは、アプリケータ部材の長手方向軸に対して本質的に垂直に延在することが好ましい。別法として、スルーホールは、アプリケータ部材の長手方向軸に対して本質的に90°を下回る角度で延在し、スルーホールは、カプセルの正面側に対して傾斜する。
好ましい実施形態によれば、分離壁は、起動部材に向かって延在する***部を備える。***部は、環状の膨らみを含むことが好ましい。起動部材がアプリケータ部材の***部に接触すると、補助チャンバに収容されている液体のすべてが、主チャンバ、すなわち混合チャンバ内に送られる。
カプセルは、分注開口部に接続された分注カニューレを備えることが好ましい。分注カニューレは、カプセル本体部材と一体的に形成されることが好ましい。たとえば、分注カニューレは、2ショット射出成形を介してカプセル本体部材に接続される。カニューレは、カプセル本体部材に回転可能に接続されることが好ましく、それによって弁が提供される。
本発明によれば、カプセルは、適切な起動状態においてのみアプリケータによって受容可能であるように寸法が決められることが好ましい。
歯科材料は、グラスアイオノマーセメントまたは樹脂改質グラスアイオノマーセメントであることが好ましい。主チャンバは、材料の第1の好ましくは粉成分を収容してもよく、補助チャンバは、材料の第2の好ましくは液体成分を収容してもよい。
補助チャンバに収容された液体が補助チャンバから主チャンバ内に移動するように、起動部材は、アプリケータ部材内で長手方向軸に沿って移動可能であり、アプリケータ部材は、カプセル本体部材内で移動可能である。第1段階において、起動部材が移動することにより、補助チャンバ内に収容された液体が主チャンバ内に収容された物質と混合される。これらの成分が混合すると、混合物は、起動部材およびアプリケータ部材の移動により分注開口部を通して分注される。
起動部材に力が加わると、起動部材とアプリケータ部材とはともに、たとえば液圧伝導により、カプセル本体部材内に移動する。補助チャンバに収容された液体の移動は、2つの部材がカプセル本体部材内に移動する間に、アプリケータ部材の放射状に延在するスルーホールがカプセル本体部材の陥凹部に達すると、すぐに発生する。この設計の利点として、混合中に容器を完全に空にすることが容易になり、そのため混合率がより信頼性の高いものとなる。
本発明によれば、カプセル内のすべての部品、すなわちアプリケータ部材および起動部材は、平滑に移動し、すなわち平滑に変位可能である。これにより、混合プロセスの当初に、混合装置、すなわち攪拌ユニットの保持クランプによって加えられる力によってのみカプセルを起動することが可能になる。手動による起動は不要であり、すなわち、本発明によるカプセルは自己起動型カプセルである。それを、その長手方向軸に沿ってカプセルを攪拌する混合装置に配置するだけでよい。加えられる力が、主チャンバと補助チャンバとの間の流体連通が確立されるまで起動部材をアプリケータ部材に向かって押すため、この往復運動によってカプセルが自己起動する。そして、成分は互いに接触して混合する。これにより、操作が簡略化し、かつ歯科医に対し本質的な時間の節約がもたらされる。
部品の平滑な移動を達成するために、封止部材および/または封止部に面している面が、任意に、潤滑剤、たとえばケイ素油によってコーティングされる。任意に、潤滑剤は、たとえば添加剤(不飽和脂肪モノアミド等)として、封止部および/または他の部分の材料に含まれることが好ましい。
第4態様によれば、本発明は、本発明の第1態様または第2態様のいずれかのカプセルのうちの少なくとも1つを、そのカプセルが嵌合するアプリケータとともに備えるキットを提供する。
第5態様によれば、本発明は、2つ以上の成分からなる材料を混合するために第1、第2または第3態様のカプセルを使用することを提供する。
本発明によるカプセルは、カプセルの正しい起動を歯科医が視認できるために有利であり、それにより失敗の危険が低減する。
以下、添付の図面を参照して本発明をより詳細に説明する。
図1は、本発明の第1態様による材料の貯蔵、混合および分注のためのカプセル100を示す。カプセル100は、主チャンバ102、すなわち混合チャンバを含むカプセル本体部材101を備える。さらに、カプセル本体部材101は、分注開口部103を備える。図1に示す実施形態では、分注開口部103に、枢動可能な分注または吐出カニューレ105が接続されている。枢動可能なカニューレ105は、弁として作用する。分注カニューレは、2ショット射出成形を介してカプセル本体部材と接続されることが好ましい。図1に示すように、カプセル本体部材101は、アプリケータ部材またはピストン110を受容するために一端(図では右側)が開放している。アプリケータ部材またはピストン110は、カプセル本体部材101内で摺動自在に移動可能である。ピストンがカニューレ105の方向に向かって移動することにより、混合チャンバ102の容量が低減する。次に、アプリケータピストン110は、起動部材またはスタンプ120を収容し、それにより、アプリケータ部材110と起動部材120とによって補助チャンバ111が形成される。図1はまた、起動部材120の外面にマーカ121を示す。
アプリケータピストン110は、補助チャンバ111からアプリケータ110の外面に放射状に延在するスルーホール112を備える。図1に示すように、カプセルの起動前、放射状に延在するスルーホール112は、カプセル本体部材101の壁によって覆われるかまたは閉鎖される。主チャンバ102と補助チャンバ111との間の流体連通のための溝を取得するために、カプセル本体部材101は、陥凹部104、すなわちバイパスを備える。カプセルが起動すると、アプリケータピストン110は、分注開口部103に向かって移動する。ある時点で、アプリケータピストン110のスルーホール112がバイパス104に達する。その時点で、主チャンバ102および補助チャンバ111は、バイパス104およびスルーホール112を介して互いに連通される。
スルーホール112は、アプリケータピストン110の外面において封止リング113によって覆われることが好ましく、すなわち、封止リング113は、スルーホール112の放射状外側開口部を覆う。図1に示すアプリケータピストン110の非起動位置において、カプセル本体部材101の内面は、封止リング113を支持する。しかしながら、アプリケータピストン110が起動すると、アプリケータピストン110は、封止リング113に対して変位し、それにより、スルーホール112は陥凹部104に面している。補助チャンバ111に収容されている材料は、混合チャンバ102内に流れ込むことができる。
封止リング113については後により詳細に説明する。
図1に示すように、補助チャンバと主チャンバとの間の分離壁は、膨らみのような***部115を備えることが好ましい。
本発明による完全に起動されたカプセルを図2に示す。起動部材120は、アプリケータ部材110に完全に受容され、それにより、補助チャンバに収容されている材料は、スルーホール112およびバイパス104を通して主チャンバ102内に押し込まれる。この適切に起動された状態は、通常、主チャンバ102内で成分を混合するための攪拌ユニットにおけるカプセル100の攪拌中に達成される。攪拌後、起動部材120がアプリケータ部材110と共にさらにカプセル本体部材101内に移動すると、混合材料はカニューレ105を通して分注される。
補助チャンバ111に面している起動スタンプ120の前端面は、平坦であることが好ましい。しかしながら、使用される液体に応じて、前端部は、非平坦面、たとえば逆円錐形状、すなわち中央凹所(たとえば図3参照)を有する形状を備えることが好ましい。これにより、起動スタンプ120は、最初に、補助チャンバ111に収容されている材料の面の外側部に接触することが確実になる。
図3は、本発明の第1態様の詳細を示す。図3もまた、図1のカプセルの断面図であるが、視点が図1の断面に対して90°シフトしている。
カプセル100のカプセル本体部材101は、カプセル本体部材101の内側からカプセル100の外側に放射状に延在する開口部107を備える。図3に示す実施形態では、開口部107は、カプセル100の長手方向軸に対して垂直に延在する。開口部107は、カプセル本体部材101の後端部に位置する。
アプリケータ部材110もまた開口部114を備える。図3に示すように、開口部114は、アプリケータ部材110の内側からアプリケータ部材110の外面まで、好ましくはカプセル100の軸に対して垂直に延在する。アプリケータ部材110の開口部114は、アプリケータ部材の後端部に、かつ図4に示すように、カプセルが適切に起動されると2つの開口部が重ね合わされまたは位置合せされるように位置する。開口部は、カプセルが適切に起動されるアプリケータ部材110のカプセル本体部材101に対する相対位置において、互いに位置合せされる限り、カプセル本体部材101またはアプリケータ部材110の後端部に必ずしも位置する必要はない。
起動部材120は、その外面にマーカ121を備えることが好ましい。マーカ121は、起動部材120がアプリケータ部材110に完全に受容された時、すなわちカプセルが混合のために適切に起動された時に2つの開口部107、114と位置合せされるような位置に配置される。この状態は図4に示される。
マーカは、カプセルが起動されると、使用者が開口部107、114を通して視認できるカラーマーカであることが好ましい。マーカが開口部107、114を通して視認できるという事実は、使用者に対し、カプセル100が完全に、すなわち適切に起動されていることを示す。カラーマーカの代替態様として、起動部材120の表面をこの箇所において粗面化してもよい(ただし、起動部材120の残りの面は平滑、または円形とする)。そして、この粗面化パターンは、開口部107、114を通して使用者が視認できる。さらなる代替態様として、マーカは、開口部内に嵌合する小さい突起のような物理マーカである。
カプセル100がまた、本発明の第3態様により封止リング113を備える場合、封止リング113もまた開口部115を備える。図3に示すように、封止リング113の開口部115は、カプセル本体部材101の開口部にすでに重ね合わされている。
図5の組立分解図には、カプセル本体部材101、封止リング113、アプリケータ部材110および起動部材120が示されている。3つの開口部107、114および115とマーカ121とがまた示されている。
図6は、組み立てられたカプセル100の、その元の、すなわち非起動状態での斜視図を示す。アプリケータ部材110の開口部114は、カプセル本体部材101の開口部107と位置合せされていない。開口部107を通して、アプリケータ部材110の色を視認できる。さらに、起動部材120もまた、アプリケータ部材110の開口部114を通して視認できる。
図7では、使用者に対し適切な起動が示されている。ここで、起動部材120の面の残りの部分の色と異なるマーカ121の色を、位置合せされた開口部を通して視認できる。この状態において、カプセル100をアプライヤ200内に配置することができ(図9参照)、混合材料を分注することができる(図10参照)。
第2態様によれば、本発明は、長さが可変である、歯科材料の貯蔵、混合および分注のためのカプセルを提供し、この場合、カプセルの長さが縮小することにより、カプセルの適切な起動を示すインジケータが提供される。これもまた、図8および図9に示す。図8は、非起動カプセル100とアプライヤ200の前端部とを示す。カプセルの長さが十分に縮小されていないため、カプセルをアプライヤ内に配置することができないことが分かる。図9では、カプセル100は、アプライヤ200内に配置することが可能な状態で示されている。明らかに、図8および図9に示す2つの間に、カプセル100をアプライヤ内に配置することができるようにする状態がないことが分かり、それにより、適切に起動されたカプセルのみをアプライヤとともに使用することができることが確実になる。
本発明の非起動カプセルの断面図を示す。 起動状態にある図1のカプセルを示す。 図1のカプセルの異なる断面図を示す。 図2のカプセルの異なる断面図を示す。 図1のカプセルの組立分解斜視図を示す。 図1のカプセルの斜視図を示す。 図2のカプセルの斜視図を示す。 アプライヤと組み合わせた図1の非起動カプセルを示す。 アプライヤと組み合わせた図2に示す適切に起動されたカプセルを示す。 アプライヤ内に配置されている本発明による適切に起動されたカプセルを示す。
符号の説明
100 カプセル
101 カプセル本体部材
102 主チャンバ
103 分注開口部
104 陥凹部
105 カニューレ
107 開口部
110 アプリケータ部材
111 補助チャンバ
112 スルーホール
113 封止リング
114 開口部
115 ***部
115 開口部
120 起動部材
121 マーカ
200 アプライヤ

Claims (8)

  1. 歯科材料の貯蔵、混合および分注のためのカプセルであって、当該カプセルの適切な起動を示すインジケータを具備するカプセル。
  2. 前記インジケータが、
    i)カプセル本体部材に設けられる第1開口部、および
    ii)アプリケータ部材に設けられる第2開口部であって、当該カプセルが適切に起動されると該第1開口部と位置合せされるように設けられる第2開口部
    によって形成される、請求項1に記載のカプセル。
  3. iii)起動部材に設けられるマーカであって、当該カプセルが適切に起動されると前記第1開口部および前記第2開口部と位置合せされるように設けられるマーカをさらに具備する、請求項2に記載のカプセル。
  4. 長さが可変であり、長さが縮小されることにより当該カプセルの適切な起動を示すインジケータを提供する、請求項1〜3のいずれか一項に記載のカプセル。
  5. 分注開口部に接続された分注カニューレをさらに具備する、請求項1〜4のいずれか一項に記載のカプセル。
  6. 適切な起動状態においてのみアプライヤによって受容可能であるように寸法が決められる、請求項1〜5のいずれか一項に記載のカプセル。
  7. 主チャンバが、前記材料の第1の粉成分を収容し、補助チャンバが、前記材料の第2の液体成分を収容する、請求項1〜6のいずれか一項に記載のカプセル。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載のカプセルのうちの少なくとも1つを、該カプセルが嵌合するアプリケータと組み合わせて具備するキット。
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