JP2007059500A - 回転式電子部品及びその組立方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転体に対するつまみの取付強度を強くでき、つまみを操作した際のがたつきを防止でき、回転体へのつまみの取付作業が容易な回転式電子部品を提供する。
【解決手段】取付部材30と、回転体60と、回転体60と取付部材30の上部に設置され回転体60と一体に回転するつまみ200と、回転体60と取付部材30の間に設置され回転体60の回転に伴なって電気的出力を変化する電気的機能部(摺動子85等)とを有する。回転体60の両面から一対の回転軸61,63を突出して一方の回転軸61を取付部材30に回動自在に軸支する。回転軸61,63先端に設けた取付部67をそれぞれつまみ200に設けた係合部215にスナップイン係合してつまみ200と回転体60とを一体化する。
【選択図】図1

Description

本発明は、つまみを回転することでその電気的出力を変化する回転式電子部品及びその組立方法に関するものである。
従来回転式電子部品の中には、摺接パターンを設けたフレキシブル回路基板の裏面側に設置した取付台からフレキシブル回路基板を貫通して軸を突出し、この軸に回転体を回転自在に取り付け、回転体に取り付けた摺動子を前記摺接パターンに摺接させることでその電気的出力を変化する構造のものがあった(例えば特許文献1参照)。そしてこの回転体の外周面上部には別途人の指等によって操作されるつまみが取り付けられていた。
しかしながら上記従来の回転式電子部品においては、回転体の外周面上部の一点につまみを取り付けていたので、必ずしもその取付強度は強くなく、つまみが回転体から容易に外れてしまったり、つまみを操作する際に回転体に対してがたついてしまったりする恐れがあった。特につまみを人の指で操作し易いようにするために大型化したような場合は上記問題が顕著になる。
特開2005−19844号公報
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、回転体に対するつまみの取付強度を強くでき、これによってつまみが回転体から外れるのを確実に防止でき、またつまみを操作した際のがたつきを防止でき、つまみの大型化に十分対応でき、さらに回転体へのつまみの取付作業が容易な回転式電子部品及びその組立方法を提供することにある。
本願請求項1に記載の発明は、取付部材と、前記取付部材に対して回転自在に設置される回転体と、前記回転体と取付部材の上部に設置され前記回転体と一体に回転するつまみと、回転体と取付部材の間に設置され回転体の回転に伴なってその電気的出力を変化する電気的機能部と、を有し、前記回転体の両面から一対の回転軸を突出して一方の回転軸を取付部材に回動自在に軸支し、且つこれら一対の回転軸に設けた取付部をそれぞれ前記つまみに設けた一対の係合部に係合することでつまみと回転体とを一体化することを特徴とする回転式電子部品にある。
本願請求項2に記載の発明は、前記つまみは、前記取付部材及び回転体の上部に位置するつまみ本体部と、つまみ本体部の両側部に設けられる一対のつまみ支持部とを具備し、前記つまみ支持部に前記係合部を設け、前記回転体の一対の回転軸の端部に設けた取付部に前記つまみの一対の係合部を前記つまみ支持部を撓ませることでスナップイン係合してつまみと回転体とを一体化することを特徴とする請求項1に記載の回転式電子部品にある。
本願請求項3に記載の発明は、前記取付部は突起であってその先端面を前記つまみから離れる方向に向かって外方に広がるテーパ面とし、一方前記係合部は前記取付部を係合する凹部又は開口であることを特徴とする請求項2に記載の回転式電子部品にある。
本願請求項4に記載の発明は、前記取付部と係合部は、これら取付部と係合部をスナップイン係合していく方向に向かって縦長形状に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の回転式電子部品にある。
本願請求項5に記載の発明は、前記回転体には、この回転体を中立位置に自動復帰させるコイルスプリングを内蔵したことを特徴とする請求項1乃至4の内の何れかに記載の回転式電子部品にある。
本願請求項6に記載の発明は、前記コイルスプリングは、前記回転体の電気的機能部を取り付けた面の裏面側に設けた収納部内に収納され、且つ回転体の収納部を設けた面上に設置される押え部材によって収納部から抜け出ないように押えられ、前記取付部材には前記回転体の外周の外側を通して前記押え部材側に向かって突出して前記押え部材に先端が固定される押え部材固定部が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の回転式電子部品にある。
本願請求項7に記載の発明は、前記押え部材固定部には、前記回転体に設けたストッパ当接面に当接させて回転体の回転範囲を規制するストッパ当接部が設けられていることを特徴とする請求項6に記載の回転式電子部品にある。
本願請求項8に記載の発明は、前記回転体の外周面とこの外周面に対向する前記つまみの面との間に、回転体とつまみの回転方向への力に対して両者間を係止する係止部を設けたことを特徴とする請求項1乃至7の内の何れかに記載の回転式電子部品にある。
本願請求項9に記載の発明は、前記係止部は、回転体の上からつまみを被せるように接近して一体化する際に、係止する凹凸によって形成されていることを特徴とする請求項8に記載の回転式電子部品にある。
本願請求項10に記載の発明は、回転体の両面から突出する一対の回転軸の内の一方の回転軸を取付部材に回動自在に軸支することでこの取付部材に対して回転体を回転自在に設置し、その際同時に回転体と取付部材の間に回転体の回転に伴なってその電気的出力を変化する電気的機能部を設置する工程と、前記取付部材及び回転体の上部に位置するつまみ本体部と、つまみ本体部の両側部に設けられる一対のつまみ支持部とを具備するつまみを用意し、このつまみの前記つまみ支持部に設けた係合部を、前記回転体の一対の回転軸の端部に設けた取付部に、前記つまみ支持部を撓ませることでスナップイン係合してつまみと回転体とを一体化すると同時に、前記回転体の外周面とこの外周面に対向する前記つまみの面との間にそれぞれ設けた係止部を係合させることで回転体とつまみの回転方向への力に対して両者間を係止する工程と、を有することを特徴とする回転式電子部品の組立方法にある。
請求項1に記載の発明によれば、つまみと回転体とを2ヶ所で係合して固定するのでその取付強度が強くなるばかりか、固定位置が回転体の両面側なので力のバランスが良くなり、これらのことからつまみが回転体から外れたり、ぐらついたりする恐れがなくなる。
請求項2,3に記載の発明によれば、つまみをスナップイン係合によって、容易に回転体に取り付けることが可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、取付部と係合部が縦長形状なので、両者の係合が強固になると同時に、取付部に設けるテーパ面を縦長で長い分、緩やかな傾斜にでき、スナップイン係合がより容易に行えるようになる。
請求項5に記載の発明によれば、この回転式電子部品に容易に中立位置自動復帰機構を設けることができる。
請求項6に記載の発明によれば、押え部材の取り付けが容易に行えるようになる。
請求項7に記載の発明によれば、取付部材に設けた押え部材固定部にストッパー機能を兼用させたので、構造の簡素化が図れる。
請求項8に記載の発明によれば、回転体とつまみの回転方向の係止がさらに強固になり、つまみのがたつきを確実に防止でき、確実なつまみと回転体の一体化が図れる。
請求項9に記載の発明によれば、回転体とつまみ間の係止部の係止・一体化が、回転体の上からつまみを被せるように接近するだけで容易に行えるようになる。
請求項10に記載の発明によれば、回転体の一対の回転軸に設けた取付部へのつまみの係合部の係合と、回転体とつまみに設けた係止部同士の係合とが同時に行えるので、その組立作業が容易になる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明を適用してなる回転式電子部品1の側断面図、図2は回転式電子部品1の分解斜視図である。両図に示すように回転式電子部品1は、回路基板(以下この実施形態では「フレキシブル回路基板」という)10を取り付けた取付部材30と、取付部材30に対して回転自在に設置される回転体60と、回転体60に内蔵され回転体60を中立位置に自動復帰させるコイルスプリング90と、回転体60の収納部69に収納したコイルスプリング90の抜けを防止する押え部材100と、回路基板(以下この実施形態では「第2フレキシブル回路基板」という)140を載置した取付台120と、取付部材30を取付台120に取り付ける固定部材150と、回転体60と取付部材30の上部に設置され回転体60と一体に回転するつまみ200と、を具備して構成されている。以下各構成部品について説明する。
図3はフレキシブル回路基板10を取り付けた取付部材30を示す斜視図である。同図に示すようにフレキシブル回路基板10は、機能パターン部11と端子パターン部13とを設けて構成されている。機能パターン部11の表面には円弧状の摺接パターン15が設けられ、端子パターン部13には端子パターン17が設けられ、摺接パターン15と端子パターン17間は接続パターン19によって接続されている。なお摺接パターン15はスイッチパターンであっても良いし、抵抗体パターンであっても良く、さらにそれら以外の機能を有するパターンであっても良い。端子パターン部13の両側辺には下記する固定部材150の取付片153を係合する凹状の係合部21が設けられている。機能パターン部11の中央(回転体60の回転中心軸部分)には下記する回転体60の回転軸61を通す円形の貫通孔23が設けられている。
取付部材30は成形樹脂を略半円板状に成形してなる電子部品取付部31と、電子部品取付部31を略L字状に屈曲することで回転体60から離れる方向(後方)に伸びる圧接接続部35とを一体成形して構成されている。電子部品取付部31は、フレキシブル回路基板10の機能パターン部11の周囲と背面とを囲むように成形されている。電子部品取付部31の上部中央と下部両端には、それぞれ下記する回転体60の外周の外側を通して押え部材100側に向かって棒状に突出する押え部材固定部37,39,41が設けられている。各押え部材固定部37,39,41の先端には熱カシメによって下記する押え部材100を固定する小突起状の固定部43が設けられている。電子部品取付部31の下部両端に設けた押え部材固定部37,41の上面は下記するコイルスプリング90から半径方向外側に向かって引き出される引出部93を当接する引出部当接部37a,41aとなっている。また電子部品取付部31の上部中央に設けた押え部材固定部39の左右両側面は下記する回転体60のストッパ当接面79を当接するストッパ当接部39aとなっている。また電子部品取付部31中央の前記フレキシブル回路基板10の貫通孔23を設けた位置にはこの貫通孔23の内径寸法と同一内径寸法であって下記する回転体60の回転軸61を回転自在に軸支する円形の貫通孔45が設けられている。一方圧接接続部35は平板状であって、その両側辺には下記する固定部材150の取付片153を係合する凹状の取付片挿入部47が設けられている。
回転体60は略円板状の合成樹脂成形品であり、その両面中央から一対の回転軸61,63を突出し、その一方の面(取付部材30側の面)を摺動子取付面65とし、他方の面に収納部69を設けている。両回転軸61,63の先端面には、それぞれ下記するつまみ200の一対の係合部215に係合される取付部67が設けられている。取付部67は回転軸61,63の先端面から上下に帯状(直線状)に伸びる平板状の突起であり、平板状のその突起先端面は、つまみ200から離れる方向に従って外方に広がるテーパ面68となっている。つまり取付部67は下記する係合部215にスナップイン係合していく方向に向かって縦長形状に形成されている。収納部69は回転軸63の周囲を囲むリング形状の凹部によって構成されており、その半径方向外側に向けて一対の切り欠き状の引出部挿通部71を設けている。一対の引出部挿通部71の下側の面はそれぞれ当接部73となっている。摺動子取付面65には図1に示すように下記する摺動子85の取付部87に挿入される小突起状の固定部75が突設されている。
次に回転体60の外周面の上部中央にはこの外周部分を凹状に窪ませて前記取付部材30の押え部材固定部39を挿通する挿通部77が設けられ、挿通部77の左右両内側面をストッパ当接面79としている。回転体60の外周面の前記挿通部77の両側部分、即ち回転体60の外周面の上部中央から左右に等間隔の位置には、それぞれ2本の突起81を円周方向に連続して設けることで突起81の間に凹状の係止部83を設けている。突起81は何れも先端に向けて細くなる爪状に形成され、これによって係止部83は外方に向かってその幅が広くなっていく形状に形成される。
図1に示す摺動子85は弾性金属板を略リング状に形成して構成されており、その上下部分2ヶ所に孔からなる取付部87を設け、またその所定位置に摺接部89を設けている。図2に示すコイルスプリング(以下この実施形態では「ねじりコイルスプリング」という)90は線材をコイル状に巻き回したコイル部91の両端から引出部93を引き出して構成されている。このねじりコイルスプリング90は両引出部93を上方向に移動することでコイル部91の内径が小さくなって絞られる方向になるように巻き回されている。
押え部材100は成形樹脂を略半円形の板状であって、前記回転体60の収納部69を塞ぐ外形寸法に形成されており、その中央には前記回転体60の回転軸63を回動自在に軸支しながら挿入する円形の貫通孔からなる挿入部101が設けられ、またその外周の下部両端と上部中央からは半径方向外側に向けて舌片状に突出する取付部103が設けられ、各取付部103には前記取付部材30に設けた固定部43を挿入する挿入固定部105が設けられている。
つまみ200は合成樹脂の成形品であり、半円筒形状であって前記取付部材30及び回転体60の上部に位置するつまみ本体部201と、つまみ本体部201の両側部から前記取付部材30及び回転体60側に向かう(つまみ本体部201の両側部を覆う)一対のつまみ支持部211とを具備して構成されている。つまみ本体部201の上面中央には長手方向(つまみ200の回転軸方向)に向かって延びる長尺の操作部203が突出して形成され、またその下面(回転体60の外周面に対向する側の面)には、前記回転体60に設けた一対の係止部83にそれぞれ係合する一対の係止部205が設けられている。係止部205は、略三角形状に突出する一本の爪状の突起によって構成され、前記回転体60に設けた凹状の係止部83にぴったり係合する寸法形状に形成されている。言い換えれば両係止部83,205は、回転体60の外周面とこの外周面に対向するつまみ200の面との間を、回転体60とつまみ200の回転方向への力に対して両者間を係止する形状に形成され、更に具体的に言えば、回転体60の上からつまみ200を被せるように接近して一体化する際に、両者が係合する凹凸形状に形成されている。一方つまみ支持部211は平板状(略半円板状)であって、半円筒形状のつまみ本体部201の両側面を塞ぐと共に、その下辺中央から舌片状に突出する取付部213を設け、取付部213の中央上部に縦方向に帯状(直線状)に延びる矩形状の貫通孔からなる係合部215を設け、また一対の取付部213の対向する内側の面の下部に下方向に向かって両面間が広がっていくテーパ面217を設けている。このようにつまみ支持部211に舌片状の取付部213を設けることで、つまみ支持部211がその面に垂直な方向に向かって所定の弾性を有して撓む(撓み易い)構造にするとともに、前記係合部215を前記つまみ支持部211中に設けることで、前記回転体60の一対の回転軸61,63の端部に設けた取付部67に前記つまみ200の一対の係合部215を前記つまみ支持部211を撓ませることでスナップイン係合させてつまみ200と回転体60とを一体化する構造としている。
固定部材150は金属板製であり、前記取付部材30の圧接接続部35の上面をほぼ覆う矩形状の押え部151と、押え部151の両側辺から2本ずつ突出して下方向に屈曲される舌片状の取付片153とを具備して構成されている。各取付片153は前記圧接接続部35の各取付片挿入部47に対向する位置に形成されている。
第2フレキシブル回路基板140は、可撓性を有する合成樹脂フイルム上に3つの端子パターン141を設け、各端子パターン141から引き出した引出パターン143をこの第2フレキシブル回路基板140の引出部145に導出している。第2フレキシブル回路基板140の先端側の一辺には2つの凹状の係合部147が設けられ、また各端子パターン141を形成した部分よりも引出部145を引き出す側の部分にも2つの貫通孔からなる係合部147が設けられている。
取付台120は合成樹脂を略矩形状に成形して構成されており、その前方側は電子部品載置部121、後方側は基板圧接部123となっている。基板圧接部123の略中央には矩形状で凹状の弾発手段収納部125が設けられ、また基板圧接部123の両側辺にはそれぞれ2つずつの凹状の係合部127が設けられている。また弾発手段収納部125内に収納される弾発手段130は弾性金属板製であり、略矩形状の基部131の長手方向の一側辺から3本の弾発片133を突出して上方向に折り曲げ、それぞれの先端に上方向に突出する弾発部135を形成して構成されている。
次に回転式電子部品1の組立方法を説明すると、まず予め回転体60の摺動子取付面65に摺動子85を当接し、その際回転体60に設けた固定部75(図1参照)を摺動子85に設けた取付部87(図1参照)に挿入してその先端を熱カシメすることで固定する。次に回転体60を取付部材30に取り付けたフレキシブル回路基板10の機能パターン部11の表面上に設置し、その際フレキシブル回路基板10及び取付部材30の貫通孔23,45に回転体60の一方の回転軸61を回動自在に挿入する。次に回転体60の収納部69内にねじりコイルスプリング90のコイル部91を収納して両端の引出部93をそれぞれ回転体60の引出部挿通部71に挿入し、当接部73に弾接させ(このとき引出部93の先端は引出部挿通部71からその外方に突出し、取付部材30の引出部当接部37a,41a上に弾接している)、その上(回転体60の収納部69を設けた面上)に押え部材100を設置して被せ、押え部材100の挿入部101に回転体60の回転軸63を挿入して回動自在に軸支し、このとき同時に押え部材100の各挿入固定部105に取付部材30の各固定部43を挿入してその先端を熱カシメして固定する。これによって回転体60の回転軸61,63はそれぞれ回転体60の両側において取付部材30と押え部材100に軸支される。また押え部材100を取り付けることで、取付部材30から回転体60は外れず、且つ回転体60の収納部67からねじりコイルスプリング90が抜け出ない。このとき摺動子85の摺接部89は機能パターン部11の摺接パターン15上に当接している。そして取付部材30と回転体60の上につまみ200を被せるように設置することで、回転体60の一対の回転軸61,63の取付部67をつまみ200に設けた一対の係合部215に係止することでつまみ200と回転体60とを一体化する。つまみ200を回転体60に取り付ける際、図1に示すつまみ200のテーパ面217に取付部67のテーパ面68が当接してつまみ200の両つまみ支持部211(特に取付部213の部分)が広がるように撓みながら、両取付部67が両係合部215にいわゆるスナップイン係合によって容易に係合し、つまみ200が回転体60に一体に固定される。このとき同時に、つまみ200に設けた一対の係止部205が回転体60に設けた一対の係止部83に係合し、両者は回転方向の力に対して係止(固定)される(図4参照)。取付部67と係合部215とは縦長形状なので、両者は回転方向に対して強固に係合されると同時に、取付部67と係合部215とが縦長形状なので、テーパ面68の長さを長くでき、その分テーパ面68の傾斜角度を緩くでき、スナップイン係合がより容易にスムーズに行える。即ちこの実施形態においては、回転体60の両面から突出する一対の回転軸61,63の内の一方の回転軸61を取付部材30に回動自在に軸支することで取付部材30に対して回転体60を回転自在に設置し、その際同時に回転体60と取付部材30の間に回転体60の回転に伴なってその電気的出力を変化する電気的機能部(摺動子85等)を設置する工程と、取付部材30及び回転体60の上部に位置するつまみ本体部201と、つまみ本体部201の両側部に設けられる一対のつまみ支持部211とを具備するつまみ200を用意し、つまみ200のつまみ支持部211に設けた係合部215を、回転体60の一対の回転軸61,63の端部に設けた取付部67に、つまみ支持部211を撓ませることでスナップイン係合してつまみ200と回転体60とを一体化すると同時に、回転体60の外周面とこの外周面に対向するつまみ200の面との間にそれぞれ設けた係止部83,205を係合させることで回転体60とつまみ200の回転方向への力に対して両者間を係止する工程と、を有するので、取付部67への係合部215の係合と、係止部83,205同士の係合とが同時に行え、その組立作業が容易になる。
次に取付台120の弾発手段収納部125内に弾発手段130を収納した上で、その上に端子パターン141を上向きとした第2フレキシブル回路基板140を載置する。次に取付部材30に取り付けたフレキシブル回路基板10の端子パターン部13を図2に示すように取付部材30の圧接接続部35の下面側に折り曲げて、前記第2フレキシブル回路基板140上に載置する。そして前記圧接接続部35の上面に固定部材150の押え部151を載置し、その際固定部材150の取付片153を圧接接続部35の取付片挿入部47と端子パターン部13の係合部21と第2フレキシブル回路基板140の係合部147と取付台120の係合部127とに係合し、取付片153の先端を取付台120の裏面に折り曲げ、これによって取付部材30を取付台120に固定すると同時に、取付台120上に載置した第2フレキシブル回路基板140の各端子パターン141とフレキシブル回路基板10の各端子パターン17とを圧接接続部35の下面と弾発手段130の弾発部135とによって圧接接続する。即ち取付部材30の電子部品取付部31に取り付けたフレキシブル回路基板10と第2フレキシブル回路基板140との挟持を、電子部品取付部31から屈曲して電子部品取付部31の後方の位置にある圧接接続部35で行っている。
図4,図5は以上のようにして組み立てられた回転式電子部品1の動作説明図(但し、押え部材100や取付台120等の記載は省略)である。そして回転体60が中立位置にあるときは、ねじりコイルスプリング90の両引出部93は回転体60の当接部73と取付部材30の引出部当接部37a,41aに弾接している。中立状態で2つのストッパ当接面79がなす角度の約半分の角度の位置に押え部材固定部39の中心が位置している。
そして例えばつまみ200を図4に示す矢印A方向に回転すれば、回転体60及びつまみ200全体が矢印A方向に回転し、摺動子85の摺接部89がフレキシブル回路基板10の摺接パターン15上を摺動してその出力を変化する。その際ねじりコイルスプリング90の左側の引出部93は元の位置に保持されたまま右側の引出部93が当接部73によって押し上げられて図5の状態となる。そしてつまみ200の回動を解除すれば、ねじりコイルスプリング90の弾発復帰力によって回転体60は元の図4の状態に自動復帰する。なお回転体60の回転角度は回転体60のストッパ当接面79に取付部材60のストッパ当接部39aが当接することで規制される。
上記図1に示す回転式電子部品1において、つまみ200は回転体60に対して比較的大きな寸法を有している。このためもし従来のように回転体60の外周面上部の一点につまみ200を取り付けると、その取付強度が弱く、回転体60から容易につまみ200が外れたり、またつまみ200がぐらついたりする恐れがある。これに対して本願の回転式電子部品1は、回転体60の両面から突出する一対の回転軸61,63に設けた取付部67をそれぞれつまみ200に設けた一対の係合部215に係合することでつまみ200と回転体60とを一体化するので、つまみ200と回転体60の固定部分が2ヶ所となるばかりか、固定位置が回転軸61,63両側の力のバランスの良い部分となるので、その取付強度が強くなり、回転体60からつまみ200が外れたり、つまみ200がぐらついたりする恐れがなくなる。特にこの実施形態においては、回転体60の両側の2つの回転軸61,63がそれぞれ取付部材30と押え部材100に軸支されているので、回転体30の軸支が確実で、ぐらつき等は生じない。さらにこの実施形態においては、つまみ200に設けた一対の係止部205が回転体60に設けた一対の係止部83に係止され、両者は回転方向の力に対して固定されるので、つまみ200はこれを回転する際に回転体60の回転軸61,63部分のみでなく回転体60の外周部分においても固定され、つまみ200の回転時のがたつきを防止でき、確実なつまみ200と回転体60の一体化が図れる。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載のない何れの形状・構造・材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。上記実施形態ではフレキシブル回路基板10に設けた摺接パターン15とこれに摺接する摺動子85とによって電気的機能部を構成したが、電気的機能部は他の各種構成であっても良い。要は回転体60と取付部材30の間に設置され回転体60の回転に伴なってその電気的出力が変化する電気的機能部であればどのような構成であっても良い。なお上記実施形態において用いた第2フレキシブル回路基板140と取付台120と固定部材150とは必ずしも必要なく、省略してもよい。要は本発明にかかる回転式電子部品は、取付部材と、取付部材に対して回転自在に設置される回転体と、回転体と取付部材の上部に設置され前記回転体と一体に回転するつまみと、回転体と取付部材の間に設置され回転体の回転に伴なってその電気的出力を変化する電気的機能部と、を有するものであればよい。また係止部83,205の形状が上記実施形態に限定されないことは言うまでもなく、要は回転体60の外周面とこの外周面に対向するつまみ200の面との間をその回転方向への力に対して係止する形状であればどのような形状であっても良い。なお上記実施形態によれば、回転体60の取付部67とつまみ200の係合部215とによって回転体60とつまみ200とを係合すると同時に、回転体60の係止部83とつまみ200の係止部205とによって回転体60とつまみ200とを係止したので、回転体60とつまみ200の一体化が確実に図られるが、場合によっては取付部67と係合部215とによる係合、または係止部83と係止部205による係止の何れか一方のみを単独で回転式電子部品に適用してもよい。また上記実施形態においては、回転体60へのつまみ200の係合を、回転軸61,63に設けた取付部67をつまみ200に設けた係合部215にスナップイン係合することによって行ったが、スナップインによらないで取付部67を係合部215に係合(固定)しても良い(例えば係合部215に挿入してその反対側から突出した取付部67先端を熱カシメすることによって係合しても良い)。要は一対の回転軸に設けた取付部をそれぞれつまみに設けた一対の係合部に係合することでつまみと回転体とを一体化するものであればどのような係合手段であっても良い。
回転式電子部品1の側断面図である。 回転式電子部品1の分解斜視図である。 フレキシブル回路基板10を取り付けた取付部材30を示す斜視図である。 回転式電子部品1の動作説明図である。 回転式電子部品1の動作説明図である。
符号の説明
1 回転式電子部品
10 フレキシブル回路基板(回路基板)
15 摺接パターン(電気的機能部)
30 取付部材
37,39,41 押え部材固定部
37a,41a 引出部当接部
60 回転体
61,63 回転軸
67 取付部
69 収納部
81 突起
83 係止部
85 摺動子(電気的機能部)
90 コイルスプリング
91 コイル部
93 引出部
100 押え部材
120 取付台
140 第2フレキシブル回路基板(回路基板)
150 固定部材
200 つまみ
201 つまみ本体部
205 係止部
211 つまみ支持部
215 係合部

Claims (10)

  1. 取付部材と、
    前記取付部材に対して回転自在に設置される回転体と、
    前記回転体と取付部材の上部に設置され前記回転体と一体に回転するつまみと、
    回転体と取付部材の間に設置され回転体の回転に伴なってその電気的出力を変化する電気的機能部と、を有し、
    前記回転体の両面から一対の回転軸を突出して一方の回転軸を取付部材に回動自在に軸支し、且つこれら一対の回転軸に設けた取付部をそれぞれ前記つまみに設けた一対の係合部に係合することでつまみと回転体とを一体化することを特徴とする回転式電子部品。
  2. 前記つまみは、前記取付部材及び回転体の上部に位置するつまみ本体部と、つまみ本体部の両側部に設けられる一対のつまみ支持部とを具備し、前記つまみ支持部に前記係合部を設け、前記回転体の一対の回転軸の端部に設けた取付部に前記つまみの一対の係合部を前記つまみ支持部を撓ませることでスナップイン係合してつまみと回転体とを一体化することを特徴とする請求項1に記載の回転式電子部品。
  3. 前記取付部は突起であってその先端面を前記つまみから離れる方向に向かって外方に広がるテーパ面とし、一方前記係合部は前記取付部を係合する凹部又は開口であることを特徴とする請求項2に記載の回転式電子部品。
  4. 前記取付部と係合部は、これら取付部と係合部をスナップイン係合していく方向に向かって縦長形状に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の回転式電子部品。
  5. 前記回転体には、この回転体を中立位置に自動復帰させるコイルスプリングを内蔵したことを特徴とする請求項1乃至4の内の何れかに記載の回転式電子部品。
  6. 前記コイルスプリングは、前記回転体の電気的機能部を取り付けた面の裏面側に設けた収納部内に収納され、且つ回転体の収納部を設けた面上に設置される押え部材によって収納部から抜け出ないように押えられ、
    前記取付部材には前記回転体の外周の外側を通して前記押え部材側に向かって突出して前記押え部材に先端が固定される押え部材固定部が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の回転式電子部品。
  7. 前記押え部材固定部には、前記回転体に設けたストッパ当接面に当接させて回転体の回転範囲を規制するストッパ当接部が設けられていることを特徴とする請求項6に記載の回転式電子部品。
  8. 前記回転体の外周面とこの外周面に対向する前記つまみの面との間に、回転体とつまみの回転方向への力に対して両者間を係止する係止部を設けたことを特徴とする請求項1乃至7の内の何れかに記載の回転式電子部品。
  9. 前記係止部は、回転体の上からつまみを被せるように接近して一体化する際に、係止する凹凸によって形成されていることを特徴とする請求項8に記載の回転式電子部品。
  10. 回転体の両面から突出する一対の回転軸の内の一方の回転軸を取付部材に回動自在に軸支することでこの取付部材に対して回転体を回転自在に設置し、その際同時に回転体と取付部材の間に回転体の回転に伴なってその電気的出力を変化する電気的機能部を設置する工程と、
    前記取付部材及び回転体の上部に位置するつまみ本体部と、つまみ本体部の両側部に設けられる一対のつまみ支持部とを具備するつまみを用意し、このつまみの前記つまみ支持部に設けた係合部を、前記回転体の一対の回転軸の端部に設けた取付部に、前記つまみ支持部を撓ませることでスナップイン係合してつまみと回転体とを一体化すると同時に、前記回転体の外周面とこの外周面に対向する前記つまみの面との間にそれぞれ設けた係止部を係合させることで回転体とつまみの回転方向への力に対して両者間を係止する工程と、
    を有することを特徴とする回転式電子部品の組立方法。
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