JP2007030164A - Lens processing system - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、眼鏡レンズの周縁を研削加工するレンズ加工システムに関する。 The present invention relates to a lens processing system for grinding a peripheral edge of a spectacle lens.
近年では眼鏡店舗で行われていた眼鏡レンズの周縁加工を集約化して行う加工センタが設けられている。ここでは、眼鏡店舗からの注文に応じて多数のレンズを集中的に加工する。集中加工に際しては、レンズ加工に関連する一連の工程において、できるだけ作業者の手を省いた省力化が望まれている。このため、レンズを自動搬送してレンズ周縁加工機にセットし、加工機により加工したレンズを再び取り出してトレイ等に戻す自動搬送のシステムが提案されている。 In recent years, there has been provided a processing center for performing peripheral processing of spectacle lenses performed at a spectacle store. Here, a large number of lenses are processed intensively according to orders from a spectacle store. At the time of centralized processing, it is desired to save labor by eliminating the operator's hand as much as possible in a series of processes related to lens processing. For this reason, an automatic conveyance system has been proposed in which a lens is automatically conveyed and set on a lens peripheral edge processing machine, and the lens processed by the processing machine is taken out again and returned to a tray or the like.
ところで、従来の自動搬送システムは、例えば、レンズが入れられたトレイをベルトコンベアにより搬送し、ロボットハンドによりレンズをトレイから取り出し、加工機にセットするように構成されていた。このため、システムが大掛かりになり、全体の設置スペースを多く必要としていた。特に、複数の加工機を設置する場合、回旋型のアームを持つロボットハンドの回りに加工機を設置していたので、多くのスペースが必要であった。また、各装置ユニットの設置や移動も容易でなかった。 By the way, the conventional automatic conveyance system is configured, for example, such that a tray in which a lens is placed is conveyed by a belt conveyor, the lens is taken out from the tray by a robot hand, and is set on a processing machine. For this reason, the system became large and required a large installation space. In particular, when installing a plurality of processing machines, a lot of space is required because the processing machines are installed around a robot hand having a revolving arm. Also, installation and movement of each device unit has not been easy.
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、加工の効率化とシステムの省スペース化を図ることができるレンズ加工システムを提供することを技術課題とする。 In view of the above-described problems of the prior art, an object of the present invention is to provide a lens processing system capable of improving processing efficiency and saving the system space.
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。 In order to solve the above problems, the present invention is characterized by having the following configuration.
(1) 眼鏡レンズの周縁を加工するレンズ加工システムにおいて、レンズ加工に関するデータをホストコンピュータから受け取るための識別子が設けられたレンズ収納トレイと、加工しようとする眼鏡レンズを所定の位置に収納するレンズ収納トレイの識別子を読み取る読取器と、
複数のレンズ収納トレイを上下方向に並べて載置し、レンズ収納トレイを順次上下方向の所定の位置まで移動させる第1ステージと、所定の上下方向の受け取り位置でレンズ収納トレイを受け取り、上下方向に並べて載置する第2ステージと、レンズ収納トレイを挟持して前記第1ステージから第2ステージにレンズ収納トレイを移動させる移動手段と、を持つストックユニットと、
レールに沿って移動されるユニットであって、レンズ収納トレイからレンズを取り出し、眼鏡レンズの周縁を加工する加工ユニットにレンズを搬送すると共に、加工済みレンズを加工ユニットから取り出し、未加工時に収納されていたレンズ収納トレイに戻す搬送ユニットと、を備えることを特徴とする。
(1) In a lens processing system for processing the peripheral edge of a spectacle lens, a lens storage tray provided with an identifier for receiving data relating to lens processing from a host computer, and a lens for storing a spectacle lens to be processed in a predetermined position A reader for reading the identifier of the storage tray;
A plurality of lens storage trays are placed side by side in a vertical direction, and the lens storage tray is received at a predetermined receiving position in the vertical direction. A stock unit having a second stage mounted side by side, and a moving unit that sandwiches the lens storage tray and moves the lens storage tray from the first stage to the second stage;
A unit that moves along the rails, removes the lens from the lens storage tray, transports the lens to the processing unit that processes the peripheral edge of the spectacle lens, and takes out the processed lens from the processing unit and stores it when not processed. And a transport unit for returning to the lens storage tray.
本発明によれば、加工の効率化とシステムの省スペース化が図られる。また、システムを一体として移動できるので、システムの設置や設置場所の変更が容易になる。 According to the present invention, processing efficiency and system space can be saved. In addition, since the system can be moved as a unit, it is easy to install the system and change the installation location.
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る眼鏡レンズ加工装置システムの概略正面図、図2は眼鏡レンズ加工装置システムを上から見た平面図である。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a schematic front view of a spectacle lens processing apparatus system according to the present invention, and FIG. 2 is a plan view of the spectacle lens processing apparatus system as viewed from above.
眼鏡レンズ加工装置システム1は、2台のレンズ加工ユニット100a,100bと、眼鏡レンズLEを搬送するロボットハンドユニット(RHユニット)200と、レンズLEに加工治具であるカップを取り付けるブロッカーユニット300と、レンズLEが左右一対で入れられるレンズ収納トレイ401をストックする、2台のストックユニット400a,400bと、加工済みのレンズLEに付着した研削水を取り除くための水切りユニット500と、各ユニットを制御するシステム制御部600と、を備える。システム制御部600は、発注データを管理するホストコンピュータ(ホストPC)620と接続されている。
The spectacle lens
2台のレンズ加工ユニット100a、100b及びブロッカーユニット300は、システム1のテーブル20上に横に並んで設置されている。RHユニット200は、2台の加工ユニット100に平行に延びる直線的な移動路30に沿って移動する。ストックユニット400a,400bは、移動路30を挟んで加工ユニット100a、100bの手間側に設けられている。水切りユニット500は、図2における移動路30の右側端部に設けられている。こうした各ユニットの設置のレイアウトにより、レンズLEの加工の進行状態が、作業者から観察しやすい状態となっている。
The two
システム1の各ユニットはベース10の上に搭載されている。ベース10にはキャスタ11が取り付けられており、システム1の各ユニットが一体的に移動可能とされている。また、テーブル20の下には、加工ユニット100a,100bが加工時に使用する研削水を蓄える循環式タンクが、それぞれ収納されている。タンクに蓄えられた研削水は、ポンプにより汲み上げられて加工ユニット100a,100bにそれぞれ供給される。
Each unit of the
次に、システム1が持つ各ユニットについて説明する。
Next, each unit of the
<加工ユニット> 図3は加工ユニット100aの構成を説明する図である。加工ユニット100aは、上下に伸びるチャック軸111とチャック軸112により、被加工レンズLEを挟持する。上側のチャック軸111は、サブベース102の中央に備えられた上下機構部110により上下方向に移動され、また、ホルダ112に備えられたモータ115により回転される。下側のチャック軸112は、メインベース101に固定されたホルダ120に回転可能に保持されており、モータ123により上側のチャック軸111と同期して回転される。
<Processing Unit> FIG. 3 is a diagram illustrating the configuration of the
レンズLEをチャック軸111,112に保持させるときは、図4に示す如く、レンズLEに加工治具となるカップ390を、粘着パッド398を介して取り付けておく。カップ390は後述するブロッカーユニット300により、自動的に取り付けられる。カップ390は円柱形状の基部391と、裾が広がった鍔部392を持つ。基部391には、横キー溝391aと、レンズLEを取り付ける際の上下方向(眼鏡装用時の上下方向を言う)を決めるための縦キー溝391aが形成されている。一方、チャック軸112には、カップ390の基部391を挿入するためのカップホルダ113が取り付けられている。カップホルダ113は、図5に示す如く、鍔部392を受ける受け部113aが形成されており、さらに受け部113aの底には、カップ390の横キー溝391aに嵌合する横キー113bが形成されている。加工時にはカップ390の横キー溝391aを横キー113bに合わせることにより、レンズLEに取り付けられたカップ390をカップホルダ113に装着し、上側のチャック軸111を下降させて、レンズLEを2つのチャック軸111,112により保持させる。
When the lens LE is held on the
チャック軸111,112に保持されたレンズLEは、砥石151をそれぞれ回転軸に持つ研削部150R、150Lにより、2方向から加工される。砥石151は、プラスチック粗砥石、ヤゲン溝を持つ仕上砥石、面取砥石から構成されている。研削部150R、150Lは、左右対称であり、それぞれサブベース102に備えられた移動機構により、上下及び左右方向に移動される。サブベース102の中央奥側には、レンズ形状測定部160が収納されている。また、レンズLEの加工時には、図示を略すノズルからレンズLEの加工部分に向けて研削水が噴射される。図1において、180は加工窓である。
The lens LE held on the
なお、この加工ユニット100aの構成は、本出願人による特開平9−253999号公報のものと基本的に同様である。加工ユニット100bは、加工ユニット100aと同じ構成である。
The configuration of the
<RHユニット> 図6はRHユニット200の構成を説明する図である。横移動ベース210は、ボールネジ203の回転により、移動路30の方向に延びる2本のレール202に沿って移動される。ボールネジ203は図示を略すモータによって回転される。横移動ベース210の上には、基部212が取り付けられている。基部212には、上下スライド部214が上下移動可能に取り付けられている。上下スライド部214は、基部212に配置されたモータ及ぶスライドレール等からなる上下移動機構により、上下移動される。上下スライド部214の上部には、垂直軸A1を中心に回転する第1アーム216が取り付けられている。第1アーム216は、上下スライド部214内に設けられたモータ等の回転機構により回転される。第1アーム216の先の下部には、垂直軸A2を中心に回転する第2アーム218が取り付けられている。第2アーム218は、第1アーム216内に設けられたモータ等の回転機構により回転される。第2アーム218の先端側には、水平軸A3を中心に回転する第3アーム220が取り付けられている。第3アーム220は、第2アーム218内に設けられたモータ等の回転機構により回転される。さらに、第3アーム220の先端には、レンズLEを吸着して保持する吸着部222が設けられている。
<RH Unit> FIG. 6 is a diagram illustrating the configuration of the
吸着部222は、図7に示す如く、水平軸A3に直交する方向に延びる筒部材223と、この筒部材223に取り付けられた吸着ベローズ224とからなる。吸着ベローズ224は、蛇腹構造をしたゴム等の弾性体材料で形成されている。吸着ベローズ224、筒部材223及び第3アーム220には、空気が通る経路が形成されており、その経路はエアーポンプ230に繋げられたチューブ232に接続されている。エアーポンプ230を吸引駆動させることにより、レンズLEは吸着ベローズ224に吸着保持される。エアーポンプ230の吸引駆動を停止して、吸引を大気圧に戻すことにより、レンズLEの吸着が解除される。また、エアーポンプ230は空気を送出す機能を持ち、吸着ベローズ224からの空気の送出により、加工ユニット200a,200bの加工時にレンズLEに付着した研削水をある程度吹き飛ばす。
As shown in FIG. 7, the suction portion 222 includes a
<ブロッカーユニット> ブロッカーユニット300の構成を、図8〜図10により説明する。図8はブロッカーユニット300の正面概略図、図9は側面概略図、図10は測定光学系の概略構成図である。
<Blocker Unit> The configuration of the
ブロッカーユニット300の筐体301には、レンズLEの軸を検出する測定光学系310と、レンズLEの前側屈折面にカップ390を取り付けるアーム320と、このアーム320を移動する機構が備えられている。また、ブロッカーユニット300は、カップ390を供給するカップ供給部350を備える。
The housing 301 of the
図10において、311は照明光源、312は凹面鏡である。光源311からの照明光は、凹面鏡312により測定光軸L1に沿って反射され、略平行光束とされる。レンズテーブル313には指標板314が配置されており、その上にはレンズLEを受ける3本の支持ピン315が設けられている。指標板314は、光軸L1を中心に格子状に配置された多数のドット指標を持つ。指標板314の下には、半透明のスクリーン板316が配置されており、ドット指標が投影される。スクリーン板316にはミラー317が配置されており、その反射方向にCCDカメラ318が配置されている。カメラ318はスクリーン板316に投影されたドット指標像を撮像する。制御部319はカメラ318からの出力信号により、レンズLEの光学中心位置と柱面軸の方向を検出する。ドット指標による光学中心位置と柱面軸の方向の検出については、本出願人による特開平11−287972号に記載されている。
In FIG. 10, 311 is an illumination light source, and 312 is a concave mirror. The illumination light from the
アーム320は、カップ390の基部391を装着する装着部321を持つ。装着部321の内部には、基部391のキー溝391に嵌合するキーが形成されており、基部391を差し込んだままカップ390を持ち上げられるように、適度な力で保持するクリック機構が設けられている。装着部321はモータ等から構成される回転機構323により回転可能とされている。また、アーム320は、筐体301内に設けられた移動機構325により、図8、9における水平方向(X,Y方向)と上下方向(Z方向)に移動可能とされている。移動機構は、X,Y,Zの各方向に移動するためのモータやスライド機構等からなる。制御部319は、カメラ318により検出されたレンズLEの光学中心にカップ390の中心を位置させるべく、移動機構325の駆動を制御し、アーム320をXY方向に移動する。また、レンズLEが柱面軸を持つ場合、回転機構323の駆動を制御し、レンズLEの柱面軸に合わせるべくカップ390を回転する。その後、アーム320を下方に移動し、カップ390をレンズLEの前側屈折面に取り付ける。
The
カップ供給部350の構成を説明する。カップ390は粘着パッド398を介して、テープ352の所定位置に予め貼り付けられている。第1リール354には、カップ390が貼り付けられたテープ352が巻かれている。テープ352は、複数のローラ354を経由して第2リール356に巻き取られる。テープ352には、途中に配置されたモータ358に噛み合うギヤ359により送られ、同時にモータ358の回転が、図示を略すベルトによって第2リール356に伝達される。ギヤ359には、テープ352の幅方向の両端に形成されたスリット353(図11参照)に係合する爪が形成されており、ギヤ359の回転によりテープ352を送出す構造となっている。
The configuration of the
このような構成のカップ供給部350により、所定位置に送出されたカップ390は、アーム320の下降移動により、装着部321にその基部391が装着される。そして、アーム320の上昇移動により、テープ352から剥がされてレンズLEへの取付け位置まで運ばれる。
The
<ストックユニット> 図1、2において、ストックユニット400a,400bは同じ構成であり、トレイ401を載せるためのステージ410,420を備える。ステージ410,420は、それぞれ昇降機構412,422により上下に移動される。トレイ401は縦(上下方向)に積み重ねてステージ410,420に搭載可能であり、片方のステージ410に10個のトレイ401を搭載できる。加工済みのレンズLEが入れられたトレイ401は、ハンド部430によって、ステージ410側からステージ420側に移される。ハンド部430は、トレイ401の側面を挟持する2つのハンド431,432を備える。ハンド431,432は、移動機構部433により、互いに相対接近・離反駆動されるようになっている。また、ハンド431,432は、移動機構部433により左右方向(図1の横方向)に移動されるようになっている。
<Stock Unit> In FIGS. 1 and 2,
なお、トレイ401には、レンズLEに取り付けられたカップ390の基部391を差し込む挿入孔が2個(左右一対分)設けられている。また、各トレイ401には、作業番号が登録された識別子であるIDタグ402が設けられている。このIDタグ402の作業番号は、IDタグ読取器440により読み取られる。
The
<水切りユニット> 図12は、水切りユニット500の概略構成図である。レンズLEは、同軸の2つの保持軸510,520により挟持される。下側の保持軸510はベース501に回転可能の保持されており、モータ502及びギヤ503等から構成される回転機構505により回転される。保持軸510にはカップホルダ513が固定されている。このカップホルダ513は、図5に示したカップホルダ113と同じ構造となっており、レンズLEに取り付けられたカップ390が装着される。上側の保持軸520は保持軸510の軸を有し、その下には、レンズ押え部521が設けられている。レンズ押え部521は、レンズLEの後面を押える3つのピン523が取り付けられている。保持軸520は上下移動するアーム530に回転可能に保持されている。アーム530とレンズ押え部521の間には、バネ525が挿入されている。このバネ525によりレンズ押え部521は、常時下方に付勢されている。アーム530を下方に下げることにより、レンズLEは2つの保持軸510,520により保持される。アーム530は、モータ531、ガイドレール532、送りネジ533等から構成される上下移動機構535により、上下方向に移動される。
<Draining Unit> FIG. 12 is a schematic configuration diagram of the
ここで、回転機構505はレンズLEを高速回転することにより、レンズLEに付着した水を遠心力により、吹き飛ばす。このときの回転速度は、好ましくは2500rpm(回/分)以上である。
Here, the
次に、上記のようなシステム1の動作を説明する。ホストPC620には、各眼鏡店からの発注データがインターネット等の通信手段を介して入力されている。各発注データには作業番号が付与され、その作業番号はレンズLEが入れられるトレイ401に設けられたIDタグ402に登録される。各トレイ401には、発注データに応じたレンズLEを左右一対にし、また、レンズの前側屈折面(凸面)を上にして入れておく。レンズLEが入れられたトレイ401を複数個用意し、これをストックユニット400a,400bの各ステージ410側に積み重ねて搭載しておく。各ステージ410には、それぞれ10個のトレイ401が搭載可能である。ストックユニット400a,400bはシステム1の手前側に配設されているので、トレイ401の設置及び取り出しが容易である。
Next, the operation of the
トレイ401の準備が完了後、システム制御部600に設けられたスタートスイッチを押してシステム1の加工動作を作動させる。システム制御部600は、まず、ストックユニット400a側のステージ410を上昇させ、一番上に搭載されたトレイ401を所定の受け渡し位置に位置させる。トレイ401の作業番号は、IDタグ読取器440により読み取られ、システム制御部600に入力される。システム制御部600は、作業番号に対応したレンズ加工に関するデータを加工ユニット100aに送る。なお、ストックユニット400a側のレンズLEは、加工ユニット100a側で加工し、ストックユニット400b側のレンズLEは、加工ユニット100b側で加工するように対応付けられている。
After the preparation of the
システム制御部600は、ストックユニット400a側のトレイ401に入れられた右眼用のレンズLEを初めに加工すべく、RHユニット200を作動させる。RHユニット200はストックユニット400a側まで移動路30に沿って移動し、第1アーム216及び第2アーム218を回転動作し、また、上下スライド部214を下降し、第3アーム220の先端に取り付けられた吸着部222を、右眼用レンズLEの上に位置させる。その後、エアーポンプ230を吸引駆動させる。これにより、レンズLEが吸着部222に吸着される。
The
レンズLEを保持したRHユニット200は、ブロッカーユニット300のレンズテーブル313までレンズLEを搬送させた後、エアーポンプ230の吸引駆動を停止して、レンズLEをレンズテーブル313の支持ピン315上に載置する。システム制御部600は、RHユニット200を退避させた後、ブロッカーユニット300を作動させる。
The
ブロッカーユニット300の制御部319は、測定光学系により検出されるレンズLEの光学中心及び柱面軸の方向を得る。また、制御部319は、アーム320をXY方向に移動し、カップ供給部350により所定位置に供給されてきたカップ390上に装着部321を位置させた後、アーム320を下降させる。これにより、装着部321にカップ390の基部391が装着される。その後、アーム320を上昇させることにより、カップ390はテープ352から剥がされる。このとき、パッド398はカップ390側に張り付いたままテープ352から容易に剥がれるように、テープ352の表面が処理されている。テープ352からカップ390が剥がされると、カップ供給部350によりテープ352が送られ、次のカップ390が所定の供給位置にセットされる。
The
制御部319は、装着部321にカップ390が装着されたら、カップ390の中心がレンズLEの光学中心に合うように、アーム320をXY方向に移動する。また、レンズLEが柱面度数を持つ場合、検出された柱面軸方向とカップ390の取り付けの基準方向とが所定の関係にるように、装着部321を回転させる。この移動と回転が完了したら、アーム320を下降させる。これにより、カップ390がレンズLEの前側屈折面に取り付けられる。アーム320を所定の高さまで上昇させると、装着部321にカップ390の基部391が装着されたままであるので、レンズLEも持ち上げられる。その後、装着部321の取付け中心位置がレンズ受け渡しの基準位置となるように、アーム320が移動される。
When the
カップ390の取付けの完了後、システム制御部600は、再びRHユニット200を作動させる。RHユニット200は、ブロッカーユニット300のレンズ搬送位置まで移動し、装着部321により持ち上げられているレンズLEを吸着する。このとき、RHユニット200は、軸A3を中心に第3アーム220を回転させ、吸着部222を上に向ける。そして、装着部321により持ち上げられているレンズLEの後側屈折面(凹面)に吸着ベローズ224に当接させた後、エアーポンプ230の吸引駆動によりレンズLEを吸着する。上下スライド部214を下降させることにより、レンズLEと共に装着部321からカップ390が引き抜かれる。
After completing the attachment of the
次に、RHユニット200は、吸着部222に吸着したレンズLEを加工ユニット100aまで搬送する。RHユニット200は、軸A3を中心に第3アーム220の回転により、吸着部222を下に向け、レンズLEに取り付けられたカップ390を下側に位置させる。第1アーム216及び第2アーム218の回転移動により、吸着部222の中心と加工ユニット100aが有するチャック軸112の中心軸とを一致させる。その後、上下スライド部214を下降動作させることにより、カップホルダ113にカップ390の基部391を装着して、レンズLEをチャック軸112上にセットする。吸着部222の吸引動作を解除し、第1アーム216及び第2アーム218の回転移動により、第3アーム220を加工ユニット100a側から離脱させる。
Next, the
加工ユニット100aの制御部は、上下機構部110により上側のチャック軸111を下降させ、下側のチャック軸112とによりレンズLEを挟持する。その後、システム制御部600から入力されたデータに基づき、研削部150R、150Lを駆動制御し、砥石151によりレンズLEの周縁を加工する。この加工動作は、本出願人による特開平8−97445号公報を参照されたい。
The control unit of the
RHユニット200は、右眼用レンズLEの加工ユニット100aへセットしたら、次に、トレイ401に入れられたもう片方の左眼用のレンズLEをブロッカーユニット300に搬送する。ブロッカーユニット300によりカップ390が取り付けられたら、RHユニット200は次の加工用として元のトレイ401にレンズLEを搬送して戻しておく。
After the
また、加工ユニット100aによるレンズLEの加工中、システム制御部600は、今度はストックユニット400b側のトレイ401に入れられている右眼用のレンズLEを、加工ユニット100bで加工させるべく、前述と同様にRHユニット200を作動させ、レンズLEをトレイ401から取り出してブロッカーユニット300に搬送する。ブロッカーユニット300により、レンズLEにカップ390が取り付けられると、RHユニット200はレンズLEを受け取り、加工ユニット100bが持つチャック軸112のカップホルダ113にレンズLEをセットする。RHユニット200の第3アーム220が退避した後、加工ユニット100bはレンズLEをチャック軸111,112によりチャッキングして加工を開始する。加工ユニット10bへの搬送が終了したRHユニット200は、次の加工の準備として、ブロッカーユニット300に左眼用のレンズLEにもカップ390を取り付けるべく搬送し、カップ390の取付けが完了したレンズLEをトレイ401に戻しておく。
In addition, during the processing of the lens LE by the
加工ユニット100aによりレンズLEの加工が終了すると、チャック軸111が上昇する。システム制御部600はRHユニット200を作動させ、加工済みレンズLEを受取りに行く。このとき、レンズLEの後側屈折面が上を向いてチャック軸112に置かれているので、研削時に使用した研削水がその後側屈折面に溜まっている。RHユニット200は、レンズLEを吸着保持する前に、エアーポンプ230を駆動して吸着ベローズ224から空気を送出させ、レンズLEに溜まった水を吹き飛ばす。その後、上下スライド部214を下降させて吸着部222によりレンズLEを吸着する。
When the processing of the lens LE is completed by the
吸着ベローズ224からの空気の送出により、レンズLEの後側屈折面に溜まった水はある程度排除されるが、レンズLEの前面及び後面に付着した水は充分に排除されていない。レンズLEに付着した水をそのままにしておくと、水焼けの原因になる。レンズLEに付着した水をさらに排除するため、RHユニット200は、加工ユニット100aから取り出した加工済みレンズLEを、水切りユニット500まで搬送する。
Although the water accumulated on the rear refracting surface of the lens LE is removed to some extent by sending air from the suction bellows 224, the water adhering to the front and rear surfaces of the lens LE is not sufficiently removed. If the water adhering to the lens LE is left as it is, it causes water burn. In order to further exclude water adhering to the lens LE, the
RHユニット200は、加工ユニット100aへのレンズLEのセット時と同様に、吸着部222の中心と保持軸510の中心とを一致する位置までレンズLEを搬送した後、上下スライド部214を下降動作させて、保持軸510に取り付けられたカップホルダ513に、レンズLEに取り付けられたカップ390の基部391を装着する。その後、吸着部222の吸引動作を解除し、第3アーム220を水切りユニット500側から退避させる。第3アーム220の退避後、システム制御部600は、上下移動機構535を駆動してアーム530を下降させ、保持軸520のレンズ押え部521によりレンズLEの後側屈折面を押えさせる。その後、回転機構505を駆動し、2つの保持軸510,520によって挟持されたレンズLEを3秒ほど高速回転させる。レンズLEの後面及び前面に付着した水は、回転に伴う遠心力により飛ばされる。こうして、レンズLEに付着した研削水が排除され、水切りがなされる。
The
水切りユニット500側のレンズLEの回転が停止したら、RHユニット200はレンズLEを吸着保持し、そのレンズLEが置かれていたトレイ401にレンズを搬送して戻す。
When the rotation of the lens LE on the
加工ユニット100b側でのレンズLEの加工が終了していれば、同様にRHユニット200によりレンズLEを取り出し、水切りユニット500側までレンズLEを搬送してそのレンズの水切りをし、レンズLEを元のトレイ401に戻す。レンズLEを元のトレイ401に戻した後、あるいは、加工ユニット100bで加工途中の場合、ストックユニット400a側のトレイ401に入れられたもう片方のレンズLEを加工すべく、カップ390が取り付けられたレンズLEを加工ユニット100aへ搬送し、加工ユニット100aにより加工を実行させる。加工終了後、そのレンズLEを水切りユニット500により水切りをし、元のトレイ401に戻す。
If the processing of the lens LE on the
左右一対のレンズLEの加工が終了したら、システム制御部600は、ハンド部430を駆動制御し、加工済みのレンズLEが入れられたトレイ401をハンド431,432により挟持させ、ステージ420側に移動する。そして、昇降機構412によりステージ410を上昇させ、次のトレイ401を所定の位置にセットする。
When the processing of the pair of left and right lenses LE is completed, the
こうして、RHユニット200により、ストックユニット400a及び400bの各トレイ401に入れられているレンズLEを各ユニットに順次搬送し、2台の加工ユニット100a,100bにより平行して加工し行く。1枚のレンズに2〜3分程の加工時間が掛かるとすれば、ストックユニット400a,400bにそれぞれ10個のトレイ401を搭載可能であるので、2台の加工ユニット100a,100bにより、合計40枚のレンズを1時間弱で効率良く加工できる。また、2つのストックユニット400a,400bと、2台の加工ユニット100a,100bとの間のレンズ搬送を1つのRHユニット200が兼ねるので、省スペースが図られると共に経済的にも有利となる。
Thus, the lens LE placed in each
図13は、水切りユニット500の別の例を示す概略構成図である。移動ブロック552には固定軸551が取り付けられており、固定軸551の上部にはカップホルダ552が固定されている。このカップホルダ552も、図5に示したカップホルダ113と同じ構造となっており、レンズLEに取り付けられたカップ390が装着される。移動ブロック552には、図13の紙面の垂直方向に延びる2本のレール553が通されており、移動ブロック552はレール553に沿って移動可能となっている。移動ブロック552の側面には、レール553と平行に延びるラック555が取り付けられており、このラック555にモータ557のピニオンが噛み合っている。モータ557を回転駆動することにより、カップホルダ113に保持されるレンズLEは、図13の紙面の垂直方向に移動される。
FIG. 13 is a schematic configuration diagram illustrating another example of the
561及び562は、圧縮空気を噴射するエアーノズルである。エアーノズル561はカップホルダ552に保持されるレンズLEの後側屈折面に向けてエアーを噴射する位置に、エアーノズル562はレンズLEの前側屈折面に向けてエアーを噴射する位置に、それぞれ図示なき筐体に設けられている。エアーノズル561及び562には、エアーポンプ564から空気が供給される。
この構成において、RHユニット200の搬送によりレンズLEをカップホルダ552の上にセットした後、エアーノズル561,562から圧縮空気を噴射しつつ、モータ557を回転駆動することにより、カップホルダ113に保持されるレンズLEを、図13の紙面の垂直方向に移動する。エアーノズル561,562から噴射される空気により、レンズLEの後面及び前面に付着した水は吹き飛ばされ、水切りがされる。
In this configuration, after the lens LE is set on the
1 眼鏡レンズ加工装置システム
11 キャスタ
30 移動路
100a,100b レンズ加工ユニット
200 ロボットハンドユニット
300 ブロッカーユニット
390 カップ
400a,400b ストックユニット
401 トレイ
410,420 ステージ
430 ハンド部
433 移動機構部
500 水切りユニット
505 回転機構
510,520 保持軸
513 カップホルダ
600 システム制御部
620 ホストコンピュータ
DESCRIPTION OF
Claims (1)
複数のレンズ収納トレイを上下方向に並べて載置し、レンズ収納トレイを順次上下方向の所定の位置まで移動させる第1ステージと、所定の上下方向の受け取り位置でレンズ収納トレイを受け取り、上下方向に並べて載置する第2ステージと、レンズ収納トレイを挟持して前記第1ステージから第2ステージにレンズ収納トレイを移動させる移動手段と、を持つストックユニットと、
レールに沿って移動されるユニットであって、レンズ収納トレイからレンズを取り出し、眼鏡レンズの周縁を加工する加工ユニットにレンズを搬送すると共に、加工済みレンズを加工ユニットから取り出し、未加工時に収納されていたレンズ収納トレイに戻す搬送ユニットと、を備えることを特徴とするレンズ加工システム。 In a lens processing system for processing a peripheral edge of a spectacle lens, a lens storage tray provided with an identifier for receiving data relating to lens processing from a host computer, and a lens storage tray for storing a spectacle lens to be processed in a predetermined position A reader for reading the identifier;
A plurality of lens storage trays are placed side by side in a vertical direction, and the lens storage tray is received at a predetermined receiving position in the vertical direction. A stock unit having a second stage mounted side by side, and a moving unit that sandwiches the lens storage tray and moves the lens storage tray from the first stage to the second stage;
A unit that moves along the rails, removes the lens from the lens storage tray, transports the lens to the processing unit that processes the peripheral edge of the spectacle lens, and takes out the processed lens from the processing unit and stores it when not processed. A lens processing system comprising: a transport unit that returns to the lens storage tray.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006287947A JP2007030164A (en) | 2006-10-23 | 2006-10-23 | Lens processing system |
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CN113442456A (en) * | 2021-07-08 | 2021-09-28 | 深圳市润之汇实业有限公司 | Automatic injection molding assembly equipment and process |
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-
2006
- 2006-10-23 JP JP2006287947A patent/JP2007030164A/en active Pending
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A521 | Written amendment |
Effective date: 20100323 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20100714 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |