JP2007011904A - テーマパーク管理装置、テーマパーク管理方法、テーマパーク管理プログラム、および記録媒体 - Google Patents

テーマパーク管理装置、テーマパーク管理方法、テーマパーク管理プログラム、および記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】テーマパークにおける利用効率の向上を図ること。
【解決手段】テーマパーク管理装置110は、テーマパーク内の任意のアトラクションへの入場待ちをしている利用者の現在位置情報を利用者の通信端末120から取得する取得部101と、取得部101によって取得された現在位置情報に基づいて、入場待ちアトラクションに入場可能となるまでの待ち時間を算出する待ち時間算出部102と、待ち時間算出部102によって算出された入場待ちアトラクションの待ち時間および入場待ちアトラクション以外の他のアトラクションの待ち時間を利用者の通信端末120に送信する送信部104と、を備えることを特徴とする。
【選択図】 図1−1

Description

この発明は、テーマパーク管理装置、テーマパーク管理方法、テーマパーク管理プログラム、および記録媒体に関する。ただし、この発明の利用は、前述のテーマパーク管理装置、テーマパーク管理方法、テーマパーク管理プログラム、および記録媒体に限らない。
従来より、テーマパークにおける各アトラクションの利用に際しての利便性の向上を図るようにした技術がある。たとえば、利用者によってアトラクションの予約がなされた場合に、当該アトラクションにおける待ち人数を考慮した待ち時間を算出し、この待ち時間が到来した時点でその旨を利用者に報知するようにした技術がある(たとえば、下記特許文献1参照。)。
特開2003−242394号公報
ところで、テーマパークの利用に際しては、予約をせずに利用したいアトラクションまで行き、そこではじめて当該アトラクションが混雑していることを知る、という状況が想定される。しかしながら、従来の技術では、利用者によってアトラクションの予約がなされた場合に、予約がなされたアトラクションに限って待ち人数を考慮した待ち時間が算出されるため、上述した状況においては効果的な活用を望めないという問題が一例として挙げられる。
請求項1の発明にかかるテーマパーク管理装置は、テーマパーク内の任意のアトラクションへの入場待ちをしている利用者の現在位置情報を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された現在位置情報に基づいて、前記利用者が入場待ちしているアトラクション(以下、「入場待ちアトラクション」という)に入場可能となるまでの待ち時間を算出する待ち時間算出手段と、前記待ち時間算出手段によって算出された前記入場待ちアトラクションの待ち時間と、前記入場待ちアトラクション以外の他のアトラクションの待ち時間とを、前記利用者の通信端末に送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
請求項8の発明にかかるテーマパーク管理方法は、テーマパーク内の任意のアトラクションへの入場待ちをしている利用者の現在位置情報を取得する取得工程と、前記取得工程によって取得された現在位置情報に基づいて、前記利用者が入場待ちしているアトラクション(以下、「入場待ちアトラクション」という)に入場可能となるまでの待ち時間を算出する待ち時間算出工程と、前記待ち時間算出工程によって算出された前記入場待ちアトラクションの待ち時間と、前記入場待ちアトラクション以外の他のアトラクションの待ち時間とを、前記利用者の通信端末に送信する送信工程と、を含んだことを特徴とする。
請求項9の発明にかかるテーマパーク管理プログラムは、請求項8に記載のテーマパーク管理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項10の発明にかかる記録媒体は、請求項9に記載のテーマパーク管理プログラムをコンピュータによる読み取り可能に記録したことを特徴とする。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるテーマパーク管理装置、テーマパーク管理方法、テーマパーク管理プログラム、および記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。まず、この実施の形態にかかるテーマパーク管理システムの機能的構成について説明する。
(テーマパーク管理システムの機能的構成)
図1−1は、この実施の形態にかかるテーマパーク管理システムの機能的構成を示すブロック図である。図1−1において、テーマパーク管理システム100は、テーマパーク管理装置110と通信端末120とから構成されている。テーマパーク管理装置110は、テーマパークの各アトラクションにおける混雑状況などを管理する。ここで、テーマパークは、複数のアトラクションを敷地内に有する。
また、アトラクションとは、たとえば、遊園地、動物園、飲食店、映画館その他何らかのテーマに沿った集客能力を有する施設である。遊園地ではジェットコースターや観覧車などが挙げられる。また、アトラクションは、この他、利用者が鑑賞する形態のアトラクションであってもよいし、乗り物に乗車するなど利用者の何らかの行動を伴う形態のアトラクションであってもよい。利用者とは、テーマパーク内に入園した者であり、より詳細には、通信端末120を携帯する者である。また利用者は、単独の他、複数の利用者からなるグループであってもよい。
また、通信端末120とは、利用者が携帯することが可能な可搬型のコンピュータ端末である。通信端末120は、テーマパーク管理装置110との間で、直接あるいは、各アトラクションのゲート装置を介して間接的に通信することができる。この通信端末120は、利用者の入園時などにテーマパーク側から貸与されるものであってもよいし、利用者が所有する携帯電話機であってもよい。また、通信端末120は、利用者1人1人がそれぞれ有していてもよく、グループに1台であってもよい。
この実施の形態にかかるテーマパーク管理装置110は、取得部101と、待ち時間算出部102と、情報収集部103と、送信部104と、決定部105と、探索部106と、を備える。
取得部101は、テーマパーク内の任意のアトラクションへの入場待ちをしている利用者の現在位置情報を利用者の通信端末120から取得する。ここで、利用者の現在位置情報は、利用者の現在位置を特定するとともに利用者を識別することが可能な情報である。利用者の現在位置は、具体的には、たとえば、地点座標や地点の緯度・経度を示す情報などによって特定される。利用者の現在位置を特定する情報は、地点座標や地点の緯度・経度を示す情報などのように利用者の現在位置を直接示す情報であってもよいし、現在位置情報の受信箇所に対する相対的な位置を示す情報であってもよい。
利用者の現在位置情報として、現在位置情報の受信箇所に対する相対的な位置を示す情報を取得した場合、たとえば、三角法を用いた算出によって、利用者の現在位置を特定することができる。具体的には、たとえば、取得部101によって、利用者を識別する情報(以下、「識別情報」という)を複数の受信箇所において受信し、各受信箇所における受信時刻から、各受信箇所と通信端末120との距離の比を算出することによって、利用者の現在位置を算出することができる。
ここで、利用者の現在位置の算出には、同一のタイミングで出力された識別情報を用いる。これは、移動前の位置から出力された識別情報と移動後の位置から出力された識別情報とを用いて利用者の現在位置を算出した場合、その算出結果が不正確なものとなるからである。このため、取得部101は、識別情報の受信に際し、当該識別情報の通信端末120からの出力タイミングを特定できる情報(以下、「タイミング情報」という)を受信する。
このタイミング情報は、識別情報が出力された時刻を示す情報であってもよいし、以前に出力した識別情報ではないことを示す別の情報であってもよい。また、タイミング情報は、テーマパークにおいて、通信端末120と取得部101との通信に要する時間が最も長い場合の通信時間よりも長い間隔であれば、同一のタイミング情報を繰り返し用いてもよい。これにより、利用者の現在位置の算出確度を維持するとともに、たとえば、識別情報を出力した時刻を示す情報を用いる場合と比較して、データ量を少なく抑えることができる。
なお、識別情報とは、たとえば、通信端末120に関する情報や通信端末120を携帯する利用者に関する情報である。より具体的には、通信端末120に関する情報は、たとえば、コード番号のように、個々の通信端末120の個体情報である。同様に、利用者に関する情報とは、たとえば、利用者の氏名、連絡先、決済カードの番号など、利用者を識別することができる情報である。
また、グループで1台の通信端末120を有する運用形態である場合、利用者の現在位置情報には、グループを構成する人数を示す情報が含まれていてもよい。また、この場合、利用者の現在位置情報には、グループを構成する各個人の性別、年齢、互いの関係などを示す情報が含まれていてもよい。
加えて、利用者が入場待ちをしているか否かは、利用者の現在位置情報から判断することができる。具体的には、たとえば、利用者の現在位置が、各アトラクションにおいて、入場待ちしている利用者が誘導される通路(以下、「入場待ち通路」という)上にあるか否かを判断することによって、利用者が入場待ちをしているか否かを判断することができる。他に、具体的には、たとえば、利用者の現在位置が、各アトラクションから一定距離範囲内に一定時間以上継続して存在したか否かを判断することによって、利用者が入場待ちをしているか否かを判断することができる。
他に、利用者の現在位置は、たとえば、利用者が各アトラクションにおける入場用のゲート装置を通過する際に、入場用のゲート装置と通信端末120との間で通信をおこなって識別情報を取得することによっても取得することができる。この場合、入場したアトラクションの位置が利用者の現在位置となり、この現在位置を示す情報および識別情報を含む情報が現在位置情報となる。
また、この場合、識別情報を取得したタイミング(時刻や順序など)から、どの利用者が入場待ち列の何番目にいるのかを判断することができる。なお、この場合、退場用のゲート装置と通信端末120との間でも通信をおこない、アトラクションから退場した利用者を取得した識別情報を用いて特定する。具体的には、入場用および退場用のゲート装置において取得した識別情報から、アトラクション内にいる利用者およびその入場順序を特定する。そして、入場順序の早い利用者から定員分の人数を差し引いた利用者から以降の利用者が入場待ちをしていると判断する。
待ち時間算出部102は、取得部101によって取得された利用者の現在位置情報に基づいて、入場待ちアトラクションに入場可能となるまでの待ち時間を算出する。待ち時間は、たとえば、待ち時間の算出対象となる利用者よりも先に入場待ちをしている待ち人数(以下、「先行待ち人数」という)に基づいて算出することができる。先行待ち人数を用いて待ち時間を算出する場合、具体的には、たとえば、先行待ち人数を1稼働あたりの利用可能人数で除算した値に、アトラクションを利用した場合の所要時間を乗算することによって算出することができる。
ここで、先行待ち人数は、各アトラクションにおいて入場待ちの列を形成する利用者(以下、「一般者」という)の人数に加えて、当該アトラクションの利用を予約している利用者(以下、「予約者」という)の人数を含んでいてもよい。一般者の人数は、たとえば、利用者の現在位置から算出することができる。具体的には、たとえば、入場待ちアトラクションの入場ゲートと算出対象となる利用者の現在位置との間に位置する利用者を一般者の人数として算出する。
他に、一般者は、入場用および退場用のゲート装置において取得した識別情報およびこの識別情報を取得したタイミング(時刻や順序など)から判断することもできる。具体的には、入場待ちをしていると判断される利用者のうち、算出対象となる利用者の識別情報よりも早いタイミングで取得した識別情報によって特定される利用者が一般者となる。
また、予約者の人数は、具体的には、たとえば、アトラクションごとの予約者の人数を記憶するテーブルを設け、このテーブルを待ち人数の検出に際して参照することによって取得することができる。この場合、テーブルは、たとえば、10分間隔などのように定期的に更新する。なお、グループに1台の通信端末120を有する運用形態の場合、一般者および予約者の人数は各グループを構成する人数を考慮してカウントする。
先行待ち人数を用いて待ち時間を算出する場合、待ち時間は、たとえば、先行待ち人数を利用可能人数で除算した値の整数部分に、所要時間を乗算することによって算出される。ここで、先行待ち人数を利用可能人数で除算した値の整数部分は、入場可能となるまでにアトラクションが稼働する回数を示す。なお、待ち時間には、現在稼働中のアトラクションにおけるイベントが終了するまでの時間が含まれていてもよい。
図1−2は、待ち時間の算出方法について説明する説明図である。図1−2においては、1稼働あたりの利用可能人数(定員)が15人、所要時間が10分のアトラクション150を例に説明する。図1−2中人物の頭上の数字は、待っている順番を表している。なお、図1−2では、一般者のみを考慮した場合の算出例を説明する。
たとえば、99人の利用者151が入場待ちしている最後尾に並んだ利用者152の待ち時間は、既にならんでいる利用者99人が先行待ち人数となり、この値を利用可能人数(15人)で除算した値が99÷15=6.6となるため、100人目となる利用者152の待ち時間は整数部分の6に、所要時間を乗算した6×10=60分となる。これに対し、34番目に並んでいる利用者153の場合、先行待ち人数は33人となるため、33÷15=2.2の整数部分の2に、所要時間を乗算した2×10=20分が待ち時間となる。
また、待ち時間は、たとえば、入場待ちアトラクションの入場ゲートから利用者の現在位置までの距離(以下、「待ち列距離」という)に基づいて算出することができる。この場合、入場待ちアトラクションの入場ゲートの位置は既知であるが、利用者の現在位置は適宜算出する。具体的には、待ち列距離は、たとえば、入場待ち通路が直線形状である場合には、入場待ちアトラクションの入場ゲートから利用者の現在位置までの直線距離であり、入場待ち通路が蛇行した形状である場合には蛇行分を考慮した距離となる。待ち列距離は、入場待ち通路の形状や長さなどを記憶するファイルを設けておき、利用者の現在位置が入場待ち通路のどこにあるかを特定することで、入場待ち通路の形状を問わず算出することができる。
待ち列距離を用いて待ち時間を算出する場合、たとえば、単位距離あたりの待ち時間に待ち列距離を乗算することによって算出する。ここで、単位距離あたりの待ち時間は、入場待ちしている利用者が、単位距離を進むために要する時間である。単位距離あたりの待ち時間は、テーマパーク管理者によってあらかじめ設定された値である。単位距離あたりの待ち時間は、アトラクションの1稼働あたりの利用可能人数、所要時間、入場待ち通路の形状などに応じて設定される。
単位距離あたりの待ち時間は、たとえば、1稼働あたりの利用可能人数が多いアトラクションほど短い時間に設定される。また、単位距離あたりの待ち時間は、たとえば、所要時間が長いほど長い時間に設定される。加えて、単位距離あたりの待ち時間は、たとえば、階段などの段差があったりくねくねと曲がっていたりなど、平坦な直線通路と比較して、入場待ち通路の形状が複雑であるほど長い時間に設定される。待ち列距離を用いた待ち時間の算出の具体例として、たとえば、単位距離あたりの待ち時間が2分/m、待ち列距離が10mである場合、待ち時間算出部102は、2×10=20分を入場待ち時間として算出する。
情報収集部103は、テーマパーク内の各種情報を収集する。情報収集部103は、たとえば、入場待ちアトラクション以外の他のアトラクションの待ち時間を、テーマパーク内の各種情報として収集する。ここで、他のアトラクションの待ち時間は、たとえば、他のアトラクションの入場ゲートから当該アトラクションにおける入場待ち列の最後尾までの距離あるいは他のアトラクションの現在の入場待ち人数を用いて、上述の入場待ち時間の算出と同様にして算出してもよい。
ところで、実際に、入場待ちアトラクションから他のアトラクションへ移動する場合、他のアトラクションの入場待ちの列の最後尾に並ぶまでには当該他のアトラクションまでの移動時間を要する。このため、他のアトラクションの待ち時間には、当該他のアトラクションまでの移動時間が含まれていてもよい。
また、情報収集部103は、テーマパーク内の各種情報として、たとえば、テーマパーク内でおこなわれるパレードなど、時間帯を限定しておこなわれるイベントの情報を収集してもよい。この場合、情報収集部103は、具体的には、たとえば、イベントの開催時間、開催場所および観覧に適したポイントなどの情報を収集してもよい。さらに、情報収集部103は、テーマパーク内の各種情報として、たとえば、テーマパーク内の飲食店や土産物店などの店舗におけるサービス情報を収集してもよい。
具体的に、たとえば、或る店舗において時間帯を限定した割引サービスがある場合、情報収集部103は、店舗名、店舗の場所、サービス内容および当該サービスが受けられる時間帯などの情報を収集する。情報収集部103によって収集された各種情報は、たとえば、送信部104によって利用者の通信端末120に送信するなどして利用する。他に、情報収集部103によって収集された各種情報は、たとえば、テーマパーク内の掲示板などを用いた混雑案内などに利用してもよい。
送信部104は、待ち時間算出部102によって算出された入場待ちアトラクションの待ち時間と、入場待ちアトラクション以外の他のアトラクションの待ち時間(情報収集部103によって収集された待ち時間)とを、利用者の通信端末120に送信する。送信される待ち時間は、テーマパークにおけるすべてのアトラクションの待ち時間であってもよいし、入場待ちアトラクションの近くにあるアトラクションなど、テーマパークにおける一部のアトラクションの待ち時間であってもよい。送信された待ち時間は、通信端末120によって表示するなどして、利用者に報知される。
決定部105は、待ち時間算出部102によって算出された入場待ちアトラクションの待ち時間と、入場待ちアトラクション以外の他のアトラクションの待ち時間とに基づいて、他のアトラクションの中から推奨するアトラクション(以下、「推奨アトラクション」という)を決定する。決定部105は、たとえば、他のアトラクションのうち入場待ちアトラクションよりも待ち時間が短いアトラクションを、推奨アトラクションに決定する。
また、決定部105は、たとえば、他のアトラクションのうち入場待ちアトラクションの内容と関連するアトラクションを、推奨アトラクションに決定するようにしてもよい。さらに、決定部105は、他のアトラクションのうち入場待ちアトラクションからの移動距離が少ないアトラクションを、推奨アトラクションに決定するようにしてもよい。
加えて、たとえばパレードなどのイベントがおこなわれる時間帯であれば、決定部105は、パレードなどの時間帯を限定しておこなわれるイベントを推奨アトラクションとして決定するようにしてもよい。なお、上述した送信部104は、決定部105によって決定された推奨アトラクションの待ち時間を、入場待ちアトラクションの待ち時間とともに、利用者の通信端末120に送信する。
ここで、待ち時間が報知された場合には、利用者によって、入場待ちアトラクション以外の他のアトラクションを指定することができるようにしてもよい。他のアトラクションの指定は、たとえば、アトラクション名を入力することによっておこなう。待ち時間を報知した結果、利用者によってアトラクションが指定された場合、通信端末120は、利用者によって指定されたアトラクション(以下、「指定アトラクション」という)に関する情報を、テーマパーク管理装置110に送信する。
なお、指定アトラクションに関する情報とは、たとえば、テーマパークにおけるいずれかのアトラクションを特定する情報である。特定されるアトラクションは1つであってもよいし複数であってもよい。また、指定アトラクションに関する情報には、当該指定アトラクションへの移動をおこなう(または希望する)旨の情報が含まれていてもよい。通信端末120から送信された指定アトラクションに関する情報は、上述した取得部101によって取得される。
待ち時間を報知した結果、指定アトラクションに関する情報が取得部101によって受信された場合、上述した送信部104は、利用者の現在位置から指定アトラクションまでの誘導経路に関する情報を通信端末120に送信する。なお、誘導経路に関する情報とは、たとえば、探索部106によって探索された誘導経路を示す情報である。
探索部106は、取得部101によって指定アトラクションに関する情報が受信された場合に、利用者の現在位置から指定アトラクションまでの誘導経路を探索する。探索部106によって探索された誘導経路に関する情報は、上述した送信部104によって通信端末120へ送信される。ここで、誘導経路に関する情報とは、具体的に、たとえば、誘導経路を示す情報である。
ところで、本実施の形態では、探索部106が、テーマパーク管理装置110に設けられている場合について説明したが、これに限るものではない。探索部106は、たとえば、通信端末120に設けられていてもよい。この場合、上述した送信部104は、利用者の現在位置や指定アトラクションの位置を示す地点座標や地図情報を、誘導経路に関する情報として通信端末120へ送信する。これにより、通信端末120において、誘導経路を探索することができる。
(テーマパーク管理装置の処理手順)
つぎに、本実施の形態にかかるテーマパーク管理装置110の処理手順について説明する。図2は、本実施の形態にかかるテーマパーク管理装置の処理手順を示すフローチャートである。図2に示すフローチャートにおいて、まず、通信端末120から、アトラクションへの入場待ちをしている利用者の現在位置情報を受信したか否かを判断する(ステップS201)。
ステップS201においては、通信端末120から、アトラクションの入場待ちをしている利用者の現在位置情報の受信を待って(ステップS201:No)、当該利用者の現在位置情報を受信した場合(ステップS201:Yes)は、受信された利用者の現在位置情報に基づいて、入場待ちアトラクションの待ち時間を算出する(ステップS202)とともに、入場待ちアトラクション以外の他のアトラクションの待ち時間を取得して(ステップS203)、入場待ちアトラクションおよび他のアトラクションの待ち時間に基づいて、推奨アトラクションを決定する(ステップS204)。
つづいて、ステップS202において算出された入場待ちアトラクションの待ち時間とステップS203において算出された他のアトラクションの待ち時間とを、ステップS201において利用者の現在位置情報を受信した通信端末120に送信する(ステップS205)。ステップS205においては、テーマパーク内のすべてのアトラクションではなく、たとえば、ステップS204において決定された推奨アトラクションの待ち時間を、他のアトラクションの待ち時間として送信してもよい。
その後、ステップS205において待ち時間を送信してから所定時間内に、指定アトラクションに関する情報を取得したか否かを判断し(ステップS206)、取得していない場合(ステップS206:No)にはそのまま一連の処理を終了する。なお、図2中には、ステップS206の処理として、「アトラクションが指定されたか?」と記載されている。一方、指定アトラクションに関する情報を取得したと判断した場合には(ステップS206:Yes)、利用者の現在位置から指定アトラクションまでの誘導経路を探索する(ステップS207)。
そして、ステップS207において探索された誘導経路に関する情報(図2中では「誘導情報」と記載されている)を、該当する通信端末120に送信し(ステップS208)、一連の処理を終了する。ステップS208においては、誘導経路に関する情報として、たとえば、誘導経路を示す情報を通信端末120に送信してもよいし、さらに誘導経路にしたがった移動を促すようなガイダンスを含む情報を併せて通信端末120に送信してもよい。
ステップS208において出力された誘導経路に関する情報を受信した通信端末120は、ステップS208においてテーマパーク管理装置110から送信された誘導情報に基づいて、利用者の現在位置から指定アトラクションまでの経路誘導をおこなう。
以上説明したように、本実施の形態のテーマパーク管理装置110によれば、入場待ちアトラクションへの入場待ちをしている利用者の現在位置情報に基づいて算出された、入場待ちアトラクションの待ち時間と、入場待ちアトラクション以外の他のアトラクションの待ち時間とが、利用者の通信端末120に送信される。
これにより、利用者は、テーマパーク管理装置110から通信端末120に送信されてきた各待ち時間を参考にして、入場待ちアトラクションでの入場待ちをつづけるか、待ち時間の短い他のアトラクションへ移動するかを選択することができるので、テーマパークを効率的に利用することができる。
ところで、待ち時間の短いアトラクションは、往々にして稼働率が低いことが想定される。ここで、本実施の形態のテーマパーク管理装置110によれば、待ち時間の長い入場待ちアトラクションから待ち時間の短い他のアトラクションへ利用者を移動させることができるので、入場待ちアトラクションにおける混雑を緩和するとともに、稼働率の低いアトラクションにおける稼働率の向上を図ることができる。これによって、テーマパーク全体に亘って各アトラクションを効率的に稼働させることが可能となり、テーマパークの利用者に対する利用効率の向上を図るとともに、テーマパーク側に対する運用効率の向上を図ることができる。
また、本実施の形態のテーマパーク管理装置110によれば、他のアトラクションの待ち時間には他のアトラクションまでの移動時間が含まれているため、利用者は、単に各アトラクションにおける待ち時間ではなく、実際に他のアトラクションへ移動する際に要する時間を考慮した上で、入場待ちアトラクションでの入場待ちをつづけるか、待ち時間の短い他のアトラクションへ移動するかを選択することができる。
具体的に、たとえば、入場待ちアトラクションおよび他のアトラクションの入場待ち列の最後尾における待ち時間を単純に比較した場合に、入場待ちアトラクションよりも待ち時間が短いと判断される他のアトラクションがあるとする。そして、当該他のアトラクションが、利用者が現在位置する入場待ちアトラクションからは遠い位置にあるとする。この場合、当該他のアトラクションの待ち時間は、当該他のアトラクションまでの移動時間が含まれることで、現時点で当該他のアトラクションにおける入場待ち列の最後尾における待ち時間よりも移動時間の分だけ長くなる。これによって、利用者は、入場待ち列の最後尾における待ち時間が短いからといってむやみに移動することなく、テーマパークにおける各アトラクションを確実かつ効率的に利用することができる。
さらに、本実施の形態のテーマパーク管理装置110によれば、入場待ちアトラクションの待ち時間と入場待ちアトラクション以外の他のアトラクションの待ち時間とに基づいて決定された推奨アトラクションの待ち時間が、入場待ちアトラクションの待ち時間と併せて、利用者の通信端末120に送信される。これにより、利用者は、どのアトラクションに移動することが好ましいかを判断し易くなり、入場待ちアトラクションでの入場待ちをつづけるか、待ち時間の短い他のアトラクションへ移動するかの選択をより容易化することができる。
ここで、他のアトラクションのうち入場待ちアトラクションよりも待ち時間が短いアトラクションが推奨アトラクションとして決定された場合、利用者は、推奨アトラクションへ移動することでより少ない待ち時間でアトラクションを利用することができる。これを繰り返すことにより、利用者は、限られた時間内でより多くのアトラクションを利用することができる。
また、他のアトラクションのうち入場待ちアトラクションの内容と関連するアトラクションが推奨アトラクションとして決定された場合、利用者は、入場待ちアトラクションから他のアトラクションに移動したとしても、自分の嗜好に合致するアトラクションを利用することができる。
加えて、本実施の形態のテーマパーク管理装置110によれば、待ち時間を送信した結果として指定アトラクションに関する情報が受信された場合には、利用者の現在位置から指定アトラクションまでの誘導経路に関する情報が、利用者の通信端末120に送信される。これによって、利用者は、迷うことなく指定アトラクションへ移動することができ、指定アトラクションへの移動に際して無駄な時間を費やすことがない。これを繰り返すことにより、利用者は、限られた時間内でより多くのアトラクションを利用することができる。
さらに、本実施の形態のテーマパーク管理装置110によれば、指定アトラクションに関する情報が受信された場合、利用者の現在位置から指定アトラクションまでの誘導経路が探索され、この誘導経路に関する情報が利用者の通信端末120に送信される。このため、利用者の現在位置の特定や誘導経路の探索をおこなう機能を持たない通信端末120を用いて本実施の形態の各種機能を実現することができる。具体的に、たとえば、テーマパーク側で通信端末120を確保することなく、利用者自身が所有する携帯電話機などを利用することで、本実施の形態の各種機能の実現に際してのコスト増加を抑制することができる。
なお、探索部106が通信端末120に設けられている場合には、テーマパーク管理装置110は、ステップS207における誘導経路の探索をおこなわず、ステップS208に相当するタイミングにおいて利用者の現在位置および指定アトラクションの位置を示す情報を通信端末120に送信する。この場合、利用者の現在位置から指定アトラクションまでの誘導経路は、通信端末120によって探索される。
つぎに、上述した実施の形態にかかるテーマパーク管理装置110の実施例について説明する。図3は、実施例にかかるテーマパークの一例を示す平面図である。図3に示すテーマパークには、複数のアトラクションA〜Eが設けられている。テーマパークの敷地内中央には広場301が設けられており、この広場301からは各アトラクションA〜Eに至る複数の通路302a〜302eが延びている。広場301から向かって各通路302a〜302eの先には、各アトラクションA〜Eへとつながる通用門303が設けられている。各通用門303は、各アトラクションA〜Eの利用に際して利用者が通過する位置に設けられている。
通用門303には、通信機304がそれぞれ設けられている。各通信機304は、対応するアトラクションA〜Eにおいて順番待ちをする利用者の通信端末(図4参照)から当該通信端末を識別する識別情報を受信する。本実施例においては、識別情報として、利用者IDを用いる。利用者IDとしては、たとえば、利用者の氏名、連絡先、性別、年齢、決済カードの番号などを用いてもよい。
ここで、本実施例においては、複数人で構成されるグループで1台の通信端末を携帯する場合を想定して説明する。なお、通信端末は、複数人で構成されるグループで1台を携帯する場合に限るものではなく、1人1人の利用者がそれぞれ通信端末を携帯してもよい。
各通信機304には、各々がどのアトラクションに対応するものであるかを特定する特定情報が割り当てられている。また、各通信機304には、各々が対応するアトラクションの位置を示す位置情報が割り当てられていてもよい。この場合、後述する管理装置は、通信端末から利用者IDを受信した通信機304を特定することで、テーマパーク内における各通信端末(すなわち利用者個人あるいはグループ)およびその現在位置を特定することができる。
加えて、テーマパーク内には、土産物店や飲食店などの各種ショップ305が設けられている。図3中符号306で示すテーマパーク内への入退園口には、入園用ゲート装置307および退園用ゲート装置308が設けられている。
入園用ゲート装置307および退園用ゲート装置308は、それぞれ遮断機307a、308aを備えている。入園用ゲート装置307は、テーマパークへ入園する(入園しようとする)利用者を検出し、検出結果に応じて遮断機307aを駆動制御する。また、退園用ゲート装置308は、テーマパークから退園する(退園しようとする)利用者を検出し、検出結果に応じて遮断機308aを駆動制御する。
加えて、入園用ゲート装置307は、テーマパークへ入園しようとする利用者を検出した場合に、利用者が入園に関するパスポートあるいはチケットなどを所持しているか否かを判定し、この判定結果に応じて遮断機307aを駆動制御する。なお、利用者が入園チケットを所持しているか否かは、たとえば、ICチップや磁気テープなどの記憶媒体を入園チケットに設け、この記憶媒体に記憶されたデータを専用の読取装置を用いて読み取ることによって判定することができる。なお、テーマパークの従業員などが入園チケットを所持しているか否かを判定し、手動で遮断機307aを開閉してもよい。
また、入園用ゲート装置307は、遮断機307aが駆動するごとに、テーマパークへ入園する利用者に関する情報を後述するテーマパーク管理装置(図5参照)へ出力する。同様に、退園用ゲート装置308は、遮断機308aを駆動制御するごとに、テーマパークから退園する利用者に関する情報をテーマパーク管理装置へ出力する。テーマパークへ入園またはテーマパークから退園する利用者に関する情報としては、利用者の通信端末から受信した利用者IDであってもよいし、単にテーマパークへ入園またはテーマパークから退園した利用者の有無を示す情報であってもよい。
つぎに、上述したテーマパーク内の各アトラクションにおける設備について説明する。図4は、テーマパーク内のアトラクションにおける設備を示す説明図である。なお、図4においては一のアトラクションにおける設備のみを例示して説明するが、テーマパークにおけるすべてのアトラクションにおいて同様の設備が設けられている。アトラクション401には、当該アトラクション401へ入場するための一般用入場ゲート402および予約者用入場ゲート403が設けられている。
利用者は、対応するアトラクションに関する予約の有無に応じて一般用入場ゲート402または予約者用入場ゲート403のいずれか一方を介して当該アトラクション401へ入場する。格別な図示を省略するが、一般用入場ゲート402には、アトラクションへの入場待ちをしている利用者が通行する入場待ち通路がつづいている。入場待ち通路は、坂道や階段などの起伏がある通路や迷路のように曲折する通路など、アトラクションごとの趣向を凝らした様々な形状が想定され、その形状は問わない。入場待ち通路の距離は、平面的な距離ではなく、実際に移動する立体的な距離である。なお、本実施例においては直線状の入場待ち通路である場合について説明する。
なお、一般用入場ゲート402は、乗車するなどしてアトラクションを実際に利用するための入口ではなく、この入口から所定距離離れた位置に設けられていてもよい。この場合、一般用入場ゲート402から上記入口までが入場待ち通路となる。また、この場合の入場待ち通路の距離も、平面的な距離ではなく、坂道や階段などの起伏分を含む立体的な距離である。
一般用入場ゲート402および予約者用入場ゲート403には、アトラクション401の利用が可能であるか否かを判定するとともに、判定結果に応じて当該アトラクション401への入場を許容あるいは規制するように駆動制御される遮断機402a、403aを備える一般用ゲート装置および予約者用ゲート装置(いずれも図5参照)が設けられている。アトラクション401の利用が可能であるか否かは、たとえば、利用者が携帯する通信端末404との間における通信結果に基づいて判定する。この場合、各通信端末404は、利用者IDに対応付けて、アトラクション401の利用が可能であるか否かを示す情報を備える。
なお、利用者IDとして決済カードの番号を受信可能である場合には、決済カードの番号を受信したか否かをもってアトラクション401の利用が可能であるか否かを判定してもよい。また、アトラクション401の利用が可能であるか否かは、当該アトラクション401の利用に関するパスポートやチケットなどを所持しているか否かをテーマパークの従業員などが判定してもよい。
予約者用ゲート装置は、さらに、対応するアトラクション401の利用に関する予約がなされているか否かを判定し、判定結果に応じて当該アトラクション401への入場を許容あるいは規制するように遮断機403aを駆動制御する。一般用ゲート装置および予約者用ゲート装置は、一般用入場ゲート402あるいは予約者用入場ゲート403を利用者が通過すると、当該利用者がアトラクション401に入場したことをテーマパーク管理装置に出力する。
加えて、アトラクション401には、当該アトラクション401の利用を終えて退場する利用者を検出する退場用ゲート装置405を備える退場ゲート406が設けられている。退場用ゲート装置405は、利用者が携帯する通信端末404との間で通信をおこなうことにより、アトラクション401を利用した利用者を特定するとともにその利用者がアトラクション401を利用したことを示す情報をテーマパーク管理装置に出力する。
つぎに、実施例にかかるテーマパーク管理システムのシステム構成図について説明する。図5は、実施例にかかるテーマパーク管理システムのシステム構成図である。図5において、テーマパーク管理システム500は、管理装置501と、図3に示した入園用ゲート装置307と、遮断機307aと、退園用ゲート装置308と、遮断機308aと、通信機304と、図4に示した退場用ゲート装置405と、一般用ゲート装置502と、予約者用ゲート装置503と、がネットワーク505を介して接続されて構成されている。
管理装置501は、ネットワーク505を介して、入園用ゲート装置307、退園用ゲート装置308、通信機304、退場用ゲート装置405、一般用ゲート装置502、および予約者用ゲート装置503との間で通信をおこなうサーバである。テーマパーク管理システム500における各装置間の通信は、無線あるいは通信ケーブルを介しておこなわれる。管理装置501は、また、各アトラクション401における予測待ち時間の算出や混雑状況の設定などをおこなう。
(管理装置のハードウェア構成)
つぎに、実施例にかかる管理装置501のハードウェア構成について説明する。図6は、実施例にかかるテーマパーク管理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図6において、管理装置501は、CPU(Central Processing Unit)601と、ROM(Read Only Memory)602と、RAM(Random Access Memory)603と、磁気ディスクドライブ604と、磁気ディスク605と、光ディスクドライブ606と、光ディスク607と、音声I/F(インターフェース)608と、マイク609と、スピーカ610と、入力デバイス611と、映像I/F612と、ディスプレイ613と、通信I/F(インターフェース)614と、を備えている。各構成部601〜614はバスなどによってそれぞれ接続されている。
ここで、CPU601は、管理装置501の全体の制御を司る。ROM602は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM603は、CPU601のワークエリアとして使用される。本実施例にかかるCPU601は、たとえば、ROM602に記憶されたプログラムなどに基づいて、後述する予測待ち時間を算出する。
磁気ディスクドライブ604は、CPU601の制御にしたがって磁気ディスク605に対するデータの読み込み/書き込みを制御する。磁気ディスク605は、磁気ディスクドライブ604の制御で書き込まれたデータを記憶する。磁気ディスク605としては、たとえば、HD(Hard Disk)やFD(Frekisible Disk)を用いることができる。
光ディスクドライブ606は、CPU601の制御にしたがって光ディスク607に対するデータの読み込み/書き込みを制御する。光ディスク607は、光ディスクドライブ606の制御にしたがってデータが読み出される、光ディスクドライブ606に対して着脱自在な記録媒体である。光ディスク607は、書き込み可能な記録媒体を利用することもできる。光ディスクドライブ606に対して着脱可能な記録媒体としては、光ディスク607のほか、MO(Magneto−Optical disk)、メモリカードなどであってもよい。
着脱可能な記録媒体としてMO、メモリカードなどを用いる場合、光ディスクドライブ606に代えてあるいは加えて各記録媒体からのデータの読み出しが可能なドライブ装置を設ける。本実施例にかかる光ディスク607には、テーマパーク管理プログラムが記録されている。なお、テーマパーク管理プログラムは、光ディスク607に記録されているものに限らない。
音声I/F608は、音声入力用のマイク609および音声出力用のスピーカ610に接続される。マイク609に受音された音声は、音声I/F608内でA/D変換される。また、スピーカ610からは音声が出力される。入力デバイス611は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたリモコン、キーボード、マウス、タッチパネルなどが挙げられる。
映像I/F612には、ディスプレイ613が接続される。映像I/F612は、具体的には、たとえば、ディスプレイ613全体の制御をおこなうグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記憶するVRAM(Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいて、ディスプレイ613を表示制御する制御ICなどによって構成される。
ディスプレイ613には、アイコン、カーソル、メニュー、ウィンドウ、あるいは文字や画像などの各種データが表示される。このディスプレイ613は、たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。
通信I/F614は、入園用ゲート装置307、退園用ゲート装置308、通信機304、退場用ゲート装置405、一般用ゲート装置502、および予約者用ゲート装置503との間における通信に際して、これらの各装置とCPU601とのインターフェースとして機能する。
通信I/F614を介しての各装置とCPU601との通信に際しては、専用のネットワークを利用してもよいし、汎用のネットワークを利用してもよい。この場合、ネットワークとしては、LAN、WAN、公衆回線網や携帯電話網などがある。また、通信I/F614は、入園用ゲート装置307、退園用ゲート装置308、通信機304、退場用ゲート装置405、一般用ゲート装置502、および予約者用ゲート装置503を介して、通信端末404との間で通信をおこなう。これにより、通信端末404に対して待ち時間に関する情報などを表示させることができる。
上述した図1−1における取得部101、待ち時間算出部102、情報収集部103、送信部104、決定部105は、管理装置501におけるROM602、RAM603、磁気ディスク605あるいは光ディスク607に記憶されたプログラムをCPU601が実行したり通信I/F614によって通信したりすることによって実現される。
(通信端末のハードウェア構成)
つぎに、実施例にかかる通信端末404のハードウェア構成について説明する。図7は、実施例にかかる通信端末のハードウェア構成を示すブロック図である。図7において、通信端末404は、端末制御部701と、ユーザ操作部702と、表示部703と、位置取得部704と、記録媒体705と、記録媒体デコード部706と、音声出力部707と、通信部708と、経路探索部709と、経路誘導部710と、音声生成部711と、スピーカ712と、によって構成される。
端末制御部701は、通信端末404全体を制御する。端末制御部701は、たとえば所定の演算処理を実行するCPUや、各種制御プログラムを格納するROM、および、CPUのワークエリアとして機能するRAMなどによって構成されるマイクロコンピュータなどによって実現することができる。ROMあるいはRAMには、各通信端末404を識別する利用者IDが記憶されている。
また、端末制御部701は、経路誘導に際し、経路探索部709、経路誘導部710、音声生成部711との間で経路誘導に関する情報の入出力をおこない、その結果得られる情報を表示部703および音声出力部707へ出力する。
ユーザ操作部702は、文字、数値、各種指示など、通信端末404を携帯する利用者によって入力操作された情報を端末制御部701に対して出力する。ユーザ操作部702の構成としては、物理的な押下/非押下を検出する押ボタンスイッチ、タッチパネル、キーボード、ジョイスティックなど公知の各種形態を採用することが可能である。ユーザ操作部702は、外部からの音声を入力するマイクを用いて、音声によって入力操作をおこなう形態としてもよい。
ユーザ操作部702の形態は、上述した各種形態のうちいずれか単一の形態で構成されていてもよいし、たとえば、タッチパネルおよび押しボタンスイッチのように、複数の形態で構成されていてもよい。利用者は、ユーザ操作部702の形態に応じて、適宜入力操作をおこなうことによって情報を入力する。ユーザ操作部702の操作によって入力される情報としては、たとえば、利用したいアトラクションに関する情報や帰宅予定時間に関する情報などが挙げられる。
利用したいアトラクションに関する情報の入力は、たとえば、テーマパーク内におけるアトラクション401の一覧を表示部703に表示させ、表示させた一覧から該当するアトラクション401を利用者に指定させることによっておこなう。また、利用したいアトラクション401の入力は、利用したいアトラクション401のジャンルやキーワードなどを指定させ、それに基づいて該当するアトラクション401を探索することによっておこなってもよい。さらに、利用したいアトラクション401の入力は、タッチパネルが積層された表示部703にテーマパークの地図を表示させ、表示された地図上の一点を指定することによっておこなうようにしてもよい。
利用したいアトラクション401に関する情報が入力されると、上述した端末制御部701は、該当するアトラクション401が位置する地点の緯度・経度に基づいて、その位置を特定する。より詳細には、該当するアトラクション401が位置する地点の緯度・経度などの情報は、記録媒体705に記録された地図情報に含まれる背景種別データに基づいて、地図上の一点として特定される。また、後述するアトラクションリスト(図8参照)を参照して、当該アトラクションリストから、該当するアトラクション401が位置する地点の緯度・経度などの情報を直接取得してもよい。
表示部703は、たとえば、CRT(Cathode Ray Tube)、TFT液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイなどを含む。表示部703は、具体的には、たとえば、映像I/Fや映像I/Fに接続された映像表示用のディスプレイ装置によって構成することができる。
映像I/Fは、具体的には、たとえば、ディスプレイ装置全体の制御をおこなうグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記憶するVRAM(Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像情報に基づいて、ディスプレイ装置を表示制御する制御ICなどによって構成される。表示部703には、アイコン、カーソル、メニュー、ウィンドウ、あるいは文字や画像などの各種情報が表示される。また、表示部703には、記録媒体705に記憶された地図情報や経路誘導に関する情報が表示される。
位置取得部704は、たとえば、GPSレシーバによって構成され、各通信端末404の現在位置に関する情報を取得する。GPSレシーバは、GPS衛星からの電波を受信し、GPS衛星との幾何学的位置を求める。なお、GPSとは、Global Positioning Systemの略称であり、4つ以上の衛星からの電波を受信することによって地上での位置を正確に求めるシステムである。GPSレシーバは、GPS衛星からの電波を受信するためのアンテナ、受信した電波を復調するチューナーおよび復調した情報に基づいて現在位置を算出する演算回路などによって構成される。
記録媒体705は、各種制御プログラムや各種情報を、コンピュータによる読み取りが可能な状態で記録する。記録媒体705は、記録媒体デコード部706による情報の書き込みを受け付けるとともに、書き込まれた情報を不揮発に記録する。記録媒体705は、たとえば、HDによって実現することができる。
記録媒体705は、HDに限るものではなく、HDに代えて、あるいは、HDに加えて、DVD(Digital Versatile Disk)やCD(Compact Disk)など、記録媒体デコード部706に対して着脱可能であり可搬性を有するメディアを記録媒体705として用いてもよい。記録媒体705は、DVDおよびCDに限るものではなく、CD−ROM(CD−R、CD−RW)、MO、メモリカードなどの記録媒体デコード部706に対して着脱可能であり可搬性を有するメディアを利用することもできる。
記録媒体705に記憶された地図情報は、テーマパーク内における建物や地表面などの地物(フィーチャ)をあらわす背景データと、道路(通路)の形状をあらわす道路形状データとを有しており、表示部703の表示画面において2次元または3次元に描画される。通信端末404が経路誘導中の場合、表示部703の表示画面には、記録媒体705に記録された地図情報と位置取得部704によって取得された通信端末404自身の現在位置とが重ねて表示される。
なお、実施例では地図情報を記録媒体705に記録するようにしたが、これに限るものではない。地図情報は、通信端末404のハードウェアと一体に設けられているものに限って記録されているものではなく、通信端末404の外部に設けられていてもよい。その場合、通信端末404は、たとえば、通信部708を通じて、所定のネットワークを介して地図情報を取得し、取得した地図情報をRAMなどに記憶する。加えて、記録媒体705には、上述した利用者IDが記録されていてもよい。この利用者IDは、端末制御部701におけるROMあるいはRAMなどに記憶されていてもよい。
記録媒体デコード部706は、記録媒体705に対する情報の読み込み/書き込みの制御をおこなう。たとえば、記録媒体としてHDを用いた場合には、記録媒体デコード部706は、HDD(Hard Disk Drive)となる。同様に、記録媒体としてDVDあるいはCD(CD−R、CD−RWを含む)を用いた場合には、記録媒体デコード部706は、DVDドライブあるいはCDドライブとなる。書き込み可能かつ着脱可能な記録媒体705として、CD−ROM(CD−R、CD−RW)、MO、メモリカードなどを利用する場合には、各種記録媒体への情報の書き込みおよび各種記録媒体に記憶された情報の読み取りが可能な専用のドライブ装置を、記録媒体デコード部706として適宜用いる。
音声出力部707は、接続されたスピーカ712への出力を制御することによって、案内音を再生する。スピーカ712は、1つであってもよいし、複数であってもよい。具体的には、音声出力部707は、音声出力用のスピーカ712に接続される音声I/Fによって実現することができる。より具体的には、音声I/Fは、たとえば、音声デジタル情報のD/A変換をおこなうD/Aコンバータと、D/Aコンバータから出力される音声アナログ信号を増幅する増幅器と、音声アナログ情報のA/D変換をおこなうA/Dコンバータと、から構成することができる。
通信部708は、上述した入園用ゲート装置307、退園用ゲート装置308、通信機304、退場用ゲート装置405、一般用ゲート装置502、および予約者用ゲート装置503などの通信機器との通信をおこない、管理装置501からの情報を受信したり、管理装置501に、通信端末404自身の識別情報を送信したりする。
経路探索部709は、記録媒体705に記憶されている地図情報などを利用して、出発地点から目的地点までの最適な経路を探索する。ここで、最適な経路とは、目的地点までの最短(あるいは最速)経路や利用者が指定した条件に最も合致する経路などである。たとえば、混雑しているアトラクションから空いているアトラクションへの移動に際しては、混雑しているアトラクションの位置が出発地点とされ、空いているアトラクションの位置が目的地点とされる。
経路誘導部710は、経路探索部709によって探索された誘導経路情報、位置取得部704によって取得された通信端末404自身の位置情報、記録媒体705から記録媒体デコード部706を経由して得られた地図情報に基づいて、リアルタイムな経路誘導情報の生成をおこなう。経路誘導部710で生成された経路誘導情報は、端末制御部701を介して表示部703や音声出力部707へ出力される。
音声生成部711は、パターンに対応したトーンと音声の情報を生成する。すなわち、経路誘導部710で生成された経路誘導情報に基づいて、案内ポイントに対応した仮想音源の設定と音声ガイダンス情報の生成をおこない、端末制御部701を介して音声出力部707へ出力する。
上述した図1−1における探索部106は、通信端末404の端末制御部701におけるROMやRAMあるいは記録媒体705に記憶されたプログラムをCPUが実行したり通信部708によって通信したりすることによって実現される。
特に、本実施例では、端末装置404において後述する誘導経路を探索する。このため、本実施例において、上述した図1−1における探索部106は、端末制御部701におけるROMやRAMあるいは記録媒体705に記録されたプログラムを端末制御部701におけるCPUが実行したり通信部708によって通信したりすることによって実現される。
つぎに、実施例にかかるアトラクション管理ファイルについて説明する。図8は、実施例にかかるアトラクション管理ファイルを示す説明図である。アトラクション管理ファイル800は、名称エリア801、利用所要時間エリア802、利用可能人数/1稼働エリア803、待ち人数エリア804、予測待ち時間エリア805、および混雑状況(現在)エリア806によって構成されている。
名称エリア801は、各アトラクション401の名称を記憶する。以下、本実施例においては、図3に示す各アトラクションA〜Eが、それぞれ、A=観覧車、B=ジェットコースター、C=お化け屋敷、D=メリーゴーランド、E=迷路である場合を例にして説明する。
利用所要時間エリア802は、各アトラクション401の利用に際しての所要時間(以下、「利用所要時間」という)を記憶する。利用可能人数/1稼働エリア803は、各アトラクション401の1回の稼働に際しての利用可能人数を記憶する。利用所要時間および利用可能人数は、テーマパーク側によってあらかじめ設定された規定値である。なお、図8中では、1つのゴンドラにおける利用可能人数が4人であり、このゴンドラが20基ある観覧車をアトラクションAとして想定しており、括弧内の80はすべてのゴンドラをそれぞれ4人ずつで利用した場合の人数である。
待ち人数エリア804は、各アトラクション401において現在利用待ちをしている利用者の人数(以下、「現在の待ち人数」という)を記憶する。現在の待ち人数は、各通信機304と通信端末404との通信結果に基づいて取得することができる。具体的には、たとえば、アトラクション401の周辺などの所定範囲内で、一定時間以上継続して同一の識別情報が受信された場合、当該識別情報によって識別される利用者(あるいは利用者を含むグループ)をアトラクション401における現在の待ち人数にカウントする。なお、待ち人数エリア804に代えて、各アトラクション401の入場ゲート402から現在の利用待ち列の最後尾までの距離を記憶する距離記憶エリア(図示省略)を設けてもよい。
予測待ち時間エリア805は、予測待ち時間の算出時点において予測される待ち時間(以下、「予測待ち時間」という)を記憶する。予測待ち時間は、予測待ち時間の算出時点において各アトラクション401の利用待ちをしている列の最後尾に並んだ利用者が、当該アトラクション401の利用が可能となるまでに要すると予測される時間であり、たとえば、利用所要時間、1稼働あたりの利用可能人数、および、現在の待ち人数に基づいて算出することができる。
本実施例にかかる予測待ち時間は、各アトラクションを予約している利用者(以下、「予約者」という)の人数も待ち人数として考慮して算出される。予約者の人数は、アトラクション401ごとに予約者の人数を記憶するテーブルを別途設け、予測待ち時間の算出に際しては、このテーブルを参照することによって取得することができる。なお、待ち人数エリア804に代えて距離記憶エリアを設けた場合、予測待ち時間エリア805には、各アトラクション401の入場ゲート402から現在の利用待ち列の最後尾までの距離から算出された予測待ち時間が記憶される。
予測待ち時間は、各アトラクション401における過去の平均待ち時間を加味して算出してもよい。具体的に、たとえば、予測待ち時間の算出時点に関連する過去の平均待ち時間が長い傾向にある場合には、利用所要時間、利用可能人数、および、予約人数を含めた現在の待ち人数基づいて算出された値に、1.0より大きい係数を乗算するなどの演算をおこなう。
予測待ち時間の算出時点に関連するとは、たとえば、予測待ち時間の算出時点が「5月の第一週目の土曜日」である場合には、過去の「5月の第一週目の土曜日」における平均待ち時間が関連する情報として用いられる。なお、予測待ち時間は、他に、日別に算出されてもよいし、特定の日の時間帯別に算出されてもよい。
また、各アトラクション401における過去の平均待ち時間は、一日を単位とすることに代えてあるいは加えて、時間帯を単位として算出してもよい。この場合、予測待ち時間は、時間帯別あるいは特定の日の時間帯別に算出される。このように、過去の混雑状況を時間帯別に設定することにより、より確度の高い予測待ち時間を算出することができる。
さらに、予測待ち時間は、過去の平均待ち時間の算出に際して用いた上述の各日における待ち時間実績を総入場者数で除算した「単位入場者数あたりの待ち時間」の平均値を算出し、この「単位入場者数あたりの待ち時間」の平均値に予測待ち時間を算出する当日における算出時点での時刻までの累計入場者数をかけることで、当該日のその時刻における予測待ち時間として算出してもよい。なお、この場合も上述と同様に、日別で計算してもよいし、時間帯別で算出してもよい。時間帯別で算出することにより、より確度の高い予測待ち時間を算出することができる。
混雑状況(現在)エリア806は、現在の混雑状況に関する情報を記憶する。現在の混雑状況は、予測待ち時間に基づいて決定される。より詳細に、現在の混雑状況は、たとえば、算出された予測待ち時間が或る所定の待ち時間よりも長いか短いかに応じて、混雑あるいは空いていると決定される。たとえば、或る所定の待ち時間が30分に設定されている場合、算出された待ち時間が20分であれば空いていると決定され、算出された待ち時間が45分であれば混雑していると決定される。
現在の混雑状況は、或る所定の待ち時間に対して何分長いかあるいは短いかに応じて「やや混雑」、「超混雑」、「やや空」、「空」など、段階的に決定されてもよい。この場合、現在の混雑状況は、或る所定の待ち時間に対して何分長い(あるいは短い)という時間そのものではなく、或る所定の待ち時間に対する割合を算出し、或る所定の待ち時間に対して何割増(あるいは何割減)であるのかに応じて段階的に決定されてもよい。
つぎに、実施例にかかる移動情報ファイルについて説明する。図9は、実施例にかかる移動情報ファイルを示す説明図である。移動情報ファイル900は、移動元エリア901、移動先エリア902、および移動所要時間エリア903によって構成されている。
移動元エリア901および移動先エリア902は、たとえば、混雑しているアトラクション401から空いているアトラクション401へ移動する際の移動元および移動先となるアトラクション401(の名称)を記憶する。移動所要時間エリア903は、移動元および移動先となる二つのアトラクション401間の移動に要する移動所要時間を記憶する。移動所要時間は、一方のアトラクション401から他方のアトラクション401への移動に要する片道分の所要時間である。
加えて、特に図示を省略するが、管理装置501は、利用者IDと、当該利用者IDが付された通信端末404を携帯する利用者が属するグループの人数とを、それぞれ対応付けて記憶する利用者管理ファイルを備えている。この利用者管理ファイルにおいては、グループの構成(性別、年齢、関係(家族、友人)など)を対応付けて記憶してもよい。なお、利用者管理ファイルは、本実施例のように、複数人で構成されるグループで1台の通信端末404を携帯する場合に必要であり、1人1人の利用者がそれぞれ通信端末404を携帯する場合にはかならずしも必要ではない。
ここで、管理装置501の処理手順を説明する前に、利用者の現在位置の算出方法について説明する。まず、本実施例においては、利用者の現在位置を、GPSあるいは通信機304のいずれを利用しても取得することが可能である場合、利用者の現在位置をより高精度に特定できるあるいは利用者に対する目的のアトラクションまでの経路誘導をより適切におこなうことができる方法を採用するものとする。
具体的には、たとえば、利用者が屋内に位置するのか屋外に位置するのかに応じてGPSあるいは通信機304のいずれを利用するかを決定してもよい。また、具体的には、たとえば、GPS代替情報を受信した通信機304の数とGPS信号を受信したGPS衛星の数とに基づいて、GPSあるいは通信機304のいずれを利用するかを決定してもよい。
ここで、利用者の現在位置をより高精度に特定できるあるいは利用者に対する目的のアトラクションまでの経路誘導をより適切におこなうことができる場合とは、たとえば、経路誘導に用いる領域内案内図と連動した座標と通信機304との位置が同じであるまたは関連があり、通信機304の送出する位置情報としてGPSと同じ緯度・経度を用いるよりも、領域内座標を用いた方がより適切なマップマッチングができる場合である。なお、マップマッチングの技術自体については、公知の技術であるため、ここでは説明を省略する。
図10は、GPS代替情報から現在位置を算出する方法の一例を示す説明図である。位置取得部704は、複数の通信機304から送信されるGPS代替情報を用いて、三角測量法によって利用者の現在位置を算出する。GPS代替情報とは、利用者の現在位置の算出に際して、GPS衛星から送信される信号に対する代替が可能な信号であり、本実施例では、各通信機304の設置位置を3次元で示す座標情報とする。
図10において、符号Pが付された利用者の位置は、座標(x0,y0,0)で示される。また、3台の通信機304の位置は、それぞれ、座標(x1,y1,h)、(x2,y2,h)、(x3,y1,h)で示される。ここで、hは、テーマパークの地面から通信機304の設置位置までの高さであり、各通信機304が設置されている箇所においては、同一であるものとする。また、x1〜x3は、GPS代替情報に含まれる位置情報により既知であるものとする。これにより、各通信機304間の距離W1〜W3を得ることができる。
各通信機304から利用者までの距離T1〜T3は、GPS代替情報が各通信機304から送信されてから、位置取得部704によって受信されるまでの時間によって得ることができる。なお、距離T1〜T3は、距離そのものを求める必要はなく、距離T1〜T3の比を得ることができればよい。ここで、図10中符号pは、利用者の位置Pを通信機304が設置高さと同じ仮想平面に投影した場合の位置を示しており、座標(x0,y0,h)で示される。
また、各通信機304および利用者の現在位置を結ぶ仮想線と、各通信機304を通る鉛直線とによって形成される角度をそれぞれθ1,θ2,θ3とした場合、テーマパークの地面から通信機304の設置位置までの高さhは、h=T1×cosθ1=T2×cosθ2=T3×cosθ3となる。これらの関係から、三角関数を用いてx0,y0の位置を得ることができ、利用者の現在位置を算出することができる。
なお、通信端末404から出力される識別情報には、当該識別情報の出力タイミングを特定するタイミング情報が含まれており、上述した利用者の現在位置の算出には、同一のタイミング情報が含まれる識別情報が用いられる。これにより、通信端末404(を有する利用者)が、時間の経過とともに移動した場合にも、各タイミングにおいて、利用者の現在位置を正確に算出することができる。
加えて、図示は省略するが、テーマパーク内における通路がマトリックス状に設けられており、かつ、各通路の交差点に通信機304が設けられている場合など、利用者の移動が2台の通信機304の位置する直線上に固定されている場合であれば、2台の通信機304からGPS代替情報を受信することによって、利用者の現在位置を算出することもできる。このような場合には、特に、GPSと同じ緯度・経度を用いるよりも、テーマパーク内座標を用いた方がより適切なマップマッチングができる。
(テーマパーク管理装置の処理手順)
つぎに、テーマパーク管理装置の処理手順について説明する。図11は、実施例にかかるテーマパーク管理装置の処理手順を示すフローチャートである。図11に示すフローチャートにおいては、まず、利用者IDを受信したか否かを判断する(ステップS1101)。利用者IDを受信したか否かは、各通信機304との通信によって判断することができる。
ステップS1101においては、利用者IDを受信するまで待って(ステップS1101:No)、利用者IDを受信したと判断した場合(ステップS1101:Yes)には、受信された利用者IDによって識別される利用者の現在位置を算出する(ステップS1102)。ステップS1102においては、上述した方法を用いて利用者の現在位置を算出する(図10を参照)。
つぎに、ステップS1102において算出された利用者の現在位置が、入場待ち範囲内であるか否かを判断する(ステップS1103)。ここで、入場待ち範囲は、アトラクションごとに設定され、たとえば、アトラクションの一般用入場ゲート402からつづく入場待ち通路である。入場待ち範囲内ではないと判断された場合(ステップS1103:No)には、そのまま一連の処理を終了する。
ステップS1103において、入場待ち範囲内であると判断された場合(ステップS1103:Yes)には、当該入場待ち範囲における利用者が入場待ちをしているアトラクション(以下、「入場待ちアトラクション」という)に入場可能となるまでの待ち時間(以下、「入場待ち時間」という)を算出する(ステップS1104)とともに、入場待ちアトラクション以外の他のアトラクションの待ち時間(以下、「他の待ち時間」という)を算出する(ステップS1105)。
ステップS1104においては、たとえば、入場待ちアトラクションの一般用入場ゲート402から利用者の現在位置までの距離を用いて入場待ち時間を算出してもよいし、待ち時間の算出対象となる利用者よりも先に入場待ちをしている待ち人数に基づいて算出するようにしてもよい。ここで、待ち人数に基づいて入場待ち時間を算出する場合は、待ち時間の算出対象となる利用者の現在位置から当該利用者が入場待ち列の何番目であるか、すなわち、待ち時間の算出対象となる利用者より先に入場待ちをしている人数が何人であるかを特定する。
なお、一般用入場ゲート402から入口までを入場待ち通路とする場合であれば、一般用入場ゲート402を通過した際に取得した利用者IDおよび取得した時刻から特定することも可能である。この場合には、退場ゲート406と通信端末404との間における通信によって取得した利用者IDを用いて、アトラクション401から退場した利用者を特定する必要がある。
具体的には、たとえば、一般用入場ゲート402あるいは予約者用入場ゲート403および退場ゲート406において取得した利用者IDおよびその取得時刻から、アトラクション401内にいる利用者およびその入場待ち順序を特定する。入場待ち順序は、入場順序の早い利用者から定員分の人数を差し引き、残りの利用者のうちで入場時刻がもっとも早い利用者の入場待ち順序を1番目とする。以降、同様にして、入場待ち順序が決定される。
ステップS1105においては、アトラクション管理ファイル800における予測待ち時間エリア805から他のアトラクションの予測待ち時間を取得し、この予測待ち時間に各他のアトラクションまでの移動時間を加算した時間を他の待ち時間として算出する。
なお、ステップS1105において算出される他の待ち時間は、予測待ち時間エリア805から取得されるものに限らない。たとえば、他の待ち時間が要求されるタイミングごとに、ステップS1104と同様の演算によって、他のアトラクションにおける入場待ち列の最後尾の利用者の待ち時間を算出し、この待ち時間に各他のアトラクションまでの移動時間を加算した時間を他の待ち時間として算出してもよい。
つづいて、ステップS1104において算出された入場待ち時間とステップS1105において算出された他の待ち時間とを比較し、他の待ち時間よりも入場待ち時間の方が短いか否かを判断する(ステップS1106)。比較の結果、入場待ち時間よりも他の待ち時間の方が長い場合(ステップS1106:Yes)には、そのまま一連の処理を終了する。
一方、ステップS1106における比較の結果、他の待ち時間よりも入場待ち時間の方が長い場合(ステップS1106:No)には、他のアトラクションの中から推奨するアトラクション(以下、「推奨アトラクション」という)を決定する(ステップS1107)。ステップS1107においては、入場待ちアトラクションと同じジャンルであり、かつ、入場待ちアトラクションよりも待ち時間が短いアトラクションを推奨アトラクションに決定する。
なお、ステップS1107においては、ジャンルおよび待ち時間の両方の条件を満たすアトラクションがない場合、いずれか一方の条件を満たすアトラクションを推奨アトラクションとして決定する。ジャンルおよび待ち時間のいずれを優先させるかは、利用者あるいはテーマパーク管理者によって任意に設定される。
ステップS1107においては、具体的には、たとえば、入場待ちアトラクションがアトラクションA(観覧車)である場合、アトラクションD(メリーゴーランド)を推奨アトラクションとして決定する。さらに、利用者IDとして利用者の性別や年齢などが分かっている場合には、推奨アトラクションの決定に際し、これらの情報を加味してもよい。
より、具体的には、たとえば、アトラクションA(観覧車)で入場待ちをしている利用者が30代の女性である場合には(子供連れであることを想定して)アトラクションD(メリーゴーランド)を推奨アトラクションとして決定し、アトラクションA(観覧車)で入場待ちをしている利用者が10代の男性である場合にはアトラクションE(迷路)を推奨アトラクションとして決定する。利用者IDに基づいて、グループの構成が分かる場合には、推奨アトラクションの決定に際して、さらにこれらの情報を加味してもよい。
そして、ステップS1104において算出された入場待ち時間、ステップS1105において算出された他の待ち時間、および、ステップS1107において決定された推奨アトラクションなどを案内する混雑情報を、ステップS1103において入場待ち範囲にあると判断された利用者の通信端末404に送信する(ステップS1108)。
なお、ステップS1108において送信される混雑情報には、他のアトラクションすべての待ち時間が含まれていてもよいし、推奨アトラクションの待ち時間のみが他の待ち時間として含まれていてもよいが、本実施例においては、他のアトラクションすべての待ち時間が含まれているものとする。
また、本実施例においては、ステップS1108において、他のアトラクションの指定を促す情報を含む混雑情報を送信する。この結果、利用者は、送信された混雑情報に基づいて通信端末404に表示された他のアトラクションのいずれかを指定することができる。利用者によって他のアトラクションの指定がおこなわれた場合、通信端末404は、利用者によって指定されたアトラクション(以下、「指定アトラクション」)および当該アトラクションが指定されたことを示す情報(以下、「アトラクション指定情報」という)を、管理装置501に出力する。
その後、ステップS1108において混雑情報を送信してから所定時間内にアトラクション指定情報を受信したか否かを判断する(ステップS1109)。所定時間内にアトラクション指定情報を受信していないと判断した場合(ステップS1109:No)には、そのまま一連の処理を終了する。所定時間内にアトラクション指定情報を受信したと判断した場合(ステップS1109:Yes)には、指定アトラクションの地点情報を通信端末404に送信して(ステップS1110)、一連の処理を終了する。
なお、ステップS1110においては、GPSと同じ緯度・経度を用いるよりも領域内座標を用いた方がより適切なマップマッチングができる場合、通信端末404によって当該通信端末404の現在位置を取得することが可能であっても、利用者の現在位置の地点情報を併せて送信してもよい。
(通信端末の処理手順)
つぎに、通信端末の処理手順について説明する。図12は、実施例にかかる通信端末の処理手順を示すフローチャートである。図12に示すフローチャートにおいては、まず、指定アトラクションの地点情報を受信したか否かを判断する(ステップS1201)。指定アトラクションの地点情報の受信を待って(ステップS1201:No)、指定アトラクションの地点情報を受信したと判断した場合(ステップS1201:Yes)には、利用者の現在位置から指定アトラクションまでの誘導経路を探索する(ステップS1202)。ステップS1202においては、位置取得部704によって取得された位置情報を利用者の現在位置として用いてもよいし、上述のステップS1108において利用者の現在位置を示す地点情報が送信された場合にはこの地点情報を利用者の現在位置として用いてもよい。
そして、ステップS1202において探索された誘導経路を用いて経路誘導をおこなう(ステップS1203)。経路誘導に際しては、表示部703に誘導経路を表示したり、この誘導経路にしたがった移動を促すメッセージをスピーカ712から出力したりする。この経路誘導は、指定アトラクションに到着したと判断するまで繰り返し(ステップS1204:No)、指定アトラクションに到着したと判断した場合(ステップS1204:Yes)に一連の処理を終了する。
なお、本実施例においては、通信端末404が備える経路探索部709によって誘導経路の探索をおこなうようにしたが、これに限るものではない。たとえば、管理装置501によって誘導経路を探索するようにしてもよい。この場合、通信端末404には、探索された誘導経路情報が送信される。
以上説明したように、本実施例によれば、アトラクションへの入場待ちをしている利用者の現在位置から、入場待ち列の各位置における入場待ち時間が算出され、この入場待ち時間と他の待ち時間とが、利用者の通信端末404に送信される。これにより、利用者は、管理装置501から通信端末404に送信されてきた各待ち時間を参考にして、入場待ちアトラクションでの入場待ちをつづけるか、待ち時間の短い他のアトラクションへ移動するかを選択することができる。このように、状況に応じて最適なアトラクションを選択することにより、利用者は、テーマパークを効率的に利用することができる。
ここで、たとえば、入場待ちアトラクションから他のアトラクションへ移動する場合を考える。この場合、他のアトラクションに入場するまでには、当該他のアトラクションにおける入場待ち列の最後尾に並んでからアトラクションに入場できるまでの時間に加えて、他のアトラクションへの移動時間が必要になる。このため、入場待ち列の最後尾の利用者の入場待ち時間を単純に比較した場合に最も待ち時間が短くても、当該他のアトラクションまでの移動時間が含まれることで、入場までの時間が現在の入場待ち時間よりも長くなることも考えられる。
これに対し、本実施例の他の待ち時間には、他のアトラクションまでの移動時間が含まれているため、利用者は、単に各アトラクションにおける待ち時間ではなく、実際に他のアトラクションへ移動する際に要する時間を考慮した上で、入場待ちアトラクションでの入場待ちをつづけるか、待ち時間の短い他のアトラクションへ移動するかを選択することができる。これによって、利用者は、入場待ち列の最後尾の利用者の入場待ち時間が少ないからといってむやみに移動することなく、テーマパークにおける各アトラクションを確実かつ効率的に利用することができる。
また、テーマパーク内におけるすべてのアトラクションの待ち時間を送信することで、利用者は、予定している帰宅時間やアトラクションに対する好みなどを加味しながら、入場待ちアトラクションでの入場待ちをつづけるか、待ち時間の短い他のアトラクションへ移動するかを選択することができる。これによって、利用者は、テーマパークを効率的に利用するとともに、その利用内容を充実させることができる。
さらに、本実施例によれば、待ち時間の長い入場待ちアトラクションから待ち時間の短い他のアトラクションへ利用者を移動させる効果が期待できるので、入場待ちアトラクションにおける混雑を緩和するとともに、往々にして稼働率が低いことが想定される、待ち時間の短いアトラクションにおける稼働率の向上を図ることができる。これによって、テーマパーク全体に亘ってアトラクションを効率的に稼働させることが可能となり、テーマパークの利用者に対する利用効率の向上を図るとともに、テーマパーク側に対する運用効率の向上を図ることができる。
なお、入場待ち時間と併せて、推奨アトラクションの待ち時間を利用者の通信端末404に送信することにより、利用者は、どのアトラクションに移動することが好ましいかを判断し易くなり、入場待ちアトラクションでの入場待ちをつづけるか、待ち時間の短い他のアトラクションへ移動するかの選択をより容易化することができる。この場合、推奨アトラクションの概略などを案内することにより、利用者の選択をよりおこない易くすることができる。
すなわち、利用を予定していなかったアトラクションが推奨された場合、当該アトラクションの内容が分からないことも考えられるが、推奨アトラクションの内容を案内することで推奨アトラクションへの興味を持たせ、推奨アトラクションへの利用者の移動を促す効果が期待できる。
本実施例においては、ジャンルおよび待ち時間の長さから推奨アトラクションが決定されるため、利用者は、入場待ちアトラクションから他のアトラクションに移動したとしても、自分の嗜好に合致するアトラクションを、より少ない待ち時間で利用することができる。これを繰り返すことにより、利用者は、最初に予定していたアトラクションとは異なるアトラクションを利用したとしても、満足の行く利用内容とするとともに、限られた時間内でより多くのアトラクションを利用することができる。
加えて、本実施例によれば、待ち時間を送信した結果として受信した指定アトラクションの地点情報が利用者の通信端末404に送信され、この地点情報に基づいて探索された誘導経路を用いて経路誘導がおこなわれるので、利用者は、指定アトラクションへの移動に際して迷うなどして無駄な時間を費やすことなく、指定アトラクションへ移動することができる。これを繰り返すことにより、利用者は、限られた時間内でより多くのアトラクションを利用することができる。
ところで、本実施例においては、利用者の現在位置から指定アトラクションまでの誘導経路を通信端末404によって探索するようにしたが、これに限るものではない。通信端末404による誘導経路の探索に代えて、指定アトラクションに関する情報が受信された場合、利用者の現在位置から指定アトラクションまでの誘導経路を管理装置501において探索し、この誘導経路に関する情報を利用者の通信端末404に送信するようにした場合、利用者の現在位置の特定や誘導経路の探索をおこなう機能を持たない通信端末404を用いて上述した各種機能を実現することができる。これにより、具体的に、たとえば、テーマパーク側で通信端末404を確保することなく、携帯電話機など利用者自身が所有する通信端末などを利用することで、本実施の形態の各種機能の実現に際してのコスト増加を抑制することができる。
なお、本実施の形態で説明したテーマパーク管理方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
本実施の形態にかかるテーマパーク管理システムの機能ブロック図である。 待ち時間の算出方法について説明する説明図である。 本実施の形態にかかるテーマパーク管理装置の処理手順を示すフローチャートである。 実施例にかかるテーマパークの一例を示す平面図である。 テーマパーク内のアトラクションにおける設備を示す説明図である。 実施例にかかるテーマパーク管理システムのシステム構成図である。 実施例にかかるテーマパーク管理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 実施例にかかる通信端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 実施例にかかるアトラクション管理ファイルを示す説明図である。 実施例にかかる移動情報ファイルを示す説明図である。 GPS代替情報から現在位置を算出する方法の一例を示す説明図である。 実施例にかかるテーマパーク管理装置の処理手順を示すフローチャートである。 実施例にかかる通信端末の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
101 取得部
102 待ち時間算出部
104 送信部
105 決定部
106 探索部
110 テーマパーク管理装置

Claims (10)

  1. テーマパーク内の任意のアトラクションへの入場待ちをしている利用者の現在位置情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された現在位置情報に基づいて、前記利用者が入場待ちしているアトラクション(以下、「入場待ちアトラクション」という)に入場可能となるまでの待ち時間を算出する待ち時間算出手段と、
    前記待ち時間算出手段によって算出された前記入場待ちアトラクションの待ち時間と、前記入場待ちアトラクション以外の他のアトラクションの待ち時間とを、前記利用者の通信端末に送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とするテーマパーク管理装置。
  2. 前記他のアトラクションの待ち時間には、前記他のアトラクションまでの移動時間が含まれていることを特徴とする請求項1に記載のテーマパーク管理装置。
  3. 前記待ち時間算出手段によって算出された前記入場待ちアトラクションの待ち時間と、前記入場待ちアトラクション以外の他のアトラクションの待ち時間とに基づいて、前記他のアトラクションの中から推奨するアトラクションを決定する決定手段を備え、
    前記送信手段は、
    前記入場待ちアトラクションの待ち時間と前記決定手段によって決定されたアトラクションの待ち時間とを、前記利用者の通信端末に送信することを特徴とする請求項1または2に記載のテーマパーク管理装置。
  4. 前記決定手段は、
    前記他のアトラクションのうち前記入場待ちアトラクションよりも待ち時間が短いアトラクションを、前記推奨するアトラクションに決定することを特徴とする請求項3に記載のテーマパーク管理装置。
  5. 前記決定手段は、
    前記他のアトラクションのうち前記入場待ちアトラクションの内容と関連するアトラクションを、前記推奨するアトラクションに決定することを特徴とする請求項3または4に記載のテーマパーク管理装置。
  6. 前記取得手段は、
    前記送信手段によって待ち時間が送信された結果、前記利用者によって指定されたアトラクション(以下、「指定アトラクション」という)に関する情報を前記利用者の通信端末から取得し、
    前記送信手段は、
    前記利用者の現在位置から前記指定アトラクションまでの誘導経路に関する情報を前記利用者の通信端末に送信することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のテーマパーク管理装置。
  7. 前記取得手段によって前記指定アトラクションに関する情報が取得された場合、前記利用者の現在位置から前記指定アトラクションまでの誘導経路を探索する探索手段を備え、
    前記送信手段は、
    前記探索手段によって探索された誘導経路に関する情報を前記利用者の通信端末に送信することを特徴とする請求項6に記載のテーマパーク管理装置。
  8. テーマパーク内の任意のアトラクションへの入場待ちをしている利用者の現在位置情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程によって取得された現在位置情報に基づいて、前記利用者が入場待ちしているアトラクション(以下、「入場待ちアトラクション」という)に入場可能となるまでの待ち時間を算出する待ち時間算出工程と、
    前記待ち時間算出工程によって算出された前記入場待ちアトラクションの待ち時間と、前記入場待ちアトラクション以外の他のアトラクションの待ち時間とを、前記利用者の通信端末に送信する送信工程と、
    を含んだことを特徴とするテーマパーク管理方法。
  9. 請求項8に記載のテーマパーク管理方法をコンピュータに実行させることを特徴とするテーマパーク管理プログラム。
  10. 請求項9に記載のテーマパーク管理プログラムをコンピュータによる読み取り可能に記録したことを特徴とする記録媒体。

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