JP2007025111A - 映像呈示システム及び映像呈示方法並びに映像呈示プログラムとその記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】有効視野映像に対する実際の周辺映像あるいは周囲光照明を再生側で容易に再現できる映像呈示システム及び映像呈示方法を提供する。
【解決手段】映像情報データの生成側において、有効視野映像を撮影する際に、周辺映像あるいは周囲光照明を生成するために必要となるパノラマ画像データ等の情報も同時に取得し、映像情報データの再生側において、有効視野の他に周辺領域にも映像あるいは照明を呈示するようにする。生成された映像情報データは、データ伝送手段により受信装置に伝送され、有効視野映像を呈示する表示手段105と周辺映像あるいは周囲光照明を呈示する表示手段106により再生する。
【選択図】図1

Description

本発明は、広い視野を持つ環境下で撮像された映像を、同様な広い視野の臨場感で再生する映像呈示システム及び映像呈示方法並びに映像呈示プログラムとその記録媒体に関する。
畑田らの研究(非特許文献1参照)によると、図12に示すように人間の視野は視機能の働きにより、弁別視野101、有効視野102、誘導視野103、補助視野104に分類される。弁別視野101は、図形識別など高密度な情報を正確に受容できる範囲である。有効視野102は、弁別能力は弁別視野101より低下するが眼球運動のみで自然な情報受容ができる範囲である。誘導視野103は、呈示刺激の存在や簡単な識別ができる程度の認識能力しかないが、全体的な外界情報を判断する際に影響を持つ範囲である。補助視野104は、刺激の存在のみが判別できる範囲である。
現在のハイビジョンテレビは、上記のうち有効視野102を覆う範囲に映像(本発明では、この映像を有効視野映像と呼ぶ)を呈示するよう設計されている。つまり、誘導視野103や補助視野104については考慮されていない。しかし、誘導視野103や補助視野104にも映像あるいは周囲光照明を呈示することで、より臨場感が高まることが期待できる。
しかしながら、誘導視野103や補助視野104といった周辺領域にも映像や周囲光照明を呈示しようとすると、映像表示装置や照明装置は非常に大規模なものになってしまう。家庭をはじめとする視聴環境にそのような装置を導入することは、コストの面でも設置スペースの面でも実際には困難である。
ここで、補助視野103や誘導視野104においては、人間の視機能の認識能力が低いことを考慮すると、補助視野103や誘導視野104には、有効視野102に呈示している映像より解像度を落とした映像情報を呈示することが考えられる。例えば、補助視野103や誘導視野104には、解像度を落とした映像情報をもとに、色相や彩度や輝度を制御可能な照明装置を用いてその映像情報や照明情報を呈示するだけでも、臨場感を向上させることが期待できる(例えば、特許文献1参照)。
また、広い視野の映像の生成は、全方位の画像を同時撮影が可能な技術(例えば、特許情報2参照)も知られており、広い視野での映像再生システムが要望されている。
特開2000−173783号公報 特開平6−295333号公報 畑田豊彦,坂田晴夫,日下秀夫,:"画面サイズによる方向感覚誘導効果‐大画面による臨場感の基礎実験‐",テレビジョン学会誌,Vol.33,No.5,pp.407−413(1979)
有効視野映像に連動して照明制御するシステムとして、上記の特許文献1あるいは製品(例えば、フィリップス社のAmbilightという照明装置)が存在する。しかし、これらの映像呈示システムにおいては、入力信号として有効視野映像の情報から、照明制御用信号を推定して生成している。このため、実際の周辺映像あるいは周囲光照明とは差があり、臨場感を増すための効果的な照明を呈示できているとはいい難い。
本発明は上述した実情に鑑みてなされたもので、有効視野映像に対する実際の周辺映像あるいは周囲光照明を再生側で容易に再現できる映像呈示システム及び映像呈示方法の提供を課題とする。
本発明は、上記課題を解決するために、映像情報データの生成側において、有効視野映像を撮影する際に、周辺映像あるいは周囲光照明を生成するために必要となるパノラマ画像データ等の情報も同時に取得し、映像情報データの再生側において、有効視野の他に周辺領域にも映像あるいは照明を呈示するようにする。生成された映像情報データは、データ伝送手段により受信装置に伝送され、有効視野映像を呈示する表示手段と周辺映像あるいは周囲光照明を呈示する表示手段により再生する。
上記のための本発明による画像呈示システムは、主たる映像を呈示する第1の表示手段と、主たる映像に従属する情報を呈示する第2の表示手段を備え、1つ以上のカメラによって撮影した映像情報から第1の表示手段に呈示する映像データと第2の表示手段に呈示する表示データを生成する。第2の表示手段を第1の表示手段の周辺に配置し、第1の表示手段を有効視野に配置し、第2の表示手段を誘導視野ないし補助視野に配置するのが好ましい。
また、本発明による画像呈示システムは、1つ以上のカメラによる映像情報の他に、所定の角度領域の輝度、彩度、色相、色度の情報を取得できるようなセンサによる情報を取得して第1の表示手段に呈示する映像データと第2の表示手段に呈示する表示データを生成するようにしてもよい。さらに、第2の表示手段に呈示する表示データは、全方位視覚系技術を利用して生成されるようにしてもよい。
さらに、本発明による画像呈示システムは、第2の表示手段に呈示する表示データを生成するための周囲光照明生成部又は周囲画像生成部を、送信側又は受信側のいずれかに備えている。そして、第1の表示手段に呈示する映像データと第2の表示手段に呈示する表示データの解像度を同じか又は異ならすことができ、異ならせる場合には、第2の表示手段に呈示する表示データを第1の表示手段に呈示する映像データよりも低い解像度とするようにする。
本発明によれば、有効視野映像を撮影する際に、周辺映像あるいは周囲光照明を生成するために必要とされるパノラマ画像データ等の映像情報も同時に取得することで、再生側において、周辺領域の誘導視野ないし補助視野にも、撮影時の周辺映像あるいは周囲光照明に近い状態を再現させることができる。このため、実際の状態に近い臨場感をもって、有効視野の映像を視聴することが可能となる。
図により本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明における映像視聴環境の一例を示したものである。部屋の中に画像表示装置105、照明装置106が設置されており、それを視聴者107が見ている状況を示している。画像表示装置105は、本発明における第1の表示手段となるもので、ブラウン管テレビ、液晶テレビ、プラズマテレビ、リアプロジェクションテレビ、プロジェクタによる投影画面などの種々の表示手段を用いることができる。照明装置106は、本発明における第2の表示手段となるもので、照明光の色相、彩度、輝度等の制御が可能なもので、LED照明、蛍光灯、白熱灯など種々の表示手段を用いることができる。
なお、図1に示す多数の照明装置106の数や配置並びに種類は一例であり、例えば、画像表示が可能な表示装置を照明装置として利用してもよい。また、図1の例では、視聴者107の背面側は視野に入らないために照明装置106を設置していないが、視聴者107が振り返ることもあるため、背面側にも照明装置106を設置するようにしてもよい。さらに、図1では、スピーカ等の音響再生装置は明示していないが、それらが存在してもかまわない。
次に、上記の映像視聴環境に呈示するための映像情報、映像データや表示データについて説明する。現在、TV放送やDVDなどのパッケージメディアによって提供されている映像情報は、長方形の画面1つに表示して視聴者の有効視野に呈示することを想定したものである。ここには、画面の周辺の映像や照明等に関する情報は含まれていない。本発明においては、図1で示した映像視聴環境に呈示する映像データやその他の表示データは、従来とは異なる撮影手法を用い、有効視野で呈示する主たる映像に加えて、主たる映像に従属する周辺領域の照明や画像に関する情報を同時に取得し、図1のような視聴環境で再生することにある。
上記の有効視野映像に加えて、その周辺領域の周囲光照明や周囲画像に関する情報を取得するための技術として、例えば、特許文献2に開示されている全方位カメラによる全方位の画像を撮影する手法がある。この全方位カメラは、周囲360度の画像を撮影することができ、計算機内部で演算処理を行うことによって、周囲360度のパノラマ変換画像や通常のカメラと同様な透視投影変換画像を作成することができる。ここで透視投影変換画像とは、あるものを表示する場合に、人の視点と同じように一点からあるものを見た場合に遠近感(遠くのものは小さく、近くのものは大きく表示)を表現する画像のことをいう。特許文献2においては、2葉双曲面のうちの一方の双曲面状の形状を有する反射ミラーと、2葉双曲面のうちの他方の双曲面状の形状を有し、中心が他方の双曲面の焦点に配置されたレンズとを備えた画像入力装置を含むことを特徴としている。
図2は、上記の全方位カメラによる全方位視覚系の一例を示す図である。画像平面5に投影された任意の点pと、カメラレンズの中心Ocを結ぶ直線の延長線が双曲面ミラー3と交差する点P´と双曲面ミラー3の焦点Omを結ぶ直線上の任意の実在点Pが存在する。これによって双曲面ミラー3に反射した映像を取り込み、その入力画像をもとに双曲面ミラー3の焦点Omを中心としたパノラマ変換画像や透視投影変換画像を作り出すことが可能となる。
パノラマ変換画像は、カメラレンズの中心Ocを中心とした直線Om−Ocを回転軸として、画像面上を360度回転して得られた入力画像をパノラマ変換し、円筒状に透視投影したものを表している。図3は、パノラマ変換画像の極座標系における、領域選択方法を示す図である。例えば、パノラマ変換画像からθstart〜θendの角度領域を抽出する場合は、図中の斜線領域を抽出することとなる。
この全方位視覚系手法を用いれば、主たる映像とその映像に従属する全方位の周辺の画像情報を取得することが可能となる。このとき主たる映像である有効視野映像を、例えば、図1の画像表示装置105に表示し、従属する映像の周囲光照明を図1の照明装置106を制御する情報として利用する。周囲光照明データとしては、例えば、上述のごとくの方法で取得した周辺画像から、所定の角度領域の輝度、彩度、色相、色度等の情報に変換して、照明装置106で表示することができる。なお、この場合の周辺画像は、解像度を落したものを用いるようにしてもよい。
図4は、本発明を映像放送のシステムに適用した場合の第1の例を示す図である。上述したパノラマ変換画像を含む映像情報201をデータ伝送手段202で送信し、受信装置203で受信する。受信装置203側には、周囲光照明生成部204を備え、受信した映像情報201を処理して、画像表示装置105に呈示するための映像データと照明装置106に周囲光照明として呈示する表示データを生成する。なお、映像情報201は、送信元となる放送局等において撮影された主たる映像と、この主たる映像に従属する情報、例えば、全方位視覚系技術によるパノラマ変換画像データである。また、これに、センサ等により取得した所定の角度領域の輝度、彩度、色相、色度の情報を加えるようにしてもよい。
図4の例では、全方位視覚系技術によるパノラマ変換画像データを含む映像情報201を、そのまま全てデータ伝送手段202によって視聴者の所に設置される受信装置203に伝送される。データ伝送手段202としては、例えば、地上波や放送衛星などの電波を用いる方法や、光ファイバなどのネットワークを用いる方法が考えられる。受信側で受信した映像情報は、例えば、受信装置203内に設けた周囲光照明生成部204により、第1の表示手段である画像表示装置105に呈示する主たる映像である映像データの生成の他に、第2の表示手段である照明装置106に呈示する主たる映像に従属する表示データを生成する。
この図4の例では、映像及びパノラマ画像データ等の情報の全てが映像情報201として伝送されるため、伝送するデータ量が膨大になる。しかし、受信側で周囲光照明を生成することができるため、視聴者などの受信側の照明配置や照明情報に応じて、撮影側の照明環境を再現することが容易であるという利点がある。
図5は、本発明を映像放送のシステムに適用した場合の第2の例である。放送局などの送信側で撮影された映像及びパノラマ画像データを含む映像情報201は、送信側に配した周囲光照明生成部204で処理する。この周囲光照明生成部204では、第1の表示手段である画像表示装置105に呈示する主映像である映像データの他に、第2の表示手段である照明装置106に呈示する周囲光照明のための表示データを生成する。
周囲光照明生成部204で処理生成されたデータを、データ伝送手段202によって視聴者の所に設置される受信装置205に伝送する。この場合のデータ伝送手段202としては、例えば地上波や放送衛星などの電波を用いる方法や、光ファイバなどのネットワークを用いる方法が考えられる。受信装置205は、伝送手段202によって送られてきた映像データや周囲光照明などの表示データを受信する。受信した映像データは、第1の表示手段である画像表示装置105に呈示すると共に、受信した周囲光照明などの表示データは、第2の表示手段である照明装置106を制御して呈示する。
この図5の例では、送信側で映像データと周囲光照明などの表示データを生成してから伝送するため、伝送するデータ量を減らすことができるという利点がある。一方、視聴者などの受信側の照明配置や照明情報に応じて撮影側の照明環境を再現することが難しくなるということがある。
次に、上述した表示データによる周囲光照明の具体的な例を述べる。図4で説明した例では、視聴者側の受信装置203に設けた周囲光照明生成部204において、周囲光照明データを生成する。このため、受信側において視聴者毎に照明装置の配置が異なっても、それにあわせて周囲光照明データを生成することが可能である。
図6はこの場合の周囲光照明データの生成方法の一例を説明する図である。複数ある照明装置106にAからPまでの符号を付してある。ここで、符号120〜131は、視聴者107を中心にしたときの視野領域を示している。例えば、右前方の視野121の領域には、複数の照明装置106のうちのEとFが配置されている。
図7に、例えば、照明装置E、Fで呈示するための周囲光照明データを生成する手順を示す。先ず、ステップS301にて、視野121に対応する角度θstart、θendを読み込みむと共に、図3に示すパノラマ変換画像においても、この角度に対応するθstart〜θendの領域の変換画像データを抽出する。ここで、θstartは、視野121の開始角度、θendは視野121の終了角度を示す。次に、ステップS302にて、前記のようにして抽出された変換画像データから、各画素のRGB(赤・緑・青の光の3原色)のそれぞれの平均値を求め、これを周囲光照明データとする。最後のステップS303にて、周囲光照明データのRGB値に従って照明装置E、Fを制御する。このようにして周囲光照明データを生成し、照明装置E、Fを制御することが可能となる。
なお、上記の例では照明装置EとFに同じ周囲光照明を呈示したが、照明装置Eと照明装置Fに異なる周囲光照明を呈示することも可能である。図6に示すように視野121を、照明装置Eを含む視野と照明装置Fを含む視野に分割し、それぞれに対して周囲光照明を生成すればよい。このように、照明装置の配置に合わせて視野を分割し、それぞれの周囲光照明を生成することで、様々な照明装置の配置に対して対応することができる。また、図6の例は、視聴環境を上面から見た図であるため、視野の分割は水平面上の分割しか示していないが、実際は垂直方向に対しても視野の分割を行い、3次元的な配置の照明装置に対応することも可能である。
図5で説明した例では、放送局側あるいはコンテンツ製作者側で周囲光照明データを生成する。このとき、何らかの照明装置の配置を想定しなければ、周囲光照明データを生成できない。その解決方法の一つは、標準的な照明装置の配置を決め(本発明ではこれを標準照明配置と呼ぶ)、放送局側あるいはコンテンツ製作者側では標準照明配置に従って周囲光照明データを生成する。視聴者側では標準照明配置に従って照明装置を配置する。
しかし、視聴者側の環境はそれぞれ異なっており、標準照明配置通りに照明を設置できるとは限らない。視聴者側の照明装置の配置の例として、ホームシアターセットに照明装置を応用する例を図8に示す。家庭内でホームシアターセットを設置する場合は、標準照明配置通りに照明を設置できない場合もあるので、その解決方法として、送信側となる放送局側あるいはコンテンツ製作者側で、生成された周囲光照明データを、想定される視聴者側の照明装置の配置に合わせて、補間して出力することが考えられる。
この補間方法の一例を、図9を用いて説明する。図9は放送局側あるいは映像コンテンツ製作者側での周囲光照明データ生成における領域分割例を示す図である。周囲を撮影可能なカメラ115を中心とした周囲の領域を、例えば、12の領域に分割して照明領域(0)〜(11)とする。そして、これら12の照明領域で、パノラマ変換画像をもとにそれぞれ周囲光照明データを生成しておく。
これに対して、視聴者などの受信側の視聴環境を、図6で示したような画像表示装置105、照明装置106、視聴者107で、視野領域120〜131を有しているとする。この図6に戻って、図9の送信側で生成した照明領域(0)〜(11)を重ね合わせ、照明装置106(A〜P)を制御して周囲光照明を行なうと以下のようになる。
照明装置A:照明領域(9)の周囲光照明を出力
照明装置B:照明領域(10)の周囲光照明を出力
照明装置C:照明領域(10)の約4割と照明領域(11)の約6割が含まれているため、それぞれの照明領域の周囲光照明を4対6の割合で混合して出力
照明装置D:照明領域(11)の周囲光照明を出力
照明装置E:照明領域(1)の周囲光照明を出力
照明装置F:照明領域(1)の約6割と照明領域(2)の約4割が含まれているため、それぞれの照明領域の周囲光照明を6対4の割合で混合して出力
照明装置G:照明領域(2)の周囲光照明を出力
照明装置H:照明領域(3)の周囲光照明を出力
照明装置I:照明領域(4)の周囲光照明を出力
照明装置J:照明領域(4)の約4割と照明領域(5)約6割が含まれているため、それぞれの照明領域の周囲光照明を4対6の割合で混合して出力
照明装置K:照明領域(5)の周囲光照明を出力
照明装置L:照明領域(7)の周囲光照明を出力
照明装置M:照明領域(7)の約6割、照明領域(8)の約4割が含まれているため、それぞれの照明領域の周囲光照明を6対4の割合で混合して出力
照明装置N:照明領域(8)の周囲光照明を出力
照明装置O:照明領域(0)の周囲光照明を出力
照明装置P:照明領域(6)の周囲光照明を出力
以上のように、受信側の照明装置の配置や大きさなどの環境の違いに合わせ、適宜補間して周囲光照明を出力することが可能となる。なお、図9で示した例においては、照明領域(0)から照明領域(11)の12個の領域に分割したが、分割数や分割した領域のそれぞれの大きさはこの限りではない。また、上面図で示したため水平面上における2次元的な照明領域の分割を例示したが、実際の視聴環境は立体空間であり、照明装置も立体的に配置される。よって照明領域の分割を、照明装置の配置に合わせた簡易周辺映像の補間処理も3次元空間で行うことができる。
図10,図11は、他の実施形態を説明する図で、図4,図5の周囲光照明生成部204を周囲画像生成部206とした点が異なっている。すなわち、前述の実施形態では視聴者側で周囲光照明を再現する例を示したが、パノラマ画像データを周囲画像として周囲画像表示装置に表示させる。このとき、図6における第2の表示手段である照明装置106(A〜P)を周囲画像表示装置105’(A’〜P’)に置き換えて周囲画像を表示させる。この場合、第1の表示手段に呈示する映像データと第2の表示手段に呈示する映像データ(表示データ)の解像度は、同じであってもよいが異ならせてもよい。解像度を異ならせる場合は、例えば、第2の表示手段で表示される周囲画像の解像度を、第1の表示手段で表示される有効視野画像の解像度より低くする。
なお、本発明に係る映像呈示方法は、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録するものとすることもできる。この結果、映像呈示方法を実現するプログラムを記録した記録媒体を持ち運び自在に提供することができる。
なお、本実施の形態では、この記録媒体としては、マイクロコンピュータで処理が行われるために図示していないメモリ、例えば、ROM(Read Only Memory)のようなものそのものがプログラムメディアであってもよいし、また、図示していないが外部記憶装置としてプログラム読み取り装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することで読み取り可能なプログラムメディアであってもよい。
いずれの場合においても、格納されているプログラムはマイクロプロセッサがアクセスして実行させる構成であってもよいし、あるいは、いずれの場合もプログラムを読み出し、読み出されたプログラムは、マイクロコンピュータの図示されていないプログラム記憶エリアにダウンロードされて、そのプログラムが実行される方式であってもよい。このダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納されているものとする。
ここで、上記プログラムメディアは、本体と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスクやハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM、MO、MD、DVD等の光ディスクのディスク系ICカード(メモリカードを含む)、光カード等のカード系、あるいはマスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する媒体であってもよい。
本発明における映像視聴環境の一例を示す図である。 全方位カメラによる全方位視覚系の一例を示す図である。 パノラマ変換画像の極座標系における、領域選択方法を説明するための図である。 本発明において、周囲光照明を呈示する例を示す図である。 本発明において、周囲光照明を呈示する他の例を示す図である。 本発明における映像視聴環境の一例を、上面から見た図である。 映像視聴環境の照明装置で呈示するための周囲光照明データを生成する手順を示す図である。 照明装置をホームシアターセットに応用する例を示す図である。 映像提供側による周囲光照明生成における領域分割の一例を示す図である。 本発明において、周囲画像を呈示する例を示す図である。 本発明において、周囲画像を呈示する他の例を示す図である。 人間の視野が視機能の働きにより、各視野に分類されることを説明する図である。
符号の説明
105,105’…画像表示装置、106…照明装置、107…視聴者、201…映像情報、202…データ伝送手段、203…受信装置、204…周囲光照明生成部、205…受信装置、206…周囲画像生成部。

Claims (14)

  1. 主たる映像を呈示する第1の表示手段と、前記主たる映像に従属する情報を呈示する第2の表示手段を備え、1つ以上のカメラによって撮影した映像情報から前記第1の表示手段に呈示する映像データと前記第2の表示手段に呈示する表示データを生成することを特徴とする映像呈示システム。
  2. 前記第2の表示手段を前記第1の表示手段の周辺に配置することを特徴とする請求項1に記載の映像呈示システム。
  3. 前記第1の表示手段を有効視野に配置することを特徴とする請求項2に記載の映像呈示システム。
  4. 前記第2の表示手段を誘導視野ないし補助視野に配置することを特徴とする請求項3に記載の映像呈示システム。
  5. 前記第2の表示手段に呈示する表示データは、全方位視覚系技術を利用して生成されることを特徴とする請求項1〜4に記載の映像呈示システム。
  6. 所定の角度領域の輝度、彩度、色相、色度の情報を取得できるようなセンサを併用し、該センサによる情報と前記1つ以上のカメラによる映像情報とを併せて生成することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の映像呈示システム。
  7. 前記第2の表示手段に呈示する表示データを生成するための周囲光照明生成部を、送信側又は受信側のいずれかに備えていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の映像呈示システム。
  8. 前記第2の表示手段に呈示する表示データを生成するための周囲画像生成部を、送信側又は受信側のいずれかに備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の映像呈示システム。
  9. 前記第1の表示手段に呈示する映像データと前記第2の表示手段に呈示する表示データの解像度が同じであることを特徴とする請求項1〜5,8のいずれか1項に記載の映像呈示システム。
  10. 前記第1の表示手段に呈示する映像データと前記第2の表示手段に呈示する表示データの解像度が異なることを特徴とする請求項1〜5,8のいずれか1項に記載の映像呈示システム。
  11. 前記第2の表示手段に呈示する表示データを前記第1の表示手段に呈示する映像データよりも低い解像度とすることを特徴とする請求項9に記載の映像呈示システム。
  12. 主たる映像を第1の表示手段で呈示し、前記主たる映像に従属する情報を第2の表示手段で呈示し、1つ以上のカメラによって撮影した映像情報から前記第1の表示手段に呈示する映像データと前記第2の表示手段に呈示する表示データを生成することを特徴とする映像呈示方法。
  13. 請求項12に記載の映像呈示方法を、コンピュータにより実行させるためのプログラム。
  14. 請求項13に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 。
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