JP2007014482A - 人工炭酸泉製造装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】水と二酸化炭素を混合して人工的に炭酸泉を製造する装置において、二酸化炭素を効率的に水に溶解させて高濃度の人工炭酸泉を製造できるようにする。
【解決手段】水1が封入される容器2と、この容器2内の水1に二酸化炭素を注入するガスボンベ(二酸化炭素供給手段)3と、容器2内への給水および容器2内からの排水を行うバルブ6および7と、容器2内の水を循環させるポンプ11と、を備え、ポンプ11によって循環される水をノズル13から容器内の水1の水面上に噴霧することにより、ガスボンベ3から供給された二酸化炭素と容器2内の水1との気液界面積を拡大して二酸化炭素を効率的に水に溶解させる構成とする。
【選択図】 図1
【解決手段】水1が封入される容器2と、この容器2内の水1に二酸化炭素を注入するガスボンベ(二酸化炭素供給手段)3と、容器2内への給水および容器2内からの排水を行うバルブ6および7と、容器2内の水を循環させるポンプ11と、を備え、ポンプ11によって循環される水をノズル13から容器内の水1の水面上に噴霧することにより、ガスボンベ3から供給された二酸化炭素と容器2内の水1との気液界面積を拡大して二酸化炭素を効率的に水に溶解させる構成とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、水に二酸化炭素を溶解して人工的に炭酸泉を製造する人工炭酸泉製造装置に関する。
炭酸泉は、血行促進作用を有することが知られている。このため、風呂湯に投入することによって炭酸泉を生成する入浴剤が販売されている。
また、二酸化炭素を水または温水に溶解させて炭酸泉を製造する装置も考案されている。従来、この炭酸泉を製造する装置としては、下記の特許文献1〜4に開示されるようなものがある。
また、二酸化炭素を水または温水に溶解させて炭酸泉を製造する装置も考案されている。従来、この炭酸泉を製造する装置としては、下記の特許文献1〜4に開示されるようなものがある。
すなわち、特許文献1には、給湯機から浴槽への給湯水路の途中で、炭酸ガスを温水に自動的に混入させる手段として、給湯機の熱交換器の出口側に、炭酸ガスボンベからの炭酸ガスを温水中に混合する炭酸ガス混入装置を設け、浴槽側に炭酸ガスセンサを設けた給湯システムが開示されている。
また特許文献2には、人体表面の一部に装着し人体表面とともに密閉空間を形成する簡易カバーと、流通路を介して密閉空間に炭酸ガスを供給する炭酸ガス発生装置と、炭酸ガス発生装置に組み込まれ流通路を介して密閉空間にミストを供給するミスト発生装置とから構成される血行促進装置が開示されている。
さらに特許文献3には、中空糸膜を介して温水に炭酸ガスを溶解する構造を有する溶解器を設けた蛇口直結型炭酸泉の製造装置が開示されている。
さらに特許文献4には、浴槽内の湯を浴槽外で強制的に循環させる循環ポンプが配設された循環流路にフィルタ、濾過器、殺菌装置、ヒータおよび炭酸ガス溶解器が配設された炭酸泉製造装置が開示されている。
特開平5−23376号公報
特開平7−171189号公報
特開平8−19784号公報
特開2001−104439号公報
また特許文献2には、人体表面の一部に装着し人体表面とともに密閉空間を形成する簡易カバーと、流通路を介して密閉空間に炭酸ガスを供給する炭酸ガス発生装置と、炭酸ガス発生装置に組み込まれ流通路を介して密閉空間にミストを供給するミスト発生装置とから構成される血行促進装置が開示されている。
さらに特許文献3には、中空糸膜を介して温水に炭酸ガスを溶解する構造を有する溶解器を設けた蛇口直結型炭酸泉の製造装置が開示されている。
さらに特許文献4には、浴槽内の湯を浴槽外で強制的に循環させる循環ポンプが配設された循環流路にフィルタ、濾過器、殺菌装置、ヒータおよび炭酸ガス溶解器が配設された炭酸泉製造装置が開示されている。
しかし、水流路に連続的に二酸化炭素を注入する二酸化炭素混入装置の場合、二酸化炭素の分圧や気液界面積を十分に大きくすることが困難であり、水中の二酸化炭素濃度を高くすることが難しかった。二酸化炭素の分圧を高くすれば溶解度が高くなって濃度を高くすることが可能となるが、容器の内圧の増加による安全性の低下やコストの増加などの問題が生じるので、実用化が難しかった。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので、二酸化炭素の分圧を低く保ちながら二酸化炭素を効率的に水に溶解させて、水中の二酸化炭素濃度を高くすることができる人工炭酸泉製造装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため本発明の人工炭酸泉製造装置は、水が封入される容器と、この容器内の水に二酸化炭素を注入する二酸化炭素供給手段と、容器内への給水および容器内からの排水を行うバルブと、を備え、二酸化炭素供給手段から供給された二酸化炭素と容器内の水との気液界面積を拡大して二酸化炭素を水に溶解するようにしたことを特徴とするものである。
ここで二酸化炭素と水との気液界面積を拡大する手段としては、容器内の水を循環させるポンプを設け、このポンプによって循環される水を容器内の水の水面上に噴霧するようにした構成、あるいは容器内における二酸化炭素の注入口に気泡分散部材を設け、この気泡分散部材によって二酸化炭素の気泡を分散させるようにした構成、または容器内の水に超音波を与える超音波発生器を設け、この超音波発生器からの超音波によって容器内の水の水面上に微細な霧や噴水を発生させるようにした構成、さらには容器内の水の中で二酸化炭素の気泡に超音波を与える超音波発生器を設け、この超音波発生器からの超音波によって二酸化炭素の気泡を破砕して微細化するようにした構成などを採用することができる。
上記の如く構成される本発明の人工炭酸泉製造装置によれば、容器内において二酸化炭素と水との気液界面積が拡大されるので、二酸化炭素を効率よく水に溶解して高濃度の人工炭酸泉を速やかに製造できる、という利点がある。
以下、図面を参照しながら本発明の実施例について詳細に説明する。
本発明は、人工炭酸泉製造装置において、水中の二酸化炭素濃度を確実に高くするという目的を、容器内において二酸化炭素と水との気液界面積を拡大することにより実現したものである。
本発明は、人工炭酸泉製造装置において、水中の二酸化炭素濃度を確実に高くするという目的を、容器内において二酸化炭素と水との気液界面積を拡大することにより実現したものである。
図1は、本発明による人工炭酸泉製造装置の第1の実施例を示す構成図である。
この人工炭酸泉製造装置は、水1が封入される容器2と、この容器2内の水1に二酸化炭素を注入する二酸化炭素供給手段であるガスボンベ3および配管4と、容器2内への給水および容器2内からの排水を行うバルブ6および7と、を基本構成として成る。すなわちこの人工炭酸泉製造装置は、給水用のバルブ6から容器2内に供給された水1に、ガスボンベ3から供給された二酸化炭素を混合して人工炭酸泉水を生成し、これを排水用のバルブ7から排出して浴槽15に供給するものである。
この人工炭酸泉製造装置は、水1が封入される容器2と、この容器2内の水1に二酸化炭素を注入する二酸化炭素供給手段であるガスボンベ3および配管4と、容器2内への給水および容器2内からの排水を行うバルブ6および7と、を基本構成として成る。すなわちこの人工炭酸泉製造装置は、給水用のバルブ6から容器2内に供給された水1に、ガスボンベ3から供給された二酸化炭素を混合して人工炭酸泉水を生成し、これを排水用のバルブ7から排出して浴槽15に供給するものである。
ガスボンベ3は二酸化炭素を圧縮封入してあり、このガスボンベ3から配管4を通して二酸化炭素が容器2の底部の注入口より容器2内の水1に注入される。配管4の途中にはバルブ5が設けられており、このバルブ5によってガスボンベ3から容器2内に供給する二酸化炭素の流量が調整される。容器2の底部の注入口から注入された二酸化炭素は、気泡20となって水1の中を上昇し、その際に一部が水に溶解して炭酸泉水が生成される。
さらにこの人工炭酸泉製造装置は、容器2内に水1を供給する際に容器2内から空気を排出するための排気バルブ8、容器2内の圧力を検出する圧力センサ9、容器2内の水を加熱するためのヒータ10を備えている。
そしてさらにこの人工炭酸泉製造装置では、容器2内において二酸化炭素と水との気液界面積を拡大し、二酸化炭素を効率よく水に溶解させるための構成が備えられている。その具体的構成として本例では、容器2内の水1を循環させるためのポンプ11および配管12を備え、これによって循環される水を容器2内に設けられたノズル13から水1の水面上に噴霧する構成としてある。配管12の途中にはバルブ14が設けられており、このバルブ14によって循環水の流路が開閉されるようになっている。
以上の如く構成される本例の人工炭酸泉製造装置の運転に際しては、最初、バルブ5および7を閉じておき、その状態でバルブ6および8を開いて容器2内に水(または温水)を供給し、所定量の水を貯めた後、バルブ6および8を閉じる。次に、バルブ5を開いてガスボンベ3から配管4を介して容器2へ二酸化炭素を所定の圧力となるまで供給する。このときの圧力は圧力センサ9で検出する。そして、バルブ5を閉じた状態でバルブ14を開いてポンプ11を稼動し、配管12を通して容器2内の水1を循環させ、この循環水をノズル13から水1の水面上に噴霧する。この際、ヒータ10により水1を加熱して所定の温度に調整する。これにより、容器2内に所定の温度の二酸化炭素水溶液、すなわち人工炭酸泉水を生成させる。このとき容器2内の圧力は大気圧以上となっている。
その後、バルブ7を開いて容器2から浴槽15に人工炭酸泉水を供給する。この場合、容器2内の圧力が大気圧以上であるため、ポンプ等を稼動することなく、速やかに人工炭酸泉水を容器2から排出させて浴槽15に供給することができる。ここで容器2内の圧力が大気圧と同程度かそれ以下となっている場合、ガスボンベ3から容器2内に二酸化炭素を追加することにより浴槽15への人工炭酸泉水の供給を行うこともできる。
こうして浴槽3に供給された人工炭酸泉水は、全身浴に使用してもよいし、手足の一部を浸して部分浴に使用してもよい。上記構成における容器2および浴槽15の容量は、人工炭酸泉水を全身浴に使用する場合には約200L、足湯などの部分浴とする場合は約5Lとする。また温水の温度は、33℃〜42℃程度が望ましい。
以上の如く構成される本例の人工炭酸泉製造装置では、ポンプ11によって循環される水を容器2内でノズル13から水の水面上に噴霧するようにしたことにより、容器2内における二酸化炭素と水との気液界面積が拡大されるので、二酸化炭素が効率よく水に溶解して高濃度の人工炭酸泉が製造される。
なお、本例に示した人工炭酸泉製造装置においては、バルブ6を開くことで容器2への給水を行う構成としてあるが、容器2の上部に蓋を設け、この蓋を開けて給水を行う構成としてもよい。また、バルブ8は、容器2内の圧力が異常に高まった場合の安全弁としての機能を付加してもよい。また、容器2内に二酸化炭素を供給する際、バルブ8を開いて容器2内の空気を追い出す手順としてもよい。
図2は、本発明による人工炭酸泉製造装置の第2の実施例を示す構成図である。
本例の人工炭酸泉製造装置では、容器内における二酸化炭素の注入口に気泡分散部材16を設けてある。この気泡分散部材16は板状の多孔質材により成るもので、ガスボンベ3から配管4を介して容器2へ供給された二酸化炭素がこの気泡分散部材16を通過することで微細な気泡に分散される。これによって二酸化炭素と水との気液界面積が拡大されて二酸化炭素が効率よく水に溶解し、高濃度の人工炭酸泉が製造される。
なお、本例の人工炭酸泉製造装置は、前述した図1のように水を循環させる構成とはなっていないが、本例の構成に図1に示したポンプ11や配管12、ノズル13を組み合わせて循環水を噴霧する構成とすることにより、二酸化炭素をより効率的に水に溶解させることができる。
本例の人工炭酸泉製造装置では、容器内における二酸化炭素の注入口に気泡分散部材16を設けてある。この気泡分散部材16は板状の多孔質材により成るもので、ガスボンベ3から配管4を介して容器2へ供給された二酸化炭素がこの気泡分散部材16を通過することで微細な気泡に分散される。これによって二酸化炭素と水との気液界面積が拡大されて二酸化炭素が効率よく水に溶解し、高濃度の人工炭酸泉が製造される。
なお、本例の人工炭酸泉製造装置は、前述した図1のように水を循環させる構成とはなっていないが、本例の構成に図1に示したポンプ11や配管12、ノズル13を組み合わせて循環水を噴霧する構成とすることにより、二酸化炭素をより効率的に水に溶解させることができる。
図3は、本発明による人工炭酸泉製造装置の第3の実施例を示す構成図である。
本例は、図2に示す第2の実施例で設けられた気泡分散部材16の変形例であり、すなわち本例では気泡分散部材16として円柱状の多孔質材を用いている。このような円柱状の気泡分散部材16は気泡発生部の面積が大きいため、これを用いることにより二酸化炭素と水との気液界面積がさらに拡大されて二酸化炭素を一段と効率よく水に溶解させることができる。
本例は、図2に示す第2の実施例で設けられた気泡分散部材16の変形例であり、すなわち本例では気泡分散部材16として円柱状の多孔質材を用いている。このような円柱状の気泡分散部材16は気泡発生部の面積が大きいため、これを用いることにより二酸化炭素と水との気液界面積がさらに拡大されて二酸化炭素を一段と効率よく水に溶解させることができる。
図4は,本発明による人工炭酸泉製造装置の第4の実施例を示す構成図である。
本例の人工炭酸泉製造装置では、容器2内の水1の中に超音波発生器17を設置し、この超音波発生器17から発せられる超音波により、容器2内において水1の水面上に微細な霧(ミスト)22や噴水23を発生させる構成としてある。このような霧や噴水を発生させることにより、二酸化炭素と水との気液界面積が拡大されて二酸化炭素が効率よく水に溶解し、高濃度の人工炭酸泉が製造される。
本例の人工炭酸泉製造装置では、容器2内の水1の中に超音波発生器17を設置し、この超音波発生器17から発せられる超音波により、容器2内において水1の水面上に微細な霧(ミスト)22や噴水23を発生させる構成としてある。このような霧や噴水を発生させることにより、二酸化炭素と水との気液界面積が拡大されて二酸化炭素が効率よく水に溶解し、高濃度の人工炭酸泉が製造される。
この構成において超音波発生器17の設置位置は、所定の水深とする必要がある。水の水位、すなわち水量が変動する場合、超音波発生器17の位置を鉛直方向に変化させることができるようにすることが望ましい。具体的には、超音波発生器17に浮き部材を取り付けて超音波発生器17の水深を略一定にするとよい。また、水位計を用いて所定の水位となるように、バルブ6および7を開閉して給排水を行うようにしてもよい。
なお、本例の人工炭酸泉製造装置で用いられる超音波発生器の発振周波数は1MHz以上、さらに望ましくは2MHz以上とすることで、効率よく霧を発生させることができる。ここで発生する霧の粒径は、発振周波数2.4MHzの場合、約3μmとなる。
なお、本例の人工炭酸泉製造装置で用いられる超音波発生器の発振周波数は1MHz以上、さらに望ましくは2MHz以上とすることで、効率よく霧を発生させることができる。ここで発生する霧の粒径は、発振周波数2.4MHzの場合、約3μmとなる。
図5は、本発明による人工炭酸泉製造装置の第5の実施例を示す構成図である。
本例の人工炭酸泉製造装置においては、容器2の側面部に超音波発生器18を設置し、そこから発せられる超音波の作用により、容器2内の水の中で二酸化炭素の気泡20を破砕して微細な気泡20aを生成する構成としている。このようにして二酸化炭素の気泡を微細化することにより、二酸化炭素と水との気液界面積が拡大されて二酸化炭素が効率よく水に溶解し、高濃度の人工炭酸泉が製造される。
本例の人工炭酸泉製造装置においては、容器2の側面部に超音波発生器18を設置し、そこから発せられる超音波の作用により、容器2内の水の中で二酸化炭素の気泡20を破砕して微細な気泡20aを生成する構成としている。このようにして二酸化炭素の気泡を微細化することにより、二酸化炭素と水との気液界面積が拡大されて二酸化炭素が効率よく水に溶解し、高濃度の人工炭酸泉が製造される。
またこの構成では、超音波発生器18の設置部位である容器2の側面部において、超音波発生器18と容器2との間に弾性体19を介在させてあり、これによって超音波発生器18による振動がそのまま容器2に伝わりにくい構造としてあるので、振動による騒音の発生や容器の疲労破壊を効果的に防止することができる。
図6は、本発明による人工炭酸泉製造装置の第6の実施例を示す構成図である。
本例は、水を加熱するためのヒータ10の設置位置の変形例である。すなわち上記の各実施例では容器2内にヒータ10を設置していたが、本例の人工炭酸泉製造装置においてはこのヒータ10を、循環用の配管12におけるポンプ11の下流側の位置に設置してある。これにより、容器2内においてヒータ10が占有する部分がなくなるので、容器2の容積を大きくすることができる。また、配管12において強制対流伝熱を利用して循環水を加熱することにより、熱交換効率を高めることができる。
本例は、水を加熱するためのヒータ10の設置位置の変形例である。すなわち上記の各実施例では容器2内にヒータ10を設置していたが、本例の人工炭酸泉製造装置においてはこのヒータ10を、循環用の配管12におけるポンプ11の下流側の位置に設置してある。これにより、容器2内においてヒータ10が占有する部分がなくなるので、容器2の容積を大きくすることができる。また、配管12において強制対流伝熱を利用して循環水を加熱することにより、熱交換効率を高めることができる。
図7は、本発明による人工炭酸泉製造装置の第7の実施例を示す構成図である。
本例は、ヒータ10の設置位置のさらなる変形例であり、すなわち本例の人工炭酸泉製造装置においては、排水用のバルブ7の下流側にヒータ10を設置し、人工炭酸泉を浴槽15に供給する直前に加熱を行う構成としてある。これにより、容器2に貯湯する場合に比べて熱損失を少なくすることができる。また、容器2内の水温が低いため、容器2内での二酸化炭素の溶解度を高め、溶解を促進することができる。本例で使用するヒータ10に要する電力は、容器2内の水温が20℃で浴槽15に供給する温水の温度を35℃、温水の流量を毎分2Lとした場合、約2.1kWとなる。
本例は、ヒータ10の設置位置のさらなる変形例であり、すなわち本例の人工炭酸泉製造装置においては、排水用のバルブ7の下流側にヒータ10を設置し、人工炭酸泉を浴槽15に供給する直前に加熱を行う構成としてある。これにより、容器2に貯湯する場合に比べて熱損失を少なくすることができる。また、容器2内の水温が低いため、容器2内での二酸化炭素の溶解度を高め、溶解を促進することができる。本例で使用するヒータ10に要する電力は、容器2内の水温が20℃で浴槽15に供給する温水の温度を35℃、温水の流量を毎分2Lとした場合、約2.1kWとなる。
図8は、本発明による人工炭酸泉製造装置の第8の実施例を示す構成図である。
本例の人工炭酸泉製造装置では、循環用の配管12においてポンプ11とバルブ14の間から分岐を設けてバルブ6を設置し、このバルブ6を介して浴槽15から容器2への給水を行う構成としてある。この構成において給水時には、バルブ6と8を開き、バルブ7と14を閉じた状態でポンプ11を稼動することにより、浴槽15の水がバルブ6から配管12およびノズル13を介して容器2内に供給される。本例の場合、浴槽15に適量の水を入れて運転を開始するため、所望の水量を容器2に供給することができるので、浴槽15から水を溢れさせることがなくなるという利点がある。
本例の人工炭酸泉製造装置では、循環用の配管12においてポンプ11とバルブ14の間から分岐を設けてバルブ6を設置し、このバルブ6を介して浴槽15から容器2への給水を行う構成としてある。この構成において給水時には、バルブ6と8を開き、バルブ7と14を閉じた状態でポンプ11を稼動することにより、浴槽15の水がバルブ6から配管12およびノズル13を介して容器2内に供給される。本例の場合、浴槽15に適量の水を入れて運転を開始するため、所望の水量を容器2に供給することができるので、浴槽15から水を溢れさせることがなくなるという利点がある。
以上の実施例で説明した如く本発明による人工炭酸泉製造装置は、容器2内における二酸化炭素と水との気液界面積を拡大して二酸化炭素を水に溶解する構成としたことで、二酸化炭素が効率よく水に溶解して高濃度の人工炭酸泉を製造できるものである。人工炭酸泉は血行促進作用を有し、特に本発明による人工炭酸泉製造装置で製造される人工炭酸泉は高濃度であるため血行がさらに良くなり、健康増進に大きな効果を得ることができる。
またこの人工炭酸泉製造装置は、容器に水と二酸化炭素を封入して混合・溶解させる構成であるため、必要以上の二酸化炭素を消費することがなく、二酸化炭素の損失を最小限とすることができるものである。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例の構成に限定されることなく、その他にも種々に実施形態を採り得るものであることは言うまでもない。
1…水、2…容器、3…ガスボンベ(二酸化炭素供給手段)、4…配管、6,7…バルブ、10…ヒータ、11…ポンプ、12…循環用配管、13…ノズル、15…浴槽、16…気泡分散部材、17,18…超音波発生器、20…気泡、22…霧、23…噴水
Claims (7)
- 水が封入される容器と、この容器内の水に二酸化炭素を注入する二酸化炭素供給手段と、上記容器内への給水および上記容器内からの排水を行うバルブと、を備え、上記二酸化炭素供給手段から供給された二酸化炭素と上記容器内の水との気液界面積を拡大して二酸化炭素を水に溶解する構成としたことを特徴とする人工炭酸泉製造装置。
- 水が封入される容器と、この容器内の水に二酸化炭素を注入する二酸化炭素供給手段と、上記容器内への給水および上記容器内からの排水を行うバルブと、上記容器内の水を循環させるポンプと、を備え、上記ポンプによって循環される水を上記容器内の水の水面上に噴霧することにより、上記二酸化炭素供給手段から供給された二酸化炭素と上記容器内の水との気液界面積を拡大して二酸化炭素を水に溶解するようにしたことを特徴とする人工炭酸泉製造装置。
- 水が封入される容器と、この容器内の水に二酸化炭素を注入する二酸化炭素供給手段と、上記容器内への給水および上記容器内からの排水を行うバルブと、上記容器内における二酸化炭素の注入口に設けられる気泡分散部材と、を備え、上記気泡分散部材によって二酸化炭素の気泡を分散させることにより、上記二酸化炭素供給手段から供給された二酸化炭素と上記容器内の水との気液界面積を拡大して二酸化炭素を水に溶解するようにしたことを特徴とする人工炭酸泉製造装置。
- 水が封入される容器と、この容器内の水に二酸化炭素を注入する二酸化炭素供給手段と、上記容器内への給水および上記容器内からの排水を行うバルブと、上記容器内の水に超音波を与える超音波発生器と、を備え、上記超音波発生器から発せられる超音波によって上記容器内の水の水面上に微細な霧や噴水を発生させることにより、上記二酸化炭素供給手段から供給された二酸化炭素と上記容器内の水との気液界面積を拡大して二酸化炭素を水に溶解するようにしたことを特徴とする人工炭酸泉製造装置。
- 水が封入される容器と、この容器内の水に二酸化炭素を注入する二酸化炭素供給手段と、上記容器内への給水および上記容器内からの排水を行うバルブと、上記容器内の水の中で二酸化炭素の気泡に超音波を与える超音波発生器と、を備え、上記超音波発生器から発せられる超音波によって二酸化炭素の気泡を破砕して微細化することにより、上記二酸化炭素供給手段から供給された二酸化炭素と上記容器内の水との気液界面積を拡大して二酸化炭素を水に溶解するようにしたことを特徴とする人工炭酸泉製造装置。
- 請求項1〜5の何れか1項に記載の人工炭酸泉製造装置において、
上記二酸化炭素供給手段により前記容器内に二酸化炭素を供給することで、上記容器内の圧力を大気圧以上とするようにしたことを特徴とする人工炭酸泉製造装置。 - 請求項1〜6の何れか1項に記載の人工炭酸泉製造装置において、
上記水を加熱するヒータを設けたことを特徴とする人工炭酸泉製造装置。
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