JP2007028499A - 通信システム、メッセージ送信装置、および応答調整装置 - Google Patents

通信システム、メッセージ送信装置、および応答調整装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 メッセージ送信後応答を受信するまでの電力消費を節約する。
【解決手段】 メッセージ送信装置2の状態切替部26は、メッセージ送信後に応答受信部22を休止状態にし、メッセージ送信後状態切替時間(=推定待ち時間−保護時間)経過後に応答受信部22を受信待ち状態にする。応答調整装置3は、相手装置4によって送信されて応答受信部36によって受信された応答を応答蓄積部37に記憶し、メッセージ受信後推定待ち時間経過後に応答送信部38は応答蓄積部37に記憶されている応答をメッセージ送信装置2に対して送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、メッセージの送信および応答を行う通信システム、並びにこの通信システムを構成するメッセージ送信装置および応答調整装置に関する。
多くの通信システムにおいて、端末装置(以下、端末と略す)は、ネットワーク装置、サーバ装置、他の端末などの相手装置に対して、情報の通知や要求を行うメッセージの送信を行う。相手装置は、これらのメッセージを受信し、メッセージの受信やその要求に対する回答を表す応答を行う。この「メッセージ送信」と「応答」は多くのプロトコル層で実行される。
端末がメッセージの送信から応答を受け取るまでの時間(応答待ち時間)は、メッセージが相手装置に到着するまでに要する時間と、相手装置におけるメッセージ処理時間と、応答が相手装置からメッセージを送信した端末に到着するまでに要する時間との和である。この待ち時間は、不確定要素を含むため、メッセージの送信を行った端末は、応答を待つ間、いつ応答が来ても応答を受信できるように「受信待ち状態」にある。
なお、無線端末の場合は、フレーム内の特定の時間だけを受信待ちにし、その他は休止するという技術がある。この場合も、どのフレームに対して、応答が来るか不明であるため、フレーム内の一部であるが、各フレームで受信待ち状態とする必要がある。
なお、上記においては、メッセージは端末が送信するとして記述したが、それ以外の装置の場合も同様である。
「絵ときATMネットワーク・バイブル」、株式会社オーム社、平成7年2月28日 「要点チェック式H.323/MPEG−4教科書」、株式会社IEインスティチュート、2001年4月16日
端末がメッセージ送信後に応答の受信待ち状態となって応答の受信を待ち続けることは、応答の待ち時間が長い場合、端末の電力消費が大きくなるという問題がある。特に、無線端末などの電力に制約のある端末にとっては好ましくない。
そこで、本発明は、メッセージ送信後応答を受信するまでの電力消費を節約することができる通信システム、メッセージ送信装置、および応答調整装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の通信システムは、メッセージ送信装置と、前記メッセージ送信装置と通信する相手装置と、前記メッセージ送信装置と前記相手装置との通信経路上にあり、前記メッセージ送信装置と前記相手装置と通信する応答調整装置とを有する通信システムであって、前記メッセージ送信装置は、メッセージを送信するメッセージ送信手段と、前記メッセージに対する応答を受信する第1応答受信手段と、予め定められた推定待ち時間を記憶する第1記憶手段と、前記メッセージ送信手段により前記メッセージが送信されてからの経過時間、或いは、前記メッセージに対する前記応答調整装置の通知を受信してからの経過時間を計時する第1計時手段と、前記メッセージ送信手段により前記メッセージが送信されると、或いは、前記メッセージに対する前記応答調整装置の通知を受信すると前記第1応答受信手段を休止状態とし、前記第1計時手段による計時時間が前記第1記憶手段に記憶されている前記推定待ち時間になると前記第1応答受信手段を受信待ち状態とする状態切替手段と、を備え、前記応答調整装置は、前記メッセージ送信装置によって送信される前記メッセージを受信し、メッセージを前記相手装置へ送信するメッセージ送受信手段と、前記推定待ち時間を記憶する第2記憶手段と、前記メッセージ送受信手段により前記メッセージが受信されてからの経過時間を計時する第2計時手段と、前記相手装置によって送信される応答を受信する第2応答受信手段と、前記第2応答受信手段により受信される前記応答を記憶する応答蓄積手段と、前記第2計時手段による計時時間が前記第2記憶手段に記憶されている前記推定待ち時間になると前記応答蓄積手段に記憶されている前記応答を前記メッセージ送信装置に送信する第1応答送信手段と、を備え、前記相手装置は、前記応答調整装置によって送信される前記メッセージを受信するメッセージ受信手段と、前記メッセージ受信手段により受信される前記メッセージに対する応答を前記応答調整装置へ送信する第2応答送信手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の通信システムは、前記第1記憶手段は、さらに、前記第1応答受信手段を前記推定待ち時間経過前に受信待ち状態とするために予め定められた保護時間を記憶しており、前記状態切替手段は、前記第1計時手段による計時時間が前記第1記憶手段に記憶されている前記推定待ち時間になった場合に前記第1応答受信手段を受信待ち状態とする代わりに、前記第1計時手段による計時時間が前記第1記憶手段に記憶されている前記推定待ち時間から前記保護時間を減算した時間になると前記第1応答受信手段を受信待ち状態とすることを特徴とする。
請求項3に記載の通信システムは、前記メッセージ送信装置は無線端末であることを特徴とする。
請求項4に記載の通信システムは、前記応答調整装置は基地局或いは無線アクセス網ゲートウェイであることを特徴とする。
請求項5に記載の通信システムは、前記第1記憶手段および前記第2記憶手段は、メッセージの種別毎に前記推定待ち時間を記憶していることを特徴とする。
請求項6に記載のメッセージ送信装置は、メッセージを送信するメッセージ送信手段と、前記メッセージに対する応答を受信する応答受信手段と、予め定められた推定待ち時間を記憶する記憶手段と、前記メッセージ送信手段により前記メッセージが送信されてからの経過時間、或いは、前記メッセージに対する応答調整装置の通知を受信してからの経過時間を計時する計時手段と、前記メッセージ送信手段により前記メッセージが送信されると、或いは、前記メッセージに対する前記応答調整装置の通知を受信すると前記応答受信手段を休止状態とし、前記計時手段による計時時間が前記記憶手段に記憶されている前記推定待ち時間になると前記応答受信手段を受信待ち状態とする状態切替手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項7に記載のメッセージ送信装置は、前記記憶手段は、さらに、前記応答受信手段を前記推定待ち時間経過前に受信待ち状態とするために予め定められた保護時間を記憶しており、前記状態切替手段は、前記計時手段による計時時間が前記記憶手段に記憶されている前記推定待ち時間になった場合に前記応答受信手段を受信待ち状態とする代わりに、前記計時手段による計時時間が前記記憶手段に記憶されている前記推定待ち時間から前記保護時間を減算した時間になると前記応答受信手段を受信待ち状態とすることを特徴とする。
請求項8に記載の応答調整装置は、メッセージ送信装置と前記メッセージ送信装置と通信する相手装置との通信経路上にあり、前記メッセージ送信装置と前記相手装置と通信する応答調整装置であって、前記メッセージ送信装置によって送信されるメッセージを受信し、メッセージを前記相手装置へ送信するメッセージ送受信手段と、予め定められた推定待ち時間を記憶する記憶手段と、前記メッセージ送受信手段により前記メッセージが受信されてからの経過時間を計時する計時手段と、前記相手装置によって送信される応答を受信する応答受信手段と、前記応答受信手段により受信される前記応答を記憶する応答蓄積手段と、前記計時手段による計時時間が前記記憶手段に記憶されている前記推定待ち時間になると前記応答蓄積手段に記憶されている前記応答を前記メッセージ送信装置に送信する応答送信手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、メッセージ送信装置がメッセージ送信後或いはメッセージに対する応答調整装置の通知の受信後に一定期間メッセージ送信装置を受信を休止する休止状態にすることを可能にするために、メッセージ送信装置でのメッセージ送信後応答を受信するまでの電力消費を節約することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しつつ説明する。
まず、本発明の実施の形態における通信システムの構成について図1を参照しつつ説明する。図1は、本実施の形態の通信システムの構成を示す構成図である。
図1に示すように、通信システム1においては、端末などのメッセージ送信装置2、およびサーバやAPS(アプリケーションサーバ)などの相手装置4が設置され、メッセージ送信装置2と相手装置4との通信経路上に応答調整装置3が設置されている。
メッセージ送信装置2は、メッセージ送信部21、応答受信部22、タイマ23、記憶部24は、タイマ設定部25、および状態切替部26として動作する。
メッセージ送信部21は、メッセージを生成し、生成したメッセージをネットワーク経由で応答調整装置3へ送信する。
応答受信部22は、応答調整装置3の後述する応答送信部38によって送信された応答をネットワーク経由で受信する。
タイマ23は、時間を計時する。
記憶部24は、推定待ち時間と保護時間とを記憶する。
推定待ち時間は、本発明を適用しない場合の応答待ち時間の最大値として推定される時間である。本発明を適用しない場合の応答待ち時間は、上述したように、メッセージが相手装置に到着するまでに要する時間と、相手装置におけるメッセージ処理時間と、応答が相手装置からメッセージを送信した端末などのメッセージ送信装置に到着するまでに要する時間との和である。このことから、相手装置でのメッセージ処理時間や各種タイムアウト時間などを考慮して、推定待ち時間を設定し、例えば20秒と設定する。
保護時間は、推定待ち時間になった時点でメッセージ送信装置2が「休止状態」から「受信待ち状態」になった場合、推定待ち時間になった時点で応答調整装置3によって送出された応答を受信できない恐れもあることから、推定待ち時間より早くにメッセージ送信装置2が「休止状態」から「受信待ち状態」になるように設けられた時間である。つまり、後述するように、メッセージ送信装置2は、メッセージを送信してから、推定待ち時間から保護時間を減算した時間が経過すると「休止状態」から「受信待ち状態」になる。
タイマ設定部25は、メッセージ送信部21からメッセージ送信をしたことを示す信号が入力されると、タイマ23の計時時間を「0」にする。これにより、タイマ23は、メッセージ送信後に経過した時間を計時することになる。
状態切替部26は、メッセージ送信部21からメッセージを送信したことを示す信号が入力されると、応答受信部22の動作を止めて応答受信部22を「休止状態」にする。
また、状態切替部26は、メッセージ送信部21からメッセージを送信したことを示す信号が入力されると、記憶部24に記憶されている推定待ち時間と保護時間とを記憶部24から取り出す。続いて、状態切替部26は、取り出した推定待ち時間から保護時間を減算する(推定待ち時間−保護時間:以下、状態切替時間という)。そして、状態切替部26は、タイマ23の計時時間を利用して、メッセージを送信してから状態切替時間が経過したか否かを判断し、経過していれば、応答受信部22を動作させて応答受信部22を「休止状態」から「受信待ち状態」にする。
応答調整装置3は、メッセージ受信部31、メッセージ送信部32、タイマ33、記憶部34、タイマ設定部35、応答受信部36、応答蓄積部37、および応答送信部38として動作する。
メッセージ受信部31は、メッセージ送信装置2のメッセージ送信部21によって送信されたメッセージをネットワーク経由で受信する。
メッセージ送信部32は、メッセージ受信部31によって受信され、メッセージ受信部31から入力されるメッセージを相手装置4に対してネットワーク経由で送信する。
タイマ33は、時間を計時する。
記憶部34は、推定待ち時間を記憶する。ここで、メッセージの送受信および応答の送受信を行うメッセージ送信装置2と応答調整装置3との間では同じ値の推定待ち時間の設定が行われる。
タイマ設定部35は、メッセージ受信部31からメッセージを受信したことを示す信号が入力されると、タイマ33の計時時間を「0」にする。これにより、タイマ33は、メッセージを受信した後に経過した時間を計時することになる。
応答受信部36は、相手装置4の後述する応答送信部42によって送信された応答をネットワーク経由で受信し、受信した応答を応答蓄積部37に格納する。
応答蓄積部37は、応答受信部36によって受信された応答を記憶する。
応答送信部38は、メッセージ受信部31からメッセージを受信したことを示す信号が入力されると、記憶部34に記憶されている推定待ち時間を記憶部34から取り出す。そして、応答送信部38は、タイマ33の計時時間を利用して、メッセージを受信してから推定待ち時間が経過したか否かを判断し、経過していれば、応答蓄積部37に記憶されている応答を取り出し、取り出した応答をメッセージ送信装置2に対してネットワーク経由で送信する。
相手装置4は、メッセージ受信部41、および応答送信部42として動作する。
メッセージ受信部41は、応答調整装置3のメッセージ送信部32によって送信されたメッセージをネットワーク経由で受信する。
応答送信部42は、メッセージ受信部41によって受信され、メッセージ受信部41から入力されるメッセージに基づき応答を生成する。そして、応答送信部42は、生成した応答を応答調整装置3に対してネットワーク経由で送信する。
次に、上述した通信システムにおいて行われるメッセージの送信および応答の処理について図2を参照しつつ説明する。図2は、図1の通信システムにおいて行われるメッセージの送信および応答の処理の流れを示すシーケンス図である。
メッセージ送信装置2のメッセージ送信部21は、メッセージを生成して応答調整装置3に対して送信する。応答調整装置3のメッセージ受信部31はメッセージ送信装置2のメッセージ送信部21により送信されたメッセージを受信する(ステップS101)。
メッセージ送信後、タイマ設定部25はタイマ23の計時時間を「0」にし(ステップS102)、状態切替部26は応答受信部22の動作を止めて応答受信部22を「休止状態」にする(ステップS103)。
状態切替部26は、記憶部24に記憶されている推定待ち時間と保護時間とを記憶部24から取り出し、取り出した推定待ち時間から保護時間を減算して状態切替時間を算出する(ステップS104)。
状態切替部26は、タイマ23の計時時間を利用して、メッセージを送信してから状態切替時間が経過したか否かを判断し(ステップS105)、経過していなければ(S105:NO)ステップS105の処理に戻る。一方、経過していれば(S105:YES)、ステップS106の処理へ進み、状態切替部26は、応答受信部22を動作させて応答受信部22を「休止状態」から「受信待ち状態」にする(ステップS106)。
上記のステップS102〜ステップS106の処理により、メッセージ送信装置2の応答受信部22はメッセージ送信部21によりメッセージが送信されてから状態切替時間が経過するまでの期間動作を停止することになる。
応答調整装置3のメッセージ送信部32はメッセージ受信部31によって受信されたメッセージを相手装置4に対して送信する。相手装置4のメッセージ受信部41は応答調整装置3のメッセージ送信部32により送信されたメッセージを受信する(ステップS107)。メッセージ受信後、応答調整装置3のタイマ設定部35はタイマ33の計時時間を「0」にし(ステップS108)、応答送信部38は、記憶部34に記憶されている推定待ち時間を記憶部34から取り出す(ステップS109)。
相手装置4の応答送信部42はメッセージ受信部41によって受信されたメッセージに基づき応答を生成し、生成した応答を応答調整装置3に対して送信する。応答調整装置3の応答受信部36は相手装置4の応答送信部42により送信された応答を受信する(ステップS110)。
応答調整装置3の応答受信部36は受信した応答を応答蓄積部37に格納し、これにより、相手装置4により送信された応答が応答蓄積部37に記憶されることになる(ステップS111)。
応答送信部38は、タイマ33の計時時間を利用して、メッセージを受信してから推定待ち時間が経過したか否かを判断し(ステップS112)、経過していなければ(S112:NO)ステップS112の処理に戻る。一方、経過していれば(S112:YES)、ステップS113の処理へ進む。
応答送信部38は、応答蓄積部37に記憶されている応答を取り出し、取り出した応答をメッセージ送信装置2に対して送信する。メッセージ送信装置2の応答受信部22は応答調整装置3の応答送信部38により送信された応答を受信する(ステップS113)。
なお、応答調整装置3は、相手装置4から受信した応答を応答蓄積部37に記憶し、応答送信部38により推定待ち時間が経過した時点で応答蓄積部37に記憶されている応答をメッセージ送信装置2に送信する。このため、メッセージ送信装置2がメッセージを送信してから応答を受信するまでの期間を一定にすることができるようになっている。
以上説明したように、本実施の形態の通信システム1によれば、メッセージ送信装置2と相手装置4との通信経路上に応答調整装置3が設けられ、メッセージ送信装置2と相手装置4との間のメッセージの送受信および応答の送受信は応答調整装置3を介して行われる。そして、メッセージ送信装置2の応答受信部22は、メッセージ送信部21によってメッセージが送信されてから状態切替時間(=推定待ち時間−保護時間)が経過するまでの間動作を停止し(休止状態)、状態切替時間が経過した時点で動作を行う(受信待ち状態)。また、応答調整装置3は、相手装置4から応答を受信すると、受信した応答を応答蓄積部37に記憶する。そして、応答調整装置3は、メッセージ受信部31がメッセージを受信してから推定待ち時間が経過した時点で応答蓄積部37に記憶されている応答をメッセージ送信装置2に対して送信する。
このように、メッセージ送信装置2の応答受信部22は、メッセージ送信部21によってメッセージが送信されてから状態切替時間が経過するまでの間動作を停止する(受信休止状態)ため、応答受信部22により消費される消費電力を節約することが可能になる。
また、メッセージ送信装置2の応答受信部22は、メッセージを送信してから推定待ち時間より前の状態切替時間(=推定待ち時間−保護時間)が経過した時点で動作を行う(受信待ち状態)ため、応答調整装置3がメッセージを受信してから推定待ち時間が経過した時点で送出する応答を確実に受信することが可能になる。
なお、応答調整装置3を、無線アクセス網ゲートウェイ(Radio Access Network Gateway)などの既存の装置に上記の各部31〜37の機能を実装することによって実現することができる。
以下、本発明の他の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
まず、本発明の他の実施の形態の構成について図3を参照しつつ説明する。図3は本実施の形態の通信システムの構成を示す構成図である。
図3においては、端末110、基地局120、RAN−GW130、交換装置140、認証サーバ150、およびAPS(アプリケーションサーバ)160が設けられている。ただし、無線チャネルの割り当て、認証、ユーザ情報の送受信、無線チャネルの開放などが行われ、端末110からAPS160への一連の通信において、各装置(端末110、基地局120、RAN−GW130、交換装置140、認証サーバ150、APS160)の間で多くの「メッセージ送信」と「応答」が繰り返し行われる。本実施の形態では、その中でユーザ情報通知(メッセージ送信の一つ)とその応答に対して一定期間端末110が受信を休止するものとして説明する。なお、一定期間端末110が受信を休止することはその他のメッセージ送信とその応答に対しても適用できる。
端末110は、無線端末などであって、基地局120を介してその他の装置と通信を行う。なお、本実施の形態では、端末110がメッセージを送信するメッセージ送信装置であるとして説明を行う。
RAN−GW130は、無線アクセス網ゲートウェイ(RAN−GW:Radio Access Network Gateway)であって、交換装置140などにより構成されるコア網に対して、無線アクセス網特有の処理の多くを終端するものである。なお、本実施の形態では、RAN−GW130が応答調整装置であるとして説明する。
認証サーバ150は、端末110が本システムの構成要素として、ネットワークサービスを受ける資格を有するかを認証する装置である。
APS160は、端末110と通信して、必要な情報を提供し、端末110からの情報を基に所定の情報処理を行う。なお、本実施の形態では、APS160が相手装置であるとして説明する。
ここで、図3の端末110と基地局120との間の無線リンクで使用されるフレームの構造について図4を参照しつつ説明する。図4は端末110と基地局120との間の無線リンクで使用されるフレームの構造を示す図である。
BCH(Broadcasting Control Channel)は、報知チャネルであって、基地局120から端末110を呼び出す場合などに使用される。
下りユーザチャネルは、基地局120から端末110の方向への情報を運ぶチャネルである。内部は通信中の各端末110が使用するために各端末110対応のサブチャネルに分割されている。
上りユーザチャネルは、端末110から基地局120の方向への情報を運ぶチャネルである。内部は通信中の各端末110が使用するために各端末110対応のサブチャネルに分割されている。
RCH(Random Access Channel)は、ランダムアクセスチャネルであって、端末110が基地局120に対して通信のためのユーザチャネルを要求する場合に使用される。
なお、本実施の形態においては、端末110にユーザチャネル内の特定のサブチャネルを割り当てた後は、送受信情報の有無に拘わらず、一連の通信が終了するまで、特定のサブチャネルが割り当て続けられるとする。
本実施の形態では、端末110は、基地局120からの呼び出しに備え、各フレームのBCHにあたる部分のみ受信待ちになり、その他の時間は受信待ちの必要がなく、休止している。また、通信時は、端末110は、他の端末110に割当られた下りユーザチャネル内のサブチャネルを受信待ちにする必要がなく、休止している。なお、これらは従来から行われていることである。
従来においては、端末110は、通信時、自身に割り当てられた下りユーザチャネル内のサブチャネルを受信待ちに常にしていた。これに対して、本実施の形態においては、端末110は、通信時であっても、メッセージ送信後の一定期間(状態切替時間=推定待ち時間−保護時間)、自身に割り当てられた下りユーザチャネル内のサブチャネルを受信待ちにせずに、休止する。
端末110は、メッセージ送信部111、応答受信部112、タイマ113、記憶部114、タイマ設定部115、および状態切替部116として動作する。
メッセージ送信部111は、メッセージを生成し、生成したメッセージをRCH或いは上りユーザチャネルの割り当てられたサブチャネルを利用して送信する。
応答受信部112は、下りユーザチャネルの割り当てられたサブチャネルにより応答を受信する。
タイマ113は、時間を計時する。
記憶部114は、推定待ち時間と保護時間とを記憶する。ただし、推定待ち時間および保護時間は、夫々は、図1において説明した推定待ち時間および保護時間と同様である。
タイマ設定部115は、メッセージ送信部111からメッセージ(本実施の形態においては、ユーザ情報通知)を送信したことを示す信号が入力されると、タイマ113の計時時間を「0」にする。これにより、タイマ113は、メッセージ(本実施の形態においては、ユーザ情報通知)送信後に経過した時間を計時することになる。
状態切替部116は、メッセージ送信部111からメッセージ(本実施の形態においては、ユーザ情報通知)を送信したことを示す信号が入力されると、応答受信部112を下りユーザチャネルの全てのサブチャネルの受信を休止させ、応答受信部112を「休止状態」にする。つまり、応答受信部112は、下りユーザチャネルの自身に割り当てられたサブチャネル以外のサブチャネルのみならず、下りユーザチャネルの自身に割り当てられたサブチャネルの受信も休止する。なお、全く独立な着呼などがある可能性があるため、BCHは受信待ちとする。
また、状態切替部116は、メッセージ送信部111からメッセージ(本実施の形態においては、ユーザ情報通知)を送信したことを示す信号が入力されると、記憶部114に記憶されている推定待ち時間と保護時間とを記憶部114から取り出す。続いて、状態切替部116は、取り出した推定待ち時間から保護時間を減算する(推定待ち時間−保護時間:状態切替時間)。そして、状態切替部116は、タイマ113の計時時間を利用して、メッセージ(本実施の形態においては、ユーザ情報通知)を送信してから状態切替時間が経過したか否かを判断し、経過していれば、応答受信部112を下りユーザチャネルの自身に割り当てられたサブチャネルを受信待ちとする。
RAN−GW130は、メッセージ受信部131、メッセージ送信部132、タイマ133、記憶部134、タイマ設定部135、応答受信部136、応答蓄積部137、および応答送信部138として動作する。
メッセージ受信部131は、端末110によって送信されたメッセージを、基地局120を中継して、RCH或いは上りユーザチャネルの端末110に割り当てたサブチャネルにより受信する。
メッセージ送信部132は、メッセージ受信部131により受信され、メッセージ受信部131から入力されるメッセージを交換装置140を中継して認証サーバ150或いはAPS160へ送信する。
タイマ133は時間を計時する。
記憶部134は、推定待ち時間を記憶する。ここで、メッセージの送受信および応答の送受信を行う端末110とRAN−GW130との間では同じ値の推定待ち時間の設定が行われる。
タイマ設定部135は、メッセージ受信部131からメッセージ(本実施の形態においては、ユーザ情報通知)を受信したことを示す信号が入力されると、タイマ133の計時時間を「0」にする。これにより、タイマ133は、メッセージ(本実施の形態においては、ユーザ情報通知)を受信した後に経過した時間を計時することになる。
応答受信部136は、認証サーバ150或いはAPS160の後述する応答送信部162によって送信された応答を、交換装置140を中継して受信する。応答受信部136は、ユーザ情報通知(メッセージの一つ)に対する応答を応答蓄積部137に格納する。応答受信部136は、ユーザ情報通知以外のメッセージに対する応答を応答送信部138へ出力する。
応答蓄積部137は、応答受信部136によって受信されたユーザ情報通知(メッセージの一つ)に対する応答を記憶する。
応答送信部138は、メッセージ受信部131からメッセージ(本実施の形態においては、ユーザ情報通知)を受信したことを示す信号が入力されると、記憶部134に記憶されている推定待ち時間を記憶部134から取り出す。そして、応答送信部138は、タイマ133の計時時間を利用して、メッセージ(本実施の形態においては、ユーザ情報通知)を受信してから推定待ち時間が経過したか否かを判断し、経過していれば、応答蓄積部137に記憶されているユーザ情報通知(メッセージの一つ)に対する応答を取り出し、取り出した応答を端末110に対して基地局120を中継して送信する。
応答送信部138は、応答受信部136から入力されるユーザ情報通知以外のメッセージに対する応答を基地局120を中継して端末110に対して送信する。
APS160は、メッセージ受信部161、および応答送信部162として動作する。
メッセージ受信部161は、RAN−GW130のメッセージ送信部131によって送信されたメッセージを交換装置140を中継して受信する。
応答送信部162は、メッセージ受信部161によって受信され、メッセージ受信部161から入力されるメッセージに基づき応答を生成する。そして、応答送信部162は、生成した応答をRAN−GW130に対して交換装置140を中継して送信する。
次に、上述した通信システムにおいて行われるメッセージの送信および応答の処理について図5および図6を参照しつつ説明する。図5および図6は、図3の通信システムにおいて行われるメッセージの送信および応答の処理の流れを示すシーケンス図である。
端末110のメッセージ送信部111は、基地局120に対して通信用のユーザチャネルの割り当て要求(メッセージ)をRCHにて送信する。そして、基地局120は、この通信用のユーザチャネルの割り当て要求を受信する(ステップS201)。
基地局120は、下りユーザチャネルのサブチャネルと上りユーザチャネルのサブチャネルを割り当て、下りユーザチャネルの割り当てたサブチャネルにて割り当てた下りユーザチャネルのサブチャネルと上りユーザチャネルのサブチャネルの情報を含むチャネル割当通知(応答)を端末110に対して送信する。そして、端末110の応答受信部112はチャネル割当通知を受信する(ステップS202)。
端末110のメッセージ送信部111は、上りユーザチャネルの割り当てられたサブチャネルにて端末認証用コネクションの設定要求(メッセージ)を送信する。この端末認証用コネクションの設定要求は、基地局120により中継され、RAN−GW130のメッセージ受信部131により受信されてメッセージ送信部132から送信され、交換装置140により中継されて、認証サーバ150により受信される(ステップS203)。
認証サーバ150は、コネクションを設定し、コネクション設定信号(応答)を送信する。このコネクション設定信号は、交換装置140により中継され、RAN−GW130の応答受信部136により受信されて応答送信部138から送信され、基地局120により中継され、端末110の応答受信部112により下りユーザチャネルの割り当てられたサブチャネルにて受信される(ステップS204)。
端末110は、コネクション設定信号を受信すると、設定完了信号を送信する。この設定完了信号は、基地局120、RAN−GW130、交換装置140により中継されて、認証サーバ150により受信される(ステップS205)。
端末110のメッセージ送信部111は、上りユーザチャネルの割り当てられたサブチャネルにて認証情報(メッセージ)を送信する。この認証情報は、基地局120により中継され、RAN−GW130のメッセージ受信部131により受信されてメッセージ送信部132から送信され、交換装置140により中継されて、認証サーバ150により受信される(ステップS206)。
認証サーバ150は、受信した認証情報を基に認証を行い、ここでは、ネットワークサービスを受ける資格を有する端末であると判断して認証OK信号(応答)を送信する。この認証OK信号は、交換装置140により中継され、RAN−GW130の応答受信部136により受信されて応答送信部138から送信され、基地局120により中継され、端末110の応答受信部112により下りユーザチャネルの割り当てられたサブチャネルにて受信される(ステップS207)。
端末110のメッセージ送信部111は、上りユーザチャネルの割り当てられたサブチャネルにて端末認証用コネクションの開放要求(メッセージ)を送信する。この端末認証用コネクションの開放要求は、基地局120により中継され、RAN−GW130のメッセージ受信部131により受信されてメッセージ送信部132から送信され、交換装置140により中継されて、認証サーバ150により受信される(ステップS208)。
認証サーバ150は、コネクションを開放し、コネクション開放信号(応答)を送信する。このコネクション開放信号は、交換装置140により中継され、RAN−GW130の応答受信部136により受信されて応答送信部138から送信され、基地局120により中継され、端末110の応答受信部112により下りユーザチャネルの割り当てられたサブチャネルにて受信される(ステップS209)。
端末110は、コネクション開放信号を受信すると、開放完了信号を送信する。この開放完了信号は、基地局120、RAN−GW130、交換装置140により中継されて、認証サーバ150により受信される(ステップS210)。
端末110のメッセージ送信部111は、上りユーザチャネルの割り当てられたサブチャネルにてユーザ情報用コネクションの設定要求(メッセージ)を送信する。このユーザ情報用コネクションの設定要求は、基地局120により中継され、RAN−GW130のメッセージ受信部131により受信されてメッセージ送信部132から送信され、交換装置140により中継されて、APS160のメッセージ受信部161により受信される(ステップS211)。
APS160は、コネクションを設定し、APS160の応答送信部161はユーザ情報用コネクションの設定要求に対してその応答としてコネクション設定信号を生成し、コネクション設定信号(応答)を送信する。このコネクション設定信号は、交換装置140により中継され、RAN−GW130の応答受信部136により受信されて応答送信部138から送信され、基地局120により中継され、端末110の応答受信部112により下りユーザチャネルの割り当てられたサブチャネルにて受信される(ステップS212)。
端末110は、コネクション設定信号を受信すると、設定完了信号を送信する。この設定完了信号は、基地局120、RAN−GW130、交換装置140により中継されてAPS160により受信される(ステップS213)。
端末110のメッセージ送信部111は、上りユーザチャネルの割り当てられたサブチャネルにてユーザ情報通知(メッセージ)を送信する。このユーザ情報通知は、基地局120により中継され、RAN−GW130のメッセージ受信部131により受信されてメッセージ送信部132から送信され、交換装置140により中継されて、APS160のメッセージ受信部161により受信される(ステップS214)。
ユーザ情報通知(メッセージ)送信後、端末110のタイマ設定部115はタイマ113の計時時間を「0」にする(ステップS215)。状態切替部116は応答受信部112を下りユーザチャネルの全てのサブチャネルの受信を休止させ、応答受信部112を「休止状態」にする(ステップS216)。つまり、応答受信部112は、下りユーザチャネルの自身に割り当てられたサブチャネル以外のサブチャネルのみならず、下りユーザチャネルの自身に割り当てられたサブチャネルの受信も休止する。
状態切替部116は、記憶部114に記憶されている推定待ち時間と保護時間とを記憶部114から取り出し、取り出した推定待ち時間から保護時間を減算して状態切替時間を算出する(ステップS217)。
状態切替部116は、タイマ113の計時時間を利用して、メッセージ送信部111によりユーザ情報通知(メッセージ)が送信されてから状態切替時間が経過したか否かを判断し(ステップS218)、経過していなければ(S218:NO)ステップS218の処理に戻る。一方、経過していれば(S218:YES)、ステップS219の処理へ進み、状態切替部116は、応答受信部112を下りユーザチャネルの自身に割り当てられたサブチャネルを受信待ちとする(ステップS219)。
上記のステップS215〜ステップS219の処理により、端末110の応答受信部112はメッセージ送信部111によりユーザ情報通知(メッセージ)が送信されてから状態切替時間が経過するまでの期間下りユーザチャネルの受信を休止する。
RAN−GW130のメッセージ受信部131によるユーザ情報通知(メッセージ)受信後、RAN−GW130のタイマ設定部135はタイマ133の計時時間を「0」にし(ステップS220)、応答送信部138は、記憶部134に記憶されている推定待ち時間を記憶部134から取り出す(ステップS221)。
APS160のメッセージ受信部161によりユーザ情報通知(メッセージ)が受信されると、APS160の応答送信部162はユーザ情報通知に対する応答としてユーザ情報受信確認信号を生成し、ユーザ情報受信確認信号(応答)を送信する。このユーザ情報受信確認信号(応答)は交換装置140に中継されて、RAN−GW130の応答受信部136により受信される(ステップS222)。応答受信部136は受信したユーザ情報通知(メッセージ)に対する応答であるユーザ情報受信確認信号を応答蓄積部137に格納し、これにより、APS160により送信されたユーザ情報受信確認信号(応答)が応答蓄積部137に記憶されることになる(ステップS223)。
応答送信部138は、タイマ133の計時時間を利用して、ユーザ情報通知(メッセージ)を受信してから推定待ち時間が経過したか否かを判断し(ステップS224)、経過していなければ(S224:NO)ステップS224の処理に戻る。一方、経過していれば(S224:YES)、ステップS225の処理へ進む。
応答送信部138は、応答蓄積部137に記憶されているユーザ情報受信確認信号(応答)を取り出し、取り出したユーザ情報受信確認信号を送信する。このユーザ情報受信確認信号は、基地局120により中継され、端末110の応答受信部112により下りユーザチャネルの割り当てられたサブチャネルにて受信される(ステップS225)。
端末110のメッセージ送信部111は、上りユーザチャネルの割り当てられたサブチャネルにてユーザ情報用コネクションの開放要求(メッセージ)を送信する。このユーザ情報用コネクションの開放要求は、基地局120により中継され、RAN−GW130のメッセージ受信部131により受信されてメッセージ送信部132から送信され、交換装置140により中継されて、APS160のメッセージ受信部161により受信される(ステップS226)。
APS160は、コネクションを開放し、APS160の応答送信部161はユーザ情報用コネクションの開放要求に対する応答としてコネクション開放信号を生成し、コネクション開放信号(応答)を送信する。このコネクション開放信号は、交換装置140により中継され、RAN−GW130の応答受信部136により受信されて応答送信部138から送信され、基地局120により中継され、端末110の応答受信部112により下りユーザチャネルの割り当てられたサブチャネルにて受信される(ステップS227)。
端末110は、コネクション開放信号を受信すると、開放完了信号を送信する。この開放完了信号は、基地局120、RAN−GW130、交換装置140により中継されてAPS160により受信される(ステップS228)。
端末110のメッセージ送信部111は、基地局120に対して通信用のユーザチャネルの開放要求(メッセージ)を上りユーザチャネルの割り当てられたサブチャネルにて送信する。そして、基地局120は、この通信用のユーザチャネルの開放要求を受信する(ステップS229)。基地局120は、下りユーザチャネルの割り当てたサブチャネルにてチャネル開放通知(応答)を端末110に対して送信する。そして、端末110の応答受信部112はチャネル開放通知を受信する(ステップS230)。
以上説明したように、本実施の形態の通信システムによれば、図1および図2を利用して説明した通信システムと同様の効果を得られる。
また、端末110が電力に制約のある無線端末であることから、消費電力の節約をできる本実施の形態はより顕著な効果を奏することになる。
以下、本発明のさらに他の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
まず、本発明のさらに他の実施の形態の構成について図7を参照しつつ説明する。図7は本実施の形態の通信システムの構成を示す構成図である。
図7においては、無線端末などの端末210、基地局220、無線アクセス網ゲートウェイであるRAN−GW230、交換装置240、認証サーバ250、およびAPS260が設けられている。なお、図3から図6を参照して説明した通信システムの場合と同様、ユーザ情報通知(メッセージ送信の一つ)とその応答に対して一定期間端末210は受信を休止するものとして説明する。なお、一定期間端末110が受信を休止することはその他のメッセージ送信とその応答に対しても適用できる。
ただし、本実施の形態では、端末210がメッセージを送信するメッセージ送信装置、RAN−GW230が応答調整装置、APS260が相手装置であるとして説明する。
端末210は、メッセージ送信部211、応答受信部212、タイマ213、記憶部214、タイマ設定部215、および状態切替部216として動作する。
メッセージ送信部211は、メッセージを生成し、生成したメッセージをRCH或いは上りユーザチャネルの割り当てられたサブチャネルを利用して送信する。
応答受信部212は、下りユーザチャネルの割り当てられたサブチャネルにより応答を受信する。ただし、受信する応答として、RAN−GW230において生成された応答と認証サーバ250において生成された応答とAPS260において生成された応答とがある。
タイマ213は時間を計時する。
記憶部214は、推定待ち時間と保護時間とを記憶する。ただし、推定待ち時間および保護時間は、夫々は、図1において説明した推定待ち時間および保護時間と同様である。
タイマ設定部215は、メッセージ(本実施の形態においては、ユーザ情報通知)に対するRAN−GW230によって生成された応答(本実施の形態においては、ユーザ情報RAN−GW受信確認信号)を受信したことを示す信号が応答受信部212から入力されると、タイマ213の計時時間を「0」にする。これにより、タイマ213は、メッセージ(本実施の形態においては、ユーザ情報通知)に対するRAN−GW230によって生成された応答(本実施の形態においては、ユーザ情報RAN−GW受信確認信号)受信後に経過した時間を計時することになる。
状態切替部216は、メッセージ(本実施の形態においては、ユーザ情報通知)に対するRAN−GW230によって生成された応答(本実施の形態においては、ユーザ情報RAN−GW受信確認信号:メッセージに対する応答調整装置の通知に相当)を受信したことを示す信号が応答受信部212から入力されると、応答受信部212を下りユーザチャネルの全てのサブチャネルの受信を休止させ、応答受信部212を「休止状態」にする。つまり、応答受信部212は、下りユーザチャネルの自身に割り当てられたサブチャネル以外のサブチャネルのみならず、下りユーザチャネルの自身に割り当てられたサブチャネルの受信も休止する。なお、全く独立な着呼などがある可能性があるため、BCHは受信待ちとする。
また、状態切替部216は、メッセージ(本実施の形態においては、ユーザ情報通知)に対するRAN−GW230によって生成された応答(本実施の形態においては、ユーザ情報RAN−GW受信確認信号)を受信したことを示す信号が応答受信部212から入力されると、記憶部214に記憶されている推定待ち時間と保護時間とを記憶部214から取り出す。続いて、状態切替部216は、取り出した推定待ち時間から保護時間を減算する(推定待ち時間−保護時間:状態切替時間)。そして、状態切替部216は、タイマ213の計時時間を利用して、メッセージ(本実施の形態においては、ユーザ情報通知)に対するRAN−GW230によって生成された応答(本実施の形態においては、ユーザ情報RAN−GW受信確認信号)を受信してから状態切替時間が経過したか否かを判断し、経過していれば、応答受信部212を下りユーザチャネルの自身に割り当てられたサブチャネルを受信待ちとする。
RAN−GW230は、メッセージ受信部231、メッセージ送信部232、タイマ233、記憶部234、タイマ設定部235、応答受信部236、応答蓄積部237、および応答送信部238として動作する。
メッセージ受信部231は、端末210によって送信されたメッセージを、基地局220を中継して、RCH或いは上りユーザチャネルの端末210に割り当てたサブチャネルにより受信する。
メッセージ送信部232は、メッセージ受信部231により受信され、メッセージ受信部231から入力されるメッセージを交換装置240を中継して認証サーバ250或いはAPS260へ送信する。また、メッセージ送信部232は、メッセージ受信部231から入力されるメッセージを基に新たにメッセージを生成し、生成したメッセージを交換装置240を中継してAPS260へ送信する。
タイマ233は時間を計時する。
記憶部234は、推定待ち時間を記憶する。ここで、メッセージの送受信および応答の送受信を行う端末210とRAN−GW230との間では同じ値の推定待ち時間の設定が行われる。
タイマ設定部235は、メッセージ受信部231からメッセージ(本実施の形態においては、ユーザ情報通知)を受信したことを示す信号が入力されると、タイマ233の計時時間を「0」にする。これにより、タイマ233は、メッセージ(本実施の形態においては、ユーザ情報通知)を受信した後に経過した時間を計時することになる。
応答受信部236は、認証サーバ250或いはAPS260によって送信された応答を、交換装置240を中継して受信する。応答受信部236は、ユーザ情報通知(メッセージの一つ)に対する応答を応答蓄積部237に格納する。応答受信部236は、ユーザ情報通知以外のメッセージに対する応答を応答送信部238へ出力する。
応答蓄積部237は、応答受信部236によって受信されたユーザ情報通知(メッセージの一つ)に対する応答を記憶する。
応答送信部238は、メッセージ受信部231からメッセージ(本実施の形態においては、ユーザ情報通知)を受信したことを示す信号が入力されると、記憶部234に記憶されている推定待ち時間を記憶部234から取り出す。そして、応答送信部238は、タイマ233の計時時間を利用して、メッセージ受信部231によってメッセージ(本実施の形態においては、ユーザ情報通知)が受信されてから推定待ち時間が経過したか否かを判断し、経過していれば、応答蓄積部237に記憶されているユーザ情報通知(メッセージの一つ)に対する応答を取り出し、取り出した応答を端末210に対して基地局220を中継して送信する。
応答送信部238は、応答受信部236から入力されるメッセージを基地局220を中継して端末210に対して送信する。
応答送信部238は、メッセージ受信部231から入力されるメッセージに対する応答を生成して、生成した応答を基地局220を中継して端末210に対して送信する。
APS260は、メッセージ受信部261、および応答送信部262として動作する。
メッセージ受信部261は、RAN−GW230のメッセージ送信部231によって送信されたメッセージを交換装置240を中継して受信する。
応答送信部262は、メッセージ受信部261によって受信され、メッセージ受信部261から入力されるメッセージに基づき応答を生成する。そして、応答送信部262は、生成した応答をRAN−GW230に対して交換装置240を中継して送信する。
次に、上述した通信システムにおいて行われるメッセージの送信および応答の処理について図8を参照しつつ説明する。図8は、図7の通信システムにおいて行われるメッセージの送信および応答の処理の流れを示すシーケンス図である。なお、図8の処理が行われる前に図5と同様の処理が行われる。
端末210のメッセージ送信部211は、上りユーザチャネルの割り当てられたサブチャネルにてユーザ情報用第1コネクションの設定要求(メッセージ)を送信する。このユーザ情報用第1コネクションの設定要求は、基地局220により中継され、RAN−GW230のメッセージ受信部231により受信される(ステップS301)。
RAN−GW230は第1コネクションの設定を行い、応答送信部238は、メッセージ受信部231から入力されるユーザ情報用第1コネクションの設定要求に対してその応答として第1コネクション設定信号を生成し、第1コネクション設定信号(応答)を送信する。この第1コネクション設定信号が基地局220により中継され、端末210の応答受信部212により下りユーザチャネルの割り当てられたサブチャネルにて受信される(ステップS302)。
端末210は、第1コネクション設定信号を受信すると、設定完了信号を送信する。この設定完了信号は、基地局220により中継されてRAN−GW230により受信される(ステップS303)。
メッセージ送信部232は、メッセージ受信部231から入力されるユーザ情報用第1コネクションの設定要求に対して新たにユーザ情報用第2コネクションの設定要求(メッセージ)を生成し、ユーザ情報用第2コネクションの設定要求を送信する。このユーザ情報用第2コネクションの設定要求は、交換装置240により中継されて、APS260のメッセージ受信部261により受信される(ステップS304)。
APS260は、第2コネクションを設定し、APS260の応答送信部261はユーザ情報用第2コネクションの設定要求に対してその応答として第2コネクション設定信号を生成し、第2コネクション設定信号(応答)を送信する。この第2コネクション設定信号は、交換装置240により中継され、RAN−GW230の応答受信部236により受信される(ステップS305)。
RAN−GW230は、第2コネクション設定信号を受信すると、設定完了信号を送信する。この設定完了信号は、交換装置240により中継されてAPS260により受信される(ステップS306)。
端末210のメッセージ送信部211は、上りユーザチャネルの割り当てられたサブチャネルにてユーザ情報通知(メッセージ)を送信する。このユーザ情報通知は、基地局220により中継され、RAN−GW230のメッセージ受信部231により受信される(ステップS307)。そして、ユーザ情報通知は、メッセージ受信部231からメッセージ送信部232に入力され、メッセージ送信部232から送信されて、交換装置240により中継され、APS260のメッセージ受信部261により受信される(ステップS308)。
RAN−GW230の応答送信部238は、メッセージ受信部231から入力されるユーザ情報通知に対してその応答としてユーザ情報RAN−GW受信確認信号を生成してユーザ情報RAN−GW受信確認信号を送信する。このユーザ情報RAN−GW受信確認信号が基地局220により中継され、端末210の応答受信部212により下りユーザチャネルの割り当てられたサブチャネルにて受信される(ステップS309)。
端末210は、RAN−GW230により生成されたユーザ情報RAN−GW受信確認信号を受信した後、端末210のタイマ設定部215はタイマ213の計時時間を「0」にする(ステップS310)。状態切替部216は応答受信部212を下りユーザチャネルの全てのサブチャネルの受信を休止させ、応答受信部212を「休止状態」にする(ステップS311)。つまり、応答受信部212は、下りユーザチャネルの自身に割り当てられたサブチャネル以外のサブチャネルのみならず、下りユーザチャネルの自身に割り当てられたサブチャネルの受信も休止する。
状態切替部216は、記憶部214に記憶されている推定待ち時間と保護時間とを記憶部114から取り出し、取り出した推定待ち時間から保護時間を減算して状態切替時間を算出する(ステップS312)。
状態切替部216は、タイマ213の計時時間を利用して、ユーザ情報RAN−GW受信確認信号(応答)を受信してから状態切替時間が経過したか否かを判断し(ステップS313)、経過していなければ(S313:NO)ステップS313の処理に戻る。一方、経過していれば(S313:YES)、ステップS314の処理へ進み、状態切替部216は、応答受信部212を下りユーザチャネルの自身に割り当てられたサブチャネルを受信待ちとする(ステップS314)。
上記のステップS310〜ステップS314の処理により、端末210の応答受信部212はユーザ情報RAN−GW受信確認信号を受信してから状態切替時間が経過するまでの期間下りユーザチャネルの受信を休止する。
RAN−GW230のメッセージ受信部231によるユーザ情報通知(メッセージ)受信後、RAN−GW230のタイマ設定部235はタイマ233の計時時間を「0」にし(ステップS315)、応答送信部238は、記憶部234に記憶されている推定待ち時間を記憶部234から取り出す(ステップS316)。
APS260のメッセージ受信部261によりユーザ情報通知(メッセージ)が受信されると、APS260の応答送信部262はユーザ情報通知に対する応答としてユーザ情報APS受信確認信号を生成してユーザ情報APS受信確認信号(応答)を送信する。このユーザ情報APS受信確認信号(応答)は交換装置240に中継されて、RAN−GW230の応答受信部236により受信される(ステップS317)。応答受信部236は受信したユーザ情報通知(メッセージ)に対する応答であるユーザ情報APS受信確認信号を応答蓄積部237に格納し、これにより、APS260により送信されたユーザ情報APS受信確認信号(応答)が応答蓄積部237に記憶されることになる(ステップS318)。
応答送信部238は、タイマ233の計時時間を利用して、メッセージ受信部211によってユーザ情報通知(メッセージ)が受信されてから推定待ち時間が経過したか否かを判断し(ステップS319)、経過していなければ(S319:NO)ステップS319の処理に戻る。一方、経過していれば(S319:YES)、ステップS320の処理へ進む。
応答送信部238は、応答蓄積部237に記憶されているユーザ情報APS受信確認信号(応答)を取り出し、取り出したユーザ情報APS受信確認信号を送信する。このユーザ情報APS受信確認信号は、基地局220により中継され、端末210の応答受信部212により下りユーザチャネルの割り当てられたサブチャネルにて受信される(ステップS320)。
メッセージ送信部232は、ユーザ情報用第2コネクションの開放要求(メッセージ)を生成してユーザ情報用第2コネクションの開放要求を送信する。このユーザ情報用第2コネクションの開放要求は、交換装置240により中継されて、APS260のメッセージ受信部261により受信される(ステップS321)。
APS260は、第2コネクションを開放し、APS260の応答送信部262はユーザ情報用第2コネクションの開放要求に対してその応答として第2コネクション開放信号を生成し、第2コネクション開放信号(応答)を送信する。この第2コネクション開放信号は、交換装置240により中継され、RAN−GW230の応答受信部236により受信される(ステップS322)。
RAN−GW230は、第2コネクション開放信号を受信すると、開放完了信号を送信する。この開放完了信号は、交換装置240により中継されてAPS260により受信される(ステップS323)。
端末210のメッセージ送信部211は、上りユーザチャネルの割り当てられたサブチャネルにてユーザ情報用第1コネクションの開放要求(メッセージ)を送信する。このユーザ情報用第1コネクションの開放要求は、基地局220により中継され、RAN−GW230のメッセージ受信部231により受信される(ステップS324)。
RAN−GW230は、第1コネクションを開放し、RAN−GW230の応答送信部238はメッセージ送信部211から入力されるユーザ情報用第1コネクションの開放要求に対してその応答として第1コネクション開放信号を生成して第1コネクション開放信号(応答)を送信する。この第1コネクション開放信号は、基地局220により中継され、端末210の応答受信部212により下りユーザチャネルの割り当てられたサブチャネルにて受信される(ステップS325)。
端末210は、第1コネクション開放信号を受信すると、開放完了信号を送信する。この開放完了信号は、基地局220により中継されてRAN−GW230により受信される(ステップS326)。
端末210のメッセージ送信部211は、基地局220に対して通信用のユーザチャネルの開放要求(メッセージ)を上りユーザチャネルの割り当てられたサブチャネルにて送信する。そして、基地局220は、この通信用のユーザチャネルの開放要求を受信する(ステップS327)。基地局220は、下りユーザチャネルの割り当てたサブチャネルにてチャネル開放通知(応答)を端末210に対して送信する。そして、端末210の応答受信部212はチャネル開放通知を受信する(ステップS328)。
以上説明したように、本実施の形態の通信システムによれば、図1および図2を利用して説明した通信システムと同様の効果を得られる。
また、端末210が電力に制約のある無線端末であることから、電力の節約をできる本実施の形態はより顕著な効果を奏することになる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。
図3から図6を参照して説明した通信システム、図7および図8を参照して説明した通信システムでは、RAN−GWにより一定期間応答を蓄積して一定期間経過後に応答を端末に送信するようにしている場合であるが、これに限らず、これを実現するためにRAN−GWに持たせた機能と同様の機能を、例えば、基地局に持たせて、基地局により一定期間応答を蓄積して一定期間経過後に応答を端末に送信するようにしてもよい。
また、上記の各実施の形態においては、推定待ち時間から保護時間を減算した時間経過後に端末の応答受信部を受信待ち状態にしている場合であるが、これに限らず、推定待ち時間経過後に端末の応答受信部を受信待ち状態にするようにしてもよい。
また、メッセージの種別毎に推定待ち時間を設定して、メッセージに対応付けてそのメッセージに設定した推定待ち時間を、端末などのメッセージ送信装置の記憶部とRAN−GWなどの応答調整装置の記憶部との夫々に記憶するようにしてもよい。
尚、上述した各処理部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上記各種処理を行ってもよい。尚、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。更に「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。更に、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
実施の形態の通信システムの構成を示す構成図。 図1の通信システムにおいて行われるメッセージの送信および応答の処理の流れを示すシーケンス図。 他の実施の形態の通信システムの構成を示す構成図。 図3の端末と基地局との間の無線リンクで使用されるフレーム構造を示す図。 図3の通信システムにおいて行われるメッセージの送信および応答の処理の流れを示すシーケンス図。 図3の通信システムにおいて行われるメッセージの送信および応答の処理の流れを示すシーケンス図。 他の実施の形態の通信システムの構成を示す構成図。 図7の通信システムにおいて行われるメッセージの送信および応答の処理の流れを示すシーケンス図。
符号の説明
1 通信システム
2 メッセージ送信装置
3 応答調整装置
4 相手装置
21 メッセージ送信部
22 応答受信部
23 タイマ
24 記憶部
25 タイマ設定部
26 状態切替部
31 メッセージ受信部
32 メッセージ送信部
33 タイマ
34 記憶部
35 タイマ設定部
36 応答受信部
37 応答蓄積部
38 応答送信部
41 メッセージ受信部
42 応答送信部

Claims (8)

  1. メッセージ送信装置と、前記メッセージ送信装置と通信する相手装置と、前記メッセージ送信装置と前記相手装置との通信経路上にあり、前記メッセージ送信装置と前記相手装置と通信する応答調整装置とを有する通信システムであって、
    前記メッセージ送信装置は、
    メッセージを送信するメッセージ送信手段と、
    前記メッセージに対する応答を受信する第1応答受信手段と、
    予め定められた推定待ち時間を記憶する第1記憶手段と、
    前記メッセージ送信手段により前記メッセージが送信されてからの経過時間、或いは、前記メッセージに対する前記応答調整装置の通知を受信してからの経過時間を計時する第1計時手段と、
    前記メッセージ送信手段により前記メッセージが送信されると、或いは、前記メッセージに対する前記応答調整装置の通知を受信すると前記第1応答受信手段を休止状態とし、前記第1計時手段による計時時間が前記第1記憶手段に記憶されている前記推定待ち時間になると前記第1応答受信手段を受信待ち状態とする状態切替手段と、
    を備え、
    前記応答調整装置は、
    前記メッセージ送信装置によって送信される前記メッセージを受信し、メッセージを前記相手装置へ送信するメッセージ送受信手段と、
    前記推定待ち時間を記憶する第2記憶手段と、
    前記メッセージ送受信手段により前記メッセージが受信されてからの経過時間を計時する第2計時手段と、
    前記相手装置によって送信される応答を受信する第2応答受信手段と、
    前記第2応答受信手段により受信される前記応答を記憶する応答蓄積手段と、
    前記第2計時手段による計時時間が前記第2記憶手段に記憶されている前記推定待ち時間になると前記応答蓄積手段に記憶されている前記応答を前記メッセージ送信装置に送信する第1応答送信手段と、
    を備え、
    前記相手装置は、
    前記応答調整装置によって送信される前記メッセージを受信するメッセージ受信手段と、
    前記メッセージ受信手段により受信される前記メッセージに対する応答を前記応答調整装置へ送信する第2応答送信手段と、
    を備えたことを特徴とする通信システム。
  2. 前記第1記憶手段は、さらに、前記第1応答受信手段を前記推定待ち時間経過前に受信待ち状態とするために予め定められた保護時間を記憶しており、
    前記状態切替手段は、前記第1計時手段による計時時間が前記第1記憶手段に記憶されている前記推定待ち時間になった場合に前記第1応答受信手段を受信待ち状態とする代わりに、前記第1計時手段による計時時間が前記第1記憶手段に記憶されている前記推定待ち時間から前記保護時間を減算した時間になると前記第1応答受信手段を受信待ち状態とすることを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  3. 前記メッセージ送信装置は無線端末であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の通信システム。
  4. 前記応答調整装置は基地局或いは無線アクセス網ゲートウェイであることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の通信システム。
  5. 前記第1記憶手段および前記第2記憶手段は、メッセージの種別毎に前記推定待ち時間を記憶していることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の通信システム。
  6. メッセージを送信するメッセージ送信手段と、
    前記メッセージに対する応答を受信する応答受信手段と、
    予め定められた推定待ち時間を記憶する記憶手段と、
    前記メッセージ送信手段により前記メッセージが送信されてからの経過時間、或いは、前記メッセージに対する応答調整装置の通知を受信してからの経過時間を計時する計時手段と、
    前記メッセージ送信手段により前記メッセージが送信されると、或いは、前記メッセージに対する前記応答調整装置の通知を受信すると前記応答受信手段を休止状態とし、前記計時手段による計時時間が前記記憶手段に記憶されている前記推定待ち時間になると前記応答受信手段を受信待ち状態とする状態切替手段と、
    を備えたことを特徴とするメッセージ送信装置。
  7. 前記記憶手段は、さらに、前記応答受信手段を前記推定待ち時間経過前に受信待ち状態とするために予め定められた保護時間を記憶しており、
    前記状態切替手段は、前記計時手段による計時時間が前記記憶手段に記憶されている前記推定待ち時間になった場合に前記応答受信手段を受信待ち状態とする代わりに、前記計時手段による計時時間が前記記憶手段に記憶されている前記推定待ち時間から前記保護時間を減算した時間になると前記応答受信手段を受信待ち状態とすることを特徴とする請求項6記載のメッセージ送信装置。
  8. メッセージ送信装置と前記メッセージ送信装置と通信する相手装置との通信経路上にあり、前記メッセージ送信装置と前記相手装置と通信する応答調整装置であって、
    前記メッセージ送信装置によって送信されるメッセージを受信し、メッセージを前記相手装置へ送信するメッセージ送受信手段と、
    予め定められた推定待ち時間を記憶する記憶手段と、
    前記メッセージ送受信手段により前記メッセージが受信されてからの経過時間を計時する計時手段と、
    前記相手装置によって送信される応答を受信する応答受信手段と、
    前記応答受信手段により受信される前記応答を記憶する応答蓄積手段と、
    前記計時手段による計時時間が前記記憶手段に記憶されている前記推定待ち時間になると前記応答蓄積手段に記憶されている前記応答を前記メッセージ送信装置に送信する応答送信手段と、
    を備えたことを特徴とする応答調整装置。

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