JP2007060208A - 会議支援装置および会議端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】 会議終了通知の通知先を選ぶことができる会議端末を提供する。
【解決手段】 会議端末1は、端末本体100と、スピーカアレイおよびマイクアレイを有する音声入出力ユニット200とを有する。端末本体100は、会議の終了予定時刻および会議終了通知の通知先の指定が可能である。通知先が当該会議端末1を利用する参加者である場合、端末本体100は、通知先である全員または特定人に会議の終了を告げる音響ビームをスピーカアレイに出力させる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、遠隔会議システムのための会議端末などに好適であり、会議終了通知機能を有する会議支援装置および会議端末に関する。
会議は、企業活動に不可欠の要素ではあるが、複数の参加者を一定時間拘束するものであるため、効率的に運営されることが望まれる。特に、ネットワークを利用して行う遠隔会議の場合、参加者の人数が多いのが一般的であるため、効率的に行われることが強く望まれている。また、遠隔会議の場合、遠隔会議システムという企業にとっての共有資源を利用して行われるので、予定された終了時刻を過ぎても会議が終わらないと、その後に控えている他の遠隔会議の開始を遅らせることとなり、その会議の関係者に迷惑を掛けることになる。従って、特に遠隔会議は、予定された時刻に終了するように運営されることが強く望まれている。特許文献1は、このような要請に応えるための技術として、予め会議終了予定時刻を設定しておき、その時刻になったら音声やブザー音等を発音することにより、ユーザに会議の終了を通知するシステムを提案している。
特開平6−121060号公報
ところで、上述した特許文献1に開示のシステムでは、会議の終了予定時刻になると、会議の参加者全員に聴こえるように会議の終了を告げる音が発生される。このような全員に聴こえるような音による通知は、例えばその時点における参加者の発言を妨げたり、白熱していた議論に水を差す結果を招くこともあるので、会議の内容によっては不適切な通知になってしまう場合がある。
この発明は、以上説明した事情に鑑みてなされたものであり、会議終了通知の通知先を選ぶことができる会議支援装置および会議端末を提供することを目的とする。
この発明は、会議参加者間の音声の授受を補助する手段であり、音声出力の指向性の制御が可能な音声出力手段を含む音声入出力手段と、会議終了通知の通知先を示す通知先情報を取得する通知先情報取得手段と、会議終了通知の予定時刻になったとき、前記通知先情報が示す通知先に会議終了を通知する音声が出力されるように、前記音声出力手段の制御を行う制御手段とを具備することを特徴とする会議支援装置およびこれを用いた会議端末を提供する。
かかる発明によれば、会議の内容に合わせて、会議終了通知の通知先を事前に選び、その通知先に会議終了通知を伝えることができる。
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態を説明する。
図1はこの発明に係る会議支援装置の一実施形態である会議端末1の構成を示すブロック図である。この会議端末1は、インターネットなどのネットワークを介して他の同様な構成の会議端末と接続され、音声による遠隔会議システムを構成するものである。図1に示すように、会議端末1は、大別して端末本体100と、音声入出力ユニット200とにより構成されている。ここで、音声入出力ユニット200は、複数のスピーカ201を水平方向に並べたスピーカアレイと、複数のマイク202を水平方向に並べたマイクアレイとを備えている。ここで、スピーカアレイは、1または複数の焦点に向けて、音響ビームを出力する装置であり、端末本体100から供給される音声データを音声として会議の各参加者に伝える役割を果たす。また、マイクアレイは、1または複数の仮想的な収音位置において会議の各参加者の音声を収音する装置であり、会議の各参加者の音声データを高感度で取得し、端末本体100に供給する役割を果たす。図1では、図面が煩雑になるのを防止するため、音声入出力ユニット200の前面のスピーカアレイおよびマイクアレイのみが図示されているが、同ユニットの背面にも、同様なスピーカアレイおよびマイクアレイが設けられている。なお、音声入出力ユニット200の詳細については後述する。
図2は、端末本体100の構成を示すブロック図である。この端末本体100において、制御部101は、会議端末1の各部を制御する装置であり、CPUとこのCPUにより実行されるプログラム等を記憶したROMなどにより構成されている。操作部102は、この端末本体100の筐体に配備された押しボタンなどの操作子の集合体である。制御部101は、この操作部102の操作を検知することにより、呼び出し先のアドレスや各種のコマンドなど、ユーザによって入力された情報を検知する。LCD(Liquid Crystal Display;液晶表示装置)103は、会議端末1の状態の表示やユーザに対する案内メッセージの表示を行う。
通信I/F(インタフェース)104は、制御部101による制御の下、例えば制御部101から引き渡された呼び出し先のアドレスを用いて発呼処理を行い、あるいは他の会議端末からの呼び出しに応答することにより、1または複数の他の会議端末との間に例えばインターネットなどのネットワークを介してコネクションを確立し、そのコネクションを介した通信の制御を行う装置である。
音声入出力I/F105は、制御部101による制御の下、図1における音声入出力ユニット200との間で音声データおよび制御データの授受を行う装置である。音声送信処理部106は、遠隔会議の開催中、音声入出力ユニット200から音声入出力I/F105を介して供給される音声データに対し、圧縮符号化、暗号化などの送信に必要な処理を施した後、パケット化し、通信I/F104に出力する装置である。通信I/F104は、遠隔会議の開催中、この音声送信処理部106から与えられる音声データのパケットを、遠隔会議の参加端末である1または複数の会議端末に送信する。音声受信処理部107は、遠隔会議の開催中、通信I/F104を介して他の会議端末からのパケットを受け取り、このパケットから音声データを取り出し、暗号解読処理、復号化処理などの処理を実行する装置である。音声入出力I/F105は、この音声受信処理部107による処理を経た音声データを音声入出力ユニット200に出力する。
音声発生部110は、制御部101による制御の下、各種の音声メッセージの音声データを発生して出力する装置である。音声入出力I/F105は、この音声発生部110により音声データが出力された場合に、その音声データを音声入出力ユニット200に供給する。音声発生部110により発生される音声データのうち本実施形態特有のものとして、例えば「終了時刻になりました」といった内容の会議終了通知の音声データがある。時計回路111は、図示しない発振器が発生するクロックをカウントすることにより、現在時刻を示す時刻データを出力する装置である。メモリ112は、操作部102の操作により入力された各種の制御データまたは通信I/F104を介して外部のサーバ装置等から取得された各種の制御データを記憶する手段として用いられる。
制御部101は、一般的な会議端末の制御中枢としての処理の他、会議終了通知に関する処理を行う。上述した従来の技術の下では、会議終了通知は、会議の参加者全員に聴こえるような音を発生する方法により行われた。これに対し、本実施形態では、会議終了通知の通知先として、下記の3種類の中から選択可能である。
a.全員
例えば会議室A、B、Cの各会議端末を接続して遠隔会議を行っているとき、会議室A、B、Cの各会議端末を利用している全参加者に通知する場合である。
b.特定会議室
例えば会議室A、B、Cの各会議端末を接続して遠隔会議を行っているとき、特定の会議室(例えば会議室A)の全参加者に通知する場合である。
c.特定人
例えば会議室A、B、Cの各会議端末を接続して遠隔会議を行っているとき、特定の会議室(例えば会議室A)の特定人、具体的には会議進行役に通知する場合である。
本実施形態では、制御を簡単にするため、各会議室において会議進行役の着席すべき位置は固定されており、各会議室の会議端末1は、その会議進行役の着席している位置を把握することができる。従って、会議終了通知を伝えるべき会議進行役がどの会議室にいるかが指定されれば、その会議室における会議進行役の位置も自動的に定まる。
制御部101は、会議の開始の際に、以上のような会議終了の通知先を示す通知先情報と会議の終了予定時刻を示す終了時刻情報とを取得して、メモリ112に保存し、会議終了通知の発生の制御に用いる。通知先情報と終了時刻情報は、2通りの態様で取得され得る。第1の態様は、操作部102の操作により通知先情報と終了時刻情報が入力され、制御部101がこれらの情報をメモリ112に格納する態様である。この態様において、制御部101は、メモリ112に格納した通知先情報と終了時刻情報を通信I/F104により遠隔会議の参加端末である他の会議端末に送信する。この送信は、例えば遠隔会議の開始時に行われる。第2の態様は、制御部101が、遠隔会議の参加端末である他の会議端末から送信された通知先情報と終了時刻情報を通信I/F104により受信し、それをメモリ112に格納する態様である。
図3は音声入出力ユニット200におけるスピーカアレイに関連する部分の構成を示すブロック図、図4は音声入出力ユニット200におけるマイクアレイに関連する部分の構成を示すブロック図である。スピーカアレイは、図3に示すように、複数のスピーカ201の駆動制御を行うための手段として、音声出力制御部211と、m個の信号処理部212−k(k=1〜m)とを有している。遠隔会議において、会議端末1の設置された会議室の参加者は、音声入出力ユニット200が配置された机の周りに着席する。音声出力制御部211は、会議開催中、信号処理部212−k(k=1〜m)のうちそれらの参加者の人数分の信号処理部を選択し、端末本体100の音声入出力I/F105から供給される音声データをこの選択した各信号処理部に供給する。これらの信号処理部は、音声出力制御部211による制御の下、会議の各参加者の着席位置の手前の焦点位置に収束する音響ビームをスピーカアレイから出力させるための信号処理を行う。さらに詳述すると、個々の信号処理部212−kは、音声出力制御部211から供給される音声データに遅延処理および振幅調整処理を施し、スピーカアレイを構成する複数のスピーカ201に供給する複数の遅延音声データを生成する。その際、信号処理部212−kは、音声出力制御部211から与えられる指向性制御のためのデータに従い、各スピーカ201から出力された音波が焦点位置Fkに同位相で到達し、焦点位置Fkにおいて音圧が局所的に高くなるように、複数の遅延音声データを生成する遅延処理を実行するのである。なお、振幅調整処理は、サイドローブを抑圧するために実行される処理である。
マイクアレイは、図4に示すように、複数のマイクの出力信号の処理を行うための手段として、音声入力制御部221と、m個の信号処理部222−k(k=1〜m)とを有している。音声入力制御部221は、会議開催中、音声出力制御部211と同様、各信号処理部222−k(k=1〜m)の中から会議の参加者の人数分の信号処理部を選択する。この選択された各信号処理部は、音声入力制御部221による制御の下、会議の各参加者の着席位置の手前の収音位置における音声を収音し、その音声データを生成する信号処理を行う。さらに詳述すると、個々の信号処理部222−kは、マイクアレイを構成する複数のマイク202の出力信号に遅延処理および振幅調整処理を施して加算し、音声データを生成する。その際、個々の信号処理部222−kは、各々が受け持っている収音位置Skにおいて発生した音波が各マイク202に到達した場合に各マイク202の出力信号を遅延させた各信号が同相で加算されるように、各マイク202の出力信号に対する遅延処理を行うのである。なお、振幅調整処理は、収音位置Skとは異なる位置の音を誤って収音するのを防止するために実行される処理である。選択された信号処理部により得られた各参加者の音声データは、音声入力制御部221を介して端末本体100に供給される。
スピーカアレイの焦点位置Fkおよびマイクアレイの収音位置Skは、例えば次のような方法により決定される。まず、遠隔会議の開始に先立って、音声出力制御部211は、適当な信号処理部212−kを選択し、予め設定された複数の焦点を順次選択し、各焦点に収束する音響ビームをスピーカアレイに順次出力させる信号処理を行わせる。この間、音声入力制御部221は、この各音響ビームに対する反射音をマイクアレイの各マイク202により収音する。そして、音声入力制御部221は、この各音響ビームに対する反射音の収音結果から音響ビームの伝播経路上の障害物となっている参加者の位置を推定し、推定結果に基づいて焦点位置Fkおよび収音位置Skを決定するのである。なお、参加者の位置の測定精度を高めるため、参加者の人数を操作部102から入力させ、制御部101がこの参加人数を音声入出力ユニット200に伝え、音声入力制御部221では、この参加人数分だけ参加者の位置を推定するようにしてもよい。
以上が本実施形態に係る会議端末1の構成の詳細である。
次に本実施形態の動作を説明する。
会議端末1を使用して遠隔会議を開始するのに先立ち、ユーザは、操作部102を操作し、遠隔会議の参加端末である他の会議端末のアドレスを入力し、さらに終了時刻情報および通知先情報の入力を行う。
図5(a)〜(c)は、この終了時刻情報および通知先情報の入力が行われる際のLCD103の画面遷移を示している。まず、図5(a)に示すようなメニュー画面がLCD103に表示されている状態において、操作部102の操作により「会議終了通知」が選択されると、制御部101は、図5(b)に示す画面をLCD103に表示させ、終了時刻の入力を促す。ユーザが操作部102の操作により終了時刻を入力すると、制御部は、終了時刻情報をメモリ112に書き込み、図5(c)に示す通知先の選択画面をLCD103に表示させ、通知先の選択を促す。
ユーザが操作部102の操作により「全員」を選択した場合、制御部101は、遠隔会議に参加する全員が会議終了通知の通知先として指定されたことを示す通知先情報をメモリ112に書き込む。また、ユーザが操作部102の操作により「特定会議室」を選択した場合、制御部101は、例えば会議室A、会議室Bといった具合に、遠隔会議に用いられる各会議端末の設置場所である会議室の一覧をLCD103に表示させ(図示略)、ユーザにその中の所望の会議室を選択させる。なお、その際に複数の会議室の選択を認めてもよい。そして、ユーザが操作部102の操作により会議室の選択を行うと、制御部101は、その選択された会議室の会議端末を利用する全参加者が会議終了通知の通知先として指定されたことを示す通知先情報をメモリ112に書き込む。ユーザが操作部102の操作により「特定人」を選択した場合にも、制御部101は、同様な画面表示をLCD103に行わせ、ユーザに会議室の選択を行わせる。そして、ユーザが会議室の選択を行うと、制御部101は、その会議室の会議端末を利用する特定人(会議進行役)が会議終了通知の通知先として指定されたことを示す通知先情報をメモリ112に書き込む。
次に遠隔会議の開始の指示が入力されると、制御部101は、通信I/F104を介して、遠隔会議の参加端末である他の会議端末を呼び出し、遠隔会議のためのコネクションを確立する。そして、制御部101は、メモリ112から終了時刻情報および通知先情報を読み出し、通信I/F104を介して、他の会議端末に送信する。また、制御部101は、スピーカアレイおよびマイクアレイの指向性制御のためのデータを音声入出力I/F105を介して音声入出力ユニット200に送る。このようにして会議端末1は、上記コネクションを介した遠隔会議が可能な状態となる。また、終了時刻情報および通知先情報を受信した他の会議端末は、終了時刻情報および通知先情報を記憶するとともに、会議端末1と同様な動作を行い、遠隔会議が可能な状態となる。そして、各会議室の会議参加者は、音声入出力ユニット200を利用して、他の会議室の参加者と音声による遠隔会議を開始する。
その後、会議端末1では、制御部101が、遠隔会議のための各部の制御を行いつつ、時計回路111から出力される時刻データとメモリ112に記憶された終了時刻情報を比較する。そして、両者が一致すると、制御部101は、メモリ112に記憶された通知先情報を参照し、その通知先情報に基づき、会議終了通知の発生のための処理を行う。遠隔会議の参加端末である他の会議端末も同様である。
図6(a)〜(c)は、この会議終了通知の発生の態様を例示するものである。これらの例では、会議室AおよびB間で各会議室の会議端末1を用いた遠隔会議が行われている。図6(a)に示す例では、遠隔会議開始に先立って、会議室Aの会議端末1に対し、通知先として「全員」を指定する通知先情報が入力され、これが会議室Bの会議端末1に送られた。このため、終了時刻情報によって指定された時刻になったとき、会議室Aの会議端末1では、制御部101は、音声発生部110に「終了時刻になりました」なる音声メッセージの音声データを生成させ、これを音声入出力I/F105を介して音声入出力ユニット200に送る。また、制御部101は、通知先情報を音声入出力I/F105を介して音声入出力ユニット200へ送る。音声入出力ユニット200の音声出力制御部211は、通知先情報が示す通知先が「全員」であることから、音声入出力I/F105を介して受け取った音声データを信号処理部212−k(k=1〜m)のうち会議参加者向けの音響ビームの生成に関わっている全ての信号処理部に送る。この結果、音声入出力ユニット200のスピーカアレイにより、会議室A内の全ての参加者に向けて、「終了時刻になりました」なる内容の音響ビームが出力される。会議室B内の会議端末1でも、会議室Aの会議端末1と同様な動作が行われ、「終了時刻になりました」なる内容の音響ビームが全参加者に向けて出力される。
図6(b)に示す例では、遠隔会議開始に先立って、会議室Aの会議端末1に対し、通知先として「会議室Aの全員」を指定する通知先情報が入力され、これが会議室Bの会議端末に送られた。このため、終了時刻情報によって指定された時刻になったとき、会議室Aの会議端末1では、制御部101は、上記の図6(a)の場合と同様の動作が行われ、音声入出力ユニット200のスピーカアレイにより、会議室A内の全ての参加者に向けて、「終了時刻になりました」なる内容の音響ビームが出力される。一方、会議室Bの会議端末1は、会議室Aの会議端末1から受け取った通知先情報が通知先として「会議室Aの全員」を示しているため、終了時刻になっても何もしない。
図6(c)に示す例では、遠隔会議開始に先立って、会議室Aの会議端末1に対し、通知先として「会議室Aの会議進行役」を指定する通知先情報が入力され、これが会議室Bの会議端末に送られた。このため、終了時刻情報によって指定された時刻になったとき、会議室Aの会議端末1では、制御部101は、音声発生部110に発生させた音声データと通知先情報を音声入出力I/F105を介して音声入出力ユニット200に送る。音声入出力ユニット200の音声出力制御部211は、通知先情報が示す通知先が「会議室Aの会議進行役」であることから、音声入出力I/F105を介して受け取った音声データを信号処理部212−k(k=1〜m)のうち会議進行役向けの音響ビームの生成に関わっている信号処理部に送る。この結果、音声入出力ユニット200のスピーカアレイにより、会議室A内の会議進行役のみに「終了時刻になりました」なる内容の音響ビームが出力される。一方、会議室Bの会議端末1は、会議室Aの会議端末1から受け取った通知先情報が通知先として「会議室Aの会議進行役」を示しているため、終了時刻になっても何もしない。
以上のように本実施形態によれば、会議終了通知の通知先を選ぶことができるので、ユーザは、会議のテーマの重要性、会議の参加者、後続の会議予定の有無などの事情を考慮して、適切な通知先を選択し、遠隔会議を行うことができる。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明にはこれ以外にも他の実施形態が考えられる。例えば次の通りである。
(1)同一企業内の遠隔地にある各事業所間で遠隔会議を行うような場合には、それらの各事業所が利用しているグループウェアを利用し、遠隔会議の参加端末である各会議端末に終了時刻情報と通知先情報を取得させるようにしてもよい。この態様において、ユーザは、遠隔会議の開催に先立ち、グループウェアが提供する会議予約システムを起動し、遠隔会議の会議予約を行う。その際に、ユーザは、遠隔会議の終了予定時刻を示す終了時刻情報と会議終了通知の通知先を指定する通知先情報も入力し、会議予約システムでは、各会議端末からアクセス可能な共有エリアに、遠隔会議を特定する情報(例えば会議開催日時と会議の参加端末を特定するアドレスなど)に対応付けて、終了時刻情報および指定先情報を格納する。遠隔会議の開催時、同遠隔会議に参加する各会議端末は、通信I/Fによりこの共有エリアにアクセスし、参加している遠隔会議に対応付けられた終了時刻情報と通知先情報を取得するのである。
(2)上記実施形態では、遠隔会議システムを構成する会議端末に本発明を適用したが、本発明の適用範囲は、このような遠隔会議用の会議端末に限定されるものではない。例えば広い場所において行われる大規模な会議などにおいて、会議の各参加者間の音声の授受を容易にするための会議支援装置として本発明を実施する態様が考えられる。この態様において、各参加者の音声の収音を容易にするためマイクアレイが用いられ、各参加者に他の参加者の音声を容易に伝えるため、スピーカアレイが用いられる。そして、スピーカアレイは、会議終了通知の伝達にも用いられる。この場合において、上記実施形態と同様なスピーカアレイの制御により、会議終了通知の通知先として、全参加者または特定人を選択することができる。
(3)上記実施形態では、遠隔会議の参加者の音声をスピーカアレイにより音響ビーム化し、各参加者に向けて出力するようにしたが、遠隔会議の参加者の音声は、各会議室に設置された指向性の広いスピーカにより全員に伝え、会議の参加者の中の特定人に会議終了通知を伝える場合のみスピーカアレイを使用し、会議終了の音声メッセージの音響ビームをその特定人に向けて出力するようにしてもよい。
(4)上記実施形態では、会議終了通知の通知先としての特定人の位置を固定のものとしたが、例えば「音声入出力ユニット200の前面に対面している参加者の中の右から2番目の参加者」という具合に、通知先である特定人の位置をユーザが指定し、音声出力制御部211がこの指定された位置に会議終了通知の音響ビームが到達するように指向性制御を行うようにしてもよい。
この発明の一実施形態である会議端末の構成を示すブロック図である。 同会議端末の端末本体の構成を示すブロック図である。 同会議端末の音声入出力ユニットにおけるスピーカアレイに関連した部分の構成を示すブロック図である。 同会議端末の音声入出力ユニットにおけるマイクアレイに関連した部分の構成を示すブロック図である。 同実施形態における終了時刻情報および通知先情報の入力時の画面遷移を示す図である。 同実施形態における会議終了通知の発生態様を例示する図である。
符号の説明
1……会議端末、200……音声入出力ユニット、201……スピーカ、202……マイク、100……端末本体、101……制御部、102……操作部、103……LCD、104……通信I/F、105……音声入出力I/F、110……音声発生部、111……時計回路、211……音声出力制御部、212−k(k=1〜m)……信号処理部、221……音声入力制御部、222−k(k=1〜m)……信号処理部。

Claims (6)

  1. 会議参加者間の音声の授受を補助する手段であり、音声出力の指向性の制御が可能な音声出力手段を含む音声入出力手段と、
    会議終了通知の通知先を示す通知先情報を取得する通知先情報取得手段と、
    会議終了通知の予定時刻になったとき、前記通知先情報が示す通知先に会議終了を通知する音声が出力されるように、前記音声出力手段の制御を行う制御手段と
    を具備することを特徴とする会議支援装置。
  2. ネットワークを介して他の会議端末と遠隔会議のための通信を行う会議端末であって、請求項1に記載の会議支援装置を具備することを特徴とする会議端末。
  3. 前記通知条件取得手段は、前記通知先情報として、
    a.遠隔会議に参加する全ての会議端末を利用する全ての会議参加者を指定する第1の通知先情報、
    b.遠隔会議に参加する会議端末のうち特定の会議端末を利用する全ての会議参加者を指定する第2の通知先情報、または
    c.遠隔会議に参加する会議端末のうち特定の会議端末を利用する特定人を指定する第3の通知先情報のいずれかを取得し、
    前記制御手段は、当該会議端末を利用する参加者が前記通知先情報により通知先として指定されている場合に、前記通知先情報が示す通知先に会議終了を通知する音声を前記音声出力手段に出力させることを特徴とする請求項2に記載の会議端末。
  4. 前記通知条件取得手段は、前記会議端末に設けられた操作部の操作に基づいて前記通知先情報を取得する手段を具備することを特徴とする請求項2または3に記載の会議端末。
  5. 前記通知条件取得手段は、遠隔会議の参加端末である他の会議端末からネットワークを介して前記通知先情報を取得する手段を具備することを特徴とする請求項2〜4のいずれか1の請求項に記載の会議端末。
  6. 前記通知条件取得手段は、ネットワーク内の所定の格納場所にアクセスして前記通知先情報を取得することを特徴とする請求項2〜5のいずれか1の請求項に記載の会議支援装置。
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