JP2007060075A - アンテナ回路 - Google Patents

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Kazutoshi Higuchi
和俊 樋口
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Abstract

【課題】 浮遊容量の影響を受け難いアンテナ回路を実現する。
【解決手段】 アンテナ回路100は、例えばフレキシブル基板FB上に矩形状の導電パターンを巻回してアンテナコイルLを形成すると共に、そのアンテナコイルLに並列接続される共振用コンデンサC1を設け、アンテナコイルLを形成する矩形状の導電パターン中の所定箇所に設けた中間タップTP1,TP2を介してICチップ20を接続する構造を有する。中間タップTP1,TP2を介してICチップ20を接続することでアンテナコイルL両端の接地電位に対するインピーダンスをある程度バランスさせ、アンテナコイルLと接地電位にある周囲の構造物との浮遊容量による影響を最小限に抑える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、非接触ICカード等のウェアラブル情報通信機器に用いて好適なアンテナ回路に関する。
近年、電子マネーや電子乗車券等の機能を備えるデータキャリアとして非接触ICカードが実用化されている。リーダ・ライタ装置と電磁結合方式でデータ授受する非接触ICカードは、図6に図示するように、アンテナコイルLおよび共振用コンデンサCを並列接続した並列共振回路のアンテナ回路10を備え、これよりリーダ・ライタ装置からのキャリア電波(磁界)に同調して誘起電圧を発生し、それをICチップ20の電源として供給する。こうした技術については、例えば特許文献1に開示されている。
特開2001−188890号公報
ところで、図6に図示したように、従来のアンテナ回路10では、アンテナコイルLの一端を接地して負荷側のICチップ20と電気的に整合させるが、そのようにすると、接地されていない他端側のインピーダンスが非常に高くなる。その結果、接地電位にある静電シールド等の周囲の構造物との間に生じる浮遊容量の影響によりアンテナ回路10の共振周波数が変化するという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、浮遊容量の影響を受け難いアンテナ回路を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、アンテナコイルおよび共振用コンデンサが並列接続されたアンテナ回路において、前記アンテナコイルに少なくとも2つの中間タップを設け、これら中間タップを介して負荷回路を接続する構成を具備することを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項2に記載の発明では、前記負荷回路の負荷抵抗を等分割し、その各一端同士を接続した中点を接地電位とし、各他端をそれぞれ前記アンテナコイルに設けた2つの中間タップに平衡接続することを特徴とする。
請求項3に記載の発明では、基板上に導電パターンを巻回してアンテナコイルを形成すると共に、そのアンテナコイルに並列接続される共振用コンデンサを設け、当該アンテナコイルを形成する導電パターン中の所定箇所に設けた少なくとも2つの中間タップを介して負荷回路を接続する構造を有することを特徴とする。
上記請求項3に従属する請求項4に記載の発明では、前記アンテナコイルを形成するよう巻回される導電パターン中の所定箇所に設けた第1の中間タップと第2の中間タップとの間のパターン幅を狭くする一方、第1の中間タップから共振用コンデンサを経て第2の中間タップに至る経路のパターン幅を広くすることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、アンテナコイルに設けた少なくとも2つの中間タップを介して負荷回路を接続するので、アンテナコイル両端の接地電位に対するインピーダンスをある程度バランスさせ、アンテナコイルと接地電位にある周囲の構造物との浮遊容量による影響を最小限にすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、負荷回路の負荷抵抗を等分割し、その各一端同士を接続した中点を接地電位とし、各他端をそれぞれアンテナコイルに設けた2つの中間タップに平衡接続する為、アンテナ回路と負荷回路とのマッチングが向上してより浮遊容量の影響を受け難くすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、基板上に導電パターンを巻回してアンテナコイルを形成すると共に、そのアンテナコイルに並列接続される共振用コンデンサを設け、当該アンテナコイルを形成する導電パターン中の所定箇所に設けた少なくとも2つの中間タップを介して負荷回路を接続するので、アンテナコイル両端の接地電位に対するインピーダンスをある程度バランスさせ、アンテナコイルと接地電位にある周囲の構造物との浮遊容量による影響を最小限にすることができる。
請求項4に記載の発明によれば、アンテナコイルを形成するよう巻回される導電パターン中の所定箇所に設けた第1の中間タップと第2の中間タップとの間のパターン幅を狭くする一方、第1の中間タップから共振用コンデンサを経て第2の中間タップに至る経路のパターン幅を広くするので、アンテナコイルを形成する導電パターンの全てを等路幅とした場合に比して導電パターンの占有面積を小さくすることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の一形態によるアンテナ回路100の構成を示す回路図である。この図に示すアンテナ回路100が図6に図示した従来例のアンテナ回路10と相違する点は、アンテナコイルLに2つの中間タップTP1,TP2を設け、この中間タップTP1,TP2を介してICチップ20を接続する構成としたことにある。このような構成によれば、アンテナコイルL両端の接地電位に対するインピーダンスをある程度バランスさせ、アンテナコイルLと接地電位にある周囲の構造物との浮遊容量による影響を最小限にすることができる。
次に、図2〜図3を参照して上記構成によるアンテナ回路100と、図6に図示した従来例のアンテナ回路10との各周波数特性を対比説明する。図2(a)は、図6に図示した従来例のアンテナ回路10の周波数特性をシミュレートする為の等価回路である。図2(b)は図1に図示したアンテナ回路100の周波数特性をシミュレートする為の等価回路である。これら等価回路において、トランスT1は電磁結合するリーダ・ライタ1側のアンテナコイルL1と非接触ICカード2のアンテナコイルL2とに相当する。つまり、トランスT1の1次側コイルがリーダ・ライタ1のアンテナコイルL1に、2次側コイルが非接触ICカード2のアンテナコイルL2にそれぞれ相当する。
リーダ・ライタ1は、13.56MHzのキャリア信号を発生する電源Vin、負荷抵抗R1、トランスT1の1次側コイル(アンテナコイルL1)に並列接続される共振用コンデンサC1および浮遊容量Csから構成される。非接触ICカード2は、トランスT1の2次側コイル(アンテナコイルL2)に接続される負荷抵抗R2(ICチップ20に相当)から構成される。なお、トランスT1を用いてリーダ・ライタ1側のアンテナコイルL1と非接触ICカード2のアンテナコイルL2とを電磁結合させる為、非接触ICカード2側の共振用コンデンサCは省略している。
こうした等価回路を用い、浮遊容量Csを異ならせて非接触ICカード2側の共振特性(負荷抵抗R2に生じる電圧の周波数特性)をシミュレートすると、先ず浮遊容量Csが0.1pF程度の微小容量であれば、図2(a),(b)に図示した各等価回路では共に非接触ICカード2側がほぼ13.56MHzで共振し、浮遊容量Csの影響を受けない。次に、浮遊容量Csを5pFした場合のシミュレート結果を図3に図示する。この図に示すように、図2(a)に図示する等価回路では、共振周波数f0(13.56MHz)から約730KHz低下した共振点f1となるのに対し、図2(b)に図示する等価回路では、共振周波数f0(13.56MHz)から約600KHz低下した共振点f2となる。このことからも、本発明によるアンテナ回路100は浮遊容量Csの影響を受け難いことが判る。
次に、図4を参照して本発明によるアンテナ回路100の概略構造および適用例を説明する。図4(a)は、アンテナ回路100の概略構造を示す平面図である。この図に示すように、アンテナ回路100は、フレキシブル基板FB上に矩形状の導電パターンを巻回してアンテナコイルLを形成すると共に、そのアンテナコイルLに並列接続される共振用コンデンサC1を設け、アンテナコイルLを形成する矩形状の導電パターン中の所定箇所に設けた中間タップTP1,TP2を介してICチップ20を接続する構造を有する。
上記構造において、アンテナコイルLを形成するように巻回される矩形状の導電パターンの内、中間タップTP1、TP2間では電流が相殺されるため、そのパターン幅(もしくは段面積)を狭くし、一方、電流が多く流れるパターン部分、すなわち図4(a)に図示する通り、中間タップTP1から共振用コンデンサC1を経て中間タップTP2に至る経路のパターン幅(もしくは段面積)を広くすれば、アンテナコイルLを形成する導電パターンの全てを等路幅とした場合に比して導電パターンの占有面積を小さくすることができる。
そうした構造のアンテナ回路100は、非接触ICカード2に限らず、例えば非接触ICカード機能を備える携帯電話にも適用可能である。例えば図4(b)に図示するように、携帯電話200の背面側に上記構造のアンテナ回路100を設ける。この場合、図示していないが、アンテナ回路100はバッテリ近傍に配置されることになるが、上述したように、アンテナ回路100は接地電位にある周囲の構造物との間に生じる浮遊容量の影響を受け難く共振周波数の変化を抑えることができる為、好適となる。
以上説明したように、本発明では、アンテナコイルLに2つの中間タップTP1,TP2を設け、この中間タップTP1,TP2を介してICチップ20を接続する構成としたので、アンテナコイルL両端の接地電位に対するインピーダンスをある程度バランスさせ、アンテナコイルLと接地電位にある周囲の構造物との浮遊容量による影響を最小限にして共振周波数の変化を抑えることができる。
なお、上述した実施形態では、負荷回路(ICチップ20)が接地電位に対して不平衡接続されているが、図5に図示するように、負荷回路(ICチップ20)が有する負荷抵抗分をRL1,RL2に等分割し、その中点を接地電位としてアンテナ回路100に平衡接続すれば、アンテナ回路100と負荷回路とのマッチングが向上してより浮遊容量の影響を受け難くなる効果を奏する。
本発明による実施の一形態の構成を示す回路図である。 従来例によるアンテナ回路10の周波数特性をシミュレートする等価回路および本発明によるアンテナ回路100の周波数特性をシミュレートする等価回路を示す回路図である。 アンテナ回路10およびアンテナ回路100の周波数特性を示す図である。 アンテナ回路100の概略構造および適用例を説明するための図である。 変形例を示す回路図である。 従来例のアンテナ回路10の構成を示す回路図である。
符号の説明
10 アンテナ回路
20 非接触ICカード
100 アンテナ回路
L アンテナコイル
C 共振用コンデンサ
TP1,TP2 タップ

Claims (4)

  1. アンテナコイルおよび共振用コンデンサが並列接続されたアンテナ回路において、
    前記アンテナコイルに少なくとも2つの中間タップを設け、これら中間タップを介して負荷回路を接続する構成を具備することを特徴とするアンテナ回路。
  2. 前記負荷回路の負荷抵抗を等分割し、その各一端同士を接続した中点を接地電位とし、各他端をそれぞれ前記アンテナコイルに設けた2つの中間タップに平衡接続することを特徴とする請求項1記載のアンテナ回路。
  3. 基板上に導電パターンを巻回してアンテナコイルを形成すると共に、そのアンテナコイルに並列接続される共振用コンデンサを設け、当該アンテナコイルを形成する導電パターン中の所定箇所に設けた少なくとも2つの中間タップを介して負荷回路を接続する構造を有することを特徴とするアンテナ回路。
  4. 前記アンテナコイルを形成するよう巻回される導電パターン中の所定箇所に設けた第1の中間タップと第2の中間タップとの間のパターン幅を狭くする一方、第1の中間タップから共振用コンデンサを経て第2の中間タップに至る経路のパターン幅を広くすることを特徴とする請求項3に記載のアンテナ回路。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009111977A (ja) * 2007-09-01 2009-05-21 Maquet Gmbh & Co Kg ソース機器と少なくとも1つのターゲット機器との間でエネルギーおよび/またはデータの無線伝送を行う装置および方法
WO2018056101A1 (ja) * 2016-09-26 2018-03-29 株式会社村田製作所 アンテナ装置および電子機器

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