JP2007058418A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
通信開始タイミングにマージンを持たすことなく、各RFIDメディアの通信可能範囲のバラツキを考慮してRFIDタグとの通信を最も早く開始することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
RFIDタグ通信可能範囲検索手段を有し、RFIDタグ通信可能範囲検索開始位置が所定のRFIDタグ通信可能範囲外であっても、RFIDタグの通信可能範囲の検索を行い、連続ラベル紙の搬送中に各々のRFIDタグの通信可能範囲に到達した時点で即座に通信を開始するようにした。
【選択図】 図10

Description

本発明は無線通信機能を備えたRFIDタグを内蔵する記録媒体への画像記録と、RFIDタグが有する記憶素子に情報を書き込み可能な記録装置に関する。
近年、半導体技術及び電子通信技術の発達により、非接触で情報を送受信可能なRFID(Radio Frequency IDentification)と呼ばれる自動認識システムが開発されている。
このRFIDシステムは、電子回路を搭載し情報を保持するRFIDタグとRFIDタグをコントロールするRFIDリーダ/ライタとから構成される。
このRFIDシステムの特徴や利点として、データの新規書込み及び追記、複数のRFIDタグとの同時通信が可能であり、通信時には障害物等の影響を受けにくいことなどが挙げられる。これらはバーコードや二次元バーコードなどによる自動認識システムには無い機能を持っている。その利便性から、これまでバーコードや二次元バーコードでは自動化が困難であった分野だけではなく、従来の自動認識システムで自動化が行われていた、物流・流通分野においても注目されている。
さて、カードやラベルなどの媒体に搭載し、RFIDシステムで使用するRFIDタグは、媒体表面への記録とRFIDタグへの情報の書き込みを行なう必要があるが、近年は、これらの作業を別々の装置で分担するのではなく、記録装置にRFIDタグの記録機能を搭載し、媒体表面への記録とRFIDタグに情報を記録することとを一括して行なうRFIDタグ記録機能付き記録装置を使用する。
RFIDタグにはアンテナのサイズの違いや、使用されているICチップの違いなどにより多数の種類が存在し、その種類によって最大容量、通信可能範囲が異なる。
従来のRFIDタグ記録機能付き記録装置は、複数のタイプのRFIDタグに対応しているのが一般的であり、RFIDタグの種類により異なる通信条件に対応するために、RFIDタグに情報を記録する場合はRFIDリーダ/ライタ側のRFIDアンテナの下に記録媒体に取付けられたRFIDタグを移動させた後、記録媒体の搬送を停止し情報の書き込みを行なっている。
しかしながら従来の記録装置の中には搬送を停止することなく記録を行なうことが可能な記録装置も存在し、このような装置においてRFIDタグへの情報書き込みのために搬送を停止してしまうと、スループットが低下するという問題があった。
特に、複数のフルラインヘッドを持つカラー記録装置は、そのフルラインヘッドを記録媒体の搬送方向に複数並べて配置するという構成をとっているため、使用する記録媒体のサイズによっては複数枚の記録媒体に平行的に記録を行いスループットの向上を図っている。しかしながら、このような構成の装置でも、RFIDタグに情報を書き込むためにRFIDタグの通信位置で記録媒体の搬送を停止してしまうと、RFIDタグへ書き込みが終了し、再び搬送を行なうまで次の記録媒体を給紙することができなくなり、スループットが低下してしまうと言う問題があった。特に記録媒体が連続するラベル紙に記録を行なう場合は、一枚を記録するごとに記録媒体を戻す動作が必要となるためスループットが著しく低下してしまう。
このような問題を解決するために、記録媒体の搬送を停止せずにそれを搬送させた状態のまま、RFIDタグへの書き込みを行なうことでスループットの低下を防ぐ方法も提案されている。
(例えば、特許文献1)
しかし、このような記録方法を使用してスループットの低下を防いだ場合、RFIDタグとの通信時間に制限が発生してしまうことになる。
特開2003−140548公報
この通信時間の制限は、使用するRFIDタグの種類、カードやラベルの搬送速度、通信を開始するタイミングなどの設定で決定されるが、ここで特に重要になるのが通信の開始タイミングで、通信開始タイミングの設定によりRFIDタグの本来持っている通信性能を充分に引き出せるかが決まる。
通信開始タイミングは、カードやラベルが搬送され、内蔵されているRFIDタグが通信可能になるタイミングと同時に通信を開始するように設定することで、通信可能時間は最大になり、RFIDタグの通信性能を生かすことが出来る。
しかし、RFIDタグは同じ種類のタグであっても通信性能に誤差があり、すべてのRFIDタグが完全に同じ通信可能範囲とはならない。特に、カードやラベルに内蔵されたRFIDタグは、取り付け位置の誤差などによっても通信可能範囲が変わってしまう。この通信範囲の誤差のため、通信開始タイミングにマージンを持たせる必要があるため、RFIDタグ本来の通信可能範囲を最大限に利用することが困難である。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、用紙搬送動作を停止することなく表面への連続的な印刷と平行してRFIDタグへの情報書き込みを行なう印刷装置において、通信開始タイミングにマージンを持たすことなく、RFIDタグとの通信を最も早い位置から開始することが可能な記録装置を提供することを目的としている。
以上に鑑みて本発明は為されたものであり、上記の問題を解決するため、本発明の記録装置は下記の各手段を実施した。
即ち本発明の記録装置はRFIDタグを内蔵した複数の連続ラベル紙の表面に画像を記録する記録手段と、前記連続ラベル紙を搬送する搬送手段と、
前記RFIDタグへの情報書き込み手段、
さらに、前記RFIDタグとの通信開始可能な位置を検索する通信開始位置検索手段を具えたことを特徴とする。
又、本発明の記録装置の前記通信開始位置検索手段は前記RFIDタグからのデータ読み出し結果により、通信可能と判別することを特徴とする。
又、本発明の記録装置の前記通信開始位置検索手段は前記RFIDタグへのデータ書き込み結果により、通信可能と判別することを特徴とする。
又、本発明の記録装置の前記通信開始位置検索手段は前記RFIDタグへの書き込み禁止情報の書き込み結果により、通信可能と判別することを特徴とする。
又、本発明の記録装置の前記通信開始位置検索手段による検索開始位置は当該ラベルの先端部であることを特徴とする。
又、本発明の記録装置の前記通信開始位置検索手段による検索開始位置を設定する検索開始位置設定手段をさらに有することを特徴とする。
又、本発明の記録装置の前記検索開始位置設定手段は、前記通信開始位置検索手段により判別された前記通信開始位置の履歴に基づき前記検索開始位置を設定することを特徴とする。
又、本発明の記録装置は、前記通信開始位置検索手段によって所定区間、通信可能と判別出来ない場合、エラー情報を出力するエラー出力手段を有することを特徴とする。
以上説明したように本発明によれば、各RFIDメディアの通信範囲の誤差を吸収しRFIDタグとの通信を最適な位置で開始することができ、RFIDタグの通信性能を有効に引き出すことができる。
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施形態について、さらに具体的かつ詳細に説明する。
なお、以下に説明する実施形態では、インクジェット方式に従うフルライン記録ヘッドを用いた記録装置を用いたプリントシステムを例に挙げて説明する。
なお、この明細書において、「記録」(「プリント」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行なう場合も表すものとする。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
さらに、「インク」(「液体」と言う場合もある)とは、上記「記録(プリント)」の定義と同様広く解釈されるべきもので、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体を表すものとする。
またさらに、「ノズル」とは、特にことわらない限り吐出口ないしこれに連通する液路およびインク吐出に利用されるエネルギーを発生する素子を総括していうものとする。
(第1の実施例)
図1は本発明の代表的な実施例である、インクジェット方式に従うフルライン記録ヘッドを用いたカラー記録装置(以下、記録装置という)とホストコンピュータ(以下、ホストという)とを使用した記録システムの構成図である。図1に示すように、記録装置101とホスト100とは、プリンタケーブル107で接続され、ホスト100で処理された各種データを記録装置101で記録されるように構成されている。
記録装置101は、後述のフルライン記録ヘッド(以下、記録ヘッドという)やRFID用通信アンテナ部、及び搬送部を開閉するための上部カバー103と、記録ヘッドに供給される記録剤としてのインクを貯蓄するタンク部を開閉するための前カバー104と、 記録媒体を記録部108に給送する給紙部102と、記録部108から搬送される記録媒体をカットするカッタ部109から外郭が構成されている。
さらに、図1において、105は記録装置の電源スイッチ、106は記録装置100に操作環境の設定を行なうための入力キーや記録装置のエラー発生状況をユーザに知らせる表示手段とを備えた操作パネルである。操作パネルは、LED110、LCD111、ボタン112から構成される。
図2は記録装置101が記録媒体として使用するRFIDタグ内蔵連続ラベル紙200の模式図である。
図2に示すRFIDタグ内蔵連続ラベル紙200は、裏面が粘着加工されたラベル201とそのラベルを連続紙として固定するための台紙(セパレータ)206とRFIDタグ205から成っている。RFIDタグ205は電子情報を記憶するための不揮発性メモリを搭載したICチップ203とループアンテナ202から構成され、紙、もしくはPET樹脂のフィルム204により覆われている。
RFIDタグ内蔵ラベル201は電源を持たず、記録装置101に配設する後述のRFID用通信アンテナから送信され、ループアンテナ202にて受信される微小な高周波受信電力を利用して内部電源を創生し、ICチップ203に電子情報の読み書きを行なうことが可能である。
図3は、図1に示した記録装置101の概略構成を示す断面図であり、図4は図1に示した記録装置101が用いる記録ヘッド及びRFID用通信アンテナ303の配置を模式的に説明する斜視図である。
記録装置101には最大6色の異なるインクを用いて記録することができるように6つのフルライン記録ヘッドが備えられており、図3及び図4に示されているように、記録媒体の搬送方向の上流方向から順に、ブラックインクを吐出する記録ヘッド306Bk、シアンインクを吐出する記録ヘッド306C、淡シアンインクを吐出する記録ヘッド306LC、マゼンタインクを吐出する記録ヘッド306M、淡マゼンタインクを吐出する記録ヘッド306LM、及びイエロインクを吐出する記録ヘッド306Yが備えられている。
なお、これら6つの記録ヘッドを総称して言及するときには参照番号305を用いるものとする。さらに、記録ヘッド305の上流側にRFID用通信アンテナ303が設けられる。
さて、図3に示すように、記録ヘッド305の下側に位置する搬送部302では、給紙部102にセットされたRFIDタグ内蔵ラベル200が後述する給送方法で記録ヘッド305による記録位置に向けて搬送されると、TOFセンサ304によりその位置が管理され、RFID用通信アンテナ303の通信位置に搬送されると、RFID用通信アンテナ303を介して内蔵されたRFIDタグ205に電子情報の書き込みが開始される。
さらに、RFIDタグ内蔵ラベル200が搬送され、続いて、その記録位置に達すると6つの記録ヘッド306Bk、306C、306LC、306M、306LM、306Yによってインクが吐出され、RFIDタグ内蔵ラベル200上に画像が記録され、最終的にカッタ部109に搬出されるように構成されている。カッタ部ではホストから設定されている動作設定により記録済みのRFID内蔵ラベルのカットを行なう。
搬送部302の下には、各記録ヘッド306Bk、306C、306LC、306M、306LM、306Yに供給される専用のインクを貯蓄するタンク部301が着脱自在に固定されている。
図5は記録装置101の制御部の電気的な構成を示すブロック図である。
図5において、601は記録装置全体を制御するメインコントローラであり、CPU601aを内蔵し、後述する入力データを記憶するための記憶制御機能、データ制御機能、及び、記録動作に必要な種々の設定のための設定制御機能などを有する。メインコントローラ601はインタフェース(不図示)を介してホスト100に接続され、互いに信号の授受を行なうことができる。また、602はメインコントローラ601に接続され、制御プログラムなどを格納するROMであり、それらのプログラムに従いメインコントローラ601はRAM612を作業領域として使用して動作する。
また、RAM612にはホスト100から転送されRFIDタグ205に書き込むデータが一時的に格納され、メインコントローラ601に接続されたRFID通信回路609がRFID用通信アンテナ303を通して、RAM612に格納されたデータをRFIDタグに書き込む。
606はホスト100から送信されてきた画像データを格納するイメージバッファメモリであり、606Bkはブラック成分の画像データを一時的に格納するブラックイメージバッファ、同様に606C、606LC、606M、606LM、606Yはシアン成分、マゼンタ成分、淡マゼンタ成分、シアン成分、淡シアン成分、イエロ成分の画像データを一時的に格納するイメージバッファメモリである。
603は記録ヘッド306Bk、306C、306LC、306M、306LM、306Yに内蔵される発熱体(不図示)を駆動させるヘッド駆動回路であり、メインコントローラ601に接続されたドライバコントローラ607が、イメージバッファメモリ606に格納された各色成分のビットマップ形式で記録された画像データに従ってヘッド駆動回路603を制御することで画像を記録する。
604Dは搬送部302に設けられたフィードモータ604を駆動するモータドライバ、600は給紙部102のロールユニットを駆動させるモータ605を駆動する駆動回路、613はカッタ部を駆動させるモータ608を駆動する駆動回路であり、いずれもメインコントローラ601によって制御される。
また、611は前述したTOFセンサ304を含む種々のセンサを総称したセンサ回路である。
図6はホストから送信される種々の制御コマンドの構造を示した図である。
図6に示すように、全てのコマンドは、そのコマンドの先頭にコマンドの種類を識別する識別コードが配置され、その識別コードに続いて、そのコマンドに関する付帯的な指示を設定するオペランドが続く。なお、コマンドの種類によっては、オペランドがなく、識別コードのみで構成される場合もある。
制御コマンドとしては、記録媒体、例えば、連続ラベル紙のサイズ等を設定する用紙設定コマンド501、記録データの基準となる設定が存在するフォーマットコマンド502、記録装置本体の動作設定をする記録装置動作設定コマンド512、文字、イメージ、RFID夫々の詳細情報を設定するデータコマンド503、504、505、記録データの終了を示しジョブの開始を指示するジョブ開始コマンド510などがある。
それらのコマンドは記録コマンド転送例511に示されるようなコマンド列としてホスト100から記録装置101に出力される。
なお、RFIDタグ205のICチップ203の種類は用紙設定コマンド501のICチップタイプオペランド506に、RFIDタグサイズはRFIDタグ取り付け位置オペランド507に設定される。また、記録装置の給紙モードは記録装置動作設定コマンド502の給紙モードオペランド513に、記録装置の搬送速度は搬送速度オペランド514に、記録装置のRFIDタグ通信開始位置の設定はRFIDタグ通信開始位置オペランド515に設定される。RFIDタグ通信開始位置オペランドは、RFIDメディアを検出してから、RFIDタグとの通信を開始するまでの搬送距離を設定するオペランドとなる。ICチップ203への書き込みデータ量はRFIDデータコマンド505のデータ長オペランド508に設定され、書き込みデータはデータオペランド509に設定される。
次に以上の構成の記録システムにおける記録媒体への印刷及びRFIDタグへの通信処理について、図7〜図8を参照して説明する。
図7aはRFIDタグとの通信時に通信エラーが無い場合の記録処理の遷移を示す図であり、図7bはRFIDタグ通信エラーが発生した際の図、図7cはRFIDタグ通信エラーが発生したRFIDラベルを排出した図、図7dはRFIDタグ通信エラーがユーザに解除され記録を再開した際の図である。
図8は上記構成の記録システムにおける記録処理を説明するフローチャートである。なお、この記録処理は、記録装置101の処理部であるCPU601aが、例えば、ROM602に格納されたアプリケーションソフトを実行することにより実現する。
以下、図8に示すフローチャートに沿って説明する。
記録枚数や用紙サイズ、RFIDタグ通信開始位置、ICチップ203の種類などの各種パラメータと記録画像情報、及びICチップ203に記録させる情報は、記録を指示するコマンドと共にホスト100から記録装置101に送信される。
さて、このアプリケーションが起動されると、ステップS801において、ホストから送信される情報を受信し、記録画像情報はイメージバッファメモリ606Bk〜606Yに、その他、上述の電子情報はRAM612に記憶する。
記録画像情報や電子情報には夫々、情報の属性を示す付帯情報が加えられており、ステップS801での受信した後、ステップS802では電子情報の有無を判断する。ここでは、RFIDデータコマンドの有無を判断する。
ここで、RFIDデータコマンドがある、即ち、ICチップ203に記録する情報が存在すると判断された場合は、処理はステップS803に進み、記録媒体の搬送を開始する。搬送開始後、記録媒体がRFID用通信アンテナ303の通信可能範囲701に搬送されると、ステップS804にて、RFID用通信アンテナ303を介して内蔵されたRFIDタグ205に電子情報の書き込みが開始される。さらに続いて、記録媒体が搬送され、記録位置(各記録ヘッドの直下)に達すると、RFIDタグ205への書き込みと平行して、各記録ヘッド306Bk、306C、306LC、306M、306LM、306Yによってインクが吐出され、RFIDタグ内蔵ラベル201上に画像が記録される。
RFID205タグへの電子情報の書き込み終了後、処理はステップS805において、書き込みが正常に終了したかどうかを調べる。ここで、その書き込みが正常終了したと判断され、次の記録媒体への記録データが存在する場合は、図7aに示すように次の記録媒体への記録を開始し、上述した処理を平行して実行する。そして、RFIDタグ内蔵カード201の表面への記録終了後、ステップS812で記録媒体をカッタ部109に搬出する。
これに対して、ステップS805での判断において、いくつかの記録媒体への電子情報の書き込みは成功した後、RFIDタグ205への電子情報の書き込みが正常に終了しなかったと判断された場合は、処理はステップS806に進み、図7bに示すようにエラーの発生した記録媒体への記録を中止する。さらにステップS807に進み操作パネル106内のLCD111にRFIDタグ書込みエラーである旨のメッセージを表示し、ユーザにエラーが発生したことを通知する。そして、ステップS808において、図7cに示すように搬送部302にあるRFIDタグ通信エラーの発生した記録媒体をカッタ部109に排出し、その後、ステップS809で記録媒体の搬送を停止しユーザがエラーを解除するまで待機する。
ユーザがエラーを解除した後は、図7dに示すようにエラー発生時の記録データから記録を再開する。
なお、以上説明した記録処理はすべての記録データがなくなるまで繰り返される。
次に、以上の構成の記録システムにおけるRFIDタグへの通信処理の詳細について図9〜図10を参照して説明する。
図9は搬送中におけるRFIDタグ205との通信開始位置901とRFID用通信アンテナ303に対するRFIDタグの通信可能範囲902の図である。RFIDタグ205には通信可能範囲のバラツキが存在し、その例として、通信開始位置901に到達した時点でRFID通信用アンテナ303との通信可能範囲になるRFIDラベル903Aと、通信開始位置901に到達しても通信可能範囲902に届いていないRFIDラベル903Bとを図示している。
これらへの書き込み処理に関して図10に示すフローチャートに沿って説明する。
ステップS1000でRFIDデータコマンドを受信した場合は、RFIDタグとの通信を行なうため、ステップS1001で、RFIDタグ内蔵ラベル紙201が通信開始位置901まで到達したかを確認する。
通信開始位置901まで到達したと判断された場合はステップS1002へ進み、RFIDタグ205に記憶されているRFID固有情報であるユニークIDの読み込みを行なう。RFIDラベル903Aのように、通信開始位置に到達した時点で、既に通信可能範囲に届いている場合は、ユニークIDを読み込むことが出来るため、この時点で、通信可能範囲に到達していると判断し、ステップS1003へ進む。
一方、RFIDラベル903Bのように、通信開始位置に到達してもまだ、通信可能範囲に届いていない場合は、RFIDタグのユニークIDを取得できないため、まだ通信可能範囲に届いていないと判断し、ステップS1008へ進み、通信可能範囲の確認を継続する。
ステップS1008では、通信可能範囲の確認処理が何回行われたかを確認し規定回数に達していたら、ステップS1010に進みRFIDタグへの書き込みが失敗したとして、RFIDタグとの通信処理を終了する。
ステップS1008でまだ規定回数に達していない場合は、ステップS1009に進み、RFIDタグ内蔵ラベル紙の用紙後端を検知したかを確認し、検知していた場合は、ステップS1010に進みRFIDタグへの書き込みが失敗したとして、RFIDタグとの通信処理を終了する。ステップS1009で用紙後端を検知していない場合は、ステップS1002に戻り、ユニークIDの読み込みを再び行なう。ステップS1002でユニークIDを取得できた場合は、通信可能範囲に到達していると判断し、ステップS1003へ進む。ステップS1003ではホストから受信したRFIDデータコマンドの中にRFIDタグへ書き込みを行なうデータが存在するかを判定し、書き込みを行なうデータが存在する場合はステップS1004へ進みRFIDタグに対してデータの書き込みを行なう。
ステップS1004でRFIDタグへのデータ書き込みが正常に終了したと判断した場合はステップS1005へ進みホストから受信したRFIDデータコマンドの中にRFIDタグへ上書き禁止を行なうコマンドが存在するかを判定し、上書き禁止を行なうコマンドが存在する場合はステップS1006へ進みRFIDタグに対して上書き禁止の処理を行なう。
ステップS1006でRFIDタグへの上書き禁止処理が正常に終了したと判断した場合はステップS1007へ進み、RFIDタグとの通信処理を終了する。
また、ステップS1003でホストから受信したRFIDデータコマンドの中にRFIDタグへ書き込みを行なうデータが存在しないと判断された場合は、RFIDタグへの書き込み処理を行なわずステップS1005へ進む。同様にステップS1005でホストから受信したRFIDデータコマンドの中にRFIDタグへ上書き禁止の命令が存在しないと判断された場合は、RFIDタグへの上書き禁止処理を行なわずステップS1007へ進む。
また、ステップS1004でRFIDタグへのデータ書き込みが失敗したと判断した場合にはステップS1010に進み、RFIDタグとの通信処理を終了する。同様に、ステップS1006でRFIDタグへの上書き禁止処理が失敗したと判断した場合にはステップS1010に進み、RFIDタグとの通信処理を終了する。
(第2の実施例)
前述の実施例では、RFIDタグとの通信範囲の検出にRFIDタグに記録されているRFID固有情報であるユニークIDの読込みを繰返し行なうことで本発明を実現していたが、RFIDタグへの書き込みデータが存在する場合は、その書き込みデータを利用してRFIDタグとの通信範囲を検出することも可能となる。
以下、本実施例のRFIDタグへの通信処理の詳細について図11に示すフローチャートを参照して説明する。
ステップS1100でRFIDデータコマンドを受信した場合は、RFIDタグとの通信を行なうため、ステップS1101で、RFIDタグ内蔵ラベル201が通信開始位置901に到達したかを確認する。
到達したと判断された場合はステップS1102へ進み、ホストから受信したRFIDデータコマンドの中にRFIDタグへ書き込みを行なうデータが存在するかを判定し、書き込みを行なうデータが存在する場合はステップS1103へ進みRFIDタグに対してデータの書き込みを行なう。
このデータ書き込み時、RFIDラベル903Aのように、既に通信可能範囲に届いている場合は、RFIDタグへデータを書き込むことが出来るため、この時点で、通信可能範囲に到達していると判断し、ステップS1104へ進む。
一方、RFIDラベル903Bのように、通信開始位置に到達してもまだ、通信可能範囲に届いていない場合は、RFIDタグへデータの書き込みができないため、まだ通信可能範囲に到達していないと判断し、ステップS1107へ進み、RFIDタグの通信可能範囲の確認を続ける。ステップS1107では、通信可能範囲の確認処理が何回行われたかを確認し、規定回数に達していたら、ステップS1109に進みRFIDタグへの書き込みが失敗したとして、通信処理を終了する。
ステップS1107でまだ規定回数に達していない場合は、ステップS1108に進み、RFIDタグ内蔵ラベルの用紙後端を検知したかを確認し、検知していた場合は、ステップS1109に進み、RFIDタグへの書き込みが失敗したとして、通信処理を終了する。
ステップS1108で用紙後端を未だ検知していない場合は、ステップS1103に戻り、RFIDタグへのデータ書き込みを再び行なう。ステップS1103でデータ書き込みができた場合は、通信可能範囲に到達していると判断し、ステップS1104へ進む。ステップS1104ではホストから受信したRFIDデータコマンドの中にRFIDタグへ上書き禁止を行なうコマンドが存在するかを判定し、上書き禁止を行なうコマンドが存在する場合はステップS1105へ進みRFIDタグに対して上書き禁止の処理を行なう。
ステップS1105でRFIDタグへの上書き禁止処理が正常に終了したと判断した場合はステップS1106へ進みRFIDタグとの通信処理を終了する。
また、ステップS1102でホストから受信したRFIDデータコマンドの中にRFIDタグへ書き込みを行なうデータが存在しないと判断された場合は、RFIDタグへの書き込み処理を行なわず、ステップS1106へ進む。同様にステップS1104でホストから受信したRFIDデータコマンドの中にRFIDタグへ上書き禁止の命令が存在しないと判断された場合は、RFIDタグへの上書き禁止処理を行なわず、ステップS1106へ進む。
また、ステップS1105でRFIDタグへの上書き処理が失敗したと判断した場合にはステップS1109に進みRFIDタグへの書き込みが失敗したとしてRFIDタグとの通信処理を終了する。
(その他の実施例)
第1の実施例ではRFIDタグとの通信可能範囲の検出にRFID固有情報であるユニークIDの読み込みを繰返し行なうことで本発明を実現し、又第2の実施例では、RFIDタグへの書き込みデータが存在する場合に、その書き込みデータを利用してRFIDタグとの通信可能範囲を検出することで本発明を実現しているが、第1の実施例と第2の実施例を組み合わせても本発明を実現可能である。
また、本発明ではフルラインタイプのインクジェット方式の印刷装置に関する説明をしたが、インクジェット方式以外の記録ヘッドを持つプリンタ、すなわち感熱式、熱転写式、電子写真式等の他の記録方式、或いはモノクロの印刷装置にも適用することが可能である。
本発明はラベル等の記録媒体表面への記録と記録媒体に内蔵するRFIDタグへの情報書き込みを同時に、且つ高速に行なうラインプリンタ等の記録装置に利用可能である。
本発明による代表的な記録装置とホストコンピュータを接続したシステム構成図である。 RFIDタグを内蔵した記録媒体の構成概略図である。 本発明による記録装置の構成概略を示す側断面図である 本発明による記録装置に搭載するインクジェット記録ヘッド及びRFID用通信アンテナの配列を模式的に説明する斜視図である。 本発明による記録装置の電気的な構成を示すブロック図である。 本発明による記録装置の制御コマンド体系を示す図である。 本発明によるRFIDタグ通信時における記録処理の遷移を示す図である。 第1実施例に従う記録処理を説明するフローチャートである。 RFIDラベルの通信開始位置と通信可能範囲のバラツキを示す図である。 第1実施例に従うRFIDタグへの通信処理の詳細を説明するフローチャートである。 第2実施例に従うRFIDタグへの通信処理の詳細を説明するフローチャートである。
符号の説明
100 ホストコンピュータ
101 記録装置
102 給紙部
106 操作パネル
108 記録部
110 LED
111 LCD
112 ボタン

200 RFIDタグ内蔵連続ラベル紙
201 RFIDタグ内蔵ラベル
202 ループアンテナ
203 ICチップ
204 フィルム
205 RFIDタグ

303 通信アンテナ

901 ループアンテナ
902 ループアンテナ

Claims (8)

  1. アンテナと電子回路からなり、非接触で情報書き込み可能なRFIDタグを内蔵した複数の連続ラベル紙の表面に画像を記録する記録手段と、
    前記連続ラベル紙を搬送する搬送手段と、
    前記RFIDタグへの情報書き込み手段を具えた記録装置において、
    前記RFIDタグとの通信開始可能な位置を検索する通信開始位置検索手段をさらに具えたことを特徴とする記録装置。
  2. 前記通信開始位置検索手段は前記RFIDタグからのデータ読み出し結果により、通信可能と判別することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記通信開始位置検索手段は前記RFIDタグへのデータ書き込み結果により、通信可能と判別することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  4. 前記通信開始位置検索手段は前記RFIDタグへの書き込み禁止情報の書き込み結果により、通信可能と判別することを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  5. 前記通信開始位置検索手段による検索開始位置は当該ラベルの先端部であることを特徴とする請求項1乃至4に記載の記録装置。
  6. 前記通信開始位置検索手段による検索開始位置を設定する検索開始位置設定手段をさらに有することを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
  7. 前記検索開始位置設定手段は、前記通信開始位置検索手段により判別された前記通信開始位置の履歴に基づき前記検索開始位置を設定することを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
  8. 前記通信開始位置検索手段によって所定区間、通信可能と判別出来ない場合、エラー情報を出力するエラー出力手段を有することを特徴とする請求項1乃至7に記載の記録装置。

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