JP2007061464A - 失禁用パッド - Google Patents

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Abstract

【課題】殿部に当接させ、下痢状便や尿の液状失禁物を透過及び吸着して周辺への汚濁を防止するとともに、皮膚を保護して皮膚障害を防止するための失禁用パッドを提供する。
【解決手段】殿部に当接させるパッドであって、液透過性の制菌加工繊維綿からなることを特徴とする失禁用パッドである。
【選択図】図1

Description

本発明は失禁用パッドに関し、更に詳しくは、殿部に当接させ、下痢状便や尿の液状失禁物を透過及び吸着して周辺への汚濁を防止するとともに、皮膚を保護して皮膚障害を防止するための失禁用パッドに関する。
従来、この種の失禁パッドにあっては、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、これら両シート間に配置された吸収体とを有してなり、前記トップシートは、目付量15〜40g/m2 、厚さ50〜500μmの液透過性の不織布により形成されており、前記吸収体は、50〜300g/m2 のフラッフパルプと、30〜400g/m2 の高吸収性ポリマーから形成されている軽度失禁者用パッドが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、パンツの内面に着脱自在に取り付けられる縦長の失禁パッドにおいて、該パッドは吸収部材と該吸収部材の下面を被覆して上面の周辺へ折り返される透湿性防水布を袋縫いで一体的に縫着して構成された失禁パッドが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−197656号公報 登録実用新案第3007829号公報
しかしながら、特許文献1はトップシートとして液透過性の不織布を用いているものの、不織布は液透過性が十分でなく、かなりの液吸収性を有しており、また、特許文献2は透湿性防水布を用いているが、布は液透過性が不十分で、かなりの液吸収性を有しており、その結果、失禁した下痢状の便や尿が皮膚に接触して皮膚障害を惹き起こすばかりでなく、周辺への汚濁が拡がり、介護者の後始末を困難にし、また、場合によっては失禁物が褥瘡部にまで達し、皮膚障害を著しく悪化させる原因となっている。
本発明はかかる実情に鑑み、上記問題点を解消し、下痢状の便や尿の液状失禁物を透過及び吸着して周辺への汚濁を防止するとともに、皮膚を保護して皮膚障害を防止する失禁用パッドを提供するものである。
本発明は上記目的を達成するためになさたもので、本発明の請求項1は、殿部に当接させるパッドであって、液透過性の制菌加工繊維綿からなることを特徴とする失禁用パッドを内容とする。
本発明の請求項2は、液透過性の制菌加工繊維綿が、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維、ポリウレタン系繊維、ポリオレフィン系繊維、ポリスチレン系繊維、ポリ塩化ビニル系繊維、ポリアクリロニトリル系繊維、ポリビニルアルコール系繊維から選ばれる少なくとも1種からなることを特徴とする請求項1記載の失禁用パッドを内容とする。
本発明の請求項3は、液透過性の制菌加工繊維綿がポリエステル系繊維からなることを特徴とする請求項1又は2記載の失禁用パッドを内容とする。
本発明の請求項4は、液透過性の制菌加工繊維綿が無機系銀抗菌剤を練り込んだ繊維綿である請求項1〜3のいずれか1項に記載の失禁用パッドを内容とする。
本発明の請求項5は、液透過性の制菌加工繊維綿が熱融着性繊維綿により部分的に融着されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の失禁用パッドを内容とする。
本発明の請求項6は、熱融着性繊維綿が、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維、ポリウレタン系繊維、ポリオレフィン系繊維、ポリスチレン系繊維、ポリ塩化ビニル系繊維、ポリアクリロニトリル系繊維、ポリビニルアルコール系繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維から選ばれる少なくとも1種からなることを特徴とする請求項5記載の失禁用パッドを内容とする。
本発明の請求項7は、熱融着性繊維綿が、芯鞘構造からなることを特徴とする請求項5又は6記載の失禁用パッドを内容とする。
本発明の請求項8は、液透過性の制菌加工繊維綿に液吸収性繊維綿が積層されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の失禁用パッドを内容とする。
本発明の請求項9は、液吸収性繊維綿が、ガーゼ、天然綿、セルロース繊維綿から選ばれる少なくとも1種からなることを特徴とする請求項8記載の失禁用パッドを内容とする。
本発明の請求項10は、制菌加工繊維綿及び/又は液吸収性繊維綿が更に抗菌剤で被覆処理されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の失禁用パッドを内容とする。
本発明の請求項11は、抗菌剤がヒノキチオールであることを特徴とする請求項10記載の失禁用パッドを内容とする。
本発明の失禁用パッドは、液透過性の制菌加工繊維綿からなるため、下痢状便や尿の液状失禁物は、液透過性の制菌加工繊維綿の繊維間に毛細管現象により吸い上げられ透過して該繊維綿の下部側(人体と接する側の反対側)に保持される。
従って、液透過性の制菌加工繊維綿の人体と接する上部側は液状失禁物は実質的に存在せずサラサラの状態にあり、快適な状態に保たれるので皮膚を保護して皮膚障害を防止するとともに、周辺への汚濁を防ぎ、例えば、周辺の褥瘡部にまで達して褥瘡を悪化させるといったトラブルが防止される。
また、液透過性の制菌加工繊維綿は、熱融着性繊維綿により部分的に融着することにより、毛細管現象による液透過性が一層高められ、上記した効果は一層顕著となる。
更に、液透過性の制菌加工繊維綿に液吸収性繊維綿を積層することにより、液透過性の制菌加工繊維綿により吸い上げられた液状失禁物は該制菌加工繊維綿を透過して液吸収性繊維綿に吸収保持され、上記効果は尚一層顕著に高められる。
本発明の失禁用パッドは、殿部に当接させるパッドであって、液透過性の制菌加工繊維綿からなることを特徴とする。
本発明に用いられる液透過性の制菌加工繊維綿は、殿部に当接させ、下痢状便や尿の液状失禁物を実質的に吸収せず、毛細管現象により吸い上げ透過させるためのものである。従って、液透過性繊維綿層は液を吸収しにくい繊維からなるものが好ましく、例えば、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維、ポリウレタン系繊維、ポリオレフィン系繊維、ポリスチレン系繊維、ポリ塩化ビニル系繊維、ポリアクリロニトリル系繊維、ポリビニルアルコール系繊維が挙げられ、これらは単独で、又は必要に応じ、2種以上組み合わせて用いられる。
上記制菌加工繊維綿は雑菌の繁殖を防止するためのもので、上記繊維を乾熱滅菌、ガス滅菌、ガンマー線照射滅菌等の滅菌処理を施したもの、上記繊維に抗菌剤を含有又は塗布した抗菌性繊維等が挙げられ、これらは単独で、又は必要に応じ、2種以上組み合わせて用いられる。
本発明における液透過性の制菌加工繊維綿としては、特にポリエステル繊維からなるものが好ましく、具体的には、例えば、無機系銀抗菌剤を紡糸の際に練り込んでなるポリエステル繊維「ケミタックΣ」(商品名、帝人株式会社製)が好ましい。
液透過性の制菌加工繊維綿は、熱融着性繊維綿により一部融着してネットワーク化されていることが好ましい。このように熱融着性繊維綿でネットワーク化された液透過性の制菌加工繊維綿は、熱融着性繊維綿の融着部により形成された多数の微細な空間部が恰も毛細管と同様に機能し、毛細管現象により液状の失禁物を効果的に吸い上げて透過させることができる。
熱融着性繊維綿としては、上記した繊維の中で、液透過性の制菌加工繊維綿よりも融点の低い繊維を用いるのが好ましい。また、ポリエチレン繊維やポリプロピレン繊維を用いてもよい。特に、上記した繊維を芯とし、ポリエチレンを鞘とする芯鞘構造のものが好ましく、ポリエチレンが溶融して液透過性の制菌加工繊維綿を融着してネットワークを形成する。このような熱融着性繊維綿としては、例えば「TBS」(商品名、帝人株式会社製)のような、ポリエステル繊維を芯としポリエチレンを鞘とする芯鞘構造繊維からなるものが好ましい。
液透過性の制菌加工繊維綿と熱融着性繊維綿の混合割合としては、該制菌加工繊維綿が95〜80重量%、熱融着性繊維綿が5〜20重量%であることが好ましい。熱融着性繊維綿が5重量%未満では、熱融着性繊維綿の融着部により形成されるネットワーク化が不十分となり、形成される微細な空間部の形成が不十分となり、毛細管現象による液状の失禁物の吸い上げ透過効果が小さくなる傾向がある。一方、20重量%を越えるとネットワーク化が進み過ぎ、弾力性、柔軟性が減じられ、肌触り、触感が低下する場合がある。
本発明における液透過性の制菌加工繊維綿は、例えば、解綿装置で解綿し、カーディングし、成型機で所定のサイズに成型した後、カッティング装置でカッティングして失禁用パッドとするのが好ましい。
また、液透過性の制菌加工繊維綿を熱融着性繊維綿で部分的に融着しネットワーク化する場合は、例えば、液透過性の制菌加工繊維綿と熱融着性繊維綿とを所定の割合でミキシングし、解綿装置で解綿し、ミキシングタンクに風送し、ミキシングを1〜2回パスさせ、カーディングし、成型機で所定のサイズに成型し、熱処理機で熱処理して融着させた後、カッティング装置でカッティングして失禁用パッドとするのが好ましい。
成型機での成型サイズは特に制限されないが、製造の容易性、取り扱い性の点から、例えば、巾1〜2m、長さ1〜2m、厚さ10〜40mm程度が好ましい。
また、カッティング装置でカッティングするサイズは特に制限されないが、殿裂部への挟み易さから、巾10〜30mm、長さ10〜30mm、厚さ10〜30mm程度が好ましい。
上記の如くして得られる失禁用パッドは、必要に応じ、液透過性の制菌加工繊維綿上に液吸収性繊維綿が積層される。
液吸収性繊維綿は、液透過性の制菌加工繊維綿により吸い上げ透過される液状失禁物を吸収・保持するためのもので、液透過性の制菌加工繊維綿の人体と接する側を一層サラサラの状態に保持する効果がある。
従って、液吸収性を有するものが用いられ、例えば、ガーゼ、天然綿、セルロース繊維綿等が挙げられ、これらは単独で、又は必要に応じ、2種以上組み合わせて用いられる。ガーゼは所望の厚さに折り畳んで使用される。
液透過性の制菌加工繊維綿及び/又は液吸収性繊維綿は、必要に応じ、抗菌剤で被覆処理される。このような抗菌剤としては特に制限されないが、例えば、抗菌、防臭効果に優れるとともに、森林浴効果があり、精神安定作用やストレス緩和作用が高く、純植物性があるため安全性にも優れたヒノキ科の木からの抽出物であるヒノキチオールが好ましい。ヒノキチオールの塗布量は、ヒノキチオール100%で繊維綿1平方メートル当たり0.003〜0.05g程度が好ましい。塗布は、例えば、特許第3443256号に記載の方法及び装置により好適に行うことができる。
上記の如くして得られる本発明の失禁用パッドは、殿部に当接して使用されるが、殿裂部に挟み込んで使用されるのが好ましい。必要に応じ、包帯、粘着テープ等により固定することもできる。本発明の失禁用パッドが液透過性の制菌加工繊維綿に液吸収性繊維綿を積層してなる場合は、液透過性の制菌加工繊維綿が人体に接するように殿裂部に挟み込まれる。
本発明の失禁用パッドは、液透過性の制菌加工繊維綿が液状の失禁物を毛細管現象により吸い上げ透過させ、該失禁物をパッドの下部、即ち、人体と接する側の反対側に保持するので、パッドの人体と接する側をサラサラした状態に保つことができる。
また、液透過性の制菌加工繊維綿を熱融着性繊維綿により部分的に融着することにより、毛細管現象による液透過性を一層高め、上記した効果は一層顕著となる。
更に、本発明の失禁用パッドが液透過性の制菌加工繊維綿に液吸収性繊維綿を積層してなる場合は、液透過性の制菌加工繊維綿が吸い上げ透過させた液状の失禁物を該吸収性繊維綿で吸収・保持させるので、パッドの人体に接する側は、一層サラサラの状態に保たれる。
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらにより何ら制限されるものではない。
実施例1
液透過性の制菌加工繊維綿として、無機系銀抗菌剤を紡糸の際に練り込んでなるポリエステル繊維「ケミタックΣ」(帝人株式会社製)を解綿し、カーディングし、成型機で巾2m×長さ1.5m×厚さ20mmのサイズに成型した後、トムソンバーにより巾200mm、長さ300mm、厚さ25mmにプレスカットし、図1に示すような、液透過性の制菌加工繊維綿1からなる失禁用パッドPを得た。
次に、被介護者の殿部を洗浄し、水分を拭き取った後、図2に示すように、上記で得られた失禁用パッドPを尾骨から肛門に当てて殿裂部3に挟み込み、その上からオムツ(図示せず)を着用させた。
液状下痢便や尿の失禁物は、パッドPに吸い上げられ透過して人体側とは反対側に保持され、人体と接する側はサラサラの状態であった。従って、2週間経過後も、皮膚障害を惹き起こしたり悪化させたりすることはなく、また、パッドPが恰も失禁物を堰止める役割を果たし、失禁物が尾骨より少し上部の褥瘡部4にまで達することはなかった。更に、失禁物はパッドPに吸着・保持され、失禁物の周辺への拡大が防止されるので、介護者によるオムツの取り替え、後始末も容易であった。
実施例2
実施例1において、カーディングから送り出された2層の液透過性の制菌加工繊維綿の互いに対向する面にヒノキチオールを塗布し(繊維綿1m2 当たり0.005g)、乾燥した後、塗布面同士を重ね合わせて塗布面を内側包み込むように積層した抗菌剤処理液透過性の制菌加工繊維綿からなるパッドPを得、これを使用した他は実施例1と同様の操作を繰り返したところ、実施例1と略同様の優れた効果が得られた。
実施例3
液透過性の制菌加工繊維綿として、ポリエステル繊維「ケミタックΣ」90重量%、及び熱融着性繊維綿として、ポリエステル繊維を芯としポリエチレンを鞘とする芯鞘構造繊維「TBS」(帝人株式会社製)10重量%をミキシングし、解綿した後、第1ミキシングタンクに風送し、該ミキシングタンクを通過させた後、第2ミキシングタンクに供給した。
次いで、カード機でカーディングし、成型機で巾2m×長さ1.5m×厚さ20mmのサイズに成型した後、熱処理機で150℃で2分間熱処理して熱融着性繊維綿を融着させ、その後、トムソンバーにより巾200mm×長さ300mm×厚さ25mmにプレスカットし、図3に示すような、熱融着性繊維綿で部分的に融着(融着部1a)した液透過性の制菌加工繊維綿1からなる失禁用パッドPを得た。
得られた失禁用パッドPは、実施例1、2の失禁用パッドに比べて、パッドの人体に接する側のサラサラ感に優れていた。
実施例4
実施例3の熱融着性繊維綿で部分的に融着した液透過性の制菌加工繊維綿に、乾熱滅菌したガーゼを200mm×長さ300mm×厚さ20mmに折り重ねた液吸収性繊維綿を積層し、図4に示すような、熱融着性繊維綿で部分的に融着した液透過性の制菌加工繊維綿1と液吸収性繊維綿2とからなる失禁用パッドPを得、該失禁用パッドPを液透過性の制菌加工繊維綿1が人体側になるように殿裂部に挟み込んだ。
液状の失禁物は、液透過性の制菌加工繊維綿1により吸い上げられ透過して液吸収性繊維綿2に吸収され、パッドPの人体に接する側のサラサラ感は実施例3の場合よりも優れたものであった。
叙上のとおり、本発明の失禁用パッドは、液透過性の制菌加工繊維綿からなるため、下痢状便や尿の液状失禁物は、該制菌加工繊維綿の繊維間に毛細管現象により吸い上げられ透過して該繊維綿の下部側(人体と接する側の反対側)に保持される。
従って、該制菌加工繊維綿の人体と接する上部には液状失禁物は実質的に存在せずサラサラの状態にあり、快適な状態に保たれるので、皮膚を保護して皮膚障害を防止するとともに、失禁物の周辺への汚濁を防ぎ、例えば、失禁物が周辺の褥瘡部まで達して褥瘡を悪化させるといったトラブルが防止される。また、汚濁が拡大されず狭い局部に留まるので、介護者による後始末も容易である。
また、液透過性の制菌加工繊維綿は、熱融着性繊維綿により部分的に融着することにより、毛細管現象による液透過性が一層高められ、上記した効果は一層顕著となる。
更にまた、液透過性の制菌加工繊維綿に液吸収性繊維綿を積層することにより、該制菌加工繊維綿により吸い上げられた液状失禁物は該制菌加工繊維綿を透過して液吸収性繊維綿に吸収保持されるので、上記効果は尚一層顕著に高められる。
実施例1の失禁用パッドを示す概略断面図である。 失禁用パッドの使用状態を示す概略図である。 実施例3の失禁用パッドを示す概略断面図である。 実施例4の失禁用パッドを示す概略断面図である。
符号の説明
1 液透過性の制菌加工繊維綿
1a 融着部
2 液吸収性繊維綿
3 殿裂部
4 褥瘡部
P 失禁パッド

Claims (11)

  1. 殿部に当接させるパッドであって、液透過性の制菌加工繊維綿からなることを特徴とする失禁用パッド。
  2. 液透過性の制菌加工繊維綿が、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維、ポリウレタン系繊維、ポリオレフィン系繊維、ポリスチレン系繊維、ポリ塩化ビニル系繊維、ポリアクリロニトリル系繊維、ポリビニルアルコール系繊維から選ばれる少なくとも1種からなることを特徴とする請求項1記載の失禁用パッド。
  3. 液透過性の制菌加工繊維綿がポリエステル系繊維からなることを特徴とする請求項1又は2記載の失禁用パッド。
  4. 液透過性の制菌加工繊維綿が無機系銀抗菌剤を練り込んだ繊維綿である請求項1〜3のいずれか1項に記載の失禁用パッド。
  5. 液透過性の制菌加工繊維綿が熱融着性繊維綿により部分的に融着されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の失禁用パッド。
  6. 熱融着性繊維綿が、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維、ポリウレタン系繊維、ポリオレフィン系繊維、ポリスチレン系繊維、ポリ塩化ビニル系繊維、ポリアクリロニトリル系繊維、ポリビニルアルコール系繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維から選ばれる少なくとも1種からなることを特徴とする請求項5記載の失禁用パッド。
  7. 熱融着性繊維綿が、芯鞘構造からなることを特徴とする請求項5又は6記載の失禁用パッド。
  8. 液透過性の制菌加工繊維綿に液吸収性繊維綿が積層されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の失禁用パッド。
  9. 液吸収性繊維綿が、ガーゼ、天然綿、セルロース繊維綿から選ばれる少なくとも1種からなることを特徴とする請求項8記載の失禁用パッド。
  10. 液透過性の制菌加工繊維綿及び/又は液吸収性繊維綿が、更に抗菌剤で被覆処理されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の失禁用パッド。
  11. 抗菌剤がヒノキチオールであることを特徴とする請求項10記載の失禁用パッド。
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