JP2007051706A - 転がり軸受装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 温度変化による軸の膨張・収縮を逃がして、優れたクリープ防止性能を発揮できると共に、取り付け、取り外し作業の容易化を図れる転がり軸受装置を提供する。
【解決手段】 転がり軸受装置30は、内輪11、外周面12aと軸方向端面12bに亘って切り欠き部12dを有する外輪12、及び、内輪11及び外輪12との間に転動可能に配設される複数の転動体13、を有する転がり軸受9と、外輪12の軸方向端面12bに対向配置され、切り欠き部12dと円周方向の位相が一致した際に、切り欠き部12dに進出可能なように軸方向端面12bに当接するクリープ防止部材21と、クリープ防止部材21を外輪12の軸方向端面12bに向けて付勢する弾性部材22と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、転がり軸受装置に関し、例えば、高速スピンドルモータや、振動・アンバランスのあるような汎用発電機等の一般産業機械分野に用いられる転がり軸受装置に関する。
一般に、機械装置は少なくとも2個の転がり軸受で支持されており、これらの転がり軸受の一つを固定側転がり軸受として、アキシアル方向の位置決めをし、他の転がり軸受をラジアル荷重のみを負荷する自由側転がり軸受として、温度変化による軸の膨張・収縮を逃がすようにしている。
この場合、温度変化による軸の膨張・収縮対策が不十分だと、軸受に異常なアキシアル荷重が作用して、軸受の早期焼き付きの原因になることがある。そのため、自由側転がり軸受の外輪とハウジングとの嵌合は、外輪の外周面とハウジングの内周面との間に軸の膨張・収縮を逃がすためのすきまを持たせたすきま嵌めとしている。
図5及び図6は、従来の電動機の内部構造を示す。この電動機101は、モータケーシング105の軸方向両端部に、それぞれ軸受ハウジング105a,105bが設けられており、モータケーシング105の内周面にはステータ102が固定され、各軸受ハウジング105a,105bにはステータ102の内径部に径方向に対向するロータ103の回転軸104を支持する転がり軸受107,108が嵌合されている。
転がり軸受107,108は、いずれも内輪109と外輪110との間に複数の転動体111が保持器112を介して転動可能に配設されており、外輪110の軸方向両端部内径面には、軸受空間を密封する密封装置113が装着されている。
そして、転がり軸受107を固定側転がり軸受として、アキシアル方向の位置決めをし、転がり軸受108をラジアル荷重のみを負荷する自由側転がり軸受として、該転がり軸受108の外輪110の外周面と軸受ハウジング105bの内周面との間にすきまδを持たせて両者の嵌合をすきま嵌めとし(図6参照。)、温度変化による軸の膨張・収縮を逃がすようにしている。
しかしながら、このようなすきま嵌めの状態で回転部である回転軸104にアンバランスがあると、転がり軸受108の外輪110に回転荷重が働くので、該外輪110にクリープが発生する。
一旦、クリープが発生すると軸受ハウジング105bの内周面及び外輪110の外周面に摩耗が発生し、電動機101の振動増大、摩耗粉の軸受内部侵入によるグリースの劣化促進等の不具合が生じる。
また、電動機101が高速回転された場合、軸受に予圧が付与されていないと、ラジアル方向及びアキシアル方向の振動が発生することがある。
そこで、従来においては、自由側転がり軸受の外輪のクリープを防止するために、例えば、次の(i)〜(vi)に示す種々の対策が施されている。
(i)外輪とハウジングとを液状高分子材料からなる接着剤で固定してクリープを防止する。
(ii)ハウジング材料より線膨張係数の大きい高分子材料を外輪の外周面に形成した溝に装着し、線膨張係数の差を利用してクリープを防止する。
(iii)外輪の外径面と同心のN溝に止め輪を装着し、ばねの圧力でクリープを防止する。(iv)外輪の外径面と偏心したN溝に止め輪を装着し、外輪と止め輪とが円周方向に相対的にずれることにより、止め輪の切り口部とハウジングとの間にくさびを打ち込むようにしてクリープを防止する。
(v)外輪の外径面に設けたピン穴にピンを圧入し、ハウジングの嵌合面にピンを挿入することにより、クリープを防止する。
(vi)外輪の外径面と同心のN溝にOリングを装着し、Oリングの潰し力でクリープを防止する(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−308839号公報
しかしながら、前記(i)〜(vi)においては、次に示すような問題がある。
(i)の方法では、クリープ防止効果は比較的大きいが、外輪とハウジングとが接着固定されてしまうので、軸の膨張・収縮を逃がすことができず、固定側転がり軸受と同様になってしまい、アキシアル荷重の増大により軸受損傷の原因となる。また、外輪とハウジングとが接着固定されているので、機械装置からの軸受の取り外しが困難な場合がある。
(ii)の方法では、使用温度領域によっては、組み込み時でも外輪とハウジングとの初期嵌め合いを締まり嵌めとしなくてはならず、軸受の組み込みが困難な場合がある。
(iii)の方法では、外輪のクリープ防止効果を上げるには、ばね圧力を大きくしなければならず、軸受のハウジングヘの組み込みが困難な場合がある。一方、軸受の組み込みを容易にするためにばね圧力を小さくすると、クリープ防止効果が低下する。また、長期使用により、止め輪がハウジングを摩耗させることがあり、軸受の取り外しが困難になる場合がある。
(iv)の方法では、くさびを打ち込む形で外輪のクリープが止まると、クリープは発生しないが、ハウジングと軸受外輪とを固定してしまうので、固定側転がり軸受と同様になり、軸の膨張・収縮によるアキシアル荷重の増大が懸念される。また、ハウジングを硬い材料にしないと止め輪の切り口部がハウジングに食いこんでしまうので、軸受の取り外しが困難になる場合がある。
(v)の方法では、外輪のクリープ防止効果は大きいが、軸受サイズによりピン径が決定されるため、ピンのせん断力よりクリープ力が大きいとピンが破損する場合がある。
(vi)の場合では、クリープ防止効果を上げるにはOリングのつぶし量を大きくしなけれはならず、軸受の組み込みが困難な場合がある。一方、軸受の組み込みを容易にするためにOリングのつぶし量を小さくすると、クリープ防止効果が低下する。また、Oリングのゴム材質の熱劣化等により使用温度が限られてくる。
本発明は、このような不都合を解消するためになされたものであり、その目的は、温度変化による軸の膨張・収縮を逃がして、優れたクリープ防止性能を発揮することができるとともに、転がり軸受の取り付け、取り外し作業の容易化を図ることができる転がり軸受装置を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成によって達成される。
(1) 内輪、表面に切り欠き部を有する外輪、及び、該内輪及び該外輪との間に転動可能に配設される複数の転動体、を有する転がり軸受と、
前記外輪の前記表面に対向配置され、前記切り欠き部と円周方向の位相が一致した際に、前記切り欠き部に進出可能なように前記表面に当接するクリープ防止部材と、
該クリープ防止部材を前記外輪の前記表面に向けて付勢する弾性部材と、
を備えることを特徴とする転がり軸受装置。
(2) 前記切り欠き部は、前記外輪の外周面と軸方向端面に亘って形成され、
前記弾性部材は、前記クリープ防止部材を付勢する付勢力により前記転がり軸受に予圧を付与することを特徴とする(1)に記載の転がり軸受装置。
本発明の転がり軸受装置によれば、転がり軸受の外輪の表面に切り欠き部を形成すると共に、外輪の表面に対向配置され、切り欠き部と円周方向の位相が一致した際に、切り欠き部に進出可能なように表面に当接するクリープ防止部材と、クリープ防止部材を外輪の表面に向けて付勢する弾性部材と、を備えるので、転がり軸受をハウジングにすきま嵌めで組み付ける際に、クリープ防止部材と外輪の切り欠き部との位相合わせをせずに容易に組み付けることができ、しかも、外輪とハウジングとは固定されないため、軸受の取り外しも容易に行うことができる。
これにより、温度変化による軸の膨張・収縮を逃がして、優れたクリープ防止性能を発揮することができるとともに、転がり軸受の取り付け、取り外し作業の容易化を図ることができる。
また、弾性部材は、クリープ防止部材を付勢する付勢力により転がり軸受に予圧を付与するので、機械装置のラジアル方向及びアキシアル方向の振動を防止することができる。
以下、本発明の一実施形態に係る転がり軸受装置について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態の転がり軸受装置が内蔵される電動機の断面図である。電動機1は、図1に示すように、軸方向両端部に軸受ハウジング3,4をそれぞれ有するモータケーシング2と、モータケーシング2の内周面に固定されるステータ5と、ステータ5の内径面に径方向に対向するロータ6と、各軸受ハウジング3,4に嵌合され、ロータ6の回転軸7を支持する固定側転がり軸受8及び自由側転がり軸受9と、を備える。
図2に示すように、自由側転がり軸受9は、内輪11、表面である外周面12aと軸方向端面12bに亘る縁部12cに形成された複数の切り欠き部12dを有する外輪12、内輪11及び外輪12との間に設けられた軸受空間に転動可能に配設される複数の転動体13、転動体13を円周方向に所定の間隔で保持する保持器14、及び、外輪12の軸方向両端部の内周面に装着され、軸受空間を密封する密封板15、を有する。
外輪12は、外輪12の外周面12aと軸受ハウジング4の内周面4aとの間にすきまδを持たせて軸受ハウジング4にすきま嵌めで嵌合されており(図2参照。)、これにより、自由側転がり軸受9は温度変化による軸の膨張・収縮を逃がすようにして、転がり軸受9に作用するアキシアル荷重の増大を防止している。
図3に示すように、外輪12の切り欠き部12dは、縁部12cの円周方向において等間隔に複数形成されており(本実施形態では、2箇所)、軸方向に閉塞された側面視矩形溝形状を有する。
また、軸受ハウジング4には、外輪12の軸方向端面12bと対向配置される壁部4bに穿孔される矩形状の貫通孔4cが、外輪12の切り欠き部12dの数に対応して複数形成されている(本実施形態では、2箇所)。さらに、外輪12の外周面12aと対向する軸受ハウジング4の内周面4aには、矩形状の貫通孔4cに沿って延設される矩形状の溝部4dが形成される。
軸受ハウジング4の貫通孔4cには、外輪12の軸方向端面12bに対向配置され、切り欠き部12dと円周方向の位相が一致した際に、切り欠き部12dに進出可能なように軸方向端面12bに当接する断面矩形状のクリープ防止部材21と、クリープ防止部材21の軸方向外端面と一端で当接して、クリープ防止部材21を外輪12の軸方向端面12bに向けて付勢する弾性部材である圧縮コイルばね22と、が収容されている。圧縮コイルばね22の他端は、軸受ハウジング4の端面にねじ23等によって固定された抑え板24によって支持されており、これにより、外輪12の軸方向端面12bに対向配置されるクリープ防止部材21は軸方向端面12bと当接するように付勢される。
クリープ防止部材21は、外輪12の切り欠き部12dの幅・深さ方向の寸法より若干小さく設計されている。また、圧縮コイルばね22は、クリープ防止部材21を付勢する付勢力により転がり軸受8,9に予圧を付与することができ、圧縮量及びばね力を調整することで予圧量を設定することができる。
従って、本実施形態の転がり軸受装置30は、自由側転がり軸受9と、クリープ防止部材21と、圧縮コイルばね22と、を備えた構成となる。
このように構成される電動機1において、自由側転がり軸受9は、外輪12の切り欠き部12dを電動機1の軸方向外方に向けた状態で、回転軸7と軸受ハウジング4に組み付けられるが、外輪12に設けた切り欠き部12dと軸受ハウジング4の壁部4bに穿孔した貫通孔4cとの位相は特に合わせる必要はない。
従って、位相が合っていない状態においては、貫通孔4cに挿入されたクリープ防止部材21は、圧縮コイルばね22によって外輪12側に付勢された状態で外輪12の軸方向端面12bに当接する。
そして、電動機1に自由側転がり軸受9を組み付けた後、電動機1の回転軸7がアンバランス状態で回転して、転がり軸受9の外輪12に回転荷重が負荷されると、外輪12にクリープが発生して、当初、位相の合っていない状態で組み込まれた外輪12の切り欠き部12dと軸受ハウジング4の貫通孔4cに挿入されたクリープ防止部材21とが同位相となる。
これにより、外輪12の軸方向端面12bに当接していたクリープ防止部材21が圧縮コイルばね22の付勢力によって軸方向内方に移動し、軸受ハウジング4の溝部4dと外輪12の切り欠き部12dに入り込んで、外輪12の回転を規制し、該外輪12のクリープが防止される。
このように、本実施形態の転がり軸受装置30では、外輪12の外周面12aと軸方向端面12bに亘る縁部12cに切り欠き部12dが形成され、外輪12の軸方向端面12bに対向配置されたクリープ防止部材21が圧縮コイルばね22によって軸方向端面12bに当接し、クリープ防止部材21は切り欠き部12dとの円周方向の位相が一致した際に、圧縮コイルばね22の付勢力により切り欠き部12dに入り込んで、外輪12のクリープを防止することができる。
このため、転がり軸受9を軸受ハウジング4にすきま嵌めで組み付けるに際して、クリープ防止部材21と外輪12の切り欠き部12dとの位相合わせをせずに容易に組み付けることができ、しかも、軸受ハウジング4と外輪12とは固定されないため、転がり軸受9の取り外しも容易に行うことができる。
これにより、温度変化による回転軸7の膨張・収縮を逃がして、優れたクリープ防止性能を発揮することができるとともに、転がり軸受9の取り付け、取り外し作業の容易化を図ることができる。
また、圧縮コイルばね22は、クリープ防止部材21を付勢する付勢力によって転がり軸受9に予圧を付与することができるので、電動機1のラジアル方向及びアキシアル方向の振動を防止することができる。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜な変形、改良等が可能である。
例えば、本実施形態では、転がり軸受9の外輪12に設けた切り欠き部12dを矩形溝形状にしているが、これに限定されず、アール形状やその他の形状の切り欠き部としてもよい。例えば、図4に示すように、外輪12の縁部12cに適当な角度の矩形溝を設けて切り欠き部41としてもよい。
更に、本実施形態では、転がり軸受9の外輪12に設けた切り欠き部12d、軸受ハウジング4に穿孔した貫通孔4c、該貫通孔4cに挿入されたクリープ防止部材21及び圧縮コイルばね22を一組として、円周方向に等配に2組配置しているが、組数については特に限定されず、転がり軸受9に対する予圧量により組数を適宜調整することも可能である。
また、本発明の切り欠き部12dは、縁部12cに限定されず、外輪12の外周面12aや軸方向端面12bの任意の位置に形成されてもよく、特に、軸方向端面12bに形成した場合には、圧縮コイルばね22は転がり軸受9に予圧を付与することができる。
本発明の一実施形態である転がり軸受装置が内蔵される電動機を説明するための断面図である。 自由側転がり軸受の取り付け構造を説明するための図であり、(a)は外輪と軸受ハウジングとのすきまを誇張して示す断面図、(b)は(a)の右側面図である。 自由側転がり軸受を示す図であり、(a)は断面図、(b)は(a)の右側面図である。 切り欠き部の変形例を示す図であり、(a)は自由側転がり軸受の断面図、(b)は(a)の右側面図である。 従来の転がり軸受装置を内蔵した電動機を説明するための断面図である。 従来の自由側転がり軸受の取り付け構造を説明するための外輪と軸受ハウジングとのすきまを誇張して示す断面図である。
符号の説明
9 自由側転がり軸受
11 内輪
12 外輪
12d 切り欠き部
13 転動体
21 クリープ防止部材
22 圧縮コイルばね(弾性部材)
24 抑え板
30 転がり軸受装置

Claims (2)

  1. 内輪、表面に切り欠き部を有する外輪、及び、該内輪及び該外輪との間に転動可能に配設される複数の転動体、を有する転がり軸受と、
    前記外輪の前記表面に対向配置され、前記切り欠き部と円周方向の位相が一致した際に、前記切り欠き部に進出可能なように前記表面に当接するクリープ防止部材と、
    該クリープ防止部材を前記外輪の前記表面に向けて付勢する弾性部材と、
    を備えることを特徴とする転がり軸受装置。
  2. 前記切り欠き部は、前記外輪の外周面と軸方向端面に亘って形成され、
    前記弾性部材は、前記クリープ防止部材を付勢する付勢力により前記転がり軸受に予圧を付与することを特徴とする請求項1に記載の転がり軸受装置。
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