JP2007009115A - 液晶ディスプレイ向け衝撃吸収用樹脂組成物及びそれを用いた液晶ディスプレイ用衝撃吸収材並びにこれらを用いた液晶ディスプレイ用光学フィルタ及び液晶ディスプレイ - Google Patents
液晶ディスプレイ向け衝撃吸収用樹脂組成物及びそれを用いた液晶ディスプレイ用衝撃吸収材並びにこれらを用いた液晶ディスプレイ用光学フィルタ及び液晶ディスプレイ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007009115A JP2007009115A JP2005194019A JP2005194019A JP2007009115A JP 2007009115 A JP2007009115 A JP 2007009115A JP 2005194019 A JP2005194019 A JP 2005194019A JP 2005194019 A JP2005194019 A JP 2005194019A JP 2007009115 A JP2007009115 A JP 2007009115A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- crystal display
- weight
- monomer
- acrylate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Polymerisation Methods In General (AREA)
- Graft Or Block Polymers (AREA)
Abstract
【解決手段】 アクリル酸系誘導体ポリマー 10〜80重量部、
アクリル酸系誘導体モノマー 15〜89.9重量部
及び
重合開始剤 0.1〜5重量部
を含有してなる液晶ディスプレイ向け衝撃吸収用樹脂組成物。上記ポリマー及びモノマーともに、炭素数が4〜18であるアルキルアクリレートヒドロキシル基含有アクリレートを特定割合で含むものが好ましい。上記衝撃吸収用樹脂組成物を硬化反応させてなる液晶ディスプレイ用衝撃吸収材。
【選択図】 なし
Description
そこで、本発明は、透明で、適度な粘着力と液晶ディスプレイの保護に必要な衝撃吸収性を有し、液晶パネルの構成材料を侵すことがない液晶ディスプレイ向け衝撃吸収用樹脂組成物及びそれを用いた液晶ディスプレイ用衝撃吸収材並びにこれらを用いた液晶ディスプレイ用光学フィルタ及び液晶ディスプレイを提供することを目的とする。
また、液晶パネル前面に上記液晶ディスプレイ向け衝撃吸収用樹脂組成物及びそれを用いた液晶ディスプレイ用衝撃吸収材を介して前面板を貼り付けることにより耐衝撃性に優れ、表面に触れても画像が乱れることがない液晶ディスプレイを提供することを目的とする。
1. アクリル酸系誘導体ポリマー 10〜80重量部、
アクリル酸系誘導体 15〜89.9重量部
及び
重合開始剤 0.1〜5重量部
を含有してなる液晶ディスプレイ向け衝撃吸収用樹脂組成物。
2. コポリマー 15〜60重量部
アクリロイル基を1個有するモノマー 39〜84重量部
アクリロイル基を2個以上有するモノマー 0.5〜10重量部
及び
光重合開始剤 0.3〜3重量部
を含有し、
上記のコポリマーが、アルキル基の炭素数が4〜18であるアルキルアクリレート(以下、AAモノマーという。)50〜87重量%と下記一般式(I)
(ただし、式中、mは2、3又は4、nは1〜10の整数をしめす。)
で表されるヒドロキシル基含有アクリレート(以下、HAモノマーという。)13〜50重量%を重合させて得られるものであり、
上記のアクリロイル基を1個有するモノマーとして、AAモノマーを50〜87重量%及びHAモノマーを13〜50重量%の割合になるように使用し、
上記コポリマー中のHAモノマーの割合(P重量%)と、アクリロイル基を1個有するモノマーにおけるHAモノマーの割合(M重量%)との間に、
の関係があるように配合されてなる項1記載の液晶ディスプレイ向け衝撃吸収用樹脂組成物。
3. 光重合開始剤がα−ヒドロキシアルキルフェノン系化合物あるいはアシルフォスフィンオキサイド系化合物あるいはオリゴ(2−ヒドロキシ−2−メチル−1−(4−(1−メチルビニル)フェニル)プロパノン)である項2記載の液晶ディスプレイ向け衝撃吸収用樹脂組成物。
4. AAモノマーが2−エチルヘキシルアクリレートまたはイソオクチルアクリレートまたはn−オクチルアクリレートであり、HAモノマーが2−ヒドロキシエチルアクリレートまたは1−ヒドロキシエチルアクリレートまたは2−ヒドロキシプロピルアクリレートまたは3−ヒドロキシプロピルアクリレートまたは1−ヒドロキシプロピルアクリレートまたは4−ヒドロキシブチルアクリレートまたは3−ヒドロキシブチルアクリレートまたは2−ヒドロキシブチルアクリレートまたは1−ヒドロキシブチルアクリレートである項3又は4記載の液晶ディスプレイ向け衝撃吸収用樹脂組成物。
5. コポリマーの重量平均分子量が100,000〜700,000である項2〜4のいずれかに記載の液晶ディスプレイ向け衝撃吸収用樹脂組成物。
6. コポリマ 40〜60重量部、
アクリロイル基を1個有するモノマー 39〜59重量部、
アクリロイル基を2個以上有するモノマー 1〜5重量部、
及び
光重合開始剤 0.5〜2.0重量部
を含有する項2〜5のいずれかに記載の液晶ディスプレイ向け衝撃吸収用樹脂組成物。
7. 項1〜6のいずれかに記載の液晶ディスプレイ向け衝撃吸収用樹脂組成物を硬化反応させてなる液晶ディスプレイ用衝撃吸収材。
8. 形状がシート状又はフィルム状である項7記載の液晶ディスプレイ用衝撃吸収材。
9. 項1〜6のいずれかに記載の液晶ディスプレイ向け衝撃吸収用樹脂組成物又は項7若しくは8のいずれかに記載の液晶ディスプレイ用衝撃吸収材を使用して得られる液晶ディスプレイパネル用衝撃吸収層を備えた液晶ディスプレイ用光学フィルタ。
10. 項1〜6のいずれかに記載の液晶ディスプレイ向け衝撃吸収用樹脂組成物又は項7若しくは8のいずれかに記載の液晶ディスプレイ用衝撃吸収材を使用して得られる液晶ディスプレイ。
また、本発明に係る液晶ディスプレイ向け衝撃吸収用樹脂組成物は、ポリマーとモノマーの組成をほぼ同じにすることによりポリマーの溶解性を高くすることができ、高分子量のポリマーを使用しても透明な樹脂組成物や硬化物を作製できる。さらにモノマーで希釈されているため無溶剤で成形が可能であり、気泡の無い厚いフィルム若しくはシートを作製できる。
また、高分子量のポリマを比較的高濃度で含有しているので、薄い膜厚でも衝撃吸収性に優れる。また、そのために硬さがあり、耐擦傷性の低下を抑制できる。この硬さのため組成変形しにくく、厚い膜厚でより優れた衝撃吸収性を発揮することができる。さらに、凝集力が高く伸縮性もあるためフィルムがたわんだときやロールに巻きつけたときに亀裂が入ったり、筋が入ったりすることが少ない。
また、本発明に係る液晶ディスプレイ向け衝撃吸収用樹脂組成物は、一般に液晶ディスプレイに使用される材料を侵すことが無い。
本発明に係る液晶ディスプレイ用衝撃吸収材は、液晶ディスプレイ向け衝撃吸収用樹脂組成物を硬化反応させて得ることができるが、その形状を容易にシートとすることができる。また、この液晶ディスプレイ用衝撃吸収材には、粘着性が付与されているので、粘着剤又は接着剤を使用することなく、ガラス、その他の基材等に貼合が可能である。
以上の液晶ディスプレイ向け衝撃吸収用樹脂組成物又は液晶ディスプレイ用衝撃吸収材を使用して得られる衝撃吸収層を備えた液晶ディスプレイ用光学フィルタ及び液晶ディスプレイは上記した液晶ディスプレイ用衝撃吸収材と同様の作用効果を継承する。
アクリル酸系誘導体ポリマーは、アクリル酸系誘導体以外のモノマーを併用して重合させて得られるポリマーであってもよい。
以上において、本発明における効果を得るためには、使用するモノマーの全量の内、アクリル酸系誘導体以外のモノマーの使用量は90重量%以下が好ましく、50重量%以下がより好ましく、特に、20重量%以下が好ましい。
また、重合性不飽和結合を分子内に2個以上有するモノマーの使用量は使用するモノマー全量に対して10重量%以下が好ましく、5重量%以下がより好ましい。10重量%以上使用すると、衝撃で衝撃吸収層が裂け易くなる傾向がある。
光重合開始剤として、さらに具体的には、ベンゾフェノン、N,N′−テトラメチル−4,4′−ジアミノベンゾフェノン(ミヒラーケトン)、N,N−テトラエチル−4,4′−ジアミノベンゾフェノン、4−メトキシ−4′−ジメチルアミノベンゾフェノン、α−ヒドロキシイソブチルフェノン、2−エチルアントラキノン、t−ブチルアントラキノン、1,4−ジメチルアントラキノン、1−クロロアントラキノン、2,3−ジクロロアントラキノン、3−クロル−2−メチルアントラキノン、1,2−ベンゾアントラキノン、2−フェニルアントラキノン、1,4−ナフトキノン、9,10−フェナントラキノン、チオキサントン、2−クロロチオキサントン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2,2−ジメトキシ―1,2−ジフェニルエタン―1−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン等の芳香族ケトン化合物、ベンゾイン、メチルベンゾイン、エチルベンゾイン等のベンゾイン化合物、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンゾインフェニルエーテル等のベンゾインエーテル化合物、ベンジル、2,2−ジエトキシアセトフェノン、ベンジルジメチルケタール、β−(アクリジン−9−イル)アクリル酸のジエステル化合物、9−フェニルアクリジン、9−ピリジルアクリジン、1,7−ジアクリジノヘプタン等のアクリジン化合物、2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体、2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジ(m−メトキシフェニル)イミダゾール二量体、2−(o−フルオロフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体、2−(o−メトキシフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体、2−(p−メトキシフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体、2,4−ジ(p−メトキシフェニル)5−フェニルイミダゾール二量体、2−(2,4−ジメトキシフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体、2−(p−メチルメルカプトフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体等の2,4,5−トリアリールイミダゾール二量体、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モリホリノフェニル)−1−ブタノン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノ−1−プロパン、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド、オリゴ(2−ヒドロキシ−2−メチル−1−(4−(1−メチルビニル)フェニル)プロパノン)等が挙げられる。また、特に、樹脂組成物を着色させないものとしては1―ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン等のα−ヒドロキシアルキルフェノン系化合物、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチル−ペンチルフォスフィンオキサイド、2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニルフォスフィンオキサイド等のアシルフォスフィンオキサイド系化合物、オリゴ(2−ヒドロキシ−2−メチル−1−(4−(1−メチルビニル)フェニル)プロパノン)及びこれらを組み合わせたものが好ましい。また、特に厚いシートを作製するためには、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチル−ペンチルフォスフィンオキサイド、2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニルフォスフィンオキサイド等のアシルフォスフィンオキサイド系化合物を含む光重合開始剤が好ましい。また、シートの臭気を減らすためにはオリゴ(2−ヒドロキシ−2−メチル−1−(4−(1−メチルビニル)フェニル)プロパノン)が好ましい。これらの光重合開始剤は複数を組み合わせて使用しても良い。
本発明に用いる樹脂材料となるポリマーの分子中には、粘着性を大きくする目的で、極性基を付与しておくことが好ましい。ガラスとの粘着性を大きくする極性基としては、水酸基、カルボキシル基、シアノ基、グリシジル基等の極性基があるが、これらの基は、この様な基を有するモノマーを共重合させることにより導入することができる。
本発明における液晶ディスプレイ向け衝撃吸収用樹脂組成物及びそれを用いた液晶ディスプレイ用衝撃吸収材は、また、ディスプレイ装置に使用するためには、液晶ディスプレイ向け衝撃吸収用樹脂組成物及びそれを用いた液晶ディスプレイ用衝撃吸収材の可視光透過率を80%以上とすることが好ましい。
コポリマー 15〜60重量部
アクリロイル基を1個有するモノマー 39〜84重量部
アクリロイル基を2個以上有するモノマー 0.5〜10重量部
及び
光重合開始剤 0.3〜3重量部
を含有し、
上記のコポリマーが、アルキル基の炭素数が4〜18であるアルキルアクリレート(以下、AAモノマーという。)50〜87重量%と下記一般式(I)
で表されるヒドロキシル基含有アクリレート(以下、HAモノマーという。)13〜50重量%を重合させて得られるものであり、
上記のアクリロイル基を1個有するモノマーとして、AAモノマーを50〜87重量%及びHAモノマーを13〜50重量%の割合になるように使用し、
上記コポリマー中のHAモノマーの割合(P重量%)と、アクリロイル基を1個有するモノマーにおけるHAモノマーの割合(M重量%)との間に、
コポリマーの合成方法としては、溶液重合、懸濁重合、乳化重合及び塊状重合等の既知の重合方法を用いることができるが、溶液重合あるいは塊状重合が好ましい。重合開始剤としては、熱によりラジカルを発生する化合物を用いることができ、具体的には、過酸化ベンゾイル、t−ブチルパーベンゾエイト、クメンヒドロパーオキサイド、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、ジ−n−プロピルパーオキシジカーボネート、ジ(2−エトキシエチル)パーオキシジカーボネート、t−ブチルパーオキシネオデカノエート、t−ブチルパーオキシビバレート、(3,5,5−トリメチルヘキサノイル)パーオキシド、ジプロピオニルパーオキシド、ジアセチルパーオキシド、ジドデシルパーオキシドの様な有機過酸化物や、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニル)。2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチル−4−メトキシバレロニトリル)、ジメチル2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート)、4,4’−アゾビス(4−シアノバレリック酸)、2,2’−アゾビス(2−ヒドロキシメチルプロピオニトリル)、2,2’−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]のようなアゾ系化合物が挙げられる。
コポリマー 15〜60重量部、好ましくは、30〜60重竜部、より好ましくは40〜60重量部
アクリロイル基を1個有するモノマー 39〜84重量部、好ましくは、39〜69重量部、より好ましくは39〜59重量部、
アクリロイル基を2個以上有するモノマー 0.5〜10重量部、好ましくは、1〜10重量部、
及び
光重合開始剤 0.3〜3重量部、好ましくは、0.5〜2重量部
を含有するものである。
コポリマーが少なすぎると機械的特性に問題が生じ、液晶ディスプレイ用衝撃吸収層に使用した場合に衝撃吸収性が低下する。また硬化収縮が大きくなり膜の平坦性に問題が生じやすくなる。逆に多すぎると組成物の粘度が高くなりすぎシート作製が困難になる。
アクリロイル基を1個有するモノマーが、少なすぎると組成物の粘度が高くなりすぎシート作製が困難になり、多すぎると機械的特性に問題が生じる。
アクリロイル基を2個以上有するモノマーが少なすぎると、樹脂組成物の硬化物が形状を保つことが困難であり、逆に多すぎると樹脂組成物の硬化物が脆くなり機械的特性に問題が生じる。
光重合開始剤が少なすぎると反応が十分に進行せず、逆に多すぎると光重合開始剤が大量に残存し、光学的な特性や機械的特性に問題が生じる。なお、上記の液晶ディスプレイ用衝撃吸収材を電子線の照射で硬化させる場合には、光重合開始剤を使用しなくてもよい。
また、前記したアクリロイル基を1個有するモノマーとしては、AAモノマー50〜87重量%、好ましくは60〜70重量%とHAモノマー13〜50重量%、好ましくは30〜40重量%を使用するものである。
これらにおいて、AAモノマーが多すぎると、従って、HAモノマーが少なすぎると吸湿時に本発明に係る衝撃吸収材の硬化物が白濁しやすくなり、逆に、HAモノマーが多すぎると、従って、AAモノマーが少なすぎると吸湿時に本発明に係る衝撃吸収材の硬化物が変形しやすくなる。
本発明における液晶ディスプレイ用衝撃吸収材は、上記液晶ディスプレイ向け衝撃吸収用樹脂組成物を硬化反応させることにより得ることが出来る。形状がシート又はフィルム状である場合は、膜厚が0.1mm〜3mmのものであることが好ましい。透明保護板と併用しない場合は衝撃吸収性を考慮すると0.2mm以上の厚さがより好ましい。特に、衝撃吸収性を大きくしたいときは、厚さを1.3mm以上にすることが好ましい。一方、透明保護板と併用する場合は、0.5mm以下であることが好ましく、0.2mm以下であることが特に好ましい。これは、前記したモノマー原料と重合開始剤の混合物を注形成形することにより製造することができる。また、汎用の塗工機を用い所望の厚みを塗工し、紫外線等の光線、電子線などの放射線を照射して硬化させることにより製造することができる。
本発明の衝撃吸収用樹脂組成物は厚く製膜しても、また、本発明の衝撃吸収材が厚いものであっても、高分子量のコポリマーを含むので、その硬化樹脂は、硬さがあり、衝撃に対して、組成変形しにくく、従って、厚くして衝撃吸収性を向上させやすい。
反射防止層は、可視光反射率が5%以下となる反射防止性を有している層であればよく、透明なプラスチックフィルム等の透明基材に既知の反射防止方法で処理された層を用いることができる。
防汚層は表面に汚れがつきにくくするためのもので、表面張力を下げるためにフッ素系樹脂やシリコン系樹脂等の層が使用されるが、これら既知の層を使用することができる。
色素層は色純度を高めるために使用されるもので、液晶表示セルから発する光の色純度が低い場合に不要な光を低減するために使用される。不要な部分の光を吸収する色素を樹脂に溶解させ、ポリエチレンフィルム等の基材フィルムなどに製膜又は積層したり、粘着剤に混合するなどして形成する。
ハードコート層は表面硬度を高くするために使用される。ハードコート層としてはウレタンアクリレートやエポキシアクリレート等のアクリル樹脂やエポキシ樹脂等をポリエチレンフィルム等の基材フィルムなどに製膜又は積層したものを使用することができる。同様に表面硬度を高めるためにガラス、アクリル、ポリカーボネートなどの板、あるいはこれらの板にハードコート層を製膜又は積層したものを使用することもできる。
本発明における衝撃吸収用樹脂組成物又は上記衝撃吸収材は、反射防止層等の機能性を有する層と、適宜必要なものを積層して使用することができる。この場合、機能性を有する層は、透明基材の一方に積層されていてもよく、透明基材の両側に機能の異なる層が別々に、また、その両側に機能の同じ層が積層されていても良い。機能性を有する層の積層順序は任意である。
これら機能性を有する層と組み合わせる場合、本発明の衝撃吸収用樹脂組成物又は上記衝撃吸収材はこれらの層の液晶パネル側に使用することが好ましい。
また偏光板と積層して使用することもできる。この場合偏光板の視認面側に使用することもでき、偏光板と液晶セルの間に使用することもできる。偏光板の視認面側に使用する場合には本発明の衝撃吸収用樹脂組成物又は上記衝撃吸収材のさらに視認面側に反射防止層、防汚層、ハードコート層を積層することができ、偏光板と液晶セルの間に使用する場合には、偏光板の視認面側に機能性を有する層を積層することができる。
このような多層物とする場合、本発明における液晶ディスプレイ向け衝撃吸収用樹脂組成物又は上記液晶ディスプレイ用衝撃吸収材が最外層となるようにすることが好ましい。
これらの層は、必要なら各層の間に粘着層を介しロールラミネートや枚葉貼合機で積層することができる。さらに、ロールラミネートや枚葉貼合機で積層した多層材は、ロールラミネータ又は枚葉貼合機を用いて液晶ディスプレイ前面又は液晶ディスプレイ用前面板に貼合することができる。
本発明における透明保護板は一般的にな光学用透明基板を使用することができる。具体的にはガラス板、アクリル板、ポリカーボネート板等の板や、厚手のポリエステルシート等が挙げられる。高い表面硬度が必要な場合にはガラス、アクリル等の板が好ましく、ガラス板がより好ましい。これらの透明保護板の表面には反射防止、防汚、ハードコート等の処理がなされていても良い。これらの表面処理は透明保護板の片面でも良く、両面に処理されていても良い。これらの透明保護板は複数を組み合わせて使用することもできる。
本発明における偏光板は一般的な偏光板を使用することができる。これらの偏光板の表面には反射防止、防汚、ハードコート等の処理がなされていても良い。これらの表面処理は偏光板の片面でも良く、両面に処理されていても良い。
本発明における液晶表示セルは一般的な液晶表示セルを使用することができる。液晶表示セルは液晶の制御方法によりTN、STN、VA、IPS等に別けられるが、いずれの制御方法を使用した液晶表示セルでも使用することができる。
図面を用いて説明する。図1及び図2は、従来の液晶ディスプレイを示す断面模式図、図3、図4、図5及び図6は、本発明の液晶ディスプレイを示す断面模式図である。
従来の液晶ディスプレイの構造は、1例として図1に示すように、液晶表示セル1と、その両面に貼り付けられた偏光板2、前面に空隙3を設けて配置された透明保護板5とから構成される。液晶表示セル1は、透明な二枚のガラスに液晶を封入した構造体で、そのガラスの外側の両面に偏光板2等が貼り付けられている。液晶表示セル1の下部4は、反射板又はバックライトシステムである。この場合透明保護板5の前面に反射防止層、防汚層、ハードコート層などが適宜積層される。図2に従来の他の液晶ディスプレイを示すが、液晶表示セル1と、その両面に貼り付けられた偏光板2と反射板又はバックライトユニット4を備えたものである。この場合、偏光板2の前面に反射防止層、防汚層、ハードコート層などが適宜積層される。これに対し、本発明における液晶ディスプレイとして、図3に、透明な衝撃吸収材を介して構成される液晶ディスプレイの一例を示す。液晶表示セル1の両面に偏光板2が積層され、一方偏光板2の上にシート(液晶ディスプレイ用衝撃吸収材)3’、その上に透明保護板5が積層されて視認側を構成し、他方偏光板2に反射板又はバックライトシステム4が配置されている。
また、図4のように図3における構成で、液晶ディスプレイ用衝撃吸収材3’と視認側の偏光板2の順番を入れ替えても良い。この場合透明保護板5と偏光板2を貼り付けるために粘着剤等を使用しても良い。図3や図4のように透明保護板5を使用する場合、透明保護板5の表面に反射防止層、防汚層、ハードコート層などが適宜積層されても良い。また偏光板2の表面に反射防止層、防汚層、ハードコート層などが積層されていても良いが、これらの機能性を有する層が無くても良い。
また、図3及び図4における液晶ディスプレイの構成に対応して、図5及び図6のように透明保護板5を配置しない構成もある。ただし、図6では、さらに、液晶ディスプレイ用衝撃吸収材3’と偏光板2の順番を入れ替えている。図5のように偏光板2が最前面にある場合には偏光板2の表面に反射防止層、防汚層、ハードコート層などが積層されていても良い。図6のように液晶ディスプレイ用衝撃吸収材3’が最前面にある場合には液晶ディスプレイ用衝撃吸収材3’の前面に反射防止層、防汚層、ハードコート層などが積層されていても良く、少なくともハードコート層が積層されていることが特に好ましい。
次に、このコポリマー 44.50g、
2−エチルヘキシルアクリレート 38.25g、
2−ヒドロキシエチルアクリレート 16.25g、
1,6−ヘキサンジオールジアクリレート 1.00g、
1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン 0.50g
を加え、攪拌混合して、液晶ディスプレイ向け衝撃吸収用樹脂組成物を作製した後、幅100mm、奥行き100mm、深さ0.5mmの枠に流し込み、上部を紫外線透過ガラスで覆った状態で、紫外線照射装置を用いて紫外線を2,000mJ照射したところ透明なシートを得た。次にこのシートを前面ガラス用の2.8mm厚のフロートガラスに貼合し、さらに0.7mm厚のガラスに貼り合わせて耐衝撃性の試験を行ったところ、0.6Jでは前面ガラスが破損せず、0.75Jで破損した。
また幅40mm、奥行き40mm、深さ10mmの枠に流し込み、上部を紫外線透過ガラスで覆った状態で、紫外線照射装置を用いて紫外線を9,000mJ照射しゴム硬度測定用のサンプルを作製し、ゴム硬度の測定を行ったところゴム硬度は2であった。
2−エチルヘキシルアクリレート 36.58g、
2−ヒドロキシエチルアクリレート 15.67g、
1,6−ヘキサンジオールジアクリレート 5.00g、
1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン 0.50g
を加え、攪拌混合した後、幅100mm、奥行き100mm、深さ0.5mmの枠に流し込み、上部を紫外線透過ガラスで覆った状態で、紫外線照射装置を用いて紫外線を2,000mJ照射したところ透明なシートを得た。次にこのシートを前面ガラス用の2.8mm厚のフロートガラスに貼合し、さらに0.7mm厚のガラスに貼り合わせて耐衝撃性の試験を行ったところ、1.0Jでは前面ガラスが破損せず、1.25Jで破損した。
また幅40mm、奥行き40mm、深さ10mmの枠に流し込み、上部を紫外線透過ガラスで覆った状態で、紫外線照射装置を用いて紫外線を9,000mJ照射しゴム硬度測定用のサンプルを作製し、ゴム硬度の測定を行ったところゴム硬度は22であった。
2−エチルヘキシルアクリレート 34.65g、
2−ヒドロキシエチルアクリレート 14.85g、
1,6−ヘキサンジオールジアクリレート 10.00g、
1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン 0.50g
を加え、攪拌混合した後、幅100mm、奥行き100mm、深さ0.5mmの枠に流し込み、上部を紫外線透過ガラスで覆った状態で、紫外線照射装置を用いて紫外線を2,000mJ照射したところ透明なシートを得た。次にこのシートを前面ガラス用の2.8mm厚のフロートガラスに貼合し、さらに0.7mm厚のガラスに貼り合わせて耐衝撃性の試験を行ったところ、0.5Jでは前面ガラスが破損せず、0.75Jで破損した。
また幅40mm、奥行き40mm、深さ10mmの枠に流し込み、上部を紫外線透過ガラスで覆った状態で、紫外線照射装置を用いて紫外線を9,000mJ照射しゴム硬度測定用のサンプルを作製し、ゴム硬度の測定を行ったところゴム硬度は38であった。
実施例1のコポリマー 31.5g
2−エチルヘキシルアクリレート 26.95g、
2−ヒドロキシエチルアクリレート 11.55g、
1,6−ヘキサンジオールジアクリレート 30.00g、
1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン 0.50g
を加え、攪拌混合した後、幅100mm、奥行き100mm、深さ0.5mmの枠に流し込み、上部を紫外線透過ガラスで覆った状態で、紫外線照射装置を用いて紫外線を2,000mJ照射したところ透明なシートを得た。次にこのシートを前面ガラス用の2.8mm厚のフロートガラスに貼合し、さらに0.7mm厚のガラスに貼り合わせて耐衝撃性の試験を行ったところ、0.25Jで前面ガラスが破損した。
また幅40mm、奥行き40mm、深さ10mmの枠に流し込み、上部を紫外線透過ガラスで覆った状態で、紫外線照射装置を用いて紫外線を9,000mJ照射しゴム硬度測定用のサンプルを作製し、ゴム硬度の測定を行ったところゴム硬度は75であった。
実施例1の樹脂を幅100mm、奥行き100mm、深さ1.0mmの枠に流し込み、上部を紫外線透過ガラスで覆った状態で、紫外線照射装置を用いて紫外線を2,000mJ照射したところ透明なシートを得た。次にこのシートを前面ガラス用の2.8mm厚のフロートガラスに貼合し、さらに0.7mm厚のガラスに貼り合わせて耐衝撃性の試験を行ったところ、0.25Jでは前面ガラスが破損せず、0.4Jで破損した。
0.7mmのガラスのみで耐衝撃性の試験を行ったところ0.25Jでガラスが破損した。
(重量平均分子量測定)
重量平均分子量の測定はTHFを溶媒としたゲルパーミエーションクロマトグラフィーを使用して行い、標準ポリスチレンの検量線を使用して重量平均分子量を決定した。
(耐衝撃性試験)
耐衝撃性試験は、前面ガラスに前記の樹脂シートを貼合したものをさらに厚さ0.7mmの液晶パネルに使用されているものと同等のガラスに貼合し、前面ガラス側に510gの鋼球を落下させて評価した。5cm、8cm、10cm、12cm、15cm、以降は5cm刻みで鋼球の中心高さを変えて鋼球を落下させ、前面ガラスが割れるかどうかで判定を行った。衝撃強さは下記の式から計算した。
衝撃強さ=鋼球重さ(Kg)×高さ(m)×9.8(m/s2)
例えば高さ5cmの場合、0.51×0.05×9.8=0.25Jとなる。
(ゴム硬度測定)
幅40mm、奥行き40mm、深さ10mmのサンプルを使用し、西東京精密株式会社製スプリング式硬度計(型式:WR−104A)でゴム硬度を測定した。測定は5点行い、5点の平均値をゴム硬度とした。
2 偏光板
3 空隙(空気層)
3’ 液晶ディスプレイ用衝撃吸収材
4 バックライトシステム
5 透明保護板
Claims (10)
- アクリル酸系誘導体ポリマー 10〜80重量部、
アクリル酸系誘導体 15〜89.9重量部
及び
重合開始剤 0.1〜5重量部
を含有してなる液晶ディスプレイ向け衝撃吸収用樹脂組成物。 - コポリマー 15〜60重量部
アクリロイル基を1個有するモノマー 39〜84重量部
アクリロイル基を2個以上有するモノマー 0.5〜10重量部
及び
光重合開始剤 0.3〜3重量部
を含有し、
上記のコポリマーが、アルキル基の炭素数が4〜18であるアルキルアクリレート(以下、AAモノマーという。)50〜87重量%と下記一般式(I)
で表されるヒドロキシル基含有アクリレート(以下、HAモノマーという。)13〜50重量%を重合させて得られるものであり、
上記のアクリロイル基を1個有するモノマーとして、AAモノマーを50〜87重量%及びHAモノマーを13〜50重量%の割合になるように使用し、
上記コポリマー中のHAモノマーの割合(P重量%)と、アクリロイル基を1個有するモノマーにおけるHAモノマーの割合(M重量%)との間に、
- 光重合開始剤がα−ヒドロキシアルキルフェノン系化合物あるいはアシルフォスフィンオキサイド系化合物あるいはオリゴ(2−ヒドロキシ−2−メチル−1−(4−(1−メチルビニル)フェニル)プロパノン)である請求項2記載の液晶ディスプレイ向け衝撃吸収用樹脂組成物。
- AAモノマーが2−エチルヘキシルアクリレートまたはイソオクチルアクリレートまたはn−オクチルアクリレートであり、HAモノマーが2−ヒドロキシエチルアクリレートまたは1−ヒドロキシエチルアクリレートまたは2−ヒドロキシプロピルアクリレートまたは3−ヒドロキシプロピルアクリレートまたは1−ヒドロキシプロピルアクリレートまたは4−ヒドロキシブチルアクリレートまたは3ヒドロキシブチルアクリレートまたは2−ヒドロキシブチルアクリレートまたは1−ヒドロキシブチルアクリレートである請求項3又は4記載の液晶ディスプレイ向け衝撃吸収用樹脂組成物。
- コポリマーの重量平均分子量が100,000〜700,000である請求項2〜4のいずれかに記載の液晶ディスプレイ向け衝撃吸収用樹脂組成物。
- コポリマ 40〜60重量部、
アクリロイル基を1個有するモノマー 39〜59重量部、
アクリロイル基を2個以上有するモノマー 1〜5重量部、
及び
光重合開始剤 0.5〜2.0重量部
を含有する請求項2〜5のいずれかに記載の液晶ディスプレイ向け衝撃吸収用樹脂組成物。 - 請求項1〜6のいずれかに記載の液晶ディスプレイ向け衝撃吸収用樹脂組成物を硬化反応させてなる液晶ディスプレイ用衝撃吸収材。
- 形状がシート状又はフィルム状である請求項7記載の液晶ディスプレイ用衝撃吸収材。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の液晶ディスプレイ向け衝撃吸収用樹脂組成物又は請求項7若しくは8のいずれかに記載の液晶ディスプレイ用衝撃吸収材を使用して得られる液晶ディスプレイパネル用衝撃吸収層を備えた液晶ディスプレイ用光学フィルタ。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の液晶ディスプレイ向け衝撃吸収用樹脂組成物又は請求項7若しくは8のいずれかに記載の液晶ディスプレイ用衝撃吸収材を使用して得られる液晶ディスプレイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005194019A JP4743493B2 (ja) | 2005-07-01 | 2005-07-01 | 液晶ディスプレイ向け衝撃吸収用樹脂組成物及びそれを用いた液晶ディスプレイ用衝撃吸収材並びにこれらを用いた液晶ディスプレイ用光学フィルタ及び液晶ディスプレイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005194019A JP4743493B2 (ja) | 2005-07-01 | 2005-07-01 | 液晶ディスプレイ向け衝撃吸収用樹脂組成物及びそれを用いた液晶ディスプレイ用衝撃吸収材並びにこれらを用いた液晶ディスプレイ用光学フィルタ及び液晶ディスプレイ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007009115A true JP2007009115A (ja) | 2007-01-18 |
JP4743493B2 JP4743493B2 (ja) | 2011-08-10 |
Family
ID=37748021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005194019A Expired - Fee Related JP4743493B2 (ja) | 2005-07-01 | 2005-07-01 | 液晶ディスプレイ向け衝撃吸収用樹脂組成物及びそれを用いた液晶ディスプレイ用衝撃吸収材並びにこれらを用いた液晶ディスプレイ用光学フィルタ及び液晶ディスプレイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4743493B2 (ja) |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008053931A1 (en) * | 2006-10-31 | 2008-05-08 | Hitachi Chemical Co., Ltd. | Resin composition for optical use, resin material for optical use using the same, optical filter for image display device, and image display device |
WO2008156136A1 (ja) * | 2007-06-19 | 2008-12-24 | Hitachi Chemical Co., Ltd. | 光学用樹脂組成物及びそれを用いた光学用樹脂材料 |
JP2009057550A (ja) * | 2007-08-06 | 2009-03-19 | Hitachi Chem Co Ltd | 粘着材 |
JP2009294360A (ja) * | 2008-06-04 | 2009-12-17 | Hitachi Chem Co Ltd | 光学用樹脂組成物及びこの組成物を用いた光学用樹脂材料並びに画像表示用装置 |
JP2010001449A (ja) * | 2008-05-20 | 2010-01-07 | Hitachi Chem Co Ltd | 光学用樹脂組成物及びこれを用いた光学用樹脂材料 |
JP2010180372A (ja) * | 2009-02-09 | 2010-08-19 | Toppan Printing Co Ltd | ハードコート塗液およびハードコートフィルム |
JP2012053110A (ja) * | 2010-08-31 | 2012-03-15 | Konica Minolta Opto Inc | 前面板付き液晶表示装置の製造方法、前面板付き液晶表示装置 |
WO2012077807A1 (ja) * | 2010-12-10 | 2012-06-14 | 日立化成工業株式会社 | 光学用粘着材樹脂組成物、それを用いた光学用粘着材シート及び画像表示装置 |
WO2012077806A1 (ja) * | 2010-12-10 | 2012-06-14 | 日立化成工業株式会社 | 光学用粘着材樹脂組成物、光学用粘着材シート、画像表示装置、光学用粘着材シートの製造方法及び画像表示装置の製造方法 |
JP2014025070A (ja) * | 2007-06-19 | 2014-02-06 | Hitachi Chemical Co Ltd | 光学用樹脂組成物及びそれを用いた光学用樹脂材料 |
JP2014056250A (ja) * | 2007-04-09 | 2014-03-27 | Dexerials Corp | 光硬化型樹脂組成物 |
US9885895B2 (en) | 2007-07-17 | 2018-02-06 | Dexerials Corporation | Image display device and production method thereof |
US9885900B2 (en) | 2006-07-14 | 2018-02-06 | Dexerials Corporation | Resin composition and display unit |
US10216026B2 (en) | 2007-04-09 | 2019-02-26 | Dexerials Corporation | Image display device that can display high brightness and high contrast images and includes a cured resin layer |
US10876013B2 (en) | 2007-04-10 | 2020-12-29 | Dexerials Corporation | Method for producing image display apparatus |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01136144A (ja) * | 1987-11-21 | 1989-05-29 | Sekisui Chem Co Ltd | 光及び熱硬化性組成物 |
JPH03288153A (ja) * | 1990-04-05 | 1991-12-18 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | 光重合性樹脂組成物 |
-
2005
- 2005-07-01 JP JP2005194019A patent/JP4743493B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01136144A (ja) * | 1987-11-21 | 1989-05-29 | Sekisui Chem Co Ltd | 光及び熱硬化性組成物 |
JPH03288153A (ja) * | 1990-04-05 | 1991-12-18 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | 光重合性樹脂組成物 |
Cited By (36)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11982890B2 (en) | 2006-07-14 | 2024-05-14 | Dexerials Corporation | Resin composition and display unit |
US11467438B2 (en) | 2006-07-14 | 2022-10-11 | Dexerials Corporation | Resin composition and display unit |
US10989944B2 (en) | 2006-07-14 | 2021-04-27 | Dexerials Corporation | Resin composition and display unit |
US10989943B2 (en) | 2006-07-14 | 2021-04-27 | Dexerials Corporation | Resin composition and display unit |
US10684498B2 (en) | 2006-07-14 | 2020-06-16 | Dexerials Corporation | Resin composition and display unit |
US9885900B2 (en) | 2006-07-14 | 2018-02-06 | Dexerials Corporation | Resin composition and display unit |
US8653200B2 (en) | 2006-10-31 | 2014-02-18 | Hitachi Chemical Co., Ltd. | Optical resin composition, optical resin material using the same, optical filter for image display device, and image display device |
WO2008053931A1 (en) * | 2006-10-31 | 2008-05-08 | Hitachi Chemical Co., Ltd. | Resin composition for optical use, resin material for optical use using the same, optical filter for image display device, and image display device |
US9012028B2 (en) | 2006-10-31 | 2015-04-21 | Hitachi Chemical Company, Ltd. | Optical resin composition, optical resin material using the same, optical |
JP5176149B2 (ja) * | 2006-10-31 | 2013-04-03 | 日立化成株式会社 | 光学用樹脂組成物及びそれを用いた光学用樹脂材料、画像表示用装置のための光学フィルター、並びに画像表示用装置 |
US8859683B2 (en) | 2006-10-31 | 2014-10-14 | Hitachi Chemical Company, Ltd. | Optical resin composition, optical resin material using the same, optical filter for image display device, and image display device |
US10725329B2 (en) | 2007-04-09 | 2020-07-28 | Dexerials Corporation | Image display device that can display high brightness and high contrast images and includes a cured resin layer |
US11237423B2 (en) | 2007-04-09 | 2022-02-01 | Dexerials Corporation | Image display device that can display high brightness and high contrast images and includes a cured resin layer |
JP2014056250A (ja) * | 2007-04-09 | 2014-03-27 | Dexerials Corp | 光硬化型樹脂組成物 |
JP2019086783A (ja) * | 2007-04-09 | 2019-06-06 | デクセリアルズ株式会社 | 光硬化型樹脂組成物 |
US11740501B2 (en) | 2007-04-09 | 2023-08-29 | Dexerials Corporation | Image display device that can display high brightness and high contrast images and includes a cured resin layer |
US10216026B2 (en) | 2007-04-09 | 2019-02-26 | Dexerials Corporation | Image display device that can display high brightness and high contrast images and includes a cured resin layer |
US9354462B2 (en) | 2007-04-09 | 2016-05-31 | Dexerials Corporation | Image display device |
US9348062B2 (en) | 2007-04-09 | 2016-05-24 | Dexerials Corporation | Image display device |
JP2016014885A (ja) * | 2007-04-09 | 2016-01-28 | デクセリアルズ株式会社 | 光硬化型樹脂組成物 |
US10876013B2 (en) | 2007-04-10 | 2020-12-29 | Dexerials Corporation | Method for producing image display apparatus |
US11614647B2 (en) | 2007-04-10 | 2023-03-28 | Dexerials Corporation | Method for producing image display apparatus |
JP2014025070A (ja) * | 2007-06-19 | 2014-02-06 | Hitachi Chemical Co Ltd | 光学用樹脂組成物及びそれを用いた光学用樹脂材料 |
WO2008156136A1 (ja) * | 2007-06-19 | 2008-12-24 | Hitachi Chemical Co., Ltd. | 光学用樹脂組成物及びそれを用いた光学用樹脂材料 |
US9885895B2 (en) | 2007-07-17 | 2018-02-06 | Dexerials Corporation | Image display device and production method thereof |
JP2009057550A (ja) * | 2007-08-06 | 2009-03-19 | Hitachi Chem Co Ltd | 粘着材 |
JP2010001449A (ja) * | 2008-05-20 | 2010-01-07 | Hitachi Chem Co Ltd | 光学用樹脂組成物及びこれを用いた光学用樹脂材料 |
JP2009294360A (ja) * | 2008-06-04 | 2009-12-17 | Hitachi Chem Co Ltd | 光学用樹脂組成物及びこの組成物を用いた光学用樹脂材料並びに画像表示用装置 |
JP2010180372A (ja) * | 2009-02-09 | 2010-08-19 | Toppan Printing Co Ltd | ハードコート塗液およびハードコートフィルム |
JP2012053110A (ja) * | 2010-08-31 | 2012-03-15 | Konica Minolta Opto Inc | 前面板付き液晶表示装置の製造方法、前面板付き液晶表示装置 |
WO2012077807A1 (ja) * | 2010-12-10 | 2012-06-14 | 日立化成工業株式会社 | 光学用粘着材樹脂組成物、それを用いた光学用粘着材シート及び画像表示装置 |
JP5842825B2 (ja) * | 2010-12-10 | 2016-01-13 | 日立化成株式会社 | 光学用粘着材樹脂組成物、それを用いた光学用粘着材シート及び画像表示装置 |
WO2012077806A1 (ja) * | 2010-12-10 | 2012-06-14 | 日立化成工業株式会社 | 光学用粘着材樹脂組成物、光学用粘着材シート、画像表示装置、光学用粘着材シートの製造方法及び画像表示装置の製造方法 |
CN103249797A (zh) * | 2010-12-10 | 2013-08-14 | 日立化成株式会社 | 光学用粘附材料树脂组合物、使用了该组合物的光学用粘附材料片材及图像显示装置 |
JPWO2012077807A1 (ja) * | 2010-12-10 | 2014-05-22 | 日立化成株式会社 | 光学用粘着材樹脂組成物、それを用いた光学用粘着材シート及び画像表示装置 |
JPWO2012077806A1 (ja) * | 2010-12-10 | 2014-05-22 | 日立化成株式会社 | 光学用粘着材樹脂組成物、光学用粘着材シート、画像表示装置、光学用粘着材シートの製造方法及び画像表示装置の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4743493B2 (ja) | 2011-08-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4743493B2 (ja) | 液晶ディスプレイ向け衝撃吸収用樹脂組成物及びそれを用いた液晶ディスプレイ用衝撃吸収材並びにこれらを用いた液晶ディスプレイ用光学フィルタ及び液晶ディスプレイ | |
JP5680813B2 (ja) | 画像表示用装置のための光学フィルター及び画像表示用装置 | |
JP5870933B2 (ja) | 画像表示装置用粘着シート、画像表示装置及び粘着性樹脂組成物 | |
JP5765398B2 (ja) | 光学用樹脂組成物及びそれを用いた光学用樹脂材料 | |
JP5417776B2 (ja) | 光学用樹脂組成物及びこれを用いた光学用樹脂材料 | |
JP2013119604A (ja) | 画像表示装置用粘着性樹脂組成物、それを用いた画像表示装置用粘着シート及び画像表示装置 | |
CN106978092B (zh) | 光固化性树脂组合物 | |
JP2007298667A (ja) | 光学フィルタ | |
JP5790663B2 (ja) | 画像表示装置用粘着性樹脂組成物、画像表示装置用粘着シート及び画像表示装置 | |
JP2008129159A (ja) | 保護板付き画像表示装置の製造方法 | |
KR20140012623A (ko) | 광학용 점착재 수지 조성물, 그것을 사용한 광학용 점착재 시트 및 화상 표시 장치 | |
JP2009057550A (ja) | 粘着材 | |
JP6048137B2 (ja) | 画像表示装置用粘着シート及び画像表示装置 | |
JP2017218477A (ja) | 曲面塗布用光硬化性樹脂組成物、画像表示装置及びその製造方法 | |
JP5069398B2 (ja) | 保護部材、それを用いた保護部材積層体及びディスプレイ装置 | |
JP4743494B2 (ja) | 光学用樹脂組成物及びそれを用いた光学用樹脂シート並びにこれらを用いたプラズマディスプレイ用光学フィルタ及びプラズマディスプレイ | |
JP2008233774A (ja) | 電気泳動表示装置及び電子機器 | |
JP2011180612A (ja) | 保護部材、それを用いた保護部材積層体及びディスプレイ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080625 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110107 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110113 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110310 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110414 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110427 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140520 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4743493 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140520 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140520 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |