JP2007003922A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像形成装置の機内環境の状態に対応して、きめ細にトナーの濃度を制御できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 トナーの濃度を制御する制御基準値を、予め機外の温度および湿度から適正な制御基準値に補正する補正値が設定された補正テーブルから機外温湿度検出部12の検出結果に対応する補正値を抽出し、当該補正値により制御基準値を補正する制御手段11と、を備えた画像形成装置。画像形成装置の機内環境の状態を検知する状態検知手段13を更に備え、補正テーブルは、当該画像形成装置の機内環境の状態に対応して予め複数種類設定されており、制御手段11は、制御基準値を補正する際に、状態検知手段13により検知した検知結果に基づいて、複数種類の補正テーブルのうち、当該検知結果に対応する補正テーブルを選定するとともに、当該選定した補正テーブルを用いて補正値を抽出する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置において、トナーを有する現像剤を用いて静電潜像を現像する現像装置を備えた画像形成装置に関する。
一般的に、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置においては、画像形成手段で形成された画像を被記録用紙に転写するため、通常、トナーを有する現像剤を用いて感光体に形成された静電潜像を現像する現像装置が装備されている。
このような画像形成装置では、現像装置に用いられる現像剤として、トナーと磁性キャリアとからなる2成分系現像剤が従来から広く使用されている。このような現像装置においては、トナーとキャリアとの混合比率(トナー濃度)が現像効果の上から重要な要素となる。即ち、トナー濃度が適正値以下になると画像濃度が低くなり、また、トナー濃度が適正値以上になるといわゆるカブリが発生する等の不都合が生じる。従って、安定した画像濃度を維持するためには、トナー濃度を一定に保つことが望ましい。しかし、トナー濃度は、経時における現像剤自体の物性変化や、画像形成装置自体の状態、例えば、設置環境(温度や湿度)および連続通紙枚数等の使用環境等による物性変化によって大きく左右される。
従来、上述した点を考慮して、例えば、画像形成装置の内部または近傍の温度を検出し、この検出した温度が所定の設定値以下であるか否か判断するようにしている。そして、その結果により、低温環境用の補正テーブルを適用するか、通常の補正テーブルを適用するかを選択するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−91105号公報
ところが、上述の特許文献1の記載のものでは、機内または機外のいずれかの温度を基に判断しているので、機内温度を基準とした場合には、例えば、通紙時に被記録用紙から発生する湿気変化に対応することができない。また、機外温度を基準とした場合には、機内温度変化に対応できなく、何れの場合にも安定した制御ができない等といった問題があった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、画像形成装置の機内環境の状態に対応して、きめ細にトナーの濃度を制御できる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、トナーを有する現像剤を用いて静電潜像を現像する現像装置と、機外の温度および湿度を検出する機外温湿度検出部と、トナーの濃度を制御するための制御基準値を、機外の温度および湿度に基づいて予め設定された値に補正するための補正値が設定された補正テーブルを有し、当該補正テーブルに基づいて機外温湿度検出部の検出結果に対応する補正値を抽出し、当該補正値に基づいて制御基準値を補正してトナーの濃度を制御する制御手段と、を備えた画像形成装置において、当該画像形成装置の機内環境の状態を検知する状態検知手段を更に備えるとともに、補正テーブルは、当該画像形成装置の機内環境の状態に対応して予め複数種類設定されており、制御手段は、制御基準値を補正する際に、状態検知手段により検知した検知結果に基づいて、複数種類の補正テーブルのうち、当該検知結果に対応する補正テーブルを選定するとともに、当該選定した補正テーブルを用いて補正値を抽出するようにする。
この構成によれば、予め画像形成装置の機内環境の状態に応じて複数種類の補正テーブルが設定されている。そして、制御基準値を補正するに当たっては、状態検知手段により検知した検知結果に基づいて、複数種類の補正テーブルのうちから、当該検知結果に対応する補正テーブルが選定され、当該選定した補正テーブルを用いて補正値を抽出し、当該補正値により制御基準値を補正している。従って、補正された制御基準値は、画像形成装置の機内環境の状態および、機外の温度および湿度を考慮して決定されているので、画像形成装置の機内環境の状態に対応して、きめ細にトナーの濃度を制御することができる。
また、本発明においては、状態検知手段は、現像装置の近傍の機内温度を検知するとともに、補正テーブルは、機内温度に対応して複数種類設定されていることを特徴とする。この構成によれば、予め現像装置の近傍の機内温度に対応して設定された複数種類の補正テーブルが設定されているので、現像装置の近傍の機内温度を充分に考慮して補正値を抽出することができる。従って、機内温度に対応して、きめ細にトナーの濃度を制御することができる。
また、本発明においては、状態検知手段は、現像装置の近傍の機内湿度を検知するとともに、補正テーブルは、機内湿度に対応して複数種類設定されていることを特徴とする。この構成によれば、予め現像装置の近傍の機内湿度に対応して設定された複数種類の補正テーブルが設定されているので、現像装置の近傍の機内湿度を充分に考慮して補正値を抽出することができる。従って、機内湿度に対応して、きめ細にトナーの濃度を制御することができる。
また、本発明においては、状態検知手段は、現像装置により現像された被記録用紙の連続通紙枚数を検知するとともに、補正テーブルは、連続通紙枚数に対応して複数種類設定されていることを特徴とする。この構成によれば、予め現像装置により現像された被記録用紙の連続通紙枚数に対応して設定された複数種類の補正テーブルが設定されているので、当該現像装置による連続通紙枚数を充分に考慮して補正値を抽出することができる。従って、連続通紙枚数に対応して、きめ細にトナーの濃度を制御することができる。
本発明の構成によれば、画像形成装置自体の機内環境の状態に対応して、きめ細にトナーの濃度を制御できる画像形成装置を得ることができる。
(実施形態)
以下に、本発明の具体的な実施形態について図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る現像装置を用いた画像形成装置としての複写機に適用した場合の概略構成を示す概略構成図である。
図1に示すように、この画像形成装置である複写機1は、原稿搬送手段3と、画像読取手段2と、被記録用紙Pに画像を形成する画像形成手段4と、定着手段5と、被記録用紙Pが積載収納された給紙手段6と、を備えている。また、被記録用紙Pを画像形成手段4、定着手段5を介して排紙部71に搬送する用紙搬送装置7が形成されている。
画像読取手段2は、周知の通り、原稿搬送手段3から搬送されてきた原稿が、コンタクトガラス上を通過する際、通過する原稿に、露光ランプから光を照射する。そして、反射鏡を介してその反射光をCCDセンサ等からなる光電変換部に導くことにより、原稿の画像情報を流し読み取る。
原稿搬送手段3は、原稿を載置するための原稿載置台31と、原稿載置台31に積載された原稿を給紙する原稿給紙部と、給紙された原稿を画像読取手段2に搬送するための原稿給紙用搬送路と、読み終えた原稿を、排出する原稿排出部32等を備えている。
給紙手段6は、被記録用紙Pが収容された複数の給紙カセット61を備えており、ピックアップローラ62の回転動作により、当該複数の給紙カセット61のうち選択された給紙カセット61から被記録用紙Pが用紙搬送装置7側に送り出されるように構成されている。この構成により、被記録用紙Pが1枚ずつ確実に用紙搬送装置7に給紙される。これら各給紙カセット61は、複写機1に対し、引出し或いは着脱自在となるように構成されている。
用紙搬送装置7に給紙された被記録用紙Pは、搬送経路72上に設けられた駆動ローラ73と、この駆動ローラ73対向して配設された従動ローラ74とで挟持(把持)されつつ順次、画像形成手段4に向けて搬送される。この画像形成手段4は、電子写真プロセスによって、被記録用紙Pに所定のトナー像を形成するものである。例えば、所定の方向(図中の矢印方向)に回転可能に軸支された像端持体である感光体41と、この感光体41の周囲にその回転方向に沿って、帯電装置42、露光装置43、現像装置8、転写装置45、クリーニング装置46、および除電装置47を備えている。
帯電装置42は、高電圧が印加される帯電ワイヤを備えており、この帯電ワイヤからのコロナ放電によって感光体41の表面に所定電位を与えることにより、感光体41の表面が一様に帯電させられる。そして、露光装置43により、画像読取手段2によって読み取られた原稿の画像データに基づく光が、感光体41に照射されることにより、感光体41の表面電位が選択的に減衰されて、この感光体41の表面に静電潜像が形成される。次いで、現像装置8により、静電潜像にトナーが付着し、感光体41の表面にトナー像が形成され、転写装置45により、感光体41の表面のトナー像が、感光体41と転写装置45との間に供給された被記録用紙Pに転写される。
トナー像が転写された被記録用紙Pは、画像形成手段4から定着手段5に向けて搬送される。この定着手段5は、画像形成手段4の用紙搬送方向の下流側に配置されている。画像形成手段4においてトナー像が転写された被記録用紙Pは、定着手段5に設けられ、回転可能に軸支された加熱ローラ51と、加熱ローラ51に押し付けられる加圧ローラ52によって形成された定着ニップに搬送される。そして、定着ニップにおいて加熱・加圧され、被記録用紙P上にトナー像が定着される。次いで、画像形成手段4から定着手段5において画像形成がなされた被記録用紙Pは、排紙部71上に排出される。一方、上記転写後、感光体41の表面に残留しているトナーは、クリーニング装置46により除去され、感光体41の表面の残留電荷は、除電装置47により除去される。そして、感光体41は帯電装置42によって再び帯電され、以下同様にして画像形成が行われることになる。
次に、現像装置の構成について、図2を参照しながら説明する。図2は、図1に示す複写機1に用いた現像装置8の概略構成を示す一部断面図である。
この現像装置8は、現像ローラ80aと、トナーと、キャリアとからなる2成分現像剤を混合攪拌しながら循環させる横循環攪拌方式の攪拌スクリュー80b、80cからなる攪拌部80およびトナー濃度検出センサ(不図示)等から構成されている。そして、攪拌部80内にトナー補給手段9からトナー取り込み口80dを通して間欠補給されたトナーを、攪拌部80の攪拌スクリュー80b、80cで摩擦帯電させつつ、現像ローラ80aに搬送し、現像ローラ80aにより感光体41にトナーを供給する。
トナー補給手段9は、上方に開口する箱状の容器本体91と、この容器本体91の上方開口部を閉塞する蓋体92と、容器本体91内に配設され、トナーを攪拌する攪拌ブレード(図示しない)などを備え、感光体41と反対側の現像装置8の側方に位置している。容器本体91は、内部がトナーを貯留する比較的大容量の貯留部(図示しない)と、この貯留部の現像装置8側上部に該貯留部に連通した状態で設けられた連通部93およびトナー送出部94とを備える。
トナー送出部94は、現像装置8に補給するトナーが一時的に貯留される部分であり、現像装置8の一側部に設けられたトナー取り込み口80dの上方に位置する。このトナー送出部94は、感光体41の軸線と略平行に細長く形成され、その底部95に現像装置8のトナー補給開口としてのトナー取り込み口80dと対向してトナー補給口96が設けられている。また、トナー送出部94は、貯留部と比較して浅底に形成され、底部95、特にトナー補給口96周辺に過剰なトナー圧が発生しないように形成されている。さらに、トナー送出部94は、トナー補給口96の周辺を除いて断面視略半円状に形成される一方、トナー補給口96の周辺において底部が略平面状に形成され、このトナー送出部94の長手方向に沿って移送スクリュー97(移送手段)が容器本体91の対向側壁間に架設されている。
この移送スクリュー97は、トナー送出部94に搬送貯留されたトナーを、トナー補給口96に向けて移送するものである。この移送スクリュー97は、容器本体91の前後対向壁間に架設され回転駆動する移送回転軸97aと、この移送回転軸97aの外周面に突設されたスパイラルブレード97bと、トナー補給口96に対応する移送回転軸97aの外周面に突設されたパドル97cとを備えている。移送スクリュー97は、比較的小径に形成され、1回転で搬送するトナー量が比較的少量となるように設定されている。
移送回転軸97aは、駆動手段により回転駆動されるものであり、駆動手段は、後述するように制御手段により制御され、図2では反時計方向に回転するように形成されている。スパイラルブレード97bは、移送回転軸97aの回転に伴ってトナー補給口96に向けてトナーを搬送するものであり、トナー補給口96に対応する部分を境界に逆方向に螺旋状に巻回されて構成されている。パドル97cは、現像装置8にトナーが充満していない場合に、上記スパイラルブレード97bにより搬送されたトナーを、トナー補給口96に送り出すものであるとともに、現像装置8にトナーが充満している場合に過搬送されてきたトナー(余剰分のトナー)を連通部93に払い出すものであり、偏平な板状体として形成されている。このパドル97cは、移送スクリュー97の径と略同等の長さを有している。
なお、トナー補給口96の下方には、該トナー補給口96を閉塞するシャッター部材(図示せず)がスライド自在に設けられ、トナー補給手段9を、複写機1本体に取り付ける際に該シャッター部材がスライドしてトナー補給口96を開放するように形成されている。
図3は、図1に示す複写機の概略構成を示すブロック図である。複写機1には、画像読取手段2、原稿搬送手段3、現像装置8を有する画像形成手段4、定着手段5、給紙手段6、用紙搬送装置7が備えられている。また、各種入力キースイッチ等として機能する操作表示部10および複写機1全体の制御を司る制御手段11が備えられている。この制御手段11によって、後述する現像装置8内のトナーの濃度の制御が行われる。操作表示部10は、印刷指示入力用のプリントキー、印刷枚数などの入力用のテンキーなどからなる操作部101と、複写機1で操作可能な各機能、用紙詰まりなどのトラブル状況などを表示する液晶パネルなどの表示装置102とを備えている。
また、本発明に従い、複写機1には、機外の温度を検出する温度センサ12aおよび湿度を検出する湿度センサ12bとからなる機外温湿度検出部12と、複写機1の機内環境の状態を検知する状態検知手段13を備えている。更に、現像装置8内のトナーの濃度を検出する、例えば、透磁率センサ等からなるトナー濃度検出センサ14およびトナーを補給するために、トナー送出部94の移送回転軸97aを回転駆動する、例えば、ステッピングモータ等からなる駆動手段15等を備えている。ここで、機内環境の状態とは、トナーの濃度の制御に影響を及ぼす要因である、例えば、機内温度、機内湿度、更には連続通紙枚数等を挙げることができる。
状態検知手段13としては、機内環境の状態、例えば、現像装置8の近傍の機内温度を検知する機内温度センサ13aを用いることができる。また、状態検知手段13としては、現像装置8の近傍の機内湿度を検知する機内湿度センサ、或いは、現像装置8により現像された被記録用紙Pの所定時間当たりの連続通紙枚数を検知する通紙枚数検知手段等を、単独または、これらを組み合わせて用いることができる。
制御手段11は、主演算機能を行う他、複写機1の動作制御用のプログラムなどが記憶されたROMを備えている。また、制御手段11は、各プログラムの作業領域等として一時的にデータを保管および画像読取手段2で得られた原稿の画像データを記憶するRAM等からなる記憶部が内蔵されたマイクロコンピュータ等により構成されている。制御手段11は、操作表示部10の図示しないスタートキーが押圧されると、複写動作を行わせる制御信号を原稿搬送手段3、画像読取手段2、給紙手段6、画像形成手段4、定着手段5、用紙搬送装置7の各ブロックに出力してその動作を制御する。また、制御手段11は、後述するように、トナーの濃度を制御するための各種プログラムや、情報、更には収集した各種データ等を記憶部に記憶し、制御する。また、制御手段11には、トナーの濃度を制御する制御基準値を、機外の温度および湿度から適正な制御基準値に補正する補正値Qが設定された、図4に示すような補正テーブル16が格納されている。
図4は、制御基準値Vを補正する補正テーブルの概念を示す概念図である。この補正テーブル16は、本発明に従い、予め実験結果等に基づいて当該複写機1の機内環境の状態に対応する複数種類の補正テーブル16が設定されている。例えば、状態検知手段13として機内温度センサ13aを用いた場合には、機内温度の一定範囲毎に対応する複数種類の補正テーブル16が設定されている。例えば、機内温度をYとしたとき、Y<31℃の場合に適用される補正テーブル(A)、31℃≦Y<35℃の場合に適用される補正テーブル(B)、35℃≦Y<39℃の場合に適用される補正テーブル(C)、および39℃≦Yの場合に適用される補正テーブル(D)が設定されている。各補正テーブル(A)〜(D)は、機外の温度と湿度とから、所定の補正値Qを抽出(決定)できるように設定されている。
次に、本発明の特徴部分にかかるトナー濃度の制御について、図5および上述した図1乃至図4を参照しながら説明する。図5は、図1に示す複写機のトナー濃度の制御を説明するためのフローチャートである。
而して、本発明に従い、現像装置8へのトナー補給は、トナー濃度検出センサ14、機外の温度および湿度を検出する機外温湿度検出部12および、状態検知手段13である機内温度センサ13aによる検知結果に基づいて、制御手段11により制御される。
先ず、複写機1を稼動するために図示しない電源がオンされると、ウォーミング・アップが行われる。即ち、加熱ローラ51の表面温度を定着に適した定着温度、例えば、180℃±5℃〜10℃の範囲内に加熱するため、加熱ローラ51内に配設された、加熱源(不図示)に通電し、加熱する。この加熱により、加熱ローラ51は加熱され、予め設定した適正な定着温度、例えば、180℃に達すると、ウォーミング・アップが停止される。そして画像形成のためのレディー表示が操作表示部10の表示装置102に表示され、複写に関する各種設定の受付が可能となる。例えば、複写指示がないと、一定時間経過後、スタンバイ制御に移行する。その後、操作表示部10から各種設定がなされ、その後スタートキーが押圧されたことが検出されると、ステップS1において画像処理が開始され、通常の画像形成処理が行われる。
上述の画像形成処理と並行して、本発明に従い、ステップS2において、現像装置8が駆動されると、ステップS3に移行し、ステップS3において、状態検知手段13である機内温度センサ13aにより機内温度が検知され、その検知結果である機内温度Yが制御手段11に伝達される。ステップS4において、制御手段11は、機内温度Yに基づいて、複数種類の補正テーブル16(A)〜(D)のうちから、当該検知結果に対応する補正テーブル16を選定する。例えば、機内温度Yが28℃の場合には、補正テーブル(A)を選定し、ステップS5に移行する。
ステップS5において、機外温湿度検出部12の温度センサ12aおよび湿度センサ12bにより機外の温度および湿度を検出し、この検出結果を制御手段11に伝達する。ステップS6において、制御手段11は、ステップS4で選定した補正テーブル(A)を用いて機外の温度および湿度から、補正値Qを抽出し、ステップS7に移行する。ステップS7において、制御手段11は、初期の制御基準値V0に補正値Qを補正する演算(V0+Q=V)を行い、制御基準値Vを決定し、ステップS8に移行する。
ステップS8において、例えば、透磁率センサからなるトナー濃度検出センサ14により現像装置8内のトナーの濃度が検出され、その検出結果(X:トナー濃度検出センサ14の出力値)が制御手段11に伝達される。この場合、透磁率センサを用いたときには、その出力値Xは、トナーの濃度が下がると、大きくなる。そして、制御手段11は、ステップS7決定した制御基準値Vと、トナー濃度検出センサ14により検出した検出結果である出力値Xを比較する。トナーの濃度が薄く、出力値Xが、制御基準値Vより大きい場合(X>V:ステップS8でYes)には、ステップS9に移行する。そして、ステップ9において、トナー補給手段9によりトナーを補給するために、駆動手段15により移送回転軸97aを回転駆動して、トナー補給を行う。また、トナーの濃度が濃く、出力値Xが、制御基準値Vと同じか、制御基準値Vより小さい場合(X≦V:ステップS8でNo)には、トナー補給手段9によるトナー補給は行われない。
そして、ステップ10において、制御手段11により設定された複写枚数(セット数)分の画像形成処理が終了したか否かが確認され、終了していない場合には(ステップS10でNO)、再度、トナー濃度の制御を行うべくステップS3に移行する。終了した場合(ステップS10でYES)、複写処理を終了し、レディーモードに移行する。
以上の構成による本実施形態によれば、予め画像形成装置である複写機1の機内環境の状態に応じて設定された複数種類の補正テーブル16が設定されている。そして、制御基準値Vを補正するに当たっては、先ず、状態検知手段13により検知した検知結果に基づいて、複数種類の補正テーブル16のうちから、当該検知結果に対応する補正テーブル16が選定される。その後、当該選定した補正テーブル16を用いて補正値Qを抽出し、当該補正値Qにより初期の制御基準値V0を補正している。従って、補正された制御基準値Vは、複写機1の機内環境の状態および、機外の温度および湿度を考慮して決定されているので、複写機1の機内環境の状態に対応して、きめ細にトナーの濃度を制御することができる。
また、予め現像装置8の近傍の機内温度に対応して設定された複数種類の補正テーブル16が設定されているので、現像装置8の近傍の機内温度を充分に考慮して補正値を抽出することができる。従って、機内温度に対応して、きめ細にトナーの濃度を制御することができる。
なお、上述した実施形態は、本発明の好適な実施形態であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々変形実施可能である。
例えば、上述した実施形態では、複写機を例に挙げて説明したが、本発明は、例えば、ファクシミリ装置や、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能等の各種機能を兼ね備えた複合機等に対しても適用可能である。
また、上述した実施形態では、ドラム状の感光体41を使用しているが、感光体41の形状には限定はなく、上述したドラム状以外の公知の形状を用いることができる。例えば、シート状、ベルト状、ウェブ状等の形状が挙げられる。
また、上述した実施形態では、状態検知手段は、現像装置の近傍の機内温度を検知するようにしたが、これに換えて、現像装置の近傍の機内湿度を検知するとともに、補正テーブルは、機内湿度に対応して複数種類設定するようにしてもよい。この構成によれば、予め現像装置の近傍の機内湿度に対応して設定された複数種類の補正テーブルが設定されているので、現像装置の近傍の機内湿度を充分に考慮して補正値を抽出することができる。従って、機内湿度に対応して、きめ細にトナーの濃度を制御することができる。
また、状態検知手段は、現像装置により現像された被記録用紙の連続通紙枚数を検知するとともに、補正テーブルは、連続通紙枚数、例えば、一定時間あたりの連続通紙枚数に対応して複数種類設定するようにしてもよい。この構成によれば、予め現像装置により現像された被記録用紙の連続通紙枚数に対応して設定された複数種類の補正テーブルが設定されているので、当該現像装置による連続通紙枚数、即ち、被記録用紙Pの吸湿状態等を充分に考慮して補正値を抽出することができる。従って、連続通紙枚数に対応して、きめ細にトナーの濃度を制御することができる。
更に、状態検知手段は、上述した現像装置の近傍の機内温度および/または湿度と、連続通紙枚数とを検知するようにし、補正テーブルとして、温度および/または湿度と、通紙枚数とを考慮して、複数種類の補正テーブルを設定するようにしてもよい。このように構成すれば、よりきめ細にトナーの濃度を制御することができる。
本発明の活用例としては、トナーを有する現像剤を用いて感光体に形成された静電潜像を現像する現像装置を備えた画像形成装置が挙げられる。
本発明の一実施形態に係る用紙給紙装置を用いた画像形成装置としての複写機に適用した場合の概略構成を示す概略構成図である。 図1に示す複写機1に用いた現像装置の概略構成を示す一部断面図である。 図1に示す複写機の概略構成を示すブロック図である。 制御基準値を補正する補正テーブルの概念を示す概念図である。 図1に示す複写機のトナー濃度の制御を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
P…被記録用紙、Q…補正値、V…制御基準値、V0…初期の制御基準値、Y…機内温度、1…複写機(画像形成装置)、8…現像装置、11…制御手段、12…機外温湿度検出部、13…状態検知手段、16…補正テーブル、41…感光体

Claims (4)

  1. トナーを有する現像剤を用いて静電潜像を現像する現像装置と、機外の温度および湿度を検出する機外温湿度検出部と、前記トナーの濃度を制御するための制御基準値を、機外の温度および湿度に基づいて予め設定された値に補正するための補正値が設定された補正テーブルを有し、当該補正テーブルに基づいて前記機外温湿度検出部の検出結果に対応する前記補正値を抽出し、当該補正値に基づいて前記制御基準値を補正して前記トナーの濃度を制御する制御手段と、を備えた画像形成装置において、
    当該画像形成装置の機内環境の状態を検知する状態検知手段を更に備えるとともに、前記補正テーブルは、当該画像形成装置の機内環境の状態に対応して予め複数種類設定されており、前記制御手段は、前記制御基準値を補正する際に、前記状態検知手段により検知した検知結果に基づいて、前記複数種類の補正テーブルのうち、当該検知結果に対応する補正テーブルを選定するとともに、当該選定した補正テーブルを用いて前記補正値を抽出するようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記状態検知手段は、前記現像装置の近傍の機内温度を検知するとともに、前記補正テーブルは、前記機内温度に対応して複数種類設定されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記状態検知手段は、前記現像装置の近傍の機内湿度を検知するとともに、前記補正テーブルは、前記機内湿度に対応して複数種類設定されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記状態検知手段は、前記現像装置により現像された被記録用紙の連続通紙枚数を検知するとともに、前記補正テーブルは、前記連続通紙枚数に対応して複数種類設定されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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