JP2007004235A - Icタグを利用した工程管理システム及び方法 - Google Patents

Icタグを利用した工程管理システム及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 加工される部品の情報だけでなく、その部品を加工する作業者の情報も併せて管理することにより、工程に関連する情報を詳細に把握することができる工程管理システム及び方法を提供する。
【解決手段】 複数の種別からなるICタグから送信される信号を受信する第1のステップと、第1のステップで受信した信号に基づいて、ICタグの種別を判定する第2のステップを有する。また、第2のステップの判定結果に応じて、種別ごとに区分してICタグについての情報を記憶する第3のステップと、第3のステップで記憶したICタグについての情報に基づいて、情報を編集して出力する第4のステップを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、製品の製造工程における作業者や部品の情報(作業者の作業履歴、作業者の勤怠、部品の履歴など)を管理するための工程管理システム及び方法に関する。
従来から、製品の製造工程における履歴等を管理する技術として特許文献1に記載されている工程管理システムが知られている。この工程管理システムは、製品を構成する各部品にICタグを取り付け、そのICタグに部品の情報を書き込み、作業者等がICタグに記憶されている情報を読み取ることにより、製品の製造工程を管理している。
特開2003−271216号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている工程管理システムでは、部品の加工の開始時刻や終了時刻の情報しかICタグに記録していなかった。よって、製品の製造工程の履歴や進捗管理等を行うことはできたものの、作業者に関する情報(不良品の発生率、作業時間の長短など)を取得して管理することはできなかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、加工される部品の情報だけでなく、その部品を加工する作業者の情報も併せて管理することにより、工程に関連する情報を詳細に把握することができる工程管理システム及び方法を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、ICタグを利用して工程の管理を行う工程管理システムであって、複数の種別からなるICタグから送信される信号を受信する受信手段と、前記受信手段が受信した信号に基づいて、前記ICタグの種別を判定する第1の判定手段と、前記第1の判定手段の判定結果に応じて、種別ごとに区分して前記ICタグについての情報を記憶する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶されている前記ICタグについての情報に基づいて、前記情報を編集して出力する出力手段とを有することを特徴とする工程管理システムである。
また、請求項2に記載の発明は、処理の工程の情報を記憶する第2の記憶手段と、前記ICタグに記憶されている工程の情報を読み取る読取手段と、前記読取手段が読み取った工程の情報のうち、既に終了している工程の情報を前記ICタグから消去する第1の制御手段と、前記記憶手段に記憶されている工程のうち、前記ICタグに記憶されていない工程を前記ICタグに記憶する第2の制御手段とを更に有することを特徴とする請求項1に記載の工程管理システムである。
また、請求項3に記載の発明は、ネットワークに接続できるか否かについて判定する第2の判定手段と、前記第2の判定手段によりネットワークに接続できると判定した場合には、前記ICタグに所定情報が記憶されているか否かについて判定する第3の判定手段と、前記第3の判定手段により前記ICタグに所定情報が記憶されていると判定した場合に、前記ICタグに記憶されている所定情報を前記ネットワークを介して送信する送信手段と、前記第2の判定手段によりネットワークに接続できないと判定した場合に、前記ICタグに所定情報を記憶する第3の制御手段とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の工程管理システムである。
また、請求項4に記載の発明は、ICタグを利用して工程の管理を行う工程管理方法であって、複数の種別からなるICタグから送信される信号を受信する第1のステップと、前記第1のステップで受信した信号に基づいて、前記ICタグの種別を判定する第2のステップと、前記第2のステップの判定結果に応じて、種別ごとに区分して前記ICタグについての情報を記憶する第3のステップと、前記第3のステップで記憶した前記ICタグについての情報に基づいて、前記情報を編集して出力する第4のステップとを有することを特徴とする工程管理方法である。
また、請求項5に記載の発明は、処理の工程の情報を記憶する第5のステップと、前記ICタグに記憶されている工程の情報を読み取る第6のステップと、前記第6のステップで読み取った工程の情報のうち、既に終了している工程の情報を前記ICタグから消去する第7のステップと、前記第5のステップで記憶した工程のうち、前記ICタグに記憶されていない工程を前記ICタグに記憶する第8のステップとを更に有することを特徴とする請求項4に記載の工程管理方法である。
また、請求項6に記載の発明は、ネットワークに接続できるか否かについて判定する第9のステップと、前記第9のステップでネットワークに接続できると判定した場合には、前記ICタグに所定情報が記憶されているか否かについて判定する第10のステップと、前記第10のステップで前記ICタグに所定情報が記憶されていると判定した場合に、前記ICタグに記憶されている所定情報を前記ネットワークを介して送信する第11のステップと、前記第9のステップでネットワークに接続できないと判定した場合に、前記ICタグに所定情報を記憶する第12のステップとを更に有することを特徴とする請求項4又は5に記載の工程管理方法である。
本発明では、受信手段で複数の種別のICタグについての情報を取得し、その種別に応じてICタグについての情報を区分して記録し、それらの種別が異なるICタグの情報を編集して出力するようにした。
これにより、利用者は、複数の種別のICタグについての情報から、希望する情報を出力させることが可能となり、部品の工程の管理を行う場合に、多面的な解析を行うことができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態による工程管理システムの構成図である。本実施形態では、製品を製造するための部品の各工程の処理を自社工場1、協力工場2a、協力工場2bの3つの工場で行う場合について説明する。自社工場1では、製品を製造するための部品に対する主要な工程が行われる。協力工場2a、2bは、自社工場1の外注先の工場等であり、自社工場1ではできない工程が行われる。本実施形態では、製品を製造するための部品に対して、「受入(k1)」、「切断(k2)」、「研磨(k3)」、「塗装(k4)」、「組立(k5)」、「検査(k6)」、「入庫(k7)」の全7工程を行う場合について説明する。
自社工場1は、スケジューラサーバ11、DB(DataBase)サーバ12、データ管理サーバ13、データ収集サーバ14a、データ収集クライアントPC(Personal Computer)・15a、15b、電子ホルダ18a、18bを有する。ここでは、自社工場1で「受入(k1)」、「切断(k2)」、「組立(k5)」、「検査(k6)」、「入庫(k7)」の5つの工程を行う場合つにいて説明する。
協力工場2aには、データ収集クライアントPC・15c、電子ホルダ18cが設置されている。また、協力工場2bには、データ収集サーバ14b、データ収集クライアントPC・15d、電子ホルダ18dが設置されている。本実施形態では、協力工場2aで「研磨」の工程k3を行い、協力工場2bで「塗装」の工程k4を行う場合について説明する。
自社工場1と協力工場2bは、中継サーバ17を介してインターネットなどのネットワークによって接続されており、相互にデータの送受信を行うことができる。なお、ネットワークとしてVPN(Virtual Private Network)や、SoftEther CAなどを使用することにより、DBサーバ12とデータ収集サーバ14bとの間でデータの送受信を行う際の安全性を向上させることができる。
スケジューラサーバ11は、DBサーバ12に接続されており、部品に対する各工程k1〜k7のスケジュールを管理する。例えば、各工程k1〜k7の進行状況等を表示画面に表示することにより、本実施形態による工程管理システムの管理者等が視覚的に分かり易くするなどの処理を行う。
DBサーバ12は、スケジューラサーバ11、データ管理サーバ13、データ収集サーバ14a、中継サーバ17に接続されており、本実施形態の工程管理システムに関わる部品や作業者の情報をテーブルに記憶する。
データ管理サーバ13は、DBサーバ12に記憶されるテーブルから、本実施形態の工程管理システムの管理者等が希望するテーブルを生成して表示画面等に表示する。
データ収集サーバ14(14a、14b)は、データ収集クライアントPC・15(15a、15b、15d)からそれぞれ出力される部品や作業者の情報を収集し、DBサーバ12へ出力する。
データ収集クライアントPC・15(15a、15b、15d)は、データ収集サーバ14と通信できる場合には、電子ホルダ18(18a〜18g)から出力される部品や作業者の情報をデータ収集サーバ14(14a、14b)へ出力する。また、データ収集クライアントPC・15(15c)は、データ収集サーバ14と通信できない場合には、部品や作業者の情報を電子ホルダ18を介して、ICタグに記憶する。
なお、本実施形態では、ICタグから送信される信号を電子ホルダ18を介して、データ収集クライアントPC・15で取得し、データ収集サーバ14に対して出力する場合について説明するが、このような構成に限定されるものではない。例えば、データ収集クライアントPC・15の代わりにデータ収集クライアントPDA(Personal Disital Assistance)16を使用することもできる。このデータ収集クライアントPDA・16は、電子ホルダの機能を有しており、ICタグから作業者や部品についての情報を読み取ることができるようになっており、アクセスポイント19を介してデータ収集サーバ14aとの間でデータの送受信を行う。
中継サーバ17は、ネットワーク上に設けられる機器であり、VPN通信を行う際に使用され、DBサーバ12とデータ収集サーバ14bとの間でデータの送受信を行う際に専用線と同様の安全性を維持しつつ通信を行う機能を提供する。
電子ホルダ18は、作業者により工程k1〜k7が行われる場所にそれぞれ設置され、工程k1〜k7の作業が行われる部品とともに移動する部品ICタグや、工程k1〜k7が行われる場所で作業を行う作業者により持ち運ばれる作業者ICタグから情報を読み取ったり、書き込んだりする。
図2(a)は、本実施形態における部品ICタグ21aの使用状態を示す図である。本実施形態では、部品ICタグ21aをA4版の大きさののファイルケース20aに装着して使用している。このファイルケースの左下隅には、部品ICタグ21aを装着できるように、ポケット22aが設けられている。部品ICタグ21aは、工程k1〜k7の順に処理が行われる部品の移動に従って、ファイルケース20aのポケット22aに装着された状態で移動する。ファイルケース20aの中には、部品に関する情報が記載された書類などを入れることもできる。部品ICタグ21aは、自社工場1に搬入される部品ごとに発行され、それぞれの部品ICタグを識別するためのタグIDの情報が記録されている。
DBサーバ12には、発行される部品ICタグの情報として、図2(b)に示すようなテーブルD1が記録される。このテーブルD1には、「ロット番号」の「部品」、「部品タグID」などの情報が、それぞれ対応付けられて記録されている。「ロット番号」は、部品が使用される製品の識別情報(「002345」など)である。「部品」は、製品の製造に使用される部品の種類を識別するための情報(「p1」など)である。「部品タグID」は、部品ICタグ21aに記録されているタグIDの情報である。
図3(a)は、本実施形態における作業者ICタグ21bの使用状態を示す図である。本実施形態では、作業者ICタグ21bをA4版の大きさののファイルケース20bに装着して使用している。このファイルケース20bの左下には、作業者ICタグ21bを装着できるように、ポケット22bが設けられている。作業者ICタグ21bは、工程k1〜k7のいずれかの作業を割り当てられる作業者が、ファイルケース20bのポケット22bに装着された状態で持ち運ぶ。ファイルケース20bの中には、作業者に関する情報が記載された書類などを入れることもできる。作業者ICタグ21bは、自社工場1、協力工場2a、2bで作業する作業者ごとに発行され、それぞれの作業者ICタグを識別するためのタグIDの情報が記録されている。
DBサーバ12には、発行される作業者ICタグの情報として、図3(b)に示すようなテーブルD2が記録される。このテーブルD2には、「作業者」、「作業者ID」、「作業者タグID」などの情報が、それぞれ対応付けられて記録されている。「作業者」は、作業者ICタグ21bを持ち運ぶ作業者の名前(「m1」など)である。「作業者ID」は、自社工場1、協力工場2a、2bで作業する作業員を識別するための情報(「001」など)である。「作業者タグID」は、作業者ICタグ21bに記録されているタグIDの情報(「AAAA」など)である。
図4(a)は、本実施形態による電子ホルダ18(18a〜18g)の構成を示す側面図である。三角柱状の支持体23の内部には、アンテナを備えたリーダライタ24が設置されている。リーダライタ24は、図示を省略したデータ収集クライアントPC・15(図1参照)との間でデータの送受信ができるようになっている。支持体23には、格納部25が取り付けられている。格納部25は、内部にA4版の大きさのファイルケースが複数枚収納できるようなポケット状の空間を有する。図では、格納部25に、作業者ICタグ21bを装着したクリアケース20b(図3(a)参照)と、部品ICタグを21aを装着したクリアケース20a(図2(a)参照)が収納されている状態を示している。
図4(b)は、図4(a)に示した電子ホルダ18(18a〜18g)の正面図である。格納部25に部品ICタグ21aが装着されたファイルケース20aと、作業者ICタグ21bが装着されたファイルケース20bは、ともにA4版の大きさなので、互いに重ね合わせた状態で収納することができる。格納部25の左下の領域の背後の支持体23の内部に、リーダライタ24が設置されている。ポケット22aの位置とポケット22bの位置は、ファイルケース20aとファイルケース20bを重ね合わせたときに、部品ICタグ21aと作業者ICタグ21bとが重なり合わないように配置されている。作業者は、工程k1〜k7のいずれの作業を行う場合であっても、自分の作業者ICタグ21bを装着したファイルケース20bと、その作業者が作業を行う対象である部品の部品ICタグ21aを装着したファイルケース20aを格納部25に収納する。
図5は、本実施形態の工程管理システムのもとで、作業者が行う作業の一例を示す表である。ここでは、作業者m1が部品p1、p2、p3に対して工程k1の作業を行う場合について説明する。作業者m1は、作業を開始する際に、自分の作業者ICタグ21bが装着されたファイルケース20bを、電子ホルダ18aの格納部25にセットする(f11)。次に、作業者m1は、作業を行う対象である部品p1の部品ICタグ21aが装着されたファイルケース20aを、格納部25にセットする(f12)。
作業者m1は、部品p1についての受入の工程k1が終了した場合に、部品p1の部品ICタグ21aが装着されたファイルケース20aを、格納部25から取り外す(f13)。次に、作業者m1は、作業を行う対象である部品p2の部品ICタグ21aが装着されたファイルケース20aを、格納部25にセットする(f14)。
作業者m1は、部品p2についての受入の工程k1が終了した場合に、部品p2の部品ICタグ21aが装着されたファイルケース20aを、格納部25から取り外す(f15)。次に、作業者m1は、作業を行う対象である部品p3の部品ICタグ21aが装着されたファイルケース20aを、格納部25にセットする(f16)。
作業者m1は、部品p3についての受入の工程k1が終了した場合に、部品p3の部品ICタグ21aが装着されたファイルケース20aを、格納部25から取り外す(f17)。最後に、作業者m1は、部品p1〜p3の受入の工程k1が終了したので、自分の作業者ICタグ21bが装着されたファイルケース20bを、格納部25から取り外す(f18)。なお、作業f11〜f18が行われた作業時刻を、それぞれt11〜t18とする。
作業者が、ICタグ21(部品ICタグ21a、作業者ICタグ21b)が装着されているファイルケース20(ファイルケース20a、ファイルケース20b)を、格納部25にセットすると、電子ホルダ18aのリーダライタ24はICタグ21からタグIDを読み取り、データ収集クライアントPC・15aへ出力する。一方、ICタグ21が装着されているファイルケース20を、格納部25から取り外すと、電子ホルダ18aのリーダライタ24は、ICタグ21からタグIDを読み取れなくなったことを示す信号をデータ収集クライアントPC・15aに対して出力する。
次に、データ収集クライアントPC・15aの動作について図6のフローチャートを使用して説明する。データ収集クライアントPC・15aの制御部(図示省略)は、ICタグ21から電子ホルダ18aを介して、タグIDを読み取れるか否かについて判定する(ステップS11)。タグIDを読み取れない場合には、ステップS11で「NO」と判定し、所定の時間間隔が経過した後、再度ステップS11の処理を実行する。一方、タグIDを読み取れた場合には、ステップS11で「YES」と判定し、タグIDを読み取れた時刻(開始時刻)を記憶する(ステップS12)。
データ収集クライアントPC・15aの制御部は、ステップS11で取得したタグIDの情報と、ステップS12で記録した開始時刻の情報を対応付けて、データ収集サーバ14aに対して送信する(ステップS13)。
次に、データ収集クライアントPC・15aの制御部は、ICタグ21からタグIDを読み取れなくなったか否かについて判定する(ステップS14)。タグIDを読み取れる場合には、ステップS14で「NO」と判定し、所定の時間間隔が経過した後、再度ステップS14の処理を実行する。一方、タグIDを読み取れなくなった場合には、ステップS14で「YES」と判定し、タグIDを読み取れなくなった時刻(終了時刻)を記憶する(ステップS15)。
データ収集クライアントPC・15aの制御部は、ステップS11で読み取ったタグIDの情報と、ステップS14で記録した終了時刻の情報を対応付けて、データ収集サーバ14aに対して送信する(ステップS16)。
データ収集サーバ14aは、データ収集クライアントPC・15aから出力される情報を取得する。データ収集サーバ14aは、データ収集クライアントPC・15aだけでなく、データ収集クライアントPC・15bから出力される情報も取得する。
DBサーバ12は、データ収集サーバ14aが収集した情報を、部品や作業者ごとの情報に区分してテーブルに記憶する。
図7(a)〜(c)は、DBサーバ12に記憶されるテーブルの一例を示す図である。図7(a)は、作業者m1の実績の情報を記録したテーブルD3である。このテーブルD3には、作業者m1が作業を開始した開始時刻の情報を示す「開始」、「t11」や、作業を終了した終了時刻の情報を示す「終了」、「t18」などの情報が記録されている。図7(b)は、作業者m1が受入の工程k1を行った部品についての情報を記録したテーブルD4である。このテーブルD4には、作業者m1が作業を行ったロット番号の部品p1〜p3の情報やロット番号、作業者m1が行った工程k1の情報が記録されている。
図7(c)は、作業者m1の加工実績を記録したテーブルD5である。このテーブルD5には、「ロット番号」(「002345」など)、「部品」(「p1」など)、「開始」又は「終了」の情報、時刻(「t12」など)、「工程」(「k1」など)の情報が記録されている。「工程」は、タグIDがどの電子ホルダ18によって読み取られたかによって定まる情報であり、部品に対してどの工程k1〜k7の作業が行われたかを示している。
データ管理サーバ13は、DBサーバ12に記憶されているテーブルD3〜D5に基づいて、作業者及び部品の双方の条件に基づいて新たなテーブルを作成し、表示画面に表示する。データ管理サーバ13で生成されるテーブルD6の一例を図7(d)に示す。図7(d)では、作業者m1を軸として、作業者m1が加工した「ロット番号」の「部品」、作業者m1が作業を行った「工程」、作業者m1がロット番号の部品について作業を開始した時刻である「開始時刻」、作業者m1がロット番号の部品について作業を終了した時刻である「終了時刻」をそれぞれ対応付けて表示した場合を示している。本実施形態による工程管理システムの管理者は、テーブルD6を参照することにより、工程k1〜k7の各工程をどの作業者が担当しているのか、作業者がどのくらい部品の処理を行っているのか等の情報を得ることができる。
図8は、本実施形態の工程管理システムのもとで、作業者が行う作業の他の例を示す表である。ここでは、部品p1に対して複数の作業者m1、m2が工程k1の作業を行う場合について説明する。作業者m1は、工程k1の作業を開始する際に、自分の作業者ICタグ21bが装着されたファイルケース20bを、電子ホルダ18aの格納部25にセットする(f21)。次に、作業者m1は、作業を行う対象である部品p1の部品ICタグ21aが装着されたファイルケース20aを、格納部25にセットする(f22)。ここで、作業者m1が昼休み等により工程k1の作業を一時中断する場合には、作業者m1は自分の作業者ICタグ21bが装着されたファイルケース20bを、格納部25から取り外す(f23)。
作業者m1は、昼休み等が終了し、部品p1についての受入の工程k1を再開する場合には、自分の作業者ICタグ21bが装着されたファイルケース20bを、電子ホルダ18aの格納部25にセットする(f24)。ここで、作業者m1の勤務時間の終了等により工程k1の作業を中断する場合には、作業者m1は自分の作業者ICタグ21bが装着されたファイルケース20bを、格納部25から取り外す(f25)。
次に、作業者m2が、作業者m1が中断した工程k1の作業を引き継ぐ場合には、作業者m2は、自分の作業者ICタグ21bが装着されたファイルケース20bを、電子ホルダ18aの格納部25にセットする(f26)。作業者m2は、部品p1についての受入の工程k1が終了した場合に、部品p1の部品ICタグ21aが装着されたファイルケース20aを、格納部25から取り外す(f27)。
最後に、作業者m2は、部品p1の受入の工程k1が終了したので、自分の作業者ICタグ21bが装着されたファイルケース20bを、格納部25から取り外す(f28)。なお、作業f21〜f28が行われた作業時刻を、それぞれt21〜t28とする。
上述した作業者m1、m2の作業の結果、ICタグ21(部品ICタグ21a、作業者ICタグ21b)から読み取られる情報等は、データ収集クライアントPC・15aへ出力される。データクライアントPC・15aの処理(図6参照)や、データ収集サーバ14aの処理については、先ほど説明した例と同じであるので、その説明を省略する。
DBサーバ12は、データ収集サーバ14aが収集した情報を部品や作業者ごとの情報に区分してテーブルに記憶する。
図9(a)〜(c)は、DBサーバ12に記憶されるテーブルの一例を示す図である。図9(a)は、作業者m1、m2の実績の情報を記録したテーブルD7である。このテーブルD7には、作業者m1、m2が作業を「開始」した時刻である「t21」や、作業を終了した「終了」した時刻である「t28」などの情報が記録されている。
図9(b)は、作業者m1、m2が受入の工程k1の作業を行った部品についての情報を記録したテーブルD8である。このテーブルD8には、ロット番号の情報や作業者m1、m2が作業を行ったロット番号の部品p1の情報、作業者m1、m2が行った工程k1の情報が記録されている。図9(c)は、部品p1に対する工程k1の作業時間を記録したテーブルD9である。このテーブルD9には、「ロット番号」(「002345」など)、「部品」(「p1」など)、作業を「開始」した時刻、作業を「終了」した時刻の情報(「t22」など)、「工程」(「k1」など)の情報が記録されている。
データ管理サーバ13は、DBサーバ12に記憶されているテーブルD7〜D9に基づいて、作業者や部品の条件に基づいて新たなテーブルD10を作成し、表示画面に表示する。データ管理サーバ13で生成されるテーブルD10の一例を図9(d)に示す。図9(d)は、部品p1を軸として、部品p1について工程k1の作業を行った「作業者」、部品p1について作業が開始された時刻である「開始時刻」、部品p1についての作業が終了した時刻である「終了時刻」をそれぞれ対応付けて表示した場合を示している。本実施形態による工程管理システムの管理者は、テーブルD10を参照することにより、工程k1〜k7の各工程をどの作業者が担当しているのか、作業者がどのくらい部品の処理を行っているのか等の情報を得ることができる。
上述した説明(図7、図9参照)では、データ管理サーバ13によりテーブルの形式にまとめて、作業者や部品の情報を表示するようにしたが、これに限定されるものではない。例えば、図10に示すようグラフを作成してもよい。このグラフは、作業者m1〜m3ごとに、処理を行った部品の数を棒グラフで表示したものである。このようなグラフを作成することにより、本実施形態による工程管理システムの管理者等は、視覚的に作業者の作業実績を把握することができる。
今までの説明では、電子ホルダ18aで受信する情報をデータ収集クライアントPC・15aを介してデータ収集サーバ14aへ送り、DBサーバ12に記録して、データ管理サーバ13でテーブル等の情報を表示する場合について説明したが、電子ホルダ18a、18b、18d〜18gが受信する情報についても同様にDBサーバ12に記録し、データ管理サーバ13で管理することもできる。これにより、本実施形態による工程管理システムの管理者は、全工程k1、k2、k4〜k7について、作業者及び部品の情報を収集することができる。例えば、図11に示すように、全作業者と全工程の情報を表にしてまとめることで、どの作業者がどの工程で作業をしているのか等についての情報を即座に取得することができる。なお、図11において、「資源」とは、それぞれの工程k1、k2、k4〜k7を行う場所に関連付けられた情報をいう。
図11に示した例の他にも、図12や図13に示すように、それぞれの作業者ごとの「ロット番号」の「部品」、「工程」、「開始時刻」等の情報をマトリックス状に、あるいは、列状に表示するようにしてもよい。
なお、上述した説明では、部品ICタグ21aと作業者ICタグ21bを使用して、工程k1、k2、k4〜k7の工程管理を行う場合について述べたが、このような構成に限定されるものではない。例えば、部品ICタグ21a、作業者ICタグ21bに加えて更に、工具ICタグ21cを使用して作業工程を管理するようにしてもよい。
図14(a)は、工具ICタグ21cの使用状態を示す図である。本実施形態では、工具ICタグ21cをA4版の大きさののファイルケース20cに装着して使用している。このファイルケースの左下には、工具ICタグ21cを装着できるように、ポケット22cが設けられている。工具ICタグ21cは、工程k1、k2、k4〜k7で使用される工具の移動に従って、ファイルケース20cのポケット22cに装着された状態で移動する。ファイルケース20cの中には、工具に関する情報が記載された書類などを入れることもできる。工具ICタグ21cは、自社工場1、協力工場2bで使用される工具ごとに発行され、それぞれの部品ICタグを識別するためのタグIDの情報が記録されている。
DBサーバ12には、発行される工具ICタグ21cの情報として、図14(b)に示すようなテーブルD11が記録される。このテーブルD11には、「工具種別」、「工具ID」、「工具タグID」などの情報が、それぞれ対応付けられて記録されている。「工具種別」は、工具がドライバであるのか、ヤスリであるのか等の工具の種類を示す情報(v1など)である。「工具ID」は、自社工場1、協力工場2bに保管されている各工具を識別するための情報(001など)である。「工具タグID」は、工具ICタグ21cに記録されているタグIDの情報(1000など)である。
工具に関する情報として、DBサーバ12で記録するテーブルとしては、図15(a)〜(c)に示すように、工具故障管理テーブル、使用工具情報テーブル、工具実績テーブルなどが挙げられる。工具故障管理テーブルには、図15(a)に示すように、「工具ID」、「使用回数」、「使用上限」、「警告使用回数」、「故障フラグ」などの情報が記録される。「使用回数」は、工具を使用した総回数についての情報である。「使用上限」は、工具を使用可能な最大の回数の情報であり、統計的に求められる。「警告使用回数」は、新しい工具に取り替えることを推奨する警告を発する回数についての情報であり、統計的に求められる。「故障フラグ」は、工具が使用可能であるか故障しているかを識別するためのフラグである。
使用工具情報テーブルには、図15(b)に示すように、「部品」、「工程」、「工具種別」、「必要工具数」などの情報が記録される。「工程ID」は、工具がどの工程の作業で使用されるのかについての情報である。「必要工具数」は、部品の加工に必要な工具の数についての情報である。
工具実績テーブルには、図15(c)に示すように、「工具ID」、「作業者」、「ロット番号」の「部品」、「工程」、「使用日時」などの情報が記憶される。「使用日時」は、工具が使用された日時についての情報である。
工具ICタグ21cを使用する際には、作業者が部品の加工を行う際に、電子ホルダ18の格納部25(図4参照)に、部品ICタグ21aを装着したファイルケース20aと、作業者ICタグ21bを装着したファイルケース20bを収納するとともに、使用する工具の工具ICタグ21cを装着したファイルケース20cも格納部25に収納する。これにより、工具ICタグ21cに記録されているタグIDがデータ収集クライアントPC・15に読み取られ、そのタグIDに基づいてDBサーバ12に記録されているテーブルを検索することにより、その工具についての情報を取得する等の処理を行うことができる。
例えば、部品p1の部品ICタグ21aが電子ホルダ18の格納部25にセットされた場合に、そのタグIDに基づいて、DBサーバ12に記録してある使用工具情報テーブル(図15(b)参照)を参照することにより、その部品p1の加工に必要な工具の情報をデータ収集クライアントPC・15の表示画面等に表示させるという処理を行うことができる。
また、部品p1の部品ICタグ21aが電子ホルダ18の格納部25にセットされた場合に、そのタグIDに基づいて、DBサーバ12に記録してある工具故障管理テーブル(図15(a)参照)の工具の使用回数を更新して加算することもできる。この場合、工具の使用回数が警告使用回数を越えた場合には、DBサーバ12からデータ収集クライアントPC・15に対して指示を送ることにより、データ収集クライアントPC・15の表示画面に警告を表示するなどの処理を行うことができる。更に、所定の電子ホルダ18で読み取った工具ICタグ21cのタグIDが、その電子ホルダ18が設置されている工程での使用が認められていない場合には、データ収集クライアントPC・15の表示画面に警告を表示してもよい。
データ管理サーバ13は、DBサーバ12に記録される工具故障管理テーブル、使用工具情報テーブル、工具実績テーブル(図15(a)〜(c)参照)の情報から所定の条件を指定して、新たなテーブルを生成し、表示画面に表示する。
例えば、DBサーバ12に記録されているテーブルの中から、工具種別v1に関する情報を抽出すると、図16(a)に示すような、工具の「使用日時」、工具を使用した「作業者」、工具により加工を行った「ロット番号」の「部品」、工具で作業した「工程」の情報等を含むテーブルが生成される。
また、データ管理サーバ13から管理者がテーブルから抽出する条件を指定することにより、図16(b)に示すように「工具ID」、「工具種別」、「使用回数」、「使用上限」、「警告使用回数」の情報を対応付けて表示したり、図16(c)に示すように「工具種別」、「平均使用回数」を対応付けて表示することもできる。
上述した説明では、ICタグ21の情報を電子ホルダ18で読み取って、データ収集クライアントPC・15へ出力する場合について説明したが、以下では、データ収集クライアントPC・15が、電子ホルダ18のリーダライタ24を介して、ICタグ21に書き込みを行う場合について図17〜図19を参照して説明する。この処理は、ネットワークに接続されておらずデータ収集サーバ14との間で通信を行うことができない協力工場2aに設置されるデータ収集クライアントPC・15c等が工程管理システムに含まれる場合などのために使用される。
図17は、データ収集クライアントPC・15による処理を示すフローチャートである。
データ収集クライアントPC・15の制御部は、電子ホルダ18によりタグIDを読み取れるか否かについて判定を行う(ステップS201)。タグIDを読み取れない場合には、ステップS201で「NO」と判定し、所定時間が経過した後、再度ステップS201へ進む。一方、タグIDを読み取れた場合には、ステップS201で「YES」と判定し、データ収集クライアントPC・15の記憶領域に、読み取った「タグID」の情報と、そのタグIDを読み取った「開始時刻」の情報を記憶する。そして、データ収集クライアントPC・15がデータ収集サーバ14と通信できるか否かについて判定する(ステップS202)。
データ収集サーバ14と通信できない場合には、ステップS202で「NO」と判定し、後述するステップS227(図19参照)へ進む。一方、データ収集サーバ14と通信できる場合には、ステップS202で「YES」と判定し、読み取ったタグIDが部品ICタグ21aのものであるか否かについて、DBサーバ12を参照することにより判定する(ステップS203)。タグIDが部品ICタグ21aのものではない場合には、ステップS203で「NO」と判定し、後述するステップS216(図18参照)へ進む。一方、タグIDが部品ICタグ21aのものである場合には、ステップS203で「YES」と判定し、部品ICタグ21aに工程情報として作業者の情報(「作業者」、「開始時刻」、「終了時刻」)と部品の情報(「開始時刻」、「終了時刻」)の情報が記憶されているか否かについて判定する(ステップS204)。部品ICタグ21aに作業者と部品の情報が記憶されていた場合には、ステップS204で「YES」と判定し、作業者と部品の情報をデータ収集サーバ14に対して送信し(ステップS205)、DBサーバ12のテーブルD3〜D5(図7(a)〜(c)参照)に記憶する。一方、部品ICタグ21aに作業者と部品の情報が記憶されていなかった場合には、ステップS204で「NO」と判定し、ステップS206へ進む。
また、データ収集クライアントPC・15は、ステップS201で記憶領域に記憶した「タグID」、「開始時刻」の情報を、データ収集サーバ14に対して送信し(ステップS206)、DBサーバ12のテーブルD5(図7(c)参照)に記憶する。
次に、データ収集クライアントPC・15は、部品ICタグ21aに記憶されている作業者の情報、部品の情報などを含む全ての工程情報を削除する(ステップS207)。そして、データ収集クライアントPC・15は、部品ICタグ21aに記憶されている情報を削除することにより生じた記憶領域に、次工程以降の複数の工程情報を記憶する(ステップS208)。
次に、データ収集クライアントPC・15は、データ収集クライアントPC・15の記憶領域に、現在の工程における「作業者」の情報が記憶されているか否かについて判定する(ステップS209)。情報が記憶されていた場合には、ステップS209で「YES」と判定し、その情報をデータ収集サーバ14に対して送信し(ステップS210)、DBサーバ12のテーブルD4(図7(b)参照)に記憶する。一方、情報が記憶されていなかった場合には、ステップS209で「NO」と判定し、ステップS211へ進む。そして、データ収集クライアントPC・15は、記憶領域に「部品」の情報を記憶する(ステップS211)。
次に、データ収集クライアントPC・15は、電子ホルダ18により部品ICタグ21aのタグIDが読み取れなくなったか否かについて判定する(ステップS212)。タグIDが読み取れる場合には、ステップS212で「NO」と判定し、所定時間経過後、再度ステップS212へ進む。一方、タグIDが読み取れなくなった場合には、データ収集クライアントPC・15の記憶領域に記憶している「部品」の情報を「タグID」と対応付けて、データ収集サーバ14に対して送信し(ステップS214)、DBサーバ12のテーブルD5(図7(c)参照)に記憶する。その後、データ収集クライアントPC・15は、記憶領域に記憶されている部品の情報(「タグID」、「開始時刻」、「終了時刻」)などの情報を削除する(ステップS215)。
一方、図17のステップS203でタグIDが部品ICタグ21aのものではないと判定した場合には、ステップS201で読み取ったタグIDが作業者ICタグ21bと工具ICタグ21cのどちらのものであるかについて、DBサーバ12を参照することにより判定する(図18のステップS216)。タグIDが工具ICタグ21cのものである場合には、ステップS216で「工具ICタグ」と判定し、後述するステップS224へ進む。一方、タグIDが作業者ICタグ21bのものである場合には、ステップS216で「作業者ICタグ」と判定し、ステップS201(図17参照)で記憶した「タグID」と「開始時刻」の情報をデータ収集サーバ14へ送信し(ステップS217)、DBサーバ12のテーブルD3(図7(a)参照)に記憶する。そして、データ収集クライアントPC・15は記憶領域に、「部品」の情報が記憶されているか否かについて判定する(ステップS218)。「部品」の情報が記憶されていた場合には、ステップS218で「YES」と判定し、その情報をデータ収集サーバ14に対して送信し(ステップS219)、DBサーバ12のテーブルD4(図7(b)参照)に記憶する。一方、情報が記憶されていなかった場合には、ステップS218で「NO」と判定し、ステップS220へ進む。そして、データ収集クライアントPC・15は、記憶領域に「作業者」の情報を記憶する(ステップS220)。
次に、データ収集クライアントPC・15は、電子ホルダ18により作業者ICタグ21bのタグIDが読み取れなくなったか否かについて判定する(ステップS221)。タグIDが読み取れる場合には、ステップS221で「NO」と判定し、所定時間経過後、再度ステップS221へ進む。一方、タグIDが読み取れなくなった場合には、ステップS221で「YES」と判定し、データ収集クライアントPC・15に記憶している「終了時刻」の情報を更新する。
次に、データ収集クライアントPC・15は、「作業者」、「終了時刻」の情報を、データ収集サーバ14に対して送信し(ステップS222)、DBサーバ12のテーブルD3(図7(a)参照)に記憶する。そして、データ収集クライアントPC・15は、記憶領域に記憶されている作業者の情報を削除する(ステップS223)。
一方、タグIDが作業者ICタグ21bのものではなく、工具ICタグ21cのものであると判定した場合には、ステップS216で「工具ICタグ」と判定し、データ収集クライアントPC・15は記憶領域に、「部品」と「作業者」の情報が記憶されているか否かについて判定する(ステップS224)。両方の情報が記憶されていた場合には、ステップS224で「YES」と判定し、データ収集クライアントPC・15は、「部品」と「作業者」と工具ICタグ21cの「タグID」などの情報をデータ収集サーバ14に対して送信し(ステップS225)、図16(a)に示したテーブルに記憶する。一方、両方の情報が記憶されていなかった場合には、ステップS224で「NO」と判定し、ステップS226へ進む。
次に、データ収集クライアントPC・15は、電子ホルダ18によって工具ICタグ21cのタグIDが読み取れなくなったか否かについて判定する(ステップS226)。タグIDが読み取れる場合には、ステップS226で「NO」と判定し、所定時間経過後、再度ステップS226へ進む。一方、タグIDが読み取れなくなった場合には、ステップS226で「YES」と判定し、ステップS201(図17参照)へ進む。
一方、図17のステップS202でデータ収集クライアントPC・15がデータ収集サーバ14と通信できないと判定した場合には、タグIDが部品ICタグ21aと作業者ICタグ21bのどちらのものであるかについて判定する(図19のステップS227)。タグIDが部品ICタグ21aのものであると判定した場合には、ステップS227で「部品ICタグ」と判定し、ステップS228へ進む。そして、データ収集クライアントPC・15は、「開始時刻」の情報を、部品ICタグ21aに記憶する(ステップS228)。また、データ収集クライアントPC・15は、「終了時刻」の情報を、部品ICタグ21aに記憶する(ステップS229)。また、データ収集クライアントPC・15は、「作業者」の情報を、部品ICタグ21aに記憶する(ステップS230)。
その後、データ収集クライアントPC・15は、一定期間経過後(ステップS231)、タグIDが読み取れなくなったか否かについて判定する(ステップS232)。ICタグ21のタグIDが読み取れる場合には、ステップS232で「NO」と判定しステップS229へ進む。一方、タグIDが読み取れなくなった場合には、ステップS232で「YES」と判定しステップS201(図17参照)へ進む。
一方、タグIDが作業者ICタグ21bのものであると判定した場合には、ステップS227で「作業者ICタグ」と判定し、データ収集クライアントPC・15は、作業者ICタグ21bの「タグID」と「開始時刻」の情報を記憶領域に記憶する(ステップS233)。また、データ収集クライアントPC・15は、「終了時刻」の情報を記憶領域に記憶する(ステップS234)。
その後、データ収集クライアントPC・15は、一定期間を経過した後(ステップS235)、タグIDが読み取れなくなったか否かについて判定する(ステップS236)。ICタグが読み取れる場合には、ステップS236で「NO」と判定しステップS234へ進む。一方、タグIDが読み取れなくなった場合には、ステップS236で「YES」と判定し、ICタグに記憶されている「タグID」、「開始時刻」、「終了時刻」等の情報を削除する(ステップS237)。そして、ステップS201(図17参照)へ進む。
上述した図17〜図19のような処理を行うことにより、データ収集サーバ14a、14bと通信ができないデータ収集クライアントPC・15c(図1参照)は、工程k3
における作業者の情報(「作業者」、「開始時刻」、「終了時刻」)、部品の情報(「開始時刻」、「終了時刻」)を部品ICタグ21aに記憶する。そして、データ収集サーバ14bと通信ができるデータ収集クライアントPC・15dが設置されている工程k4に移動した場合に、部品ICタグ21aに記憶されている工程k3の作業者の情報、部品の情報を、図17のステップS205で示すように、まとめてデータ収集サーバ14bへ送信することができる。よって、部品の加工を行う工程の中に、データ収集サーバ14と通信ができない場所で作業を行う工程が含まれていたとしても、ICタグ21a内に情報を一時的に記録しておき、データ収集サーバ14と通信ができるようになった場合に、ICタグ21a内に記録されている情報をデータ収集サーバ14へ送信することができる。このため、全ての工程における情報をDBサーバ12で一元的に管理することができ、より正確に工程の情報を把握することが可能となる。
また、上述した図17のような処理を行うことにより、記憶容量が少ない部品ICタグ21aを使用する場合や、部品の加工を行う工数数が多い場合などでも、常に部品ICタグに適切な一定数の工程情報を記録しておくことで実現できる。よって、図17〜図19のステップS201〜S237の処理を行うことによって、DBサーバ12において、各データ収集クライアントPC・15から情報を取得することができ、全ての工程の情報を一元管理することができる。
なお、上述した実施形態では、電子ホルダ18にICタグ21を装着したファイルケース20を設置した際にデータ収集クライアントPC・15で「開始時刻」を読み取り、電子ホルダ18からそのファイルケース20を取り外した際に「終了時刻」を読み取る場合について説明したが、このような構成に限定されるものではない。
例えば、「開始時刻」と「終了時刻」を読み取るための電子ホルダ18をそれぞれ1台ずつ設置するようにしてもよいし、電子ホルダ18にファイルケース20を1回目に入れたときに「開始」、2回目に入れたときに「終了」とする処理を行うようにしてもよい。この後者の場合の処理について、図20〜図22のフローチャートに基づいて説明する。
図20は、データ収集クライアントPC・15による処理を示すフローチャートである。
データ収集クライアントPC・15の制御部は、電子ホルダ18によりタグIDを読み取れるか否かについて判定を行う(ステップS301)。タグIDを読み取れない場合には、ステップS301で「NO」と判定し、所定時間が経過した後、再度ステップS301へ進む。一方、タグIDを読み取れた場合には、ステップS301で「YES」と判定し、データ収集クライアントPC・15の記憶領域に、読み取った「タグID」の情報と、そのタグIDを読み取った「開始時刻」の情報を記憶する。そして、データ収集クライアントPC・15がデータ収集サーバ14と通信できるか否かについて判定する(ステップS302)。
データ収集サーバ14と通信できない場合には、ステップS302で「NO」と判定し、後述するステップS327(図22参照)へ進む。一方、データ収集サーバ14と通信できる場合には、ステップS302で「YES」と判定し、読み取ったタグIDが部品ICタグ21aのものであるか否かについて、DBサーバ12を参照することにより判定する(ステップS303)。タグIDが部品ICタグ21aのものではない場合には、ステップS303で「NO」と判定し、後述するステップS317(図21参照)へ進む。一方、タグIDが部品ICタグ21aのものである場合には、ステップS303で「YES」と判定し、ステップS301で読み取ったタグIDと同じ部品タグIDが、データ収集クライアントPC・15に既に記憶されているか否かについて判定する(ステップS304)。部品タグIDが既に記憶されている場合には、ステップS304で「YES」と判定し、データ収集クライアントPC・15は、「終了時刻」の情報を「タグID」と対応付けて、データ収集サーバ14に対して送信し(ステップS311)、DBサーバ12のテーブルD5(図7(c)参照)に記憶する。その後、データ収集クライアントPC・15は、記憶領域に記憶されている部品の情報(「タグID」、「開始時刻」、「終了時刻」)などの情報を削除する(ステップS312)。その後、ステップS316に進む。
一方、タグIDがまだ記憶されていない場合には、ステップS304で「NO」と判定し、部品ICタグ21aに工程情報として作業者の情報(「作業者」、「開始時刻」、「終了時刻」)と部品の情報(「開始時刻」、「終了時刻」)の情報が記憶されているか否かについて判定する(ステップS305)。部品ICタグ21aに作業者と部品の情報が記憶されていた場合には、ステップS305で「YES」と判定し、作業者と部品の情報をデータ収集サーバ14に対して送信し(ステップS306)、DBサーバ12のテーブルD3〜D5(図7(a)〜(c)参照)に記憶する。一方、部品ICタグ21aに情報が記憶されていなかった場合には、ステップS305で「NO」と判定し、ステップS307へ進む。
また、データ収集クライアントPC・15は、ステップS301で記憶領域に記憶した「タグID」、「開始時刻」の情報を、データ収集サーバ14に対して送信し(ステップS307)、DBサーバ12のテーブルD5(図7(c)参照)に記憶する。
次に、データ収集クライアントPC・15は、部品ICタグ21aに記憶されている作業者の情報、部品の情報などを含む全ての工程情報を削除する(ステップS308)。そして、データ収集クライアントPC・15は、部品ICタグ21aに記憶されている情報を削除することにより生じた記憶領域に、次工程以降の複数の工程情報を記憶する(ステップS309)。
次に、データ収集クライアントPC・15は、データ収集クライアントPC・15の記憶領域に、現在の工程における「作業者」の情報が記憶されているか否かについて判定する(ステップS313)。情報が記憶されていた場合には、ステップS313で「YES」と判定し、その情報をデータ収集サーバ14に対して送信し(ステップS314)、DBサーバ12のテーブルD4(図7(b)参照)に記憶する。一方、情報が記憶されていなかった場合には、ステップS313で「NO」と判定し、ステップS315へ進む。そして、データ収集クライアントPC・15は、記憶領域に「部品」の情報を記憶する(ステップS315)。
次に、データ収集クライアントPC・15は、電子ホルダ18により部品ICタグ21aのタグIDが読み取れなくなったか否かについて判定する(ステップS316)。タグIDが読み取れる場合には、ステップS316で「NO」と判定し、所定時間経過後、再度ステップS316へ進む。一方、タグIDが読み取れなくなった場合には、ステップS316で「YES」と判定し、ステップS301へ進む。
一方、図20のステップS303でタグIDが部品ICタグ21aのものではないと判定した場合には、ステップS301で読み取ったタグIDが作業者ICタグ21bと工具ICタグ21cのどちらのものであるかについて、DBサーバ12を参照することにより判定する(図21のステップS317)。タグIDが工具ICタグ21cのものである場合には、ステップS317で「工具ICタグ」と判定し、後述するステップS325へ進む。一方、タグIDが作業者ICタグ21bのものである場合には、ステップS317で「作業者ICタグ」と判定し、ステップS301(図20参照)で読み取ったタグIDと同じ作業者タグIDが、データ収集クライアントPC・15に既に記憶されているか否かについて判定する(ステップS318)。作業者タグIDが既に記憶されている場合には、ステップS318で「YES」と判定し、データ収集クライアントPC・15は、「終了時刻」の情報を「タグID」と対応付けて、データ収集サーバ14に対して送信し(ステップS323)、DBサーバ12のテーブルD5(図7(c)参照)に記憶する。そして、データ収集クライアントPC・15は、記憶領域に記憶されている作業者の情報を削除する(ステップS324)。
一方、タグIDがまだ記憶されていない場合には、ステップS318で「NO」と判定し、ステップS301(図20参照)で記憶した「タグID」と「開始時刻」の情報をデータ収集サーバ14へ送信し(ステップS319)、DBサーバ12のテーブルD3(図7(a)参照)に記憶する。そして、データ収集クライアントPC・15は記憶領域に、「部品」の情報が記憶されているか否かについて判定する(ステップS320)。「部品」の情報が記憶されていた場合には、ステップS320で「YES」と判定し、その情報をデータ収集サーバ14に対して送信し(ステップS321)、DBサーバ12のテーブルD4(図7(b)参照)に記憶する。一方、情報が記憶されていなかった場合には、ステップS321で「NO」と判定し、ステップS322へ進む。そして、データ収集クライアントPC・15は、記憶領域に「作業者」の情報を記憶する(ステップS322)。そして、ステップS316(図20参照)へ進む。
一方、タグIDが作業者ICタグ21bのものではなく、工具ICタグ21cのものであると判定した場合には、ステップS317で「工具ICタグ」と判定し、データ収集クライアントPC・15は記憶領域に、「部品」と「作業者」の情報が記憶されているか否かについて判定する(ステップS325)。両方の情報が記憶されていた場合には、ステップS325で「YES」と判定し、データ収集クライアントPC・15は、「部品」と「作業者」と工具ICタグ21cの「タグID」などの情報をデータ収集サーバ14に対して送信し(ステップS326)、図16(a)に示したテーブルに記憶する。一方、情報が記憶されていなかった場合には、ステップS325で「NO」と判定し、ステップS316(図20参照)へ進む。
一方、図20のステップS302でデータ収集クライアントPC・15がデータ収集サーバ14と通信できないと判定した場合には、タグIDが部品ICタグ21aと作業者ICタグ21bのどちらのものであるかについて判定する(図22のステップS327)。タグIDが部品ICタグ21aのものであると判定した場合には、ステップS327で「部品ICタグ」と判定し、ステップS301で読み取ったタグIDと同じ部品タグIDが、データ収集クライアントPC・15に既に記憶されているか否かについて判定する(ステップS328)。ステップS328で「YES」と判定し、データ収集クライアントPC・15は、「終了時刻」の情報を、部品ICタグ21aに記憶する。(ステップS331)。また、データ収集クライアントPC・15の記憶領域に記憶されている「作業者」等の情報を部品ICタグ21aに記憶する(ステップS332)。その後、ステップS316へ進む。
一方、タグIDがまだ記憶されていない場合には、ステップS328で「NO」と判定し、データ収集クライアントPC・15は、「開始時刻」の情報を、部品ICタグ21aに記憶する(ステップS329)。その後、データ収集クライアントPC・15の記憶領域に記憶されている「作業者」の情報を削除する(ステップS330)。その後、ステップS316へ進む。
一方、タグIDが作業者ICタグ21bのものであると判定した場合には、ステップS327で「作業者ICタグ」と判定し、ステップS301(図20参照)で読み取ったタグIDと同じ作業者タグIDが、データ収集クライアントPC・15に既に記憶されているか否かについて判定する(ステップS333)。タグIDが記憶されている場合には、ステップS333で「YES」と判定し、データ収集クライアントPC・15は、作業者の「終了時刻」の情報を記憶領域に記憶する(ステップS335)。そして、ステップS316(図20参照)へ進む。
一方、タグIDがまだ記憶されていない場合には、ステップS333で「NO」と判定し、データ収集クライアントPC・15は、作業者ICタグ21bの「タグID」と「開始時刻」の情報を記憶領域に記憶する(ステップS334)。そして、ステップS316(図20参照)へ進む。
上述した本実施形態による工程管理システムによれば、3種類のICタグ(部品ICタグ21a、作業者ICタグ21b、工具ICタグ21c)の作業の履歴等をDBサーバ12へ送信して、3者間の情報を関連付けて記憶しておくことにより、作業者の能力や質を比較したり、作業者の作業実績などをグラフなどに表すことにより判定することができる。
なお、上述した実施形態では、スケジューラサーバ11、DBサーバ12、データ管理サーバ13、データ収集サーバ14、データ収集クライアントPC・15を別々の装置により構成したが、これらの装置を1台の装置により構成してもよい。
また、DBサーバ12等に、作業者ICタグ21bのタグIDに対応付けて使用権限を設定しておくことにより、使用権限のない使用者のタグIDが電子ホルダ18により読み取られた場合には、データ収集クライアントPC・15の表示画面に「作業を行うことが認められていません」等の警告を表示してもよい。
また、上述した説明では、工程k1〜k7の作業に応じて、作業者がファイルケース20に装着された作業者ICタグ21bを持ち運ぶ場合について説明したが、このような構成に限定されるものではない。例えば、作業者ICタグ21bをネームプレートに装着し、作業者の胸等に取り付けるようにしてもよい。
なお、以上説明した実施形態において、図1のデータ収集クライアントPC・15における制御部等の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより工程管理システムの制御を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時刻の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時刻プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明の実施形態による工程管理システムの構成図である。 本実施形態における部品ICタグ21aの使用状態等を示す図である。 本実施形態における作業者ICタグ21bの使用状態等を示す図である。 本実施形態による電子ホルダ18の構成を示す側面図等である。 本実施形態の工程管理システムのもとで、作業者が行う作業の一例を示す表である。 データ収集クライアントPC・15aの動作を示すフローチャートである。 DBサーバ12等に記憶されるテーブルの一例を示す図である。 本実施形態の工程管理システムのもとで、作業者が行う作業の他の例を示す表である。 DBサーバ12に記憶されるテーブルの一例を示す図である。 DBサーバ12で管理される情報の一例である。 DBサーバ12で管理される情報の一例である。 DBサーバ12で管理される情報の一例である。 DBサーバ12で管理される情報の一例である。 工具ICタグ21cの使用状態等を示す図である。 DBサーバ12で管理される情報の一例である。 DBサーバ12で管理される情報の一例である。 データ収集クライアントPC・15の処理を示すフローチャートである。 データ収集クライアントPC・15の処理を示すフローチャートである。 データ収集クライアントPC・15の処理を示すフローチャートである。 データ収集クライアントPC・15の処理を示すフローチャートである。 データ収集クライアントPC・15の処理を示すフローチャートである。 データ収集クライアントPC・15の処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1・・・自社工場、2a、2b・・・協力工場、11・・・スケジューラサーバ、12・・・DBサーバ、13・・・データ管理サーバ、14a、14b・・・データ収集サーバ、15a〜15d・・・データ収集クライアントPC、16・・・データ収集クライアントPDA、18a〜18g・・・電子ホルダ、19・・・アクセスポイント、20a〜20c・・・ファイルケース、21a〜21c・・・部品ICタグ、22a〜22c・・・ポケット、23・・・支持体、24・・・リーダライタ、25・・・格納部

Claims (6)

  1. ICタグを利用して工程の管理を行う工程管理システムであって、
    複数の種別からなるICタグから送信される信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した信号に基づいて、前記ICタグの種別を判定する第1の判定手段と、
    前記第1の判定手段の判定結果に応じて、種別ごとに区分して前記ICタグについての情報を記憶する第1の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段に記憶されている前記ICタグについての情報に基づいて、前記情報を編集して出力する出力手段と、
    を有することを特徴とする工程管理システム。
  2. 処理の工程の情報を記憶する第2の記憶手段と、
    前記ICタグに記憶されている工程の情報を読み取る読取手段と、
    前記読取手段が読み取った工程の情報のうち、既に終了している工程の情報を前記ICタグから消去する第1の制御手段と、
    前記記憶手段に記憶されている工程のうち、前記ICタグに記憶されていない工程を前記ICタグに記憶する第2の制御手段と、
    を更に有することを特徴とする請求項1に記載の工程管理システム。
  3. ネットワークに接続できるか否かについて判定する第2の判定手段と、
    前記第2の判定手段によりネットワークに接続できると判定した場合には、前記ICタグに所定情報が記憶されているか否かについて判定する第3の判定手段と、
    前記第3の判定手段により前記ICタグに所定情報が記憶されていると判定した場合に、前記ICタグに記憶されている所定情報を前記ネットワークを介して送信する送信手段と、
    前記第2の判定手段によりネットワークに接続できないと判定した場合に、前記ICタグに所定情報を記憶する第3の制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の工程管理システム。
  4. ICタグを利用して工程の管理を行う工程管理方法であって、
    複数の種別からなるICタグから送信される信号を受信する第1のステップと、
    前記第1のステップで受信した信号に基づいて、前記ICタグの種別を判定する第2のステップと、
    前記第2のステップの判定結果に応じて、種別ごとに区分して前記ICタグについての情報を記憶する第3のステップと、
    前記第3のステップで記憶した前記ICタグについての情報に基づいて、前記情報を編集して出力する第4のステップと、
    を有することを特徴とする工程管理方法。
  5. 処理の工程の情報を記憶する第5のステップと、
    前記ICタグに記憶されている工程の情報を読み取る第6のステップと、
    前記第6のステップで読み取った工程の情報のうち、既に終了している工程の情報を前記ICタグから消去する第7のステップと、
    前記第5のステップで記憶した工程のうち、前記ICタグに記憶されていない工程を前記ICタグに記憶する第8のステップと、
    を更に有することを特徴とする請求項4に記載の工程管理方法。
  6. ネットワークに接続できるか否かについて判定する第9のステップと、
    前記第9のステップでネットワークに接続できると判定した場合には、前記ICタグに所定情報が記憶されているか否かについて判定する第10のステップと、
    前記第10のステップで前記ICタグに所定情報が記憶されていると判定した場合に、前記ICタグに記憶されている所定情報を前記ネットワークを介して送信する第11のステップと、
    前記第9のステップでネットワークに接続できないと判定した場合に、前記ICタグに所定情報を記憶する第12のステップと、
    を更に有することを特徴とする請求項4又は5に記載の工程管理方法。
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