JP2007005774A - 光電変換装置及びその作製方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】微弱光から強光までの光を検知する光電変換装置を提供することを課題とする。
【解決手段】光電変換層を有するフォトダイオードと、薄膜トランジスタを含む増幅回路と、バイアス切り替え手段とを有し、前記バイアス切り替え手段は、入射する光の強度が所定の強度において前記フォトダイオード及び増幅回路に接続されているバイアスを切り替えることにより、前記所定の強度以下の光は前記フォトダイオードで検知し、前記所定の強度以上の光は前記増幅回路の薄膜トランジスタで検知する光電変換装置に関する。微弱光から強光までの光を検知することが可能となる。
【選択図】図4

Description

本発明は、光電変換装置に関し、特に薄膜半導体素子で構成された光電変換装置及びその作製方法に関する。また、光電変換装置を用いた電子機器に関する。
一般的に電磁波の検知用途に用いられる光電変換装置は数多く知られており、例えば紫外線から赤外線にかけて感度を有するものは総括して光センサと呼ばれている。その中でも波長400nm〜700nmの可視光線領域に感度を持つものは特に可視光センサと呼ばれ、人間の生活環境に応じて照度調整やオン/オフ制御などが必要な機器類に数多く用いられている。
特に表示装置では表示装置の周囲の明るさを検出し、その表示輝度を調整することが行なわれている。なぜなら周囲の明るさを検出し、適度な表示輝度を得ることによって、無駄な電力を減らすことが可能であるからである。例えば、携帯電話やパーソナルコンピュータにそのような輝度調整用の光センサが用いられている。
また周囲の明るさだけではなく、表示装置、特に液晶表示装置のバックライトの輝度を光センサにより検出し、表示画面の輝度を調節することも行われている。
このような光センサにおいては、センシング部分にフォトダイオードを用い、フォトダイオードの出力電流を増幅回路にて増幅することが行われている。このような増幅回路としては、例えばカレントミラー回路が用いられる(例えば特許文献1参照)。
特許第3444093号公報
従来の光センサでは、微弱光の検出は行うことが可能であったが、微弱光から強光までを検出しようとすると、出力電流の範囲が広くなり、1階調に用いる電圧が小さくなってしまうという問題があった。
本発明の光電変換装置は、光電変換層を有するフォトダイオードと、TFTのカレントミラー回路、バイアス切り替え手段を有する。本発明の光電変換装置では、TFTのカレントミラー回路は光が当たるようになっており、順方向のバイアス時に第2の光センサとして機能する。なおバイアス切り替え手段は回路によって構成すればよい。
本発明により、微弱光はフォトダイオードにより検知し、ある一定以上の照度を持つ光はTFTにより検知することが可能となる。これにより出力電流を一度下げることができ、出力電流の絶対値の範囲を狭くし、1階調における電圧の値を大きくすることができる。
本発明は、光電変換層を有するフォトダイオードと、薄膜トランジスタを含む増幅回路と、バイアス切り替え手段とを有し、前記バイアス切り替え手段は、入射する光の強度が所定の強度において前記フォトダイオード及び増幅回路に接続されているバイアスを切り替えることにより、前記所定の強度以下の光は前記フォトダイオードで検知し、前記所定の強度以上の光は前記増幅回路の薄膜トランジスタで検知することを特徴とする光電変換装置に関するものである。
本発明は、光電変換層を有するフォトダイオードと、薄膜トランジスタを含む増幅回路と、バイアス切り替え手段と、を有する光電変換装置において、入射する光の強度が所定の強度において前記フォトダイオード及び増幅回路に接続されているバイアスを、前記バイアス切り替え手段により切り替えることにより、前記所定の強度以下の光は前記フォトダイオードで検知し、前記所定の強度以上の光は前記増幅回路の薄膜トランジスタで検知することを特徴とする光電変換装置の駆動方法に関するものである。
本発明において、前記光電変換層は、p型半導体層、i型半導体層及びn型半導体層を有するものである。
本発明において、前記薄膜トランジスタは、ソース領域又はドレイン領域、チャネル形成領域、ゲート絶縁膜及びゲート電極を有するものである。
本発明において、前記フォトダイオード及び前記増幅回路は、透光性基板上に形成されている。
本発明において、前記フォトダイオードで検知する入射光と、前記薄膜トランジスタで検知する入射光の方向は同一方向である。
本発明において、前記薄膜トランジスタは、トップゲート型薄膜トランジスタである。
本発明において、前記フォトダイオードで検知する入射光と、前記薄膜トランジスタで検知する入射光の方向は、基板を中心に逆方向である。
本発明において、記薄膜トランジスタは、ボトムゲート型薄膜トランジスタである。
本発明により、微弱光をフォトダイオードで検出し、強光をTFTを用いて検出することにより、広い範囲の光強度にわたって検出することが可能となる。
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。但し、本発明は多くの異なる態様で実施することが可能であり、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。従って、本実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部分又は同様な機能を有する部分には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
本実施の形態を、図1(A)〜図1(B)、図2、図3、図4(A)〜図4(B)、図21を用いて説明する。
図1(A)〜図1(B)に示すように、本願の光電変換装置は、フォトIC101、電源切り替え手段102、電源103、出力端子V及び接続抵抗Rを有し、フォトIC(光集積回路)101は光電変換素子115(第1の光センサー)とTFT(第2の光センサー)で構成される薄膜集積回路を有する。薄膜集積回路は、nチャネル型薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor(TFT))112及び113によるカレントミラー回路114で構成されている。また光電変換素子115とカレントミラー回路114は端子電極121及び122と接続されており、光電流はこれら端子電極121及び122を介して取り出される(図1(B))。
カレントミラー回路114は、入射する光の強度が小さいときは光電変換素子115の出力値を増幅する働きをする。また入射する光の強度が大きいときには、nチャネル型TFT112及び113が光電流発生源となり、発生した光電流は端子電極121及び122を介して取り出される。
図1(B)では2個のTFTを図示しているが、実際に例えば出力値を100倍とするためにnチャネル型TFT112を1個及びnチャネル型TFT113を100個にすればよい。(図2参照)。なお図2において図1(A)〜図1(B)と同じものは同じ符号で示している。図2において、nチャネル型TFT113は100個のnチャネル型TFT113a、113b、113c、113d…から構成されている。これにより光電変換素子115で発生した光電流が100倍に増幅されて出力される。
また、図1(B)はカレントミラー回路114をnチャネル型TFTを用いた等価回路図であるが、nチャネル型TFTに代えてpチャネル型TFTのみを用いてもよい。
なお増幅回路をpチャネル型TFTで形成する場合は図3に示す等価回路となる。図3において、端子電極221及び222はそれぞれ図1(B)の端子電極121と122に対応しており、それぞれ図3に示すように光電変換素子205、pチャネル型TFT201及び202を接続すればよい。
図1(B)のフォトIC101の断面図を図4(A)〜図4(B)に示す。
図4(A)において、310は基板、312は下地絶縁膜、313はゲート絶縁膜である。受光する光は基板310、下地絶縁膜312、およびゲート絶縁膜313を通過するため、これらの材料は全て透光性の高い材料を用いることが望ましい。
光電変換素子は、配線319と、保護電極318と、光電変換層111であるp型半導体層111p、n型半導体層111n、p型半導体層111pとn型半導体層111nの間に挟まれた真性(i型)半導体層111i、及び端子電極121を有する。
p型半導体層111pは、周期表第13属の不純物元素、例えばホウ素(B)を含んだセミアモルファスシリコン膜をプラズマCVD法にて成膜して形成すればよい。
なおセミアモルファス半導体膜とは、非晶質半導体と結晶構造を有する半導体(単結晶、多結晶を含む)の中間的な構造の半導体を含む膜である。このセミアモルファス半導体膜は、自由エネルギー的に安定な第3の状態を有する半導体膜であって、短距離秩序を持ち格子歪みを有する結晶質なものであり、その粒径を0.5〜20nmとして非単結晶半導体膜中に分散させて存在せしめることが可能である。セミアモルファス半導体膜は、そのラマンスペクトルが520cm−1よりも低波数側にシフトしており、またX線回折ではSi結晶格子に由来するとされる(111)、(220)の回折ピークが観測される。また、未結合手(ダングリングボンド)を終端化するために水素またはハロゲンを少なくとも1原子%またはそれ以上含ませている。本明細書では便宜上、このような半導体膜をセミアモルファス半導体(SAS)膜と呼ぶ。さらに、ヘリウム、アルゴン、クリプトン、ネオンなどの希ガス元素を含ませて格子歪みをさらに助長させることで安定性が増し良好なセミアモルファス半導体膜が得られる。なお微結晶半導体膜(マイクロクリスタル半導体膜)もセミアモルファス半導体膜に含まれる。
またSAS膜はシリコンを含む気体をグロー放電分解することにより得ることができる。代表的なシリコンを含む気体としては、SiHであり、その他にもSi、SiHCl、SiHCl、SiCl、SiFなどを用いることができる。また水素や、水素にヘリウム、アルゴン、クリプトン、ネオンから選ばれた一種または複数種の希ガス元素を加えたガスで、このシリコンを含む気体を希釈して用いることで、SAS膜の形成を容易なものとすることができる。希釈率は2倍〜1000倍の範囲でシリコンを含む気体を希釈することが好ましい。またさらに、シリコンを含む気体中に、CH、Cなどの炭化物気体、GeH、GeFなどのゲルマニウム化気体、Fなどを混入させて、エネルギーバンド幅を1.5〜2.4eV、若しくは0.9〜1.1eVに調節しても良い。
p型半導体層111pを形成したら、さらに導電型を付与する不純物を含まない半導体層(真性半導体層又はi型半導体層と呼ぶ)111i及びn型半導体層111nを順に形成する。これによりp型半導体層111p、i型半導体層111i及びn型半導体膜111nを有する光電変換層111が形成される。
なお本明細書においては、i型半導体層とは、半導体層に含まれるp型もしくはn型を付与する不純物が1×1020cm−3以下の濃度であり、酸素及び窒素が5×1019cm−3以下の濃度であり、暗伝導度に対して光伝導度が1000倍以上である半導体層を指す。またi型半導体層には、ホウ素(B)が10〜1000ppm添加されていてもよい。
i型半導体層111iとしては、例えばプラズマCVD法でセミアモルファスシリコン膜を形成すればよい。またn型半導体層111nとしては、周期表第15属の不純物元素、例えばリン(P)を含むセミアモルファスシリコン膜を形成してもよいし、セミアモルファスシリコン膜を形成後、周期表第15属の不純物元素を導入してもよい。
またp型半導体層111p、真性半導体層111i、n型半導体層111nとして、セミアモルファス半導体膜だけではなく、アモルファス半導体膜を用いてもよい。
また、配線319、接続電極320、端子電極351、TFT113のソース電極又はドレイン電極341、及びTFT112のソース電極又はドレイン電極342は、高融点金属膜と低抵抗金属膜(アルミニウム合金または純アルミニウムなど)との積層構造となっている。ここでは、配線319は、チタン膜(Ti膜)とアルミニウム膜(Al膜)とTi膜とを順に積み重ねた三層構造とする。
さらに配線319、接続電極320、端子電極351、TFT113のソース電極又はドレイン電極341、及びTFT112のソース電極又はドレイン電極342を覆うように、それぞれ保護電極318、345、348、346及び347が形成されている。
光電変換層111をエッチングする際に、配線319は、覆っている保護電極318によって保護される。保護電極318の材料は、光電変換層111をエッチングするガス(またはエッチャント)に対して光電変換層よりもエッチング速度の小さい導電材料であることが好ましい。加えて、保護電極318の材料は、光電変換層111と反応して合金とならない導電材料であることが好ましい。なおその他の保護電極345、348、346及び347も保護電極318と同様の材料及び作製工程により形成される。
また、配線319、接続電極320、端子電極351上に保護電極318、345、348、346及び347を設けない構造にしてもよい。このような構造の可視光検知部を図4(B)に示す。図4(B)において、配線404、接続電極405、端子電極401、TFT112のソース電極又はドレイン電極402、及びTFT113のソース電極又はドレイン電極403は単層の導電膜により形成されており、このような導電膜として、チタン膜(Ti膜)が好ましい。またチタン膜に変えて、タングステン(W)、タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)、ネオジウム(Nd)、コバルト(Co)、ジルコニウム(Zr)、亜鉛(Zn)、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)、オスミウム(Os)、イリジウム(Ir)、白金(Pt)から選ばれた元素、または前記元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料からなる単層膜、或いは、これらの窒化物、例えば、窒化チタン、窒化タングステン、窒化タンタル、窒化モリブデンからなる単層膜を用いることができる。配線404、接続電極405、端子電極401、TFT112のソース電極又はドレイン電極402、及びTFT113のソース電極又はドレイン電極403を単層膜とすることにより、作製工程において成膜回数を減少させることが可能となる。
また図4(A)及び図4(B)においては、nチャネル型TFT112及び113は1つのチャネル形成領域を含む構造(本明細書では「シングルゲート構造」という)のトップゲート型TFTの例を示しているが、チャネル形成領域が複数ある構造にしてオン電流値のバラツキを低減させてもよい。また、オフ電流値を低減するため、nチャネル型TFT112及び113に低濃度ドレイン(Lightly Doped Drain(LDD))領域を設けてもよい。LDD領域とは、チャネル形成領域と、高濃度に不純物元素を添加して形成するソース領域またはドレイン領域との間に低濃度に不純物元素を添加した領域のことであり、LDD領域を設けると、ドレイン領域近傍の電界を緩和してホットキャリア注入による劣化を防ぐという効果がある。また、ホットキャリアによるオン電流値の劣化を防ぐため、nチャネル型TFT112及び113を、ゲート絶縁膜を介してLDD領域をゲート電極と重ねて配置させた構造(本明細書では「GOLD(Gate−drain Overlapped LDD)構造」と呼ぶ)としてもよい。
GOLD構造を用いた場合、LDD領域をゲート電極と重ねて形成しなかった場合よりも、さらにドレイン領域近傍の電界を緩和してホットキャリア注入による劣化を防ぐ効果がある。このようなGOLD構造とすることで、ドレイン領域近傍の電界強度が緩和されてホットキャリア注入を防ぎ、劣化現象の防止に有効である。
またカレントミラー回路114を構成するTFT112及び113は、トップゲート型TFTだけでなく、ボトムゲート型TFT、例えば逆スタガ型TFTでもよい。この場合、受光する光を妨げないよう、ゲート電極が光透過性を持つことが望ましい。
また、配線314は配線319に接続する配線であって増幅回路のTFT113のチャネル形成領域上方にも延在してゲート電極にもなっている。
また、配線315はn型半導体層111nに接続する配線であってTFT112のドレイン配線(ドレイン電極とも呼ぶ)またはソース配線(ソース電極とも呼ぶ)と接続している。また、316及び317は絶縁膜、320は接続電極である。受光する光は絶縁膜316及び317を通過するため、これらの材料は全て透光性の高い材料を用いることが望ましい。なお、絶縁膜317は、CVD法により形成される酸化珪素膜(SiOx)膜を用いることが好ましい。絶縁膜317をCVD法で形成する酸化珪素膜とすると固着強度が向上する。
また、端子電極350は、配線314及び315と同一工程で形成され、端子電極351は配線319及び接続電極320と同一工程で形成されている。
また、端子電極121はn型半導体層111nに接続されており、半田364で基板360の電極361に実装されている。また、端子電極122は端子電極121と同一工程で形成され、半田363で基板360の電極362に実装されている(図4(A)参照)。
図4(A)及び図4(B)において、光は図中の矢印に示すとおり、基板310側から光電変換層111及びTFT112及び113の島状半導体領域に入射する。これにより光電流が発生し、光を検知することが可能となる。
ただし図示はしていないが、光は矢印の方向からではなく、反対側すなわち基板360側からも入射する。入射した光は封止層324を通り、遮光する電極や配線を避けて光電変換層111及びTFT112及び113の島状半導体領域に入り込むので、これにより光電流を発生させることも可能である。
切り替え手段102を用いて、光の強度が所定の強度を境に、回路全体へのバイアスを逆転させる。単に逆転する場合は、電源は1種類で良いが、図1(A)のように異なった2種類の電源103を用いて違うバイアスが印加されるようにしてもよい。また、接続抵抗Rに印加される出力電圧も逆転するため、この出力電圧も逆転させる切り替え手段(図示しない)を用いても良い。
図21に照度Lと出力電流(光電流)Iの絶対値との関係を示す。なお出力電流Iの絶対値をプロットしたのは、フォトダイオードからの出力電流とTFTからの出力電流の電流方向が逆のためである。照度がL以下の場合は、光電変換層111に入射した光を検知するようにバイアスを調整し、照度がL以上の場合は、バイアスを逆転させて、TFT112及び113に光が入射した光を検知するようにすればよい。このように動作させることで、出力電流範囲が少なくても、広い照度範囲を検出することができる。
本実施例を、図19、図20(A)〜図20(B)、図22を用いて説明する。
図19及び図20(A)〜図20(B)に本発明により作製された光電変換装置の、出力電流の照度依存性を示す。
図19中、ELCとは、島状半導体領域をエキシマレーザ(Exicimer Laser)で結晶化させたTFTを用いてカレントミラー回路を有する光電変換装置における出力電流の照度依存性を示している。またCWとは、連続発振レーザ(Continuous Wave Laser)により島状半導体領域を結晶化したTFTによりカレントミラー回路を形成した光電変換装置における出力電流の照度依存性を示している。また図20(A)及び図20(B)は、それぞれELCとCW単独でプロットしたものである。また正方向と逆方向というのは、バイアスの方向を示している。
エキシマレーザで結晶化した島状半導体領域を有するTFTと、連続発振レーザで結晶化した島状半導体領域を有するTFTとの間での、出力電流の照度依存性の違いは、島状半導体領域の結晶性の違いに由来する。また、この照度依存性はTFTのチャネル形成領域、閾値によっても変化させることができる。
ELCの場合、所定の強度を100lx程度とすることで、出力電流範囲が20nA〜5μA、検出照度範囲が0.5lx〜10万lxとなる。図1(A)の回路で用いた場合、接続抵抗Rを400kΩとすることで、出力電圧が0.08Vから2Vとなり、8bit(256階調)でデジタル変換することができる。
また図24に、本発明の図1(A)〜図1(B)に示すフォトIC101、多結晶珪素膜を用いたTFT(以下「poly−Si TFT」という)、単結晶珪素(以下「cry−Si」という)及び標準比視感度を比較したプロットを示す。
図24において、本発明のフォトICの相対感度は実線、標準視感度は点線、poly−Si TFTの相対感度は二点波線、cry−Siの相対感度は一点波線で示している。図24を見ると、本発明のフォトICの相対感度は標準視感度に非常に近く、すなわち本発明のフォトICでは人間の眼に近い視感度を得ることが可能となる。
本実施例を図4(A)〜図4(B)、図5(A)〜図5(D)、図6(A)〜図6(C)及び図7(A)〜図7(C)を用いて説明する。なお「発明を実施するための最良の形態」で説明したものと同じものは同じ符号で示している。
まず、基板(第1の基板310)上に素子を形成する。ここでは基板310として、ガラス基板の一つであるAN100を用いる。
次いで、プラズマCVD法で下地絶縁膜312となる窒素を含む酸化珪素膜(膜厚100nm)を形成し、さらに大気にふれることなく、半導体膜例えば水素を含む非晶質珪素膜(膜厚54nm)を積層形成する。また、下地絶縁膜312は酸化珪素膜、窒化珪素膜、窒素を含む酸化珪素膜を用いた積層してもよい。例えば、下地絶縁膜312として、酸素を含む窒化珪素膜を50nm、さらに窒素を含む酸化珪素膜を100nm積層した膜を形成してもよい。なお、窒素を含む酸化珪素膜や窒化珪素膜は、ガラス基板からのアルカリ金属などの不純物拡散を防止するブロッキング層として機能する。
次いで、上記非晶質珪素膜を公知の技術(固相成長法、レーザ結晶化方法、触媒金属を用いた結晶化方法など)により結晶化させて、結晶構造を有する半導体膜(結晶性半導体膜)、例えば多結晶珪素膜を形成する。ここでは、触媒元素を用いた結晶化方法を用いて多結晶珪素膜を得る。重量換算で10ppmのニッケルを含む酢酸ニッケル溶液をスピナーで添加する。なお、溶液を添加する方法に代えてスパッタ法でニッケル元素を全面に散布する方法を用いてもよい。次いで、加熱処理を行い結晶化させて結晶構造を有する半導体膜(ここでは多結晶珪素膜)を形成する。ここでは熱処理(500℃、1時間)の後、結晶化のための熱処理(550℃、4時間)を行って多結晶珪素膜を得る。
次いで、多結晶珪素膜表面の酸化膜を希フッ酸等で除去する。その後、結晶化率を高め、結晶粒内に残される欠陥を補修するためのレーザ光(XeCl:波長308nm)の照射を大気中、または酸素雰囲気中で行う。
レーザ光には波長400nm以下のエキシマレーザ光や、YAGレーザの第2高調波又は第3高調波を用いる。ここでは、繰り返し周波数10〜1000Hz程度のパルスレーザ光を用い、当該レーザ光を光学系にて100〜500mJ/cmに集光し、90〜95%のオーバーラップ率をもって照射し、シリコン膜表面を走査させればよい。本実施例では、繰り返し周波数30Hz、エネルギー密度470mJ/cmでレーザ光の照射を大気中で行なう。
なお、大気中、または酸素雰囲気中で行うため、レーザ光の照射により表面に酸化膜が形成される。なお、本実施例ではパルスレーザを用いた例を示したが、連続発振のレーザを用いてもよく、半導体膜の結晶化に際し、大粒径に結晶を得るためには、連続発振が可能な固体レーザを用い、基本波の第2高調波〜第4高調波を適用するのが好ましい。代表的には、Nd:YVOレーザ(基本波1064nm)の第2高調波(532nm)や第3高調波(355nm)を適用すればよい。
連続発振のレーザを用いる場合には、出力10Wの連続発振のYVOレーザから射出されたレーザ光を非線形光学素子により高調波に変換する。また、共振器の中にYVO結晶と非線形光学素子を入れて、高調波を射出する方法もある。そして、好ましくは光学系により照射面にて矩形状または楕円形状のレーザ光に成形して、被処理体に照射する。このときのエネルギー密度は0.01〜100MW/cm程度(好ましくは0.1〜10MW/cm)が必要である。そして、10〜2000cm/s程度の速度でレーザ光に対して相対的に半導体膜を移動させて照射すればよい。
次いで、上記レーザ光の照射により形成された酸化膜に加え、オゾン水で表面を120秒処理して合計1〜5nmの酸化膜からなるバリア層を形成する。このバリア層は、結晶化させるために添加した触媒元素、例えばニッケル(Ni)を膜中から除去するために形成する。ここではオゾン水を用いてバリア層を形成したが、酸素雰囲気下の紫外線の照射で結晶構造を有する半導体膜の表面を酸化する方法や酸素プラズマ処理により結晶構造を有する半導体膜の表面を酸化する方法やプラズマCVD法やスパッタ法や蒸着法などで1〜10nm程度の酸化膜を堆積してバリア層を形成してもよい。また、バリア層を形成する前にレーザ光の照射により形成された酸化膜を除去してもよい。
次いで、バリア層上にスパッタ法にてゲッタリングサイトとなるアルゴン元素を含む非晶質珪素膜を10nm〜400nm、ここでは膜厚100nmで成膜する。ここでは、アルゴン元素を含む非晶質珪素膜は、シリコンターゲットを用いてアルゴンを含む雰囲気下で形成する。プラズマCVD法を用いてアルゴン元素を含む非晶質珪素膜を形成する場合、成膜条件は、モノシランとアルゴンの流量比(SiH:Ar)を1:99とし、成膜圧力を6.665Paとし、RFパワー密度を0.087W/cmとし、成膜温度を350℃とする。
その後、650℃に加熱された炉に入れて3分の熱処理を行い触媒元素を除去(ゲッタリング)する。これにより結晶構造を有する半導体膜中の触媒元素濃度が低減される。炉に代えてランプアニール装置を用いてもよい。
次いで、バリア層をエッチングストッパとして、ゲッタリングサイトであるアルゴン元素を含む非晶質珪素膜を選択的に除去した後、バリア層を希フッ酸で選択的に除去する。なお、ゲッタリングの際、ニッケルは酸素濃度の高い領域に移動しやすい傾向があるため、酸化膜からなるバリア層をゲッタリング後に除去することが望ましい。
なお、触媒元素を用いて半導体膜の結晶化を行わない場合には、上述したバリア層の形成、ゲッタリングサイトの形成、ゲッタリングのための熱処理、ゲッタリングサイトの除去、バリア層の除去などの工程は不要である。
次いで、得られた結晶構造を有する半導体膜(例えば結晶性珪素膜)の表面にオゾン水で薄い酸化膜を形成した後、第1のフォトマスクを用いてレジストからなるマスクを形成し、所望の形状にエッチング処理して島状に分離された半導体膜(本明細書では「島状半導体領域」という)331及び332を形成する(図5(A)参照)。島状半導体領域を形成した後、レジストからなるマスクを除去する。
次いで、必要があればTFTのしきい値を制御するために微量な不純物元素(ホウ素またはリン)のドーピングを行う。ここでは、ジボラン(B)を質量分離しないでプラズマ励起したイオンドープ法を用いる。
次いで、フッ酸を含むエッチャントで酸化膜を除去すると同時に島状半導体膜331及び332の表面を洗浄した後、ゲート絶縁膜313となる珪素を主成分とする絶縁膜を形成する。ここでは、プラズマCVD法により115nmの厚さで窒素を含む酸化珪素膜(組成比Si=32%、O=59%、N=7%、H=2%)で形成する。
次いで、ゲート絶縁膜313上に金属膜を形成した後、第2のフォトマスクを用いて、ゲート電極334及び335、配線314及び315、端子電極350を形成する(図5(B)参照)。この金属膜として、例えば窒化タンタル(TaN)及びタングステン(W)をそれぞれ30nm、370nm積層した膜を用いる。
また、ゲート電極334及び335、配線314及び315、端子電極350として、上記以外にもチタン(Ti)、タングステン(W)、タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)、ネオジウム(Nd)、コバルト(Co)、ジルコニウム(Zr)、亜鉛(Zn)、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)、オスミウム(Os)、イリジウム(Ir)、白金(Pt)、アルミニウム(Al)、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)から選ばれた元素、または前記元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料からなる単層膜、或いは、これらの窒化物、例えば、窒化チタン、窒化タングステン、窒化タンタル、窒化モリブデンからなる単層膜を用いることができる。
次いで、島状半導体領域331及び332への一導電型を付与する不純物の導入を行って、TFT113のソース領域またはドレイン領域337、及びTFT112のソース領域またはドレイン領域338の形成を行う。本実施例ではnチャネル型TFTを形成するので、n型の不純物、例えばリン(P)、砒素(As)を島状半導体領域331及び332に導入する。
次いで、CVD法により酸化珪素膜を含む第1の層間絶縁膜(図示しない)を50nm形成した後、それぞれの島状半導体領域に添加された不純物元素を活性化処理する工程を行う。この活性化工程は、ランプ光源を用いたラピッドサーマルアニール法(RTA法)、或いはYAGレーザまたはエキシマレーザを裏面から照射する方法、或いは炉を用いた熱処理、或いはこれらの方法のうち、いずれかと組み合わせた方法によって行う。
次いで、水素及び酸素を含む窒化珪素膜を含む第2の層間絶縁膜316を、例えば10nmの膜厚で形成する。
次いで、第2の層間絶縁膜316上に絶縁物材料から成る第3の層間絶縁膜317を形成する(図5(D)参照)。第3の層間絶縁膜317はCVD法で得られる絶縁膜を用いることができる。本実施例においては密着性を向上させるため、第3の層間絶縁膜317として、900nmの膜厚で形成した窒素を含む酸化珪素膜を形成する。
次に、熱処理(300〜550℃で1〜12時間の熱処理、例えば窒素雰囲気中410℃で1時間)を行い、島状半導体膜を水素化する。この工程は第2の層間絶縁膜316に含まれる水素により島状半導体膜のダングリングボンドを終端させるために行うものである。ゲート絶縁膜313の存在に関係なく島状半導体膜を水素化することができる。
また第3の層間絶縁膜317として、シロキサンを用いた絶縁膜、及びそれらの積層構造を用いることも可能である。シロキサンは、シリコン(Si)と酸素(O)との結合で骨格構造で構成される。置換基として、少なくとも水素を含む化合物(例えばアルキル基、芳香族炭化水素)が用いられる。置換基として、フッ素を用いてもよい。または置換基として、少なくとも水素を含む化合物と、フッ素とを用いてもよい。
第3の層間絶縁膜317としてシロキサンを用いた絶縁膜、及びそれらの積層構造を用いた場合は、第2の層間絶縁膜316を形成後、島状半導体膜を水素化するための熱処理を行い、次に第3の層間絶縁膜317を形成することもできる。
次いで、第3のフォトマスクを用いてレジストからなるマスクを形成し、第1の層間絶縁膜、第2の層間絶縁膜316及び第3の層間絶縁膜317またはゲート絶縁膜313を選択的にエッチングしてコンタクトホールを形成する。そして、レジストからなるマスクを除去する。
なお、第3の層間絶縁膜317は必要に応じて形成すればよく、第3の層間絶縁膜317を形成しない場合は、第2の層間絶縁膜316を形成後に第1の層間絶縁膜、第2の層間絶縁膜316及びゲート絶縁膜313を選択的にエッチングしてコンタクトホールを形成する。
次いで、スパッタ法で金属積層膜を成膜した後、第4のフォトマスクを用いてレジストからなるマスクを形成し、選択的に金属膜をエッチングして、配線319、接続電極320、端子電極351、TFT112のソース電極またはドレイン電極341、TFT113のソース電極またはドレイン電極342を形成する。そして、レジストからなるマスクを除去する。なお、本実施例の金属膜は、膜厚100nmのTi膜と、膜厚350nmのSiを微量に含むAl膜と、膜厚100nmのTi膜との3層を積層したものとする。
また図4(B)で示すように、配線404、接続電極405、端子電極401、及びTFT112のソース電極又はドレイン電極402、及びTFT113のソース電極又はドレイン電極403を単層の導電膜により形成する場合は、耐熱性及び導電率等の点からチタン膜(Ti膜)が好ましい。またチタン膜に変えて、タングステン(W)、タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)、ネオジウム(Nd)、コバルト(Co)、ジルコニウム(Zr)、亜鉛(Zn)、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)、オスミウム(Os)、イリジウム(Ir)、白金(Pt)から選ばれた元素、または前記元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料からなる単層膜、或いは、これらの窒化物、例えば、窒化チタン、窒化タングステン、窒化タンタル、窒化モリブデンからなる単層膜を用いることができる。配線404、接続電極405、端子電極401、及びTFT112のソース電極又はドレイン電極402、及びTFT113のソース電極又はドレイン電極403を単層膜にすることにより、作製工程において成膜回数を減少させることが可能となる。
以上の工程で、多結晶珪素膜を用いたトップゲート型TFT112及び113を作製することができる。
次いで、後に形成される光電変換層(代表的にはアモルファスシリコン)と反応して合金になりにくい導電性の金属膜(チタン(Ti)またはモリブデン(Mo)など)を成膜した後、第5のフォトマスクを用いてレジストからなるマスクを形成し、選択的に導電性の金属膜をエッチングして配線319を覆う保護電極318を形成する(図6(A))。ここではスパッタ法で得られる膜厚200nmのTi膜を用いる。なお、同様に接続電極320、端子電極351、TFTのソース電極またはドレイン電極も導電性の金属膜で覆われる。従って、導電性の金属膜は、これらの電極における2層目のAl膜が露呈されている側面も覆い、導電性の金属膜は光電変換層へのアルミニウム原子の拡散も防止できる。
ただし、配線319、接続電極320、端子電極351、TFT112のソース電極またはドレイン電極341、及びTFT113のソース電極またはドレイン電極342を、単層の導電膜で形成する場合、すなわち図4(B)で示すように、これらの電極又は配線に代えて、配線404、接続電極405、端子電極401、及びTFT112のソース電極又はドレイン電極402、及びTFT113のソース電極又はドレイン電極403を形成する場合は、保護電極318は形成しなくてもよい。
次に第3の層間絶縁膜317上に、p型半導体層111p、i型半導体層111i及びn型半導体層111nを含む光電変換層111を形成する。
p型半導体層111pは、周期表第13属の不純物元素、例えばホウ素(B)を含んだセミアモルファスシリコン膜をプラズマCVD法にて成膜して形成すればよい。
また配線319及び保護電極318は光電変換層111の最下層、本実施例ではp型半導体層111pと接している。
p型半導体層111pを形成したら、さらにi型半導体層111i及びn型半導体層111nを順に形成する。これによりp型半導体層111p、i型半導体層111i及びn型半導体膜111nを有する光電変換層111が形成される。
i型半導体層111iとしては、例えばプラズマCVD法でセミアモルファスシリコン膜を形成すればよい。またn型半導体層111nとしては、周期表第15属の不純物元素、例えばリン(P)を含むセミアモルファスシリコン膜を形成してもよいし、セミアモルファスシリコン膜を形成後、周期表第15属の不純物元素を導入してもよい。
またp型半導体層111p、真性半導体層111i、n型半導体層111nとして、セミアモルファス半導体膜だけではなく、アモルファス半導体膜を用いてもよい。
次いで、全面に絶縁物材料(例えば珪素を含む無機絶縁膜)からなる封止層324を厚さ1μm〜30μmで形成して図6(B)の状態を得る。ここでは絶縁物材料膜としてCVD法により、膜厚1μmの窒素を含む酸化珪素膜を形成する。CVD法による絶縁膜を用いることによって密着性の向上を図っている。
次いで、封止層324をエッチングして開口部を設けた後、スパッタ法により端子電極121及び122を形成する。端子電極121及び122は、チタン膜(Ti膜)(100nm)と、ニッケル膜(Ni膜)(300nm)と、金膜(Au膜)(50nm)との積層膜とする。こうして得られる端子電極121及び端子電極122の固着強度は5Nを超え、端子電極として十分な固着強度を有している。
以上の工程で、半田接続が可能な端子電極121及び端子電極122が形成され、図6(C)に示す構造が得られる。
次いで、個々に切断して複数の光検知部チップを切り出す。1枚の大面積基板(例えば600cm×720cm)からは大量の光検知部チップ(2mm×1.5mm)を製造することが可能である。
切り出した1つの光検知部チップ(2mm×1.5mm)の断面図を図7(A)に示し、その下面図を図7(B)、上面図を図7(C)に示す。図7(A)〜図7(C)において、図4(A)〜図4(C)、図5(A)〜図5(C)、図6(A)〜図6(C)と同一である箇所には同じ符号を用いている。なお、図7(A)において、基板310と、素子形成領域410と、端子電極121及び端子電極122とを含む総膜厚は、0.8±0.05mmである。
また、光検知部チップの総膜厚を薄くするために、基板310をCMP処理等によって削って薄くした後、ダイサーで個々に切断して複数の光検知部チップを切り出してもよい。
また、図7(B)において、端子電極121及び122の一つの電極サイズは、0.6mm×1.1mmであり、電極間隔は0.4mmである。また、図7(C)において受光部411の面積は、1.57mmである。また、増幅回路部412には、約100個のTFTが設けられている。
最後に、得られた光検知部チップを基板360の実装面に実装する。なお、端子電極121と電極361、並びに端子電極122と電極362との接続には、それぞれ半田364及び363を用い、予め基板360の電極361及び362上にスクリーン印刷法などによって形成しておき、半田と端子電極を当接した状態にしてから半田リフロー処理を行って実装する。半田リフロー処理は、例えば不活性ガス雰囲気中、255℃〜265℃程度の温度で約10秒行う。また、半田の他に金属(金、銀等)で形成されるバンプ、又は導電性樹脂で形成されるバンプ等を用いることができる。また、環境問題を考慮して鉛フリーはんだを用いて実装してもよい。
なお本実施例は、実施の形態及び実施例1のいかなる記載と組み合わせることも可能である。
本実施例では、増幅回路をpチャネル型TFTで形成する例を、図3及び図8(A)〜図8(B)を用いて説明する。なお、実施の形態及び実施例2と同じものは同じ符号で示しており、それぞれ実施の形態及び実施例2に記載された作製工程に基づいて作成すればよい。
増幅回路、例えばカレントミラー回路203をpチャネル型TFT201及び202で形成する場合には、実施の形態及び実施例2の島状半導体領域への一導電型を付与する不純物を、p型の不純物、例えばホウ素(B)に代えればよい。
カレントミラー回路203をpチャネル型TFT201及び202で作成した本実施例の光検知部の等価回路図を図3、断面図を図8(A)〜図8(B)に示す。なお、図8(B)は図8(A)のpチャネル型TFT201及び202、並びに光電変換層204の近傍を拡大したものである。
図3及び図8(A)〜図8(B)において、端子電極221及び222はそれぞれ光電変換層204、pチャネル型TFT201及び202に接続されている。pチャネル型TFT201は、光電変換層204のアノード側の電極と電気的に接続される。光電変換層204は、pチャネル型TFT201と接続する第2の電極(アノード側の電極)上にn型半導体層204n、i型半導体層204i、p型半導体層204pを順次積層した後、第1の電極(カソード側の電極)を形成すればよい。
また、積層順序を逆にした光電変換層としてもよく、第1の電極(カソード側の電極)上にp型半導体層、i型半導体層、n型半導体層を順次積層した後、pチャネル型TFT201と接続する第2の電極(アノード側の電極)を形成し、第1の電極と接続するカソード側の端子電極を形成してもよい。
図3(B)に示すように、pチャネル型TFT201の島状半導体領域231、及びpチャネル型TFT202の島状半導体領域232には、p型の不純物、例えばホウ素(B)が導入されており、pチャネル型TFT201にはソース領域又はドレイン領域241、pチャネル型TFT202にはソース領域又はドレイン領域242が形成される。
なお、図8(A)〜図8(B)では、配線319及びその保護電極318、接続電極320及びその保護電極264、端子電極351及びその保護電極263、TFT201のソース電極またはドレイン電極251及びその保護電極261、並びにTFT202のソース電極またはドレイン電極252及びその保護電極262に代えて、図4(B)の配線404、接続電極405、端子電極401、及びTFT112のソース電極又はドレイン電極402、及びTFT113のソース電極又はドレイン電極403と同様に、単層の導電膜を用いてそれぞれの配線や電極を形成してもよい。
なお本実施例は、実施の形態、実施例1〜実施例2のいかなる記載と組み合わせることも可能である。
本実施例では増幅回路をボトムゲート型TFTを用いて形成した光検知部及びその作製方法の例を、図9(A)〜図9(E)、図10(A)〜図10(C)、図11を用いて説明する。なお、実施の形態、実施例2〜実施例3と同じものは同じ符号で示している。
まず基板310上に、下地絶縁膜312及び金属膜511を形成する(図9(A)参照)。この金属膜511として、本実施例では例えば窒化タンタル(TaN)及びタングステン(W)をそれぞれ30nm、370nm積層した膜を用いる。
また、金属膜511として、上記以外にもチタン(Ti)、タングステン(W)、タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)、ネオジウム(Nd)、コバルト(Co)、ジルコニウム(Zr)、亜鉛(Zn)、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)、オスミウム(Os)、イリジウム(Ir)、白金(Pt)、アルミニウム(Al)、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)から選ばれた元素、または前記元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料からなる単層膜、或いは、これらの窒化物、例えば、窒化チタン、窒化タングステン、窒化タンタル、窒化モリブデンからなる単層膜を用いることができる。
なお、下地絶縁膜312を基板310上に形成せず、金属膜511を直接基板310に形成してもよい。
次に金属膜511を用いて、ゲート電極512及び513、配線314及び315、端子電極350を形成する(図9(B)参照)。
次いで、ゲート電極512及び513、配線314及び315、端子電極350を覆うゲート絶縁膜514を形成する。本実施例では、珪素を主成分とする絶縁膜、例えばプラズマCVD法により115nmの厚さで窒素を含む酸化珪素膜(組成比Si=32%、O=59%、N=7%、H=2%)を用いてゲート絶縁膜514を形成する。
次にゲート絶縁膜514上に島状半導体領域515及び516を形成する。島状半導体領域515及び516は、実施例2で述べた島状半導体領域331及び332と同様の材料及び作製工程により形成すればよい(図9(C)参照)。
島状半導体領域515及び516を形成したら、後にTFT502のソース領域又はドレイン領域521及びTFT501のソース領域又はドレイン領域522となる領域以外を覆ってマスク518を形成し、一導電型を付与する不純物の導入を行う(図9(D)参照)。一導電型の不純物としては、nチャネル型TFTを形成する場合には、n型不純物としてリン(P)、砒素(As)を用い、pチャネル型TFTを形成する場合には、p型不純物としてホウ素(B)を用いればよい。本実施例ではn型不純物であるリン(P)を島状半導体領域515及び516に導入し、TFT502のソース領域又はドレイン領域521及びソース領域又はドレイン領域521の間にチャネル形成領域、並びにTFT501のソース領域又はドレイン領域522、及びソース領域又はドレイン領域522の間にチャネル形成領域を形成する。
次いでマスク518を除去し、図示しない第1の層間絶縁膜、第2の層間絶縁膜316及び第3の層間絶縁膜317を形成する(図9(E)参照)。第1の層間絶縁膜、第2の層間絶縁膜316及び第3の層間絶縁膜317の材料及び作製工程は実施例2の記載に基づけばよい。
次に第1の層間絶縁膜、第2の層間絶縁膜316及び第3の層間絶縁膜317にコンタクトホールを形成し、金属膜を成膜、さらに選択的に金属膜をエッチングして、配線319、接続電極320、端子電極351、TFT502のソース電極またはドレイン電極531、TFT501のソース電極またはドレイン電極532を形成する。そして、レジストからなるマスクを除去する。なお、本実施例の金属膜は、膜厚100nmのTi膜と、膜厚350nmのSiを微量に含むAl膜と、膜厚100nmのTi膜との3層を積層したものとする。
また配線319及びその保護電極318、接続電極320及びその保護電極533、端子電極351及びその保護電極538、TFT502のソース電極またはドレイン電極531及びその保護電極536、並びにTFT501のソース電極またはドレイン電極532及びその保護電極537に代えて、図4(B)の配線404、接続電極405、端子電極401、及びTFT112のソース電極又はドレイン電極402、及びTFT113のソース電極又はドレイン電極403と同様に、単層の導電膜を用いてそれぞれの配線や電極を形成してもよい。
以上の工程で、ボトムゲート型TFT501及び502を作製することができる。
次に第3の層間絶縁膜317上に、p型半導体層111p、i型半導体層111i及びn型半導体層111nを含む光電変換層111を形成する(図10(B))。光電変換層111の材料及び作製工程等は、実施の形態及び実施例2を参照すればよい。
次いで封止層324、端子電極121及び122を形成する(図10(C))。端子電極121はn型半導体層111nに接続されており、端子電極122は端子電極121と同一工程で形成される。
さらに電極361及び362を有する基板360を、半田364及び363で実装する。なお基板360上の電極361は、半田364で端子電極121に実装されている。また基板360の電極362は、半田363端子電極122に実装されている。
図11に示す光検知部において、光電変換層111に入射する光は、主に基板310側から入り、逆スタガ型TFT501及び502に入射する光は、主に基板360側から入る。またゲート電極を透明導電膜とすることで基板側からの入射する光を検知することもできる。
なお本実施例は、実施の形態、実施例1〜実施例3のいかなる記載と組み合わせることも可能である。
本実施例では、本発明の光電変換装置に筐体を形成して光の入射する方向を制御した例を、図12(A)〜図12(B)及び図13(A)〜図13(B)を用いて説明する。
図12(A)は図4(A)の光電変換装置に筐体601を形成して、光電変換層111に入射する光を、基板310側からではなく、基板360側から入るようにしたものである。筐体601には、基板310側のTFT112及び113が形成される領域、及び基板360側の光電変換層111が形成される領域に開口部が設けられている。
図12(A)においては、端子電極121、電極361及び半田364が存在しているが、基板360側から入射した光は、封止層324を通して光電変換層111に斜めに入射するので光電流を発生させ、光を検知することが可能である。
また筐体601、及び以下に述べる筐体602〜604は、光を遮断する機能を有する材料なら何を用いてもよく、例えば金属材料や黒色顔料を有する樹脂材料等を用いて形成すればよい。
図12(B)は、図11の光検知部に筐体602を形成して、光電変換層111に入射する光を、基板310側からではなく、基板360側から入るようにしたものである。筐体602には、基板360側のTFT501及び502が形成される領域及び光電変換層111が形成される領域に開口部が設けられている。
図12(B)においても、図12(A)同様、基板360側から入射した光は、封止層324を通して光電変換層111に斜めに入射するので光電流を発生させ、光を検知することが可能である。
図13(A)では、図4(A)の光検知部に筐体603を形成して、光電変換層111、並びにTFT112及び113に入射する光を、基板310側からではなく、基板360側から入るようにしたものである。筐体603には、基板360側のTFT501及び502が形成される領域及び光電変換層111が形成される領域に開口部が設けられている。
図13(A)においては、TFT112及び113それぞれにおいて、入射する光と島状半導体領域との間にゲート電極が存在しているが、基板360側から入射した光のうちゲート電極を避けた光がTFT112及び113の島状半導体領域に入射する。また基板360側から入射した光は、封止層324を通して光電変換層111に斜めに入射するので光電流を発生させ、光を検知することが可能である。
図13(B)は、図11の光検知部に筐体604を形成し、光電変換層111に入射する光を基板310側からではなく、基板360側から入るようにし、さらにTFT501及び502に入射する光を、基板360側からではなく、基板310側から入るようにしたものである。筐体604には、基板310側のTFT501及び502が形成される領域が形成される領域、並びに基板360側の光電変換層111が形成される領域に開口部が設けられている。
図13(B)においては、TFT501及び502それぞれにおいて、入射する光と島状半導体領域との間にはゲート電極が存在しているが、基板310側から入射した光のうちゲート電極を避けた光がTFT501及び502の島状半導体領域に入射するので光電流を発生させ、光を検知することが可能である。また基板360側から入射した光は、封止層324を通して光電変換層111に斜めに入射するので光電流を発生させ、光を検知することが可能である。
なお本実施例は、実施の形態、実施例1〜実施例4のいかなる記載と組み合わせることも可能である。
本実施例では、バイアス切り替え手段として、電源(バイアス)切り替えを行う回路について、図22、図23及び図25〜図27を用いて説明する。
図22及び図23において、901はフォトセンサ出力VPS、902は基準電圧Vrを決定するための基準電圧生成回路、903はコンパレータ、904は出力バッファであり1段目904a、2段目904b、3段目904cを有している。図22においては、出力バッファは3段しか記載していないが、4段以上にすることも可能であり、また1段だけに設計することも可能である。また905はカレントミラー回路のTFTの内部抵抗である。
図23は図22の具体的な回路構成を示しており、コンパレータ903はpチャネル型TFT911及び913、nチャネル型TFT912及び914、抵抗921を有している。また基準電圧生成回路902は抵抗923及び924を有している。また図23では出力バッファ904の一段目904aを示しており、出力バッファ904の一段目904aは、pチャネル型TFT915及びnチャネル型TFT916で形成される。図23においてはnチャネル型TFTはゲート電極が1つであるシングルゲートのTFTを示しているが、オフ電流を小さくするために、ゲート電極が複数あるTFTすなわちマルチゲートのTFT、例えばゲート電極を2つ有するダブルゲートのTFT、で形成してもよい。なお他の段も904aと同様の回路にて形成すればよい。
また図23において出力バッファ904の一段目904aを、図26(A)に示す回路942及び図26(B)に示す回路944に代えてもよい。図26(A)に示す回路942はnチャネルTFT916及びpチャネル型TFT941で形成されており、図26(B)に示す回路944はnチャネルTFT916及び943で形成されている。
なお、フォトセンサ出力VPSはカレントミラー回路の出力電圧Vを用いてもよいし、カレントミラー回路の出力電圧Vを増幅回路で増幅させた電圧を用いてもよい。
図22に示す回路は、カレントミラー回路の出力電圧Vがある一定値に達した際に、カレントミラー回路の電源電圧を反転させる回路である。図22の回路は、基準電圧Vrを境界として、出力電圧がVrを超えた場合に電源を反転するようにする。図23においては、基準電圧生成回路902により基準電圧Vrを決定している。また基準電圧Vrは、フォトセンサが100lxの光を受けた時に生じる電流量をカレントミラー回路により増幅した電流により、負荷に印加される電圧を用いてもよい。
また図23では基準電圧生成回路により基準電圧Vrを決定しているが、基準電圧Vrは、外部回路931から直接入力してもよいし(図25(A)参照)、いくつかの入力電圧をセレクタ(アナログスイッチ等)を用いて選択する回路932により入力してもよい(図25(B)参照)。
また図23に示す回路において、基準電圧Vrは、コンパレータを構成しているTFTの閾値電圧以上(閾値電圧がVthとすると、Vth≦Vr)とする必要がある。これを満足するよう、基準電圧またはフォトセンサ出力電圧VPSを調整する必要がある。
フォトセンサの出力VPSは、コンパレータ903のpチャネル型TFT911のゲート電極に入力され、基準電圧生成回路902からの電圧値と比較され、基準電圧生成回路からの電圧値より小さい場合は、電源103のうち電源103aに接続され、図27(A)に示す方向に電流が流れる。また基準電圧生成回路からの電圧値より大きい場合は、電源103のうち電源103bに接続され、図27(B)に示す方向に電流が流れる。
本実施例では、実施例6とは違う構成の電源(バイアス)切り替えを行う回路を含む光電変換装置について、図28、図29、図30、図31(A)〜図31(E)を用いて説明する。
図28は、本実施例の光電変換装置の論理回路図である。図28の光電変換装置は、フォトIC1501、コンパレータ1502及び1503、アナログスイッチ1504、1505、1507、1508、インバータ1511、1512、1513、接続抵抗Rを有している。
図29では、照度(L)と、フォトIC1501の出力電流IPS及び出力電圧VPSとの関係を示す。なお図21においては、縦軸は出力電流の絶対値を取っているが、図29では縦軸は出力電流の絶対値ではなく電流値である。
実施例6の図22及び図23では、コンパレータ903が1つだけ配置されているが、本実施例では2つのコンパレータ1502及び1503を配置する。
とVは基準電圧である。VとVの値は必要に応じてそれぞれ設定すればよい。
まず基準電圧はVに設定されるものとする。照度がLに至るまで、すなわち照度Lの間は、出力電流IPSは増大していく。そのときのフォトIC1501の出力電圧VPSをVとすると、VはVよりも大きい。コンパレータ1502の非反転入力端子(プラス側の入力端子)にはVが入力されるが、反転入力端子(マイナス側の入力端子)に入力されるVの方が大きいので、コンパレータ1502の出力電圧は低電位となる。アナログスイッチ1504は導通状態となっているとするとアナログスイッチ1504の出力電圧は低電位である。一方、コンパレータ1503では、非反転入力端子に基準電圧Vが入力され、反転入力端子にVが入力されるので、コンパレータ1503の出力電圧は高電位となる。このときアナログスイッチ1505は導通しない状態とする。
アナログスイッチ1504の出力電圧(この場合低電位)は、インバータ1511で反転してインバータ1511の出力電圧は高電位となり、インバータ1512でさらに反転してインバータ1512の出力電圧は低電位となる。インバータ1512の出力電圧をSとすると、S及び、インバータ1513によって形成されるSの反転電圧S1bは、アナログスイッチ1504及び1505に入力される。さらにS及びS1bは、アナログスイッチ1507及び1508にも入力され、アナログスイッチ1507は導通し、アナログスイッチ1508は導通しないので、基準電圧Vが出力され、コンパレータ1502及び1503に入力され続ける。
さて次に、照度Lが増大して、出力電流IPS及び出力電圧VPSが増え、フォトIC1501の出力電圧VPSが、基準電圧Vを超えたときの切り替え動作について説明する。そのときの出力電圧VPSをVとすると、VはVより大きい。コンパレータ1502の非反転入力端子には、Vが入力され、反転入力端子にはVが入力されるので、コンパレータ1502の出力電圧は高電位となる。アナログスイッチ1504は導通した状態のままなので、アナログスイッチ1504の出力電圧は高電位となる。またコンパレータ1503の非反転入力端子には、基準電圧Vが入力され、反転入力端子には、出力電圧Vが入力される。これによりコンパレータ1503の出力電圧は低電位となる。しかしアナログスイッチ1505はまだ導通しない状態である。
アナログスイッチ1504の出力電圧はインバータ1511に入力され反転され、インバータ1511の出力電圧は低電位となる。さらにインバータ1512に入力され、インバータ1512の出力電圧Sは高電位となる。インバータ1512の出力電圧S及びその反転電圧S1bは、アナログスイッチ1507及び1508に入力される。
これによりアナログスイッチ1507は導通しない状態となり、今度はアナログスイッチ1508が導通する状態となる。この結果、基準電圧Vが出力され、基準電圧がVからVに切り替わることとなる。これと共にアナログスイッチ1504は非導通状態となり、アナログスイッチ1505は導通状態となる。
次いで基準電圧がVに切り替わった後の、照度LがLの間の動作を説明する。このときの出力電圧VPSをVとすると、VはVよりも大きい。コンパレータ1503の非反転入力端子にはVが入力され、反転入力端子にはVが入力されるので、コンパレータ1503の出力電圧は高電位となる。アナログスイッチ1505は導通状態となり、高電位が出力される、一方、コンパレータ1502の非反転入力端子にはVが入力され、反転入力端子にはVが入力されるため、コンパレータ1502の出力電圧は低電位となる。またアナログスイッチ1504は導通しない状態である。
アナログスイッチ1505の出力電圧は、インバータ1511に入力され反転し、さらにインバータ1512によって反転され、インバータ1512の出力電圧Sは高電位となる。Sはアナログスイッチ1504、1505、1507、1508に入力される。この結果アナログスイッチ1507は導通しない状態となり、アナログスイッチ1508は導通する状態となるので、アナログスイッチ1508の出力電圧はVとなり、基準電圧Vが維持される。
次いで、照度Lが減少し、基準電圧がVからVに切り替わる動作を以下に説明する。このときの出力電圧VPSをVdとすると、VはVよりも大きい。コンパレータ1503の非反転入力端子にはVが入力され、反転入力端子にはVが入力される。そのためコンパレータ1503の出力電圧は低電位となる。アナログスイッチ1505は導通した状態のままなので、アナログスイッチ1505の出力電圧は低電位となる。一方、コンパレータ1502の非反転入力端子にはVが入力され、反転入力端子にはVが入力される。そのためコンパレータ1502の出力電圧は高電位となるが、アナログスイッチ1504は導通しない状態のままである。
アナログスイッチ1503の出力電圧は、インバータ1511で反転され、さらにインバータ1512で反転される。インバータ1512の出力電圧Sは低電位となる。S及びその反転電圧S1bはアナログスイッチ1504、1505、1507、1508に入力される。
これによりアナログスイッチ1507が導通状態となり、アナログスイッチ1508は導通しない状態となるので、基準電圧Vが出力される。また基準電圧Vは出力されなくなる。さらにこれに伴い、アナログスイッチ1504は導通状態となり、アナログスイッチ1505は非導通状態となる。
なお、以上の説明は図28に示すように、インバータ1511が1段の場合の説明である。必要に応じてインバータ1511は多段にしてもよい。
図29に、インバータ1511を2段にしたときの回路図を示す。図28では、負荷抵抗Rの入力電圧Vは、インバータ1511の入力電圧であるが、図30では、二段目のインバータ151bの出力電圧となる。
図31(A)〜図31(E)は、インバータ1511及び1512の周辺回路部1521を示しており、それぞれインバータ1511を1段形成した場合から5段形成した場合を示している。
図31(A)は図28と同じであり、図31(B)は図30と同じである。また図31(C)はインバータ1511を3段形成した場合であり、インバータ1511a〜1511cを有している。図31(D)はインバータ1511を4段形成した場合であり、インバータ1511a〜1511dを有している。図31(E)はインバータ1511を5段形成した場合であり、インバータ1511a、1511b、1511c、1511d、1511eを有している。
インバータ1511を奇数段形成した場合は、負荷抵抗Rの入力電圧Vは、インバータ1511の最終段のインバータの入力電圧となり、フォトICの入力電圧Vは、インバータ1511の最終段のインバータの出力電圧となる。またインバータ1511を偶数段形成した場合は、負荷抵抗Rの入力電圧Vは、インバータ1511の最終段のインバータの出力電圧となり、フォトICの入力電圧Vは、インバータ1511の最終段のインバータの入力電圧となる。
上述したように、インバータ1511は1段であっても多段であっても構わなく、奇数段の場合の回路構成は図28を援用すればよく、偶数段の場合の回路構成は図30を援用すればよい。
また、インバータ1511が偶数段の場合は、図29や図31(B)、図31(D)に示すように、電圧Vをインバータ1512に入力し、インバータ1512はVの反転電圧を出力していたが、この構成に限定されるものではない。インバータ1511が偶数段の場合は、図32に示すように、インバータ1512を設置せず、電圧Vを電圧Sとしてもよい。なお図32では、インバータ1511を2段形成した場合を示しているが、段数は2段に限らない偶数段であることは言うまでもない。
本実施例は、必要であれば実施の形態及び他の実施例のいかなる記載と組み合わせることも可能である。
本実施例では、本発明により得られた光検知部を様々な電子機器に組み込んだ例について説明する。本発明が適用される電子機器として、コンピュータ、ディスプレイ、携帯電話、テレビなどが挙げられる。それらの電子機器の具体例を図14、図15(A)〜図15(B)、図16(A)〜図16(B)及び図17に示す。
図14は携帯電話であり、本体(A)701、本体(B)702、筐体703、操作キー704、音声出力部705、音声入力部706、回路基板707、表示パネル(A)708、表示パネル(B)709、蝶番710、透光性材料部711、光検知部712を有している。本発明は光検知部712に適用することができる。
光検知部712は透光性材料部711を透過した光を検知し、検知した外部光の照度に合わせて表示パネル(A)708及び表示パネル(B)709の輝度コントロールを行ったり、光検知部712で得られる照度に合わせて操作キー704の照明制御を行う。これにより携帯電話の消費電流を抑えることができる。
図15(A)及び図15(B)に携帯電話の別の例を示す。図15(A)及び図15(B)において、721は本体、722は筐体、723は表示パネル、724は操作キー、725は音声出力部、726は音声入力部、727及び728は光検知部である。
図15(A)に示す携帯電話では、本体721に設けられた光検知部727により外部の光を検知することにより表示パネル723及び操作キー724の輝度を制御することが可能である。
また図15(B)に示す携帯電話では、図15(A)の構成に加えて、本体721の内部に光検知部728を設けている。光検知部728により、表示パネル723に設けられているバックライトの輝度を検出することも可能となる。
図16(A)はコンピュータであり、本体731、筐体732、表示部733、キーボード734、外部接続ポート735、ポインティングマウス736等を含む。
また図16(B)は表示装置でありテレビ受像器などがこれに当たる。本表示装置は、筐体741、支持台742、表示部743などによって構成されている。
図16(A)のコンピュータに設けられる表示部733、及び図16(B)に示す表示装置の表示部743として、液晶パネルを用いた場合の詳しい構成を図17に示す。
図17に示す液晶パネル762は、筐体761に内蔵されており、基板751a及び751b、基板751a及び751bに挟まれた液晶層752、偏光フィルタ752a及び752b、及びバックライト753等を有している。また筐体761には光検知部754が形成されている。
本発明を用いて作製された光検知部754はバックライト753からの光量を感知し、その情報がフィードバックされて液晶パネル762の輝度が調節される。
図18(A)及び図18(B)は、本発明の光検知部をカメラ、例えばデジタルカメラに組み込んだ例を示す図である。図18(A)は、デジタルカメラの前面方向から見た斜視図、図18(B)は、後面方向から見た斜視図である。図18(A)において、デジタルカメラには、リリースボタン801、メインスイッチ802、ファインダ窓803、フラッシュ804、レンズ805、鏡胴806、筺体807が備えられている。
また、図18(B)において、ファインダ接眼窓811、モニタ812、操作ボタン813が備えられている。
リリースボタン801は、半分の位置まで押下されると、焦点調整機構および露出調整機構が作動し、最下部まで押下されるとシャッターが開く。
メインスイッチ802は、押下又は回転によりデジタルカメラの電源のON/OFFを切り替える。
ファインダ窓803は、デジタルカメラの前面のレンズ805の上部に配置されており、図18(B)に示すファインダ接眼窓811から撮影する範囲やピントの位置を確認するための装置である。
フラッシュ804は、デジタルカメラの前面上部に配置され、被写体輝度が低いときに、リリースボタンが押下されてシャッターが開くと同時に補助光を照射する。
レンズ805は、デジタルカメラの正面に配置されている。レンズは、フォーカシングレンズ、ズームレンズ等により構成され、図示しないシャッター及び絞りと共に撮影光学系を構成する。また、レンズの後方には、CCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子が設けられている。
鏡胴806は、フォーカシングレンズ、ズームレンズ等のピントを合わせるためにレンズの位置を移動するものであり、撮影時には、鏡胴を繰り出すことにより、レンズ805を手前に移動させる。また、携帯時は、レンズ805を沈銅させてコンパクトにする。なお、本実施例においては、鏡胴を繰り出すことにより被写体をズーム撮影することができる構造としているが、この構造に限定されるものではなく、筺体807内での撮影光学系の構成により鏡胴を繰り出さずともズーム撮影が可能なデジタルカメラでもよい。
ファインダ接眼窓811は、デジタルカメラの後面上部に設けられており、撮影する範囲やピントの位置を確認する際に接眼するために設けられた窓である。
操作ボタン813は、デジタルカメラの後面に設けられた各種機能ボタンであり、セットアップボタン、メニューボタン、ディスプレイボタン、機能ボタン、選択ボタン等により構成されている。
本発明の光検知部を図18(A)及び図18(B)に示すカメラに組み込むと、光検知部が光の有無及び強さを感知することができ、これによりカメラの露出調整等を行うことができる。
また本発明の光検知部はその他の電子機器、例えばプロジェクションテレビ、ナビゲーションシステム等に応用することが可能である。すなわち光を検出する必要のあるものであればいかなるものにも用いることが可能である。
なお本実施例は、実施の形態、実施例1〜実施例7のいかなる記載と組み合わせることも可能である。
本発明により、微弱光から強光まで広い範囲の光強度にわたって検出することが可能な光電変換装置を作製することができる。また本発明の光電変換装置を組み込むことにより、信頼性の高い電気機器を得ることが可能である。
本発明の光電変換装置を示す図。 本発明のカレントミラー回路の一例を示す図。 本発明のカレントミラー回路の一例を示す図。 本発明の光電変換装置の断面図。 本発明の光電変換装置の作製工程を示す図。 本発明の光電変換装置の作製工程を示す図。 本発明の光電変換装置の作製工程を示す図。 本発明の光電変換装置の断面図。 本発明の光電変換装置の作製工程を示す図。 本発明の光電変換装置の作製工程を示す図。 本発明の光電変換装置の断面図。 本発明の光電変換装置の断面図。 本発明の光電変換装置の断面図。 本発明の光電変換装置を実装した装置を示す図。 本発明の光電変換装置を実装した装置を示す図。 本発明の光電変換装置を実装した装置を示す図。 本発明の光電変換装置を実装した装置を示す図。 本発明の光電変換装置を実装した装置を示す図。 本発明の光電変換装置における出力電流の照度依存性を示す図。 本発明の光電変換装置における出力電流の照度依存性を示す図。 本発明の光電変換装置における出力電流の照度依存性を示す図。 本発明の電源(バイアス)切り替えを行う回路の回路構成を示す図。 本発明の電源(バイアス)切り替えを行う回路の回路構成を示す図。 本発明の光電変換装置の相対感度、多結晶珪素膜を用いたTFTの相対感度、単結晶珪素の相対感度及び標準比視感度との比較を示す図。 本発明の電源(バイアス)切り替えを行う回路の回路構成を示す図。 本発明の電源(バイアス)切り替えを行う回路の回路構成を示す図。 本発明の電源(バイアス)切り替えを行う回路の回路構成を示す図。 本発明の電源(バイアス)切り替えを行う回路の回路構成を示す図。 本発明の光電変換装置における出力電流及び出力電圧の照度依存性を示す図。 本発明の電源(バイアス)切り替えを行う回路の回路構成を示す図。 本発明の電源(バイアス)切り替えを行う回路の回路構成を示す図。 本発明の電源(バイアス)切り替えを行う回路の回路構成を示す図。
符号の説明
101 フォトIC
102 電源切り替え手段
103 電源
103a 電源
103b 電源
111 光電変換層
111p p型半導体層
111i i型半導体層
111n n型半導体層
112 nチャネル型TFT
113 nチャネル型TFT
113a nチャネル型TFT
113b nチャネル型TFT
113c nチャネル型TFT
113d nチャネル型TFT
114 カレントミラー回路
115 光電変換素子
121 端子電極
122 端子電極
310 基板
312 下地絶縁膜
313 ゲート絶縁膜
314 配線
315 配線
316 絶縁膜
317 絶縁膜
318 保護電極
319 配線
320 接続電極
324 封止層
331 島状半導体領域
332 島状半導体領域
334 ゲート電極
335 ゲート電極
337 ソース領域またはドレイン領域
338 ソース領域またはドレイン領域
341 ソース電極又はドレイン電極
342 ソース電極又はドレイン電極
345 保護電極
346 保護電極
347 保護電極
348 保護電極
350 端子電極
351 端子電極
360 基板
361 電極
362 電極
363 半田
364 半田
401 端子電極
402 ソース電極又はドレイン電極
403 ソース電極又はドレイン電極
404 配線
405 接続電極
411受光部
412 増幅回路部
1501 フォトIC

Claims (17)

  1. 光電変換層を有するフォトダイオードと、
    薄膜トランジスタを含む増幅回路と、
    バイアス切り替え回路と、
    を有し、
    前記バイアス切り替え回路は、入射光が所定の強度において前記フォトダイオード及び増幅回路に接続されているバイアスを切り替えることにより、前記所定の強度以下の光は前記フォトダイオードで検知し、前記所定の強度以上の光は前記増幅回路の薄膜トランジスタで検知することを特徴とする光電変換装置。
  2. 請求項1において、
    前記光電変換層は、p型半導体層、i型半導体層及びn型半導体層を有することを特徴とする光電変換装置。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    前記薄膜トランジスタは、ソース領域又はドレイン領域、チャネル形成領域、ゲート絶縁膜及びゲート電極を有することを特徴とする光電変換装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項において、
    前記フォトダイオード及び前記増幅回路は、透光性基板上に形成されていることを特徴とする光電変換装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項において、
    前記フォトダイオードで検知する入射光と、前記薄膜トランジスタで検知する入射光の方向が同一方向であることを特徴とする光電変換装置。
  6. 請求項5において、
    前記薄膜トランジスタは、トップゲート型薄膜トランジスタであることを特徴とする光電変換装置。
  7. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項において、
    前記フォトダイオードで検知する入射光と、前記薄膜トランジスタで検知する入射光の方向が、基板を中心に逆方向であることを特徴とする光電変換装置。
  8. 請求項7において、
    前記薄膜トランジスタは、ボトムゲート型薄膜トランジスタであることを特徴とする光電変換装置。
  9. 光電変換層を有するフォトダイオードと、
    薄膜トランジスタを含む増幅回路と、
    バイアス切り替え回路と、
    を有する光電変換装置において、
    入射する光が所定の強度において前記フォトダイオード及び増幅回路に接続されているバイアスを、前記バイアス切り替え回路により切り替えることにより、前記所定の強度以下の光は前記フォトダイオードで検知し、前記所定の強度以上の光は前記増幅回路の薄膜トランジスタで検知することを特徴とする光電変換装置の駆動方法。
  10. 請求項9において、
    前記光電変換層は、p型半導体層、i型半導体層及びn型半導体層を有することを特徴とする光電変換装置の駆動方法。
  11. 請求項9又は請求項10において、
    前記薄膜トランジスタは、ソース領域又はドレイン領域、チャネル形成領域、ゲート絶縁膜及びゲート電極を有することを特徴とする光電変換装置の駆動方法。
  12. 請求項9乃至請求項11のいずれか1項において、
    前記フォトダイオード及び前記増幅回路は、透光性基板上に形成されていることを特徴とする光電変換装置の駆動方法。
  13. 請求項9乃至請求項12のいずれか1項において、
    前記フォトダイオードで検知する入射光と、前記薄膜トランジスタで検知する入射光の方向が同一方向であることを特徴とする光電変換装置の駆動方法。
  14. 請求項9乃至請求項12のいずれか1項において、
    前記フォトダイオードで検知する入射光と、前記薄膜トランジスタで検知する入射光の方向が、基板を中心に逆方向であることを特徴とする光電変換装置の駆動方法。
  15. 第1の光センサー及び第2の光センサーを有する光集積回路、
    バイアス切り替えスイッチ、
    第1バイアス及び第2バイアスを有する光電変換装置。
  16. 請求項15において、第1の光センサーはフォトダイオードであることを特徴とする光電変換装置。
  17. 請求項15において、第2の光センサーは増幅回路であることを特徴とする光電変換装置。
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