JP2007038307A - コレットチャック及び旋削品製造方法 - Google Patents

コレットチャック及び旋削品製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コレットチャックの把持用中心孔の内周面を変形させない。
【解決手段】コレットチャック10は、回転可能な主軸23の中心孔23a内に装着される円筒部10bと、円筒部に連接して先端に向かってテーパ付き円筒状に形成されたテーパ付き円筒部10cと、テーパ付き円筒部の中心に被把持物30の外径に対して所定の隙間を有して丸孔状に穿設されて、挿入した被把持物をチャッキングするための把持用中心孔10eと、テーパ付き円筒部の外周面を円周方向に沿って均等に分割した複数の分割部位から把持用中心孔にそれぞれ向かい、且つ、把持用中心孔に達することなく所定の深さまで溝状にそれぞれ切り込まれた複数のすり割部10gとを備え、テーパ付き円筒部10cの各外周面を中心に向かって押圧することで、把持用中心孔10e内に挿入した被把持物30をチャッキングする。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転可能な主軸の中心孔内に装着されるコレットチャックにおいて、コレットチャックの把持用中心孔内に円柱状又は円筒状もしくは円環状の被把持物を簡単に素早く着脱でき、且つ、コレットチャックの把持用中心孔の内周面を初期状態時に変形させずに被把持物を挿入でき、この被把持物を把持用中心孔の軸心に対して同軸度良く、且つ、傾きも少なくチャッキングできるコレットチャック及び旋削品製造方法に関するものである。
一般的に、円柱状又は円筒状もしくは円環状の被削物(ワーク)を切削加工するための旋盤には、この内部に回転自在に設けた主軸の中心孔内にコレットチャックが装着されており、このコレットチャックで被削物を簡単に素早く着脱でき、且つ、コレットチャックにチャッキングされた被削物をバイトにより切削加工している。
この種のコレットチャックの一例として、コレットチャックに対して被把持物であると共に被削物となる段付き円筒状の現像ローラを同軸度良く切削加工できるコレットチャックが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開平10−232545号公報。
図5は従来例のコレットチャックを説明するための図であり、(a)は縦断面図,(b)は右側図、
図6は従来例のコレットチャックにチャッキングされる被削物となる段付き円筒状の現像ローラの端面構造を示した正面図、
図7は従来例のコレットチャックに現像ローラをチャッキングした状態を示した図である。
図5(a),(b)に示した従来例のコレットチャックは、上記した特許文献1(特開平10−232545号公報)に開示されており、ここでは特許文献1を参照して簡略に説明する。
図5(a),(b)に示した従来例のコレットチャック100を説明する前に、このコレットチャック100にチャッキングされる被削物となる段付き円筒状の現像ローラ110について図6を用いて先に説明する。
まず、図6に示した如く、従来例のコレットチャック100にチャッキングされる被把持物であり且つ被削物となる現像ローラ110は、鉄系材料又はアルミ材などを用いて旋盤のバイトにより切削加工されており、太径のローラ部110aと、このローラ部110aの端部に連接して外側に向かって徐々に細径になるような傾斜を持ったテーパ付き円筒部110bと、このテーパ付き円筒部110bに連接してローラ部110aよりも細径の軸部110cとで軸方向外側に向かって段付き円筒状に一体的に形成されている。
次に、図5に示した如く、従来例のコレットチャック100は、旋盤の主軸(図示せず)の中心孔内に支持される円筒部100aに連接してテーパ付き円筒部100bが先端に向かって徐々に太径になるような傾斜を持っていると共に、テーパ付き円筒部100bの中心に把持用中心孔100cが丸孔状に穿設されており、この把持用中心孔100c内に円柱状又は円筒状もしくは円環状の被把持物として先に説明した現像ローラ110の軸部110cがチャッキングできるようになっている。
更に、コレットチャック100のテーパ付き円筒部100bの外周面と、丸孔状の把持用中心孔100cとの間にすり割り部100dが円周に沿って3箇所均等に溝状に形成されており、且つ、テーパ付き円筒部100bの最先端部位にテーパ状当接部100eが現像ローラ110のテーパ付き円筒部110bの傾斜に合わせて形成されている。この際、コレットチャック100のテーパ付き円筒部100bは3箇所のすり割り部100dによって3方に弾性変位可能に分割されている。
そして、図7に示したように、コレットチャック100の把持用中心孔100c内に現像ローラ110の軸部110cを挿入し、且つ、コレットチャック100のテーパ付き円筒部100bの最先端部位に形成したテーパ状当接部100eに現像ローラ110のテーパ付き円筒部110bを当接させた状態で、3箇所のすり割り部100dによって3分割されたテーパ付き円筒部100bの各外周面を不図示のスリーブにより中心に向かって押圧して締め付けることで、コレットチャック100の把持用中心孔100c内に現像ローラ110の軸部110cがチャッキングされている。
この後、不図示の主軸と一体にコレットチャック100を回転させて、コレットチャック100にチャッキングされた現像ローラ110のローラ部110aを不図示のバイトで同軸度良く切削加工している。
ところで、上記した従来例のコレットチャック100によれば、コレットチャック100のテーパ付き円筒部100bの最先端部位にテーパ状当接部100eを現像ローラ110のテーパ付き円筒部110bの傾斜に合わせて形成することで、コレットチャック100の把持用中心孔100c内に現像ローラ110の軸部110cをチャッキングした時に、現像ローラ110のローラ部110aを不図示のバイトで同軸度良く切削加工できる旨が開示されているものの、コレットチャック100は、テーパ付き円筒部100bと内周の把持用中心孔100cとの間に、円筒部100aまで食い込む3箇所のすり割り部100dが形成されており、チャッキングする際には、3分割された、それぞれの円筒部100aの一部とテーパ付き円筒部100bが独立して弾性変形するため、チャッキングする時の現像ローラ110の姿勢や現像ローラ110に加わる力によっては、把持用中心孔100cと現像ローラ110の軸部110cとの間の摩擦、並びにテーパ付き円筒部100bと不図示のスリーブとの間の摩擦の影響により、それぞれが均等に半径方向に弾性変形するとは限らず、よじれて、すり割部100dの幅が不均等になるように弾性変形してしまう場合がある。このようによじれて弾性変形した状態では、コレットチャック100のテーパ付き円筒部100bの軸心と現像ローラ110の軸部110cの軸心とが一致せず、両者間にズレや傾きが生じてしまい、現像ローラ110のローラ部110aを寸法精度良く切削加工できない場合がある。
また、コレットチャック100のテーパ付き円筒部100bの最先端部位に形成したテーパ状当接部100eは、被把持物の形状に合わせて形成しなければならないのでコレットチャック100の汎用性に対して問題がある。
そこで、コレットチャックの円筒部の外周面から内周に向かって複数のすり割り部を円周に沿って複数均等に分割形成しても、内周に穿設した把持用中心孔の内周面を初期状態時に変形させずに被把持物を挿入でき、この被把持物を把持用中心孔の軸心に対して同軸度良く、且つ、傾きも少なくチャッキングできるコレットチャック及び旋削品製造方法が望まれている。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、請求項1記載の発明は、回転可能な主軸の中心孔内に装着され、且つ、円柱状又は円筒状もしくは円環状の被把持物をチャッキングした時に前記主軸と一体に回転するコレットチャックにおいて、
前記コレットチャックは、
前記主軸の中心孔内に装着される円筒部と、
前記円筒部に連接して先端に向かってテーパ付き円筒状に形成されたテーパ付き円筒部と、
前記テーパ付き円筒部の中心に前記被把持物の外径に対して所定の隙間を有して丸孔状に穿設されて、挿入した前記被把持物をチャッキングするための把持用中心孔と、
前記テーパ付き円筒部の外周面を円周方向に沿って均等に分割した複数の分割部位から前記把持用中心孔にそれぞれ向かい、且つ、前記把持用中心孔に達することなく所定の深さまで溝状にそれぞれ切り込まれた複数のすり割部とを備え、
前記テーパ付き円筒部の各外周面を中心に向かって押圧して弾性変位させることで、前記把持用中心孔内に挿入した前記被把持物をチャッキングすることを特徴とするコレットチャックである。
また、請求項2記載の発明は、前記複数のすり割部の内周部位にそれぞれ連接して前記把持用中心孔との間を肉抜き形成した複数の肉抜き用孔を備えたことを特徴とする請求項1記載のコレットチャックである。
更に、請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のコレットチャックを使用して前記被把持物を保持し、前記被把持物又は前記被把持物に一体に取り付けられた被削物を旋削加工して、旋削品を製造することを特徴とする旋削品製造方法である。
請求項1記載のコレットチャックによると、とくに、コレットチャックのテーパ付き円筒部の外周面から把持用中心孔に向かって形成した複数のすり割部は、把持用中心孔に達することなく所定の深さまで溝状に切り込まれているので、把持用中心孔の内周面は丸孔状に繋がっており、これにより、複数のすり割部の幅は均等に保たれるので、コレットチャックが初期状態である時に、把持用中心孔の内周面は精度良く円筒度が保たれて被把持物を挿入できる。そして、コレットチャックの把持用中心孔内に被把持物を挿入した後に、テーパ付き円筒部の各外周面を中心に向かって押圧して弾性変位させた時にも、複数のすり割部の幅は均等に保たれるので、弾性変形する円筒部の一部とテーパ付き円筒部は、よじれることなく、それぞれが均等に半径方向に弾性変形するので、テーパ付き円筒部の軸心と被把持物の軸心とが、ズレや傾きなく一致した状態で把持用中心孔内に被把持物をチャッキングできるので、このコレットチャックを例えば旋盤の主軸に装着した場合にコレットチャックにチャッキングした被把持物をバイトにより精度良く切削加工することができる。
また、請求項2記載によると、複数のすり割部の内周部位にそれぞれ連接して把持用中心孔との間を肉抜き形成した複数の肉抜き用孔を備えたため、複数のすり割部により分割したテーパ付き円筒部が径方向に弾性変位し易くなる。
更に、請求項3記載によると、請求項1または請求項2に記載のコレットチャックを使用して被把持物を保持し、被把持物又は被把持物に一体に取り付けられた被削物を旋削加工して、旋削品を製造しているため、寸法精度の良い旋削品を得ることができる。
以下に本発明に係るコレットチャック及び旋削品製造方法の一実施例について図1〜図4を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係るコレットチャックを説明するための図であり、(a)は縦断面図,(b)は右側面図,(c)は中心孔近傍を拡大した図、
図2は本発明に係るコレットチャック及び旋削品製造方法において、コレットチャックを旋盤の主軸に装着し、且つ、コレットチャックに被削物となるターンテーブルを固着したシャフトをチャッキングした状態を示した縦断面図、
図3は本発明に係るコレットチャックの動作を説明するために中心孔近傍を拡大した図であり、(a)は初期状態を示した図,(b)はシャフトを挿入した状態を示した図,(c)はシャフトをチャッキングした状態を示した図である。
図1(a)〜(c)及び図2に示した如く、本発明に係るコレットチャック10は、回転可能な主軸23の中心孔23a内に装着されており、コレットチャック10の把持用中心孔10e内に円柱状又は円筒状もしくは円環状の被把持物30を簡単に素早く着脱でき、且つ、把持用中心孔10eの内周面を初期状態時に変形させずに被把持物30を挿入でき、この被把持物30を把持用中心孔10eの軸心に対して同軸度良く、且つ、傾きも少なくチャッキングできるように構成されている。
尚、以下の説明では、本発明に係るコレットチャック10を、旋盤20内に回転可能に設けた主軸23に装着する場合について説明するが、旋盤20に限られるものでもなく、回転可能な主軸23に装着できればいかなる構造形態でも良い。
より具体的に説明すると、本発明に係るコレットチャック10は、後端外周部位に形成した雄ネジ部10aと、この雄ネジ部10aに連接して中間外周部位に長尺に形成した円筒部10bと、この円筒部10bに連接して先端に向かって徐々に太径になるような傾斜を持って短尺にテーパ付き円筒状に形成したテーパ付き円筒部10cと、このテーパ付き円筒部10cに連接して先端部位に細径で短尺に形成した先端細径円筒部10dと、テーパ付き円筒部10c及び先端細径円筒部10d内の各中心に被把持物30の外径に対して所定の隙間を有して先端から後方に向かって丸孔状に穿設されて挿入した被把持物30をチャッキングするための把持用中心孔10eと、この把持用中心孔10eに連接してテーパ付き円筒部10c内及び円筒部10b内並びに雄ネジ部10a内に後方に向かって把持用中心孔10eに対して同心的に段付き丸孔状に形成した段付き逃げ孔10fと、テーパ付き円筒部10cの外周面及び先端細径円筒部10dの外周面を円周方向に沿って3箇所均等に分割した各分割部位から把持用中心孔10eに向かい且つ下記する肉抜き用孔10hの幅寸法を含めて把持用中心孔10eに達することなく溝状に切り込まれた3箇所のすり割部10gと、3箇所のすり割部10gの内周部位にそれぞれ連接して把持用中心孔10eとの間に円周方向に沿って所定の長さと幅を持って3箇所肉抜き形成した3箇所の肉抜き用孔10hとで一体的に構成されている。
尚、この実施例では、コレットチャック10のテーパ付き円筒部10cに連接して先端部位に形成した先端細径円筒部10dは必要に応じて設ければ良いものであり、また、3箇所のすり割部10gの内周部位にそれぞれ連接して肉抜き形成した3箇所の肉抜き用孔10hも必要に応じて設ければ良いものである。
上記したコレットチャック10の各構成部のうちで、コレットチャック10の後端外周部位に形成した雄ネジ部10aは、後述するように、旋盤20内に設けたドローバ24に連結する機能を有している。
また、コレットチャック10の中間外周部位に長尺に形成した円筒部10bは、旋盤20内に回転可能に設けた主軸23の中心孔23a内に装着される機能を有している。
また、コレットチャック10の先端部位に短尺に形成したテーパ付き円筒部10cは、3箇所のすり割部10g及び3箇所の肉抜き用孔10hによって3分割された状態で径方向に弾性変位可能なバネ性機能を有しており、且つ、3分割されたテーパ付き円筒部10cの各外周面を旋盤20内に回転可能に設けた主軸23の先端部位に穿設したテーパ孔23bに摺接しながら中心に向かって押圧することで、テーパ付き円筒部10cが弾性変位して締め付けられるようになっている。
また、コレットチャック10のテーパ付き円筒部10c内及び先端細径円筒部10d内の各中心に丸孔状に穿設した把持用中心孔10eは、円柱状又は円筒状もしくは円環状の被把持物(シャフト)30をチャッキングする機能を有している。
更に、コレットチャック10の3箇所のすり割部10g及び3箇所の肉抜き用孔10hは、テーパ付き円筒部10c及び先端細径円筒部10dを径方向に弾性変位し易くなるようにバネ性を持たせて3分割する機能を有している。
そして、上記構成によるコレットチャック10は、被把持物(シャフト)30をチャッキングする部位に超硬合金を用い、その他の部位にSUS−2焼入れ材を用いて作製されている。
ここで、本発明に係るコレットチャック10では、3箇所のすり割り部10g及び3箇所の肉抜き用孔10hにより3分割されたテーパ付き円筒部10c及び先端細径円筒部10dにバネ性を持たせるためにテーパ付き円筒部10c及び先端細径円筒部10dに対して熱処理を施してから仕上げ加工を行っているが、とくに、テーパ付き円筒部10cの外周面及び先端細径円筒部10dの各外周面から把持用中心孔10eに向かって溝状に切り込まれた3箇所のすり割部10gが、肉抜き用孔10hの幅寸法を含めて把持用中心孔10eに達していないので、把持用中心孔10eの内周面は丸孔状に繋がっており、これにより、3箇所のすり割部10gの幅は均等に保たれるので、これに伴ってコレットチャック10が初期状態である時に、コレットチャック10の把持用中心孔10eの内周面は精度良く円筒度が保たれて被把持物(シャフト)30を挿入できる。
この際、図1(a)に示したように、コレットチャック10のテーパ付き円筒部10cの最大径をφ30mmに設定し、且つ、先端細径円筒部10dの径をφ15mmに設定している。また、図1(c)に示したように、コレットチャック10の把持用中心孔10eの孔径をφ3mmに設定し、実質的には被把持物30の外径φ2.9945mm〜φ2.9965mmに対して所定の隙間として1〜3μmの隙間が得られるように把持用中心孔10eの孔径をφ2.997mm〜φ2.999mmの範囲内で穿設し、且つ、3箇所のすり割部10gの溝幅を1mmに設定した上で、3箇所のすり割部10gの所定の深さとして把持用中心孔10eに達しないように肉抜き用孔10hの幅寸法1.2mmを含めて把持用中心孔10eの外周円から外側に向かって0.8mm隔てた位置まで切り込まれている。
次に、図2に示した如く、本発明に係るコレットチャック10を装着するための旋盤20は、主軸台21上に複数の軸受22を介して主軸23が回転可能に設けられている。この際、主軸23の中心に中心孔23aが水平方向に貫通して丸孔状に長尺に穿設され、且つ、この中心孔23aの先端部位に連接して短尺なテーパ孔23bがコレットチャック10のテーパ付き円筒部10cと同じ傾斜を有して中心孔23aに対して同心的に形成されている。
そして、主軸23の中心孔23a内の後方部位には、矢印X1,X2方向に移動自在なドローバ24が装着され、且つ、主軸23の中心孔23a及びテーパ孔23b内には、ドローバ24にネジ結合された本発明に係るコレットチャック10が装着されて、ドローバ24に連結したコレットチャック10が主軸23と一体に回転可能になっている。
この際、ドローバ24の先端部位に形成した雌ネジ部24aと、コレットチャック10の後端外周部位に形成した雄ネジ部10aとを羅合させて両者24,10を一体的に連結し、主軸23のテーパ孔23b側から中心孔23aに向かってドローバ24とコレットチャック10とを順に装着している。
また、初期状態では、旋盤20内の主軸23が停止しており、且つ、ドローバ24は不図示の圧縮バネによって矢印X1方向に付勢されているので、ドローバ24に連結したコレットチャック10も矢印X1方向に後退しており、この後退動作によりコレットチャック10中で3分割されたテーパ付き円筒部10cの各外周面が主軸23のテーパ孔23bに矢印X1方向に向かって摺接しながら中心に向かって押圧されて、テーパ付き円筒部10cが弾性変位して締め付けられている。
この後、ドローバ24を不図示の圧縮バネに抗しながら矢印X2方向に移動させて、コレットチャック10を矢印X2方向に向かって前進させると、コレットチャック10のテーパ付き円筒部10cが主軸23のテーパ孔23bの前方に向かうのでテーパ付き円筒部10cへの締め付けが緩むために、コレットチャック10の把持用中心孔10e内に被把持物となるシャフト30が着脱自在になる。
ここで、上記したシャフト30の先端には被削物となるターンテーブル31が固着され、且つ、シャフト30の中間部位にモータのロータ32が固着されている。
そして、コレットチャック10の把持用中心孔10e内にシャフト30を挿入した後に、再び、ドローバ24を介してコレットチャック10を矢印X1方向に後退させると、前述したと同様に、コレットチャック10の3分割されたテーパ付き円筒部10cの各外周面が主軸23のテーパ孔23bに矢印X1方向に向かって摺接しながら中心に向かって押圧されて、3分割されたテーパ付き円筒部10cが弾性変位して締め付けられるので、後述するように、コレットチャック10の把持用中心孔10e内に挿入したシャフト30も締め付けられてシャフト30がコレットチャック10の把持用中心孔10eの軸心に対して同軸度良く、且つ、傾きも少なくチャッキングされる。
この後、主軸23と一体にコレットチャック10を回転させ、コレットチャック10にチャッキングされたシャフト(被把持物)30の先端に一体に取り付けられたターンテーブル(被削物)31をバイト25で精度良く切削加工している。尚、この実施例では、シャフト(被把持物)30に一体に取り付けられたターンテーブル(被削物)31を切削加工しているが、被把持物30を被削物としてバイト25で切削加工することも当然可能である。
次に、本発明に係るコレットチャック10の動作について、図3(a)〜(c)を用いて説明する。
まず、図3(a)に示した状態は、コレットチャック10が初期状態であり、この初期状態時にコレットチャック10の把持用中心孔10eの内周面は変形することなく円筒度が良好な状態を維持している。
次に、図3(b)に示した状態は、コレットチャック10の把持用中心孔10e内にシャフト30を挿入した状態である。この際、前述したように、把持用中心孔10eの孔径が、被把持物となるシャフト30の外径φ2.9945mm〜φ2.9965mmに対して所定の隙間として1〜3μmの隙間が得られるようにφ2.997mm〜φ2.999mmの範囲内で穿設されている。
次に、図3(c)に示した状態は、コレットチャック10の把持用中心孔10e内でシャフト30をチャッキングした状態である。この際、前述したように、コレットチャック10の先端部位に短尺に形成したテーパ付き円筒部10c(図1,図2)は、3箇所のすり割部10g及び3箇所の肉抜き用孔10hによって3分割された状態でバネ性を有している。
また、コレットチャック10の把持用中心孔10e内にシャフト30を挿入した状態で、3分割されたテーパ付き円筒部10c(図1,図2)の各外周面を旋盤20(図2)内に回転可能に設けた主軸23の先端部位に穿設したテーパ孔23bに摺接しながら中心に向かって押圧すると、3分割されたテーパ付き円筒部10c(図1,図2)が弾性変位して締め付けられるので、コレットチャック10の把持用中心孔10eの内周面中で隣り合うすり割部10g間の中間位置、言い換えると、隣り合う肉抜き用孔10h間の中間位置にシャフト30に対して加重する加圧点Pが3箇所均等発生するために、3箇所の加圧点Pでコレットチャック10の把持用中心孔10eとシャフト30とが当接し、且つ、3箇所すり割部10gの幅は均等に保たれるので、弾性変形する円筒部10bの一部とテーパ付き円筒部10cは、よじれることなく、それぞれが均等に半径方向に弾性変形するので、テーパ付き円筒部10cの軸心とシャフト30の軸心とがズレや傾きなく一致した状態で把持用中心孔10e内にシャフト30がチャッキングされる。この後、主軸23(図2)と一体にコレットチャック10を回転させ、コレットチャック10にチャッキングされたシャフト30の先端に固着させたターンテーブル31(図2)をバイト25(図2)で精度良く切削加工できる。
次に、本発明に係るコレットチャック10を一部変形させた変形例のコレットチャック10’について図4を用いて簡略に説明する。
図4は本発明に係るコレットチャックを一部変形させた変形例のコレットチャックを説明するための図であり、(a)は縦断面図,(b)は右側面図である。
図4に示した如く、変形例のコレットチャック10’は、先に図1及び図2を用いて説明した本発明に係るコレットチャック10の各構成部と一部を除いて同様の構成であり、ここでは説明の便宜上、先に示した各構成部に対しては同一の符号を付して図示し、且つ、異なる構成部に新たな符号を付して異なる点についてのみ説明する。
図4(a),(b)に示した変形例のコレットチャック10’では、テーパ付き円筒部10cの外周面及び先端細径円筒部10dの外周面から把持用中心孔10eに向かって溝状に切り込まれたすり割部10g’が円周に沿って6箇所均等に形成されており、これに伴って6箇所のすり割部10g’の内周部位にそれぞれ連接して把持用中心孔10eとの間に円周方向に沿って肉抜き形成した6箇所の肉抜き用孔10h’が形成されている点が異なっている。従って、変形例のコレットチャック10’のテーパ付き円筒部10c及び先端細径円筒部10dは、6箇所のすり割部10g’と6箇所の肉抜き用孔10h’とにより6分割されている。
この際、コレットチャック10’に形成した6箇所の肉抜き用孔10h’は、3箇所形成する場合よりもスペースの関係で長さと幅がいずれも小さくなっている。
ここでも、コレットチャック10’に形成した6箇所のすり割部10g’は、肉抜き用孔10h’の幅寸法を含めて把持用中心孔10eに達していないので、把持用中心孔10eの内周面は丸孔状に繋がっており、これにより、6箇所のすり割部10g’の幅は均等に保たれるので、これに伴ってコレットチャック10’が初期状態である時に、コレットチャック10’の把持用中心孔10eの内周面は精度良く円筒度が保たれて被把持物(シャフト)30を挿入できる。
尚、本発明に係るコレットチャック10のすり割部10gの本数は3本であり、また、変形例のコレットチャック10’のすり割部10g’の本数は6本であるが、これに限ることなく、すり割部は円周に沿って少なくとも3箇所以上均等に設ければ良いものであり、すり割部の内周部位に連接する肉抜き用孔はテーパ付き円筒部10cのバネ性に応じて適宜形成すれば良いものである。
本発明に係るコレットチャックを説明するための図であり、(a)は縦断面図,(b)は右側面図,(c)は中心孔近傍を拡大した図である。 本発明に係るコレットチャック及び旋削品製造方法において、コレットチャックを旋盤の主軸に装着し、且つ、コレットチャックに被削物となるターンテーブルを固着したシャフトをチャッキングした状態を示した縦断面図である。 本発明に係るコレットチャックの動作を説明するために中心孔近傍を拡大した図であり、(a)は初期状態を示した図,(b)はシャフトを挿入した状態を示した図,(c)はシャフトをチャッキングした状態を示した図である。 本発明に係るコレットチャックを一部変形させた変形例のコレットチャックを説明するための図であり、(a)は縦断面図,(b)は右側面図である。 従来例のコレットチャックを説明するための図であり、(a)は縦断面図,(b)は右側図である。 従来例のコレットチャックにチャッキングされる被削物となる段付き円筒状の現像ローラの端面構造を示した正面図である。 従来例のコレットチャックに現像ローラをチャッキングした状態を示した図である。
符号の説明
10,10’…コレットチャック、
10a…雄ネジ部、10b…円筒部、10c…テーパ付き円筒部、
10d…先端細径円筒部、10e…把持用中心孔、10f…段付き逃げ孔、
10g,10g’…すり割部、10h,10h’…肉抜き用孔、
20…旋盤、21…主軸台、22…軸受、
23…主軸、23a…中心孔、23b…テーパ孔、
24…ドローバ、24a…雌ネジ部、25…バイト、
30…被把持物(シャフト)、31…被削物(ターンテーブル)、32…ロータ、
P…加圧点。

Claims (3)

  1. 回転可能な主軸の中心孔内に装着され、且つ、円柱状又は円筒状もしくは円環状の被把持物をチャッキングした時に前記主軸と一体に回転するコレットチャックにおいて、
    前記コレットチャックは、
    前記主軸の中心孔内に装着される円筒部と、
    前記円筒部に連接して先端に向かってテーパ付き円筒状に形成されたテーパ付き円筒部と、
    前記テーパ付き円筒部の中心に前記被把持物の外径に対して所定の隙間を有して丸孔状に穿設されて、挿入した前記被把持物をチャッキングするための把持用中心孔と、
    前記テーパ付き円筒部の外周面を円周方向に沿って均等に分割した複数の分割部位から前記把持用中心孔にそれぞれ向かい、且つ、前記把持用中心孔に達することなく所定の深さまで溝状にそれぞれ切り込まれた複数のすり割部とを備え、
    前記テーパ付き円筒部の各外周面を中心に向かって押圧して弾性変位させることで、前記把持用中心孔内に挿入した前記被把持物をチャッキングすることを特徴とするコレットチャック。
  2. 前記複数のすり割部の内周部位にそれぞれ連接して前記把持用中心孔との間を肉抜き形成した複数の肉抜き用孔を備えたことを特徴とする請求項1記載のコレットチャック。
  3. 請求項1または請求項2に記載のコレットチャックを使用して前記被把持物を保持し、前記被把持物又は前記被把持物に一体に取り付けられた被削物を旋削加工して、旋削品を製造することを特徴とする旋削品製造方法。


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