JP2007030430A - プリンターのリボンエンド検出装置 - Google Patents

プリンターのリボンエンド検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007030430A
JP2007030430A JP2005219870A JP2005219870A JP2007030430A JP 2007030430 A JP2007030430 A JP 2007030430A JP 2005219870 A JP2005219870 A JP 2005219870A JP 2005219870 A JP2005219870 A JP 2005219870A JP 2007030430 A JP2007030430 A JP 2007030430A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ribbon
detected
thermal transfer
detectors
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005219870A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kurata
宏 倉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sato Corp
Original Assignee
Sato Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sato Corp filed Critical Sato Corp
Priority to JP2005219870A priority Critical patent/JP2007030430A/ja
Publication of JP2007030430A publication Critical patent/JP2007030430A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)
  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Abstract

【課題】 高速印字に対応してリボンエンドを検出し、リボン供給軸2から印字部に至るまでの距離を大きくする必要がないプリンターのリボンエンド検出装置を提供すること。
【解決手段】 スリット22(被検出部)を検出する一対の検出器20、21を設け、熱転写リボンがリボン移送路への繰り出し方向とは逆方向に移動したタイミングを検出することに着目し、円周方向に複数個の被検出部22を形成した被検出回転板16と、被検出部22を検出可能である一対の検出器20、21と、を設け、検出器20、21の検出信号にもとづきリボン供給軸2における熱転写リボンの繰り出し方向とは逆方向の回転を検出したときに熱転写リボンのリボンエンドを検出したと判断するとともに、被検出回転板16の円周方向における被検出部22の長さを、円周方向における検出器20、21の合計の長さ2Gとほぼ同等としたことを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明はプリンターのリボンエンド検出装置にかかるもので、とくに高速印字に対応したプリンターのリボンエンド検出装置に関するものである。
従来からの熱転写式のラベルプリンターなどのプリンターにおいては、サーマルヘッドおよびプラテンローラーを有する印字部において、タグやラベルなどの印字用紙に熱転写リボンを重ね合わせて印字を行う。
この熱転写リボンのリボン供給軸にその回転を検知するスリット板(被検出回転板)を設け、スリット板にスリット(被検出部)を形成するとともに単一のスリットセンサー(検出器)を設けて、さらに、リボン巻取り軸の回転駆動あるいはプラテンローラーの回転駆動を行うステッピングモーターを設け、スリット板のスリットを通過するために要したステッピングモーターのステップ数によってリボン残量(リボン径)とともに、熱転写リボンの終端ないし最後端(リボンエンド)を検出していた。
上記リボンエンドを上記ステップ数を用いて検出する場合には、リボン供給軸から印字部までに所定長さの距離が必要になり、印字速度が高速なラベルプリンターにおいては、リボンの最後端が印字部のサーマルヘッドを通り過ぎてからリボンエンドの検出を行うことになり、印字不良が発生し、一定速度以上の高速印字では使用することができないという問題がある。
さらに、熱転写リボンはその厚さが薄いものであるため、リボン移送路でのしわの発生を防止するために、リボン供給軸にリボン繰り出し方向とは逆方向にわずかな抵抗(リボン巻取り軸による熱転写リボンの巻取り力よりは弱い力による逆方向のテンション)をかけるバックテンション機構を設けることもおこなわているが、リボンエンドになったとき、リボン供給軸がバックテンション機構により逆方向に移動するとともに慣性力によって繰り出し方向および逆方向に振動するため、この振動が停止してスリット板が安定状態となったときからスリットの検出を行うため、その間に印字部における印字が進行し、上述と同様に印字不良が起こる可能性があり、とくに高速印字においては、その可能性がより高くなるという問題がある。
特開平8−72373号公報
本発明は以上のような諸問題にかんがみなされたもので、高速印字に対応してリボンエンドを検出可能なプリンターのリボンエンド検出装置を提供することを課題とする。
また本発明は、高速度の印字を行う場合であっても、リボン供給軸から印字部に至るまでの距離を大きくする必要がないプリンターのリボンエンド検出装置を提供することを課題とする。
また本発明は、熱転写リボンを繰り出し方向とは逆方向に付勢するバックテンション機構が設けられていても適当なタイミングでリボンエンドを検出可能なプリンターのリボンエンド検出装置を提供することを課題とする。
すなわち本発明は、リボン供給軸においてスリット(被検出部)を検出する検出器を一対(2個)とし、リボン供給軸の回転方向を検知する機構を設けること、リボン供給軸に設けられているバックテンション機構により熱転写リボンがそのリボン移送路への繰り出し方向とは逆方向に移動したタイミングを検出することによりリボンエンドを検出することができることに着目したもので、第一の発明は、熱転写リボンをロール状に保持してリボン移送路に帯状に繰り出し可能とするリボン供給軸と、上記熱転写リボンと印字用紙とを重ね合わせて、この印字用紙に印字を行う印字部と、印字が終了した上記熱転写リボンをロール状に巻き取るリボン巻取り軸と、上記熱転写リボンの上記リボン供給軸に設けるとともに、上記リボン巻取り軸による上記熱転写リボンの巻取り力よりは弱い力で上記熱転写リボンの繰り出し方向とは逆方向にわずかに付勢するバックテンション機構と、を設けたプリンターのリボンエンド検出装置であって、上記リボン供給軸に同期して回転するとともに、その円周方向に複数個の被検出部を形成した被検出回転板と、これらの被検出部を検出可能である一対の検出器と、この一対の検出器の検出信号にもとづき上記リボン供給軸における上記熱転写リボンの上記繰り出し方向とは逆方向の回転を検出したときに上記熱転写リボンのリボンエンドを検出したと判断する制御部と、を設けるとともに、上記被検出回転板の上記円周方向における上記被検出部の長さを、該円周方向における上記一対の検出器の合計の長さとほぼ同等としたことを特徴とするプリンターのリボンエンド検出装置である。
第二の発明は、熱転写リボンをロール状に保持してリボン移送路に帯状に繰り出し可能とするリボン供給軸と、上記熱転写リボンと印字用紙とを重ね合わせて、この印字用紙に印字を行う印字部と、印字が終了した上記熱転写リボンをロール状に巻き取るリボン巻取り軸と、上記熱転写リボンの上記リボン供給軸に設けるとともに、上記リボン巻取り軸による上記熱転写リボンの巻取り力よりは弱い力で上記熱転写リボンの繰り出し方向とは逆方向にわずかに付勢するバックテンション機構と、を設けたプリンターのリボンエンド検出装置であって、上記リボン供給軸に同期して回転するとともに、その円周方向に複数個の被検出部を形成した被検出回転板と、これらの被検出部を検出可能である一対の検出器と、この一対の検出器の検出信号にもとづき上記リボン供給軸における上記熱転写リボンの上記繰り出し方向とは逆方向の回転を検出したときに上記熱転写リボンのリボンエンドを検出したと判断する制御部と、を設けるとともに、上記被検出回転板の上記円周方向における上記被検出部の長さを、該円周方向における上記一対の検出器のそれぞれの長さとほぼ同等としたことを特徴とするプリンターのリボンエンド検出装置である。
上記被検出部は、上記被検出回転板の上記円周方向において互いの間を等間隔としてこれを形成することができる。
上記一対の検出器は、上記被検出回転板の上記円周方向において互いに異なる位置にこれを配置することができる。
上記一対の検出器は、上記被検出回転板の直径方向において互いに異なる位置にこれを配置することができる。
隣り合う上記被検出部どおしの間の間隔を、上記被検出回転板の上記円周方向における上記被検出部の長さと同等とすることができる。
上記一対の検出器は、上記被検出回転板の上記円周方向において上記被検出回転板の同一直径上に互いに最接近させてこれを配置することができる。
上記被検出部は、上記被検出回転板の回転方向に沿ってこれを円弧状に形成するとともに、上記一対の検出器は、上記被検出回転板の回転方向に沿ってこれを円弧状に配置することができる。
上記一対の検出器は、上記被検出回転板の直径方向および上記円周方向において互いの位置をずらすことができる。
上記被検出部は、上記被検出回転板の上記円周方向におけるその長さより、上記被検出回転板の直径方向におけるその長さを大きくすることができる。
上記被検出部の数を多くして上記一対の検出器による検出信号の一周期を短縮化可能とすることができる。
本発明によるプリンターのリボンエンド検出装置においては、リボン供給軸に設けられているバックテンション機構により熱転写リボンがそのリボン移送路への繰り出し方向とは逆方向に移動したタイミングを検出することにより、すなわち、リボン供給軸の回転方向を検知する機構を設けることによってリボンエンドを検出するようにしたので、熱転写リボンがなくなってそのリボンエンドがリボン供給軸から離れたときにリボン供給軸がバックテンション機構により逆方向に回転したタイミングを検出することにより、リボンエンドを検出することができるので、リボン供給軸の逆方向への回転の時点でリボンエンドを直ちに検出することが可能となり、従来のように、リボン供給軸から印字部までの間の距離を熱転写リボンが移動するまもなく、熱転写リボンがなくなったことを検出することができ、とくに高速印字のプリンターに適している。
また、被検出回転板における被検出部の円周方向の長さを一対の検出器の円周方向の長さとほぼ同等とすることにより、あるいは被検出部の数を多くして一対の検出器による検出信号の一周期を短くすることにより、さらに高速印字に対応したリボンエンドの検出を可能とする。
とくに第一の発明によれば、被検出回転板の円周方向における被検出部の長さを、該円周方向における一対の検出器の合計の長さとほぼ同等としたので、被検出部と検出器との対応構成を単純化可能で、必要な検出タイミングを確保しやすいとともに、一対の検出器の配置および組み立てが容易である。
とくに第二の発明によれば、被検出回転板の円周方向における被検出部の長さを、該円周方向における一対の検出器のそれぞれの長さとほぼ同等としたので、被検出回転板における被検出部の数をより多く確保可能で、一対の検出器による検出信号の一周期をさらに短縮化可能である。
本発明は、熱転写リボンの終端部に至ったことをリボン供給軸の逆方向回転により検出可能とするとともに、一対の検出器および被検出部の相対的な大きさを同等とするなどにより検出信号の一周期を短くすることとしたので、短時間での検出が可能となり、印字速度が速い場合であったも印字不良などの不具合も発生せずリボンエンドの検出機能を保持することができるプリンターのリボンエンド検出装置を実現した。
つぎに本発明の第1の実施例によるプリンターのリボンエンド検出装置を図1ないし図5にもとづき説明する。
図1は、当該リボンエンド検出装置を備えた熱転写式のラベルプリンター1(プリンター)の概略側面図であって、熱転写式のラベルプリンター1は、リボン供給軸2と、印字部3と、リボン巻取り軸4と、用紙供給軸5と、制御部6と、リボンエンド検出装置7と、を有する。
リボン供給軸2は、熱転写リボンRをロール状に保持するとともに、リボン移送路8に帯状に供給(繰り出し)可能とするもので、本発明によるリボンエンド検出装置7(図2および図3、後述)と、バックテンション機構9(図2、後述)と、を備えている。
印字部3は、サーマルヘッド10およびプラテンローラー11を有し、プラテン駆動モーター12(ステッピングモーター)を所定ステップ数で回転駆動してプラテンローラー11を回転駆動するとともに、サーマルヘッド10に印字情報を付与することにより、用紙供給軸5からの印字用紙L(たとえばラベル)に印字可能である。
リボン巻取り軸4は、印字部3の下流側に位置し、巻取りモーター13(ステッピングモーターあるいはDCモーター)を回転駆動することにより熱転写リボンRをロール状に巻き取る。なお、この巻取りモーター13を設けずに、プラテン駆動モーター12によりプラテンローラー11と連動してリボン巻取り軸4を回転駆動することもできる。
制御部6は、サーマルヘッド10、プラテン駆動モーター12および巻取りモーター13を制御するとともに、リボンエンド検出装置7における一対の光学センサー(第1のセンサー20および第2のセンサー21、後述)からの検出信号にもとづき熱転写リボンの終端部(リボンエンド)を検出可能である。
図2は、バックテンション機構9およびリボンエンド検出装置7の概略側断面図であって、図示のように、リボン供給軸2は、取付けハウジング14に回転可能にこれを取り付けるとともに、リボン供給軸2にはその軸方向に所定間隔でリボン供給軸2と同期して一体回転可能に、円形のフランジ板15と、リボンエンド検出装置7のスリット板16(被検出回転板)と、バックテンション機構9の押さえ板17と、を固定して取り付けてある。
バックテンション機構9は、上記押さえ板17と、フェルト板18と、コイルスプリング19と、を有する。
コイルスプリング19が取付けハウジング14と押さえ板17との間における付勢力によってフェルト板18を押さえ板17方向に所定押圧力で押し付けることにより、押さえ板17とフェルト板18との間での滑り回転を実現するとともに、リボン供給軸2から繰り出される熱転写リボンの繰り出し方向とは逆方向への所定張力(ただし、リボン巻取り軸4による熱転写リボンRの巻取り力よりは弱い力による逆方向のテンション)を付与可能としてある。
図3は、リボンエンド検出装置7におけるスリット板16の平面図であって、リボンエンド検出装置7は、上記スリット板16と、その辺縁部に臨むように円周方向に並んだ一対の光学センサー(第1のセンサー20および第2のセンサー21)と、上記制御部6と、を有する。
図3に示すように、スリット板16は、その円周方向に複数個の矩形状(長方形状)のスリット22(被検出部)を等間隔で形成してあるとともに、スリット22の部分に対応する位置にスリット22を検出可能な第1のセンサー20および第2のセンサー21を配置している。
スリット板16は、順方向ないし熱転写リボンの繰り出し方向(図3において時計方向、実線の矢印)に回転可能であるとともに、逆方向(図3において反時計方向、点線の矢印)に回転可能である。
第1のセンサー20および第2のセンサー21は、スリット22を検出するための、たとえば光透過形のセンサーであって、それぞれの発光素子および受光素子をスリット板16にまたがって固定的に配置するとともに、スリット板16の回転方向(円周方向)において互いに異なる位置であって同一直径上に、最も接近させてこれを配置する。
すなわち、スリット板16の円周方向におけるスリット22の長さを、該円周方向における第1のセンサー20および第2のセンサー21の合計の長さとほぼ同等としてある。
より具体的には、第1のセンサー20および第2のセンサー21のスリット板16の円周方向におけるその長さをGとしたときに、スリット22は、その円周方向の長さを第1のセンサー20および第2のセンサー21の円周方向の長さの和(すなわち、2G)とほぼ同等としている。さらに、隣り合うスリット22どおしの間の間隔をスリット22の円周方向の長さ2Gと同等とし、互いの間を等間隔として、スリット22によりスリット板16の円周を8等分している。なお、スリット22は、第1のセンサー20および第2のセンサー21による検出が可能な範囲で、スリット板16の円周方向におけるその長さ2Gより、スリット板16の直径方向におけるその長さを小さくしている。
図4は、第1のセンサー20および第2のセンサー21の検出信号の波形を示すタイミングチャート図であって、図4(1)は、スリット板16(すなわちリボン供給軸2)が順方向ないし熱転写リボンの繰り出し方向に回転しているときのタイミングチャート図、図4(2)は、スリット板16(すなわちリボン供給軸2)が逆方向に回転しているときのタイミングチャート図、図4(3)は、熱転写リボンの終端部(リボンエンド)を検出した場合の一例の波形を示すタイミングチャート図である。
図4(1)に示すように、スリット板16が順方向に回転して熱転写リボンRをリボン移送路8に繰り出している通常の作動状態においては、第1のセンサー20がスリット22の端部をまず検出してその波形が立ち上がり、わずかに時間をおいて(実施例においては第1のセンサー20の円周方向の長さG分だけ回転したときに)第2のセンサー21がスリット22を検出し、その波形が立ち上がる。
同様に、第1のセンサー20がスリット22の端部から外れるときにその波形が立ち下がり、わずかに時間をおいて(実施例においては第1のセンサー20の円周方向の長さG分だけ回転したときに)第2のセンサー21がスリット22から外れ、その波形が立ち下がる。
図4(2)に示すように、スリット板16が逆方向に回転する状態においては、第2のセンサー21がスリット22の端部をまず検出してその波形が立ち上がり、わずかに時間をおいて(実施例においては第2のセンサー21の円周方向の長さG分だけ回転したときに)第1のセンサー20がスリット22を検出し、その波形が立ち上がる。
同様に、第2のセンサー21がスリット22の端部から外れるときにその波形が立ち下がり、わずかに時間をおいて(実施例においては第2のセンサー21の円周方向の長さG分だけ回転したときに)第1のセンサー20がスリット22から外れ、その波形が立ち下がる。
図4(3)に示すように、一点鎖線の部分までがスリット板16の順方向の回転状態を示し、図示の例では、第1のセンサー20の波形が立ち下がったのち、第2のセンサー21の波形が立ち下がることなく、第1のセンサー20の波形が再び立ち上がって、以後は図4(2)の波形を描くもので、スリット板16が逆方向に回転し始めたことを示す。したがって、この一対の光学センサー(第1のセンサー20および第2のセンサー21)の検出信号にもとづきリボン供給軸2(スリット板16)の繰り出し方向とは逆方向の回転を検出したことになり、制御部6は、熱転写リボンRのリボンエンドを検出したと判断する。
図5は、この制御部6によるリボンエンド判定の工程を示すフローチャート図であって、ステップS1において、プラテン駆動モーター12(あるいは巻取りモーター13であってもよい)のステップ数Pをゼロにセットし、スリット板16(スリット22)の回転方向(X)を未確定とする。
ステップS2において、プラテン駆動モーター12を1ステップフィードして、P=P+1とする。
ステップS3において、第1のセンサー20の波形がオフからオンになったか(立ち上がったか)を判断し、オフからオンにならなければ、ステップS4においてステップ数PがPmax(リボンエンドと判断する所定値以上のステップ数)をこえたかを判断し、こえていなければステップS2に戻ってステップ数をさらにインクリメントする。
なお、ステップ数PがPmaxのステップ数をこえた場合には、たとえば熱転写リボンRがその終端に至ってリボン供給軸2から離脱せずにいる状態など、リボン供給軸2が回転を停止していると判断してリボンエンドとする(ステップS11)。
ステップS3において第1のセンサー20の波形がオフからオンになれば、ステップS5に移って第2のセンサー21の状態を判断し、第2のセンサー21の波形がオフであればステップS6において現在の回転方向(Y)は順方向(時計方向)CWであると判断し、第2のセンサー21の波形がオンであればステップS7において現在の回転方向(Y)は逆方向(反時計方向)CCWであると判断するとともに、ステップS8に移行する。
ステップS8において回転方向(X)が確定か否かを判断し、未確定であれば、ステップS9において、回転方向(X)=現在の回転方向(Y)とセットし、ステップS2に戻る。ステップS8において確定していればステップS10において回転方向(X)=現在の回転方向(Y)か否かを判断し、合っていればステップS2に戻り、異なっていればステップS11に至ってリボンエンドと判断する。。
かくして、リボン供給軸2(スリット板16)の回転方向を検出し、順方向から逆方向に回転したときが熱転写リボンRがなくなり、熱転写リボンRがそのリボン供給軸2から離れた状態すなわち、そのリボンエンドを検出したと直ちに判断することができるので、印字部3の部位まで熱転写リボンRが至る前にリボンエンドを検出可能で、高速印字に対応可能であるとともに、ラベルプリンター1の大型化を回避することもできる。
なお本発明においては、被検出部の形状および一対の検出器の配置形態を工夫することにより、検出精度を向上させることができる。
たとえば、図3の右下部に一点鎖線でその一部を示すように、スリット22は、スリット板16の回転方向に沿ってこれを円弧状ないし扇形に形成するとともに、第1のセンサー20および第2のセンサー21は、スリット板16の回転方向に沿ってこれを円弧状ないし扇形に配置し、かつスリット22と互いの中心線を合わせるようにすることにより、スリット22が第1のセンサー20および第2のセンサー21の中心を通過するようにして、検出のエラーを減らし、より高精度の検出を可能とする。
さらに、本発明においては、検出器として光透過形のセンサーの代わりに光反射形のセンサーを用いることもできる。
光反射形のセンサーを採用する場合には、スリット22の代わりに光反射率の異なる領域を被検出部とした反射回転板をスリット板16の代わりに採用するものであるが、検出の応答性ないし高速印字への対応可能性、および小型化への要請からは、光透過形のセンサーが好ましい。
また本発明においては、スリット22の数をさらに多くして一対の光学センサー(第1のセンサー20および第2のセンサー21)による検出信号の一周期をさらに短くすることによって、より高速印字の熱転写式のラベルプリンター1にも対応可能である。
たとえば、図6は、本発明の第2の実施例によるリボンエンド検出装置30におけるスリット板16の平面図であって、スリット31によりスリット板16の円周を16等分するとともに、スリット31は、円周方向の長さGを第1のセンサー20および第2のセンサー21の円周方向の長さGと同等とするとともに、この長さGより、スリット板16の直径方向の長さ2Dを大きくしてある。
さらに、第1のセンサー20および第2のセンサー21は、スリット板16の直径方向において互いの位置をずらすとともに、スリット板16の直径方向の長さをDとしてある。
すなわち、スリット板16の円周方向におけるスリット31の長さGを、該円周方向における第1のセンサー20および第2のセンサー21のそれぞれの長さGとほぼ同等としてある。
換言すれば、第1のセンサー20および第2のセンサー21は、スリット板16の直径方向および円周方向において互いの位置をずらした構成であって、直径方向の異なる位置においてスリット31を検出するものである。
こうした構成のスリット板16および複数のスリット31を有するリボンエンド検出装置30においても、既述のリボンエンド検出装置7(図3)と同様に、第1のセンサー20および第2のセンサー21の検出信号の波形からスリット板16(リボン供給軸2)の逆方向回転を速やかに検出して、リボンエンドを検出可能である。
さらに、スリット31の円周方向の長さGを第1のセンサー20および第2のセンサー21の円周方向の長さGを同等とし、スリット31をスリット板16の円周方向に、スリット22(図3)の場合に比較して、より多く形成可能としたので、スリット板16(リボン供給軸2)の回転にともなって逆方向への回転の検出のタイミングをより多く確保することが可能となり、さらなる高速印字にも対応可能である。
かくして、本発明によれば、スリット22(図3)およびスリット31(図6)などの被検出部の数を多くして一対の第1のセンサー20および第2のセンサー21による検出信号の一周期を短縮化可能とするもので、ラベルプリンター1の高速印字に対応して速やかにリボンエンドを検出することができる。
本発明の第1の実施例によるプリンターのリボンエンド検出装置7を備えた熱転写式のラベルプリンター1の概略側面図である。 同、バックテンション機構9およびリボンエンド検出装置7の概略側断面図である。 同、リボンエンド検出装置7におけるスリット板16の平面図である。 同、第1のセンサー20および第2のセンサー21の検出信号の波形を示すタイミングチャート図であって、図4(1)は、スリット板16(すなわちリボン供給軸2)が順方向ないし熱転写リボンの繰り出し方向に回転しているときのタイミングチャート図、図4(2)は、スリット板16(すなわちリボン供給軸2)が逆方向に回転しているときのタイミングチャート図、図4(3)は、熱転写リボンの終端部(リボンエンド)を検出した場合の一例の波形を示すタイミングチャート図である。 同、制御部6によるリボンエンド判定の工程を示すフローチャート図である。 本発明の第2の実施例によるリボンエンド検出装置30におけるスリット板16の平面図である。
符号の説明
1 熱転写式のラベルプリンター(プリンター、図1)
2 リボン供給軸
3 印字部
4 リボン巻取り軸
5 用紙供給軸
6 制御部
7 ラベルプリンター1のリボンエンド検出装置(第1の実施例、図3)
8 リボン移送路
9 バックテンション機構
10 サーマルヘッド
11 プラテンローラー
12 プラテン駆動モーター
13 巻取りモーター
14 取付けハウジング
15 フランジ板
16 スリット板(被検出回転板)
17 押さえ板
18 フェルト板
19 コイルスプリング
20 第1のセンサー(検出器)
21 第2のセンサー(検出器)
22 スリット(被検出部)
30 ラベルプリンター1のリボンエンド検出装置(第2の実施例、図6)
31 スリット(被検出部)
R 熱転写リボン
L 印字用紙(タグやラベルなど)
G スリット板16の円周方向における第1のセンサー20および第2のセンサー21の長さ(図3、図6)
2G スリット板16の円周方向におけるスリット22の長さ(図3)
D スリット板16の直径方向における第1のセンサー20および第2のセンサー21の長さ(図6)
2D スリット板16の直径方向におけるスリット31の長さ(図6)

Claims (11)

  1. 熱転写リボンをロール状に保持してリボン移送路に帯状に繰り出し可能とするリボン供給軸と、
    前記熱転写リボンと印字用紙とを重ね合わせて、この印字用紙に印字を行う印字部と、
    印字が終了した前記熱転写リボンをロール状に巻き取るリボン巻取り軸と、
    前記熱転写リボンの前記リボン供給軸に設けるとともに、前記リボン巻取り軸による前記熱転写リボンの巻取り力よりは弱い力で前記熱転写リボンの繰り出し方向とは逆方向にわずかに付勢するバックテンション機構と、を設けたプリンターのリボンエンド検出装置であって、
    前記リボン供給軸に同期して回転するとともに、その円周方向に複数個の被検出部を形成した被検出回転板と、
    これらの被検出部を検出可能である一対の検出器と、
    この一対の検出器の検出信号にもとづき前記リボン供給軸における前記熱転写リボンの前記繰り出し方向とは逆方向の回転を検出したときに前記熱転写リボンのリボンエンドを検出したと判断する制御部と、
    を設けるとともに、
    前記被検出回転板の前記円周方向における前記被検出部の長さを、該円周方向における前記一対の検出器の合計の長さとほぼ同等としたことを特徴とするプリンターのリボンエンド検出装置。
  2. 熱転写リボンをロール状に保持してリボン移送路に帯状に繰り出し可能とするリボン供給軸と、
    前記熱転写リボンと印字用紙とを重ね合わせて、この印字用紙に印字を行う印字部と、
    印字が終了した前記熱転写リボンをロール状に巻き取るリボン巻取り軸と、
    前記熱転写リボンの前記リボン供給軸に設けるとともに、前記リボン巻取り軸による前記熱転写リボンの巻取り力よりは弱い力で前記熱転写リボンの繰り出し方向とは逆方向にわずかに付勢するバックテンション機構と、を設けたプリンターのリボンエンド検出装置であって、
    前記リボン供給軸に同期して回転するとともに、その円周方向に複数個の被検出部を形成した被検出回転板と、
    これらの被検出部を検出可能である一対の検出器と、
    この一対の検出器の検出信号にもとづき前記リボン供給軸における前記熱転写リボンの前記繰り出し方向とは逆方向の回転を検出したときに前記熱転写リボンのリボンエンドを検出したと判断する制御部と、
    を設けるとともに、
    前記被検出回転板の前記円周方向における前記被検出部の長さを、該円周方向における前記一対の検出器のそれぞれの長さとほぼ同等としたことを特徴とするプリンターのリボンエンド検出装置。
  3. 前記被検出部は、前記被検出回転板の前記円周方向において互いの間を等間隔としてこれを形成したことを特徴とする請求項1あるいは2記載のプリンターのリボンエンド検出装置。
  4. 前記一対の検出器は、前記被検出回転板の前記円周方向において互いに異なる位置にこれを配置したことを特徴とする請求項1あるいは2記載のプリンターのリボンエンド検出装置。
  5. 前記一対の検出器は、前記被検出回転板の直径方向において互いに異なる位置にこれを配置したことを特徴とする請求項1あるいは2記載のプリンターのリボンエンド検出装置。
  6. 隣り合う前記被検出部どおしの間の間隔を、前記被検出回転板の前記円周方向における前記被検出部の長さと同等とすることを特徴とする請求項1あるいは2記載のプリンターのリボンエンド検出装置。
  7. 前記一対の検出器は、前記被検出回転板の前記円周方向において前記被検出回転板の同一直径上に互いに最接近させてこれを配置したことを特徴とする請求項1記載のプリンターのリボンエンド検出装置。
  8. 前記被検出部は、前記被検出回転板の回転方向に沿ってこれを円弧状に形成するとともに、
    前記一対の検出器は、前記被検出回転板の回転方向に沿ってこれを円弧状に配置したことを特徴とする請求項1記載のプリンターのリボンエンド検出装置。
  9. 前記一対の検出器は、前記被検出回転板の直径方向および前記円周方向において互いの位置をずらしたことを特徴とする請求項2記載のプリンターのリボンエンド検出装置。
  10. 前記被検出部は、前記被検出回転板の前記円周方向におけるその長さより、前記被検出回転板の直径方向におけるその長さを大きくしたことを特徴とする請求項2記載のプリンターのリボンエンド検出装置。
  11. 前記被検出部の数を多くして前記一対の検出器による検出信号の一周期を短縮化可能とすることを特徴とする請求項1あるいは2記載のプリンターのリボンエンド検出装置。
JP2005219870A 2005-07-29 2005-07-29 プリンターのリボンエンド検出装置 Pending JP2007030430A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005219870A JP2007030430A (ja) 2005-07-29 2005-07-29 プリンターのリボンエンド検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005219870A JP2007030430A (ja) 2005-07-29 2005-07-29 プリンターのリボンエンド検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007030430A true JP2007030430A (ja) 2007-02-08

Family

ID=37790253

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005219870A Pending JP2007030430A (ja) 2005-07-29 2005-07-29 プリンターのリボンエンド検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007030430A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011083994A (ja) * 2009-10-16 2011-04-28 Sato Knowledge & Intellectual Property Institute プリンターにおけるリボンエンド検出装置およびリボンエンド検出方法
JP2011194614A (ja) * 2010-03-17 2011-10-06 Sato Knowledge & Intellectual Property Institute プリンターにおけるエンド検出装置およびエンド検出方法
CN106586163A (zh) * 2016-11-30 2017-04-26 东莞市天合机电开发有限公司 一种药瓶贴标机上的标签检测装置
CN106881966A (zh) * 2017-03-06 2017-06-23 深圳西龙同辉技术股份有限公司 一种用于凹码打印的色带机构

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011083994A (ja) * 2009-10-16 2011-04-28 Sato Knowledge & Intellectual Property Institute プリンターにおけるリボンエンド検出装置およびリボンエンド検出方法
JP2011194614A (ja) * 2010-03-17 2011-10-06 Sato Knowledge & Intellectual Property Institute プリンターにおけるエンド検出装置およびエンド検出方法
CN106586163A (zh) * 2016-11-30 2017-04-26 东莞市天合机电开发有限公司 一种药瓶贴标机上的标签检测装置
CN106881966A (zh) * 2017-03-06 2017-06-23 深圳西龙同辉技术股份有限公司 一种用于凹码打印的色带机构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USRE42088E1 (en) Printer
JPH05294039A (ja) インクリボンカセットとその種別判別方法およびプリンタ
US7922286B2 (en) Image recording apparatus
JP2007030430A (ja) プリンターのリボンエンド検出装置
JP2006016167A (ja) 給紙装置
JP2012201491A (ja) 巻取り装置及びそれを用いた検査装置
JP2020158308A (ja) プリンタ、プリンタの制御方法及びプログラム
JP2008137318A (ja) 印字装置及び印字方法
JP6546514B2 (ja) プリンタ
JP2007296647A (ja) 孔版印刷機
WO2020196519A1 (ja) プリンタ、プリンタの制御方法及びプログラム
JP4983495B2 (ja) 印刷装置
JP3464600B2 (ja) プリンタの紙送り機構およびプリンタにおける記録紙の頭出し制御方法
JP2007308235A (ja) 画像形成装置
JP2006305986A (ja) 記録紙ロールの給紙装置及び方法
EP3792068B1 (en) Printer
JP2016124205A (ja) プリンタ
JP2009255458A (ja) プリンタ
JP4710050B2 (ja) 画像形成装置
US20230264912A1 (en) Sheet feeding device and image forming apparatus incorporating same
JP2003211801A (ja) インクリボン検出ユニット及びこれを用いたプリンタ装置
JP2002361948A (ja) プリンタ
JP6858571B2 (ja) ペーパーテンション制御機構およびプリンター
JP2600545B2 (ja) 熱転写記録装置
JP2000355446A (ja) 記録媒体検出装置及び検出方法並びに記録装置