JP2007043613A - 色データ処理方法、色データ処理装置、およびプログラム - Google Patents

色データ処理方法、色データ処理装置、およびプログラム Download PDF

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【課題】 色域の圧縮された色域データに平滑化をなうので色再現性の良い色域データを得ることが可能にとすることを目的とする。また精度のよい色変換テーブルの作成を可能とすること目的とする。
【解決手段】 第一の色域における色信号を、第二の色域における色信号に変換する際に、前記第一の色域を前記第二の色域に圧縮し、第三の色域に色域圧縮し、前記色域圧縮された前記第三の色域に平滑化処理を施し、第四の色域とすることを特徴とする。
【選択図】 図8

Description

本発明は、色変換テーブル作成方法、色データ処理装置ならびにプログラムに関する。
近年、デジタルカメラやイメージスキャナ等のデジタル機器が普及し、デジタル画像を手軽に得ることができるようになってきている。一方、フルカラーハードコピー技術も急速に発展している。特に、インクジェット方式による印刷は、印刷画質が銀塩写真に匹敵するものとなり、広く用いられるようになって来ている。また、インターネット等のネットワークが広く普及し、多くのユーザーが様々なデバイスを接続することが可能な環境下にある。そして、このような入出力デバイスが多様である環境では、例えば、色域の広いモニタ上のカラー画像信号を色再現能力が異なるプリンタによってハードコピーすることがしばしばある。即ち、色域が異なるデバイス間においてカラー画像データの入出力を行う場合が多くなってきている。
このような環境化において、異なるデバイス間で同じ色再現を実現する際に、「カラーマネージメントシステム(以後、単に「CMS」とも言う)」が広く知られている。図1は、このCMSの一構成の概要を示す図であり、デバイスに依存しない色空間を用いたCMSを示している。例えば、デジタルカメラやスキャナのような入力デバイスとプリンタやモニタなどの出力デバイスを接続する場合、図1に示す構成を考察する。この場合、入力系の色信号から出力系の色信号への変換は、それぞれのプロファイルによってデバイス独立な色空間を介在させて実現する。尚デバイスに独立な色空間とは、例えば、CIE−XYZ色空間、CIE−L*a*b*色空間、または、sRGB色空間などがある。プロファイルとは、デバイスカラーとデバイス独立な色空間の関係を考慮した変換式や色変換マトリクス、色変換ルックアップテーブル(以下、色変換テーブルと称す)のことを言う。
上記のデバイスカラーとデバイス独立な色空間の関係が記述された色変換テーブルを作成する際に用いる、平滑化技術を検討する。まず、色変換テーブルの詳細について説明する。デバイス独立な色空間をsRGB色空間、出力デバイスをインクジェットプリンタとした場合を例にする。この場合、色変換テーブルは、sRGB色空間の色に対して、プリンタ色域の色を結びつける。具体的には、色変換テーブルは、sRGB色空間を離散的に格子点で区切り、各格子点に対してプリンタ色域の色を対応させたものである。ここで、一般的に、入、出力色空間の形状は一致していない場合が多い。例に挙げたsRGB色空間とプリンタ色域においても、形状が異なっている。そこで、色変換テーブルを作成する際に、各デバイス間で再現できない色を再現するため、ガマット圧縮の技術が用いられる。ガマット圧縮の技術は、入力色空間を出力デバイスの色域に線形的に圧縮し、入出力デバイス間で異なる色域の影響を吸収するものがある。ガマット圧縮後のsRGB色空間の色と、プリンタ色域の色を対応付けるためには、以下のような方法を用いると良い。例えば、プリンタが受ける信号の色空間がRGB信号である場合、色域内の全ての色について、RGB信号と測色空間で特定される色(例えば、CIE−L*a*b*値)とが1対1の関係で対応している。そこで、RGB色空間を等間隔に、例えば729個の格子点で区切り、格子点を均等に分布させる。このような、729個の格子点のカラーパッチを用意し、プリンタで印刷する。印刷後のカラーパッチを測色することで、プリンタ固有のRGB値(プリンタRGB値と称す)で表される格子点の色を、例えばCIE−L*a*b*表色系の色として特定することが出来る。次に、圧縮されたsRGB色空間の格子点をCIE−L*a*b*表色系の色に変換し、上記の729個の測色値から色差が最小な格子点を探す。色差最小点の周囲の格子点で補間演算を行うことで、sRGB色空間の格子点が対応するプリンタRGB値が得られる。以上のようにして、入力色空間の色をプリンタ色域のどの色で出力するかを記載した色変換テーブルを作成することが出来る。
しかしながら、作成された色変換テーブルの値に様々なノイズが混入してしまうことがある。以後、ノイズとは、正確な格子点が得られないために、トーンジャンプやカラージャンプが起きて滑らかな階調性が得られない現象のことを言う。例えば、入力色空間を出力色空間にガマット圧縮した際に、圧縮後の入力色空間の形状ががたついている場合がある。図2は、L*a*座標系において、圧縮後の入力色空間のがたつきを説明するための図である。色域201はプリンタ色域を表しており、入力色空間は、色域201に収まるようにガマット圧縮を行う。色域202は、ガマット圧縮後の入力色空間を表している。点線203の領域のように、ガマット圧縮後の入力色空間は、プリンタ色域に相似な滑らかな形状とならず、がたつく場合がある。がたつきの原因は以下である。ガマット圧縮時には、圧縮収束点から入力色空間の最外郭までの距離Tと出力色空間の最外郭までの距離D、圧縮の対象となる点(以後、圧縮対象点と称す)までの距離Pが必要である。そのため、入、出力色空間における離散的な、隣り合う最外郭の格子点を、線形につなぐことで色域の解析を行っている。図3は、入力色空間をsRGB色空間、出力色空間をインクジェットプリンタの色域として、それらをL*a*平面に図示したものである。白点で示した点は、圧縮対象点の色相面と、最外郭の格子点を結んだ直線の交点(ガマット解析点と称す)を示している。また、実線で示した色域は、連続的な階調でsRGB色空間302とプリンタ色域303を表した。例えば、点P1やP2のような、sRGB色空間の最外郭の点をガマット圧縮する際には、圧縮収束点Oから圧縮対象点までの距離、プリンタ色域の最外郭までの距離、sRGB色空間の最外郭までの距離が必要となる。収束点から、圧縮対象点へ向かう単位ベクトルを規定し、このベクトルを少しずつ伸ばしていくと、ガマット解析点同士を結んだ直線と交わる。ベクトルがこの直線を越えた時点での距離をとればよい。しかしながら、ガマット圧縮時に必要となる距離を正確に得ることは困難である。ここでは、ベクトルを伸ばす量によって得られる距離が異なる場合がある。さらに、ガマット解析点は離散的であり、それらの点を直線で結んだ色域303と、本来の滑らかなプリンタ色域302とは形状が異なっている。例えば、点P2を圧縮する際に用いる、解析点で表されるプリンタ色域の最外郭までの距離D2は、本来のプリンタ色域の最外郭までの距離D2’よりも短くなる場合がある。この場合、ガマット圧縮後の点が本来のプリンタ色域よりも内側に入り込んでしまう。一方で、点P1をガマット圧縮する際は、プリンタ色域の最外郭までの距離D1がガマット解析点から点Oまでの距離と一致する。そのため、点P1は圧縮収束点から距離D1の位置に圧縮され、点P2のような落ち込みは起きない。さらに、上記のように、プリンタ色域を均等な729点の格子点で表した場合、最外郭付近の格子点間隔が広くなる。そのため、最外郭付近での距離のずれが大きく、がたつきの度合いも大きくなる場合がある。
つまり、ガマット圧縮に必要な距離が正確に得られないことで、ガマット圧縮後の入力色空間の形状ががたついてしまう事になる。さらに、プリンタ色域の特性を知るために、カラーパッチの測色がなされるが、そのときに測色誤差が含まれる場合もある。この測色誤差もノイズの一因である。
このような、一様ではない色域をもとにルックアップテーブルを作成すると、ノイズの要因を含んだまま、入力色空間の色と、出力色空間の色を結びつけてしまう。つまり、最終的に得られる色変換テーブルにガマット圧縮時のノイズの影響を含む。それにより、色変換テーブルの値の変化が滑らかでなくなり、この色変換テーブルを用いて変換した画像に擬似輪郭が発生したり、階調の反転が起きてしまったりすることがある。
そこで、例えば、特開2001−016476号公報では、色変換テーブルのR、G、Bのチャネル独立に3次元のフィルタによって平滑化を行う方法が開示されている。また、平滑化処理によってグレーが有彩色とならないようにするために、処理対象とする領域をグレー領域と、有彩色領域に分け、グレー領域については、R=G=Bという関係を保ったまま平滑化を行うようにしている。この従来例では、入力色空間に対するプリンタRGB値が対応付けられた後に平滑化処理を施している。つまり、ガマット圧縮時のがたつきに加え、プリンタRGB値を探索するときのずれも加味されて、平滑化がなされる。例えば、このプリンタRGB値の探索誤差が、ガマット圧縮時のがたつきをさらに大きなものにする場合、両方の原因でがたつきの影響がさらに大きくなるため、強い平滑化強度が必要となる場合がある。
また、例えば、ガマット圧縮の手法で、プリンタ色域内に非圧縮領域を設けて、非圧縮領域外の入力色空間のみを階調性を持たせて圧縮する方法がある。この手法を用いると、プリンタ色域の形状や大きさが異なっていても、非圧縮領域の色は測色的に一致した色再現をさせることができ、階調性も確保することができるメリットがある。上記のような、ガマット圧縮の手法を用いた場合は、非圧縮領域外のみ、形状のがたつきが生じる。非圧縮領域内は圧縮を行っていないため、プリンタ色域の色がそのまま再現される。ここで、非圧縮領域外のがたつきを軽減するために、平滑化を適応することが効果的である。しかしながら、上記の従来例では、グレー領域を除き、非圧縮領域に対しても一律に平滑化を施すため、非圧縮領域内の色を測色的に一致した色再現をさせることが出来ない。また、プリンタRGB値を平滑化する際は、非圧縮領域の色であるか否かを判定することは処理が複雑になり、また、プリンタRGB値を探索するときの誤差も含んでいるため、困難である。さらに、上記のように、ガマット圧縮後の入力色空間において、最外郭付近の領域ががたついている場合も、従来例では、プリンタRGB値から、入力色空間の色が最外郭付近であったかどうかを判定することは難しい。
特開2001−016476号公報
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、色域の圧縮された色域データに平滑化をなうので色再現性の良い色域データを得ることが可能にとすることを目的とする。また精度のよい色変換テーブルの作成を可能とすること更なる目的とする。
本発明は、前記の目的を達成する一手段として、以下の構成を備える。
第一の色域における色信号を、第二の色域における色信号に変換する際に、前記第一の色域を前記第二の色域に圧縮し、第三の色域とする色域圧縮し、前記色域圧縮された前記第三の色域に平滑化処理を施し、第四の色域とすることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、色域圧縮後のデータを平滑化する。これにより、ガマット圧縮によって生じる圧縮後の入力色空間データのがたつきを滑らかにし、良好な階調再現を実現する色変換テーブルを作成することが出来る。また、色域圧縮時の情報を保持しておくことで、圧縮条件に応じて発生するノイズの影響を抑えるように、適宜、平滑化強度を調整することも可能である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。また、入力色空間をsRGB色空間、出力色空間をインクジェットプリンタの色域とする。さらに、sRGB色空間、プリンタ色域は共通の表色系で扱う。この表色系を作業表色系と称す。本実施の形態では、均等色空間(CIE−L*a*b*表色系)を用いる。ゆえに、ガマット圧縮後のターゲット色空間の色はCIE−L*a*b*表色系での値が得られる。ここで、入、出力色空間は上記の色空間に限定されない。また、上記共通の表色系は、CIE−L*a*b*表色系に限定されず、L*u*v*表色系など、それに類似した表色系であれば実現可能であることは言うまでもない。
本実施形態において色変換テーブルとは、入力のsRGB値に対してプリンタの出力特性を考慮するための色変換処理を行うルックアップテーブルであり、入力データのsRGB色空間は、RGB表色系で均等に配置された格子点のデータであるものとする。
〔実施形態1〕
図4に、sRGB色空間をRGB表色系における模式図として示す。ここでは、R軸、G軸、B軸ともに均等な間隔で9点の格子点がある。0から8までの格子点番号を記入している。ブラック(Bk)、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ホワイト(W)の各点を図示した。なお、シアン(C)の点は、ホワイトの点の直下にある。Bk点からB点に向かう軸をBlue軸、Bk点からG点に向かう軸をGreen軸、Bk点からR点に向かう軸をRed軸と呼ぶ。
まず、図5を参照して、色変換テーブルの記載方法について説明する。色変換テーブルには、始めに、sRGB色空間における第一の格子点であるBk点(R,G,B)=(0,0,0)を色変換したとき場合の、プリンタRGB値を記載する。図5では例として、プリンタRGB値を(0,0,0)としている。次は、Blue軸の格子点番号を一つ増やした(R,G,B)=(0,0,1)の点に進み、Blue軸の点を一つづつ増やして(R,G,B)=(0,0,8)とする。Green軸の格子点番号を一つ上げ、Blue軸の点を0に戻した(R,G,B)=(0,1,0)の点でのプリンタRGB値を記入する。次はBlue軸の格子点番号のみ、0から8まで進め、その後、Green軸の点を一つ上げる。以上を繰り返し、(R,G,B)=(0,8,8)となったら、Red軸の格子点番号を一つ上げ、(R,G,B)=(1,0,0)とする。以後、同様の順番で格子点番号を増やし、対応するプリンタRGB値を色変換テーブルに記載する。
次に、sRGB色空間をプリンタ色域にガマット圧縮し、同時に平滑化を制御する制御情報を取得する方法について、図6を参照して説明する。まず、図6のステップ601に進む。色変換テーブルに記載する順番にsRGB色空間のRGB値を、一点ずつCIE−L*a*b*表色系に変換する。その後、ステップ602に進む。本実施形態1で説明するガマット圧縮方法では、プリンタ色域中に、測色的に一致した色再現をさせる非圧縮領域を設け、それ以外の入力色空間の色を、非圧縮領域外のプリンタ色域に圧縮する方法を採る。以上のガマット圧縮の手法を用いると、出力デバイスの色域が異なるものであっても、非圧縮領域内は測色的に一致した色再現を実現し、さらに、非圧縮領域外で階調を保持することが可能である。例えば、印刷メディアが写真専用紙とマット紙のように、色域形状が異なる場合は色の再現が異なるが、非圧縮領域内は同様な色再現を実現させ、さらに階調性も保持することが可能である。さらに、本実施形態1では、非圧縮領域内の色に平滑化を適応しない場合について説明する。なぜなら、非圧縮領域は、測色的に一致した色再現をさせるために設けた領域であり、平滑化により色をずらさないためである。なお、sRGB色空間の点が非圧縮領域の中にあるか、外にあるかは、以下のような色域内外判定処理を用いることで判定する。まず、ある色域内に属するか否かの判定対象となる点と、色域内部に設定した圧縮収束点を結ぶベクトル(ソースベクトルと称す)の長さを算出する。さらに、圧縮収束点から判定対象の点に向かうベクトル(色域ベクトルと称す)と色域表面との交点までの距離を求め、ソースベクトルと色域ベクトルの長さを比較する。ソースベクトルの長さが色域ベクトルの長さよりも大きい場合は、判定対象点は色域外、小さい場合は色域内と判定する。
ステップ602において、入力値が非圧縮領域内の色ではないと判定された場合、ステップ603に進み、以下の方法でガマット圧縮を行う。図7は、本発明を適用するためのガマット圧縮方法の一例を説明する図である。色空間701と702は、sRGB色空間およびプリンタ色域をL*a*平面に投影したものである。また、色空間703は、sRGB色空間の色を測色的に一致した色再現をさせる非圧縮領域を表している。非圧縮領域はプリンタ色域に相似な形状で70%の大きさとする。尚、この非圧縮領域は、プリンタ色域の70%に限定されるものではなく、60%、80%等でも良い。点Oは圧縮収束点を表している。点704はsRGB色空間の格子点を表しており、この点が入力された場合について説明する。この点は非圧縮領域外の色であるため、非圧縮領域外のプリンタ色域にガマット圧縮する。まず、点704と点O間の距離Xを算出する。さらに、点Oと点704を結ぶ直線とsRGB色空間の外郭が交わる点705と、プリンタ色域の最外郭が交わる点706と非圧縮領域の外郭が交わる点707を探し、距離を算出する。それぞれ、点Oからの距離をT、D、Fと記す。圧縮収束点Oと前述の距離の関係をもとに、点704をプリンタ色域に圧縮する。圧縮後の点は点Oと点704を結ぶ直線上で、以下の圧縮関数(1)により算出できる距離の場所に線形に圧縮する。
Figure 2007043613
ここで、圧縮関数は線形である必要はなく、色域の外に位置するほど、階調を潰すような多次関数やそれに類似する関数を使ってもよい。次に、ガマット圧縮時の条件を圧縮対象点と対応させて記憶しておく。具体的には、圧縮対象点が非圧縮領域の中にあるか、否かを判別し、平滑化のフラグをインデックス形式で記載する。まず、ここではステップ602において、点704は非圧縮領域外の色であると判断されたため、平滑化フラグに1を記入して、処理を終える。また、入力値がsRGB色空間の黒点をあらわす点709であった場合も、平滑化フラグは1となる。ここでは、平滑化フラグの値が1であった場合は平滑化を行い、0のときは平滑化を行わないものとする。次に、別の格子点708が入力された場合についての処理を説明する。点708は、非圧縮領域内に位置しているため、ガマット圧縮は行わず、測色的に一致した色再現をさせる。説明を明確にするため、この二点を用いて、ガマット圧縮方法の詳細を説明しておく。ガマット圧縮対象のsRGB色空間の点708は、非圧縮領域内に位置しているため、ガマット圧縮は行わず、測色的に一致した色再現をさせる。平滑化フラグには0の値を記入して、ガマット圧縮処理を終える。
以上のように、色変換テーブルに記載する順番に、sRGB色空間の全格子点に対して上記の処理を適応させ、ガマット圧縮を行うと同時に、圧縮時に用いた情報(以後、圧縮情報と称す)をインデックスに記載する。さらに、インデックスとは別に、圧縮後の格子点のL*a*b*値も記憶させておく。
次に、図8を参照して、平滑化方法についての説明をする。本実施形態では、ガマット圧縮後のsRGB色空間の色を平滑化する。CIE−L*a*b*色空間を作業表色系としているため、ガマット圧縮後のsRGB色空間の色はCIE−L*a*b*表色系の色となっている。まず、ステップ801に進み、あらかじめ記憶させておいた、ガマット圧縮後のsRGB色空間のL*a*b*データを、色変換テーブルを作成した場合と同様の順番に進める。次にステップ802において、ステップ801にて入力された平滑化を行う点(平滑化対象点と称す)に対応するインデックスデータを参照し、平滑化フラグを得る。ここで、平滑化フラグが0の場合は、平滑化を施さずに処理を終了する。平滑化フラグが1の点では、ステップ803に進み、平滑化に用いる近傍の格子点を、あらかじめ記憶させておいたガマット圧縮後のsRGB色空間のL*a*b*データから探索する。近傍の点の探索は、RGB座標系での関係を用いて行う。平滑化対象点の位置をPとする。格子点数は、R、G、B座標系において各9個なので、対称点の周辺の格子点は、P+9×9(P1とする)、P−9×9(P2)、P+9(P3)、P−9(P4)、P+1(P5)、P−1(P6)の位置の点とすればよい。ここで、黒点や白点や、R,G,B軸上にのる点では、6点の近傍の点が存在しない場合がある。例えば、黒点では、上記のP1、P3、P5の3点しか得られないため、この三点で平滑化を行う。
次にステップ804において、平滑化を実行する方法を説明する。ここでは、平滑化対象点の近傍の点が6点得られた場合の処理を説明する。平滑化対象点の各近傍点のCIE−L*a*b*値を、P点は(L,a,b)、P1点は(LP1,aP1,bP1)と書く。P1以降の点も同様な方法で記載する。L*、a*、b*値の三要素に分け、以上の7点での平均値を求める。平滑化後の格子点のL*a*b*値を(L,a,b)とし、平滑化強度をIと書くと、以下のようにして算出できる。
Figure 2007043613
最後に、ステップ805に進み、平滑化対象点を、ステップ804で得られた平滑化後の値に置き換える。全ての圧縮後のsRGB格子点に対して、上記のような平滑化処理を施す。その後、平滑化を施したsRGB色空間の色をもとに、従来技術で記載したようにプリンタRGB値を探索し、色変換テーブルを作成する。
以上のように、本実施形態を用いると、圧縮対象点が非圧縮領域内の点か否かの判定を、平滑化フラグとして情報を記憶することができる。ゆえに、容易かつ高速に平滑化処理を実現できる。さらに、非圧縮領域の中は平滑化せず、それ以外の領域でガマット圧縮が原因で起きるがたつきの影響を軽減し、滑らかな階調再現を実現することが可能となる。ここで、本実施形態1では、実施形態の原理を簡単に説明するために、平滑化方法を平均値で置き換える方法を説明した。しかしながら、それに限定されることなく、例えば、平滑化対象の点とその近傍の点のうち、中間の値で置き換えるような平滑化手法でもよい。又、平滑化対称点に平滑化の重みを強くし、それ以外の近傍の点にかかる重みを軽くするなどの重み付けを施して平滑化してもかまわない。また、近傍の点は上記で例に挙げたような6点にこだわらず、任意の数の格子点を対象としてもよい。
加えて、本発明は、本実施形態1で説明したガマット圧縮方法に限定されるものではない。例えば、「測色的一致のガマット圧縮方法」を適応することができる。この方法は、sRGB色空間をプリンタ色域に圧縮する際に、プリンタ色域内のsRGB色空間の色は、忠実に再現し、それ以外のプリンタ色域を超える領域は、圧縮を行うというものである。この圧縮方法を実施する際には、sRGB色空間の色がプリンタ色域内の色か否かを判定する処理が必要である。そこで、本実施形態1で説明した場合と同様に、sRGB色空間の色がプリンタ色域内であった場合の平滑化フラグに0、プリンタ色域外であった場合は平滑化フラグに1を記載し、このフラグを元に平滑化を実行すればよい。上述した平滑化を測色的一致のガマット圧縮方法に実施すれば、ガマット圧縮後のsRGB色空間の最外郭が滑らかになる。
さらに、例えば肌色のような重要色で、ガマット圧縮後の色を意図して設計する場合がある。その場合、平滑化処理を施すと、意図した色とずれてしまう場合がある。そこで、肌色のような特定の重要色の色領域を判定し、平滑化フラグによって平滑化処理を行わない制御をすることも効果的である。
以上説明したように、ガマット圧縮により生じた入力色空間のがたつきを平滑化し、滑らかな階調を維持した色変換テーブルを作成することができる。さらに、ガマット圧縮時に圧縮情報を保持しておくことが可能なため、圧縮方法に応じて、最適な平滑化強度を適応することが可能である。また、明度、もしくは彩度を維持して平滑化を行うことで、平滑化により色再現域が狭くなる問題を回避することができる。
〔実施形態2〕
本実施形態2では、圧縮対象点の距離に応じて平滑化強度を変える方法について説明する。本実施形態を述べるにあたり、ガマット圧縮方法は、実施形態1で説明した方法と同様とする。
ここで、上述したガマット圧縮後の入力色空間のがたつきは、圧縮収束点からの距離に応じて大きくなる場合がある。入、出力色空間を解析する際に、RGB値で均等な格子点間隔で区切ると、CIE−L*a*b*表色系で表した場合に色域の外側の格子点が少なくなることがある。そのため、ガマット解析点の間隔が広くなり、圧縮時の誤差も大きくなる。そこで、このような場合、圧縮収束点からの距離に応じて、平滑化強度を強くすることが効果的である。
図9を参照して、ガマット圧縮と共に、平滑化強度を記載したインデックスを作成する方法を説明する。まずステップ901において、色変換テーブルに記載する順番にsRGB色空間のRGB値を、一点ずつCIE−L*a*b*表色系に変換し、入力値とする。次に、ステップ902に進み、入力値が非圧縮領域内の色か否かを判定する。非圧縮領域内の色と判定された場合は、平滑化強度を0として、ステップ907において、インデックスに記入する。以上で処理は終了である。ここで、本実施形態で実施する平滑化方法は、圧縮対象点と、近傍の格子点で出した平均値で、圧縮対象点を置き換える。ここで、平滑化強度は、強度が1であれば、平均値で置き換え、強度が0であれば、平滑化前の格子点のままとする。平滑化強度は1を越えない。
逆に、非圧縮領域外の色と判定された場合は、ステップ904に進み、圧縮収束点と圧縮対象点までの距離Xと、非圧縮領域の最外郭までの距離F、入力色空間の最外郭までの距離T、プリンタ色域の最外郭までの距離Dを算出する。さらに、ステップ905に進み、ガマット圧縮を実行する。
次に、ステップ906において、以下に説明するような平滑化強度を記載する。ここでは、図10に記した、ガマット圧縮前の平滑化対象点の圧縮収束点からの距離Xと平滑化強度の関係を用いる。この関係では、ガマット圧縮前の平滑化対象点が、非圧縮領域の外郭に位置する場合、つまり距離Xが距離F以下の場合は0、それ以降、入力色空間の最外郭に位置する場合に平滑化強度が1となるようなリニアな関数となる。ゆえに、ガマット圧縮時に、X、F、Tの距離を元に平滑化強度が算出でき、ステップ907にてインデックスに平滑化強度を記載する。
以上のように、ガマット圧縮時に得られる平滑化強度が記載されたインデックスを参照して、平滑化を行う。ここで、平滑化対象点の平滑化強度が0の場合は、平滑化をせずに、次の平滑化対象点の処理を実行する。平滑化対象点の平滑化強度が0以外であった場合は、以下の処理を施す。圧縮対称点PでのCIE−L*a*b*値は(L,a,b)、圧縮対象点と近傍の点の平均値Pを(L,a,b)、平滑化後の点PのCIE−L*a*b*値を(L,a,b)と書く。強度Iを用いて、以下のようにして平滑化後のデータを得ることが出来る。これを平滑化前の格子点の値に置き換えればよい。
=L×I+L×(1−I)
=a×I+a×(1−I)
=b×I+b×(1−I)
本実施形態では、図10(a)に示すような関数で平滑化強度を決定したが、それに限定されない。例えば、図10(a)に示した平滑化関数の傾きよりもゆるいものにすれば、全体的に平滑化強度がおさえられる。もしくは、非圧縮領域外の平滑化強度を全て1としてもよい。この場合、実施形態1と同様な平滑化結果が得られる。さらに、ガンマ関数などを使って、非線形に平滑化関数を定めても良い。以上のように、ユーザーが任意に規定した平滑化関数により、平滑化強度をコントロールすることが可能である。加えて、本実施形態では、全格子点に対して同様な傾向の平滑化関数を規定したが、領域ごとに最適な関数を規定してもよい。例えば、ある色相は平滑化しない場合、平滑化関数を全て0にすることも可能である。また、別の色相・彩度の領域は、異なる平滑化関数を設定しても良い。
今回は、非圧縮領域内に平滑化を適応しない例を説明したが、それに限定されるものではなく、内外判定処理を行わず、全領域に平滑化を適応するような図10(b)のような平滑化関数を適応してもかまわない。さらに、改良として、グレー軸近傍では、色のずれが知覚しやすいため、平滑化量を抑えることが効果的である。図10(c)の平滑化関数は、あらかじめ規定しておいたグレー近傍領域までの距離Gまでは平滑化強度を0とし、それ以降は線形に平滑化強度を強めている。それにより、グレー近傍は平滑化により色のずれをおこさない。以上のように、複数の平滑化条件を合成した平滑化関数を規定して、平滑化処理を行うことも可能である。また、ガマット圧縮時に、ユーザーが意図して圧縮後の色を調整している場合などは、平滑化によって色をずらさないことが望まれる。そのため、圧縮を施した領域であっても、平滑化をしない領域を設けてもよい。
〔実施形態3〕
上記の実施形態1、2では、平滑化対象点とその近傍の点での平均値を用いて平滑化を行っていた。しかしながら、平均値を平滑化対象点に置き換えると、平滑化後の色域が、平滑化前の色域に比べて小さくなってしまう。例えば、ガマット圧縮をする入力色空間を、写真専用紙用のプリンタ色域とすると、その色域が広いため、平滑化による色域の縮小の影響は比較的少ない。一方、普通紙用のプリンタ色域では、その色域が狭いため色域縮小の影響が大きくなる。つまり、普通紙用のプリンタ色域は元々狭く、明度、彩度ともに色再現能力は低いうえ、平滑化処理を行うことでプリンタ色域の中で色再現に使う領域を狭くしてしまう。そこで、本実施形態3では、狭い色域でも平滑化によって使う範囲を狭くすることなく、良好な階調再現を実現する平滑化方法を提案する。
本実施形態での平滑化方法は、前記の実施形態と同様に、平滑化対象点とその近傍の点で算出した平均値を置き換えるものとする。まず、平滑化前の格子点のa*、b*を保持しておき、平滑化後の格子点のa*、b*値に置き換える。それにより、知覚色度を変化させることなく、明度方向の平滑化を行うことが出来る。また、L*を平滑化前の値にすることで、明度を維持した平滑化を行う。さらに、平滑化前の格子点の色相・彩度を保持しておくことで、彩度・色相維持の平滑化を実現することが出来る。これらは、平滑化をかけるべき状況に応じて、いなかる値を維持する平滑化方法を適応すればよいかを判定すると良い。
〔実施形態4〕
本発明を適応した平滑化処理を行う際に、平滑化を制御する圧縮情報を、ユーザーが再度調整することも可能である。例えば、写真再現において特に重要視される肌色領域では、少しの色のずれが知覚しやすい場合がある。しかしながら、平滑化処理を肌色領域に適応してしまうと、色のずれがおきる。つまり、ガマット圧縮時にユーザーが意図して変換した色が再現できなくなってしまう。これを避けるためには、肌色領域に平滑化処理を施さなければ良い。ここで、あらかじめユーザーが肌色領域の色域を規定している場合は、上記の実施形態1で説明したように、肌色領域の平滑化フラグを0として平滑化処理を行わないという、一連のフローが適応できる。また、実施形態2においても、肌色領域の平滑化強度を0とすればよい。一方で、どれぐらいの肌色領域に平滑化を行うべきではないかを、ユーザーがガマット圧縮後のプリンタRGB値から試行錯誤をして調整する場合もある。また、L*a*b*値からプリンタRGB値を探索した処理と逆の処理を行うことで、プリンタRGB値に対応するL*a*b*値が得られるので、この値を見ながら調整することも可能である。ここでは、実施形態1のように、平滑化フラグによって、平滑化を制御する手法を例に説明する。なお、平滑化フラグを用いる場合に限定されず、実施形態2のように、平滑化強度を用いるなど、本発明を逸脱しない範囲の手法を適応することが可能なことは言うまでもない。
上記のようなケースを想定すると、ガマット圧縮処理を終了した後に、肌色領域の平滑化フラグを0にするように、ユーザーが圧縮情報を操作できればよい。ここで、ガマット圧縮は繰り返す必要はない。なぜなら、ユーザーが調整するのは平滑化フラグだけであり、ガマット圧縮処理により得られる値は同じだからである。ガマット圧縮を繰り返すと、例えば、入力色空間の格子点数が多い場合には、ガマット圧縮に多大な時間がかかり、非効率である。そこで、ガマット圧縮処理と平滑化処理を分けて、圧縮情報を調整し、平滑化を行う処理のみを繰り返すことで、平滑化を行わない肌色領域を決定することが出来る。今回は、肌色領域を例にとって説明したが、これに限定されず、任意の所定領域を調整できることは言うまでもない。
〔実施形態5〕
上記、実施形態1、2、3、4では、ガマット圧縮後のデータに対して平滑化処理を行う手法について説明した。しかしながら、ガマット圧縮後のデータにプリンタRGB値を対応付けて色変換テーブルを作成した後にも、平滑化を適応することが出来る。
上記実施形態で説明したように、ガマット圧縮時に、例えば非圧縮領域内の色か否かを判定する平滑化フラグのような圧縮情報を保持しておく。ここで、ガマット圧縮後のデータと圧縮情報は1対1の関係である。さらに、ガマット圧縮後のデータと、プリンタRGB値も1対1で対応しており、つまり、平滑化を制御する圧縮情報とプリンタRGB値も対応関係が自明である。そのため、プリンタRGB値に対しても、圧縮情報による平滑化を適応することが可能である。また、L*a*b*値からプリンタRGB値を探索した処理と逆の処理を行うことで、プリンタRGB値に対応する予測L*a*b*値が得られる。この予測L*a*b*値を使って、実施形態3で説明したような明度や彩度を維持するような平滑を施すことが出来る。なお、この場合は、平滑化後のL*a*b*を、再度プリンタRGB値に変換する必要がある。ここでは、圧縮情報として平滑化フラグを例に挙げたが、それに限定されるものではない。
〔実施形態6〕
出力デバイスがプリンタの場合、実際の特性を知る為に測色が一般的に行われるが、この測色時の測定誤差が前記ノイズを発生させる原因となる場合がある。また、ガマット圧縮後の入力色空間の色をプリンタRGB値に対応付ける際に、計算処理結果の誤差等が含まれる場合もある。これらの誤差を平滑化するために、本発明を適応して得られた色変換テーブルに記載されたプリンタRGB値を、従来例のような手法を用いて、再度平滑化してもよい。それにより、滑らかな階調を再現できる色変換テーブルを作成することが可能となる。
以上のように実施形態1〜6によれば、ガマット圧縮後の入力色空間データを平滑化する。これにより、ガマット圧縮によって生じる圧縮後の入力色空間データのがたつきを滑らかにし、良好な階調再現を実現する色変換テーブルを作成することが出来る。また、ガマット圧縮時の情報を保持しておくことで、圧縮条件に応じて発生するノイズの影響を抑えるように、適宜、平滑化強度を調整することも可能である。
〔実施形態7〕
図11以下を参照して、本発明を実現するための色変換装置における平滑化処理部のユーザーインターフェース(UI)について説明する。本実施形態では、上記の実施形態と同様に、sRGB色空間とプリンタ色域を結びつける色変換テーブルを作成する場合を想定する。
図11(a)は、平滑化処理部のメインダイアログである。ここでは、色調重視と階調重視の二通りの平滑化方法をラジオボタンによって選択できる。ラジオボタン1101で示した色調重視の方法では、上記の実施形態で説明したように、L*a*b*表色系で表されたガマット圧縮後のsRGB色空間データに対して平滑化を行うものである。本発明を用いると、例えば非圧縮領域に平滑化を行わないことで、平滑化による色ずれをおこさないため、色調重視という名称をつけている。さらに、ラジオボタン1102を選択すると階調重視の平滑化方法を実現できる。階調重視の平滑化方法とは、色変換テーブルを作成した後のプリンタRGBデータに対して平滑化をするものである。本実施形態5で説明したように、プリンタRGB値データに平滑化処理を行うことが出来る。これによると、プリンタRGB値を探索する際に含まれる誤差によるノイズも含めて平滑化することが可能である。最終的に作成された色変換テーブルの階調性が良くなるため、階調重視の方法とする。メインダイアログで二通りの平滑化方法から一つを選択し、1104の実行ボタンを押すと、各手法においてツール作成者が最適と推奨する平滑化処理を実行する。
さらに、本発明の特徴を反映する色調重視の手法では、1103のオプションボタンを押すことで、詳細設定を行うことが出来る。図11(b)は、詳細ダイアログを示す図である。ここでは、平滑化領域、平滑化方法、平滑化の重みを設定する。まず、平滑化を行う領域を、以下の測色的一致領域以外(ラジオボタン1105)、重要色として肌色領域以外(ラジオボタン1106)、全領域(ラジオボタン1107)から選択する。次に、平滑化方法のオプションとして、色再現能力を重視するか否かを、チェックボタン1108により選択する。このチェックボタンを有効にすると、ラジオボタン1109、1110が有効になり、実施形態3で説明した明度維持(ラジオボタン1109)、もしくは彩度維持(ラジオボタン1110)の平滑化方法を実現できる。さらに、平滑化の重みを選択する。ここでは、ラジオボタン1111を有効にすることで、実施形態2で説明したように、距離に応じて平滑化の重みを重くする方法を選ぶことが出来る。ラジオボタン1112は、全領域に対して一律の重みをかける場合に選択する。以上のオプションダイアログの詳細を設定した後に、メインダイアログに戻り、1104の実行ボタンを押すことで、設定したオプション機能を実現できる。
さらに、色調重視の方法によって一度平滑化を行った後に、さらに階調重視の方法で平滑化を行うことも可能である。それにより、少ない色のずれ量で、階調性の高い色変換テーブルを作成することが可能になる。
メインダイアログに設定した、平滑化方法の選択方法や、オプションダイアログに設定した、平滑化領域、平滑化方法、平滑化の重みは、これに限定されるものではなく、本発明に即した詳細を反映することが可能であることは言うまでもない。
〔他の実施の形態〕
本発明は前述した実施形態の機能を実現するように各種のデバイスを動作させるように該各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに、前記実施形態機能を実現するためのソフトウエアのプログラムコードを供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)を格納されたプログラムにしたがって前記各種デバイスを動作させることによって実施したものも本発明の範疇に含まれる。
またこの場合、前記ソフトウエアのプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになる。そしてそのプログラムコード自体、及びそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本発明を構成する。
かかるプログラムコードを格納する記憶媒体としては例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
またコンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、前述の実施形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)も本実施の形態に含まれる。又、他のアプリケーションソフトなどと共同して前述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは実施形態に含まれることは言うまでもない。
さらにまず供給されたプログラムコードが、コンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納される。その後そのプログラムコードの指示の基づいてその機能拡張ボードや機能格納ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も本発明に含まれることは言うまでもない。
以上、本発明の様々な例と実施形態を説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は本明細書内の特定の説明と図に限定されるものではなく、本願特許請求の範囲に全て述べられた様々な修正と変更に及ぶことが可能であることは言うまでもない。
カラーマネージメントシステムの一構成の概要を示す図である。 ガマット圧縮後の入力色空間の形状を説明するための図である。 ガマット圧縮により生じるノイズの原因を説明するための図である。 RGB表色系での入力色空間の関係を示す図である。 色変換テーブルを説明するための図である。 実施形態1における平滑化フラグを説明するためのフローチャートである。 実施形態1におけるガマット圧縮方法を説明するための図である。 実施形態1において、平滑化フラグを参照し、平滑化を行う方法を説明するためのフローチャートである。 実施形態2において、平滑化強度を記載するインデックスを作成する処理を説明するためのフローチャートである。 (a)は実施形態2において、測色的一致領域内は平滑化を行わない場合の平滑化強度と距離の関係を示すグラフである。(b)は実施形態2において、入力色空間の全領域に平滑化を行う場合の平滑化強度と距離の関係を示すグラフである。(c)は実施形態2において、グレー軸付近は平滑化を行わない場合の平滑化強度と距離の関係を示すグラフである。 (a)は本発明を搭載したプロファイル作成ツールのユーザーインターフェースを表す図である。メインダイアログを示している。(b)は本発明を搭載したプロファイル作成ツールのユーザーインターフェースを表す図である。オプションダイアログを示している。

Claims (55)

  1. 第一の色域における色信号を、第二の色域における色信号に変換する際に、前記第一の色域を前記第二の色域に圧縮し、第三の色域とに色域圧縮し、前記色域圧縮された前記第三の色域に平滑化処理を施し、第四の色域とすることを特徴とする色データ処理方法。
  2. 前記第一の色域を離散的な格子点で区切る格子点を取得し、前記格子点の色信号を、前記第二の色域における色信号に変換する際に、前記第一の色域の格子点を前記第二の色域に圧縮し、第三の色域の格子点とし、前記色域圧縮された格子点に平滑化処理を施し、第四の色域の格子点とすることを特徴とする色データ処理方法。
  3. 前記平滑化は、前記第一の色域のデータを前記第二の色域のデータに圧縮する際の圧縮情報を保持し、前記圧縮情報をもとに前記平滑化を行うことを特徴とする請求項1乃至2記載の色データ処理方法。
  4. 前記圧縮情報は、非圧縮領域もしくは、グレー軸付近や肌色領域、重要色の所定領域の少なくとも一つであることを特徴とする請求項1乃至3記載の色データ処理方法。
  5. 前記圧縮情報は、平滑化をかけない領域内の色か否かを判定する変数であることを特徴とする請求項1乃至4記載の色データ処理方法。
  6. 前記圧縮情報は、平滑化強度であることを特徴とする請求項1乃至5記載の色データ処理方法。
  7. 前記平滑化強度は、圧縮収束点から圧縮対象の前記第一の色域の点までの距離、もしくは、圧縮収束点と前記圧縮対象の点を結ぶ直線上の前記第一の色域の最外郭までの距離、もしくは圧縮収束点と圧縮対象の格子点を結ぶ直線上の前記第二の色域の最外郭までの距離、もしくは、測色的に一致した色再現をさせる領域の最外郭までの距離のいずれか一つに基づくことを特徴とする請求項6記載の色データ処理方法。
  8. 前記平滑化強度は、圧縮収束点から圧縮対象の前記第一の色域の点までの距離、もしくは、圧縮収束点から圧縮対象の前記第二の色域の点までの距離が大きいほど、強くすることを特徴とする請求項6乃至7記載の色データ処理方法。
  9. 前記平滑化強度は、あらかじめ前記距離の関数として規定しておく平滑化強度関数できまることを特徴とする請求項6から8記載の色データ処理方法。
  10. 前記平滑化強度関数は、領域に応じて複数保持することを特徴とする請求項9記載の色データ処理方法。
  11. 前記平滑化は、前記平滑化対象点の近傍の点における平均値で置き換える、もしくは、近傍の点の中心値に置き換える方法を選択することを特徴とする請求項1から10記載の色データ処理方法。
  12. 前記平滑化は、色域を構成する色信号の少なくとも一要素に平滑化を適応することを特徴とする請求項から1から11記載の色データ処理方法。
  13. 前記平滑化は、彩度、もしくは明度、もしくは色相、もしくは知覚明度の少なくとも一つを維持することを特徴とする請求項1から12記載の色データ処理方法。
  14. 前記第一の色域のデータを第二の色域のデータに変換する変換テーブルに再度平滑化処理を実行することを特徴とする請求項1から13記載の色データ処理方法。
  15. 前記平滑化再処理は、前記変換テーブルにより変換された第二の色域のデータにもしくは明度と知覚色度によって表される色域の色信号に変換した色信号のいずれか一方に対して行うことを特徴とする請求項1から14記載の色データ処理方法。
  16. 前記色域圧縮は、第一の色域のデータを、第二の色域のデータに変換する際に、前記第一の色域のデータを、前記第二の色域内の所定域までは、測色的に近似した色再現をさせ、前記第一の色域の所定域外の色は、前記所定域外の前記第二の色域のデータに圧縮することを特徴とする請求項1から15記載の色データ処理方法。
  17. ユーザインターフェイスから平滑化方法を選択することを特徴とする請求項1から16記載の色データ処理方法。
  18. 前記平滑化方法選択は、平滑化領域、平滑化手法、平滑化の重みを選択することを特徴とする請求項17記載の色データ処理方法。
  19. 第一の色域における色信号を、第二の色域における色信号に変換する際に、前記第一の色域を前記第二の色域に色域圧縮し、前記第三の色域とし、前記色域圧縮における圧縮情報を取得し、前記圧縮情報を加工し、前記加工情報をもとに前記第三の色域を平滑化し、前記第四の色域とすることを特徴とする色データ処理方法。
  20. 第一の色域を離散的な格子点で区切り、前記格子点の色信号を、前記第二の色域における色信号に変換する際に、前記第一の色域の格子点を前記第二の色域に圧縮し、第三の色域の格子点とし、前記色域の圧縮により圧縮された格子点に平滑化処理を施し、第四の色域の格子点とすることを特徴とする請求項19記載の色データ処理方法。
  21. 前記平滑化は、前記第一の色域を前記第二の色域に圧縮する色域圧縮において、圧縮情報を保持し、前記圧縮情報を加工する圧縮情報加工し、前記加工された情報をもとに平滑化を行うことを特徴とする色データ処理方法。
  22. 前記圧縮情報は、非圧縮領域もしくは、グレー軸付近や肌色領域、重要色の所定領域の少なくとも一つであることを特徴とする請求項19から21記載の色データ処理方法。
  23. 前記圧縮情報は、平滑化をかけない領域内の色か否かを判定する変数であることを特徴とする請求項19から22記載の色データ処理方法。
  24. 前記圧縮情報は、平滑化強度であることを特徴とする請求項19から23記載の色データ処理方法。
  25. 前記平滑化強度は、圧縮収束点から圧縮対象の前記第一の色域の点までの距離、もしくは、圧縮収束点と前記圧縮対象の点を結ぶ直線上の前記第一の色域の最外郭までの距離、もしくは圧縮収束点と圧縮対象の格子点を結ぶ直線上の前記第二の色域の最外郭までの距離、もしくは、測色的に一致した色再現をさせる領域の最外郭までの距離のいずれか一つに基づくことを特徴とする請求項24記載の色データ処理方法。
  26. 前記平滑化強度は、圧縮収束点から圧縮対象の前記第一の色域の点までの距離、もしくは、圧縮収束点から圧縮対象の前記第二の色域の点までの距離が大きいほど、強くすることを特徴とする請求24から25記載の色データ処理方法。
  27. 前記平滑化強度は、あらかじめ前記距離の関数として規定しておく平滑化強度関数できまることを特徴とする請求項24から26記載の色データ処理方法。
  28. 前記平滑化強度関数は、領域に応じて複数保持することを特徴とする請求項24から27記載の色データ処理方法。
  29. 前記平滑化は、前記平滑化対象点の近傍の点における平均値で置き換える、もしくは、近傍の点の中心値に置き換える方法を選択することを特徴とする請求項24から28記載の色データ処理方法。
  30. 前記平滑化は、色域を構成する色信号の少なくとも一要素に平滑化を適応することを特徴とする請求項から19から29記載の色データ処理方法。
  31. 前記平滑化は、彩度、もしくは明度、もしくは色相、もしくは知覚明度の少なくとも一つ維持することを特徴とする請求項19から30記載の色データ処理方法。
  32. 前記第一の色域のデータを第二の色域のデータに変換する変換テーブルに再度平滑化処理を実行することを特徴とする請求項19から31記載の色データ処理方法。
  33. 前記平滑化再処理は、前記変換テーブルにより変換された第二の色域のデータにもしくは明度と知覚色度によって表される色域の色信号に変換した色信号のいずれか一方に対して行うことを特徴とする請求項19から32記載の色データ処理方法。
  34. 前記色域圧縮は、第一の色域のデータを、第二の色域のデータに変換する際に、前記第一の色域のデータを、前記第二の色域内の所定域までは、測色的に近似した色再現をさせ、前記第一の色域の所定域外の色は、前記所定域外の前記第二の色域のデータに圧縮することを特徴とする請求項19から33記載の色データ処理方法。
  35. ユーザインターフェイスから平滑化方法を選択することを特徴とする請求項19から34記載の色データ処理方法。
  36. 前記平滑化方法選択は、平滑化領域、平滑化手法、平滑化の重みを選択することを特徴とする請求項19から35記載の色データ処理方法。
  37. 第一の色域における色信号を、第二の色域における色信号に変換する際に、前記第一の色域を前記第二の色域に圧縮し、第三の色域に色域圧縮し、前記第三の色域を第二の色域の色に変換した色変換データを取得し、前記得られた色変換データを平滑化することを特徴とする色データ処理方法。
  38. 第一の色域を離散的な格子点で区切る格子点のデータを取得し、
    前記第一の色域の格子点のデータを第二の色域の格子点のデータに圧縮し、
    前記格子点のデータを用いて、第一の色域の色信号を二の色域の色のデータに変換する変換テーブル作成し、
    前記色変換テーブルの色変換データを平滑化する色データ処理方法。
  39. 前記平滑化は、前記第一の色域を前記第二の色域に圧縮する色域圧縮において、圧縮情報を保持し、前記保持された圧縮情報をもとに平滑化を行うことを特徴とする請求項37から38記載の色データ処理方法。
  40. 前記圧縮情報は、非圧縮領域もしくは、グレー軸付近や肌色領域、重要色の所定領域の少なくとも一つであることを特徴とする請求項37から39記載の色データ処理方法。
  41. 前記圧縮情報は、平滑化をかけない領域内の色か否かを判定する変数であることを特徴とする請求項37から40記載の色データ処理方法。
  42. 前記圧縮情報は、平滑化強度であることを特徴とする請求項37から41記載の色データ処理方法。
  43. 前記平滑化強度は、圧縮収束点から圧縮対象の前記第一の色域の点までの距離、もしくは、圧縮収束点と前記圧縮対象の点を結ぶ直線上の前記第一の色域の最外郭までの距離、もしくは圧縮収束点と圧縮対象の格子点を結ぶ直線上の前記第二の色域の最外郭までの距離、もしくは、測色的に一致した色再現をさせる領域の最外郭までの距離のいずれか一つに基づくことを特徴とする請求項42記載の色データ処理方法。
  44. 前記平滑化強度は、圧縮収束点から圧縮対象の前記第一の色域の点までの距離、もしくは、圧縮収束点から圧縮対象の前記第二の色域の点までの距離が大きいほど、強くすることを特徴とする請求項42から43記載の色データ処理方法。
  45. 前記平滑化強度は、あらかじめ前記距離の関数として規定しておく平滑化強度関数できまることを特徴とする請求項42から44記載の色データ処理方法。
  46. 前記平滑化強度関数は、領域に応じて複数保持することを特徴とする請求項42から45記載の色データ処理方法。
  47. 前記平滑化は、前記平滑化対象点の近傍の点における平均値で置き換える、もしくは、近傍の点の中心値に置き換える方法を選択することを特徴とする請求項37から46記載の色データ処理方法。
  48. 前記平滑化は、色域を構成する色信号の少なくとも一要素に平滑化を適応することを特徴とする請求項37から47記載の色データ処理方法。
  49. 前記平滑化は、彩度、もしくは明度、もしくは色相、もしくは知覚明度の少なくとも一つを維持することを特徴とする請求項37から48記載の色データ処理方法。
  50. ユーザインターフェイスから平滑化方法を選択することを特徴とする請求項37から49記載の色データ処理方法。
  51. 前記平滑化方法選択は、平滑化領域、平滑化手法、平滑化の重みを選択することを特徴とする請求項37から50記載の色データ処理方法。
  52. 第一の色域における色信号を、第二の色域における色信号に変換する際に、前記第一の色域を前記第二の色域に圧縮し、第三の色域とする色域圧縮する色域圧縮手段、前記色域圧縮された前記第三の色域に平滑化処理を施し、第四の色域とする平滑化手段とを有することを特徴とする色データ処理装置。
  53. 請求項1記載の色データ処理を実行するコンピュータにより読み取り可能なプログラム。
  54. 第一の色域のデータを第二の色域のデータに圧縮し、
    前記圧縮された前記第二の色域のデータに平滑化処理を施し第三の色域のデータを得ることを特徴とする色データ処理方法。
  55. 第一の色域を離散的な格子点で区切る格子点のデータを取得し、
    前記第一の色域の格子点のデータを第二の色域の格子点のデータに圧縮し、
    前記圧縮された前記第二の色域の格子点のデータに平滑化処理を施し、第三の色域データを得ることを特徴とする色データ処理方法。
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