JP2007025965A - オブジェクト指向分析設計支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オブジェクト指向設計支援装置において、ユーザの要求に応じて相互作用図上での表示方法を変更し、複数のオブジェクトを統合して表示可能とする。
【解決手段】オブジェクト間の相互作用を表す分析設計図面をユーザが記述編集することを支援する相互作用図編集手段と、前記図編集手段で編集された分析設計図面を表示する出力手段と、前記図編集手段で編集された分析設計図面より分析設計情報を抽出し格納する分析設計情報格納手段とを有するオブジェクト指向設計支援装置において、相互作用を表す分析設計図面情報より任意の数のオブジェクトを選択することのできるオブジェクト選択部204と、選択された複数のオブジェクトを1つのオブジェクトとして統合する選択オブジェクト統合部205と、オブジェクトを統合した結果を出力する相互作用図表示部203とを具備する。
【選択図】図2

Description

本発明は、オブジェクト指向分析・ 設計手法を用いて設計されたソフトウェア図面を編集・表示することが可能なオブジェクト指向設計支援装置のうち、特にオブジェクト間の相互作用を図示することのできるオブジェクト指向設計支援装置に関する。
近年、ソフトウェア分析設計手法の1つとしてオブジェクト指向分析設計が普及している。ここで、オブジェクト指向分析設計とは、現実世界の実体をオブジェクトとして抽出し、このオブジェクトを単位としてシステムを構成していく開発手法である。
オブジェクト指向分析設計の開発手法においては、同種類のオブジェクトを抽象化したものをクラスと呼び、抽出されたクラス間の構造を表現するために静的構造図を記述する。
又、大きな役割を実現するために協調して動作する複数のクラスをまとめることによりパッケージを構成し、まとめられたパッケージ間の構造を階層的に表現するためにパッケージ構成図を記述する。
更に、オブジェクトはそれぞれ役割を持ち、オブジェクト同士で処理の依頼を行い互いに協調し合って1つの大きな処理を実現する。この際の、或るオブジェクトから他のオブジェクトへの処理の依頼をメッセージと呼び、オブジェクト同士が互い処理の依頼をし合うことをメッセージ通信と称す。このようなオブジェクト間の協調関係、メッセージ通信を表記するために、オブジェクト指向分析設計では相互作用図を記述する。
オブジェクト指向分析設計を用いたシステム開発を支援する装置としては、オブジェクト指向設計支援装置が提案されている。オブジェクト指向設計支援装置とは、コンピュータ等の情報処理手段を用いてオブジェクト指向の開発に用いられる図の作成を支援する装置である。又、上記オブジェクト指向設計支援装置においてはUnified Modeling Language (以下、UML)と呼ばれる記法により図を作成する方法が主流となっている。例えば、前述のクラス図、パッケージ構成図、相互作用図もUMLに基づいて記述される。
ところで、オブジェクト指向設計支援装置では、上記に示した各図を複合的に利用しながらオブジェクト指向分析設計を用いたシステム開発が進められる。特に、相互作用図ではオブジェクト間の協調関係、メッセージ通信を表記するため、多くのオブジェクトを表示する必要がある。ここで、詳細なシーケンスの設計、確認を行うためには全オブジェクト間の詳細なシーケンスを表示したいという要求がある。
又、特定のオブジェクト間のメッセージのやり取りを表示したい場合には、その他のオブジェクト間のメッセージ通信を省略して表示したいという要求がある。このように、詳細なシーケンスの設計のために全てのシーケンスを詳細表示する機能と、特定のオブジェクト間のシーケンスを知るために省略表示する機能とをユーザが任意に切り替えて利用したいという要求がある。
ここで、或る特定のオブジェクト間のシーケンスのみ省略する方法としては、複数のオブジェクトを単一のオブジェクトとして省略表示する手法が考えられる。この手法では、相互作用図上にて、任意の複数のオブジェクトをあたかも1つのオブジェクトとして表示することが可能となる。又、この表示結果を実際の分析に反映させる手法としては、ユーザによって選択及び省略表示されたオブジェクトに対応するクラスを、静的構造図上にて1つのクラスにまとめてしまう手法、若しくは対応するクラスを1つのパッケージとしてまとめる手法とが考えられる。
オブジェクト指向型の設計図を切り替えて表示可能とする従来技術としては、「クラス図記述支援装置(特許文献1)」がある。しかしながら、この装置は、クラス間の関連を容易に理解するためにクラス図の表示を切り替えることを可能としているものの、相互作用図については言及していない。
又、特に相互作用図の生成及び表示方式に関する従来技術としては、「メッセージシーケンス生成方法及び装置(特許文献2)」がある。この方法によれば、シーケンス図上に表示する情報の量を条件によって調整し、シーケンス図を作成する。しかしながら、この装置では、一度生成したシーケンス図をユーザの操作によって再度表示方式を変更する技術については考慮されていない。
更に、「シーケンス図表示装置(特許文献3)」では、巨大な大きさのシーケンス図を任意の大きさに分割して表示する方法が提案されている。しかしながら、この方法は、従来1つのシーケンス図の中に存在する情報を複数のシーケンス図に分割させて保持させることにより実現されており、分割後の各々のシーケンス図は、分割前に比べ情報が欠如している。
又、「ソフトウェア分析設計装置(特許文献4)」では、相互作用図と静的構造図間の整合性保持方法をユーザがカスタマイズ可能にする方法が提供されている。しかしながら、この装置には、相互作用図の表示方法を変更することはできない。
特開平9−034706号公報 特開平6−152684号公報 特開2001−229051号公報 特開平8−083171号公報
このように従来のオブジェクト指向型の設計図の表示方法では、例えば巨大な大きさの相互作用図を表示するに際し、ユーザが指定する任意のオブジェクト間の相互作用情報のみに着目した相互作用図にカスタマイズして表示することができない。
本発明の第1の目的は、相互作用図を描画することのできるオブジェクト指向設計支援装置において、前述の問題点を解決し、ユーザの要求に応じて相互作用図上での表示方法を変更し、複数のオブジェクトを統合して表示可能とするオブジェクト指向設計支援装置を提供することにある。
又、本発明の第2の目的は、上記第1の目的により統合された結果を静的構造図に反映することを可能とするオブジェクト指向設計支援装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、オブジェクト間の相互作用を表す分析設計図面をユーザが記述編集することを支援する相互作用図編集手段と、前記図編集手段で編集された分析設計図面を表示する出力手段と、前記図編集手段で編集された分析設計図面より分析設計情報を抽出し格納する分析設計情報格納手段とを有するオブジェクト指向設計支援装置において、
相互作用を表す分析設計図面情報より任意の数のオブジェクトを選択することのできるオブジェクト選択部と、選択された複数のオブジェクトを1つのオブジェクトとして統合する選択オブジェクト統合部と、オブジェクトを統合した結果を出力する相互作用図表示部とを具備することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記分析設計情報格納手段として、特にオブジェクト間の相互作用情報を表形式で保持することを特徴とする相互作用図情報保持部を有し、前記オブジェクト統合部は、ユーザによって選択されたオブジェクトに対応する表の各要素を書替えることによって複数のオブジェクトの統合を実現することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、ユーザにより予め記述編集された全オブジェクト間の相互作用を表示する詳細表示機能と、ユーザによって選択された複数のオブジェクトを統合した結果を表示する統合結果表示機能とを具備し、更にユーザがそれらを任意に切り替えて表示することを可能とする表示切り替え部を具備することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記オブジェクト指向分析設計支援装置において、システムのクラス構成を示す静的構造図面をユーザが記述編集することを支援する静的構造図編集手段と、編集中又は編集後の静的構造図及び相互作用図より前記分析設計情報格納手段により抽出・格納される分析設計情報の整合性を保持するための整合性保持手段とを有し、前記オブジェクト統合部により統合された結果を静的構造図に反映させる静的構造図変換部を具備することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記統合結果表示部がオブジェクトを統合した結果を出力する際、新しいオブジェクト名を統合される前のオブジェクト名の総和により作成・表示する統合オブジェクト名作成部を具備することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記静的構造図編集手段が複数の階層に階層化された静的構造図を記述編集する手段を有し、前記相互作用図表示部がオブジェクトを統合した結果を出力する際、新しいオブジェクト名として結合される全てのオブジェクトが含まれる階層の名前を表示する統合オブジェクト名作成部を具備することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1〜6の何れかに記載の発明において、前記相互作用図が、UMLで規定されているシーケンス図、若しくはコラボレーション図であり、更に前記静的構造図がUMLで規定されているクラス図であることを特徴とする。
請求項1記載のオブジェクト分析設計支援装置によれば、ユーザが任意の数のオブジェクトを選択することのできる手段と、選択された複数のオブジェクトを1つのオブジェクトとして統合・表示する手段を有することにより、特定のオブジェクト間のメッセージのやり取りを省略して表示することができる。
請求項3記載のオブジェクト分析設計支援装置によれば、全オブジェクト間の相互作用を表示する詳細表示モードと、請求項1に示す手段により統合した結果を表示するカスタマイズ表示モードとを任意に切り替えて表示する手段を有することにより、任意のモードで相互作用図を表示することができる。
請求項4記載のオブジェクト分析設計支援装置によれば、静的構造図及び請求項1に示した手段により省略表示された相互作用図の整合性を保持する手段を有することにより、統合された結果を静的構造図に反映させることができる。
請求項5記載のオブジェクト分析設計支援装置によれば、請求項1に示した手段により省略表示された相互作用図を表示する際、新しいオブジェクト名を統合される前のオブジェクト名の総和により作成する手段により、新しいオブジェクト名を自動表示することができる。
請求項6記載のオブジェクト分析設計支援装置によれば、新しいオブジェクト名として結合される全てのオブジェクトが含まれる階層の名前を選択・表示する手段により、新しいオブジェクト名を自動表示することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図2は本発明に関るオブジェクト指向分析設計支援装置の構成を示すブロック図である。
図2において、201はオブジェクト間の相互作用図を入力する相互作用図入力部、202は相互作用図入力部201により入力されたオブジェクト間の相互作用図情報を格納する相互作用図情報保持部、203は相互作用図情報保持部202に格納・保持されている相互作用図をユーザインタフェースを介しユーザに対し表示する相互作用図表示部、204は相互作用図情報保持部202に格納・保持されているオブジェクト情報より任意の数のオブジェクトを選択することのできるオブジェクト選択部である。
又、205はオブジェクト選択部204によって選択された複数のオブジェクトを1つのオブジェクトとして統合するオブジェクト統合部、206は相互作用図表示部203に相互作用図情報を表示する際にオブジェクト結合部205によって結合された結果と統合前の詳細表示を切り替えて表示することを可能とする表示切り替え装置、207はシステムのクラス構成を示す静的構造図面をユーザに対し表示する静的構造図表示部、208はユーザによって入力された静的構造図面情報を格納する静的構造図情報保持部である。
更に、209は相互作用図情報保持部202に保持されている相互作用図情報と、静的構造図情報保持部208に保持されている静的構造図情報とを比較し、その整合性を保持するための整合性保持部、210は静的構造図反映手段選択部211によって選択された静的構造図反映手段によって、選択オブジェクト統合部205により統合された結果を静的構造図に反映させる静的構造変換部、211はユーザによって選択オブジェクト統合部205により統合された結果を静的構造図に反映する手段を選択する静的構造図反映手段選択部、212は選択オブジェクト統合部205によって統合されたオブジェクトに新しいオブジェクト名を付加する統合オブジェクト名作成部である。
このように構成されたオブジェクト指向分析設計支援装置において、ユーザは予め相互作用図入力部201によって入力しておいた相互作用図について、相互作用図情報保持部202に格納され、尚且つ相互作用図表示部203に表示されている相互作用図情報を基にオブジェクト選択部204を用いて統合したいオブジェクトを選択し、選択オブジェクト統合部205によって統合された結果が相互作用図表示部203に表示される。
図1は本発明の実施の形態1で実現される相互作用図上のオブジェクト統合の実行例を示している。図1において、101,102はユーザによって選択されたオブジェクトであり、103は統合結果のオブジェクトである。
図3は図2の205のアルゴリズムを示すフローチャートである。以下では、このフローチャートに沿って実施の形態を説明する。
301では、ユーザに相互作用図情報保持部202から結合したい複数のオブジェクトを選択させる。
302では、前記301で選択されたオブジェクトの描画情報を統合する。
303では、前記302で統合された相互作用図を表示する。
図4は302のオブジェクトの統合の詳細アルゴリズムを示すフローチャートである。
図中、401では、選択されたオブジェクトの中から1つを取り出し、その情報をオブジェクトAとして一時保存している。
402では、403〜406までを、301で選択したオブジェクト数−1の数だけ繰り返す。
403では、選択されたオブジェクトの中から、401で選択されなかったオブジェクトを1つ取り出し、その情報をオブジェクトBとして一時保存している。
404では、オブジェクトAとオブジェクトBのオブジェクト名を統合する。
405では、オブジェクトAとオブジェクトBのシーケンス情報を統合する。
これら403〜406の処理を繰り返すことによって、任意の数のオブジェクトの情報が統合される。
更に、図5は405に示した選択された2つのオブジェクトのシーケンス情報を統合する詳細アルゴリズムを示すフローチャートである。
図中、501では502〜506までを、(相互作用図情報保持部202に保持されたオブジェクト数−301によって選択されたオブジェクト数)の数だけ繰り返す。
502では、301によって選択されていないオブジェクトの中から任意のオブジェクトを1つ選択し、その情報をオブジェクトCとして一時保存する。
503では504〜505までを、(オブジェクトBとオブジェクトCの間の相互作用情報の数)だけ繰り返す。
504では、オブジェクトBとオブジェクトCの間の相互作用情報を、オブジェクトAとオブジェクトCの間の相互作用情報に置き換える。
以上の501〜506処理を繰り返すことによって、処理前にオブジェクトBと関連していた相互作用情報が、全てオブジェクトAと連携する相互作用情報に置き換わる。
507では、オブジェクトBの描画情報を消去する。
以上の処理によって、処理前にオブジェクトBと関連していた相互作用情報が、全てオブジェクトAと連携する相互作用情報に置き換わった後に、オブジェクトBに関る描画が消去される。
図6は本発明の実施の形態2で実現される相互作用図上のオブジェクト統合の実行例を示している。
図6において、601,602はユーザによって選択されたオブジェクトであり、603は統合結果のオブジェクトである。又、604は統合前のオブジェクト間の相互作用情報を表形式で保持したもの、605,606はユーザによって選択されたオブジェクト情報を表の操作によって実現する過程を示す。
図7は、図4の405に示したオブジェクト統合の方法について、特に請求項2に示した方法を実現する詳細アルゴリズムを示すフローチャートである。
図中、700では相互作用図情報を相互作用情報表に変換する。
701ではオブジェクトBに対応する列を列INDEXとして設定する。
702では、703〜707までを、相互作用情報表に記載された行の数(相互作用図に入力されたメッセージの数)だけ繰り返す。
703では、相互作用情報表よりメッセージを1つ取り出し、対応する行を行INDEXに設定する。
704では、現在の行INDEXと列INDEXに対応するセルに相互作用情報が記載されているかどうかを判別する。
もし現在の行INDEXと列INDEXに対応するセルに相互作用情報が記載されている場合には705の処理に流れ、そうでないならば707の処理に流れ702からの繰り返しに戻る。
705では、現在の行INDEXと列INDEXに対応するセルに記載されている情報を現在の行INDEXのオブジェクトA列のセルに追記する。
706では、705による追記結果、同一セルにINとOUT双方が含まれた場合、そのセル内の情報を削除する。
708では、変更された表を基に相互作用図を再描画する。
以上の処理によって、相互作用情報表でオブジェクトの統合に伴うイベント情報が処理された後に、統合後の相互作用図が描画される。
図8は図3の303に示した相互作用図の表示方法を実現する詳細アルゴリズムを示すフローチャートである。
図中、801では、ユーザが全オブジェクト間の相互作用を表示する詳細表示機能と、統合した結果を表示する統合結果表示機能のどちらを選択しているかを判別する。もし詳細表示機能が選択されていた場合には802の処理に流れ、カスタマイズ表示機能が選択されていた場合には803の処理に流れる。
802では、オブジェクトの統合処理を行った後の相互作用情報を基に相互作用図を出力する。
803では、オブジェクトの統合を行う前の全オブジェクト間の相互作用情報を基に相互作用図を出力する。
図9は実施の形態4の詳細アルゴリズムを示すフローチャートである。
図中、901では、実施の形態1若しくは実施の形態2により実現したオブジェクトの統合結果について、ユーザがその統合結果を静的構造図に反映することを選択しているかどうかを判別する。もし静的構造図への反映が選択されていた場合には902の処理に流れ、そうでない場合には905の処理に流れる。
902では、ユーザが統合結果を静的構造図に反映するに当たり、その反映方法としてクラスの統合を選択しているのか、パッケージ化を選択しているのかを判別する。もし静的構造図への反映が選択されていた場合には903の処理に流れ、そうでない場合には904の処理に流れる。
903では、統合されたオブジェクトに対応するクラスについて、そのクラスが持つ全ての情報をマージする。図10は本処理904で実現されるクラス情報の統合・表示の実行例を示している。
904では、統合されたオブジェクトに対応するクラスについて、全てのクラスが包含されるパッケージを定義する。図11は本処理905で実現されるパッケージの定義、表示の実行例を示している。
905では、静的構造図を静的構造図表示部207を介して表示する。
図12は実施の形態5を説明するためのものであり、図4の404について、詳細アルゴリズムを示すフローチャートである。
1201では、オブジェクトAのオブジェクト名の後ろに、オブジェクトBのオブジェクト名を追加し、オブジェクトAのオブジェクト名とする。
以上の処理によって、オブジェクトの統合に伴う新たなオブジェクトに対し、オブジェクト名が付加される。
図13は実施の形態6を説明するためのものであり、図4の404について、特に請求項6に示した方法を実現する詳細アルゴリズムを示すフローチャートである。
図中、1301では、オブジェクトAがパッケージ情報を持っているのかを判別する。もし持っている場合には1302の処理に流れ、そうでない場合には1303の処理に流れる。
1302では、オブジェクトAの保持するパッケージ情報を対象パッケージとする。
又、1303では、オブジェクトAの所属する最小のパッケージを対象パッケージとする。
1304では、1305〜1307までの処理を、オブジェクトAが所属するパッケージの数だけ繰り返す。
1305では、オブジェクトBが対象パッケージに含まれているのかを判別する。もし含まれる場合には1308の処理に流れ、1304より始まる繰り返し処理を終了する。そうでない場合には1306の処理に流れる。
1306では、対象パッケージが所属する最小のパッケージを、新しく対象パッケージとする。
1308では、1309〜1311までの処理を、(描画される全てのオブジェクトの数−選択中のオブジェクトの数)だけ繰り返す。
1309では、その他のオブジェクトを1つ選択し、オブジェクトCとする。
1310では、オブジェクトCが対象パッケージに含まれるかを判別する。もし含まれる場合には1313の処理に流れ、そうでない場合には1311へ流れ、1308より始まる繰り返し処理の先頭へ戻る。
1312では、ブジェクトAの名前を“対象パッケージ名”に変更する。この処理が行われるのは、選択された2つのオブジェクトがある同一パッケージに所属し、尚且つその同一パッケージに他のオブジェクトが含まれない場合のみである。
以上の処理によって、オブジェクトの統合に伴う新たなオブジェクトに対し、オブジェクトの階層構造を考慮した形で、パッケージ名、若しくはオブジェクト名の総和としてオブジェクト名が付加される。具体的には、図14において、統合のために選択されたオブジェクトがクラス1401及びクラス1402に関連するものであった場合、尚且つ他の選択されなかった全てのオブジェクトがパッケージ1403に所属するクラスのオブジェクトでなかった場合、統合オブジェクトのオブジェクト名はパッケージ1403と同名となる。
(ハードウェア構成)
前述した実施の形態を実現するべくオブジェクト指向分析設計支援装置を動作させるように、オブジェクト指向分析設計支援装置内のコンピュータ(CPU或はMPU)に対し、前記実施形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのプログラムに従って前記オブジェクト指向分析設計支援装置内の各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
又、この場合、前記ソフトウェアのプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体及びそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えば、斯かるプログラムコードを格納した記録媒体は本発明を構成する。斯かるプログラムコードを記憶する記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
又、コンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、上述の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)或は他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施形態の機能が実現される場合にも斯かるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。
更に、供給されたプログラムコードがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることは言うまでもない。
尚、前述した実施の形態は、何れも本発明を実施するに当たっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想又はその主要な特徴から逸脱することなく様々な形で実施することができる。
本発明を適用したオブジェクト分析設計支援装置における相互作用図上のオブジェクトの統合表示の実行例を説明する図である。 本発明を実現するオブジェクト分析設計支援装置の全体構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係るオブジェクトの統合・表示手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る選択されたオブジェクトの統合手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る選択されたオブジェクトのシーケンス情報の統合手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る相互作用情報表を用いた相互作用図上のオブジェクトの統合表示の実行例を説明する図である。 本発明の実施の形態2に係る選択されたオブジェクトのシーケンス情報の統合手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る詳細表示とカスタマイズ表示を切り替えて表示する手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4に係るオブジェクト統合結果を静的構造図に反映させる手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4に係るオブジェクト統合結果を静的構造図に反映させた実行例1を説明する図である。 本発明の実施の形態4に係るオブジェクト統合結果を静的構造図に反映させた実行例2を説明する図である。 本発明の実施の形態5に係るオブジェクト名の作成手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態6に係るオブジェクト名の作成手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態6に係るオブジェクト名の作成手順を説明するための階層化されたパッケージ構成例である。
符号の説明
201 相互作用図入力部
202 相互作用図情報保持部
203 相互作用図表示部
204 オブジェクト選択部
205 選択オブジェクト結合部
206 表示切り替え部
207 静的構造図表示部
208 静的構造図情報保持部
209 整合性保持部
210 静的構造図変換部
211 静的構造図反映手段選択部
212 投稿オブジェクト名作成部

Claims (7)

  1. オブジェクト間の相互作用を表す分析設計図面をユーザが記述編集することを支援する相互作用図編集手段と、前記図編集手段で編集された分析設計図面を表示する出力手段と、前記図編集手段で編集された分析設計図面より分析設計情報を抽出し格納する分析設計情報格納手段とを有するオブジェクト指向設計支援装置において、
    相互作用を表す分析設計図面情報より任意の数のオブジェクトを選択することのできるオブジェクト選択部と、選択された複数のオブジェクトを1つのオブジェクトとして統合する選択オブジェクト統合部と、オブジェクトを統合した結果を出力する相互作用図表示部とを具備することを特徴とするオブジェクト指向分析設計支援装置。
  2. 前記分析設計情報格納手段として、特にオブジェクト間の相互作用情報を表形式で保持することを特徴とする相互作用図情報保持部を有し、前記オブジェクト統合部は、ユーザによって選択されたオブジェクトに対応する表の各要素を書替えることによって複数のオブジェクトの統合を実現することを特徴とする請求項1記載のオブジェクト指向分析設計支援装置。
  3. ユーザにより予め記述編集された全オブジェクト間の相互作用を表示する詳細表示機能と、ユーザによって選択された複数のオブジェクトを統合した結果を表示する統合結果表示機能とを具備し、更にユーザがそれらを任意に切り替えて表示することを可能とする表示切り替え部を具備することを特徴とする請求項1記載のオブジェクト指向分析設計支援装置。
  4. 前記オブジェクト指向分析設計支援装置において、システムのクラス構成を示す静的構造図面をユーザが記述編集することを支援する静的構造図編集手段と、編集中又は編集後の静的構造図及び相互作用図より前記分析設計情報格納手段により抽出・格納される分析設計情報の整合性を保持するための整合性保持手段とを有し、前記オブジェクト統合部により統合された結果を静的構造図に反映させる静的構造図変換部を具備することを特徴とする請求項1記載のオブジェクト指向分析設計支援装置。
  5. 前記統合結果表示部がオブジェクトを統合した結果を出力する際、新しいオブジェクト名を統合される前のオブジェクト名の総和により作成・表示する統合オブジェクト名作成部を具備することを特徴とする請求項1記載のオブジェクト指向分析設計支援装置。
  6. 前記静的構造図編集手段が複数の階層に階層化された静的構造図を記述編集する手段を有し、前記相互作用図表示部がオブジェクトを統合した結果を出力する際、新しいオブジェクト名として結合される全てのオブジェクトが含まれる階層の名前を表示する統合オブジェクト名作成部を具備することを特徴とする請求項1記載のオブジェクト指向分析設計支援装置。
  7. 前記相互作用図が、UMLで規定されているシーケンス図、若しくはコラボレーション図であり、更に前記静的構造図がUMLで規定されているクラス図であることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載のオブジェクト指向分析設計支援装置。
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