JP2007013685A - 限定受信放送用icカード及びそれを使用する受信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 異なる形式の視聴契約者の認証手段を有する放送形式において共通して使用可能な限定受信放送用ICカード、及びそれを使用する受信装置を提供する。
【解決手段】 本発明に係る限定受信放送用ICカードは、カード内部にB−CASカード機能とS−CASカード機能の双方を備えており、これを挿入された本発明に係る受信装置は、現行デジタル放送を受信した際には限定受信放送用ICカード内部のB−CASカード機能を、サーバ型放送受信時には限定受信放送用ICカード内部のS−CASカード機能を用いて視聴者認証を受け、コンテンツ信号のデスクランブルを行う。
【選択図】 図3
【解決手段】 本発明に係る限定受信放送用ICカードは、カード内部にB−CASカード機能とS−CASカード機能の双方を備えており、これを挿入された本発明に係る受信装置は、現行デジタル放送を受信した際には限定受信放送用ICカード内部のB−CASカード機能を、サーバ型放送受信時には限定受信放送用ICカード内部のS−CASカード機能を用いて視聴者認証を受け、コンテンツ信号のデスクランブルを行う。
【選択図】 図3
Description
本発明は、限定受信放送用ICカード及びそれを使用する受信装置に関し、特に現行放送用B−CASカードとサーバ型放送受信に対応するICカードとを組み合わせた新たなICカード及びこのICカードを使用する受信装置に関する。
BSデジタル放送に続き地上波デジタル放送も開始され、テレビ放送は、アナログ放送の時代からデジタル放送の時代へと変化してきている。
デジタル放送のメリットは、受信環境によっては受信電波が弱かったりノイズが含まれたりといったことによる視聴画像の劣化が生じ難い点にある。また、デジタル信号のまま記録をすることにより、番組録画の画像も高画質を維持できることにある。
また、デジタル化と共に、放送局と視聴者との間における双方向通信も可能となり、コンテンツ毎に課金する有料放送も可能となった。
有料放送を前提とした放送システムにおいては、視聴者を識別し、視聴の許可された視聴者のみにコンテンツの視聴を可能とする仕組みが必要となる。この有料放送に使用される仕組みを、一般的に限定受信方式といい、前記B−CASカードはB−CAS方式と呼ばれる限定受信方式に使用されるICカードの例である。
現行のBSデジタル放送などにおいては、受信装置毎にB−CASカードと呼ばれるICカードが必要とされ、スクランブルのかけられた放送の放送信号をデスクランブルするためには、この放送局(コンテンツ提供)側と契約し、デスクランブルするための情報を記憶したB−CASカードが不可欠である。従来、このような方式により放送局(コンテンツ提供)側と契約した視聴者のみにコンテンツを視聴可能としている。
また、有線放送においても、カードを用いて加入者であるか否かを識別する方法が考えられている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−248059号公報
しかしながら、コンテンツを送信する事業者の形態が多様化するに連れ、その放送形式も異なり、それぞれの放送形式に対応した限定受信方式が求められるため、放送形式毎の限定受信方式およびその限定受信方式に対応したICカードが必要となる。
特に、サーバ型放送と呼ばれる、視聴者の要求するタイミングでネットワーク上のサーバに蓄積されたコンテンツをネットワークを介して配信する放送形式が、今後発達すると考えられているが、この形式は従来型の放送形式と全く異なる番組配信形式であるため、新たな限定受信方式が求められている。このため、現行放送とサーバ型放送の両方の放送形式により番組視聴を望む視聴者は、それぞれの限定受信方式対応したICカードおよびそのICカードに応じた受信装置が必要となってしまう。
特に、サーバ型放送と呼ばれる、視聴者の要求するタイミングでネットワーク上のサーバに蓄積されたコンテンツをネットワークを介して配信する放送形式が、今後発達すると考えられているが、この形式は従来型の放送形式と全く異なる番組配信形式であるため、新たな限定受信方式が求められている。このため、現行放送とサーバ型放送の両方の放送形式により番組視聴を望む視聴者は、それぞれの限定受信方式対応したICカードおよびそのICカードに応じた受信装置が必要となってしまう。
従って、本発明の目的は、異なる限定受信方式に対応した放送形式において共通して使用可能な限定受信放送用ICカード、及びそれを使用する受信装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、放送電波を介して受信される暗号化されたデジタル放送を視聴するための第1のスクランブル鍵を発生する第1スクランブル鍵発生部と、インターネットを介して受信される暗号化されたサーバ型放送を視聴するための第2のスクランブル鍵を発生する第2スクランブル鍵発生部と、を備えることを特徴とする限定受信放送用ICカードを提供する。
また、本発明は、マスター鍵情報を記憶するマスター鍵記憶部と、前記マスター鍵記憶部に記憶されたマスター鍵情報を用いて放送電波に含まれる暗号化されたEMM信号を復号する第1のEMM復号部と、前記第1のEMM復号部により復号された第1のEMM復号信号に含まれる第1のワーク鍵情報を用いて放送電波に含まれる暗号化されたECM信号を復号する第1のECM復号部と、前記第1のEMM復号信号と前記第1のECM復号部により復号された第1のECM復号信号とよりコンテンツ視聴の可否を判定し、所定の要件を満たすときのみ前記第1のECM復号信号より暗号化された放送電波に含まれるコンテンツ信号を復号するスクランブル鍵を発信するコンテンツ視聴可否判定部と、秘密鍵情報を記憶する秘密鍵記憶部と、前記秘密鍵記憶部に記憶された秘密鍵情報を用いてネットワークを介して受信した信号に含まれる暗号化されたEMM信号を復号する第2のEMM復号部と、前記第2のEMM復号部により復号された第2のEMM復号信号に含まれる第2のワーク鍵情報を用いてネットワークを介して受信した信号に含まれる暗号化されたECM信号を復号し、暗号化された放送電波に含まれるコンテンツ信号を復号するスクランブル鍵を含む復号された第2のECM復号信号を発信する第2のECM復号部と、を備えることを特徴とする限定受信放送用ICカードを提供する。
更に、本発明は、デジタル放送電波を受信する放送電波受信部と、前記放送電波受信部より受信したデジタル放送電波に含まれる第1のECM信号と第1のEMM信号を分離する信号分離部と、インターネット回線と接続して第2のECM信号と第2のEMM信号を含むコンテンツ信号を受信するインターネット回線接続部と、前記第1のECM信号と前記第1のEMM信号とを復号して前記デジタル放送電波に含まれる暗号化されたコンテンツ信号を復号化する第1のスクランブル鍵、及び前記第2のECM信号と前記第2のEMM信号とを復号して前記インターネット回線を介して受信した暗号化されたコンテンツ信号を復号化する第2のスクランブル鍵を発生する限定受信放送用ICカードと接続するICカード接続部と、前記ICカード接続部と接続された前記限定受信放送用ICカードより発生された第1のスクランブル鍵を用いた前記デジタル放送電波に含まれる暗号化されたコンテンツ信号の復号化、或いは前記限定受信放送用ICカードより発生された第2のスクランブル鍵を用いた前記インターネット回線を介して受信した暗号化されたコンテンツ信号の復号化を行うコンテンツ信号復号部と、を備えることを特徴とする受信装置を提供する。
本発明によれば、現行の有料デジタル放送とサーバ型放送の双方を受信するために1つのICカードにより視聴可能となり、放送形式毎に異なるICカードおよびICカードに対応した受信装置を設置することが不用となる。
上記ICカード接続部は、前記限定受信放送用ICカードに蓄積された視聴情報を前記限定受信放送用ICカードより受信して公衆電話回線を介して前記デジタル放送電波の送信事業者へ通知させるように構成してもよい。
また、上記ICカード接続部は、インターネット回線と接続可能な際には前記視聴情報を前記限定受信放送用ICカードに蓄積されることなく前記限定受信放送用ICカードより受信してインターネット回線を介して前記デジタル放送電波の送信事業者へ通知させるように構成してもよい。
本発明によれば、1つの受信装置と1つのICカードにより、スクランブルされたデジタル放送とサーバ型放送の双方を受信することができる。
以下、本発明に係る受信装置について、図面を参照しつつ説明する。
(受信装置の外観)
図1は、本発明に係る受信装置1の外観及び受信装置1においてTV放送を視聴する際の設置環境を示す外観図である。
図1は、本発明に係る受信装置1の外観及び受信装置1においてTV放送を視聴する際の設置環境を示す外観図である。
受信装置1には、TV放送を受信するためのアンテナ2と、サーバ型放送を受信する受信するためのインターネット端末3と、衛星放送の放送局との間で番組視聴情報を通信するための電話回線端末4と、が接続されている。
また、受信装置1には、番組視聴を可能にするためのICカード6(後述)を挿入するためのカードスロット141、受信した番組の画像を表示するモニタ161、音声を発生するスピーカ171及びリモコン5から送信される赤外線信号を受信するリモコン受信部211を備えている。
なお、図1においては、アンテナ2は衛星放送受信用のパラボラアンテナを用いているが、本発明はこれに限らず、衛星放送の受信のみでなく地上波デジタル放送を受信するものであってもよい。
(受信装置の内部構成)
図2は、本発明に係る受信装置1の内部構成を示すブロック図である。
図2は、本発明に係る受信装置1の内部構成を示すブロック図である。
受信装置1は、CPU11と、メモリ12と、通信部13と、カード用インターフェイス(I/F)14と、信号変換部15と、画像表示部16と、音声発生部17と、受信部18と、ネットワークI/F19と、電話モデム20と、リモコン用I/F21と、メイン内部バス22とからなる。
CPU11は、受信装置1における各機能の制御を司るものであり、各構成部に対して信号を送信し、各種動作を実行させる。
メモリ12は、受信装置1を駆動させるためにCPU11に実行させるプログラムの格納や、当該プログラムに用いられる各種パラメータ等の一時的な格納、後述するID情報の格納のために用いられるものであり、具体的には、ROM、RAM、HDDなどが該当する。
カード用I/F14は、上述のカードスロット141に挿入されたICカード6との間における通信を行うものであり、ICカード6がカードスロット141に挿入され、所定の位置に固定されることにより、ICカード6と受信装置1とが通信可能となり、全体として各種TV放送の受信可能なシステムとなる。
信号変換部15は、受信装置1が受信したTV放送の信号を、再生可能な信号に変換するものであり、信号のデスクランブルやデコードを行う。画像表示部16は、受信したTV番組の画像などを表示するものである。また、音声発生部17は、受信したTV番組の音声などを発生するものである。
受信部18は、アンテナ2の受信したTV放送電波を電気信号として受信するものであり、具体的にはチューナやデジタル信号から映像音声信号の分離処理部、後述するEMM、ECM、SI/PSIなど各種信号の分離処理部に相当する。この分離処理部ではメモリ12に一時的に格納されたID情報を使用するが、詳細は後述の図3を使用した説明にて行う。
ネットワークI/F19は、インターネット端末3と接続され、外部サーバ等との間でデータの送受信を行うものであり、サーバ型放送のコンテンツの受信や、コンテンツ視聴情報の送信を行う。
電話モデム20は、電話回線端末4と接続され、電話回線によるデータの送受信を行うものであり、インターネットへの接続がされていない状況において、放送局に対するコンテンツ視聴情報の送信等を行う。
リモコン用I/F21は、ユーザの操作によるリモコン5の発する各種信号を受信するものであり、当該信号を受信し、受信内容をCPUに伝達する。
メイン内部バス22は、各構成部を電気的に接続するものであり、各構成部から発せられた電気信号が、メイン内部バスを介して、他の構成部へと送信される。
また、統合ICカード6は、いずれも図示しないCPUとプログラムROM、RAM、不揮発メモリ等から成るいわゆるマイコンシステムである。
(受信装置1における番組受信の動作)
次に本発明に係る受信装置1における、番組受信時の動作について、図を参照しつつ説明する。
次に本発明に係る受信装置1における、番組受信時の動作について、図を参照しつつ説明する。
図3は、本発明に係る受信装置1における番組受信時の動作を示す機能ブロック図の一例である。受信装置1は、サーバ型放送と現行の放送、すなわちARIB STD-B25第1部準拠の限定受信方式の両方に対応した受信装置である。
現行型TV放送を受信する際には、アンテナ2を介してコンテンツを受信する。アンテナ2はTV放送を受信するためのアンテナであり、アンテナ2で受信したTV信号は受信装置1に入力される。受信装置1の選局部101では、視聴者が指定したチャンネルの信号を選択し、復調処理、同期検出、エラー訂正処理などが行われる。なお視聴者からのチャンネルの指定は、右下のリモコン5から発信された信号を、リモコン受信部21で受け、システムコントロール部110で解析後、図示しない信号線を通じて、選局部101へ通知されるものとする。なお、ここでシステムコントロール部110は上述のCPU11、メモリ12およびメイン内部バス22に相当する。
選局部101からの出力は、切替部102および分離部103へ与えられる。切替部102は受信装置1がサーバ型放送を受信中の場合にはネットワークI/F19の出力を、現行放送受信中の場合には選局部101からの出力を選択し、デスクランブラ部104へ入力する。デスクランブラ部104では視聴者が選択した番組の映像、音声信号やデータ放送信号を視聴可能なようにデスクランブル処理する。このデスクランブラ部104へ与えられるスクランブル鍵は統合ICカード6内の切替部63から出力される。なお、ここではデスクランブラ部104はサーバ型放送と現行の放送ともに同じスクランブル方式を使用するものとして説明するが、サーバ型放送と現行の放送が異なるものであっても良い。その場合には、受信装置1がどちらの放送を受信しているのかに従い、デスクランブラ部104ではサーバ型放送か現行の放送のいずれかのデスクランブル処理を行うものとする。
デスクランブラ部104でデスクランブル処理された信号は、デコーダ部105でデコード処理され、映像はモニタ部106に表示され、音声はスピーカ部107から出力される。なおデスクランブル後の信号を、図示しない出力インターフェースから出力させることも可能である。
分離部103へ与えられた信号は、少なくとも、統合ICカード6に与えられるECM(Entitlement Control Message)、統合ICカード6に与えられるEMM(Entitlement Management Message)、SI/PSI処理部(図示しない)で処理すべきデータ、の3つの信号を分離する。
ECM、EMMは現行の放送を受信する場合に必要な情報であって、統合ICカード6の処理部が処理するものであり、詳細は後述する統合ICカード6の動作説明において行う。なお、受信装置1がサーバ型放送を受信中の場合には、このECM、EMMを統合ICカード6で処理する必要はないが、EMMに関しては定期的な更新があるため、受信装置1がサーバ型放送を受信中の場合であっても統合ICカード6で受信処理できるようにすることが望ましい。一方、SI/PSI処理部で処理すべきデータは、例えば電子番組表(EPG)などのデータや番組とECM、EMMを関係付けるデータ等である。
分離部103で分離された統合ICカード6に与えられるEMMは、フィルタリング部108に送られ、更に当該統合ICカード6用のEMMのみが分離される。この分離には統合ICカード6に与えられたIDが使用される。このIDは個々のICカードごとに異なるIDであり、図3においては図示していないが統合ICカード6内の不揮発メモリ内に製品出荷前に記憶されているものである。受信装置1では統合ICカード6が差し込まれた際、あるいは受信装置1の電源が入った際に、統合ICカード6内の図示しない不揮発メモリからIDを読み出し、受信装置1のID記憶部109へ転送されるものとする。そしてこのIDを使用し、フィルタリング部108において、統合ICカード6用のEMMのみが分離された後、統合ICカード6に与えられる。
統合ICカード6で記憶された視聴情報は、定期的に、もしくはEMMなどの情報を通じた放送局からの制御信号により、放送局側の視聴者管理部に回収される。ここで視聴情報とは番組ごとに料金設定がされているペイパービュー番組を視聴した際に、統合ICカード6で記憶し、視聴後に料金を精算するために使用する情報のことであり、詳細は後述する。この視聴情報の回収にあたっては電話モデム20を通じて、統合ICカード6と放送局側の視聴者管理部とが通信を行う。なお、図1においては情報の流れを見やすくするために、統合ICカード6が電話モデム20を通じて放送局側の視聴者管理部と通信する図になっているが、実際には、システムコントロール部110が通信の制御を行い、情報もシステムコントロール部110経由で授受されるものである。
受信装置1がサーバ型放送に対応するためにインターネットに接続されている場合には、前記視聴情報について放送局側の視聴者管理部に送付するために電話モデム20を通じて送付しなくとも、統合ICカード6内のB−CASカード機能部61からS−CASカード機能部62へ信号経路が接続されており、B−CASカード機能部61からS−CASカード機能部62へ視聴情報を渡した上、インターネット経由で視聴情報を放送局側の視聴者管理部に送付することも可能である。
一方、サーバ型放送を受信する際には、インターネット端末3を経由してコンテンツを受信する。インターネット端末3は、インターネットによりサーバ型放送のサービスを提供するサーバに接続するための端子であり、例えばADSL回線による接続においてはADSLモデムを介して電話回線へ接続される。また、ADSL回線以外にも光ファーバーケーブルを利用した方式や他の方式であってもよい。
インターネット端末3は、受信装置1のイーサネット(登録商標)・インターフェイス・コネクタを介してネットワークI/F19とイーサネット(登録商標)で接続される。なお、イーサネット(登録商標)も一例であり、他の方式による接続でも良い。このインターネット端末3を介して、受信装置1はサーバ型放送サービスを提供する図示しないサーバと接続される。
ネットワークI/F19ではサーバ型放送サービスによるスクランブルされたコンテンツが分離され、切替部102を介してデスクランブラ部104へ与えられる。切替部102は、上述の選局部101からの現行放送の信号とネットワークI/F19からのサーバ型放送の信号の双方を受信し、そのいずれかを選択して回路を切り替え、デスクランブラ部7へと送信する。
サーバ型放送サービスによるコンテンツの選択データは、視聴者がリモコン5を操作し発信された信号を、リモコン受信部21で受け、システムコントロール部110で解析後、図示しない信号線を通じ、さらにネットワークI/F19、インターネット端末3を介してサーバへ通知され、通知されたコンテンツの選択データによりコンテンツが選択される。なお、コンテンツを選択する際に使用するコンテンツの選択画面は、例えば番組表を文字等で表示する形式であったり、コンテンツの縮小画面をサムネイル表示する形式等であり、コンテンツの選択画面はサーバから映像、音声信号として直接提供されても、あるいはまたデータ放送信号として受信装置1に与えられ、受信装置1で選択画面を作成し提示しても良い。
統合ICカード6には、B−CASカード機能部61と、S−CASカード機能部62と、切替部63とが含まれる。B−CASカード機能部61は、統合ICカード6を従来型放送受信用のB−CASカードとして機能させるために有する部分であり、S−CASカード機能部62はサーバ型放送受信の際におけるB−CASカードと同様の機能を有するカードとして機能させるために有する部分である。また、切替部63は、B−CASカード機能部61とS−CASカード機能部62のいずれかのデスクランブル用の鍵出力を切替え、この切替えにより選択された方から送信されるデスクランブル用の鍵をデスクランブラ部104へと送信する。
(現行放送受信時の動作)
図4は、図3に示す本発明にかかる受信装置1がインターネット端末3と接続されていない状態であり、現行放送のみ、すなわちARIB STD-B25第1部準拠の限定受信方式のみに対応した状態で機能しうる構成部のみを表示した機能ブロック図である。各構成部における動作は、上述の通りである。
図4は、図3に示す本発明にかかる受信装置1がインターネット端末3と接続されていない状態であり、現行放送のみ、すなわちARIB STD-B25第1部準拠の限定受信方式のみに対応した状態で機能しうる構成部のみを表示した機能ブロック図である。各構成部における動作は、上述の通りである。
現行放送を受信する場合、統合ICカード6においてはS−CASカード機能部62は機能せず、統合ICカード6はB−CASカードとして機能する。このときの統合ICカード6の機能を説明する。
図5は、統合ICカード6内のB−CASカード機能部61についての機能ブロック図である。B−CASカード機能部61には、ECM復号部611、EMM復号部612、Kmi記憶メモリ613、EMMメモリ614、視聴可否判定部615及び視聴情報メモリ616が含まれる。
分離部103よりECM復号部611へ入力されたECMは、暗号復号処理される。この復号処理に使用される鍵は、後述するEMMの情報の一部として伝送されたワーク鍵Kwである。復号後のECMは視聴可否判定部615に与えられる。このECMでは、放送コンテンツ(映像、音声データなど)の暗号化に使用されるスクランブル鍵や、このECMが関連付けられた番組の視聴条件を示す情報が伝送される。ここで視聴条件を示す情報とは、放送が有料放送であるか無料放送であるかを表す情報のほか、有料放送である場合には、後述するEMM(視聴契約情報)と比較し視聴が可能かどうかを判定するための情報であり、番組の視聴条件を示す情報である。
分離部103よりフィルタリング部108を介してEMM復号部612へ入力されたEMMも、ECMと同様に暗号復号処理される。この復号処理に使用される鍵は、製品出荷前にマスター鍵としてKmi記憶メモリ613に記憶されているものであり、個々のICカードごとに異なる鍵である。復号後のEMMは不揮発のEMMメモリ614に記憶され、視聴可否判定部615に与えられる。このEMMメモリ614には前述のワーク鍵Kwも記憶され、ECM復号部611へ与えられる場合もあるが、図5では鍵の3重構造を見やすくするため、EMM復号部612にワーク鍵Kwを記憶する不揮発メモリがある前提として図示している。
以上説明したようにEMMには、ECMを復号するためのワーク鍵Kwや、有料放送の場合には番組の視聴契約条件(視聴できる番組、チャンネル、視聴期限など)を含む情報が含まれる。なお、ワーク鍵Kwはセキュリティーの低下を防ぐという目的から、定期的に例えば1月に1度などという更新周期で更新することがあり、更新時には事前に全ての視聴契約者に向けて更新予定の新しいワーク鍵をEMMに入れ送付するようになっている。放送局では新しいワーク鍵の入ったEMMをほぼすべての受信機が受信した頃を見計らってワーク鍵を更新するものである。すなわち統合ICカード6では、更新されたワーク鍵を含むEMMを受信し、統合ICカード6内のワーク鍵を含むEMMメモリ614に記憶するものである。
次に統合ICカード6の視聴可否判定部615では、ECM復号部611から得たECMとEMMメモリ614に記憶されているEMMとを比較し、視聴可否判定する。この場合の処理の概要は下記である。
(1)有料放送の場合では、前述のようにEMM内で伝送された視聴契約条件に従い、受信した番組が視聴可能かどうか判定し、視聴可能な場合には、ECM内のスクランブル鍵を取り出し、出力する。しかし、もし視聴契約が無く、当該番組を視聴する権利が無いと判定した場合には、スクランブル鍵の出力は行わないほか、図示はしないが統合ICカード6から当該番組が視聴不可であることを示す情報を出力する。この情報は図4のシステムコントロール部110が受け取り、図4では図示しないオンスクリーンディスプレイ表示部等を通じて視聴者に当該番組が視聴不可であることを示すこととなる。
(2)視聴する番組が有料放送であって、さらにペイパービュー番組(PPV番組)、すなわち番組単位での視聴権利の販売であり、視聴者が購入意思を示した場合に視聴させる番組の場合には、図示はしないが統合ICカード6から当該番組がPPV番組であることを示す情報を出力する。この情報は図4のシステムコントロール部110が受け取り、図4では図示しないオンスクリーンディスプレイ表示部等を通じて視聴者に当該番組がPPV番組であることを示すこととなる。さらに番組の料金がECMもしくはSI/PSIデータで提供され、あわせてオンスクリーンディスプレイ表示部等を通じて視聴者に提示される場合もある。
このPPV番組に対し、視聴者が視聴を望む場合には、図4に示すリモコン5を制御して視聴意思を示す信号(PPV購入信号)を発信し、この信号を、リモコン受信部21で受け、システムコントロール部110で解析後、図示しない信号線を通じて、統合ICカード6へ通知されるものとする。図5に示す視聴可否判定部615では、図示しないPPV購入信号を受信した場合に、当該PPV番組の視聴を許可し、ECM内のスクランブル鍵を取り出し、出力するとともに、当該PPV番組の視聴実績を記憶しておく視聴情報メモリ616に当該PPV番組の視聴情報を記憶する。この視聴情報メモリ616に記憶された情報は、例えば定期的に放送局側の視聴者管理部に回収され、回収した視聴情報に基づき料金の精算が行われるものである。
(3)一方スクランブルが施された無料放送の場合には、基本的に個々の視聴者(受信機)ごとに視聴契約を行うことはないため、視聴可否判定処理は行われず、当該ICカードにECMを復号するためのワーク鍵Kwが記憶されていればECMが復号でき、スクランブル鍵の取出しが可能となり、視聴可能となる。
以上説明したように、受信装置1がインターネット端末3と接続されていない状態でありサーバ型放送に対応しない場合や受信装置がサーバ型放送に対応しない受信装置である場合、統合ICカード6はB−CASカード機能部61のみが動作し、S−CASカード機能部62は動作しない。なお、図3では機能ブロック図としてこのような図を示しているが、実際の受信装置1と統合ICカード6とのインターフェースはB−CASカード機能部61とS−CASカード機能部62が同じインターフェースを共有するものであり、ARIB STD-B25第1部に記載の通り、例えば以下のようなものである。
ICカードの形状、物理仕様:ISO 7816-1:1987準拠
端子の位置と形状 :ISO 7816-2 :1988準拠
電気信号及びプロトコル :ISO 7816-3:1997準拠
ICカードの形状、物理仕様:ISO 7816-1:1987準拠
端子の位置と形状 :ISO 7816-2 :1988準拠
電気信号及びプロトコル :ISO 7816-3:1997準拠
このように、受信装置1がインターネット端末3と接続されていない状態でありサーバ型放送に対応しない場合や、受信装置がサーバ型放送に対応しない従来型受信装置である場合には、統合ICカード6は受信装置1がサーバ型放送に対応しないことを検知し、統合ICカード6内のS−CASカード機能部62を動作させることはない。この受信装置1の状況を統合ICカード6が把握するために、統合ICカード6が差し込まれた際、あるいは受信装置1の電源が入った際に、統合ICカード6と受信装置1が通信を行い、統合ICカード6が受信装置1の状況を把握するものとする。例えば、以下に示す何れか方法で把握するものとする。
(1)ARIB STD-B25第1部の4.3.3章コマンド/レスポンスの4.3.3.5パラメータ表に記載されない新たなICカード指示により、統合ICカード6が受信装置1に指示を行ったが、受信装置1が指示に反応しなかった場合、受信装置1はインターネット端末3と接続されていない状態でありサーバ型放送に対応しない受信機、もしくはサーバ型放送に対応しない従来型受信機であると判定する。
(2)受信装置1はARIB STD-B25第1部の4.3.3章コマンド/レスポンスに記載されない新たなコマンドを、統合ICカード6が差し込まれた際、あるいは受信装置1の電源が入った際などの初期通信が必要な条件において発行するものとし、受信装置1がこの新たなコマンドを発行しなかった場合、受信装置1はインターネット端末3と接続されていない状態でありサーバ型放送に対応しない受信機、もしくはサーバ型放送に対応しない従来型受信機であると判定する。
(サーバ型放送受信時の動作)
図6は、図3に示す本発明にかかる受信装置1がサーバ型放送のサービスのみに対応した状態で機能しうる構成部のみを表示した機能ブロック図である。各構成部における動作は、上述の通りである。
図6は、図3に示す本発明にかかる受信装置1がサーバ型放送のサービスのみに対応した状態で機能しうる構成部のみを表示した機能ブロック図である。各構成部における動作は、上述の通りである。
サーバ型放送を受信する場合、統合ICカード6においてはB−CASカード機能部61は機能せず、統合ICカード6はS−CASカードとして機能する。このときの統合ICカード6の機能を説明する。
図7は、統合ICカード6内のS−CASカード機能部62についての機能ブロック図である。S−CASカード機能部62には、ECM復号部621、EMM復号部622及びKps記憶メモリ623が含まれる。
ネットワークI/F19よりECM復号部621へ入力されたECMは、暗号復号処理される。この復号処理に使用される鍵は、後述するEMMの情報の一部として伝送されたワーク鍵Kwである。復号後のECMからコンテンツ(映像、音声データなど)の暗号化に使用されるスクランブル鍵を取得する。なお、コンテンツの特定やそのコンテンツに対する視聴条件の判定は、従来の放送の受信処理とは異なり、後述するEMMの取得処理において行われている。
同じくネットワークI/F19より統合EMM復号部622へ入力されたEMMも、ECMと同様に暗号復号処理される。このEMMの暗号方式はPKIなど公開鍵暗号方式であり、また復号処理に使用される鍵は、PKI方式に使用される鍵であって、公開鍵とペアになっている秘密鍵Kpsであり、製品出荷前にKps記憶メモリ623に記憶されている。この鍵Kpsは、個々のICカードごとに異なる鍵である。サーバから提供されるEMMは秘密鍵Kpsとペアになっている当該統合ICカード6用の公開鍵Kppで暗号化されており、統合ICカード6では秘密鍵Kpsで復号し、復号後のEMMからは、前述のワーク鍵Kwが取得され、ECM復号部621へ与えられる。以上説明したEMMには、視聴を希望するコンテンツ用のECMを復号するためのワーク鍵Kwが含まれる。
なお、EMMの取得に際しては、視聴前に視聴者が視聴を希望するコンテンツの指定を行い、視聴を希望するコンテンツ用のECMを復号するためのワーク鍵Kwが含まれるEMMを取得しておくものとする。このコンテンツの指定に関しては、例えば月ぎめ契約など一定期間あるいは所定のコンテンツ群を視聴できるいわゆるティア視聴形態と、コンテンツ単位すなわち従来のPPVと同じようにコンテンツ1つ毎を指定し、課金されるPPV視聴形態とがある。このティア視聴形態のうち所定のコンテンツ群とは、例えば一連のドラマシリーズとか、スポーツの特定のチームの1シーズンをまとめて視聴する様な形態のことである。
従って、視聴者がコンテンツを視聴する際、PPV視聴形態であれば視聴の都度EMMを取得する必要があるが、ティア視聴形態の場合においては視聴の都度EMMを取得してもしなくても良い。すなわち統合ICカード6内にワーク鍵Kwを不揮発メモリに記憶しない場合には、視聴の都度サーバにアクセスし、視聴する権利すなわちティア視聴契約がなされているかどうかをサーバが管理、判断し、契約されている場合にはワーク鍵Kwを含むEMMを提供するものとする。あるいは、統合ICカード6内にワーク鍵Kwを含むEMMを不揮発メモリに記憶する場合には、視聴の都度EMMの取得処理は行わず、スクランブル鍵の取得処理(ECMの取得処理)とコンテンツの取得処理のみをおこなうものとする。
以上説明したように、受信装置1がサーバ型放送にのみ対応した場合、統合ICカード6はS−CASカード機能部62のみが動作し、B−CASカード機能部61は一部を除いて動作しない。
受信装置1が従来の放送に対応しない場合には、統合ICカード6はB−CASカード機能部61の一部を除いて動作させることはない。この受信装置1の状況を統合ICカード6が把握するために、統合ICカード6が差し込まれた際、あるいは受信装置1の電源が入った際に、統合ICカード6と受信装置1が通信を行い、統合ICカード6が受信装置1の状況を把握するものとする。例えば、受信装置1がARIB STD-B25第1部の4.3.3章コマンド/レスポンスの4.3.3.5パラメータ表に記載されたICカード指示により、統合ICカード6が受信装置1に指示を行ったが、受信装置1が指示に反応しなかった場合、受信装置1は従来の放送に対応しないと判定する。このように受信装置1が従来の放送に対応しない場合には、統合ICカード6はB−CASカード機能部61の一部を除いて動作させることはない。
受信装置1が従来の放送に対応しない場合には、統合ICカード6はB−CASカード機能部61の一部を除いて動作させることはない。この受信装置1の状況を統合ICカード6が把握するために、統合ICカード6が差し込まれた際、あるいは受信装置1の電源が入った際に、統合ICカード6と受信装置1が通信を行い、統合ICカード6が受信装置1の状況を把握するものとする。例えば、受信装置1がARIB STD-B25第1部の4.3.3章コマンド/レスポンスの4.3.3.5パラメータ表に記載されたICカード指示により、統合ICカード6が受信装置1に指示を行ったが、受信装置1が指示に反応しなかった場合、受信装置1は従来の放送に対応しないと判定する。このように受信装置1が従来の放送に対応しない場合には、統合ICカード6はB−CASカード機能部61の一部を除いて動作させることはない。
受信装置1が従来の放送に対応しない場合に、さらに、例えば、以下に示す何れか方法で受信装置1はサーバ型放送に対応しているか否かを把握するものとする。
(1)ARIB STD-B25第1部の4.3.3章コマンド/レスポンスの4.3.3.5パラメータ表に記載されない新たなICカード指示により、統合ICカード6が受信装置1に指示を行ったが、受信装置1が指示に反応した場合、受信装置1はサーバ型放送に対応と判定する。
(2)受信装置1はARIB STD-B25第1部の4.3.3章コマンド/レスポンスに記載されない新たなコマンドを、統合ICカード6が差し込まれた際、あるいは受信装置1の電源が入った際などの初期通信が必要な条件において発行するものとし、受信装置1がこの新たなコマンドを発行した場合、受信装置1はサーバ型放送に対応と判定する。
デスクランブラ部104でデスクランブル処理するためのスクランブル鍵の取得方法について説明する。統合ICカード6のS−CASカード機能部は、ネットワークI/F108、インターネット端末3を介してサーバと通信する。このサーバと受信装置1、実際には統合ICカード6が通信する内容は例えば下記である。
(1)サーバからのライセンス取得処理(EMMの取得処理)。受信装置1が当該サーバからコンテンツの提供を受ける権利があることをサーバに認識させるための処理であり、従来の放送におけるEMMの取得処理にあたる。すなわち従来の放送では、視聴契約に応じて定期的にEMMが取得できるように、放送提供側から放送信号でEMMを伝送し受信装置1に受信させていたものを、サーバ型放送にサービスにおいては受信装置1からサーバにアクセスし、EMMを取得するものである。
このライセンス取得処理には、暗号を利用した既存の処理方法を使用するものとし、例えば、Public Key Infrastructure(PKI)など公開鍵暗号技術と電子署名を使って、インターネットで安全な通信ができるようにするための方法により行えばよい。このほか共通鍵暗号方式を利用した認証処理方法でも良い。なお、共通鍵暗号方式を利用した認証処理方法を使用する場合には、このサーバとのライセンス取得処理に先立って、統合ICカード6と当該サーバが事前に共通鍵を秘密裏に共有しておく必要がある。
このライセンス取得処理において、以後のコンテンツの提供を受ける際に使用するECMを復号するためのワーク鍵をサーバと受信装置1間で共有する。このワーク鍵は従来の放送におけるECMの復号鍵と同様である。
このライセンス取得処理において、以後のコンテンツの提供を受ける際に使用するECMを復号するためのワーク鍵をサーバと受信装置1間で共有する。このワーク鍵は従来の放送におけるECMの復号鍵と同様である。
(2)スクランブル鍵の取得処理(ECMの取得処理)。サーバからのライセンス取得処理の結果、当該受信装置1がコンテンツの提供を受ける権利があるとサーバに認識され、受信装置1がEMMを取得した以後、コンテンツをデスクランブルするためのスクランブル鍵を取得する処理である。このスクランブル鍵は従来の放送におけるECMと同様に、ECM内の情報の一部として提供され、受信装置1では前記ライセンス取得処理で取得したワーク鍵を使用してECMを復号し、スクランブル鍵を取得する。この暗号処理には例えば共通鍵暗号方式を使用する。
(ネットワーク接続時の現行法送受信の処理フロー)
以上説明した例は、受信装置1がサーバ型放送のサービスのみに対応した状態で機能した場合であるが、次に受信装置1がサーバ型放送に対応した場合であってネットワーク接続されている場合を説明する。この場合には、統合ICカード6はB−CASカード機能部61が動作し、S−CASカード機能部62は視聴実績をインターネット経由で視聴情報を放送局側の視聴者管理部に送付するため動作する。なお、統合ICカード6内の機能を説明する都合上、B−CASカード機能部61、S−CASカード機能部62等の記載をしているが、実際には統合ICカード6はいわゆるマイコンシステムであり、B−CASカード機能部61、S−CASカード機能部62等は、例えばそれぞれ別のアプリケーションもしくはサブルーチンとして動作するものである。従って何れの機能を動作させるのかは、統合ICカード6の例えば上位のアプリケーションもしくはメインプログラムとして動作するものであり、これは図8に示すような処理フローとなる。
以上説明した例は、受信装置1がサーバ型放送のサービスのみに対応した状態で機能した場合であるが、次に受信装置1がサーバ型放送に対応した場合であってネットワーク接続されている場合を説明する。この場合には、統合ICカード6はB−CASカード機能部61が動作し、S−CASカード機能部62は視聴実績をインターネット経由で視聴情報を放送局側の視聴者管理部に送付するため動作する。なお、統合ICカード6内の機能を説明する都合上、B−CASカード機能部61、S−CASカード機能部62等の記載をしているが、実際には統合ICカード6はいわゆるマイコンシステムであり、B−CASカード機能部61、S−CASカード機能部62等は、例えばそれぞれ別のアプリケーションもしくはサブルーチンとして動作するものである。従って何れの機能を動作させるのかは、統合ICカード6の例えば上位のアプリケーションもしくはメインプログラムとして動作するものであり、これは図8に示すような処理フローとなる。
図8は、受信装置1がネットワーク接続時において現行法送を受信する際の処理の1例を示すフローチャートである。
受信装置1に統合ICカード6が差し込まれた際、あるいは受信装置1の電源が入った際などにおいて、受信装置1では統合ICカード6を初期リセット処理、すなわちATR(Answer To Reset)処理する。このATR処理に続いて、例えば前述のように統合ICカード6からのICカード指示により、受信装置1がサーバ型放送に対応しているか否か、またネットワーク接続されているか否かを統合ICカード6が把握するものとする。以上がステップS101の処理である。
次にステップS102で、現行の放送を受信するのか否かの判定を行う。サーバ型放送を受信する場合にはステップS103に進むが、ここでの説明は省略する。
現行の放送を受信する場合にはステップS104に進み、ステップS104では月ぎめ視聴などの条件で選択した番組を視聴可能であるのか否かを判定する。視聴判定には前述の通り、EMM、ECMを使用して判定する。この判定の結果、視聴可能である場合にはステップS106に、視聴不可である場合にはステップS105に進む。
ステップS104で視聴不可であった場合、ステップS105ではPPVによる視聴が可能かどうかを判定する。すなわちオンスクリーンディスプレイ表示部等を通じて視聴者に当該番組がPPV番組であること、また番組の料金もあわせてオンスクリーンディスプレイ表示部等を通じて視聴者に提示されたうえで、視聴者に購入の意思確認を行い、リモコン等による入力を待つ処理がステップS105である。なお契約の形態によってはPPV購入不可の場合もあり、その場合にはステップS105では視聴者の購入意思の確認を受けることなく視聴不可となる。
このステップS105において視聴者がPPV購入の意思を示した場合には視聴可であり、ステップS106に進む、購入しなかった場合には視聴不可であり、図8に示す処理は終了である。
ステップS106ではECM内のスクランブル鍵を取り出し、統合ICカード6から出力する。受信装置1では出力されたスクランブル鍵を使用し、当該番組を視聴可能となる。
次にステップS107へ進み、受信装置1がサーバ型放送に対応しているか否かによる分岐を行う。これについては、ステップS101の処理において統合ICカード6は、既に受信装置1の状況を把握し終えており、あらためて確認する必要はないが、このPPV視聴開始した以降のタイミングで、再度、統合ICカード6からのICカード指示等により確認しても良いものとする。この分岐条件で、受信装置1がサーバ型放送に対応していない場合にはステップS111へ、受信装置1がサーバ型放送に対応している場合にはステップS108へ進む。
次にステップS108へ進み、受信装置1がネットワーク接続されているか否かによる分岐を行う。これについては、ステップS101の処理において統合ICカード6は、既に受信装置1の状況を把握し終えており、あらためて確認する必要はないが、このPPV視聴開始した以降のタイミングで、再度、統合ICカード6からのICカード指示等により確認しても良いものとする。この分岐条件で、受信装置1がネットワーク接続されていない場合にはステップS111へ、受信装置1がネットワーク接続されている場合にはステップS109へ進む。
次にステップS109では、今回視聴したPPV番組の視聴情報を、ネットワークI/F19、インターネット端末3を介してネットワーク接続した視聴者管理部に回収させ、ステップS110で回収が正常に行われたかどうかを判定する。
ステップS110で回収が正常に行われた場合には図8に示す処理は終了である。なおステップS106に示すスクランブル鍵の出力は番組の終了まで継続される。しかし回収が正常に行われなかった場合には、ステップS111にて視聴情報を統合ICカード6のB−CASカード機能部内に記憶し、次回のPPV視聴時に再度ネットワークI/F19、インターネット端末3を介してネットワーク接続した視聴者管理部に回収を実施するか、もしくは電話モデム20を通じて回収を実施する。いずれの回収を実施するのかは例えば以下の何れかとする。
(1)回収の実施は、
・予め決められたもしくはEMMで指定された例えば月1回の回収タイミングを受信装置1もしくは統合ICカード6が管理し、回収するか
・統合ICカード6内の視聴情報メモリが満杯になる/なりそうな場合に回収する
ものであり、この回収タイミングと次回のPPV視聴時のいずれが早いのかであって、PPV視聴が早い場合には再度ネットワークI/F19、インターネット端末3を介してネットワーク接続した視聴者管理部に回収を実施する。なお、ネットワーク接続できなかった場合も含め、前記による回収の実施以外は電話モデム20を通じて回収する。
・予め決められたもしくはEMMで指定された例えば月1回の回収タイミングを受信装置1もしくは統合ICカード6が管理し、回収するか
・統合ICカード6内の視聴情報メモリが満杯になる/なりそうな場合に回収する
ものであり、この回収タイミングと次回のPPV視聴時のいずれが早いのかであって、PPV視聴が早い場合には再度ネットワークI/F19、インターネット端末3を介してネットワーク接続した視聴者管理部に回収を実施する。なお、ネットワーク接続できなかった場合も含め、前記による回収の実施以外は電話モデム20を通じて回収する。
(2)回収の実施は、
・予め決められたもしくはEMMで指定された例えば月1回の回収タイミングを受信装置1もしくは統合ICカード6が管理し、回収するか
・統合ICカード6内の視聴情報メモリが満杯になる/なりそうな場合に回収する
ものであり、一方インターネット端末3を介してネットワーク接続した視聴者管理部に回収の実施は、
・予め決められた定期的なタイミング(24時間ごと)もしくは統合ICカード6を初期リセット、すなわちATR処理の後に実施することとし、
それぞれ到来するタイミングにおいて、ネットワークI/F19、インターネット端末3を介して回収を実施する。なおネットワークI/F19、インターネット端末3を介しての回収を実施するタイミングにおいて、統合ICカード6の視聴情報メモリに情報の蓄積が無い場合回収を実施することはしない。また、ネットワーク接続できなかった場合も含め、前記による回収の実施以外は電話モデム20を通じて回収する。
・予め決められたもしくはEMMで指定された例えば月1回の回収タイミングを受信装置1もしくは統合ICカード6が管理し、回収するか
・統合ICカード6内の視聴情報メモリが満杯になる/なりそうな場合に回収する
ものであり、一方インターネット端末3を介してネットワーク接続した視聴者管理部に回収の実施は、
・予め決められた定期的なタイミング(24時間ごと)もしくは統合ICカード6を初期リセット、すなわちATR処理の後に実施することとし、
それぞれ到来するタイミングにおいて、ネットワークI/F19、インターネット端末3を介して回収を実施する。なおネットワークI/F19、インターネット端末3を介しての回収を実施するタイミングにおいて、統合ICカード6の視聴情報メモリに情報の蓄積が無い場合回収を実施することはしない。また、ネットワーク接続できなかった場合も含め、前記による回収の実施以外は電話モデム20を通じて回収する。
統合ICカード6において、ICカード内の不揮発メモリ領域の少なくとも一部をS−CAS用すなわちサーバ型放送用に使用するメモリとB−CAS用すなわち従来の放送受信用に使用するメモリとの共用とし、統合ICカード6が図4に示す受信装置1で使用される場合には、B−CAS用として使用するメモリの容量を増やし、統合ICカード6が図1もしくは図6の受信装置1に使用され、ネットワーク接続されている場合には、S−CAS用として使用するメモリの容量を増やすことができる。
具体的にはB−CAS用として使用するメモリは、B−CAS用視聴情報メモリとして使用し、S−CAS用として使用するメモリは、S−CAS用のリボケーションリスト、クライアント証明書、サーバ証明書メモリとして使用する。ここでリボケーションリストとは使用不可の受信機を示すリストであって、受信装置1に個別あるいは機種ごとなどの単位で個別のIDや鍵が割り付けられ、受信装置1内の不揮発なメモリ内に製造時等において書き込まれており、その個別性ごとに放送提供側が受信機能の無効化を施すためのリストである。例えば、受信機の出力機能として放送局がSI/PSI等で設定したコピー制御情報(コピー1回、コピー不可など)の情報に受信機が反応しないように改造されてしまうなど、放送提供側として許容できない状態になった場合に個別のIDをリボケーションリストに掲載し統合ICカード6に伝送する。リボケーションリストを受信した統合ICカード6は、カード内の不揮発メモリに記憶し、ATR処理時など受信処理時に行う受信装置1との認証処理時等で受信装置1の個別のIDを受信し、カード内の不揮発メモリに記憶したリボケーションリストと比較して、視聴可能か否かの判定を行う。なおリボケーションリストの伝送にあたっては例えば、EMM、ECMに多重するなど、暗号化して放送局から統合ICカード6まで改ざん無く伝送される必要がある。
クライアント証明書は、ATR処理時など受信処理時に行う統合ICカード6と受信装置1との認証処理をPKIで行う場合に使用する情報、サーバ証明書は、視聴情報収集時や、サーバ型放送視聴時に統合ICカード6とサーバとの認証処理をPKIで行う場合に使用する情報である。
前記統合ICカード6と受信装置1との認証処理とは、例えば図9に示すような処理である。図9は、認証方法として公開鍵を利用した場合であって、例えばPKI(Public Key Infrastructure)が利用されている。PKIにおいては、信頼のおける機関による証明書を利用することが必要である。図9の58がその証明書である。本受信機認証においては、統合ICカードを提供する団体が証明書を発行しても良いし、その他の信頼のおける機関が発行しても良い。前記クライアント証明書とは、この58がそれに相当する証明書である。
このPKIを使用した認証の一例を以下に示す。
(1)統合ICカードは、受信機から取得した受信機の証明書と受信機の公開鍵を51にて検証する。この受信機の証明書には、少なくとも受信機の公開鍵と信頼のおける機関(認証局:Certification Authority、以下CAと記す)によるデジタル署名が入っており、統合ICカードは受信機の証明書内の受信機の公開鍵と受信機から取得した受信機の公開鍵とが同一であるかどうかを評価する。同じであるならば、統合ICカードは当該受信機が正当な公開鍵を少なくとも保有していることがわかる。以上、ここまでである程度の検証はできるが、より安全に認証するために、例えば引き続き以下の処理を行う。
(2)次に統合ICカードは、乱数生成器53にて乱数rを生成するとともに、暗号器52において受信機の公開鍵にて暗号化した後、受信機に渡す。なお、乱数rは生成の都度異なるものとなるようにするほうが望ましい。すなわち前回の認証処理において仮に乱数rや暗号化後データを盗聴することができても今回の認証において流用することを不可能とするためである。
(3)受信機は、受信機の公開鍵にて暗号化された乱数rを、復号器511において受信機の秘密鍵にて復号化する。
(4)続いて受信機は、復号化し得られた乱数r’を暗号器512において統合ICカードの公開鍵にて暗号化した後、統合ICカードへ渡す。
(5)統合ICカードでは復号器55において、統合ICカードの秘密鍵にて復号化する。この復号した結果が、乱数生成器53にて生成した乱数rと一致するか否かを検証部57にて検証する。もし一致すれば、当該受信機は受信機の公開鍵とペアになる秘密鍵を所有しており、この秘密鍵にて復号処理し、統合ICカードで生成した乱数rを取得できたということが確認できたことになる。
以上説明した認証の一例では、受信機の証明書で証明されるのは、受信機の公開鍵のみであったが、受信機の証明書に有効期限をつける場合もある。すなわち、統合ICカードにおいて受信機の証明書を使用した検証を行う際に、受信機の証明書内の有効期限を参照し、有効期限が切れた受信機の証明書を拒否する場合もあり得る。これはセキュリティー管理の観点から、受信機の証明書を定期的に更新することを要求する場合の例である。受信機の証明書に有効期限がつけられた場合には、受信機は、例えば最新の受信機の証明書を図1に示すインターネットを通じて受信機の証明書を配布するサーバーにアクセスし、取得する。
1、受信装置 2、アンテナ 3、インターネット端末 4、電話回線端末
5、リモコン 6、統合ICカード 11、CPU 12、メモリ 13、通信部
14、カード用I/F 15、信号変換部 16、画像表示部 17、音声発生部
18、受信部 19、ネットワークI/F 20、電話モデム 21、リモコン用I/F
61、B−CASカード機能部 62、S−CASカード機能部 63、切替部
101、選局部 102、切替部 103、分離部 104、デスクランブラ部
105、デコーダ部 106、モニタ部 107、スピーカ部
108、フィルタリング部 109、ID記憶部 110、システムコントロール
141、カードスロット 161、モニタ 171、スピーカ
611、621、ECM復号部 612、622、EMM復号部 613、Kmiメモリ
614、EMMメモリ 615、視聴可否判定部 616、視聴情報メモリ
623、Kpsメモリ
5、リモコン 6、統合ICカード 11、CPU 12、メモリ 13、通信部
14、カード用I/F 15、信号変換部 16、画像表示部 17、音声発生部
18、受信部 19、ネットワークI/F 20、電話モデム 21、リモコン用I/F
61、B−CASカード機能部 62、S−CASカード機能部 63、切替部
101、選局部 102、切替部 103、分離部 104、デスクランブラ部
105、デコーダ部 106、モニタ部 107、スピーカ部
108、フィルタリング部 109、ID記憶部 110、システムコントロール
141、カードスロット 161、モニタ 171、スピーカ
611、621、ECM復号部 612、622、EMM復号部 613、Kmiメモリ
614、EMMメモリ 615、視聴可否判定部 616、視聴情報メモリ
623、Kpsメモリ
Claims (5)
- 放送電波を介して受信される暗号化されたデジタル放送を視聴するための第1のスクランブル鍵を発生する第1スクランブル鍵発生部と、
インターネットを介して受信される暗号化されたサーバ型放送を視聴するための第2のスクランブル鍵を発生する第2スクランブル鍵発生部と、を備えることを特徴とする限定受信放送用ICカード。 - マスター鍵情報を記憶するマスター鍵記憶部と、
前記マスター鍵記憶部に記憶されたマスター鍵情報を用いて放送電波に含まれる暗号化されたEMM信号を復号する第1のEMM復号部と、
前記第1のEMM復号部により復号された第1のEMM復号信号に含まれる第1のワーク鍵情報を用いて放送電波に含まれる暗号化されたECM信号を復号する第1のECM復号部と、
前記第1のEMM復号信号と前記第1のECM復号部により復号された第1のECM復号信号とよりコンテンツ視聴の可否を判定し、所定の要件を満たすときのみ前記第1のECM復号信号より暗号化された放送電波に含まれるコンテンツ信号を復号するスクランブル鍵を発信するコンテンツ視聴可否判定部と、
秘密鍵情報を記憶する秘密鍵記憶部と、
前記秘密鍵記憶部に記憶された秘密鍵情報を用いてネットワークを介して受信した信号に含まれる暗号化されたEMM信号を復号する第2のEMM復号部と、
前記第2のEMM復号部により復号された第2のEMM復号信号に含まれる第2のワーク鍵情報を用いてネットワークを介して受信した信号に含まれる暗号化されたECM信号を復号し、暗号化された放送電波に含まれるコンテンツ信号を復号するスクランブル鍵を含む復号された第2のECM復号信号を発信する第2のECM復号部と、を備えることを特徴とする限定受信放送用ICカード。 - デジタル放送電波を受信する放送電波受信部と、
前記放送電波受信部より受信したデジタル放送電波に含まれる第1のECM信号と第1のEMM信号を分離する信号分離部と、
インターネット回線と接続して第2のECM信号と第2のEMM信号を含むコンテンツ信号を受信するインターネット回線接続部と、
前記第1のECM信号と前記第1のEMM信号とを復号して前記デジタル放送電波に含まれる暗号化されたコンテンツ信号を復号化する第1のスクランブル鍵、及び前記第2のECM信号と前記第2のEMM信号とを復号して前記インターネット回線を介して受信した暗号化されたコンテンツ信号を復号化する第2のスクランブル鍵を発生する限定受信放送用ICカードと接続するICカード接続部と、
前記ICカード接続部と接続された前記限定受信放送用ICカードより発生された第1のスクランブル鍵を用いた前記デジタル放送電波に含まれる暗号化されたコンテンツ信号の復号化、或いは前記限定受信放送用ICカードより発生された第2のスクランブル鍵を用いた前記インターネット回線を介して受信した暗号化されたコンテンツ信号の復号化を行うコンテンツ信号復号部と、を備えることを特徴とする受信装置。 - 前記ICカード接続部は、前記限定受信放送用ICカードに蓄積された視聴情報を前記限定受信放送用ICカードより受信して公衆電話回線を介して前記デジタル放送電波の送信事業者へ通知させることを特徴とする請求項3記載の受信装置。
- 前記ICカード接続部は、インターネット回線と接続可能な際には前記視聴情報を前記限定受信放送用ICカードに蓄積されることなく前記限定受信放送用ICカードより受信してインターネット回線を介して前記デジタル放送電波の送信事業者へ通知させることを特徴とする請求項4記載の受信装置。
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