JP2007024561A - マイクロ計測器 - Google Patents

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Abstract

【課題】極微量の液体の屈折率を測定する技術は、生化学計測あるいはその他の計測において重要な技術である。従来の光学測定を用いた屈折率計測法に於いては、広帯域な光源及び回折格子等の分光装置が必要となり、装置全体の規模が大きく高コストであるという問題があった。
【解決手段】本発明は、フォトニック結晶を用いて極微少量の計測が可能で、かつ外部に分光器等を必要とせず、従って超小型で低コストな、生化学計測等に応用可能な屈折率測定装置を提供する。
本発明のマイクロ計測器は、単一波長の光源と、位置に依存して共鳴波長の異なる微小共振器と、位置が検出できる光検出器から構成される。被測定物質の屈折率に応じて変化する光の透過位置を検出し、位置情報から屈折率を測定する。これにより、大掛かりな分光装置を用いることなく屈折率を測定することが可能となる。
【選択図】図6

Description

本発明は、生化学計測やその他の化学計測に応用可能な、微小量の液体の屈折率の計測を可能とするマイクロ計測器の構造、製造方法、ならびに、その応用方法に関する。
生化学や医療計測などの分野ではグルコースやイオン、情報伝達分子、ペプチドなどの低分子、あるいはホルモン、たんぱく質、DNAなどの高分子の計測が必要である。これらの生化学計測に於いては、試料がもともと少量である場合が多く、また低侵襲な検査の為に、出来る限り微少量で多くの生体情報を得る方法が要求されている。
計測の手段としては、抗原と抗体、相補する配列のDNA対、リガンドとレセプターなどの特異的結合を起す分子の対を使い片方の分子を検出する方法が利用される。多くの場合、蛍光物質や放射性物質等によって試料をラベル化し、蛍光や放射線を測定することにより測定対象分子を検出するという方法が採られる。しかし、ラベル化する方法では、検出対象分子のラベル化の過程で、1)サンプルが希釈される、2)時間がかかる、3)検出分子の活性が変化する、4)対象分子の特異性が変化する、などの数々の問題が生じる為、ラベル化が不要な方法が求められていれる。以上のように生化学計測に於いては、測定に必要な試料が微量でラベル化不要な測定方法が求められている。
分子の特異的結合を利用し、ラベル化不要な生化学計測の従来技術としては、例えばビアコア社ホームページ>テクノロジー>基本原理>“SPR検出系煤A[online]、[平成17年6月13日検索]、インターネット<http://www.biacore.co.jp/3_1_3.shtml>に記載の表面プラズモン共鳴を用いた方法がある。その原理図を図1(A)−(C)に示す。引用の方法に於いては、図1(A)に示すように、あらかじめセンサーチップ表面のAu薄膜に特異的結合の一方の分子を固定しておく。フローセルに測定対象分子を流すと、図のように固定された分子と結合する。このような結合が起きたときは、その結合が起きた場所で局所的に屈折率が大きくなる。この屈折率の変化は表面プラズモンを介して検知される。センサーチップのAu薄膜の特異的結合の一方の分子が固定される面と反対の面に光を入射すると特定の条件で表面プラズモンが励起されるが、表面プラズモンが励起される条件では反射光強度が小さくなる。表面の屈折率が変化すると表面プラズモンの励起条件が変化し、図1(B)に示すように、反射光強度が低下する角度に変化が生じる(図では反射光I、IIで変化の様子が示されている)。図1(C)では、フローセルに流入する試料の時間の変化に応じた信号として検出できることを示している。従って、反射光強度の角度分布を測定することにより、表面の屈折率変化、すなわち、特異的結合の一方の分子と試料中に存在する測定対象分子との結合が検出できる。このように、表面の屈折率変化を表面プラズモン現象を介して検出し、生体分子の結合を高感度に検出するのがこの方法の原理である。しかしながら、表面プラズモン現象を利用して、屈折率変化を測定するこの方法は光学系が比較的大掛かりにならざるを得ず、高価で小型化が難しく試料の少量化にも限界があるという問題があった。
極微量の試料で屈折率の計測を可能とする技術としては、フォトニック結晶を用いた方法が研究されている。フォトニック結晶を用いた屈折率測定方法としては例えばオプティクスレター(optics letter)29巻1093頁に記載の方法がある。以下、本引例に記載の、フォトニック結晶を用いた屈折率測定の原理について説明する。フォトニック結晶とは、屈折率の異なる二つあるいはそれ以上の数の媒質を波長オーダーの周期で組み合わせた多次元周期構造のことである。このようなフォトニック結晶には、光がフォトニック結晶中を伝播できない波長領域、即ちフォトニックバンドギャップと呼ばれる帯域が存在する。例えば外部からバンドギャップに相当する波長の光をフォトニック結晶に入射すると、結晶内部で光は伝播できないので表面で全反射されることになる。
図2は、SiO上のSOIに、丸孔を三角格子状に穿ってフォトニック結晶を構成し、バンドギャップを持つ二次元のフォトニック結晶を構成するとともに、点欠陥、つまり周期構造中の不均一要素が導入された場合の光の閉じ込めの様子を示したものである。欠陥部では周期構造が乱れているので、バンドギャップ内の波長の光でも存在できる。しかし欠陥の周囲は欠陥の無いフォトニック結晶なので、光は外部へ伝播できず欠陥内部に反射され、光は欠陥内に閉じ込められる。つまり欠陥とその周囲のフォトニック結晶は微小共振器を形成し、特定の波長の光が定常状態(共振モードと呼ぶ)を形成し、光は強く閉じ込められる。
図2に示すようなフォトニック結晶微小共振器に光を入射すると、図3に透過スペクトルを示すように、共振モードに対応する波長のみが透過し鋭いピークを形成する。つまり、特定の波長の光だけ通過し、他の波長の光は反射される。この共振ピークの波長は、欠陥や周囲のフォトニック結晶を構成する物質の屈折率等に依存して変化する。
図4は、オプティクスレター29巻1093頁の文献に記載のスペクトルである。これは、図2に示すような欠陥付き二次元フォトニック結晶の丸孔に液体を注入した場合の、液体の屈折率nを1.446,1.448,1.450,1.452および1.454と変化させたときのスペクトルの変化を示したものである。図4に示されるように、液体の極めて小さな屈折率の変化に対応して、スペクトルのピークは変化しており、このピーク波長を測定することで屈折率が検出できることがわかる。ここでは二次元フォトニック結晶の例を示したが、屈折率の異なる二種類の層が交互に重畳された構造を取る一次元フォトニック結晶や、周期構造が三次元的である三次元フォトニック結晶を用いても、フォトニック結晶構造中に試料となる液体を導入できる構造とすれば、同様の作用が得られる。
フォトニック結晶を用いなくとも共振器の作製は可能であるが、フォトニック結晶共振器の特徴は共振器サイズが波長オーダーと非常に小さいことにある。従って、極微量の試料で屈折率を検知することが可能となる。このようにフォトニック結晶微小共振器を利用することにより、生化学計測の極微量化が可能となる。加えて、微小な検出領域を持つ検出器はセンサーの集積化や、単原子測定の可能性にも繋がる。
上記のフォトニック結晶微小共振器を用いた屈折率測定法に於いては、共振モードの波長から屈折率を決定する。このため広帯域な光源及び回折格子等の分光装置が必要となり、必然的に装置全体の規模が大きくなる。また部品点数が多いのでコストも高くなるという問題があった。
前述の問題点に対し、本発明の目的は、フォトニック結晶を用いて極微少量の計測が可能で、かつ外部に分光器等を必要とせず、従って超小型で低コストな、生化学計測等に応用可能な屈折率測定装置を提供することにある。
上記従来法の問題点に対し、問題を解決する手段を、図5を用いて説明する。
図5(A)で示す例では、波長がλの光、該光を照射される互いに欠陥部の大きさが異なる三つの一次元フォトニック結晶微小共振器1,1および1、該微小共振器を透過する光を検出する光検出器素子2,2および2からなる検出器アレイから構成される。各微小共振器のフォトニック結晶部分は、例えば、Si基板から半導体プロセスにより形成された所定の厚さで所定の間隔を持つ複数の薄板と、中間部の厚さの異なる薄板とから構成され、各薄板の間には屈折率がnの被測定物質の液体が充填されている。
図5(B)の左側の図は被測定物質の液体の屈折率がnのときの各微小共振器のフォトニック結晶部分の特性を示したものである。屈折率がnのときは一次元フォトニック結晶微小共振器1のフォトニック結晶の透過スペクトルのピークが波長λに一致するが、他の一次元フォトニック結晶微小共振器1および1の透過スペクトルのピークは波長λに一致しない。その結果、図5(B)の右側の図に示すように、屈折率がnの被測定物質の液体が満たされている状態で外部から波長λの光を入射すると、一次元フォトニック結晶微小共振器1に入射した光は透過し、光検出器素子2で検知される。一方、他の一次元フォトニック結晶微小共振器1および1に入射した波長λの光はフォトニック結晶で反射されるので光検出器素子2および2まで到達しない。従ってこの場合は一次元フォトニック結晶微小共振器1に対応する光検出器素子2のみが反応する。
一方、図5(C)は被測定物質の液体の屈折率がnのときの各微小共振器フォトニック結晶部分の特性を示したものである。被測定物質の液体の屈折率の変化に伴い、各一次元フォトニック結晶微小共振器1,1および1のフォトニック結晶のスペクトルも変化し、この場合は、図5(C)の左側の図の透過スペクトルに示されるように、一次元フォトニック結晶微小共振器1のフォトニック結晶の透過スペクトルのピークが波長λに一致する。従って、図5(C)の右側の図に示すように、一次元フォトニック結晶微小共振器1に対応する光検出器素子2のみが反応する。
従って、屈折率が未知の液体を充填して測定した場合、光検出器素子2が反応した場合は未知の液体の屈折率はn、光検出器素子2が反応した場合は未知の液体の屈折率はnと判断できる。
以上説明したように、本発明においては、液体の屈折率の変化を位置情報に変換して検出するので分光器を用いる必要はなく被測定物質の液体の屈折率情報が得られる。
図5(A)−(C)では概念のみを示したが、実際の応用に当たっては、測定系に応じて個々のフォトニック結晶の構造や、アレイ化数等を最適設計し、必要な帯域・分解能を得ることは言うまでもない。
以上述べたように、本発明によれば、フォトニック結晶を用いて、極微少量の計測が可能で、かつ外部に分光器等を必要とせず、従って超小型で低コスト、生化学計測等に応用可能な屈折率測定装置を提供することが可能である。
(実施例1)
図6(A)−(D)は、本発明の実施例1の屈折率センサーの構成を示す図でありセンサー)は平面図、(B)はA−A位置で矢印方向に見た断面図、(C)はB−B位置で矢印方向に見た断面図、(D)はC−C位置で矢印方向に見た断面図である。
図6(A)において、1は基板である。2は試料セルでありSi基板から半導体プロセスにより作成された一次元フォトニック結晶部100と試料導入部200とを備える。試料セル2は、基板1の外周部に設けられた係止片3により、基板1と所定の位置関係を保った状態で基板1の上面に取り付けることができ、計測終了後は取り外して廃棄することができる。試料セル2では一次元フォトニック結晶部100と試料導入部200とは底面は試料セル2のSi基板で連続している。一次元フォトニック結晶部100は、図5(A)で説明したように、薄板101,102が形成され、場所によって内側の間隔が異なるように構成されている。すなわち、ここでは、4段階の異なる欠陥構造になるものとされている。それぞれの欠陥構造に応じて特性の異なる一次元フォトニック結晶微小共振器31,32,33および34を構成する。試料セル2には、開口部300および400が設けられる。開口部300には、基板1上に構成された発振波長1400nmの半導体レーザー10と、この半導体レーザー10の出力光を4分割して一次元フォトニック結晶微小共振器31,32,33および34に導くための導波路20が位置する。開口部400には、基板1上に構成された、図5(A)で説明した光検出器素子2−2に対応するフォトダイオード41,42,43および44が位置する。フォトダイオード41,42,43および44は、それぞれ、一次元フォトニック結晶微小共振器31,32,33および34に対応する。
図6(B)は、図6(A)のA−A位置で矢印方向に見た断面図であるので、試料導入部200の端面と、2つの薄板101の端面が見えるのみである。ここで、試料セル2が基板1の上面に配置され、係止片3により試料セル2と基板1の相対位置が保持されていることが分かる。
図6(C)は、図6(A)のB−B位置で矢印方向に見た断面図であるので、試料導入部200の端面は見えない。開口部300に導波路20の一部が断面で見え、一次元フォトニック結晶部100の薄板101,102が断面で見える。薄板101の間に見えるのは、より遠方にある薄板101の側面である。さらに、開口部400にフォトダイオード44が断面で見える。ここでは、試料セル2の開口部300,400が貫通した開口であり、開口部300の位置で導波路20が、開口部400の位置でフォトダイオード43が基板1の上面に構成されていることが分かる。なお、この位置では、係止片3は端面で見える。
図6(D)は、図6(A)のC−C位置で矢印方向に見た断面図であるので、試料導入部200の端面は見えない。開口部300に半導体レーザー10と導波路20の一部が断面で見え、一次元フォトニック結晶部100の薄板101,102が断面で見える。薄板101の間に見えるのは、より遠方にある薄板101の側面である。さらに、開口部400にフォトダイオード43の端面が見える。ここでは、試料セル2の開口部300,400が貫通した開口であり、開口部300の位置で半導体レーザー10と導波路20が、開口部400の位置でフォトダイオード42が基板1の上面に構成されていることが分かる。なお、この位置では、係止片3は断面で見える。
図6(A)−(D)で説明した実施例1の屈折率センサーを使用するときは、試料センサー200に被測定試料を滴下する。滴下された試料は、一次元フォトニック結晶部100の方に流れ、薄板101,102の間に毛管現象により流入する。その結果、図5で説明したように、半導体レーザー10と導波路20により一次元フォトニック結晶部100に照射される光が、被測定試料の屈折率に応じた一次元フォトニック結晶微小共振器31,32,33および34、および、フォトダイオード41,42,43および44により検出される。なお、被測定試料を試料導入部200に滴下するのは、一次元フォトニック結晶部100のサイズが小さく、微小共振器に直接滴下すると一次元フォトニック結晶部100の内部に納まりきらず、周辺を汚染する可能性があるからである。もちろん、極微少量の試料で計測ができるためには、試料導入部200はできるだけ小容量であることが好ましいが、いわゆる、試料を滴下するためのスポイドの構造、滴下のメカニズムとの関連を考慮する必要がある。
図6(A)−(D)から分かるように、実施例1では、被測定試料が導入されるのは、試料セル2の試料導入部200と一次元フォトニック結晶部100の部分のみである。したがって、一つの被測定試料の計測が完了した後、試料セル2を基板1からはずして、代りの試料セル2を基板1に装着すれば、直ちに次の被測定試料の計測ができる。
図7は一次元フォトニック結晶部100の欠陥構造部分、すなわち、一次元フォトニック結晶微小共振器の検出動作をより詳細に説明するために微小共振器の構成例をより詳細に説明する図である。薄板101,102の厚さをHで示すが、これは一次元フォトニック結晶部100全体(微小共振器31−34)で共通であり、H=300nmである。薄板101,102間の距離をLで示すが、これも一次元フォトニック結晶部100全体(微小共振器31−34)で共通であり、L=777.8nmである。薄板101間の距離をDで示すが、これは一次元フォトニック結晶部100の欠陥部の幅を示し、一次元フォトニック結晶微小共振器ごとに異なっていて、微小共振器31,32,33および34の順に、それぞれ、1540nm、1555nm、1570nm、1585nmである。一次元フォトニック結晶部100(微小共振器)の高さを表すXは10μmとした。
一次元フォトニック結晶微小共振器の検出動作の説明の前に、図6の構造の作製プロセスを説明する。最初に、Si基板にスパッタにより厚さ500nmのSiO膜をスパッタリングにより形成した。次に、SiO膜の上にポジレジスト(ZEP−520)膜を設け、電子線描画で開口部300および400をパターニングした。次に、ArとCを用いてSiOをエッチングした。熱UVOを用いて、レジストを灰化し、剥離した後、SF、Cを用いてSi基板のドライエッチングを行い貫通孔を作成した。このようにして開口部300および400を形成した。引き続き、改めてSiO膜の上にネガレジスト(SAL601−SR7)膜を設け、電子線描画で試料セル2をパターニングした。次に、ArとCを用いてSiOをエッチングした。熱UVOを用いて、レジストを灰化し、剥離した後、SF、Oを用いてSi基板の高アスペクト比ICPドライエッチングを行った。このとき下部電極は液体窒素を用いて−100度以下に冷却した。このようにして一次元フォトニック結晶微小共振器を作成した。
一方、基板1のためのSi基板を用意し、試料セル2の開口部300に対応する位置にポリマーを用いて導波路20のための膜を作製した。これには、ポリイミドをスピンコートし、ポリイミドの膜を形成した。このとき厚さは5ミクロンとした。次にフォトリソグラフィーで導波路20の形状を形成し、ドライエッチング技術を用いてエッチングした。また、係止片3を、これに併せて形成した。続けて、開口部300に対応する位置には導波路20の形状に応じた半導体レーザー10をマウントし、最後に開口部400に対応する位置には、欠陥部に対応してフォトダイオード31,32,33および34からなるフォトダイオードアレイを基板にマウントした。
動作実証は、図7に示すようなSiの構造体の間に液体の被測定物質を充填させ測定を行った。今回測定に用いた物質は水とエタノールの混合液である。
図8は温度15度に於ける水―エタノール混合液のエタノールの重量比率と屈折率の関係を示したグラフである。尚、データは日本化学編改訂3版化学便覧基礎編P2に記載のものを用いた。混合液の屈折率はエタノールの重量比によって1.333〜1.367の間で変化することが示されている。
図9は混合液の屈折率が1.335のときの一次元フォトニック結晶微小共振器の欠陥部Dの幅が1540nm、1555nm、1570nm、1585nmである場合、すなわち、一次元フォトニック結晶微小共振器31,32,33および34の透過スペクトルである。欠陥部Dの違いに応じて透過スペクトルの波長がずれている。ピーク間の距離が半値幅程度であるように設計されている。
図10は一次元フォトニック結晶微小共振器31,32,33および34の透過スペクトルピーク波長と混合液の屈折率の関係を示す図である。屈折率の増加に伴いほぼ直線的にピーク波長が増加する様子が示されている。
図8〜10を用いて、実施例1の動作の説明を行う。半導体レーザー10から出射された光は導波路20によって均等に四等分されて、それぞれ、一次元フォトニック結晶微小共振器31,32,33および34へ入射される。微小共振器の空間部分は水−エタノール混合液によって満たされているが、エタノール濃度が10%のとき、図8から混合液の屈折率が1.34であることがわかる。図10中に入射光の波長1400nmが一点差線で示してあり、この一点差線と実線の交点で光は透過する。混合液の屈折率が1.34のときは、一次元フォトニック結晶微小共振器33が光を透過することがわかる。従ってフォトダイオード43にだけ信号が検知されフォトダイオード31、32および44では光は検知されない。
エタノール濃度を10%〜50%の間で10%刻みに変化させて場合のフォトダイオード31、32、33および44の出力結果を図11に示す。図11の横軸はエタノールの濃度を示し、縦軸はフォトダイオード31、32、33および44の検出出力を示す。エタノールの濃度変化に伴う屈折率変化によって、フォトダイオード31、32、33および44の検出出力が変化しており、屈折率変化が検知できることが確認できた。また、30%や40%の場合のように、どのフォトニック結晶のピークも1400nmに丁度は一致しない場合でも、透過スペクトルピークの線幅の広がりによって一定の光が透過し、透過光強度を比較することにより、屈折率が測定できることが確認できた。これは透過スペクトルのピーク間の距離が半値幅程度であるからである。
(実施例2)
実施例2では、フォトニック結晶部100を一次元フォトニック結晶から二次元フォトニック結晶に変更した例を示す。
実施例2の二次元フォトニック結晶25は厚さ200nmのSi層と、厚さ1ミクロンのSiO層のSOI基板を基礎に構成されている。図12(A)は実施例2の二次元フォトニック結晶25の平面図を、(B)は(A)のA−A位置で矢印方向に見た断面図である。250はSiO層であり、その上のSi層の両側面に試料流路の側壁201が形成され、側壁201間に直径250nmの円柱202を三角格子状に形成してフォトニック結晶を構成する。円柱202同士の中心間の距離(格子定数)は400nmとした。欠陥は特定の円柱202a、202b、202cおよび202dの直径を小さくすることにより導入した。円柱202a、202bおよび202cの直径は、それぞれ、150nm、100nm、50nmとし、円柱202dは円柱を欠くものとした。二次元フォトニック結晶25の厚さは200nmと大幅に薄くなるので、それに対応してカップラー21もSiで作製した。カップラーの導波路のサイズは200nm×200nmとした。図12に、図6と同様に、半導体レーザー10と導波路20、フォトニック結晶微小共振器31,32,33および34、および、フォトダイオード41,42,43および44を表示したように、実施例2は、フォトニック結晶が一次元から二次元に変わっている点を除けば、実施例1と本質的に変わることは無い。
(実施例3)
本願発明の実施例3の屈折率センサーの構成を図13(A)−(C)に示す。(A)は平面図、(B)は、(A)のA−A位置で矢印方向に見た断面図、(C)は(A)のB−B位置で矢印方向に見た断面図である。実施例3も実施例1と同様、試料セル2が基板1上に係止片3をガイドとして着脱自在に保持される。また、試料セル2には試料導入部200とこれに連なる一次元フォトニック結晶部100、および、開口部300および400が設けられる。実施例3では、試料セル2に形成される一次元フォトニック結晶部100は、線形の薄板101,102および103で形成される。薄板101,102および103は、実施例2と同様に、それぞれの間隔は等しく作成されるが、対向する薄板103間は長さ方向で間隔が異なるようになされる。実施例3では、開口部300には複数のLED302を所定の間隔で配列したLEDアレイ301が、実施例1の半導体レーザー10および導波路20に代えて配置される。さらに、開口部400には複数のレンズ402を所定の間隔で配列したレンズアレイ401と、複数のフォトダイオード404を所定の間隔で配列したフォトダイオードアレイ403とが、実施例1のフォトダイオード41,42,43および44に代えて配置される。ここで、複数のLED302の間隔と複数のレンズ402の間隔および複数のLED302の間隔と複数のフォトダイオードの間隔とが等しいものであることはいうまでも無い。
実施例1,2では、半導体レーザー10および導波路20を用いて一つの光源の光を分岐してフォトニック結晶微小共振器に光を供給するものとしたが、ここでは、より小型化にするために同一波長のLED302をアレイ状に並べたものを光源として用いた。一次元フォトニック結晶の作用は基本的に実施例1の場合と同様であるが、実施例1では異なる欠陥幅の要素をつなぎ合わせた構成であったのに対し、実施例3では欠陥部の幅を光の透過と垂直方向に連続的に変化させた。
実施例3に於いても、被測定試料は試料セル2の試料導入部200に滴下される。被測定試料は毛管現象によって一次元フォトニック結晶部100に流入し、実施例1で詳しく述べた方法により、屈折率が検知される。
(実施例4)
実施例4では、本願発明のマイクロ計測器をマイクロ化学チップに搭載した例を示す。マイクロ化学チップとは、試料の混合、輸送、加熱、抽出といった化学反応の諸操作をMEMS技術を用いてオンチップ化する技術である。オンチップ化することにより単なる小型化・少量化に留まらず、微小化に伴う反応の高効率化も期待されている。
マイクロ学チップ450の上面には、試料セル451、試薬セル452,453、マイクロ流路454、反応促進用加熱部455の他に本願発明のマイクロ計測器456およびドレイン457が設けられている。
試料セル451に導入された試料はマイクロ流路454中で試薬セル452,453から供給される試薬と混合され455で加熱され反応が促進される。反応生成物をマイクロ計測器456で屈折率を計測する。図6(A)、図12(A)および図13(A)を参照して容易に分かるように、実施例4では、これらの実施例の試料導入部200の部分がマイクロ学チップ450の試料セル451、試薬セル452,453、マイクロ流路454、反応促進用加熱部455に置換されたものと見ることができる。したがって、試料導入部200の部分および一次元フォトニック結晶部100の端部を切り取った構成のマイクロ計測器456を作成して、これをマイクロ学チップ450の反応促進用加熱部455の下流部に配置する構造とすればよい。この際、実施例1〜3では、被測定試料が流れる試料セルと光源およびセンサー部分とを別基板としたように、マイクロ学チップ450とマイクロ計測器456の光源およびセンサー部分とを別基板とするのが良い。そうすれば、マイクロ学チップ450を使い切りとすることができる。
以上の実施例に於いては、生化学計測への応用を中心に説明したが、本願発明のマイクロ計測器の応用はそれにとどまらず、化学合成や、内分泌撹乱物質やダイオキシン類等、環境汚染物質の分析への適用も可能である。いずれの場合も、被測定試料が液体として与えられ、屈折率の変化として捕らえられる情報であれば適用可能である。
(A)−(C)は表面プラズモンを用いたセンサーの概念図である。 フォトニック結晶の欠陥に光が捉えられ、微小共振器を構成している様子を概念的に示した図である。 欠陥つきフォトニック結晶の光透過スペクトルを示した図である。 二次元フォトニック結晶微小共振器のピークと充填する液体の屈折率の関係を示す図である。 (A)−(C)は本発明のマイクロ計測器の屈折率測定の原理を示す図である。 (A)−(D)は本発明のマイクロ計測器の実施例1を示す図である。 実施例1の一次元フォトニック結晶の断面構造を示す図である。 水―エタノール混合液に於ける、エタノールの重量パーセント濃度と混合液の屈折率の関係を示す図である。 実施例1の一次元フォトニック結晶微小共振器31〜34の透過スペクトルを示す図である。 実施例1の一次元フォトニック結晶微小共振器31〜34の透過スペクトルピークの波長と、充填する液体の屈折率の関係を示す図である。 実施例1に於いて、混合液の濃度と4つのフォトダイオードの出力の関係を示す図である。 (A)−(B)は二次元フォトニック結晶を用いてマイクロ計測器を構成した本発明の実施例2を示す図である。 本発明のマイクロ計測器を用いて液体屈折率センサーを構成した本発明の実施例3を示す図である。 本発明のマイクロ計測器をマイクロ化学チップに組み込んだ、本発明の実施例4を示す図である。
符号の説明
1…基板、2…試料セル、3…係止片、1,1,1,31,32,33,34…一次元フォトニック結晶微小共振器、2,2,2,41,42,43,44…フォトダイオード、10…半導体レーザー、20…導波路、100…一次元フォトニック結晶部、101,102,103…薄板、200…試料導入部、300,400…開口部、25…二次元フォトニック結晶、250…SiO層、202,202a,202b,202c,202d…円柱、301…LEDアレイ、302…LED、401…レンズアレイ、402…レンズ、403…フォトダイオードアレイ、404…フォトダイオード、450…マイクロ化学チップ、451…試料セル、452…試薬セル、453…試薬セル、454…マイクロ流路、455…ヒーター、456…マイクロ計測器、457…ドレイン。

Claims (5)

  1. 光源と共振器と受光装置から構成される計測装置であって、共振器内部に被測定物質が導入される構成であり、共振器の共鳴波長の変化を検知することにより、被測定物質の屈折率を検知することを特徴とするマイクロ計測器。
  2. 位置に依存して共鳴波長が変化する機能を有する複数の共振器あるいは共振器アレイと、前記共振器に光を入射する単一波長の光源と、共振器を透過する光の強度と位置を検出する複数の受光器あるいは受光器アレイとから構成され、光が透過した位置を特定することにより、被測定物質の屈折率を検知することを特徴とするマイクロ計測器。
  3. 前記共振器が、所定の屈折率の材料と被測定試料の流れる部分を測定光の波長オーダーの周期で繰り返した構造からなるフォトニック結晶とフォトニック結晶の内部に設けられた周期構造の不均一部分から構成されている請求項2に記載のマイクロ計測器。
  4. 前記共振器を構成するフォトニック結晶が所定の屈折率の材料の層と被測定試料の流れる空間とが交互に重畳された一次元フォトニック結晶であるとともに、被測定試料の流れる位置に応じて前記フォトニック結晶の内部に設けられた周期構造の不均一部分の構成を異にする請求項3に記載のマイクロ計測装置。
  5. 位置に依存して共鳴波長が変化する機能を有する複数の共振器あるいは共振器アレイと、前記共振器に光を入射する単一波長の光源と、共振器を透過する光の強度と位置を検出する複数の受光器あるいは受光器アレイとから構成され、光が透過した位置を特定することにより、被測定物質の屈折率を検知することを特徴とするマイクロ計測器であって、
    前記複数の共振器あるいは共振器アレイと前記光源および複数の受光器あるいは受光器アレイとが異なった基板上に形成されていることを特徴とするマイクロ計測装置。
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