JP2007007061A - 歯間清掃具の製造方法および歯間清掃具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 収率が高く、簡単な構成で生産性に優れた歯間清掃具の製造方法および歯間清掃具を提供することを目的とする。
【解決手段】 隙間25,26に清掃糸22を通した(挟み込んだ)状態で、第1保持部23および第2保持部24に超音波を照射する。超音波の照射を始めると、第1保持部23および第2保持部24のそれぞれの内面同士は、清掃糸22を挟んだ状態で激しく振動して擦れあい、摩擦熱が発生し、第1保持部23および第2保持部24のそれぞれの内面同士は溶融し、第1保持部23および第2保持部24の隙間25,26が埋められて融着する。同時に、隙間25,26に挟まれていた清掃糸22も、隙間25,26の内面同士の融着によって第1保持部23および第2保持部24にそれぞれ固着される。
【選択図】 図4
【解決手段】 隙間25,26に清掃糸22を通した(挟み込んだ)状態で、第1保持部23および第2保持部24に超音波を照射する。超音波の照射を始めると、第1保持部23および第2保持部24のそれぞれの内面同士は、清掃糸22を挟んだ状態で激しく振動して擦れあい、摩擦熱が発生し、第1保持部23および第2保持部24のそれぞれの内面同士は溶融し、第1保持部23および第2保持部24の隙間25,26が埋められて融着する。同時に、隙間25,26に挟まれていた清掃糸22も、隙間25,26の内面同士の融着によって第1保持部23および第2保持部24にそれぞれ固着される。
【選択図】 図4
Description
本発明は、口腔内で歯間の清掃に用いる歯間清掃具の製造方法および歯間清掃具に関する。
歯と歯の隙間(歯間)は、飲食物の滓などの歯垢が溜まり易く、通常の歯ブラシによるブラッシングでは確実に除去することが難しい。こうした歯間に付着した歯垢を取り除くために、極細繊維を約200〜400程度撚り合わせたー般にデンタルフロスと称される清掃糸が使用されている。デンタルフロスを歯間に挿入して擦ることにより、歯間に付着した歯垢が除去される。こうしたデンタルフロスは、長さ40cm程度にカットしたものを用い、一方の端を左右の中指に巻きつけ、他方の端を人差し指と親指で保持して緊張させ、歯間に挿入して使用する。
しかし、こうしたデンタルフロスは上述したように指に巻きつけて使用するため、使い慣れないと歯垢除去がしにくかった。このため、デンタルフロスを樹脂等で形成されたフレームに張り渡して固定したフレーム付きデンタルフロスが一般に広く知られている(例えば、特許文献1)。こうしたフレーム付きデンタルフロスでは、2つの保持部の間にデンタルフロスを張られ、この保持部から延びる把持部を持ってデンタルフロスを歯間に挿入し、把持部を動かすことにより、歯間の歯垢をデンタルフロスによって容易に掻き落とすことができる。
このようなフレーム付きデンタルフロス(歯間清掃具)の製造方法としては、従来、デンタルフロスを緊張して支える樹脂製のフレームを射出成形する際に、成形金型の内部の所定位置に予めデンタルフロスを張り渡しておき、成形金型内に樹脂を射出した時にフレームの形成と同時にデンタルフロスをフレームに固着してしまう製造方法が知られている(特許文献1)。
特開平9−271481号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の歯間清掃具の製造方法では、成形金型内に予めデンタルフロスを張り渡しておく必要があり、成形金型の構造が複雑、大型化して製造コストが高くなるという課題があった。また、成形金型内に樹脂を射出した際に、所定位置に張り渡しておいたデンタルフロスが樹脂の射出圧力によって所定位置からズレてしまい、デンタルフロスが弛んだ状態でフレームに固定されてしまうなど、成形不良にによる収率の低下も課題であった。更に、長尺のデンタルフロスに複数のフレームを固着して一括成形する場合、形成後のそれぞれのフレーム間でデンタルフロスを切り離す手間がかかり、生産性に課題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、収率が高く、簡単な構成で生産性に優れた歯間清掃具の製造方法および歯間清掃具を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明によれば、先端に隙間が形成された第1保持部と、前記の第1保持部に対して一定の間隔をあけて形成され、先端に隙間が形成された第2保持部とを前記第1保持部および第2保持部と一体に形成され、これら第1保持部と第2保持部から延びる把持部とを有する本体と、前記第1保持部の隙間と前記第2保持部の隙間にそれぞれ挟まれ、前記第1保持部と前記第2保持部との間に張られる清掃糸とを備えた歯間清掃具の製造方法であって、前記第1保持部の隙間と前記第2保持部の隙間に緊張させた前記清掃糸を挿入する工程と、前記第1保持部の隙間および前記第2保持部の隙間にそれぞれ超音波を印加し、前記隙間をそれぞれ超音波融着させて塞ぎ、前記清掃糸を前記第1保持部と前記第2保持部に固着させる工程とを備えたことを特徴とする歯間清掃具の製造方法が提供される。
前記第1保持部と前記第2保持部に固着された前記清掃糸における前記第1保持部と前記第2保持部のそれぞれ外側の部分を切断する工程を更に備えていてもよい。前記清掃糸は互いに一定の間隔をあけて前記隙間に複数本固着されていてもよい。
前記第1保持部と前記第2保持部における前記隙間を介して対面する隙間内面のうちの少なくとも一方は、表面が粗面であればよい。前記粗面は、前記清掃糸の緊張方向に対して略直角方向に延びる複数の微細な突条であればよい。前記突条は、その頂部が断面三角形状であればよい。本発明によれば、前記歯間清掃具の製造方法により製造されたことを特徴とする歯間清掃具が提供される。
本発明の歯間清掃具の製造方法によれば、予め射出成形などによって形成した本体(フレーム)に超音波を用いて清掃糸(デンタルフロス)を固着するため、本体(フレーム)の材質として、射出金型内に清掃糸(デンタルフロス)を予めインサートしておき、本体(フレーム)を熱可塑性樹脂で成形すると同時に、一体的に清掃糸(デンタルフロス)を本体(フレーム)の両端部に固着する方法において従来から使用されているポリスチレン樹脂はもとより、従来は清掃糸の位置ずれなどによって採用が困難であった熱収縮率の大きなポリプロピレン樹脂のように安価で化学的安定性の高い樹脂も本体(フレーム)の材料として使用することが出来る。
また、本体(フレーム)の成形時に清掃糸(デンタルフロス)を複数本間隔をおいて平行に並列緊張状態に保持する機構など、金型に清掃糸(デンタルフロス)を支える特別な仕組みが必要ないため、金型及び周辺装置が複雑にならず、また本体(フレーム)や把持部の形状設計に制約がないといったメリットがある。
さらに、超音波により清掃糸(デンタルフロス)を略U字状の本体(フレーム)の両端部に固着した後、本体(フレーム)もしくは把持部もしくは両方を保持したまま、本体(フレーム)の外側にある不必要な清掃糸(デンタルフロス)をカッターでカットもしくは熱による溶断することが出来るため、従来の製造方法のように、清掃糸(デンタルフロス)と本体(フレーム)及び/または把持部からなる成形品を成形金型から取り出した後、フレーム間を貫いて連結している余分な清掃糸(デンタルフロス)部分をカットする煩雑さもなく、効率的に歯間清掃具の製造が可能になる。
また、特に複数本の清掃糸(デンタルフロス)を本体(フレーム)に固定する場合、従来のインサート成形による方法では、金型内で一定間隔で清掃糸(デンタルフロス)を保持することが困難であったが、本発明よれば、あらかじめ緊張させた状態で保持した複数本の清掃糸(デンタルフロス)を略U字状の本体(フレーム)の両端部に設けられた隙間(スリット)に挿入するだけなので、清掃糸(デンタルフロス)を張架する工程を極めて簡単に行うことが可能になる。
以下、本発明に係る歯間清掃具の製造方法について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の歯間清掃具の製造方法によって製造された歯間清掃具(フレーム付きデンタルフロス)の一例を示す外観斜視図である。歯間清掃具(フレーム付きデンタルフロス)10は、本体(フレーム)11と、歯科向けの清掃糸(デンタルフロス)12とから構成されている。本体11は、互いに一定の間隔をあけて形成された第1保持部13と第2保持部14、およびこれら第1保持部13と第2保持部14と一体に形成されて延びる把持部15からなる。
こうした本体11は、例えば、ABS、PS、PET、PBT、PCTA、PA、PP等が適宜使用されるが、ローコストであり、化学的にも安定性が高いPP(ポリプロピレン樹脂)が好ましい。なお、こうした本体11に使用される樹脂は、清掃糸(デンタルフロス)12を構成する材料よりも溶融温度が低いものを選択することが必要である。
清掃糸(デンタルフロス)12は、両方の端部がそれぞれ第1保持部13および第2保持部14に固着され、第1保持部13および第2保持部14との間で一定のテンションを持って弛み無く緊張して張られる。第1保持部13および第2保持部14と清掃糸(デンタルフロス)12とは、超音波溶着によって固着される。なお、このような第1保持部13および第2保持部14と清掃糸(デンタルフロス)12との固着方法に関しては、後ほど詳述する。こうした清掃糸12は、1本以上、複数本が互いに平行して張られていれば良い。
清掃糸12は、例えば、ナイロンやポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等から形成されればよい。こうした清掃糸12は、数デシテックスからなる極細繊維を約200〜400程度併せた繊維束からなるが、極細繊維の形状は、略真っ直ぐでもよく、また細かいクリンプ状としてもよい。また、こうした極細繊維の断面は、通常円形や楕円形が使用されるが、中空状や、星形、十字形にしてもよい。
次に、歯間清掃具の製造方法について、図面を参照して説明する。本発明の製造方法によって歯間清掃具を製造するにあたっては、まず、図2に示すような本体(フレーム)21を、例えば射出成形によって形成する。このような本体21の射出成形による製造段階では、従来のように清掃糸(デンタルフロス)22は本体21に張架されない。
本発明の製造方法に用いられる本体21は、第1保持部23、第2保持部24、および把持部25が一体に形成されている。第1保持部23および第2保持部24の一端には、それぞれ隙間25,26が形成される。この隙間25,26の内面側25a,26aは、粗面とされる。粗面の例としては、例えば、清掃糸12の張架方向Hに対して直角(垂直)方向Pに延びる多数の微細な突条27から構成されれば良い。こうした突条27は、例えば図示するように、頂部が断面三角形状であればよい。
このような粗面は、図示したように隙間25,26の内面側25a,26aのそれぞれ1面にだけ形成する以外にも、隙間25,26の内面の対面する両面に形成しても良い。また、粗面の形状は、上述した突条以外にも、多数の突起や溝などから形成されていても良い。さらに、突条であっても、上述したように清掃糸12の張架方向Hに対して直角(垂直)方向Pに延びる突条以外にも、張架方向Hに対して平行な突条や、張架方向Hに対して任意の角度で交差する方向に延びる突条であってもよい。
上述したような構成の本体21を用いて、次に図3に示すように、予め規定のテンションで張架された清掃糸(デンタルフロス)22に本体21を近づけ(図3a)、本体21の第1保持部23および第2保持部24に形成された隙間25,26に清掃糸22を通す(挟み込む)。図3bはこうした第1保持部23および第2保持部24の隙間25,26に清掃糸22を通した状態を上面から見たときの平面図である。
このように、隙間25,26に清掃糸22を通した(挟み込んだ)状態で、次に図4に示すように、第1保持部23および第2保持部24に超音波を照射する。図4bはこうした超音波照射時での第1保持部23および第2保持部24を上面から見たときの平面図である。超音波の照射を始めると、第1保持部23および第2保持部24のそれぞれの内面同士は、清掃糸22を挟んだ状態で激しく振動して擦れあい、摩擦熱が発生する。この摩擦熱によって第1保持部23および第2保持部24のそれぞれの内面同士は溶融し、第1保持部23および第2保持部24の隙間25,26が埋められて融着する。同時に、隙間25,26に挟まれていた清掃糸22も、隙間25,26の内面同士の融着によって第1保持部23および第2保持部24にそれぞれ固着される(図5a図5b参照)。こうした工程に用いられる超音波の発生源は、通常の超音波溶着機(超音波ウェルダー)が用いられればよい。
第1保持部23および第2保持部24の隙間25,26の内面側25a,26aを粗面にしておくことによって、このような超音波による第1保持部23および第2保持部24の融着時に、摩擦熱の発生を促進し融着を速やかに行うことができる。また、内面側25a,26aを粗面にしておくことによって、激しく振動する第1保持部23および第2保持部24の隙間25,26を通る清掃糸22の位置ずれを防止するという効果も期待できる。
この後、図6に示すように、カッター装置28で一連に繋がる清掃糸スプール29から本体21の第1保持部23および第2保持部24の外側で清掃糸22を切断する。なお、こうしたカッター装置28を用いずに、一連に繋がる清掃糸スプール29からハサミ等を用いて人手によって個別に歯間清掃具10を切り離してもよい。以上の工程によって、本発明の歯間清掃具の製造方法による歯間清掃具10は完成する。この後、完成した歯間清掃具10を樹脂袋等に個包装されればよい。
以上、詳細に説明したように、本発明の歯間清掃具の製造方法によれば、予め射出成形などによって形成した本体(フレーム)11に超音波を用いて清掃糸(デンタルフロス)12を固着するため、本体(フレーム)11の材質として、射出金型内に清掃糸(デンタルフロス)を予めインサートしておき、本体(フレーム)を熱可塑性樹脂で成形すると同時に、一体的に清掃糸(デンタルフロス)を本体(フレーム)の両端部に固着する方法において従来から使用されているポリスチレン樹脂はもとより、従来は清掃糸の位置ずれなどによって採用が困難であった熱収縮率の大きなポリプロピレン樹脂のように安価で化学的安定性の高い樹脂も本体(フレーム)の材料として使用することが出来る。
また、本体(フレーム)の成形時に清掃糸(デンタルフロス)を複数本間隔をおいて平行に並列緊張状態に保持する機構など、金型に清掃糸(デンタルフロス)を支える特別な仕組みが必要ないため、金型及び周辺装置が複雑にならず、また本体(フレーム)や把持部の形状設計に制約がないといったメリットがある。
さらに、超音波により清掃糸(デンタルフロス)を略U字状の本体(フレーム)の両端部に固着した後、本体(フレーム)もしくは把持部もしくは両方を保持したまま、本体(フレーム)の外側にある不必要な清掃糸(デンタルフロス)をカッターでカットもしくは熱による溶断することが出来るため、従来の製造方法のように、清掃糸(デンタルフロス)と本体(フレーム)及び/または把持部からなる成形品を成形金型から取り出した後、フレーム間を貫いて連結している余分な清掃糸(デンタルフロス)部分をカットする煩雑さもなく、効率的に歯間清掃具の製造が可能になる。
また、特に複数本の清掃糸(デンタルフロス)を本体(フレーム)に固定する場合、従来のインサート成形による方法では、金型内で一定間隔で清掃糸(デンタルフロス)を保持することが困難であったが、本発明よれば、あらかじめ緊張させた状態で保持した複数本の清掃糸(デンタルフロス)を略U字状の本体(フレーム)の両端部に設けられた隙間(スリット)に挿入するだけなので、清掃糸(デンタルフロス)を張架する工程を極めて簡単に行うことが可能になる。
なお、清掃糸(デンタルフロス)の本体(フレーム)への固着方法は、上述したように第1保持部および第2保持部の隙間に固着する以外にも、例えば、図7に示すように、本体(フレーム)31の第1保持部32および第2保持部33の外側で清掃糸(デンタルフロス)34自体を超音波溶融して溶融部35を形成することによって、清掃糸(デンタルフロス)34を本体(フレーム)31に固定した歯間清掃具30であっても良い。
また、上述した実施形態では、1つの本体(フレーム)に清掃部分である清掃糸(デンタルフロス)は1組しか設けられていないが、例えば、図8に示すように、本体(フレーム)41の両側に、互いに上下反転させた保持部42,43を形成し、それぞれの保持部42,43に超音波融着によって清掃糸(デンタルフロス)44を張架することにより、1本で2度使える歯間清掃具40を得ることができる。
本発明の具体的な実施例は次のようなものが例示される。略アーチ状からなる本体(フレーム)の両端部には清掃糸(デンタルフロス)を挟み込むための隙間(スリット)部を有し、かつ、この隙間(スリット)部の内面に、断面が略三角形状の細い突条を形成したPP樹脂製の本体(フレーム)を射出成形機を用いてあらかじめ成形した。
次に、この本体(フレーム)に設けられた2カ所の隙間に一定の長さに緊張状態で保持したナイロン製の清掃糸(デンタルフロス)を挿入する。
そして、この挿入部分を中心に、PZT振動子による周波数21KHzの超音波ウエルダーを用いて、隙間(スリット)部をエアプレス方式によって加圧溶着すると同時に清掃糸(デンタルフロス)を本体(フレーム)に固着する。
清掃糸(デンタルフロス)を本体(フレーム)に固着した後、清掃糸(デンタルフロス)の不要部分をカッターにより除去し、本発明の歯間清掃具を得た。
次に、この本体(フレーム)に設けられた2カ所の隙間に一定の長さに緊張状態で保持したナイロン製の清掃糸(デンタルフロス)を挿入する。
そして、この挿入部分を中心に、PZT振動子による周波数21KHzの超音波ウエルダーを用いて、隙間(スリット)部をエアプレス方式によって加圧溶着すると同時に清掃糸(デンタルフロス)を本体(フレーム)に固着する。
清掃糸(デンタルフロス)を本体(フレーム)に固着した後、清掃糸(デンタルフロス)の不要部分をカッターにより除去し、本発明の歯間清掃具を得た。
10…歯間清掃具、11…本体(フレーム)、12…清掃糸(デンタルフロス)、13…第1保持部、14…第2保持部、15…把持部。
Claims (7)
- 先端に隙間が形成された第1保持部と、前記の第1保持部に対して一定の間隔をあけて形成され、先端に隙間が形成された第2保持部とを前記第1保持部および第2保持部と一体に形成され、これら第1保持部と第2保持部から延びる把持部とを有する本体と、前記第1保持部の隙間と前記第2保持部の隙間にそれぞれ挟まれ、前記第1保持部と前記第2保持部との間に張られる清掃糸とを備えた歯間清掃具の製造方法であって、
前記第1保持部の隙間と前記第2保持部の隙間に緊張させた前記清掃糸を挿入する工程と、前記第1保持部の隙間および前記第2保持部の隙間にそれぞれ超音波を印加し、前記隙間をそれぞれ超音波融着させて塞ぎ、前記清掃糸を前記第1保持部と前記第2保持部に固着させる工程とを備えたことを特徴とする歯間清掃具の製造方法。 - 前記第1保持部と前記第2保持部に固着された前記清掃糸における前記第1保持部と前記第2保持部のそれぞれ外側の部分を切断する工程を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の歯間清掃具の製造方法。
- 前記清掃糸は互いに一定の間隔をあけて前記隙間に複数本固着されることを特徴とする請求項1または2に記載の歯間清掃具の製造方法。
- 前記第1保持部と前記第2保持部における前記隙間を介して対面する隙間内面のうちの少なくとも一方は、表面が粗面であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の歯間清掃具の製造方法。
- 前記粗面は、前記清掃糸の緊張方向に対して略直角方向に延びる複数の微細な突条であることを特徴とする請求項4に記載の歯間清掃具の製造方法。
- 前記突条は、その頂部が断面三角形状であることを特徴とする請求項5に記載の歯間清掃具の製造方法。
- 請求項1ないし6に記載の歯間清掃具の製造方法により製造されたことを特徴とする歯間清掃具。
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