JP2006516761A - 軸外可変焦点および収差制御鏡および方法 - Google Patents

軸外可変焦点および収差制御鏡および方法 Download PDF

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Abstract

軸外光学内の光学収差を低減するために変形する多層構成の光学要素である。さらに、この光学要素に関連した方法についても説明している。

Description

本発明は、概して形状可変鏡に関する。或る態様では、本発明はさらに形状可変鏡の焦点制御にも関する。これに加え本発明は、形状可変鏡の使用方法にも関する。またさらに、本発明は形状可変鏡の製造方法にも関する。
(関連する出願への相互参照)
本願明細書は、2003年1月24日付けで提出された米国仮特許出願第60/442,315号の優先権の利益を主張するものであり、その完全かつ全体の開示は本願明細書中で参照により組み込まれている。
本願明細書中で参照により引用する全ての出版物および特許明細書は、各々の出版物または特許明細書が参照により引用されるような特定的かつ独立的に記載されるのと同じ程度で、本願明細書中に参照により組み込まれている。
以降の説明には、本発明を理解する上で有用な情報が含まれている。これは、ここで提供している全ての情報が従来技術、または現在請求されている発明と関連している、あるいは、特定的または潜在的に参照される任意の出版物が従来技術であるということではない。
マイクロ電気機械形状可変鏡(“MEMS-DMs”)は、画像化およびビーム形成システムにおける波面操作に有用である。高自由度の鏡を使用して、大気の乱流のような源からのランダム収差を修正する。これらの鏡は、多数の作動場所を使用することを特徴としており、さらに、複雑な表面形状を採用することができる。低自由度の鏡は、焦点制御のような特定の波面修正向けに設計することができる。これらの鏡は、任意に変形することはできないが、しかし可変量の特定波面修正を提供することを目的としている。いくつかの用途では、高自由度の鏡は、低自由度の鏡が提供するのと同じ修正を提供するのに適しているが、そのインターフェースおよび制御スキームはさらに著しく複雑になる。内視鏡画像化システムのような用途では、単純なインターフェースと、焦点制御のための高速かつ精密な波面修正と、球面収差修正が望まれる。
焦点制御を行うための円形の窒化ケイ素膜鏡について前述した(P.HimmerおよびD.Dickensheetsによる“焦点制御を行う為のマイクロマシン化された窒化ケイ素形状可変鏡(Micromachined silicon nitride deformable mirrors for focus control)”,Optic Letters,Vol.26,No.16(2001年8月15日)、さらに“焦点制御及び球面収差制御の為の高速で、反りの大きい形状可変鏡(High speed,large deflection deformable mirrors for focus and spherical aberration control)”,IEEE/LEOS Optical MEMS,ルガノ(Lugano)、スイス(Switzerland)(2002年))。これらの鏡は、2つの環状作動ゾーンを設けることで、球面収差のない焦点制御を達成し、さらに、λ=660nmにて測定した最大2波の球面収差を修正する可能性を提供する。ビームの入射角度を鏡面に対して直角にする場合、光学システムにこれらの鏡を使用するためにはビームスプリッタを使用しなければならない。円形鏡を90°以外の入射角度で使用することで、ビームスプリッタの必要性を排除できるが、しかし軸外収差が生じてしまう。
本発明は、光学ビームの軸外入射に特化して設計された膜が、ミニチュアシステムにおいて回折制限された焦点制御を達成できるという発見に一部基づいている。
本発明の或る態様では、形状可変光学要素が提供される。この形状可変要素は、反射面と少なくとも1つのアクチュエータを含んでいる。反射面は、入射ビーム軸を画定する光ビームを受光し、形状可変部材を含む。形状可変部材は、入射ビーム軸に対して移動可能な少なくとも1つのゾーンを画定する面を備えている。少なくとも1つのアクチュエータは、反射面の少なくとも1つのゾーンと結合している。この反射面は、入射ビーム軸に対して傾斜するよう方位付けされているため、少なくとも1つのアクチュエータが作動すると、少なくとも1つのゾーンが放物面区間に接近するように変形し、また、光を反射面から離間した焦点面へ反射することにより、光ビームの波面収差の度数を光ビームの波長の約20%にまで低減することができる。
本発明の別の態様では、反射面を備えた形状可変光学要素を用いて、光学収差を低減した画像を提供する方法を提供する。この方法は、反射面を、放物面の区画された面に接近させるべく、反射面に対して概ね直交する軸に沿って変位させ;光ビームを、反射した光ビームによって形成された画像内の光学収差を低減するように、区画された面に対して傾斜した入射軸に沿って供給することで達成できる。
本発明のさらに別の態様では、形状可変光学要素をシリコン基板上に製造する方法を提供する。この方法は、誘電性複合部材を形成することで達成できるが、この誘電性複合部材は、少なくとも1つの電導性材料によって付勢された場合に、放物線状反射器の区画された部分によって形成された湾曲の放物線面を有する。
本発明のこれ以外の利点および特徴は、当業者が本明細書と図面を検討することで明白となるだろう。したがって、本発明のさらなる目的と利点は以降の説明から明瞭になる。
定義されていない限り、ここで使用する全ての技術用語および科学用語は、関連する技術分野において当業者により一般的に理解されている意味と同じ意味を有する。好ましい方法および材料について記述するが、この説明において述べるものと類似した、あるいはこれらと同等のあらゆる方法および材料を、本発明の実施または試験に使用することも可能である。
図1から図9は好ましい実施形態を示す。特に、図1は、部分的に完成した合成部材10を示す。部材10は、例えばシリコン、キャプスタン、Mylarのような誘電性基板材料12を含むことができる。誘電性基板12上には熱酸化層14が設けられている。熱酸化物層14上に窒化物層を形成してもよい。さらに犠牲ホスホシリケートガラス層16を設けてもよい。またさらに、窒化物層18上に金属層20を形成して、伝導面および反射面を提供することもできる。ガラス層16は厚さ約200ナノメートル、窒化物層は厚さ約1ミクロンのLPCVD低応力窒化ケイ素で、約50から100MPaの残留応力が残留し、また、金属層20は、スパッタ付着した厚さ約50オングストロームのクロミウムの層、および厚さ約1000オングストロームの金であることが好ましい。或る好ましい実施形態では、最上の金属層は、各々が静電アクチュエータ用の電極を画定する2つの伝導部材を形成するように模様付けされている。
図2に示すように、ガラス層16を除去するために、犠牲酸化エッチング処理を施すことが好ましい。好ましくは、このエッチング処理は、例えばHF酸のような酸エッチング処理を利用する。図3に示すように、誘電層12のいくらかを除去するために、ウェットタイプまたはドライタイプであってよい異方性エッチング処理を施すことが好ましい。図3に示す光学要素10は、窒化物層8と誘電性材料12の間の空隙を備えている。
金属層20に動電力が付加されると、光学要素10が変形可能になる。詳細には、図4に生成された干渉パターンで示すように、光学要素の好ましい実施形態を変形して、放物線面区間に近い湾曲面を提供する。図4の好ましい実施形態におけるこの湾曲面は、図5中の湾曲面の形状を表すべく、グラフ上の複数の印として描かれる。図5では、光学要素10の表面形状を、第4次ポリミナル放物線を表す実線の内側に一致する点線表示によって表すことで、湾曲面が光学反射器要素として適していることを示している。つまり、光学要素10が例えば図5にあるような放物線光学面を形成するべく変形した場合、光学要素10は他の光学要素と比べて多くの利点を提供する。球状反射器と比較した場合の1つの利点は、軸外反射器として、つまり入射ビーム軸に対して傾斜した面を提供する反射器の表面として使用した場合に、非点収差の実質的な減少が得られることである。すなわち、無限共役画像化のために、軸外放物線鏡は、放物線鏡の対称軸に対して入射するビームに概ね無収差の画像を提供することができる。次に、図6Aから図6Dを参照すると、光学要素10がこのような放物線面と近似するべく制御されるために、いかにして放物線面が生成されるかを示す例示的な図面を提供している。
図6Aを参照すると、反射性放物線面40は、放物線光学要素50の区分された部分を利用して生成することができる。放物線要素50は、一般に円形放物面として知られた放物線状反射器であってよい。放物線面を生成する1つの技術は、仮想面によって形成された面が放物線状の区分された面に接続した楕円形の外周部を有するように、仮想面を円形放物面にかけて所望の入射角度θで延ばすことができる。別の技術は、第1仮想面を所望の入射角度θで延ばした後に、前述の区分された面の外周部を、第1仮想面に対して慨ね直交して延びた複数の仮想面によって描くというものであってよい。後者の技術では、この外周部は、例えば4から8またはそれ以上の側面によって外周部が画定された、任意の適当な多角形状であってよい。
図6Aでは、放物線要素50は、デカルト座標上の放物面によって表すことができる。特に、放物線が軸zに対して対称的である場合、放物線要素50は、軸x、yが直交した状態で、一般方程式z=a(x+y)によって定義できる。放物面にかけて仮想面を延ばしたら、区分された湾曲面が形成される。この区分された面は、角度θ上にシフトされた座標x’、y’、z’を画定するために、y軸とほぼ平行する軸の周りで座標軸x、y、zを回転させることで定義できる。新規の軸z’、y’(図6B)によって画定される面と対照の方向から見ると、区分された面はz’軸の周囲(つまり接線区間)で非対称に見える。また、図6B中の軸z’、y’で画定された平面と対照の方向から見ると、区分された放物線面はz’の周囲(つまり矢状区間)で慨ね対称的に見える。区分された面が所与の放物面上の何処を取ったものであるかによって、図6Dに示すように異なる焦点長を得ることもできる。
図7に示すように、光学要素10は2つのアクチュエータ60、62を設けていることが好ましい。第1アクチュエータ60は、動電力源と電気連絡するための電気コネクタ60a、60bを有し、光学要素10の中心部付近を包囲するように形成することができる。第2アクチュエータ62は、第1アクチュエータ60を包囲し、光学要素10の外周部に近接して配置されている。例えば第1ゾーンと第2ゾーンの間の間隔を変えたり、複数または3つ以上のアクチュエータを設けたりといった、これ以外のアクチュエータの形状および配置も提供できる点に注意すべきである。さらに、所望する光学要素10の変形によって、アクチュエータを、区分された部分または連続した部分として形成することが可能である。これに関連して、動電力源と電気連通するためのコネクタ62a、62bが設けられる。2つのアクチュエータ60、62に異なる電圧(例えば異なる電圧レベル)を供給して、表面20が軸z’に沿って区分された放物面に変形できるようにすることも可能である。表面20または表面20の各部分を適切な変位および形状にて移動し、所望の湾曲面を提供することができる。好ましい実施形態では、表面20の変位は1.25から2.5ミクロン、最大で5ミクロンであってよい。あるいは、2つのアクチュエータに同一の電圧を供給して、両方のアクチュエータが単一のアクチュエータとして動作できるようにすることもできる。
本発明の形状可変鏡の作成に使用するには窒化ケイ素が好ましい材料であるが、鏡の作成には任意の適切な材料を使用できる。例えば、本発明の鏡の作成に使用可能な重合体材料が挙げられる。このような重合体材料は、当業者により、本願明細書の開示に基づき、標準的な実験技術を用いて特定される。
本発明の形状可変鏡の製造に使用される好ましい材料の例には、窒化ケイ素、ポリシリカ、Mylar(登録商標)が含まれるが、しかしこれらに限定はされない。
シリコンエラストマの準備は当業者によく知られている。例えば以下を参照でき、米国特許第3,996,187号(“光学的に透明な充填エラストマ(Optically Clear Filled Silicone Elastomers)”)、第6,013,715号(“熱可塑性シリコンエラストマ(Thermoplastic Silicone Elastomers)”);KleemannおよびWeber、エラストマ処理(Elastomer Processing):方程式及び表(Formulas and Tables)、Hanser Gardner Publications(1998年);Cheremisinoff(編集者)、エラストマ技術ハンドブック(Elastomer Technology Handbook)、CRC Press(1993年)、Donskoi、エラストマ熱遮へい材料についての物理化学(Physico−CHemistry of Elastomer Heat−Shielding Materials)、Nova Science Publishers(1998年)、本願明細書ではこれらの各々を全て参照により詳細に援用している。
窒化ケイ素をシリコンの代わりにリボン材料として使用することで、より高速な反応時間(より高い共振周波数による)、より高い電力対応機能(熱膨張係数がより低く、温度抵抗が非常に高いためによる)、そしてより長い寿命が得られる。この装置の固有周波数は設計によるものであり、リボンの厚さおよび長さを含む寸法の選択、また、付着により誘発される応力のような特定の性質を含む採用する材料の選択によって決定される。
形状可変鏡の製造のための一般的な詳細は当業者によく知られている。例えば、米国特許第6,661,561号;6,656,768号;6,507,082号;6,398,372号;6,293,680号;6,236,490号;6,181,459号;6,108,121号;6,002,661号;5,986,795号;5,777,807号;5,661,592号および5,311,360号を参照することができ、これらは全て本願明細書において参照により援用されている。

楕円形の境界(好ましい実施形態に示し、説明している)を具備した光学要素10を使用することにより、光学要素10が、円形膜鏡によって誘発される非点収差を減少すると考えられている。光学要素10の好ましい実施形態では、光学要素は、主軸と小軸の長さの寸法がそれぞれ1.414×1mmであり、これにより楕円率が1.414の鏡であってよい。これらの例に2つの作動ゾーンを使用して、球面収差を制御することができる。外週部の区間によって、完成した装置の動作電圧がより低くなり、改善された表面形状が得られる。反射された波面の光学収差を(λ÷8)未満に維持しながら、光学要素10に最大2.7ミクロンの反りを設けることができ、この場合λ=660nmで測定している。
軸外の集束に必要な光学鏡形状は、画像化システムの構成によって異なる。無限共役画像化では、軸外放物線鏡は無収差のシステム構成を生成する。無限共役画像化では、軸外放物線鏡は、放物面の対称軸と平行なビーム入射のために無収差の画像を生成する。
図6Aは、ビームが例えば一箇所のような焦点面上に反射できるように、局所表面法線ベクトルに対して45°の好ましい入射角度を有するビームを示す。ビームは放物線焦点において集束し、直角焦点変更と集束の両方を招く。
一例として、45°の入射では、主要光線が放物面の点Pにおいて反射され、次の公式によって求められる:
(x,z)=(1/(2a),1/(4a))
この場合、aは、次の方程式1にて示す放物面の2次係数である。
z=a(x+y) (1)
にて中心決めされた反射膜の必要な形状を計算するために、座標システムをPへシフトし、また、yと平行しPと交差する軸の周囲において45°の角度で回転させる。新規に準備した座標を図1に示す。これにより、新規の座標システムにおける放物面状の区画のための方程式2が得られる。
(a/2)z’+ay’+(a/2)x’−ax’z’−√2’=0 (2)
接線区間はy’=0平面において取られるが、これは接線曲線のための方程式3によって示される。
az’−2z’(√2+ax’)+ax’=0 (3)
矢状区間はx’=0平面において取られ、矢状曲線のための方程式4によって示される。
1/2(az’)+ay’−√2z’=0 (4)
接線曲線はx’において対称ではなく、対称的な表面によってのみ近似が可能である。方程式4で記述した矢状表面は楕円形であり、y’において対称的である。接面は、図2中に詳細に示している。
膜変位が小規模であるため、顕著な誤差を生じることなく方程式3、4中のz’の項を落とすことができる。典型的なz’の変位は4ミクロンを超えず、また、z’項を残りの項よりもけた違いの大きさで小さくすることができる。楕円形膜から測定した表面曲線との比較を容易にするために、テーラー級数展開を使用して、4よりも大きな次数の項を落として、方程式3を近似できる。その結果、接線区間について、接線区間と矢状区間に沿った表面変形のための式が方程式5で、また矢状区間については方程式6で示される。
z’(x’)=〜((√2a)/4)x’−(a/8)x’+((√2a)÷16)x’ (5)
z’(y’)=〜((√2a)/2)x’ (6)
なお、上記方程式5、6中の「=〜」は、「=」の上に「〜」が組み合わされてなる1つの記号の代用記号である。
45°の軸外放物線鏡の有効焦点距離は1/(2a)であり、1/4aである放物面の焦点距離の2倍である。さらに、矢状区間に沿った鏡面の有効曲線は、接線区間に沿った曲線の2倍である。図6Dは、反射膜の3つの異なる焦点距離に関連した放物面を示す。
ポワソン方程式(Timoshenko and Goodier、“弾性の理論(Theory of Elasticity)”,Engineering Societies Monographs,3rd edition,McGraw Hill(1970))を用いた、弾性理論のフレームワークにおいて、膜の表面曲線が得られる。方程式7は、均等な負荷と面内張力を設けた状態で、楕円形境界の解法を提供する。
z’=(pa((x’/a)+(y’/b)))÷2T(a+b) (7)
方程式7中の機械定数は以下のとおり定義される:pは付加された均等な圧力であり、Tは膜張力である。主軸の半幅aと小軸の半幅bはa=ebにより関連し、ここで、eは楕円の離心率である。座標システム(x’、y’、z’)を図6Aに示す。主軸はx’、小軸はy’であり、z’は膜の反りである。矢状(小軸)方向および接線(主軸)方向の両方において、膜曲線は放物線状である。膜の接線放物線係数a2tと矢状放物線係数a2sは、方程式8で示す比率によって関連付けられる。
(a2t÷a2s)=(b+a) (8)
放物線状曲線の比率は、離心率の逆数の二乗である。√2の膜の離心率については、理論では、矢状放物線状曲線が接線曲線のものの2倍になると予測できる。これは、45°の入射角度を有する軸外鏡に必要な曲線関係である。
膜はx’、y’における放物面として変形する必要があるために、反射されたビームに収差が生じる。この収差は、方程式7で予測された膜の反りを、方程式2で特定された所望の表面形状と比較することで計算できる。矢状区間(x’=0)のみを考慮した場合、この区間に沿って評価を行うと収差はゼロであることが明白である。これは、方程式7と方程式6の両方の依存性がy’でしかないためである。接線区間は有限収差を呈する。
小規模の変位z’を有する表面では、45°の光学波面入射がn√2z’で示される光路放射を経験し、この場合、nは媒体の屈折の指数である。当方は当方の鏡の光学波面収差をw=√2(z’ref−z’memb)と定義し、ここで、z’refは、方程式2(または、接線区間についての方程式5、および矢状区間についての方程式6)において示した軸外放物面基準面であり、z’membは膜表面の反りである。図4は、方程式7で示した均等な負荷の膜近似に基づいて当方の膜鏡に予想される接線区間光学波面収差である。10mmよりも長い焦点距離では、この理論は、0.06ミクロンのピーク・トゥ・ピークよりも短い収差、つまり可視波長について約(λ÷10)を予測する。
楕円形鏡は、窒化ケイ素表面にマイクロマシン工作処理を用いて製造されていることが好ましい。この処理は、犠牲ホスホシリケートガラス(PSG)層を使用して、犠牲リリースエッチング後に、バルクシリコン・エッチングを採用している。バルクエッチングの目的は、任意の深さを有するエアキャビティを作成することにより、大型の作動距離を許容することを可能にすることである。バルクシリコン・エッチングはキャビティを作成するため、PSG犠牲層を、PSG腐食液の拡散が許容される厚さにまで薄型化することができる。
鏡は、仕上げ異方性バルクエッチングに望ましいシリコン(100)ウェーハ上に製造することが好ましい。8%のPSG層の200nmの厚さは犠牲層として付着される。鏡構造層は、厚さ1ミクロンのLPCVD低応力窒化物である。残留応力測定によって、50から100Mpaの残留応力となる。クローム−金の金属化層を窒化ケイ素の頂部上にスパッタリングすることで、これが反射鏡面、そして作動電極として機能する。クローム層は厚さ50Å以下であり、接着促進に使用される。金の層は厚さ1000Åであり、これは作動と反射に十分な厚さであると証明されている。この頂部金属層は2つの別個の電極、つまり内部電極(500×707ミクロン)と外部環状電極にパターン化される。製造順序(左)と楕円鏡の平面図(図7)とを示す絵的な断面については図1を参照のこと。図2、図3は、リリース工程の絵的表示である。
表面湾曲の測定は、Mirau干渉計Nikon M−Plan 10x DI顕微鏡対物レンズを使用して得られる。サンプルの傾斜により、鏡の表面にかけて干渉パターンが生じる。図4中の光学要素10の平面図に示すように、断面図に沿った干渉フリンジの位置が、断面図の表面曲線を形成している。各々のフリンジは、660nmのレーザダイオード照射の場合で、330nm、または波長の半分を呈する。鏡の直線傾斜を差し引いた後には、相対表面高さに対するフリンジの空間位置が第4次多項式とも一致するようになる。矢状方向(図4中の白線で示す)と接線方向は、この方法を用いてそれぞれ別個に測定される。
一連の内部電極電圧と外部電極電圧の対について、データセットが取得される。取得したデータセットを補間して、あらゆる任意(内部、外部)電圧の対について第2係数と第4係数を取得する。多項式に一致する表面形状は、所望の光学形状に対して、および膜理論から予測された形状に対して比較できる。本願明細書中で説明している測定の一例として、図5は1×1.414mmの楕円鏡の実験的データを提供している。
図9A、図9B、図9Cに、3つの小規模の反りについて測定した光学波面の収差を示す。波面収差は、理論上の軸外放物線状反射器と実験的表面形状データの第4次多項式一致との間の光路差である。接線区間と矢状区間の両方が、短縮された距離に対してプロットされた接線データと共に示され、また、ビーム伝播方向に対して直角を成す表面上で傾斜した楕円形反射器の突出部と関連している。表1は、図7に示すように、矢状区間と接線区間について一覧にした多項式係数を提供する。測定した接線係数aの2倍に相当する理論的な矢状放物線曲線係数aも表1に示す。これらの係数は鏡座標(x’、y’)に適応する。
Figure 2006516761
中間範囲の焦点調整では、相対的な内部電極電圧と外部電極電圧を変更して、一波よりも多くの正または負の球面収差調整を実施することができる。表1中に示した焦点距離の範囲では、接線区間または矢状区間について、第4次項を全て無効にすることが可能である。しかしながら、当方が使用した電極設計では、矢状区間と接線区間の両方について第4次項を同時に無効化することはできない。表1に挙げた電圧の対は、鏡の総ピーク・トゥ・ピーク収差を最小にするべく、前記2つの区間について球面収差と放物線状曲面項を釣り合わせるために選択された。∞から36mmの範囲の焦点距離では、波面収差を、660nmの照射について約(λ÷5)に相当し、0.13ミクロン未満に維持することができる。
測定した表面形状データで観側された第4次項収差は、製造した鏡が、単純で均等な負荷をかけた膜モデルから離れることを示す。膜が反れると、膜の下にある空隙に変化が生じ、表面全体にかかる圧力が不均等になる。中心部は外周部よりも大きな力を経験するが、これは、外部電極の電圧を上げることで補正される。これは、反りが大きい場合に非常に効果的である。
内部電極電圧と外部電極電圧を適切に選択することで、接線区間に沿った球面収差を任意に小規模化でき、これにより、図8に示すように、放物曲線が得られ、残留収差を理論上最小化できる。しかしこの場合、矢状区間に沿った球面収差が主要な収差となる。矢状区間と接線区間の両方について第4次曲線の同時修正を可能にするべく電極の再設計を行った場合には、軸外反射器の総収差を大幅に低減することができる。この場合、660nmにおいて(λ÷10)である0.06ミクロン未満の光学波面収差を維持しながら、長さが10mmと短く、瞳直径が1mmの焦点距離の達成が可能なはずである。それでも、この例の最適化されていない鏡は、やはり∞から36mmの範囲内の焦点距離について(λ÷5)の収差を呈する。
したがって、この例は、45°のビーム入射角度について設計された焦点制御鏡を例証している。しかし、これ以外の適切な入射角度の使用も可能である旨に留意すべきである。2つの作動ゾーンによって表面形状が制御され、ピーク・トゥ・ピーク波面収差を、∞から36mmの範囲の焦点調整範囲にかけて、0.13ミクロン未満までに維持することが可能になる。理論上の分析では、直径1mmのビームに使用する楕円形膜は、10mmと短い焦点距離について、0.6ミクロンのピーク・トゥ・ピーク波面収差未満を維持することができるはずだと予測している。最適化した2ゾーン式アクチュエータは、実用的な装置が類似の性能を達成することを許容する。
形状可変鏡(“DMs”)は、産業、医薬、防衛、消費製品を含むがこれらに限定されないレーザおよび光学システムが関与したあらゆる技術において、潜在的な用途を有する。DMsが特に有用である特定技術の例を以下に数例示す。
光学通信
自由空間光学通信概念は、秘匿的で(傍受不可能)、妨害不可能で、無線周波数と比較して低電力の無線リンクを提供する。DMsは、レーザトランスミッタのサイズとパワーを縮小し、大気の歪みを補正するビーム拡散を低減するために使用できる。動作的な使用には、宇宙対宇宙、宇宙対航空機、宇宙対地面の衛星通信、および、光ファイバトランクをエンドユーザ設備につなぐためのラストマイル・データ送信が含まれる。
レーザ・レンジファインダ、デジグネータ、トラッカ
ハンドヘルド型システムから航空機搭載型システムまでの様々なハードウェアは、有効な範囲を拡大し、および/またはレーザの物理的大きさと必須電力を縮小する上で、DMレーザビームの向上から恩恵を受けることができる。これ以外にも、CD-ROM、CD-Read/Write、DVD−ROM、またはDVD-Read/Writeのような光ディスクドライブ内の光学読み取り装置に使用することができる。
監視画像化システム
直接ビューイングまたはビデオカメラ監視および記録の何れに使用する場合でも、監視システムは、動的な形状可変鏡によって得られるリアルタイムでの大気歪みと振動補正から恩恵を受けることができる。
大型アパーチャカメラ
多くの用途および使用者にとって、ロングレンジ、高解像、ローライトのカメラ(フィルム、デジタルおよびビデオ)に必要な大型で高品質のレンズの値段は法外なものである。光学システムがレンズ収差を修正する形状可変鏡を設けていれば、レンズ要素は遥かに品質の低いものでよくなり、これにより費用も安価で済む。
生物学的画像化
生物学の分野では数タイプの画像化機器が使用されている。医療機器でのDMsの使用の例にはカテーテルおよび分光機器が含まれるが、これらに限定されるものではない。これら医療危機のタイプの多くは、改善された焦点、明瞭性、解像度からの恩恵を受けている。例えば検眼鏡は、様々な疾病および状態を診断するべく眼の網膜を画像化するために使用されている。網膜像の質は、光学収差、目のレンズの不完全性によって低減してしまう。DMsを用いた実験では、検眼器の性能において診断上の著しい向上が得られた。
宇宙の観察および写真撮影
形状可変鏡への転用の最初の用途の1つは宇宙分野での使用であった。大気は、星を輝かせるだけでなく、惑星および宇宙船の画像を歪ませてしまう。形状可変鏡を組み込んだいくつかの最新の望遠鏡は、以前は達成不可能であった性能を提供することができる。
ホログラフィ
DMsはさらにホログラフィ投影にも使用される。例えば、J.M.FlorenceおよびR.O.Galeの“フーリエ面における形状可変鏡装置空間光変調器を用いる干渉性光学相関器(Coherent optical correlator using a deformable mirror device spatial light modulator in the Fourier Plane),” Applied Optics,27(11):2091-2093を参照のこと。
3-Dディスプレイ・システム
DMsは、走査した光ディスプレイ、または仮想網膜ディスプレイ(VRD)内に複数の焦点面を生成するために使用される。例えば、McQuaide等のSID 02 Digest,50.4:1-4;Suyama等の Japanese Journal of Applied Physics,39:480;2000;Ashizaki等の米国特許第5,355,181号;米国特許第5,467,104号;Mills等のSPIE 507;93(1984)を参照のこと。
ここで述べた出版物は、本発明の出願日よりも前に開示されたことを示すことのみを目的として挙げた。ここで、何事であっても、本発明が、過去の発明に基づいたこのような出版物よりも先行する日付を付与されていないことを承認するものとして解釈されるべきではない。
本発明をその特定の実施形態に関連して説明してきたが、これ以外のさらなる変更が可能であり、また、本願明細書は大概的に本発明の原理に従っており、本発明が関連する技術上周知で慣習的に実施される範囲内に包括され、さらに、これまで説明した、また添付の請求項の範囲に従った本質的な特徴に適用可能である本開示からの逸脱を含む、本発明のあらゆる応用形、使用、適合を網羅するものであると理解されるだろう。
好ましい実施形態による複合誘電性光学要素の断面図を示す。 空隙を設けるための光学要素の部分エッチングを示す。 好ましい実施形態に従って所定の空隙を設けるための、図2の光学要素の仕上げエッチングを示す。 好ましい実施形態の面の湾曲を干渉写真で示す。 理論上の湾曲面と概ね一致している状態の、好ましい実施形態による光学要素の湾曲を示す。 軸外区間をハイライト強調することによって放物面を示し、光学表面の評価において使用される座標システムを示す図式的表示である。 45°の角度で回転させた放物面の接線断面図である。オリジナルの軸にはx、y、zの符号を付し、回転させた軸にはx’、y’、z’の符号を付している。実線は、鏡として使用される放物面の部分を示す。 異なる焦点距離を有する異なる軸外放物面を、それぞれ対応する集束されたビームと共に示す。 アクチュエータが上設された、好ましい実施形態の光学要素の絵画的図面である。 接線区間に沿った、反射されたビーム内の波面収差を示す。x軸は、光学ビーム内の放射状位置を示す。図中に示した焦点距離は、膜鏡の有効焦点距離である。 或る好ましい実施形態の実験データである。詳細には、この実験データは、焦点距離がそれぞれ70mm、50mm、36mmの、形状可変鏡のための光学波面収差を示す。

Claims (17)

  1. 入射ビーム軸を画定する光ビームを受光する反射面を備え、反射面が、入射ビーム軸に対して移動可能な少なくとも1つのゾーンを画定する表面を有する形状可変部材を設けており;さらに、
    反射面の少なくとも1つのゾーンと結合した少なくとも1つのアクチュエータをさらに備え、反射面が入射ビーム軸に対して傾斜して方位付けられているため、少なくとも1つのアクチュエータを作動させると、少なくとも1つのゾーンが、放物面区間と一致するよう変形し、さらに、光ビームの波面収差の度数を光ビームの波長の約20%に低減するべく、光を反射面から離間した焦点面に向けて反射する形状可変光学要素。
  2. 放物面区間が、z=a(x+y)で定義される形状を有する放物面反射器の区間を備えており、ここで、zは、x、yが相互に対して、およびz軸に対して直交軸を定義する状態で、放物面反射器の中心を通って延びる軸を定義し、aは、放物面反射器の第2次係数である、請求項1に記載の形状可変光学要素。
  3. 放物面区間が、放物線状反射器上の或る点によって画定された区間を備えており、区間は、放物線状反射器上の或る点が新たな座標軸z’、x’、y’上に位置するよう、y軸と平行する軸周囲で角度θで回転された軸xを有する、請求項2に記載の形状可変光学要素。
  4. 角度θが、焦点面付近の少なくとも36ミリメートルの焦点長にかけて、波面収差が0.13ミクロン未満である少なくとも1つの角度を備えている、請求項3に記載の形状可変光学要素。
  5. 放物面区間が(a/2)z’+ay’+a/2x’−ax’z’−(√2)z’=0によって画定されるようにするべく、角度が約45°の角度を有する、請求項4に記載の形状可変光学要素。
  6. 光学要素が複数の層を備えており、層の1つには、複数層のうち少なくとも1層の上に設けた金属層を含む、請求項3に記載の形状可変光学要素。
  7. 金属層が少なくとも1枚の反射層を備え、この反射層が、金、パラジウム、プラチナム、クロミウム、アルミニウム、タンタラム、チタニウム、およびこれらの組み合わせのうちの1つを含んでいる、請求項6に記載の形状可変光学要素。
  8. 金属層が電動源からの電子を管理する、請求項7に記載の形状可変光学要素。
  9. 複数の層が金属層を備えており、金属層が、光ビームに露出した第1面と、シリコンの熱酸化物とシリコン基板を結合する窒化物層と結合した第2面とを備えるシリコンの酸化物とシリコン基板の間に空隙が形成されている請求項8に記載の形状可変光学要素。
  10. 金属層が、金層と結合し、金層よりも厚さの薄いクロミウム層を備えている、請求項9に記載の形状可変光学要素。
  11. 複数の層が金属層を備えており、この金属層が、光ビームに露出された第1面を備え、さらに、ポリシリカ、キャプタン、Mylar(登録商標)、またはこれらの組み合わせのうち少なくとも1つで製造された基板に結合する窒化物層と結合した第2面を備えている、請求項8に記載の形状可変光学要素。
  12. 少なくとも1つのアクチュエータが、形状可変部材上で第2アクチュエータを包囲する第1アクチュエータを備え、また、第1、第2アクチュエータの一方が、形状可変部材を約1.25ミクロン(1.25μm)の距離だけ移動するよう操作可能である、請求項1に記載の形状可変衡学要素。
  13. 反射面を有する形状可変光学要素を使用して画像を提供する方法であり、
    反射面を放物面の或る区画された面に近似させるべく変形させるように、反射面を、反射面に対して概ね直交する軸に沿って変位させることと、
    反射された光ビームにより画像内に形成される光学収差を低減するよう、区画された面に対して傾斜した入射軸に沿って光ビームを供給することとを備える、方法。
  14. 光ビームの供給が、ビームスプリッタを使用せずに光ビームを反射することを備える、請求項13に記載の方法。
  15. シリコン基板上に形状可変光学要素を製造する方法であり、
    複合部材を少なくとも1つの電導性材料によって付勢した場合に、放物線状反射器の区画された部分により形成された、湾曲部の放物線面を有する誘電性複合部材を形成することを備える方法。
  16. 誘電性複合部材の形成が、湾曲部の放物線面と接続する概ね楕円形の境界線を提供する、請求項15に記載の方法。
  17. 誘電性複合部材の形成が
    シリコン基板と窒化物層の間で、ホスホシリケートガラス層がシリコン基板に結合することと;
    窒化物層の上に金属層を接着することと;
    空隙を設けるために、ホスホシリケートガラス層を除去することとを備える方法。
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