JP2006526913A - 低電力消費の受信機フロントエンドおよびこれに基づくデバイス - Google Patents

低電力消費の受信機フロントエンドおよびこれに基づくデバイス Download PDF

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Abstract

第一の入力と、第二の入力と、1つの出力と、を有するミキサ(23)を含む受信機(20)。高い周波数成分fRFを含む入力信号(SRF(t))が第一の入力に加えられ、ローカル発振器信号(SLOnew(t))が第二の入力に加えられる。ローカル発振器信号(SLOnew(t))は、ソース(30)によって生成され、このローカル発振器信号(SLOnew(t))は、周波数fLOnewを有する周波数成分を有する。この周波数SLOnewは、入力信号(SRF(t))の周波数fRFよりも少なくとも3倍低い。ミキサ(23)は、入力信号(SRF(t))のより低い周波数帯域へのダウン変換を提供する。

Description

本発明は、情報伝送のための、受信機と、トランシーバと、集積回路とに関する。とりわけ、本発明は、データ通信のための無線周波数(RF)受信機フロントエンドと、これに基づくデバイスとに関する。
通信市場における競争は極めて熾烈であり、ビジネスの成功は、ますます、絶え間のないプロダクトイノベーションに依存する。通信IC及びシステムソリューションを専門とする半導体プロバイダにとっては、このことは、低コスト、低電力、及び小さな形状因子(form-factor)の端末を実現できるようにするための、システムアーキテクチャと回路技術の両方におけるイノベーションを意味する。
低電力は、大学及び産業界の両方における研究トピックである。多くの用途、例えば、携帯用途に対して、低電力消費に対する必要性は、最も重要である。受信機内におけるほとんどの電力はフロントエンドにおいて消散され、このため、論理的に、これが、低電力研究活動の主要な焦点となる。
RF通信システムにおいては、RF搬送波からベースバンド信号を抽出するRF受信機が採用されている。この過程は、RF搬送波からベースバンド周波数への周波数変換を伴う。この周波数変換が行なわれるやり方に依存して、2つのタイプの受信機、すなわち、ヘテロダイン受信機と、ホモダイン受信機と、が存在する。ヘテロダイン受信機とホモダイン受信機が採用されている光通信システムの場合も同様である。
従来のホモダイン及びへテロダイン受信機は、周波数fLOを有する信号を発する電圧制御発振器(VCO(voltage cotrolled oscillator))を含む。より具体的には、この周波数fLOは受信機内において通常は位相固定ループ(PLL(phase-locked loop))内に配置されたVCOによって生成される。この周波数fLOは、1つのやり方においては、トランシーバのアンテナ(ホモダイン受信機と呼ばれる)の所で受信される無線周波数(RF(radio frequency))信号と等しくなるように選択され、こうして、RF信号はベースバンドに直接にダウン変換される。このようなホモダイン受信機は、幾つかの製造業者によっては、零中間周波数受信機とも呼ばれている。もう一つのやり方においては、無線周波数fRFに非常に近い周波数fLOが、いわゆるスーパヘテロダイン受信機において選択され、RF信号は、最初のステップにおいて、中間周波数(IF(intermediate frequency))に変換され、次に、第二の或いは更には第三のステップにおいて、ベースバンドに変換される。
図1には、位相固定ループ(PLL)内に配置されたVCO15を有する従来のホモダインRF受信機10が図解されている。この受信機10は、アンテナ11と、低雑音増幅器(low-noise amplifier, LAN)12と、ミキサ13と、を含む。ローカル発振器信号fLOは、参照発振器18と、位相検出器17と、デバイダ16と、VCO15と、低域通過フィルタ19と、バッファ/増幅器14と、を含む上記受信機の一部分によって生成される。高周波成分(fRF)を含む入力信号s(t)と、ローカル発振器信号(fLO)とが、ミキサ13の入力に加えられ、ミキサは、入力信号s(t)の、より低い周波数帯域の信号r(t)へのダウン変換を提供する。
このようなホモダインRF受信機内においては、ヘテロダインRF受信機においてもそうであるが、LO周波数(fLO)は、非常に高くなる。例えば、GSMにおいてはfRFは900MHz内に、DCSにおいては1800MHz内に、そして、Bluetoothにおいてはさらに高い2450MHzなるISM帯域内に置かれる。受信機内において、VCO15、これに続くバッファ14、デバイダ14、等は、概ねこのような高い周波数にて動作し、このため、かなり多くの電力を消費する。特に、VCO15は、必要とされるLO周波数fLOの同相及び直交信号を生成するために、しばしば、更に2倍の周波数にて動作するように設計される。例えば、あるLC VCOによって引かれる電流は、発振周波数の二乗に比例する。すなわち
Figure 2006526913
となる。
このため、900MHzから1800MHzに切り換えた場合、VCOの電力消費は、4倍となる。
十分な隔離を提供するとともに、ミキサの入力で十分な振幅を提供するために、バッファ/増幅器14が、ほとんど常に、VCO15とミキサ13との間に必要とされる。このバッファ/増幅器回路14は、ミキサ13が高速スイッチングにて電流を整流できるようにするためには広帯域であることを要求される。このため、実際のVCOバッファ/増幅器14は広帯域に設計され、従ってかなり多くの電力を消費する。MOSFET実現されたバッファ/増幅器14に対して、そのドレーン電流Idsと、結果としての単位電流利得周波数(unity-current gain frequency)fとの間の関係は、
Figure 2006526913
によって与えられる。
MOSトランジスタの単位電流利得周波数fは、LO周波数fLOとマッチすることを要求され、このため、LO周波数fLOを二倍にする毎に、バッファ/増幅器14の電力消費は、(図1におけるIddBF*Vddに等しく)四倍となることを余儀なくされる。
周波数デバイダは(プリスケーラとも呼ばれるが)、本質的には、dFF等の論理ゲートを用いるデジタル回路である。論理回路のダイナミック電力消費は、クロック周波数に比例する。このため、クロック周波数が二倍になる毎にドライバのダイナミック電力消費は2倍となる。
光通信システム内で用いられているホモダイン及びへテロダイン受信機フロントエンドも、信号処理の部分は電気的に行なわれるために、かなりの量の電力を消費する。ホモダイン受信機の一例が、2001年5月9日に欧州特許出願公開第1098459号の公開番号の下で公開された欧州特許出願において述べられている。
RF受信機によって消費される電力を低減するための最も容易な技法の1つは、電圧を下げることである。これによって、電力消費は低減される。しかし、受信機が、あるダイナミックレンジを維持し、こうして、貧弱なRF条件にて動作できる能力を維持するためには、少なくとも、アナログ受信機のフロントエンドに対しては、ある程度の電圧レベルが要求される。
電力消費を低減するための明らかな技法が他にも幾つか存在する。システムレベルにおいては、それが必要とされないとき、可能な限り多くの回路がターンオフできるような分割の選択(partitioning choices)を行うべきである。加えて、機能は、それらが最小電力にて実行できる場所に割当てるべきである。更に、例えば、受信機のデジタル部分のクロック速度を低減すれば、ある程度の電力消費の低減は達成される。
加えて、受信機のフロントエンドはかなりの量の電力を消費することが知られているために、とりわけ、受信機のフロントエンドの電力消費を最小化するために大きな努力が払われており、ほとんど全てが試みられている。これら努力には、LC VCOのインダクタンスの増加、上述のような、電源電圧の低下、及びハーフスイング論理(half-swing logic)の使用が含まれるが、これらはほんの数例に過ぎない。
電力消費を低減するためのこれら従来のアプローチは、今のところ十分には進んでいない。これらの達成可能な低減は十分ではない。
従って、本発明の一つの目的は、受信機の性能に影響を与えることなく、受信機の電力消費を低減するためのスキームを提供することにある。
本発明による1つの受信機が請求項1に請求されている。この受信機の様々な有利な実施例が請求項2から6に記載されている。
このような受信機を含むトランジスタが独立請求項7において請求されており、このような受信機を含む集積回路が独立請求項8において請求されている。
本発明の一つの利点は、これが、事実上全てのタイプの受信機フロントエンド内、及びこのような受信機フロントエンドを採用するデバイス内において、前例のない電力の低減を与えることにある。
本発明の直接的な利益は、劇的に低減された電力消費と、こうして改善される競争力にある。これら提唱される、受信機、トランシーバ、及びこれに基づく集積回路は、単純で、安価である。本発明による、これら受信機、トランシーバ及び集積回路は、信頼性が高く、少なくとも、従来のデバイスの性能と同程度に良好な性能を示すことが期待できる。
本発明の他の利点が詳細な実施例との関連で説明される。
本発明のより完全な説明、及び本発明の更なる目的及び利点については、以下の説明を添付の図面との関連で参照されたい。
今日まで、受信機のLO周波数fLOを変えることで電力消費を低減させることは決して考慮されることはなかった。今日まで、このパラメータは、この明細書の導入部分において与えられた上の式によって示唆されるように、大きな可能性が存在するのに、触れずに放置されてきた。
人は、このLO周波数fLOは、指定されているか、或いはいったんfIFが選択されるとただちに固定されるか、もしくは、事前に決定されており、従って、変えることはできないとみなす傾向にある。この一般の意見に反し、本発明は、LO周波数fLOを下げることで、少なくとも10なる因子だけの非常に大きな電力の低減が、その受信機の指定されたfIF及び他の利点を維持しながら、達成できることを実証する。
LOを下げることの実現可能性を実証する前に、図1の従来の受信機アーキテクチャ10が扱われる。図1は、典型的な受信機アーキテクチャ10を様々なフィルタが省かれた状態にて示す。アンテナ11によって拾われた非常に弱いRF信号s(t)は、最初に、LAN12によって増幅され、次に、このRF領域からIF領域へとダウン変換される。このダウン変換はミキサ13によって行なわれる。
ミキサは、非常に重要な構築ブロックであり、受信機の全体としての性能はこれに重く依存する。原理的には、ミキサは、乗算器(multipliers)とみなすことができる。ミキサは、2つの入力を必要とする。受信機内において、RF信号s(t)は、第一のミキサ入力に加えられ、LO信号は、第二のミキサ入力に加えられる。このLO信号は周波数シンセサイザ内のVCO15によって生成される。
LAN12から来る入力信号は、SRF(t)=sinωRF(t)であり、そして、VCO15によって提供されるLO信号は、
Figure 2006526913
として記述される、周波数ωLOの方形波であるものと仮定する。
ミキサ13を乗算器とみなすと、次の結果が得られる。
Figure 2006526913
ここで、下側注入(low-side injection)、すなわち、ωIF=ωRF−ωLOが仮定される。式(5)の括弧内の第一項は、ダウン変換されたIF信号であり、残りの項は、必要とされない積であり、帯域通過(又は低域通過)フィルタによって除去されることとなり、結果として、
Figure 2006526913
が得られる。
図2には、この周波数領域におけるミキシング過程が図解されている。高周波成分fRFを含む入力信号SRF(f)が最も上の図に示されている。周波数fLOを有するLO信号SLO(f)が中央の図に示されている。ミキシング後の出力信号Sout(f)が最も下の図に示されている。必要とされるピーク9は周波数fIFを有するダウン変換されたIF信号である。この最も下の図内の他のピークは必要とされない項を表す。
本発明は、受信機VCOの電力消費を最小にするための最も効率的なやり方は、その周波数を下げることであるという認識に基づく。原理的には、LO周波数fLOは、任意の奇数だけ下げることができる。一例として、この達成可能な電力の節約は、単にLO周波数fLOをA=3なるファクタだけ下げることで実施することもでき、結果としての新たなLO周波数はここではωLOnewと呼ばれる。
前のLO信号SLO(t)と同様に、周波数fLOnewを有するこの新たなLO信号SLOnew(t)は、50%のデューティサイクルを有する方形波であるものと仮定される。同様に、このフーリエ級数は、式(7)に示されるように書くことができる
Figure 2006526913
この新たなLO信号SLOnew(t)を、同一のミキサ13に、これも、同一のRF入力信号ωRF(t)に対して、加えると、両方の信号を乗算することで、以下のようなミキサ13の出力が得られる
Figure 2006526913
上の結果に至るためには、式(6)に示される関係と、ωIF=ωRF−ωLOとが用いられている。この場合は、フィルタリングの後、
Figure 2006526913
が得られることが示される。
式(9)のこの新たな結果と、式(5)の前のそれとを比較することで、以下のような興味深いことがわかる。すなわち、
両方の結果は、同一のIF周波数において、同一の必要とされるIF項を含み、これは、両方の場合において出力でのこれら信号は、信号のレベルの差、すなわち振幅を除いて、完全に同一であることを意味する。
式(8)と(9)においては必要とされるIF項がより小さく、これはより低い変換利得を示す。例えば、ギルバート(Gilbert)ミキサにおいては、2つの回路部分がこの変換利得に直接に寄与する。すなわち、一方は、入力RF電圧SRF(t)を電流に変換する相互インダクタンス段であり、他方は、整流された電流を電圧信号Sout(f)に変換し戻す負荷である。この相互コンダクタンス段とこの変換利得への寄与は、ωLOがωLOnewにて取って代わられた後でも、変わらないことに注意する。必要とされるIF項に関する限りは、このωLOnewについて、この場合は、入力信号SRF(t)と混合され、結果として必要とされるIFを与えるのは、LO信号の第三高調波であることを除くと、なにも変わっていない。従って、この利得の低下は、純粋に、基本周波数の代わりとしての、この第三高調波のより小さな振幅に起因する。このより低い利得は、これはダウン変換の直後に簡単に補償することができるために、問題とはならない。
次に、最も近い必要とされない項の周波数の、必要とされるIF項の周波数fIFに対する比Θが、このミキサに続く、帯域通過又は低域通過フィルタに関する要件の指標となる。ホモダイン受信機においては、このフィルタは、全ての必要とされない項を十分に除去しながら、このIF項はなんら減衰されることなく通過することを許すことで、必要とされるチャネルを選択する。より大きな比Θは、より緩和された要件を意味する。この新たなfLOnew周波数の場合、この比Θは、幾分は低下するが、しかし、まだ、あらゆるフィルタに対して十分に大きい。
図3には、上の理論に従う、受信機20の、本発明による第一の実施例が図解されている。受信機20は、RF信号s(t)を受信するためのアンテナ21を含む。この信号は低雑音増幅器22によって増幅され、ミキサ23の第一の入力に供給される。この増幅された信号はSRF(t)と呼ばれる。この受信機20は、更に、ローカル発振器ユニット30を含む。このローカル発振器ユニット30は、参照発振器28、例えば、水晶発振器と、位相検出器27と、デバイダ26と、VCO25と、バッファ24とを含む。本発明によると、このローカル発振器ユニット30は、周波数fLOnewを有するLO信号SLOnew(t)を提供する。このLO信号SLOnew(t)はミキサ23の第二の入力に加えられ、ミキサ23は、周波数fIFによって定義されるより低い周波数帯域への信号SRF(t)のダウン変換を提供する。受信機20は、ミキサの出力信号Soutnew(t)をフィルタリングするための低域通過フィルタ(LPF)を含む。
このローカル発振器ユニット30は、受信機20内における周波数変換を達成するためのミキサへの注入(mixer injection)のために要求される参照信号SLOnew(t)を提供する。このLO信号SLOnew(t)は、ミキサダイオード又はトランジスタを非線形領域に駆動する大きな信号であり、これによってミキサ23が、その出力の所で、基本周波数を有する信号Soutnewを、高調波及び混合項(mixing terms)とともに、生成することを可能とする。
VCO25は、高安定性参照発振器28(例えば、水晶発振器)に対して位相が固定される。位相検出器27は、分割されたVCO周波数出力の位相をこの精密参照発振器28のそれと比較し、この参照発振器28とVCO25との間の位相差に基づいて、出力27.1の所に、VCO25に向けられた修正電圧を形成する。この修正電圧は、LPF 27.2を介してVCO25に供給される。
このローカル発振器ユニット30は、周波数fLOnew≦A fRFを有するLO信号SLOnew(t)を提供するように設計される。ここで、A≧3とされる。つまり、このLO信号SLOnew(t)の周波数fLOnewは、入力信号s(t)の周波数fRFよりも、少なくとも3倍低い。周波数fRFと等しいか又はこれと非常に近いLO信号SLO(t)の代わりに、低周波LO信号SLOnew(t)が採用されるという事実のために、このローカル発振器ユニット30は、従来のローカル発振器ユニットより少ない電力を消費する。
このミキサ設計は、非線形デバイス、例えば、ダイオード又はトランジスタを用いる。ダイオードを用いた場合は、このミキサは受動となり、変換損失を有する。能動デバイス、例えば、トランジスタを用いた場合は、変換利得が可能となる。ミキサに対しては、多様な回路トポロジが存在する。シングルエンドミキサ(single-ended mixer)は、通常、単一のショットキー(Schottky)ダイオード又はトランジスタに基づく。平衡ミキサ(balanced mixer)は、典型的には、2つ又はそれ以上のショットキーダイオード又はショットキークウォッド(Schottky quad)(環状構成の4つのダイオード)を含む。平衡ミキサは、シングルエンドミキサと比較して、この平衡構成(balanced configuration)のために、三次相互変調ひずみ性能の面で優れる。これらあらゆるタイプのミキサが本発明による受信機内において採用されるのに適する。
図3にはこのローカル発振器ユニット30の様々な構築ブロック内に流れ込む電流が示されている。もし、このローカル発振器ユニット30の全ての構築ブロックが、ある低減された周波数にて動作するものと仮定すると、このローカル発振器ユニット30の全体としての電流消費は、
Figure 2006526913
となる。
電流消費におけるこのタイプの低減を達成するためには、より低い周波数frefnewを有する信号を発する参照発振器28を採用しても良い。また、本発明に従って、この参照発振器28は通常の周波数frefに維持するが、しかし、この周波数を低減するデバイダ26を採用することも可能である。
図4には、本発明によるミキシング過程が図解されている。高周波成分fRFを含む入力信号SRF(f)が最も上の図に示されている。低周波数fLOnewを有する新たなLO信号SLOnew(f)が中央の図に示されている。ミキシング後の出力信号Soutnew(f)が最も下の図に示されている。必要とされるピーク9(図4参照)は、周波数fIFを有するダウン変換されたIF信号である。最も下の図内の他のピークは、必要とされない項を表す。
図5にはもう一つの実施例が示されている。この図面にはトランシーバ40の略ブロック図が示されている。このトランシーバは、送信機51と受信機53を含む。これら送信機51と受信機53は、両方とも、同一のアンテナ41を使用する。入り信号と出信号とを弁別するユニット51が存在する。受信機53は、集積化された低域通過(LP)フィルタ49.1、49.2を用いて狭いベースバンドフィルタリングを提供する零IF(ホモダイン)受信機である。この受信機53の入力側の所には、RF増幅器42が存在する。2つの並列の信号処理ブランチが存在する。上側ブランチは、ミキサ43.1と、フィルタ49.1と、リミッタ44.1を含む。上側ブランチのミキサ43.1は、周波数f’LOnewを有するLO信号S’LOnew(t)による乗算を遂行する。このLO信号S’LOnew(t)は90°だけ位相シフトされている。この位相シフトは位相シフタ46によって遂行される。下側ブランチは、ミキサ43.2と、フィルタ49.2と、リミッタ44.2を含む。下側ブランチのミキサ43.2は、周波数fLOnewを有するLO信号SLOnew(t)による乗算を遂行する。このLO信号SLOnew(t)は位相シフトされていない。この受信機の出力側の所には検出器45が設けられる。検出器45は受信された信号から情報を抽出する。
図5に示される実施例によると、両方のブランチは、1つのローカル発振器ユニット50からLO信号を受信する。一方のLO信号S’LOnew(t)は、他方の信号LO信号SLOnew(t)に対して、90°だけシフトされている。ローカル発振器ユニット50は、周波数fLOnew=f’LOnew≦AfRF を有する2つのLO信号を提供するように設計される。ここで、A≧5である。つまり、これら2つのLO信号の周波数は、入力信号s(t)の周波数より、少なくとも5倍低い。
本発明のもう一つの実施例によると、ミキシング過程に対して低い周波数を有するLO信号SLOnew(t)が採用されるという事実に起因する利得の損失は、増幅器を介して補償される。この増幅器は、低域通過フィルタ(LPF)の後に配置しても良い。つまり、この増幅器は、ダウン変換を終え、更にフィルタリングを終えた後の、ベースバンド信号を増幅する。
更に、本発明は、図6に図解されているような光受信機のフロントエンド60内、又は他の光受信機内の、電力消費を低減するために使用しても良い。この受信機フロントエンド60は、ホモダイン受信機の部分である。この受信機フロントエンド60によって受信された光波e(t)は、ローカル発振器レーザ58の光波eと180°ハイブリッド(180°-hybrid)に重ねられる。このフロントエンド60は、コンデンサCを介して増幅器70に結合された2つの光ダイオード58と59とを含む。この受信機フロントエンド60は、信号e(t)のダウン変換を提供する。出力61の所には、ベースバンド信号u(t)が提供される。この受信機フロントエンド60は、更に、ループフィルタ54と信号発生器55とを、位相固定ループ構成にて含む。これらループフィルタ54と信号発生器55は、ローカル発振器レーザ58の周波数を制御する。従来の光受信機においては、このローカル発振器レーザ58の周波数は、光波e(t)のキャリア周波数と同一である。本発明によると、このローカル発振器の周波数は、少なくとも3なるファクタだけ低減される。これは、ここに提唱されたRF受信機内におけるのと同様に、これらレーザ並べにこのフィードバックループの電子要素がより少ない電力を消費するために、かなりの量のエネルギを節約することを可能にする。
単純なミキサが示され、説明されたが、提唱された電力節約方法は、直交ミキサにも適用可能である。方形波の直交信号が与えられた場合、これらの任意の次数の高調波も直交することを示すことができる。
更にもう一つの実施例においては、ミキサはここでは単により低い周波数での乗算を遂行することのみを必要とされるために、ミキサの設計が変更される。
更にもう一つの実施例は、特徴として、受信機のフロントエンド全体が、アンテナを除いて、1つのチップ上に実現される。本発明は、低雑音増幅器、抵抗性FETミキサ、及び電圧制御発振器を含む、完全に集積化された受信機を実現するために良く適する。
本発明は、ホモダイン受信機内でも、スーパーヘテロダイン受信機内でも、ダブルスーパーへテロダイン受信機内でも、その他の受信機内でも用いることができる。
この明細書においては、受信機について、DC電力消費を、任意の重要な性能パラメータを犠牲とすることなく、最小化することに開発の強調を置いて、説明された。
本発明に従ってより低いLO周波数を用いたときの多くの直接的な利点は以下の通りである。
より少ない自己ミキシング
ホモダインすなわち直接変換受信機における主要な欠点の1つは、いわゆる自己ミキシング(self-mixing)である。容量性すなわち基板結合のために、VCO/LOポートからLANの入力又はミキサの入力へのある有限量のフィードスルー(feed-through)が存在する。この結果として、LANとミキサのこれら入力の所に現れる漏れ信号がLO信号と混合され、このため、ミキサの出力の所にDC成分が生成される。受信機内と同様に、アンテナから、ミキサの下流に配置されたアナログデジタル変換器(ADC)までの利得は、典型的には約80から100dBである。ミキサの出力の所の非常に小さなDCオフセットが、受信機チェーン内のいくつかの回路を飽和させることがある。この漏れは、周波数に依存する。ここで提唱されるように、より低いLO周波数を用いた場合は、この自己ミキシングの影響は、大きく低減される。
より低い雑音
標準のミキサのテールキャパシタンス(tail capacitance)に起因する雑音は、ωLOに比例することが知られている。このためωLOnewを用いた場合、電力消費の増加も、ミキサ回路の変更もなしに、より良い雑音性能を得ることができる。
より低い相互変調ひずみ
相互変調ひずみは、LO周波数が低下されると、減少する。
VCOバッファ/増幅器及びプリスケーラによるより少ない電力消散
より低いLO周波数fLOは、周波数デバイダによってより小さな分割比が要求されることを意味する。
上では、LO周波数が3だけ下げられるミキサの一例と、LO周波数が5だけ下げられるもう1つのミキサ例が示された。指摘されたように、下げられるファクタAは、3より大きな任意の他の奇数とすることもできる。この選択は、あきらかに特定の用途に依存し、最良の全体としての性能を達成するためには、達成可能な電力の低減と変換利得との間のトレードオフ並びにこの比を考慮する必要がある。
ローカル発振器(受信機はIFの数及びシステムに依存して1つより多くのローカル発振器を有することもあることに注意する)に対する重要な仕様には、チューニングレンジ、周波数安定性、スプリアス出力のレベル、ロックタイム、及び位相雑音が含まれる。これら仕様のほとんどは、ある特定の無線受信機用途に対するLOの妥当性を決定する。スピリアス及び位相雑音性能も、感度及びダイナミックレンジ性能に影響を及ぼす。今日に至るまで、だれも、ここで提唱されたように、LOの周波数fLOを低下させることで、受信機フロントエンドの電力消費を低減することを考えた人はいなかった。
明快さのために別個の実施例のコンテクスト内で説明された本発明の様々な特徴は、ある単一の実現内で組合せて用いても良いことを理解できよう。逆に、簡単のためにある単一の実施例のコンテクスト内で説明された本発明の様々な特徴は、別個に用いても、或いは任意の適当な下位組合せとして用いても良い。
図面及び明細書中には、本発明の好ましい実施例が開示され、特定の技術用語が用いられたが、これら説明において用いられている技術用語は、一般的かつ説明的ない意味しか有さず、制限の目的で用いられているものではない。
従来の受信機構造の略ブロック図である。 周波数領域における従来のミキシング過程を図解する3つの図である。 本発明による第一の受信機の略ブロック図である。 周波数領域における本発明のミキシング過程を図解する3つの図である。 本発明によるトランシーバの略ブロック図である。 本発明による光受信機の略ブロック図である。

Claims (8)

  1. 第一の入力と、第二の入力と、1つの出力とを有し、高い周波数成分fRFを含む入力信号が前記第一の入力に加えられ、ローカル発振器信号が前記第二の入力に加えられるミキサと、
    前記ローカル発振器信号を提供するためのソースと、を含み、
    前記ローカル発振器信号は、fLOnew≦AfRFなる条件を満たす周波数fLOnewを有する周波数成分を有し、ここで、A≧3であり、前記ミキサは前記入力信号のより低い周波数帯域へのダウン変換を提供する受信機。
  2. ホモダイン受信機の一部分であり、前記より低い周波数帯域の中心周波数は、前記周波数fLOnewによって定義される請求項1記載の受信機。
  3. ヘテロダイン受信機の一部分であり、前記より低い周波数帯域の中心周波数は、中間周波数fIFによって定義される請求項1記載の受信機。
  4. 前記ミキサは、前記出力で基本周波数を有する出力信号を、高調波及び混合項と共に生成する請求項1乃至3のいずれかに記載の受信機。
  5. 前記出力信号の前記高調波及び/又は混合項を抑圧するための帯域通過又は低域通過フィルタを含む請求項4記載の受信機。
  6. 前記ソースは、発振器、好ましくは水晶発振器と、位相検出器と、デバイダと、電圧制御発振器と、バッファとを含む請求項1乃至5のいずれかに記載の受信機。
  7. 請求項1乃至6記載の受信機と、送信機と、を含むデータ通信のためのトランシーバ。
  8. 請求項1乃至6記載の受信機を含むデータ通信のための集積回路。
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