JP2007046585A - 携帯型作業機 - Google Patents

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孝昌 大辻
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Abstract

【課題】 スタータ装置が稼動困難な場合でも、手動操作によってエンジンを容易に始動できる携帯型作業機を提供すること。
【解決手段】カットオフソーにおいて、エンジン2のクランクシャフト21の一端側に電動式のスタータ装置40を設け、他端側に手動式のリコイルスタータ50を設けた。このため、通常使用するスタータ装置40がバッテリの得充電不足等で稼動困難になった場合には、リコイルスタータ50を用いてエンジン2を容易に始動でき、使い勝手を良好にできる。また、スタータ装置40には、手動で板ばね47を巻き上げる機構が不要であり、スタータ装置40の構造を簡素化できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、携帯型作業機に係り、例えばカットオフソーやチェーンソーなどの手持ち可能な携帯型作業機に関する。
従来、コンクリート塊等を切断する携帯型作業機として、エンジン駆動の手持ち式カットオフソーが知られている(例えば特許文献1)。カットオフソーは、エンジンカッタやハンディカッタと称されることもある。このようなカットオフソーには、エンジンを始動するためのリコイルスタータが設けられるのが一般的である。リコイルスタータとしては、エンジンのクランクシャフトに設けられた回転部材と、この回転部材にラチェット機構を介して取り付けられたロープリールとを備え、このロープリールに巻き付けられたリコイルロープを引くことでクランクシャフトを回転させ、クランキングを行えるようになっている。
また、近年では、コイルロープを引くといった作業者の負担をなくすために、エンジン始動を電動モータで行うスタータ装置が提案されている。このスタータ装置によれば、回転部材とロープリールとの間にぜんまいばねを設け、このぜんまいばねを一端側から電動モータで巻き上げてばね力を蓄積するとともに、蓄積されたばね力がエンジンの圧縮抵抗を越えると、ぜんまいばねが他端側から勢いよく開放してクランクシャフトを回転させ、クランキングを行うようになっている。
特開平11−138333号公報
しかしながら、前述したスタータ装置では、電気モータがバッテリからの電力によって駆動されるため、バッテリでの充電量が少ない場合には、専用の手工具によりぜんまいを巻き上げてクランキングを行わざるをえず、巻上げ作業に手間がかかるという問題がある。また、スタータ装置内に手動操作用の機構を設ける必要があるため、スタータ装置の構造が複雑になるという問題もある。
本発明の目的は、スタータ装置が稼動困難な場合でも、手動操作によってエンジンを容易に始動できる携帯型作業機を提供することにある。
本発明の請求項1に係る携帯型作業機は、作業機本体に設けられたエンジンと、エンジンのクランクシャフトの一端側に設けられた電動式のスタータ装置と、前記クランクシャフトの他端側に設けられた手動式のリコイルスタータとを備えていることを特徴とする。
以上において、請求項1の発明によれば、エンジンのクランクシャフトの一端側に電動式のスタータ装置が設けられ、他端側に手動式のリコイルスタータが設けられているので、通常使用するスタータ装置がバッテリの充電不足等で稼動困難になった場合には、リコイルスタータを用いてエンジンを容易に始動でき、使い勝手を良好にできるという効果がある。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態のカットオフソー(携帯型作業機)1に搭載されたエンジン2周りの構造を示す側面図である。図2は、エンジン2周りを示す底断面図である。
図1、図2において、カットオフソー1は、コンクリート塊や路盤材等を切断する手持ち式の携帯型作業機であって、エンジン2を搭載した作業機本体3と、作業機本体3から前方側に向けて設けられた図示略のガイド部材と、ガイド部材先端に取り付けられるカッタヘッドと、カッタヘッドに装着されるカッタブレード4とを備えている。
エンジン2のクランクシャフト21の一端側には遠心クラッチ用のクラッチハウジング22が設けられ、このクラッチハウジング22とカッタヘッドに設けられたプーリとにはベルトが巻回され、これにより、カッタヘッド側のプーリに連結されたブレード装着部がベルトを介してエンジン2により駆動され、カッタブレード4が回転する。
クラッチハウジング22の外方側の側面22Aには、ラチェット機構30を構成する複数の回動爪31が設けられているとともに、この回動爪31のさらに外方には電動式のスタータ装置40が配置されている。
スタータ装置40は、エンジン2の始動を作業者のスイッチ操作で自動的に行う装置であり、前記スイッチ操作によりバッテリからの電力で稼動する小型の直流電動モータ41と、電動モータ41の回転を減速して伝達する遊星減速ユニット42と、遊星減速ユニット42と噛合して駆動されるエネルギ蓄積部43とを備えている。
このうちのエネルギ蓄積部43は、図示しない外装カバー等に固定される軸部材44を備えている。軸部材44には、スリーブ45Aを介して歯車45が回転可能に軸支され、また、この歯車45の内方側に対向して回転部材46が軸支されている。
これらの歯車45および回転部材46との間の空間にはぜんまい状に巻かれた板ばね47が配置されている。板ばね47の外端は歯車45に設けられた周壁部分に固定され、内端は回転部材46の回転中心に近い内側部分に固定されている。
そして、回転部材46において、前記回動爪31で挟まれる部分の外周には、ラチェット機構30の一部であるラチェット車32が形成され、ラチェット車32と回動爪31が噛み合うことで、スタータ装置40の回転をクランクシャフト21に伝達可能であり、反対に、エンジン2が始動した際のクランクシャフト21側の回転はスタータ装置40に伝達されないようになっている。
このようなスタータ装置40では、電動モータ41で歯車45を回転駆動させると、板ばね47が外端側から徐々に巻かれることとなり、板ばね47に機械的エネルギが蓄積されていくとともに、回転力が回転部材46からクランクシャフト21に伝達され、シリンダ23内のピストン24が上死点近くまで容易に移動する。ピストン24が上死点近くまで達すると、エンジン2の圧縮抵抗によってピストン24が停止した状態となり、これに伴ってクランクシャフト21および回転部材46も停止する。しかし、歯車45は依然として電動モータ41で駆動されているために、板ばね47には一層の機械的エネルギが蓄積される。
歯車45の回転が継続されることで、板ばね47に前記の圧縮抵抗に打ち勝つだけの機械的エネルギが蓄積されると、板ばね47が内端側から一気に巻き解ける。こうなると、板ばね47の内端が接続された回転部材46、クランクシャフト21、およびピストン24が共に勢いよく動き出し、ピストン24の複数回の往復動を伴うクランキングが行われてエンジン2が始動する。
ところで、このスタータ装置40は、図示しないバッテリからの電力で駆動されるが、バッテリでの充電量が少ない場合には、スタータ装置40を駆動することができず、エンジン2を始動させることができない。このため、本実施形態のカットオフソー1には、クランクシャフト21の他端側にリコイルスタータ50が設けられている。従って、スタータ装置40には、手動操作用の複雑なスタータ機構が設けられていない。
リコイルスタータ50が設けられている側において、クランクシャフト21の端部には、エンジン2に対して冷却空気を吸引して送り込むファン25が設けられ、このファン25の外方側の側面には、別のラチェット機構60を構成する複数の回動爪61が設けられている。ファン25のさらに外方側に、当該ラチェット機構60を介してリコイルスタータ50が設けられている。
リコイルスタータ50は、通常一般的に用いられている構造のものを採用できる。図2で示したリコイルスタータ50の構成は、概略次の通りである。すなわち、リコイルスタータ50は、やはり図示しない外装カバー等に固定される支持カバー51を備え、この支持カバー51には軸部52が設けられている。軸部52には、ロープリール53と、この内方側に配置された回転部材54とが軸支されている。
これらロープリール53および回転部材54の間にはコイルばね55が配置されている。コイルばね55の外方側の端部(図中右側の端部)はロープリール53に固定され、内方側の端部(図中左側の端部)は回転部材54に固定されている。また、ロープリール53と支持カバー51との間には板ばね56が配置され、板ばね56の内端が支持カバー51の軸部52に固定され、外端がロープリール53の周壁部分に固定されている。
そして、回転部材54において、前記回動爪61で挟まれる部分の外周には、ラチェット機構60の一部であるラチェット車62が形成され、ラチェット車62と回動爪61が噛み合うことで、リコイルスタータ50の回転をクランクシャフト21に伝達可能であり、反対に、エンジン2が始動した際のクランクシャフト21側の回転はリコイルスタータ50に伝達されないようになっている。
このようなリコイルスタータ50では、ハンドル57を引いてロープリール53に巻かれたロープ58を引き出し、ロープリール53を回転させる。この際には、ロープ58を勢いよく引き出す必要はなく、比較的ゆっくりでよい。ロープリール53が回転すると、コイルばね55が外方側から徐々に巻かれるようにして縮まることとなり、コイルばね55に機械的エネルギが蓄積されていくとともに、回転力が回転部材54からクランクシャフト21に伝達され、シリンダ23内のピストン24が上死点近くまで容易に移動した後、エンジン2の圧縮抵抗によってピストン24が停止した状態となる。これに伴ってクランクシャフト21および回転部材46も停止する。しかし、ロープ58を引き続けてロープリール53を依然として回転させると、コイルばね55には一層の機械的エネルギが蓄積される。また、支持カバー51に対してロープリール53が回転するために、板ばね56も巻かれることになる。
コイルばね55に前記の圧縮抵抗に打ち勝つだけの機械的エネルギが蓄積されると、コイルばね55は内方側から一気に巻き解けるように伸びる。こうなると、スタータ装置40の場合と同様に、コイルばね55が接続された回転部材54、クランクシャフト21、およびピストン24が共に勢いよく動き出し、ピストン24の複数回の往復動を伴うクランキングが行われてエンジン2が始動する。
エンジン2が始動した後、ハンドル57の引き操作を止めると、板ばね56に蓄積された機械的エネルギによる復元力が生じ、ロープリール53が逆回転してロープ58を巻き取り、初めの状態に戻る。
以上説明したカットオフソー1では、エンジン2のクランクシャフト21の一端側に電動式のスタータ装置40が設けられ、他端側に手動式のリコイルスタータ50が設けられているので、通常使用するスタータ装置40がバッテリの充電不足等で稼動困難になった場合には、リコイルスタータ50を用いてエンジン2を容易に始動でき、使い勝手を良好にできる。また、スタータ装置40には、手動で板ばね47を巻き上げる機構が不要であり、スタータ装置40の構造を簡素化できる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば前記実施形態において、スタータ装置40には、板ばね47を手工具等で巻き上げる機構が設けられていなかったが、そのような機構が設けられている場合でも、クランクシャフトの一端側にスタータ装置が、他端側にリコイルスタータが設けられていることに違いないので、本発明に含まれる。
本発明は、カットオフソーやチェーンソーのように、クランクシャフトの両端にスタータが取付可能なあらゆる携帯型作業機に利用できる。
本発明の一実施形態の携帯型作業機に搭載されたエンジン周りの構造を示す側面図。 エンジン周りを示す底断面図。
符号の説明
1…携帯型作業機であるカットオフソー、2…エンジン、3…作業機本体、21…クランクシャフト、40…スタータ装置、50…リコイルスタータ。

Claims (1)

  1. 携帯型作業機において
    作業機本体に設けられたエンジンと、
    エンジンのクランクシャフトの一端側に設けられた電動式のスタータ装置と、
    前記クランクシャフトの他端側に設けられた手動式のリコイルスタータとを備えている ことを特徴とする携帯型作業機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101555853A (zh) * 2008-04-09 2009-10-14 创科实业有限公司 发动机的起动器***
FR2960264A1 (fr) * 2010-05-18 2011-11-25 Jean Charles Pollart Outil a moteur thermique pourvu d'un lanceur electrique.
CN102554348A (zh) * 2012-03-22 2012-07-11 彭桂华 双启动汽油链锯

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