JP2007058012A - 液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ドット反転駆動を行う液晶表示装置において、共通電極電圧の変動を抑制し、装置のコストおよび消費電流を削減する。
【解決手段】判定回路31は、次のフレームの表示データDATAXに、予め定めた検出対象パターンが所定の割合以上含まれているか否かを判定する。スイッチ32は、判定信号33に基づき、液晶パネル20の補助容量線23を共通電極24と電気的に接続するか、接地に接続するかを切り替える。共通電極電圧Vcomを大きく変動させる表示データが入力されたときに、補助容量線23は接地に接続される。これにより、共通電極制御回路14の負荷を軽減し、共通電極電圧Vcomの変動を抑制できる。共通電極制御回路14の出力段には従来よりも性能が低く安価なオペアンプを使用することにより、液晶表示装置10のコストおよび消費電流を削減できる。
【選択図】図1
【解決手段】判定回路31は、次のフレームの表示データDATAXに、予め定めた検出対象パターンが所定の割合以上含まれているか否かを判定する。スイッチ32は、判定信号33に基づき、液晶パネル20の補助容量線23を共通電極24と電気的に接続するか、接地に接続するかを切り替える。共通電極電圧Vcomを大きく変動させる表示データが入力されたときに、補助容量線23は接地に接続される。これにより、共通電極制御回路14の負荷を軽減し、共通電極電圧Vcomの変動を抑制できる。共通電極制御回路14の出力段には従来よりも性能が低く安価なオペアンプを使用することにより、液晶表示装置10のコストおよび消費電流を削減できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、液晶表示装置に関し、特に、ドット反転駆動を行うアクティブマトリクス型の液晶表示装置に関する。
従来から、図10に示すような、ドット反転駆動を行うアクティブマトリクス型の液晶表示装置が知られている。図10において、液晶パネル20は、2枚のガラス基板に液晶物質を挟み込んだ構造を有している。一方のガラス基板には、複数の画素電極21、複数のTFT(Thin Film Transistor)素子22、走査信号線G1〜Gm、データ信号線S1〜Sk、および、補助容量線23が形成され、他方のガラス基板には共通電極24が形成される。
図10に示す液晶表示装置には、外部から制御信号(水平・垂直同期信号、イネーブル信号およびドットクロック)と表示データとが供給される。表示制御回路91は、これらの入力信号に基づき、走査信号線駆動回路92に対して制御信号GCKおよびGSPを供給すると共に、データ信号線駆動回路93に対して制御信号CK、SP、LPおよびREV、並びに、表示データDATAを供給する。走査信号線駆動回路92は、表示制御回路91から供給された信号に基づき、走査信号線G1〜Gmを駆動する。データ信号線駆動回路93は、表示制御回路91から供給された信号に基づき、データ信号線S1〜Skを駆動する。
共通電極制御回路94は、共通電極24に共通電極電圧Vcomを印加する。補助容量線23は、液晶パネル20の外部で共通電極制御回路94の出力信号線に接続される。これにより、補助容量線23には、共通電極電圧Vcomと同じレベルの電圧Vcsが印加される。
なお、本願発明に関しては、以下のような先行技術が知られている。特許文献1には、デューティー駆動を行う液晶表示装置において、非選択の走査電極をハイインピーダンス状態に制御することにより、表示品位を高める方法が開示されている。特許文献2には、デューティー駆動を行う液晶表示装置において、データ信号線が変化するタイミングをずらすことにより、共通電極電圧に周期的なリプルが載ることを防止し、表示品位を高める方法が開示されている。
また、特許文献3には、画素電極に信号電圧が保持されている期間の一部で補助容量線をフローティング状態に制御することにより、横クロストークレベルおよび充電誤差レベルを低下させる方法が開示されている。特許文献4には、静止画表示モードでは補助容量線をフローティング状態に維持することにより、メモリ部の駆動能力に起因して発生する点欠陥を低減する方法が開示されている。特許文献5および6には、電源オン時または電源オフ時に補助容量線の電圧を制御することにより、電源オン時または電源オフ時に横スジを表示しないようにする方法が開示されている。
特開平4−75020号公報
特開平4−9817号公報
特開2003−228345号公報
特開2003−263137号公報
特開2005−17934号公報
特開2005−49849号公報
ドット反転駆動を行う液晶表示装置の消費電流は、外部から供給される表示データによって変動し、液晶パネル内の隣接するデータ信号線間の電圧差が最大となる表示データが供給されたときに最大となる。また、このとき、データ信号線の電圧は大きく変動し、共通電極電圧Vcomはその影響を受けて最も変動しやすくなる。共通電極電圧Vcomが大きく変動すると、この電圧を制御するオペアンプの消費電流が急激に増大し、これに伴い、当該オペアンプ用の電源回路の消費電流も急激に増大する。この結果、液晶表示装置全体の消費電流が大幅に増大する。
そこで、共通電極電圧Vcomを一定に保ち、液晶表示装置全体の消費電流を抑制するためには、最悪の表示データが供給される場合を想定して、共通電極制御回路94の出力段に高電流容量のオペアンプを設ける必要がある。近年の液晶パネルの大型化および高精細化に伴い、この傾向はますます強くなっている。
また、近年では広視野角を実現するために、ノーマリーブラック型の液晶パネルも利用されている。一般に液晶パネルでは、レーザー照射などにより欠陥画素を修正したときに、修正後の画素が黒点となることが好ましい。このため、ノーマリーブラック型の液晶パネルを含む液晶表示装置では、補助容量線23は、液晶パネル20の外部で共通電極制御回路94の出力信号線に接続される(図10を参照)。
図11に示すように、液晶パネル20では、データ信号線S1〜Skと補助容量線23とが交差する箇所X(斜線を付した部分)にクロス容量が形成される。このため、データ信号線S1〜Skの電圧が変動すると、その影響は、クロス容量と補助容量線23とを介して、共通電極制御回路94から出力される共通電極電圧Vcomにまで及ぶ。この点からも、共通電極制御回路94の出力段に高スルーレートで高電流容量のオペアンプを設ける必要性は高くなっている。
しかしながら、共通電極制御回路94の出力段に高スルーレートで高電流容量のオペアンプを設けると、液晶表示装置のコストが高くなり、消費電流が増大するという問題がある。
それ故に、本発明は、ドット反転駆動を行うアクティブマトリクス型の液晶表示装置において、共通電極電圧の変動を抑制し、液晶表示装置のコストおよび消費電流を削減することを目的とする。
第1の発明は、アクティブマトリクス型の液晶表示装置であって、
2次元状に配置された複数の画素電極と、前記画素電極に対応した複数のスイッチング素子と、前記画素電極と交差する補助容量線と、前記画素電極に対向する共通電極とを含む液晶パネルと、
前記共通電極に共通電極電圧を印加する共通電極制御回路と、
与えられた表示データに基づき、前記液晶パネルをドット反転駆動する駆動回路と、
前記表示データについて判定を行う判定回路と、
前記判定回路による判定結果に基づき、前記補助容量線を前記共通電極と電気的に接続するか、接地に接続するかを切り替える切替回路とを備える。
2次元状に配置された複数の画素電極と、前記画素電極に対応した複数のスイッチング素子と、前記画素電極と交差する補助容量線と、前記画素電極に対向する共通電極とを含む液晶パネルと、
前記共通電極に共通電極電圧を印加する共通電極制御回路と、
与えられた表示データに基づき、前記液晶パネルをドット反転駆動する駆動回路と、
前記表示データについて判定を行う判定回路と、
前記判定回路による判定結果に基づき、前記補助容量線を前記共通電極と電気的に接続するか、接地に接続するかを切り替える切替回路とを備える。
第2の発明は、第1の発明において、
前記判定回路は、1フレーム分の前記表示データに、予め定めた検出対象パターンが所定の割合以上含まれているか否かを判定し、
前記切替回路は、前記判定結果が否定の場合は前記補助容量線を前記共通電極と電気的に接続し、前記判定結果が肯定の場合は前記補助容量線を接地に接続することを特徴とする。
前記判定回路は、1フレーム分の前記表示データに、予め定めた検出対象パターンが所定の割合以上含まれているか否かを判定し、
前記切替回路は、前記判定結果が否定の場合は前記補助容量線を前記共通電極と電気的に接続し、前記判定結果が肯定の場合は前記補助容量線を接地に接続することを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明において、
前記検出対象パターンは、1次元パターンであり、
前記判定回路は、前記表示データの行方向に前記検出対象パターンが所定の割合以上含まれているか否かを判定することを特徴とする。
前記検出対象パターンは、1次元パターンであり、
前記判定回路は、前記表示データの行方向に前記検出対象パターンが所定の割合以上含まれているか否かを判定することを特徴とする。
第4の発明は、第3の発明において、
前記検出対象パターンは、2つの値からなる1次元パターンであることを特徴とする。
前記検出対象パターンは、2つの値からなる1次元パターンであることを特徴とする。
第5の発明は、第4の発明において、
前記検出対象パターンには、前記表示データが取り得る最小値と最大値とからなる1次元パターンが含まれていることを特徴とする。
前記検出対象パターンには、前記表示データが取り得る最小値と最大値とからなる1次元パターンが含まれていることを特徴とする。
第6の発明は、第4の発明において、
前記検出対象パターンには、前記表示データが取り得る最小値から所定以内の値と、前記表示データが取り得る最大値から所定以内の値とからなる1次元パターンが含まれていることを特徴とする。
前記検出対象パターンには、前記表示データが取り得る最小値から所定以内の値と、前記表示データが取り得る最大値から所定以内の値とからなる1次元パターンが含まれていることを特徴とする。
第7の発明は、第4の発明において、
前記検出対象パターンには、2つの値の差が前記表示データが取り得る最大値と最小値の差から所定以内である1次元パターンが含まれていることを特徴とする。
前記検出対象パターンには、2つの値の差が前記表示データが取り得る最大値と最小値の差から所定以内である1次元パターンが含まれていることを特徴とする。
第8の発明は、第1の発明において、
前記判定回路および前記切替回路が、前記駆動回路の全部または一部と同じ半導体チップに内蔵されていることを特徴とする。
前記判定回路および前記切替回路が、前記駆動回路の全部または一部と同じ半導体チップに内蔵されていることを特徴とする。
第9の発明は、第8の発明において、
前記判定回路および前記切替回路が、前記駆動回路に含まれるタイミング生成回路と同じ半導体チップに内蔵されていることを特徴とする。
前記判定回路および前記切替回路が、前記駆動回路に含まれるタイミング生成回路と同じ半導体チップに内蔵されていることを特徴とする。
第10の発明は、2次元状に配置された複数の画素電極と、前記画素電極に対応した複数のスイッチング素子と、前記画素電極と交差する補助容量線と、前記画素電極に対向する共通電極とを含む液晶パネルを駆動する方法であって、
前記共通電極に共通電極電圧を印加するステップと、
与えられた表示データに基づき、前記液晶パネルをドット反転駆動するステップと、
前記表示データについて判定を行うステップと、
判定結果に基づき、前記補助容量線を前記共通電極と電気的に接続するか、接地に接続するかを切り替えるステップとを備える。
前記共通電極に共通電極電圧を印加するステップと、
与えられた表示データに基づき、前記液晶パネルをドット反転駆動するステップと、
前記表示データについて判定を行うステップと、
判定結果に基づき、前記補助容量線を前記共通電極と電気的に接続するか、接地に接続するかを切り替えるステップとを備える。
上記第1または第10の発明によれば、表示データについて判定を行った結果に基づき、補助容量線は、共通電極電圧と電気的に接続されるか、あるいは接地に接続される。したがって、共通電極電圧を大きく変動させる表示データが入力されたときに、補助容量線を接地に接続すれば、共通電極制御回路の負荷を軽減し、共通電極電圧の変動を抑制することができる。また、このとき、共通電極制御回路の出力信号線は補助容量線から電気的に切り離されるので、補助容量線に生じたノイズが共通電極電圧に影響を及ぼすことを防止することができる。これらの点を考慮して、共通電極制御回路の出力段に従来よりも性能が低く安価なオペアンプを使用することにより、液晶表示装置のコストおよび消費電流を削減することができる。
上記第2の発明によれば、共通電極電圧を大きく変動させるデータパターンを検出対象パターンとすれば、共通電極電圧を大きく変動させる表示データが入力されたときに、補助容量線を接地に接続することができる。これにより、共通電極電圧の変動を抑制し、液晶表示装置のコストおよび消費電流を削減することができる。
上記第3または第4の発明によれば、検出対象パターンとして1次元パターンを用い、表示データの行方向に含まれる検出対象パターンを検出することにより、判定回路の構成を簡素化することができる。
上記第5、第6または第7の発明によれば、このような検出対象パターンを用いることにより、共通電極電圧を大きく変動させる表示データが入力されたか否かを判定することができる。
上記第8または第9の発明によれば、判定回路および切替回路を既存の半導体チップに内蔵することにより、周辺回路の変更を最小限に止めながら、本発明の液晶表示装置を構成することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る液晶表示装置の構成を示すブロック図である。図1に示す液晶表示装置10は、ドット反転駆動を行うアクティブマトリクス型の液晶表示装置である。液晶表示装置10は、表示制御回路11、走査信号線駆動回路12、データ信号線駆動回路13、共通電極制御回路14、液晶パネル20、判定回路31、および、スイッチ32を備えている。以下、mおよびnは1以上の整数を表し、kは3n(nの3倍)を表す。
液晶パネル20は、(m×RGB×n)ドット構成のカラー液晶パネルである。液晶パネル20は、2枚のガラス基板の間に液晶物質を挟みこんだ構造を有している。一方のガラス基板には、(m×k)個の画素電極21、これと同数のTFT素子22、m本の走査信号線G1〜Gm、k本のデータ信号線S1〜Sk、および、補助容量線23が形成される。他方のガラス基板には、すべての画素電極21に対向する位置に共通電極24が形成される。
走査信号線G1〜Gmは、互いに並行に配置される。データ信号線S1〜Skは、走査信号線G1〜Gmと直交するように、互いに並行に配置される。走査信号線G1〜Gmとデータ信号線S1〜Skとの交点近傍には、TFT素子22が配置される。画素電極21は、TFT素子22と1対1に対応して、各TFT素子22の近傍に配置される。このように画素電極21およびTFT素子22は、行方向にk個、列方向にm個並べて配置される。
行方向(走査信号線G1〜Gmが伸びる方向)に隣接する3個の画素電極21は、それぞれ、赤、青および緑の副画素(絵素とも呼ばれる)に対応づけられる。走査信号線G1〜Gmのそれぞれは、同じ行に配置されたTFT素子22の制御端子に接続され、データ信号線S1〜Skのそれぞれは、同じ列に配置されたTFT素子22の導通端子の一方に接続される。
補助容量線23は、走査信号線G1〜Gmと並行に配置され、画素電極21およびデータ信号線S1〜Skと交差する。画素電極21と補助容量線23とが交差する箇所には、補助容量が形成される。
共通電極制御回路14は、共通電極24に共通電極電圧Vcomを印加する。なお、走査信号線G1〜Gmはゲート線、データ信号線S1〜Skはソース線とも呼ばれ、走査信号線駆動回路12はゲートドライバ、データ信号線駆動回路13はソースドライバとも呼ばれる。
表示制御回路11、走査信号線駆動回路12およびデータ信号線駆動回路13は、液晶パネル20の駆動回路を形成する。この駆動回路は、以下に示すように、液晶パネル20をドット反転駆動する。
液晶表示装置10には、外部から垂直同期信号、水平同期信号、イネーブル信号(表示データの有効期間を示す)、ドットクロック、および、RGB3色分の表示データが供給される。表示制御回路11は、これらの入力信号に基づき、走査信号線駆動回路12に対してゲートクロックGCKおよびゲートスタートパルスGSPを供給すると共に、データ信号線駆動回路13に対してクロックCK、スタートパルスSP、ラッチパルスLP、極性切替信号REV、および、表示データDATA(RGB3色分の表示データ)を供給する。このように表示制御回路11は、液晶パネル20の駆動に必要なタイミングを決定するタイミング生成回路として機能する。
走査信号線駆動回路12は、ゲートスタートパルスGSPおよびゲートクロックGCKに基づき、走査信号線G1〜Gmを駆動する。より詳細には、走査信号線駆動回路12は、m段のシフトレジスタを有している。このシフトレジスタのシリアルデータ入力端子にはゲートスタートパルスGSPが入力され、クロック端子にはゲートクロックGCKが入力される。走査信号線G1〜Gmには、シフトレジスタから出力されるm本の信号に応じて、選択状態に対応した電圧および非選択状態に対応した電圧のいずれかが印加される。
データ信号線駆動回路13は、クロックCK、スタートパルスSP、ラッチパルスLP、極性切替信号REV、および、表示データDATAに基づき、データ信号線S1〜Skを駆動する。より詳細には、表示制御回路11は、1ライン時間ごとにスタートパルスSPと、1行分の表示データDATA(3n個の表示データ)と、ラッチパルスLPとを順次出力する。データ信号線駆動回路13は、ラッチパルスLPが出力されたときに、その前に出力された1行分の表示データに応じた電圧をデータ信号線S1〜Skに印加する。
極性切替信号REVは、1ライン時間または数ライン時間ごとに、ハイレベルとローレベルとに切り替えられる。データ信号線駆動回路13は、極性切替信号REVに応じて、(1)奇数番目のデータ信号線に共通電極電圧Vcomよりも高い電圧を印加し、偶数番目のデータ信号線に共通電極電圧Vcomよりも低い電圧を印加するか、あるいは、(2)奇数番目のデータ信号線に共通電極電圧Vcomよりも低い電圧を印加し、偶数番目のデータ信号線に共通電極電圧Vcomよりも高い電圧を印加する。このようにして、液晶パネル20はドット反転駆動される。
以下、液晶表示装置10の特徴を説明する。液晶表示装置10は、従来の液晶表示装置(図10)の構成要素に加えて、判定回路31およびスイッチ32を備えている。判定回路31は、液晶表示装置10の外部から供給された表示データについて判定を行う。スイッチ32は、判定回路31による判定結果に基づき、補助容量線23を共通電極24と電気的に接続するか、接地に接続するかを切り替える。その詳細は、以下のとおりである。
表示制御回路11は、1フレーム分の表示データを記憶できるフレームメモリを内蔵している。表示制御回路11は、液晶表示装置10の外部から供給された表示データを1フレーム時間だけ遅延させ、遅延させた表示データを表示データDATAとしてデータ信号線駆動回路13に供給する。また、表示制御回路11は、N番目のフレームの表示データをデータ信号線駆動回路13に供給している間に、(N+1)番目のフレームの表示データを判定回路31に供給する。以下、表示制御回路11から判定回路31に供給される表示データをDATAXと呼ぶ。
判定回路31は、表示制御回路11から供給された1フレーム分の表示データDATAXについて判定を行い、その結果を示す判定信号33を出力する。より詳細には、判定回路31は、1フレーム分の表示データDATAXに、予め定めた検出対象パターンが所定の割合以上(例えば、70%以上)含まれているか否かを判定する。ここでは判定回路31は、判定結果が肯定の場合はハイレベルの判定信号33を出力し、判定結果が否定の場合はローレベルの判定信号33を出力するものとする。
スイッチ32は、2つの入力端子、1つの制御端子、および、1つの出力端子を有している。スイッチ32の一方の入力端子(以下、第1入力端子という)は共通電極制御回路14の出力信号線に接続され、他方の入力端子(以下、第2入力端子という)は接地に接続される。スイッチ32の制御端子は判定回路31の出力信号線に接続され、出力端子は液晶パネル20の外部で補助容量線23に接続される。
判定信号33がローレベルのとき(すなわち、判定結果が否定のとき)、スイッチ32は、出力端子を第1入力端子に接続する。したがって、このとき、補助容量線23は液晶パネル20の外部で共通電極制御回路14の出力信号線に接続され、補助容量線23には、共通電極24に印加される共通電極電圧Vcomと同じレベルの電圧Vcsが印加される。一方、判定信号33がハイレベルのとき(すなわち、判定結果が肯定のとき)、スイッチ32は、出力端子を第2入力端子に接続する。したがって、このとき、補助容量線23は接地に接続され、補助容量線23には接地電圧(0V)が印加される。
以下、判定回路31において、どのようなデータパターンを検出対象パターンとするかについて説明する。液晶表示装置10では、隣接するデータ信号線S1〜Sk間の電圧差が大きくなる表示データが供給されたときに、共通電極電圧Vcomが大きく変動し、消費電流が増大する。そこで判定回路31では、隣接するデータ信号線S1〜Sk間の電圧差が大きくなるデータパターンを検出対象パターンとして使用する。
ここでは、表示データが取り得る最小値をV0、最大値をVMとしたとき、判定回路31では、2つの値VA,VBからなる1次元パターン(VA,VB)(ただし、V0≦VA≦VM、V0≦VB≦VM)を検出対象パターンとして使用することとする。この場合、判定回路31は、表示データの行方向に、検出対象パターンとした1次元パターンが所定の割合以上含まれているか否かを判定する。これにより、判定回路31の構成を簡素化することができる。なお、以下に示すように、検出対象パターンには、1次元パターンを1個だけ含めてもよく、あるいは複数の1次元パターンを含めてもよい。
例を示すと、検出対象パターンには、表示データが取り得る最小値V0と最大値VMとからなる1次元パターン(V0,VM)だけを含めてもよい(第1の例)。この場合、判定回路31は、表示データの行方向に、1次元パターン(V0,VM)が所定の割合以上含まれているか否かを判定する。
あるいは、検出対象パターンには、表示データが取り得る最小値V0から所定以内の値VAと、表示データが取り得る最大値VMから所定以内の値VBとからなる1次元パターン(VA,VB)を含めてもよい(第2の例)。この場合、判定回路31は、表示データの行方向に、VA−V0≦tかつVM−VB≦tを満たす1次元パターン(VA,VB)が所定の割合以上含まれているか否かを判定する。
あるいは、検出対象パターンには、1次元パターン(VA,VB)のうち、VAとVBとの差(VB−VA)が表示データが取り得る最大値VMと最小値V0の差(VM−V0)から所定以内である1次元パターンを含めてもよい(第3の例)。この場合、判定回路31は、表示データの行方向に、(VM−V0)−(VB−VA)≦tを満たす1次元パターン(VA,VB)が所定の割合以上含まれているか否かを判定する。なお、上記第2および第3の例におけるtの値は、液晶表示装置10の特性や仕様に基づき決定される。
具体例を示すと、表示データのデータ幅が8ビットのとき、表示データの取り得る最小値は0、最大値は255となる。この場合、第1の例による検出対象パターンには、1次元パターン(0,255)だけが含まれる。また、tの値を1としたとき、第2の例による検出対象パターンには、4つの1次元パターン(0,255)、(1,255)、(0,254)、(1,254)が含まれ、第3の例による検出対象パターンには、3つの1次元パターン(0,255)、(1,255)、(0,254)が含まれる。
なお、判定回路31は、表示制御回路11から供給された表示データDATAX(RGB3色分の表示データ)を液晶パネル20における画素電極の配置順序に従って、R、G、B、R、G、B、…の順に並べ、並べたデータの中に検出対象パターンが含まれているか否かを判定する。例えば、最初の3個の表示データが(R,G,B)=(V0,VM,V0)で、次の3個の表示データが(R,G,B)=(VM,V0,VM)であり、検出対象パターンに1次元パターン(V0,VM)が含まれている場合、判定回路31はこの検出対象パターンを5回検出する。
図2は、液晶表示装置10のタイミングチャートである。図2は、表示制御回路11からデータ信号線駆動回路13に対して、N番目のフレームの最後の行の表示データが供給されるときの様子を示している。図2において、スタートパルスSPおよびラッチパルスLPは、1ライン時間に1サイクルだけハイレベルとなる。スタートパルスSPがハイレベルとなった後、クロックCKに同期して、nサイクルに亘って表示データDATAが出力される。なお、1サイクルごとに3個の表示データが出力されるので、1ライン時間では全部で3n個(=k個)の表示データ(1行分の表示データに相当)が出力される。
データ信号線駆動回路13は、ラッチパルスLPがハイレベルになったときに、その前に出力された1行分の表示データDATAに応じた電圧をデータ信号線S1〜Skに印加する。また、ラッチパルスLPがハイレベルになる前に、極性切替信号REVは、ハイレベルまたはローレベルに確定している。データ信号線駆動回路13は、奇数番目のデータ信号線と偶数番目のデータ信号線とに対して、共通電極電圧Vcomよりも高い電圧と共通電極電圧Vcomよりも低い電圧とを、極性切替信号REVに応じて切り換えて印加する。
データ信号線駆動回路13にN番目のフレームの表示データが供給されている間に、判定回路31には(N+1)番目のフレームの表示データが供給される。判定回路31は、(N+1)番目のフレームの表示データをすべて受け取ると、図2に示す切り換えタイミングで、(N+1)番目のフレームの表示データについて判定した結果を示す判定信号33を出力する。このとき、スイッチ32は、判定信号33に応じて、補助容量線23を共通電極24と電気的に接続するか、接地に接続するかを切り替える。したがって、判定回路31において(N+1)番目のフレームの表示データに検出対象パターンが所定の割合以上含まれていると判定された場合、(N+1)番目のフレームの表示データがデータ信号線駆動回路13に供給されるよりも前に、補助容量線23には接地電圧(0V)が印加される。
以下、図3を参照して、本実施形態に係る液晶表示装置10の効果を説明する。図3(a)は、従来の液晶表示装置に含まれる液晶パネル20の等価回路を示す回路図である。図3(b)は、本実施形態に係る液晶表示装置10において、判定結果が肯定のときの液晶パネル20の等価回路を示す回路図である。図3(a)および(b)において、画素容量Clcは、画素電極21と共通電極24とによって形成される容量である。補助容量Ccsは、画素電極21と補助容量線23とが交差する箇所に形成される容量である。クロス容量Cxは、データ信号線S1〜Skと補助容量線23とが交差する箇所(図11で斜線を付した部分)に形成される容量である。
従来の液晶表示装置(図10)では、補助容量線23は、液晶パネル20の外部で共通電極制御回路94の出力信号線に接続されている。このため、図3(a)に示す等価回路では、画素容量Clcの電極のうちTFT素子22に接続されていない側の電極、および、補助容量Ccsの電極のうちTFT素子22に接続されていない側の電極は、いずれも、共通電極制御回路94の出力信号線に接続される。
したがって、データ信号線S1〜Skに印加される電圧が変動すると、その影響は、図3(a)に矢印で示すように、クロス容量Cxと補助容量線23とを介して、共通電極制御回路94から出力される共通電極電圧Vcomにまで及ぶ。よって、共通電極制御回路94の出力段には、高スルーレートで高電流容量のオペアンプを設ける必要がある。
これに対して液晶表示装置10(図1)では、判定結果が肯定のときには、補助容量線23は、共通電極制御回路14の出力信号線ではなく接地に接続される。このため、図3(b)に示す等価回路では、画素容量Clcの電極のうちTFT素子22に接続されていない側の電極は、共通電極制御回路14の出力信号線に接続される一方で、補助容量Ccsの電極のうちTFT素子22に接続されていない側の電極は、接地に接続される。
したがって、データ信号線S1〜Skに印加される電圧が変動しても、その影響は、図3(b)に矢印で示すように、クロス容量Cxを介して、接地に接続された信号線に及ぶだけで、共通電極制御回路14から出力される共通電極電圧Vcomには及ばない。
よって、判定結果が肯定のときには、補助容量線23の分だけ共通電極制御回路14の負荷を減らし、共通電極制御回路14から出力される共通電極電圧Vcomの変動を抑制することができる。また、共通電極制御回路14の出力段には、従来の液晶表示装置よりも低スルーレートで低電流容量のオペアンプを使用できるので、液晶表示装置のコストおよび消費電流を削減することができる。
以下、図4〜図7を参照して、上記の効果を具体的に説明する。ここでは、図4(a)に示すドット構成を有する液晶表示装置に、図4(b)に示す表示データ(以下、縦ストライプパターンという)を供給する場合を考える。図4に示す縦ストライプパターンには、表示データが取り得る最小値V0と表示データが取り得る最大値VMとが1列ごとに交互に現れる。なお、液晶表示装置10では、極性切替信号REVは2ライン時間ごとに変化し、判定回路31では1次元パターン(V0,VM)だけを含む検出対象パターンを使用するものとする。
上記縦ストライプパターンの供給を受けたとき、液晶表示装置10のデータ信号線S1〜Skに印加される電圧は、図5に示すように変化する。図5では、データ信号線SjおよびSj+2は表示データが取り得る最大値VMに基づき駆動され、データ信号線Sj+1は表示データが取り得る最小値V0に基づき駆動されている。
最初の2ライン時間では、データ信号線SjおよびSj+2には、共通電極電圧Vcomよりも高い電圧VMHが印加され、データ信号線Sj+1には、共通電極電圧Vcomよりも低い電圧V0Lが印加される。次の2ライン時間では、データ信号線SjおよびSj+2には、共通電極電圧Vcomよりも低い電圧VMLが印加され、データ信号線Sj+1には、共通電極電圧Vcomよりも高い電圧V0Hが印加される。なお、データ信号線Sjに印加される電圧の一例を示すと、電圧VMLは0V、電圧V0Lは5.6V、電圧V0Hは6.4V、電圧VMHは12.0Vである。
上記縦ストライプパターンを従来の液晶表示装置に供給した場合、共通電極電圧Vcomは、図6(a)に示すように変動する。図6(a)に示す共通電極電圧Vcomには、2ライン時間ごとに突き上げと突き下げを繰り返すノイズ成分(第1のノイズという)と、4ライン時間ごとに大きく突き下げるノイズ成分(第2のノイズという)とが含まれている。
第1のノイズが発生する理由は、データ信号線S1〜Skを2ライン時間ごとに反転駆動する影響が、共通電極電圧Vcomにまで及ぶからである。第2のノイズが発生する理由は、データ信号線S1〜Skに印加される電圧が変動する影響が、クロス容量Cx(データ信号線と補助容量線23とが交差する箇所に形成されるクロス容量)と補助容量線23とを介して、共通電極電圧Vcomにまで及ぶからである。
これに対して、上記縦ストライプパターンを本実施形態に係る液晶表示装置10に供給した場合、共通電極電圧Vcomは、図6(b)に示すように変動する。図6(b)に示す共通電極電圧Vcomでは、第1のノイズは従来よりも減少しており、第2のノイズは完全に抑制されている。第1のノイズが減少する理由は、共通電極制御回路14の負荷が補助容量線23の分だけ減少するからである。第2のノイズが抑制される理由は、共通電極制御回路14の出力信号線が、補助容量線23から電気的に切り離されるからである。
このように、本実施形態に係る液晶表示装置10によれば、共通電極電圧Vcomを大きく変動させる表示データが入力されたときに、そのことを検知して補助容量線23を接地に接続することにより、共通電極制御回路14の負荷を軽減し、共通電極電圧Vcomの変動を抑制することができる。また、このとき、共通電極制御回路14の出力信号線は補助容量線23から電気的に切り離されるので、補助容量線23に生じたノイズが共通電極電圧Vcomに影響を及ぼすことを防止することができる。
なお、図4(a)に示すドット構成を有する従来の液晶表示装置に、図7(a)に示す表示データ(1×1の市松パターン)や、図7(b)に示す表示データ(2×1の市松パターン)を供給した場合にも、共通電極電圧Vcomは、図6(a)と同様に大きく変動する。これに対して、本実施形態に係る液晶表示装置10では、判定回路31で使用する検出対象パターンに1次元パターン(V0,VM)を含めておけば、図7(a)および(b)に示す表示データの供給を受けたときでも、上述した理由により、図6(b)と同様に共通電極電圧Vcomの変動を抑制することができる。
以下、液晶表示装置10の実装形態について説明する。液晶表示装置10は、機能的に図1に示す構成を有する限り、任意の形態に実装することができる。例えば、従来の液晶表示装置(図10)に、判定回路31およびスイッチ32を内蔵した半導体チップを追加することにより、液晶表示装置10を構成することができる。あるいは、従来の液晶表示装置に、判定回路31を内蔵した半導体チップと、スイッチ32とを別々に追加してもよい。
あるいは、図8に示すように、表示制御回路11を内蔵する半導体チップ41に、判定回路31およびスイッチ32を内蔵してもよい。あるいは、図9に示すように、表示制御回路11および共通電極制御回路14を内蔵する半導体チップ42に、判定回路31およびスイッチ32を内蔵してもよい。あるいは、表示制御回路11、走査信号線駆動回路12、データ信号線駆動回路13および共通電極制御回路14を内蔵する半導体チップに、判定回路31およびスイッチ32を内蔵してもよい。このように、判定回路31およびスイッチ32を液晶パネル20の駆動回路の全部または一部(特に、タイミング生成回路として機能する表示制御回路11)と同じ半導体チップに内蔵することにより、周辺回路の変更を最小限に止めながら、液晶表示装置10を構成することができる。
また、液晶パネル20には、表示制御回路11、走査信号線駆動回路12、データ信号線駆動回路13および共通電極制御回路14の全部または一部がモノリシックに形成されていてもよく、判定回路31およびスイッチ32の両方または一方がモノリシックに形成されていてもよい。
以上に示すように、本実施形態に係る液晶表示装置によれば、表示データについて判定を行った結果に基づき、補助容量線は、共通電極電圧と電気的に接続されるか、あるいは接地に接続される。したがって、共通電極電圧を大きく変動させる表示データが入力されたときに、補助容量線を接地に接続することにより、共通電極制御回路の負荷を軽減し、共通電極電圧の変動を抑制することができる。また、このとき、共通電極制御回路の出力信号線は補助容量線から電気的に切り離されるので、補助容量線に生じたノイズが共通電極電圧に影響を及ぼすことを防止することができる。さらに、これらの点を考慮して、共通電極制御回路の出力段に従来よりも性能が低く安価なオペアンプを使用することにより、液晶表示装置のコストおよび消費電流を削減することができる。
また、検出対象パターンとして1次元パターンを用い、表示データの行方向に含まれる検出対象パターンを検出することにより、判定回路の構成を簡素化することができる。また、上述した第1〜第3の例の検出対象パターンを用いることにより、共通電極電圧を大きく変動させる表示データが入力されたか否かを判定することができる。また、判定回路およびスイッチを既存の半導体チップに内蔵することにより、周辺回路の変更を最小限に止めながら、本実施形態に係る液晶表示装置を構成することができる。
10…液晶表示装置
11…表示制御回路
12…走査信号線駆動回路
13…データ信号線駆動回路
14…共通電極制御回路
20…液晶パネル
21…画素電極
22…TFT素子
23…補助容量線
24…共通電極
31…判定回路
32…スイッチ
33…判定信号
41、42…半導体チップ
11…表示制御回路
12…走査信号線駆動回路
13…データ信号線駆動回路
14…共通電極制御回路
20…液晶パネル
21…画素電極
22…TFT素子
23…補助容量線
24…共通電極
31…判定回路
32…スイッチ
33…判定信号
41、42…半導体チップ
Claims (10)
- アクティブマトリクス型の液晶表示装置であって、
2次元状に配置された複数の画素電極と、前記画素電極に対応した複数のスイッチング素子と、前記画素電極と交差する補助容量線と、前記画素電極に対向する共通電極とを含む液晶パネルと、
前記共通電極に共通電極電圧を印加する共通電極制御回路と、
与えられた表示データに基づき、前記液晶パネルをドット反転駆動する駆動回路と、
前記表示データについて判定を行う判定回路と、
前記判定回路による判定結果に基づき、前記補助容量線を前記共通電極と電気的に接続するか、接地に接続するかを切り替える切替回路とを備えた、液晶表示装置。 - 前記判定回路は、1フレーム分の前記表示データに、予め定めた検出対象パターンが所定の割合以上含まれているか否かを判定し、
前記切替回路は、前記判定結果が否定の場合は前記補助容量線を前記共通電極と電気的に接続し、前記判定結果が肯定の場合は前記補助容量線を接地に接続することを特徴とする、請求項1に記載の液晶表示装置。 - 前記検出対象パターンは、1次元パターンであり、
前記判定回路は、前記表示データの行方向に前記検出対象パターンが所定の割合以上含まれているか否かを判定することを特徴とする、請求項2に記載の液晶表示装置。 - 前記検出対象パターンは、2つの値からなる1次元パターンであることを特徴とする、請求項3に記載の液晶表示装置。
- 前記検出対象パターンには、前記表示データが取り得る最小値と最大値とからなる1次元パターンが含まれていることを特徴とする、請求項4に記載の液晶表示装置。
- 前記検出対象パターンには、前記表示データが取り得る最小値から所定以内の値と、前記表示データが取り得る最大値から所定以内の値とからなる1次元パターンが含まれていることを特徴とする、請求項4に記載の液晶表示装置。
- 前記検出対象パターンには、2つの値の差が前記表示データが取り得る最大値と最小値の差から所定以内である1次元パターンが含まれていることを特徴とする、請求項4に記載の液晶表示装置。
- 前記判定回路および前記切替回路が、前記駆動回路の全部または一部と同じ半導体チップに内蔵されていることを特徴とする、請求項1に記載の液晶表示装置。
- 前記判定回路および前記切替回路が、前記駆動回路に含まれるタイミング生成回路と同じ半導体チップに内蔵されていることを特徴とする、請求項8に記載の液晶表示装置。
- 2次元状に配置された複数の画素電極と、前記画素電極に対応した複数のスイッチング素子と、前記画素電極と交差する補助容量線と、前記画素電極に対向する共通電極とを含む液晶パネルを駆動する方法であって、
前記共通電極に共通電極電圧を印加するステップと、
与えられた表示データに基づき、前記液晶パネルをドット反転駆動するステップと、
前記表示データについて判定を行うステップと、
判定結果に基づき、前記補助容量線を前記共通電極と電気的に接続するか、接地に接続するかを切り替えるステップとを備えた、液晶パネルの駆動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005245394A JP2007058012A (ja) | 2005-08-26 | 2005-08-26 | 液晶表示装置 |
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JP2005245394A JP2007058012A (ja) | 2005-08-26 | 2005-08-26 | 液晶表示装置 |
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JP2007058012A true JP2007058012A (ja) | 2007-03-08 |
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JP2005245394A Pending JP2007058012A (ja) | 2005-08-26 | 2005-08-26 | 液晶表示装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012078415A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Hitachi Displays Ltd | 表示装置 |
KR101443373B1 (ko) | 2007-10-16 | 2014-09-30 | 엘지디스플레이 주식회사 | 액정패널, 그 방전 방법 및 이를 구비한 액정표시장치 |
-
2005
- 2005-08-26 JP JP2005245394A patent/JP2007058012A/ja active Pending
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