JP2007026748A - マンガン電池 - Google Patents
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Abstract
【課題】 耐漏液性や高温保存時の保存特性が高くかつ電池内圧が封口耐圧に到達する前に確実に内部のガスを放出できるマンガン電池を提供する。
【解決手段】 負極亜鉛缶2と正極合剤3と正極集電体としての炭素棒8と負極亜鉛缶2の開口部を封口する封口体11と炭素棒8の頂部に嵌合させた正極端子板9とを備え、封口体11は炭素棒8を貫通させる内筒部12と負極亜鉛缶2の開口部内周に嵌合する外筒部13とを連結部14により一体的に連結した合成樹脂成形品からなり、封口体11の外筒部13を正極端子板9の外周部と負極亜鉛缶2の開口端のかしめ部2aとの間で締め付けて封口したマンガン電池1であって、連結部14に薄肉部とその周囲の径方向外方に向けて漸次肉厚が増大する漸次肥厚部とを有するガス放出穴16を設けた。
【選択図】 図1
【解決手段】 負極亜鉛缶2と正極合剤3と正極集電体としての炭素棒8と負極亜鉛缶2の開口部を封口する封口体11と炭素棒8の頂部に嵌合させた正極端子板9とを備え、封口体11は炭素棒8を貫通させる内筒部12と負極亜鉛缶2の開口部内周に嵌合する外筒部13とを連結部14により一体的に連結した合成樹脂成形品からなり、封口体11の外筒部13を正極端子板9の外周部と負極亜鉛缶2の開口端のかしめ部2aとの間で締め付けて封口したマンガン電池1であって、連結部14に薄肉部とその周囲の径方向外方に向けて漸次肉厚が増大する漸次肥厚部とを有するガス放出穴16を設けた。
【選択図】 図1
Description
本発明はマンガン電池に関し、特に外装缶を使用せず、負極亜鉛缶で封口するとともに封口体に破裂防止機構を設けたマンガン電池に関するものである。
外装缶を使用しない円筒形マンガン電池は、負極亜鉛缶と、正極合剤と、正極集電体としての炭素棒と、炭素棒を貫通させる内筒部と負極亜鉛缶の開口部内周に嵌合する外筒部とを連結部により一体的に連結した合成樹脂成形品からなる封口体と、炭素棒の頂部に嵌合させた正極端子板とを備え、封口体の外筒部を正極端子板の外周部と負極亜鉛缶の開口端のかしめ部との間で締め付けて電池を密封した構成とされている。
そのため、前記封口体に破裂防止機構が設けられていないと、誤って電池を充電した場合などに電池内部で水素ガスが発生し、その結果電池内部の圧力が急激に上昇し、電池の内部圧力が電池の封口耐圧よりも大きくなり、電池の封口部を破損させて電池の破裂を招く恐れがある。
そこで、図6に示すように、封口体21の炭素棒22が貫通する内筒部23の内周面24に上下に延びる溝25を形成するとともに、溝25の途中に薄肉の弁部26を形成したものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、アルカリ電池において、ポリアミドなどから成る封口体の内筒部と外筒部の接合部に0.03〜0.2mm厚の破裂可能膜を設けたものが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
実開平7−32854号公報
特表2002−516462号公報
ところが、特許文献1に記載の破裂防止弁を設けた構成では、破裂を防止する効果は得られるが、高温で保存した場合に、弁部26が容易に動作して電解液中の水分が電池外部に漏れ出し、電解液が枯渇して乾燥してしまい、耐漏液性や高温保存時の保存特性が悪いという問題がある。
一方、特許文献2に記載の構成では、封口体に破裂可能膜を設けた構成であるので耐漏液性や高温保存時の保存特性は高いが、0.03〜0.2mm厚の破裂可能膜の周縁が封口体に形成した穴の周壁に結合されている構成であるので、電池内圧が作用した時にそのコーナー部に応力集中が生じるなどの要因で破断場所がばらつく等、破裂時の挙動に対する撹乱要因が大きく、所望の電池内圧で確実に破裂させるのが困難で、作動が不安定であるという問題があり、さらにマンガン電池の封口体に使用されるポリエチレンやポリプロピレン製の封口体では、0.2mm以下の厚さの破裂可能膜を特許文献2に記載のような構成で安定的に精度良く成形するのは困難であり、また精度良く成形できるような材料は高価で、安価なマンガン電池に適用することはコスト高になるため実質的に不可能であるという問題がある。
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、耐漏液性や高温保存時の保存特性が高くかつ電池内圧が封口耐圧に到達する前に確実に内部のガスを放出できるマンガン電池を提供することを課題とする。
本発明のマンガン電池は、負極亜鉛缶と正極合剤と正極集電体としての炭素棒と負極亜鉛缶の開口部を封口する封口体と炭素棒の頂部に嵌合させた正極端子板とを備え、封口体は炭素棒を貫通させる内筒部と負極亜鉛缶の開口部内周に嵌合する外筒部とを連結部により一体的に連結した合成樹脂成形品からなり、封口体の外筒部を正極端子板の外周部と負極亜鉛缶の開口端のかしめ部との間で締め付けて封口したマンガン電池であって、連結部に薄肉部とその周囲の径方向外方に向けて漸次肉厚が増大する漸次肥厚部とを設けたものである。
この構成によると、封口体の連結部に薄肉部を設けているので、薄肉部が破断しない限り漏液することはなく、高い耐漏液性や高温保存時の保存特性が得られる。しかも、薄肉部の周囲に漸次肥厚部が設けられているので、破断箇所は薄肉部の略中央部となり、電池内圧が所定の圧力以上になったときに薄肉部が確実に破断し、電池の破裂防止機構として安定した作動が期待できるという効果が得られる。また、薄肉部の周囲に漸次肥厚部が設けられていることで、薄肉部の成形性が格段に向上し、マンガン電池の封口体に一般的に用いられている安価な材質の合成樹脂で成形しても、薄肉部を精度良く成形でき、低コストを維持しながら高い作動圧精度を確保することができる。
また、前記薄肉部の破断圧力が、1MPa以上、封口部の耐圧力の80%以下であると、高温保存時の液漏れを確実に防止できて高い保存特性を確保できるとともに、封口部が破損する前に確実に薄肉部が破断してガスを安全に放出することができる。
また、前記正極端子板にガス排気口を設けることで、ガスを正極端子板から外部に円滑に放出することができる。
また、前記封口体を、低密度ポリエチレン又はポリプロピレンにて構成すると、安価でかつ成形性が良いので好適である。
本発明のマンガン電池によれば、封口体の連結部に薄肉部を設けているので、薄肉部が破断しない限り漏液することはなく、良好な耐漏液性や高温保存時の保存特性が得られ、しかもその薄肉部の周囲に漸次肥厚部が設けられているので、電池内圧が所定の圧力以上になったときに薄肉部の略中央部で確実に破断し、安定した破裂防止機能が期待でき、さらに漸次肥厚部が設けられていることで薄肉部の成形性が格段に向上して安価な樹脂材料でも薄肉部を精度良く成形でき、低コストを維持しながら高い作動圧精度を確保することができる。
以下、本発明の一実施形態の円筒形のマンガン電池について、図1〜図4を参照して説明する。
図1において、1は円筒形のマンガン電池で、有底円筒状の負極亜鉛缶2内に正極合剤3が収容されている。なお、正極合剤3と負極亜鉛缶2の内周面との間にはセパレータ4が介装され、負極亜鉛缶2の内底面には下部絶縁板5が、上部には上部絶縁板6が配置されており、これらセパレータ4と上部と下部の絶縁板5、6で囲まれた空間内に正極合剤3が収容されている。7は、上部絶縁板6上に塗布されたシール用のピッチである。
負極亜鉛缶2の中芯部には正極集電体としての炭素棒8が配設され、その下端は下部絶縁板5の近傍まで貫入され、上端は負極亜鉛缶2の上縁部より突出されている。炭素棒8の頂部には正極端子板9が接続固定されている。具体的には、正極端子板9の中央部に突出形成された端子突部9aが炭素棒8の頂部に嵌合されている。正極端子板9の外周部は断面L字状に屈曲形成され、立ち下り部9bを介して封止フランジ部9cが形成されている。なお、負極亜鉛缶2の底部には、負極端子板10が嵌合して固着されている。
負極亜鉛缶2の開口部内周と炭素棒8の上端部外周との間には、低密度ポリエチレンの成形品からなる封口体11が配設されている。この封口体11は、図2に詳細構成を示すように、炭素棒8が密封貫通する内筒部12と、負極亜鉛缶2の開口部内周に嵌合する外筒部13と、これら内筒部12と外筒部13の下部同士を一体的に連結する連結部14にて構成されている。外筒部13の内周上部には、連結部14上に当接配置された正極端子板9の封止フランジ部9cの上面上に圧縮状態で圧接されるシール突部15が設けられ、このシール突部15を正極端子板9の封止フランジ部9cと負極亜鉛缶2の開口端のかしめ部2aとの間で締め付けることで封口されている。
この封口体11の連結部14における内筒部12と封止フランジ部9cが当接する部位との間の領域には、1又は複数の有底のガス放出穴16が凹入成形されている。また、正極端子板9には、ガス放出穴16から放出されたガスを外部に円滑に放出するガス排気口(図示せず)が設けられている。
ガス放出穴16の底壁は中央部の薄肉部17とその周囲の径方向外方に向けて漸次肉厚が増大する漸次肥厚部18にて構成されている。漸次肥厚部18は、図3(a)に示すようなC面取りや、図3(b)に示すようなR面取りや、その他の適当な傾斜面や曲面にて構成される。薄肉部17の寸法は、その破断圧力が1MPa以上、封口部の耐圧力の80%以下となるように設定される。具体的な寸法は電池の仕様によって異なるために一概に規定できないが、例えばR6(単3形)電池やR06(単4形)電池においては、厚さtが0.04〜0.10mm、面積S1が0.3〜0.6mm2 程度に設定される。また、漸次肥厚部18の面取り寸法CやRは、0.2〜0.4mm程度に設定される。なお、図3(c)には、従来例の特許文献2に相当する比較例として、ガス放出穴16の底面全面を薄肉部17にて構成した例を示している。
以上の構成によれば、封口体11の連結部14に設けられた薄肉部17が破断しない限り漏液することはなく、高い耐漏液性や高温保存時の保存特性が得られ、しかもその薄肉部17は、電池内圧が1MPa以上、封口部の耐圧力の80%以下に設定された所定圧力で破断するようにその厚さと面積が設定されかつその周囲に漸次肥厚部18が設けられているので、破断箇所が薄肉部17の略中央部となり、電池内圧が上記設定圧力以上になったときに薄肉部17が確実に破断し、封口部が破損する前に確実にガスを安全に放出することができ、マンガン電池1の破裂防止機構として安定した作動が期待できる。
さらに、薄肉部17の周囲に漸次肥厚部18が設けられていることで、薄肉部17の成形性が格段に向上し、マンガン電池1の封口体11に一般的に用いられている安価な低密度ポリエチレンで構成しても、薄肉部17を精度良く成形でき、低コストを維持しながら高い作動圧精度を確保することができる。なお、封口体11の成形樹脂としては、上記低密度ポリエチレンに代えて、ポリプロピレンを用いても安価でかつ成形性が良く、同様の作用効果を奏することができる。
以上の実施形態では、薄肉部17を所定の面積S1を有する平坦面にて構成した例を示したが、薄肉部17の面積を小さくし、漸次肥厚部18との組合せにてガス放出穴16の底壁を、図4(a)に示すような円錐形としても同様な効果を得ることができる。また、図4(b)、図4(c)に示すように、円錐形の頂点がガス放出穴16の中心から外れた形状とすることもできる。また、以上の実施形態の説明では、ガス放出穴16を上向きに開口するU字断面形状に形成した例を示したが、ガス放出穴16を下向きに開口する倒立U字断面形状に形成しても同様の効果を得ることができる。
次に、本発明の実施例と比較例について説明する。
(実験例1)
R6(単3形)マンガン電池において、低密度ポリエチレンを用いて圧縮工法を使用しないで射出成形した封口体11を用いて封口し、封口部耐圧力を3.92MPaに設定し、封口体11の薄肉部17の面積を0.40mm2 (直径略0.71mmの円形)に固定し、漸次肥厚部18を0.25mmのR面取りにて構成した。そして、薄肉部17の厚みを、0.04mm(比較例1)、0.05mm(実施例1)、0.10mm(実施例2)、0.12mm(比較例2)にそれぞれ設定した電池を複数作製した。また、各例について、図5に示すように、正極合剤3を充填していない電池を複数作製し、その負極亜鉛缶2の側部にガス充填用の穴を明け、その電池の内部にガスを充填して、封口体11の薄肉部17が破断する作動圧力を測定した。
R6(単3形)マンガン電池において、低密度ポリエチレンを用いて圧縮工法を使用しないで射出成形した封口体11を用いて封口し、封口部耐圧力を3.92MPaに設定し、封口体11の薄肉部17の面積を0.40mm2 (直径略0.71mmの円形)に固定し、漸次肥厚部18を0.25mmのR面取りにて構成した。そして、薄肉部17の厚みを、0.04mm(比較例1)、0.05mm(実施例1)、0.10mm(実施例2)、0.12mm(比較例2)にそれぞれ設定した電池を複数作製した。また、各例について、図5に示すように、正極合剤3を充填していない電池を複数作製し、その負極亜鉛缶2の側部にガス充填用の穴を明け、その電池の内部にガスを充填して、封口体11の薄肉部17が破断する作動圧力を測定した。
そして、各例について以下の測定及び試験、
作動圧力測定:10個の電池について上記のように作動圧力を測定し、その平均値を求 めた
安全性試験 :4個の電池を直列接続するとともに、その内の1個を逆に接続してショ ートさせたものを10セット準備し、薄肉部17が破断し、電池内部の ガスを逃がした場合を作動とし、その数をカウントした
保存特性試験:10個の電池を45℃恒温槽に1ケ月保存し、その後開路電圧を測定し 、保存前の電圧との差が50mV以上下がったものを保存特性NGとし てその数をカウントした
を行った。
作動圧力測定:10個の電池について上記のように作動圧力を測定し、その平均値を求 めた
安全性試験 :4個の電池を直列接続するとともに、その内の1個を逆に接続してショ ートさせたものを10セット準備し、薄肉部17が破断し、電池内部の ガスを逃がした場合を作動とし、その数をカウントした
保存特性試験:10個の電池を45℃恒温槽に1ケ月保存し、その後開路電圧を測定し 、保存前の電圧との差が50mV以上下がったものを保存特性NGとし てその数をカウントした
を行った。
(実験例2)
R03(単4形)マンガン電池において、封口部耐圧力を5.90MPaに設定し、封口体11の薄肉部17の面積を0.30mm2 (直径略0.62mmの円形)に固定し、漸次肥厚部18を0.25mmのR面取りにて構成した。そして、薄肉部17の厚みを、0.03mm(比較例3)、0.04mm(実施例3)、0.10mm(実施例4)、0.12mm(比較例4)にそれぞれ設定した電池を複数作製した。また、各例について、実験例1と同様に正極合剤3を充填していない電池を複数作製し、その負極亜鉛缶2の側部にガス充填用の穴を明け、その電池の内部にガスを充填して、封口体11の薄肉部17が破断する作動圧力を測定した。そして、各例について実験例1と同様に作動圧力の測定と安全性試験及び保存特性試験を行った。
R03(単4形)マンガン電池において、封口部耐圧力を5.90MPaに設定し、封口体11の薄肉部17の面積を0.30mm2 (直径略0.62mmの円形)に固定し、漸次肥厚部18を0.25mmのR面取りにて構成した。そして、薄肉部17の厚みを、0.03mm(比較例3)、0.04mm(実施例3)、0.10mm(実施例4)、0.12mm(比較例4)にそれぞれ設定した電池を複数作製した。また、各例について、実験例1と同様に正極合剤3を充填していない電池を複数作製し、その負極亜鉛缶2の側部にガス充填用の穴を明け、その電池の内部にガスを充填して、封口体11の薄肉部17が破断する作動圧力を測定した。そして、各例について実験例1と同様に作動圧力の測定と安全性試験及び保存特性試験を行った。
(実験例3)
R6(単3形)マンガン電池において、実施例2に対応する電池(薄肉部17の厚みが0.10mm、面積が0.4mm2 )を基本構成とし、その漸次肥厚部18を0.25mmのR面取りから0.25mmのC面取りに変更した電池(実施例5)と、漸次肥厚部18を形成せずに薄肉部17のみとした電池(比較例5)とを各10ケ作製し、それらの作動圧力を測定し、その平均値とばらつきを求め、また薄肉部の破断状態を確認した。
R6(単3形)マンガン電池において、実施例2に対応する電池(薄肉部17の厚みが0.10mm、面積が0.4mm2 )を基本構成とし、その漸次肥厚部18を0.25mmのR面取りから0.25mmのC面取りに変更した電池(実施例5)と、漸次肥厚部18を形成せずに薄肉部17のみとした電池(比較例5)とを各10ケ作製し、それらの作動圧力を測定し、その平均値とばらつきを求め、また薄肉部の破断状態を確認した。
本発明は、耐漏液性や高温保存時の保存特性が高く、かつ電池破裂防止機能に対する信頼性の高いマンガン電池を低コストで得ることができるので、マンガン電池に有用である。
1 マンガン電池
2 負極亜鉛缶
2a かしめ部
3 正極合剤
8 炭素棒
11 封口体
12 内筒部
13 外筒部
14 連結部
16 ガス放出穴
17 薄肉部
18 漸次肥厚部
2 負極亜鉛缶
2a かしめ部
3 正極合剤
8 炭素棒
11 封口体
12 内筒部
13 外筒部
14 連結部
16 ガス放出穴
17 薄肉部
18 漸次肥厚部
Claims (5)
- 負極亜鉛缶と正極合剤と正極集電体としての炭素棒と負極亜鉛缶の開口部を封口する封口体と炭素棒の頂部に嵌合させた正極端子板とを備え、封口体は炭素棒を貫通させる内筒部と負極亜鉛缶の開口部内周に嵌合する外筒部とを連結部により一体的に連結した合成樹脂成形品からなり、封口体の外筒部を正極端子板の外周部と負極亜鉛缶の開口端のかしめ部との間で締め付けて封口したマンガン電池であって、連結部に薄肉部とその周囲の径方向外方に向けて漸次肉厚が増大する漸次肥厚部とを設けたことを特徴とするマンガン電池。
- 前記薄肉部の破断圧力が、1MPa以上、封口部の耐圧力の80%以下であることを特徴とする請求項1記載のマンガン電池。
- 前記正極端子板にガス排気口を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のマンガン電池。
- 前記封口体は、低密度ポリエチレンから成ることを特徴とする請求項1又は2記載のマンガン電池。
- 前記封口体は、ポリプロピレンから成ることを特徴とする請求項1又は2記載のマンガン電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005204067A JP2007026748A (ja) | 2005-07-13 | 2005-07-13 | マンガン電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005204067A JP2007026748A (ja) | 2005-07-13 | 2005-07-13 | マンガン電池 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007026748A true JP2007026748A (ja) | 2007-02-01 |
Family
ID=37787284
Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2007026748A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008251438A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Sanyo Electric Co Ltd | 電池 |
-
2005
- 2005-07-13 JP JP2005204067A patent/JP2007026748A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008251438A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Sanyo Electric Co Ltd | 電池 |
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