JP2006520248A - ネジ/セメント維持型補綴の施術方法、およびネジ/セメント維持型補綴用アバットメント - Google Patents

ネジ/セメント維持型補綴の施術方法、およびネジ/セメント維持型補綴用アバットメント Download PDF

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Abstract

ネジ/セメント維持型補綴の施術方法およびアバットメントが開始される。ネジ/セメント維持型補綴の施術方法は、歯槽骨にフィクスチャーを植え込み、第1スクリューホールを含むアバットメントをスクリューによってフィクスチャーに結束し、第1スクリューホールに対応して形成された第2スクリューホールを含む補綴物を提供し、アバットメントと補綴物との間に歯科用セメントを介在して補綴物およびアバットメントを合着する。ネジ維持型補綴およびセメント維持型補綴の利点をともに含み、両方式の欠点を解決することができる。また、合着されたアバットメントおよび補綴物を容易に分離および再装着するために、収容部に余裕空間を提供することができる余裕孔を形成する。

Description

本発明はインプラントの施術方法およびアバットメントに係り、より詳しくは、施術が簡単でインプラントの組み立ておよび分解が容易なインプラントの施術方法およびその施術方法に使用されるインプラント用アバットメントに関するものである。
歯牙用インプラント(dental implant)は、部分的にまたは全体的に歯牙が除去された部位に人工歯根を植えて歯槽骨に固着させ、その人工歯根に歯牙補綴(prosthesisまたはcrown)を固定して形成した人工歯牙構造、またはこのような歯科施術方法を意味する。一般的に、インプラントはチタンで構成されたフィクスチャー(fixture)、フィクスチャー上に固定されるアバットメント(abutment)、アバットメントをフィクスチャーに固定するアバットメントスクリュー(abutment screw)、およびアバットメントに固定される人工歯牙としての補綴(prosthesis)で構成される。
インプラントは損失された歯牙周辺の隣接歯牙または周囲の組職を損傷させずに、損失された部分にだけ施術が可能であり、骨組職を支持して骨組職の吸収速度を引き延ばさせ、自然歯牙と同一の咀嚼力を提供することができ、見掛け上自然歯牙とほとんど同じな審美感を与えることができる。
したがって、最近インプラントは損傷または損失された歯牙を収復するための歯科施術方法として広く使われている。
従来のインプラントは、インプラントの施術方法にしたがって、ネジ維持型補綴(Screw Retained Prosthesis;SRP)とセメント維持型補綴(Cement Retained Prosthesis;CRP)に区分されることができる。
ネジ維持型補綴(SRP)
ネジ維持型補綴は、インプラントが最初に開発されて以来、今までも使用される補綴方法である。ネジ維持型補綴は、基本的にスクリューによって最終補綴物がインプラントに固定され、スクリューによって結合されるため、補綴物を容易に分離するかまたは入れ替えることができる。ネジ維持型補綴は、大きく2方式がある。一つは、UCLAというアバットメント上に完成された補綴物がUCLAアバットメントと一体になってフィクスチャーに直接連結される方式であり、ほかの一つは、フィクスチャーに中間アバットメントであるトランスムコサルアバットメント(transmucosal abutment)を連結した後、上部アバットメント(gold cylinder)をその上に連結し、上部アバットメントとともに最終補綴物を作って中間アバットメント(transmucosal abutment)上に装着および分離する方式である。
図1aは従来のUCLAアバットメントを用いたネジ維持型補綴を示す断面図である。
図1aを参照すれば、UCLAアバットメントを用いたネジ維持型補綴10は、歯槽骨に植え込まれるフィクスチャー12および補綴物18と一体をなし、フィクスチャー12上に配置されるアバットメント14を含む。補綴物18およびアバットメント14は外部で一体に形成され、中心を貫通するホールが形成される。
スクリュー16はホールを通じてフィクスチャー12に締結されることにより、補綴物18およびアバットメント14がフィクスチャー12に固定される。
図1bは従来の中間アバットメントを用いたネジ維持型補綴を示す断面図である。
図1bを参照すれば、中間アバットメントを用いたネジ維持型補綴20は、フィクスチャー22、中間アバットメント24、および補綴物28と一体をなして中間アバットメント24上に配置される上部アバットメント26を含む。中間アバットメント24は第1スクリュー23に対応するホールを含み、第1スクリュー23は中間アバットメント24を通じてフィクスチャー22と締結されることにより、中間アバットメント24をフィクスチャー22に固定させる。
補綴物28および上部アバットメント26に貫設されたホールを通じて第2スクリュー25が挿入され、第2スクリュー25が第1スクリュー23の上部に形成されたネジホールに結束されることにより、補綴物28および上部アバットメント26を中間アバットメント24に固定させる。
図1aおよび図1bに示すように、最終補綴物18、28の下部には、フィクスチャーまたは中間アバットメントの上部形状と一致する既成部品(たとえば、UCLAアバットメント14、上部アバットメント26)が内在しており、これらは、補綴物を鋳造すると同時に形成されて補綴物と一体をなす。
ネジ維持型補綴の最大の特徴は、補綴物の交合面にスクリューホールが形成されており、前記スクリューホールを通じてスクリューとフィクスチャー間の結合を調節することができるということである。したがって、ネジ維持型補綴は次のような利点を有する。
一つ目、補綴物が完成されて口腔内に装着された後にも、必要時に補綴物を容易に分離および再装着することができる。
インプラント補綴を使用する途中、補綴物が予期しなく破切して修理または交換が必要な場合、連結されたスクリューが自然に解けて、スクリューを締め付けなければならない場合、インプラントを施術された患者が、装着された補綴物に対して不便を訴える場合、または多数のインプラントフィクスチャーのなかで一部が失敗した場合などには、補綴物をフィクスチャーから分離することにより、修理および再装着が容易に行える。
ネジ維持型補綴は、このような場合にとても便利に補綴物を分離することができる。すなわち、スクリューホールを通じてスクリューを解くことにより、補綴物を損傷なしに分離することができ、スクリューを締め付けることにより再装着することができる。
二つ目、ネジ維持型補綴は対面歯との間隔が小さくても施術が可能であることである。たとえば、インプラントと対面歯との距離が約5mm以上のみになってもUCLAアバットメントを使って補綴物を製作することができる。
しかし、ネジ維持型補綴は前記必須な要件を満たす代わりに、致命的な欠点を持っている。
ネジ維持型補綴は、補綴物が下部構造であるフィクスチャーと受動的な適合(passive fit)をなさなければならないため、ほぼ完壁に精密に加工されなければならない。したがって、ネジ維持型補綴は製作術式が複雑であり、製作時間および製作費用が過度に必要となることができる。
また、完璧に加工および装着されなければ、多くの応力がインプラントに加えられることができ、過度な応力は結局インプラント周囲の骨の消失または補綴物またはインプラント自体の破切をもたらす場合が多い。
ネジ維持型補綴で頻繁に発生する問題点はネジの解け現象である。一部の報告によると、ネジ維持型インプラント補綴の約25−30%でネジの解けが起ると言う。すなわち、よく合わないインプラント補綴は、よく合うものに比べて、少ない交合力によってもネジが易しく伸びて永久的変形を起こすことにより、よく解けることになるものである。
前記問題点を解決するために、ネジ維持型補綴は受動的な適合によって固定されなければならない。口腔内で受動的な適合をなす補綴を製作するためには、まず精密な作業模型が作られなければならなく、その上に精密な補綴が製作されなければならない。
正確で精密な作業模型を作るために、精密な印象形成(impression making)、精密な作業模型の製作、および精密な補綴物の製作が必須に行われなければならない。しかし、材質の収縮および変形などを勘案すると、このような作業は高度の熟練度を要し、製作過程の特性上、かなり多い診療時間および製作時間を要する。したがって、治療費用だけでなく、製作費用も高くなり、材料費もかなり高い。したがって、ネジ維持型補綴は全体費用が高価であるしかない。
セメント維持型補綴(CRP)
従来のセメント維持型補綴CRPは、ネジ維持型とは違い、インプラントフィクスチャーにセメント型アバットメントをスクリューによって固定し、別に製作された最終補綴物を固定されたアバットメント上に配置し、その間に歯科用セメントを介在して最終補綴物とアバットメントを合着する方式である。
図2は従来のセメント維持型補綴を示す断面図である。
図2を参照すれば、従来のセメント維持型補綴30は、フィクスチャー32、セメント型アバットメント34、および補綴物38を含む。歯槽骨に植え込まれたフィクスチャー32に、スクリューホールが形成されたアバットメント34を配置し、スクリューホールを通じてスクリュー36をフィクスチャー32に締結してアバットメント34を固定する。
固定されたアバットメント34に補綴物38を嵌合し、その間に歯科用セメントを介在してアバットメント34および補綴物38を合着する。ネジ維持型補綴とは違い、補綴物38をアバットメント34から分離して製造した後、補綴物38とアバットメント34を歯科用セメントで合着する。
したがって、従来のセメント維持型補綴の最大の見掛け上特徴は補綴物の交合面にスクリューホールがないということである。したがって、ネジ維持型補綴とは違い、見掛け上人工歯牙の表示が目立たなく、自然歯のように自然な見掛けを形成することができるが、一旦、補綴物を装着した後には、スクリューを解いて補綴物を分離することができない。
セメント維持型補綴はネジ維持型が有する欠点を全て解決する。すなわち、セメント維持型補綴は、1)フィクスチャーと補綴物との間に受動的な適合(passive fit)を易しくなすことができ、その結果、2)補綴物の連結時、フィクスチャーに加えられる応力が減少し、3)ネジの解けが少なく発生し、4)臨床術式および製造過程が簡単であり、5)時間を節約することができ、6)製作費用が低くかかる。
なによりも、セメント維持型補綴の最大利点は、補綴物とアバットメント間の不適合性を補綴物及とアバットメント間の空間、およびその空間に充填される歯科用セメントによって簡単に解決することができるということである。高難度の精密度を要求するネジ維持型に比べると、セメント維持型補綴は、幾つかの原則のみ守ったら印象過程または手作業過程が簡単であり、インプラントと補綴物間に受動的な適合を得ることができる。
この理由のため、このごろはネジ維持型よりセメント維持型がもっと選好されている。
しかし、前述したように、セメント維持型補綴は、補綴物の分離および再装着が容易でないという欠点を有する。セメント維持型から補綴物を分離することができる唯一の方法は、外力を加えてインプラントから除去することである。一例として、単一セメント維持型補綴の場合、スクリューの解けが頻繁に起ることができ、この場合、臨時セメントを使ったとしても、ネジ部または補綴物の損傷なしに補綴物を除去するということはほとんど不可能である。多数のインプラントが一体をなす補綴においては、多数のアバットメントによって維持力が増加するため、補綴物の除去が一層難しくなる。
セメント維持型補綴のほかの問題点は、顎間距離が不足な場合、施術が難しいということである。実際に、顎間距離が不足な場合がとても多いが、この場合にセメント維持型を使えば、アバットメントの長さが短くなり、アバットメントがあまり短くなれば維持力が減少するので、補綴物が脱落するおそれが高くなる。
また、セメント維持型のさらにほかの問題点は、補綴物をセメントに合着した後、口腔内で残っているセメントをまったく除去し難いということである。残余セメントをまったく除去しなければ、長期的にインプラント周囲の歯肉に炎症が発生するので、インプラントが失敗する原因になることができる。
従来のインプラントがその施術方法によってネジ維持型補綴SRPおよびセメント維持型補綴CRPに区分できるとすると、従来のインプラントはその結合構造によって外部結合型インプラント(external implant)および内部結合型インプラント(internal implant)に区分できる。
図1a、図1bおよび図2に示すように、フィクスチャー12、22、32の上端に結合突起が形成され、アバットメント14、24、34が結合突起を収容する結合構造を有するものが外部結合型インプラントである。
これと反対に、内部結合型インプラントにおいては、アバットメントの下端部に結合突起が形成され、フィクスチャーの上端に結合突起を収容するための結合孔を含む。
図3は従来の内部結合型インプラントを説明するための断面図である。図3には、2種類の内部結合型インプラントがそれぞれaおよびbで表示されており、セメント維持型補綴(CRP)に属する。
図3のaを参照すれば、内部結合型インプラントは、フィクスチャー42、内部結合型アバットメント44、スクリュー46、および補綴物48で構成される。フィクスチャー42は上端部に結合孔を含み、結合孔に対応して、アバットメント44は結合突起45を含む。アバットメント44の本体下端に結合突起45が形成され、本体上部には、歯科用セメントによって補綴物48と合着される合着部が形成される。
フィクスチャー42の結合孔は、入口側に位置した円錐柱状の孔とその下端に形成された六角柱状の孔を含み、アバットメント44の結合突起45は、結合孔の形状に対応して、円錐柱状の密着部45aと六角柱状の回転防止部45bを含む。アバットメント44の結合突起45がフィクスチャー42に挿入されるにつれて、密着部45aはアバットメント44の本体を支持し、回転防止部45bは結合孔下部と結束されることにより、アバットメント44がフィクスチャー42に対して相対的に回転することを防止する。
しかし、回転防止部45bは、六角柱、八角柱またはその他の多角柱状に形成されるため、回転防止部45bをフィクスチャー42から分離するためには、アバットメント44が必ず軸方向に後退しなければならない。
図3のbを参照すれば、内部結合型インプラントは、フィクスチャー52、内部結合型アバットメント54、スクリュー56、および補綴物58で構成される。フィクスチャー52は上端部に結合孔を含み、結合孔に対応して、アバットメント54は結合突起55を含む。アバットメント54の本体下端に結合突起55が形成され、本体上部には歯科用セメントによって補綴物58と合着される合着部が形成される。
従来のフィクスチャー52において、結合孔は円柱状、または多角形の断面を有する角柱状の孔に形成され、それに対応するアバットメント54の結合突起55も円柱状または角柱状に形成される。特に、円柱状の結合突起を用いる場合、結合突起と結合孔間の回転を制限するために、突起または孔を使用することができる。
図3のbに示す内部結合型インプラントの構造において、結合突起および結合孔が柱状に形成されているため、結合突起55をフィクスチャー52から分離するために、アバットメント54は必ず軸方向に後退しなければならない。この際、軸方向にだけ移動しなければならない距離もかなり長い。
上述したように、ネジ維持型とセメント維持型補綴の長短所を要約すれば、ネジ維持型は、補綴物の装着および分離が自由であり、小さい顎間距離でも使用可能な利点があるが、受動的な精密な適合をなしにくく、ネジの分解が頻繁であり、精密な臨床過程および手作業過程が必要であり、費用と時間がかなりかかる欠点がある。
一方、セメント維持型は、受動的な適合を易しくなすことができ、臨床および手作業過程が簡単であり、時間と費用が少しかかるなどの多くの利点を有するが、一旦補綴物とアバットメントを合着させた後には、補綴物を容易に分離することができないため、補綴物の補修が難しく、口腔内で残余セメントを除去しにくく、補綴物との境界部がよく適合しない場合、境界部を研磨することができないという欠点を持っている。
したがって、本発明の一目的は、二つの補綴方式の利点を採用するとともに欠点を解決することができる第3の補綴方式を提供することである。すなわち、臨床および手作業過程が簡単であり、時間と費用が少しかかるとともに受動的な適合を易しくなすことができ、ネジがよく解けなく、小さい顎間距離でも適用が可能であり、補綴物の修理および補修が容易であり、歯肉縁下の残余セメントを易しく除去することができ、補綴物の境界部を研磨することができ、必要時にいつでも損傷なしに補綴物を分離および再装着することができるインプラント施術方法およびアバットメントを提供することである。
また、本発明のほかの目的は、フィクスチャーとアバットメント間の軸線が正確に一致しなくても容易に装着および分離することができるインプラント施術方法およびアバットメントを提供することである。
上述した目的を達成するための本発明の望ましい実施例によれば、歯槽骨にフィクスチャーを植え込む段階;第1スクリューホールを含むアバットメントをスクリューを用いてフィクスチャーに結束する段階;第1スクリューホールに対応して形成された第2スクリューホールを含む補綴物を提供する段階;および補綴物とアバットメントとの間に歯科用セメントを介在して補綴物およびアバットメントを合着する段階を含む。
歯科用セメントを用いて補綴物およびアバットメントを合着するため、セメント維持型補綴CRPの特徴を含み、第1および第2スクリューホールを通じてスクリューを締め付けるかまたは解くことができるので、ネジ維持型補綴SRPの特徴も含む。言い換えれば、アバットメントをフィクスチャーに締結して補綴物をアバットメント上に覆いセメントで合着することができるので、受動的な精密適合が可能であり、施術が迅速で簡単である。また、補綴物に第2スクリューホールを形成して、スクリューの解れおよび締め付けが可能であり、これにより補綴物をフィクスチャーから容易に分離および再装着することができる。したがって、歯科用セメントとして永久セメントを使用することができる。
本発明によるインプラント施術方法は、ネジ維持型およびセメント維持型の利点をともに適用して各方法の欠点を解決したものであり、ネジ/セメント維持型補綴(Screw−Cement Retained Prosthesis)またはネジ/セメント維持型インプラントと言える。以下SCRPインプラントと言う。
具体的に、SCRPインプラントの施術方法において、歯科用セメントを用いて補綴物およびアバットメントを合着する前に、補綴物を試適する。補綴物の試適とは、補綴物がアバットメントによく適合するか否かを判断するための過程であって、歯科用セメントなしに補綴物およびアバットメントを互いに合わせ、補綴物およびアバットメントがよく適合するか否かを確認する
また、補綴物およびアバットメントを合着する前に、ガーゼ(gauze)または綿球(cotton ball)のような補助充填材で第1スクリューホールを満たすことができる。なぜなら、永久セメントのような歯科用セメントが合着過程で第1スクリューホールに流入して第1スクリューホールを塞ぐことができるからであり、これを防止するために、補助充填材が使用できる。
セメント維持型インプラントCRPとは違い、SCRPインプラントによる補綴物およびアバットメントは、合着後にも容易にフィクスチャーから分離することができる。第2スクリューホールを通じてスクリューを解いて、補綴物およびアバットメントを分離することができるため、合着過程後の残余セメントをきれいに除去することができ、補綴物の辺縁を研磨してインプラント施術を完璧に仕上げることもできる。
上述した目的を果たすための本発明の望ましい実施例によれば、SCRPアバットメントはエクスターナル(external)フィクスチャーに使用される一種のセメント維持型インプラントアバットメントであり、本体を上下に貫通して形成されたスクリューホールおよびフィクスチャーの上端に形成された結合突起を収容して、前記結合突起の上端部と密着する密着孔および前記結合突起が容易に分離および密着するように余裕空間を提供する余裕孔を含む収容部を含む。
本発明によるSCRPアバットメントは、基本的にセメント維持型補綴に使用されるアバットメントと類似した構造を有する。ただ、SCRPアバットメントは密着孔および余裕孔に区分される収容部を有することを特徴とする。密着孔と余裕孔を特徴とするSCRPアバットメントの適用例としては、既存のセメント維持型アバットメントの外にも、チタンセメント維持型アバットメント、ゴールドセメント維持型アバットメント、ゴールド−プラスチックUCLAアバットメント、プラスチックUCLAアバットメント、および臨時アバットメントなどがあり、印象用コーピングのうち、ピックアップインプレッションコーピングも可能である。そのほかにも、エクスターナルヘキサインプラントおよび手作業用アナログ上部に結合して使用される、本発明の特徴を有するすべての部品が適用可能である。
密着孔は、アバットメントの連結時、結合突起のようなフィクスチャーの結合部に密着してアバットメントとフィクスチャー間の相対的な移動を制限して、アバットメントの方向を一定にセットすることができるようにする。密着孔は、一般的に、エクスターナルヘキサ−フィクスチャー(external hexa−fixture)の六角柱状に対応して形成されるが、フィクスチャーの結合突起または結合孔の形状に対応して円形に形成されることができ、また多角形柱、多角錐または円筒状柱に結合突起がある非円形(non−circle)に形成されることもできる。フィクスチャーの結合突起およびアバットメントの密着孔が非円形に形成される場合、アバットメントがフィクスチャー上で回転することを防止することができ、アバットメントを容易に再位置させることができる。
余裕孔は密着孔の下部に位置し、フィクスチャーの結合突起と収容部との間に余裕空間を提供して、結合突起が収容部に余裕に密着および分離されるようにする。具体的に、余裕孔は密着孔の下端から円錐状のように斜めに形成されて、結合突起の進入を案内することができ、密着孔の下端から階段形に形成され、密着孔より大きい寸法を有する円柱状または多角柱状の余裕空間を提供することができる。
密着孔の深さは収容部の深さの約10〜80%であることが望ましいが、これに必ず限定されるものではなく、アバットメントの相対的な回転を防止することができるとともにアバットメントおよび補綴物の一体を容易に分離することができれば、それより小さいか大きい深さに形成されることができる。
本発明のSCRPアバットメント構造は、複数のアバットメントと一つの補綴物が一体に形成された場合に有用に使用されることができる。
たとえば、複数のフィクスチャーを歯槽骨に植え込む場合、一般的に、複数のフィクスチャーがあるほどの角度だけ相互傾いて植え込まれることが一般的である。
ところが、従来の六角形態のセメント維持型アバットメントを用いて形成されたSCRP補綴部は、アバットメントとフィクスチャーの結合突起との間に十分な余裕空間を有することができない。すなわち、補綴部をフィクスチャーから分離する時、アバットメントは各収容部の長手方向に分離しなければならない。しかし、各収容部および結合突起の方向は互いに一致しないため、補綴部がフィクスチャーから分離しないことがある。
しかし、本発明によるアバットメントを用いて形成されたSCRP補綴部は、収容部に形成された余裕孔によって余裕空間を生成することができる。すなわち、補綴部をフィクスチャーから分離する時、フィクスチャーの結合突起が密着孔から離脱しながら結合突起は余裕孔を通じて所定の範囲内で動くことができ、余裕孔によって提供される余裕空間によってSCRP補綴部はフィクスチャーから分離されることができる。
以下、添付した図面に基づいて、本発明の実施例を詳細に説明するが、下記実施例によって本発明が限定あるいは制限されることはない。
図3は本発明の第1実施例によるSCRPインプラントの断面図であり、図4a〜図4fは第1実施例によるSCRPインプラントの施術方法を説明するための断面図である。
図3を参照すれば、第1実施例によるSCRPインプラント100は、フィクスチャー110、アバットメント120、スクリュー130、および補綴物140を含む。
フィクスチャー110は外面に形成されたネジ部114を含み、フィクスチャー110はネジ部114に沿って歯槽骨に植え込まれる。植え込まれたフィクスチャー110のネジ部114は歯槽骨の組職と融合して歯槽骨に固定され、ネジ部114および歯槽骨組職間の融合には相当な期間が必要となる。
フィクスチャー110の上面には六角柱状の結合突起112が形成され、結合突起112の中心線に沿ってフィクスチャー110には、スクリュー130に対応するネジホールが形成される。
アバットメント120は結合突起112を収容するための収容部を含み、収容部は結合突起112の形状に対応して六角柱状に形成される。アバットメント120の中心には第1スクリューホール124が形成され、第1スクリューホール124を通じてスクリュー130はフィクスチャー110と締結される。
また、SCRPインプラント100の補綴物140は第2スクリューホール144を含む。補綴物140は金属フレームワーク(metal frame work)およびポーセレン(porcelain)の重層構造または金属自体だけで製造され、補綴物140には、第1スクリューホール124に対応して第2スクリューホール144が形成される。第2スクリューホール144はアバットメント120をフィクスチャー110に固定するための用途よりは、合着されたアバットメント120および補綴物140をフィクスチャー110から分離するかまたはフィクスチャー110に再装着するための用途に使用される。
アバットメント120の外面122および補綴物140の内面142はほぼ対応する形状を有するが、まったく一致しない。すなわち、アバットメント120と補綴物140との間に余裕空間を提供することにより、補綴物140がアバットメント120に受動的に適合することができる。
アバットメント120と補綴物140との間には歯科用セメント150が介在されることにより、アバットメント120および補綴物140を合着する。
以下添付図面に基づいて、前記SCRPインプラント100の施術方法を説明する。
図4aを参照すれば、歯槽骨に四つのフィクスチャー110が植え込まれており、フィクスチャー110は互いに平行でなくて一定角度だけ互いに傾いて植え込まれている。したがって、フィクスチャー110の上面に形成された結合突起112もそれぞれ異なる方向に向かう。
図4bを参照すれば、四つのフィクスチャー110にそれぞれアバットメント120a、120b、120cが固定される。アバットメント120a、120b、120cはスクリュー130によってフィクスチャー110に固定される。
しかし、各フィクスチャー110の植え込まれた方向が相違するため、加工される前のアバットメントによっては補綴物140を合わせることができない。したがって、アバットメント120a、120b、120cはそれぞれほぼ垂直な壁面を形成しなければならなく、垂直な壁面を形成するために、アバットメント120の壁面またはマージンを部分的に切削するかまたは除去することができる。
図4cを参照すれば、四つのフィクスチャー110にそれぞれアバットメント120a、120b、120c、120dが固定されており、各アバットメント120a、120b、120c、120dはフィクスチャー110の植え込まれた角度および補綴物140の進入角度を考慮して形成される。
口腔内においても、ハンドミリングによって高速または低速でアバットメント120a、120b、120c、120dを部分的に修正することもできる。
図4dを参照すれば、製作された補綴物140が提供される。補綴物140はフレームワーク(frame work)を通法によって鋳造して形成され、第2スクリューホール144はフレームワークとともに形成される。材質の破切を防止するために、交合面まで金属支持ホールを形成することができるが、場合によっては、審美感のために第2スクリューホール144の周辺に金属を使わないこともある。補綴物140のフレームワークはアバットメント120a、120b、120c、120dに対応して受動的な適合となるように調節され、それぞれ異なる内面142a、142b、142c、142dを形成する。
図4eを参照すれば、補綴物140およびアバットメント120a、120b、120c、120dの間に永久セメント150を介在することで、補綴物140およびアバットメント120a、120b、120c、120dを合着する。
アバットメント120a、120b、120c、120dを合着する前、補綴物140を試適することができる。補綴物140を試適する時には、図示のように、補綴物140なしに、アバットメント120a、120b、120c、120dを一つずつフィクスチャー110に再位置させることができる。口腔内でのアバットメントの再位置はフィクスチャーの結合突起状にマッドロックアバットメントの密着孔が存在することにより行える。
これはアバットメントの重要な特徴中の一つである。何故ならば、各アバットメント120a、120b、120c、120dは、最適の補綴物製作のために、上部構造が変形加工されてそれぞれ異なる形態を有する。したがって、各アバットメント120a、120b、120c、120dがフィクスチャーに連結される時、正確な位置と角度で連結されなければならない。アバットメントが少しでも回転してほかの角度で連結されれば、既製作された補綴物140が適合しないことになる。
さらにほかの方法としては、すべてのアバットメント120a、120b、120c、120dを補綴物140に入れ、第2スクリューホール144を通じて一度にフィクスチャー110に連結することができる。補綴物140が正確に合わなくてよく連結されないアバットメントがあり得る。この時は、スクリューを少しだけ解いて補綴物140のみを分離した後、よく連結されないアバットメントを密着孔に合わせて再位置させた後、スクリューを締め付けれた解決することができる。
第2スクリューホール144a、144b、144c、144dを通じてスクリュー130の締め付けおよび解けを調節することができ、補綴物140が何らの抵抗なしにアバットメント120a、120b、120c、120dに定着され、辺縁が完璧に適合するまでアバットメント120a、120b、120c、120dを調節することができる。
補綴物140の試適によりアバットメント120と補綴物140間の適合を調節した後、アバットメント120の第1スクリューホール124にガーゼ(gauze)または綿(cotton)を満たす。ガーゼまたは綿どの補助充填材を満たす理由は、アバットメント120を合着する過程で、第1スクリューホール124にセメントが流入して第1スクリューホール124を塞いでしまうことを防止するためである。
その後、アバットメント120と補綴物140との間に永久セメント150を介在させた後、アバットメント120および補綴物140を合着する。永久セメント150としては、Resin luting cementなどが使用可能である。
一定時間が経つにしたがい、永久セメント150が高まりアバットメント120および補綴物140が合着される。
図4fを参照すれば、アバットメント120および補綴物140が合着された後、第1スクリューホール124に充填された補助充填材を除去する。その後、第1および第2スクリューホール124、144を通じてすべてのスクリュー130を解くことで、アバットメント120a、120b、120c、120dおよび補綴物140をフィクスチャー110から分離することができる。この際、アバットメント120a、120b、120c、120dは補綴物140に合着して一体の補綴部を形成する。
従来のセメント維持型補綴CRPとは違い、アバットメント120および補綴物140を合着した後にも補綴部を分離することができる。これは、第2スクリューホール144a、144b、144c、144dを通じてすべてのスクリュー130を除去することができるからであり、かつ改良されたアバットメント120の内部に構造的に余裕空間が提供されるからである。
アバットメント120a、120b、120c、120dおよび補綴物140で構成された補綴部を分離した後、アバットメント120および歯肉周辺の残余セメントを除去することができ、補綴物140の辺縁を研磨して適合状態を細密に調節することができる。
最終の仕上げとして、補綴部を口腔内に挿入しスクリュー130でフィクスチャー110に固定し、第2スクリューホール144a、144b、144c、144dにそれぞれ合成樹脂またはセラミックス素材を充填して第2スクリューホール144a、144b、144c、144dを閉鎖することで、SCRPインプラントの施術方法を完成する。
図5aは本発明の第2実施例によるSCRPインプラントの断面図であり、図5bは第2実施例によるSCRPインプラントの分離過程を説明するための断面図である。
図5aを参照すれば、第2実施例によるSCRPインプラントはフィクスチャー110、アバットメント120、スクリュー130および補綴物160を含む。補綴物160を除いたフィクスチャー110、アバットメント120、およびスクリュー130については第1実施例説明および図面を参照することができ、反復内容は省略することができる。
フィクスチャー110の上面には六角柱状の結合突起112が形成され、結合突起112の中心線に沿って、フィクスチャー110には、スクリュー130に対応するネジホールが形成される。アバットメント120は結合突起112を収容するための収容部を含み、収容部は結合突起112の形状に対応して六角柱状に形成される。アバットメント120の中心には第1スクリューホール124が形成され、第1スクリューホール124を通じてスクリュー130はフィクスチャー110と締結される。
補綴物160は金属フレームワーク162およびポーセレン64の重層構造で構成され、金属フレームワーク162には第1スクリューホール124に対応するホールが形成され、金属フレームワーク162上にはポーセレン164が歯牙形状に形成される。たいてい、従来の補綴物も金属フレームワークおよびポーセレンの構造を有するが、金属フレームワークにホールが形成されない。これと異なり、本実施例によるSCRPインプラントの補綴物160は、金属フレームワーク162にホールが形成される。ホールが形成された金属フレームワーク162上にポーセレン164を形成することにより、インプラントを施術した直後に第2スクリューホールに相当する部位166Pが外部に露出しなくて審美的な見掛けを形成することができ、施術直後の異質感を著しく軽減することができる。また、微細なドリルDなどを用いて、後に第2スクリューホール166を形成することができ、第1および第2スクリューホール124、166を通じてスクリュー130を易しく分離することができる。本実施例の施術方法は第1実施例によるSCRPインプラント施術方法の変形であって、第2スクリューホール166を後に形成することを特徴とする。
第2スクリューホール166を形成することにより、合着されたアバットメント120および補綴物140をフィクスチャー110から容易に分離することができ、アバットメント120および補綴物140をフィクスチャー110に易しく再装着することができる。
アバットメント120の外面122および金属フレームワーク162の内面はおよそ対応する形状を有するが、まったく一致しない。すなわち、セメント維持型インプラントと同様に、アバットメント120と補綴物160との間に余裕空間を提供することにより、補綴物160がアバットメント120に受動的に適合することができる。この際、アバットメント120と補綴物160との間には歯科用セメントが介在されることにより、アバットメント120および補綴物160を合着する。
図6は第2実施例と類似した本発明のほかの実施例によるSCRPインプラントの断面図である。
図6を参照すれば、本実施例によるSCRPインプラントもフィクスチャー110、アバットメント120、スクリュー130および補綴物160−1を含む。
補綴物160−1は、金属フレームワークなしに、ポーセレン164−1で構成される。本実施例によるSCRPインプラントの補綴物160−1が合着された後、第2スクリューホールに相当する部位166P−1が外部に露出しないので、審美的な見掛けを形成することができ、施術直後の異質感を著しく軽減することができる。また、微細なドリルDなどを用いて、後に第2スクリューホールを形成することができ、第1および第2スクリューホールを通じてスクリュー130を易しく分離することができる。本実施例の施術方法も第1実施例によるSCRPインプラント施術方法の変形であって、第2スクリューホールを後に形成することを特徴とする。
図7は本発明の第3実施例によるSCRPインプラント用アバットメントの使用例を説明するためのSCRPインプラントの部分断面図であり、図8は図7のアバットメントを底面から見た部分切開斜視図であり、図9は図7のアバットメントの低面図である。図7〜図9に示すインプラントおよびアバットメント200は外部連結方式によるものであり、フィクスチャー110およびスクリュー130に関する説明は第1実施例の説明および図面を参考することができ、反復内容は省略することができる。
図7〜図9を参照すれば、インプラントはフィクスチャー110、アバットメント200、およびスクリュー130を含む。
フィクスチャー110は外面に形成されたネジ部114を含み、フィクスチャー110はネジ部114に沿って歯槽骨に植え込まれる。
フィクスチャー110の上面には六角柱状の結合突起112が突設され、結合突起112およびフィクスチャー110の軸線に沿ってネジホールが形成され、スクリュー130のネジ部と締結される。
アバットメント200は一体に構成されたアバットメント本体210でなり、第1スクリューホール220、225が本体210を上下に貫通して形成される。第1スクリューホール220、225は相違なる直径に形成されて段をなし、前記段にスクリュー130のヘッドが支持される。スクリュー130は大径の第1スクリューホール220を通じてアバットメント200内に挿入される。
アバットメント200の下部には、フィクスチャー110の結合突起112を収容するための収容部230が形成され、収容部230は密着孔240および余裕孔250に区分される。
密着孔240は結合突起112とほぼ同一の寸法(少しの公差がある)の六角柱状の内面を提供して結合突起112の上端部と密着する。余裕孔250は密着孔240の下端から斜めに形成された円錐形の傾斜面によって形成され、結合突起112が容易に分離および再装着されることができる余裕空間を提供する。余裕孔250は喇叭管状に伸び、従来の六角セメント維持型アバットメントの下部を円錐状に切削して製作することもできる。
余裕孔250の傾斜面は結合突起112の外面から約15°程度傾いている。本発明によれば、傾斜面の角度は約2〜45°が望ましい。約45°以上の角度が形成されれば、フィクスチャー110の表面とアバットメント200の接触面があまり狭くなってアバットメント200の安全性を阻害する。
また、密着孔240の深さが収容部230の深さの約2/3以下の時、アバットメント200が安定にフィクスチャー110に装着されることができる。密着孔240の深さが深いほど、アバットメント200の装着および分離が難しくなり、密着孔240の深さがあまり浅ければ結合突起112と密着孔240が空転することになるので、アバットメント200が易しく帰ることができる。また、結合突起112と密着孔240間の公差によっても影響を受けることができる。したがって、密着孔240の深さは適切に維持されなければならない。本発明によれば、密着孔240の深さは収容部230の深さの約10〜80%が適当である。本実施例において、フィクスチャー110の表面直径が約4.1mmであり、収容部の深さは約0.7〜1.0mm程度であり、密着孔240の深さは約0.1〜0.6mmである。フィクスチャーのほかの構成によれば、辺縁の直径が約5.0mm、約5.5mm、約6.0mmなど多様に調節されることができ、これによって収容部および密着孔の寸法も多様に変更可能である。
図10は第3実施例によるアバットメントとフィクスチャーとの間の結束を説明するための正面図である。
図10を参照すれば、補綴物140およびアバットメント200がフィクスチャー110から分離される時、結合突起112の上端部が密着孔240から離脱すると、結合突起112の周辺には余裕空間Sが生成される。このような余裕空間Sによって、アバットメント200の収容部230はフィクスチャー110から容易に分離されることができる。
また、再装着時にも、結合突起112がアバットメント200の収容部230に接近するにつれて、収容部230の密着孔240に結合突起112がすぐ挿入されて固定されることができるが、大部分は結合突起112の一部が余裕孔250の傾斜面に先に接触することになる。結合突起112は傾斜面に沿って密着孔240に案内され、アバットメント200もフィクスチャー110に容易に装着できる。
すなわち、余裕空間Sによってアバットメント200が容易に分離および装着されることができる。このような特性は、二つ以上のインプラントを一体に形成して施術する場合にもっと明らかに表される。
図11は第3実施例によるアバットメントの使用例を説明するための部分断面図であって、二つのインプラント補綴物を一体に製作して施術する使用例を示すものである。
図11を参照すれば、二つのフィクスチャー110が歯槽骨(図示せず)に植え込まれて固定されており、フィクスチャー110は互いに平行でなくて一定角度に傾いている。一方、二つの歯牙に相当する補綴物140が一体に成形されており、補綴物140の下部にはアバットメント200が合着されている。
一体に合着された補綴物140およびアバットメント200をフィクスチャー110から分離するため、第2スクリューホール144a、144bを通じてスクリューが除去され、補綴物140およびアバットメント200を同時に引き取る。
図示のように、スクリューが除去されアバットメント200が少しだけ移動することにより、結合突起112の周辺には余裕空間Sが設けられ、前記余裕空間Sによって補綴物140およびアバットメント200が容易に分離されることができる。反対に、一体の補綴物140およびアバットメント200はフィクスチャー110に容易に結束されることができる。
しかし、従来の六角アバットメントは、フィクスチャーに同一位置に再位置されることができるという利点があるが、図11の場合と同一の条件で、収容部の入口端部がフィクスチャーの結合突起112にかかって、結合突起112が分離されることを妨害するため、フィクスチャー110から容易に分離することができない。勿論、アバットメントおよびフィクスチャーが相互ねじられていれば、互いに違う方向に向かうアバットメントがフィクスチャーに容易に結束されることもできない。
これと比較する時、本実施例によるアバットメントは再位置が容易に行えるという利点とともに、図4fに示すように合着されたアバットメントおよび補綴物を分離する過程にもっと有用に適用されることができる。
図12は本発明の第4実施例によるアバットメントを底面から見た部分切開斜視図であり、図13は第4実施例によるアバットメントとフィクスチャー間の結束を説明するための正面図である。図12および図13に示すアバットメント201は円筒状の余裕孔260を有することを特徴とし、そのほかの構成および機能は以前の実施例の構成および機能と実質的に同一である。したがって、本実施例の説明は以前実施例の説明および図面を参照することができ、反復内容は省略することができる。
図12および図13を参照すれば、インプラントは、フィクスチャー110、アバットメント201、およびスクリュー130を含み、アバットメント201は、第1スクリューホール220を通じて挿入されるスクリュー130によってフィクスチャー110に固定される。
アバットメント201は一体に構成されたアバットメント本体210からなり、第1スクリューホール220、225が本体210を上下に貫通して形成される。
アバットメント201の下部には、フィクスチャー110の結合突起112を収容するための収容部231が形成され、収容部231は密着孔240および余裕孔260に区分される。密着孔240は結合突起112に対応する六角柱状の内面を提供し、結合突起112の上端部と密着する。余裕孔260は密着孔240の下端から階段形に形成され、密着孔240より大きい寸法の円柱状の空間を提供する。したがって、余裕孔260は、結合突起112が容易に分離および再装着されるようにする余裕空間Sを提供する。
第3実施例の傾いた余裕孔250と比較して、円柱状の余裕孔260はほぼ同等の効果を得ることができる。
本実施例においても、アバットメント201がフィクスチャー110から分離される時、結合突起112の上端部が密着孔240から離脱することにより、結合突起112の周辺に余裕空間Sが生成され、余裕空間Sによって、アバットメント201の収容部231はフィクスチャー110から容易に分離されることができる。また、際装着時にも、アバットメント201はフィクスチャー110に容易に装着されることができる。
図14は本発明の第5実施例によるアバットメントを底面から見た部分切開斜視図である。図14に示すアバットメント202は、第3実施例の傾斜形余裕空間と第4実施例の階段形余裕空間を効率的に組み合わせた複合型余裕孔255を有することを特徴とし、その以外の構成および機能は以前実施例の構成および機能と実質的に同一である。
したがって、本実施例説明は以前実施例の説明および図面を参照することができ、反復内容は省略することができる。
図14を参照すれば、インプラントは、フィクスチャー、アバットメント201、およびスクリューを含み、アバットメント201は、第1スクリューホール220を通じて挿入されるスクリューによって、フィクスチャー110に固定される。
アバットメント201は一体に構成されたアバットメント本体210からなり、第1スクリューホール220、225が本体210を上下に貫通して形成される。
アバットメント201の下部には、フィクスチャーの結合突起を収容するための収容部232が形成され、収容部232は密着孔240および余裕孔255に区分される。密着孔240は結合突起に対応する六角柱状の内面を提供し、結合突起の上端部と密着する。
余裕孔255は密着孔240の下端から円錐形に斜めに形成された傾斜形余裕空間を部分的に含み、傾斜形余裕空間の下端からまた階段形に形成された階段形余裕空間を含む。階段形余裕空間は傾斜形余裕空間より大きい寸法を有し、円柱状に形成される。本実施例による余裕孔255を製造するため、第3実施例のように、まず円錐形の余裕空間を形成した後、第4実施例のように、円柱状の余裕空間を形成する手順に余裕孔255を形成することができる。
第3実施例の余裕孔250のように、余裕孔がただ傾斜形のみに形成される場合、十分な空間を有する余裕孔を形成するために、密着孔240の高さがあまり低くなる傾向があるため、アバットメントとフィクスチャー間の結束が不安な場合が多かった。しかし、本実施例のように、余裕孔255の上部は傾斜形に、下部は階段形に形成することで、密着孔240の高さを十分に高く形成することができ、アバットメントとフィクスチャー間の安定した結束を形成することができる。
本実施例においても、アバットメント202がフィクスチャーから分離される時、結合突起の上端部が密着孔240から離脱することにより、結合突起の周辺には余裕空間が生成され、この余裕空間によって、アバットメント202の収容部232はフィクスチャーから容易に分離されることができる。
図15は本発明の第6実施例によるアバットメントを底面から見た部分切開斜視図である。図15に示すアバットメント203は、第3実施例の余裕孔250のように傾斜形に形成されたものであるが、密着孔240および余裕孔270の連結部位に湾入部272を含むことを特徴とし、そのほかの構成および機能は以前の実施例の構成および機能と実質的に同一である。したがって、本実施例の説明は以前の実施例の説明および図面を参照することができ、反復内容は省略することができる。
図15を参照すれば、インプラントは、フィクスチャー、アバットメント203、およびスクリューを含み、アバットメント203は、第1スクリューホール220を通じて挿入されるスクリューによってフィクスチャーに固定される。
アバットメント203は一体に構成されたアバットメント本体210からなり、第1スクリューホール220、225が本体210を上下に貫通して形成される。
アバットメント203の下部には、フィクスチャーの六角形結合突起を収容するための収容部233が形成され、収容部233は密着孔240および余裕孔270に区分される。密着孔240は結合突起に対応する六角柱状の内面を提供し、結合突起の上端部と密着する。
余裕孔270は、第3実施例と同様に、密着孔240の下端から斜めに形成された傾斜形余裕空間を含み、結合突起は傾斜形余裕空間に沿って収容部233内に進入するかまたは分離されることができる。また、密着孔240と余裕孔270の連結部位のうち、収容部233の入口に隣接した一部、すなわち密着孔240の角部と余裕孔270の傾斜面が合う部位に部分的に湾入した湾入部272が形成される。湾入部272が形成された部位は収容部233の入口に向かって密着孔240が伸びた部分であり、密着孔240の高さが高く形成される場合、結合突起と相互干渉してフィクスチャーの結束および分離を妨害することができる。したがって、湾入部272は部分的に湾入して結合突起の移動を円滑にすることができる。
また、第3実施例の余裕孔250のように、余裕孔がただ傾斜形のみに形成される場合、十分な空間を有する余裕孔を形成するために、密着孔240の高さがあまり低くなる傾向があるため、アバットメントとフィクスチャー間の結束が不安な場合が多かった。しかし、本実施例のように、余裕孔270を傾斜形に形成するとともに湾入部272を形成することにより、密着孔240の高さを十分に高く形成することができ、アバットメントとフィクスチャー間の安定的な結束をなすことができる。
本実施例においても、アバットメント203がフィクスチャーから分離される時、結合突起の上端部が密着孔240から離脱すると、結合突起の周辺には余裕空間が生成され、余裕空間によってアバットメント203の収容部233はフィクスチャーから容易に分離されることができる。
本発明によれば、SCRPインプラントの施術方法は、ネジ維持型およびセメント維持型の利点を全て採択し、両方式の欠点を解決して、インプラント補綴が要求する大部分の条件を満足する。
言い換えれば、インプラントと補綴物との間に受動的適合を易しく得ることができ、スクリューの締め付けを適切に調節してネジの解けを減らし、ネジが緩んでも、補綴物の損傷なしに再び締め付けることができ、セメント維持型より補綴物の分離および装着が用意であり、永久セメントを負担なく使用して脱落の危険が少なく、小さい顎間距離でも適用することができる。また、歯肉縁下のセメントを易しく除去して補綴物境界部を研磨することができ、手作業過程が簡単であり、臨床的術式が簡単であり、時間および費用を著しく節減することができ、制約が少なくて補綴物金属の種類選択が自由であり、即刻のインプラント施術に非常に有利であり、ほぼ大部分の症例に適用することができ、多数のインプラント補綴において一つのアバットメントのセメントが脆弱または不良であっても補綴物の損傷なしに分離して再び合着することができ、ネジを強く締め付けてもインプラントに無理な力が加えられないので、骨質が弱いインプラントにも所望のトルクでネジを締め付けることができる。
また、本発明によるアバットメントは、フィクスチャーと結束される収容部に密着孔および余裕空間を形成する。したがって、密着孔にしたがって、アバットメントがフィクスチャーにそれぞれ再位置されることができ、余裕空間にしたがって、アバットメントおよび補綴物は合着された後にもフィクスチャーから容易に分離されることができ、容易に再装着されることができる。特に、一つの補綴物に2以上のアバットメントを一体に固定する場合、余裕空間はフィクスチャーの結合突起が容易に分離されるようにし、密着孔はアバットメントがフィクスチャーに定位置することができるように案内する。
また、補綴物およびアバットメントをフィクスチャーに対して容易に分離および再装着することができるので、インプラントの破切またはネジ解けの場合、インプラントを簡単に維持、補修および入れ替ることができる。
また、従来の大部分のアバットメントの構造を基にして本発明によるアバットメントを具現することができるので非常に経済的である。
上述したように、本発明の望ましい実施例を参照して説明したが、当該技術分野の熟練者であれば、下記の特許請求範囲に記載した本発明の思想および領域から外れない範囲内で本発明を多様に修正および変更可能であることが理解することができる。
(a)は従来のUCLAアバットメントを用いたネジ維持型補綴を示す断面図である。(b)は従来の中間アバットメントを用いたネジ維持型補綴を示す断面図である。 は従来のセメント維持型補綴を示す断面図である。 本発明の第1実施例によるSCRPインプラントの断面図である。 (a)〜(f)は第1実施例によるSCRPインプラントの施術方法を説明するための断面図である。 (a)は本発明の第2実施例によるSCRPインプラントの断面図である。(b)は第2実施例によるSCRPインプラントの分離過程を説明するための断面図である。 第2実施例と類似した本発明のほかの実施例によるSCRPインプラントの断面図である。 本発明の第3実施例によるSCRPインプラント用アバットメントの使用例を説明するためのSCRPインプラントの部分断面図である。 図7のアバットメントを底面から見た部分切開斜視図である。 図7のアバットメントの低面図である。 第3実施例によるアバットメントとフィクスチャー間の結束を説明するための正面図である。 第3実施例によるアバットメントの使用例を説明するための部分断面図である。 本発明の第4実施例によるアバットメントを底面から見た部分切開斜視図である。 第4実施例によるアバットメントとフィクスチャー間の結束を説明するための正面図である。 本発明の第5実施例によるアバットメントを底面から見た部分切開斜視図である。 本発明の第6実施例によるアバットメントを底面から見た部分切開斜視図である。

Claims (20)

  1. 第1スクリューホールを含むアバットメントをスクリューによってフィクスチャーに再位置させて結束する段階;
    前記第1スクリューホールに対応して形成された第2スクリューホールを含む補綴物を提供する段階;および
    前記アバットメントと前記補綴物との間に歯科用セメントを介在して前記補綴物および前記アバットメントを合着する段階;
    を含むことを特徴とする、ネジ/セメント維持型インプラントの施術方法。
  2. 前記第2スクリューホールを通じて前記スクリューを除去し、合着された前記補綴物および前記アバットメントを前記フィクスチャーから分離し、残余セメントを除去し、前記補綴物の辺縁を研磨することを特徴とする、請求項1に記載のネジ/セメント維持型インプラントの施術方法。
  3. 前記フィクスチャーの上端に形成された結合突起に対応して、前記アバットメントの下端には収容部が形成され、前記収容部は、前記結合突起の上端部と密着する密着孔、および前記結合突起が前記収容部で容易に移動するように余裕空間を提供する余裕孔に区分され、前記余裕孔によって前記補綴物が前記アバットメントから容易に分離されるかまたは前記アバットメントに容易に密着されることを特徴とする、請求項1に記載のネジ/セメント維持型インプラントの施術方法。
  4. 前記結合突起および前記密着孔は非円形に形成されることを特徴とする、請求項3に記載のネジ/セメント維持型インプラントの施術方法。
  5. 前記余裕孔は前記密着孔の下端から斜めに形成されて、前記結合突起の分離および密着に必要な余裕空間を提供し、前記結合突起の進入を案内することを特徴とする、請求項3に記載のネジ/セメント維持型インプラントの施術方法。
  6. 前記余裕孔は前記密着孔の下端から階段形に形成されて、前記密着孔より大きい寸法を有する円柱状または多角柱状の余裕空間を提供することを特徴とする、請求項3に記載のネジ/セメント維持型インプラントの施術方法。
  7. 所定の間隔で離隔して植え込まれた複数の前記フィクスチャーに前記アバットメントがそれぞれ結束され、前記補綴物は前記アバットメントと同時に合着されることを特徴とする、請求項1に記載のネジ/セメント維持型インプラントの施術方法。
  8. 第1スクリューホールを含むアバットメントがスクリューによってフィクスチャーに結束され、前記アバットメント上に補綴物が合着されたインプラントを提供する段階;
    前記第1スクリューホールに対応して、前記補綴物に第2スクリューホールを形成する段階;および
    前記第1および第2スクリューホールを通じて前記スクリューを解いて、前記補綴物および前記アバットメントを前記フィクスチャーから分離する段階を含むことを特徴とする、ネジ/セメント維持型インプラント施術方法。
  9. 前記補綴物は、低層に形成されて前記アバットメントを直接収容する金属フレームワーク、および前記金属フレームワーク上に形成されたポーセレンを含み、前記金属フレームワークは、前記第2スクリューホールを形成するために、前記第1スクリューホールに対応するホールを含むことを特徴とする、請求項8に記載のネジ/セメント維持型インプラントの施術方法。
  10. 前記補綴物はポーセレンで構成されることを特徴とする、請求項8に記載のネジ/セメント維持型インプラントの施術方法。
  11. ネジ/セメント維持型インプラント用アバットメントにおいて、
    本体を上下に貫通して形成されたスクリューホール;および
    前記フィクスチャーの上端に形成された結合突起を収容し、前記結合突起の上端部と密着する密着孔、および前記結合突起が容易に分離および密着するように余裕空間を提供する余裕孔を含む収容部;
    を含むことを特徴とする、ネジ/セメント維持型インプラント用アバットメント。
  12. 前記結合突起の上端部形状に対応して、前記密着孔は非円形に形成されることを特徴とする、請求項11に記載のネジ/セメント維持型インプラント用アバットメント。
  13. 前記結合突起の上端部形状に対応して、前記密着孔は円形に形成されることを特徴とする、請求項11に記載のネジ/セメント維持型インプラント用アバットメント。
  14. 前記収容部の深さに対する前記密着孔の深さの比は10%〜80%であることを特徴とする、請求項11に記載のネジ/セメント維持型インプラント用アバットメント。
  15. 前記余裕孔は前記密着孔の下端から斜めに形成されて、前記結合突起の進入を案内することを特徴とする、請求項11に記載のネジ/セメント維持型インプラント用アバットメント。
  16. 前記斜めに形成された前記余裕孔の内面は円錐状に形成されることを特徴とする、請求項15に記載のネジ/セメント維持型インプラント用アバットメント。
  17. 前記斜めに形成された前記余裕孔の内面は2〜45°の角度に形成されることを特徴とする、請求項15に記載のネジ/セメント維持型インプラント用アバットメント。
  18. 前記余裕孔は、前記密着孔の下端から階段形に形成され、前記密着孔より大きい寸法を有する円柱状または多角柱状の余裕空間を提供することを特徴とする、請求項11に記載のネジ/セメント維持型インプラント用アバットメント。
  19. 前記余裕孔は、前記密着孔の下端から斜めに形成されて、前記結合突起の進入を案内するための傾斜形余裕空間、および前記傾斜余裕孔の下端から階段形に形成され、前記傾斜余裕孔の下端より大きい寸法を有する円柱状または多角柱状の階段形余裕空間を提供することを特徴とする、請求項11に記載のネジ/セメント維持型インプラント用アバットメント。
  20. 前記結合突起の上端部形状に対応して、前記密着孔は多角柱状に形成され、前記余裕孔は前記密着孔の下端から斜めに形成されて前記結合突起の進入を案内し、前記密着孔と前記余裕孔の連結部位のうち、前記収容部の入口に隣接した一部は部分的に湾入して前記結合突起の移動を円滑にすることを特徴とする、請求項11に記載のネジ/セメント維持型インプラント用アバットメント。
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