JP2006511618A - ガチフロキサシンの結晶形態および調製の方法 - Google Patents

ガチフロキサシンの結晶形態および調製の方法 Download PDF

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Abstract

それらのいくつかがDMSO溶媒和化合物である、ガチフロキサシンの新規な結晶形態、およびしれらび製造方法を供する。

Description

本発明は、一般的に、ガチフロキサシンとして知られる、(±)1−シクロプロピル−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−8−メトキシ−7−(3−メチル−1−ピペラジニル)−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸の新規な形態に関する。より特別には、本発明は、形態CW,CX,CY,CZ,W,X,Y,Z,CH1,CH2,RH,HX1,およびHX2と命名されるガチフロキサシンの新規な結晶形態であって、それらのいくつかは、DMSO溶媒和化合物であるに関する。また、本発明は、従来の形態の新規な製造方法に関する。
(±)1−シクロプロピル−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−8−メトキシ−7−(3−メチル−1−ピペラジニル)−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸として知られる、ガチフロキサシンは以下の構造式(I)を有する:
Figure 2006511618
抗−細菌剤であるガチフロキサシンは、Bristol Myers Squibb(登録商標)によるTequin(登録商標)として市販されている。Tequin(登録商標)は、バイアルまたはタブレット形態において200mgおよび400mgの薬用量において入手可能であり、注射すること、あるいは、経口投与することができる。
医薬学において、多形性および擬似多形性が知られている。一般的な多形および多形の医薬的投与について、G. M. Wall、PharmManuf. 3,33 (1986); J. K. Haleblian and W.McCrone,J. Pharm. Sci.、58,911 (1969); and J. K. Haleblian、J Pharm. Sci.、64,1269 (1975)を参照し、それらの全ては、引用により本明細書に組み入れられている。このように、多くの医薬的に活性な有機化合物は、1以上の型の内部結晶格子で充填されている1以上の型の分子において、結晶化できる。それぞれの生じた結晶構造は、例えば、異なる単位胞を有してもよい。この現象(同一の化学構造であるが内部構造が異なる)は、多形性を意味し、そして、異なる分子構造を有する種は、多形を意味する。
また、多くの医薬的に活性な有機化合物は、最初の薬理学的活性化合物の結晶構造中に、2番目の外来分子、特に溶媒分子が、規則正しく組み込まれるように結晶化できる。この現象は、擬似多形性を意味し、そして、擬似多形の構造をもたらす。2番目の分子が溶媒である場合、擬似多形は溶媒和化合物を意味し得る。
しかしながら、特定の有機化合物が、多形または擬似多形を形成するか否かを予測することは、一般的に可能ではなく、多形または擬似多形の構造および特性を予測させるだけである。
医薬的に有用な化合物の新規な多形または擬似多形の発見は、医薬生成物の性能特徴を改善させる機会を供する。製剤学者がデザインする、例えば、標的とした放出特性または他の所望される特性を伴う薬剤の医薬的な製剤形態のために利用できる物質のレパートリーが拡大する。有用な化合物の新規な多形または擬似多形の発見により、このレパートリーが拡大されることは、明らかに有利である。
多形および擬似多形は、固形形態において、化合物を得る条件を制御することにより影響されることが知られている。多形体間で異なり得る固形状態の物理的特性は、例えば、製粉化された固形物の流動能を含む。様々な多形または擬似多形は、多かれ少なかれ吸湿性であってよい。粉末形態における化合物による大気中の水分の吸収は、その流動能を妨害し得る。流動能は、医薬生成物への過程における、その物質の取り扱いの容易さに影響する。粉末化された化合物の粒子が、それぞれ、容易に流動しない場合、剤形の専門家は、タブレットまたはカプセル製剤の開発においてそのことを考慮しなければならず、流動促進剤、例えば、コロイド性シリコンジオキシド、滑石、澱粉またはリン酸カルシウム三塩基酸の使用を必要とするであろう。
ある多形または擬似多形から次のものへと変化させるために、報告されている他の重要な医薬化合物の固形状態の特性は、水性媒体、例えば、胃液中における、その溶解速度である。患者の胃液中における活性成分の溶解速度は、経口投与された活性成分が患者の血流に達成できる速度における上限を課すために、治療的結果を有しうる。また、溶解速度は、シロップ、エリキシル剤、および他の液体薬物の処方においても考慮される。また、化合物の固形状態は、圧縮において、その行動、および、その貯蔵安定性に影響する。
これらの実用的な物理的性質は、単位胞中の分子の立体配座、配向、および充填により影響されると言われており、特に、物質の多形または擬似多形を特徴付ける。多形形態は
、これらのアモルファス形態、または他の多形形態と異なる熱力学的特性を有し得る。熱力学的特性は、様々な多形または擬似多形を区別するために使用することができる。多形または擬似多形を区別するために使用することができる熱力学的特性は、研究室において、毛細管融点、熱重量分析(TGA)、示差走査熱量測定(DSC)、および、示差熱分析(DTA)のような技術により測定することができる。
また、特定の多形または擬似多形は、例えば、固体13C NMR分光法、赤外(IR)分光法により検出することができる、異なる分光学的特性を有し得る。これは、2番目の外来分子による吸収または共鳴の存在により、特に、溶媒和化合物である擬似多形の場合にそのようになる。
一般的に、ガチフロキサシンとして知られる、(±)1−シクロプロピル−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−8−メトキシ−7−(3−メチル−1−ピペラジニル)−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸は、経口用または静脈投与用の合成広域抗細菌剤である(例えば、Physicians'Desk Reference、1110 (56th ed.,2002)を参照のこと)。
米国特許第5,880,283号は、ガチフロキサシンが吸湿性半水和物を形成することを開示する。上記半水和物(擬似多形)は、水−含有有機溶媒からのガチフロキサシンの結晶化において、容易に形成されることが報告されている。上記半水和物は、報告によれば、固形の経口用の剤形、例えば、タブレットの製造には不利である。上記特許は、さらに、ガチフロキサシンの新規な擬似多形、セスキ水和物を開示し、そして、この物質の熱分析、および、X線回析データを供する。上記セスキ水和物は、製造において、吸湿性が少なく、より安定であることが報告されている。
米国特許番号第6,413,969号は、12以上の異なる、ガチフロキサシンの多形または擬似多形を開示し、これらの10以上のX線粉末回析ダイアグラムを開示する。六水和物、五水和物、および、セスキ水和物は、水性溶媒から直接結晶化される。他の結晶形態は、溶融相から、または、固体−固体相変換により、結晶化される。米国特許第6,413,969号の開示に従う五水和物形態は、最も熱力学的に安定な形態であり、そして、報告によれば、室温で最も低い水性溶解度を有する。12の同定された結晶形態の間の相互関係は、上記出願において与えられている。
本発明者は、上記文献において、ガチフロキサシンの水和物または溶媒和化合物形態(エタノラート以外)の存在についての証拠を知らない。
ある観点において、本発明は、以下から選択される少なくとも1つの特徴により特徴付けられるガチフロキサシンの結晶性DMSO溶媒和化合物に関する:約14.7、16.3、17.6、および19.7°±0.2°2θにおけるX線反射、DSCにおける約133℃および167℃における吸熱ピーク。CWと命名される本結晶形態は、さらに、約8.2、13.1、20.3、21.2、および、23.0°±0.2°2θにおけるX線反射により特徴付けられる。形態CWは、約20重量%から約27重量%のDMSO含有量を有する。
他の観点において、本発明は、以下の工程を含む、1以上の形態CWの特徴を有するガチフロキサシンの結晶形態の製造方法に関する:ガチフロキサシン形態CXを提供すること、そして、1以上の形態CWの特徴を有する結晶形態を得るために、減圧下で約8時間ガチフロキサシン形態CXを乾燥させること。
他の観点において、本発明は、以下から選択される少なくとも1つの特徴により、特徴付けられるDMSO溶媒和化合物であるガチフロキサシンの結晶形態に関する:約6.5、14.6、17.4、および、19.4°±0.2°2θにおけるX線反射、並びに、DSCにおける約122℃および137℃における吸熱ピーク。ガチフロキサシンの、CXと命名される、本結晶形態は、さらに、約6.5、14.6、17.4、および、19.4°±0.2°2θにおけるX線反射により特徴付けることができる。形態CXは、約25重量%から約30重量%のDMSO含有量を有する。
さらなる観点において、本発明は、以下の工程を含む、1以上のDMSO溶媒和化合物形態CXの特徴を有するガチフロキサシンの結晶形態の製造方法に関する:約55℃の温度で、DMSO中のガチフロキサシンの最初の溶液と水との混合すること、上記混合物を、懸濁液が得られるような時間当たり約10℃の冷却速度において、約0℃に冷却すること、形態CXの1以上の特徴を有するガチフロキサシンの結晶形態を、懸濁液から単離すること、そして、形態CXとして結晶形態を維持するために、単離したガチフロキサシンの結晶形態を十分なアセトニトリルで洗浄すること。
さらなる他の観点において、本発明は以下の少なくとも1つにより特徴付けられるガチフロキサシンの結晶形態に関する:約5.2、11.2、11.5、14、3、および、22、2°±0.2°2θにおけるX線反射、並びに、DSCにおける約178℃における吸熱ピーク。形態CYと命名されるガチフロキサシンの結晶形態は、さらに、約15.5、16.2、16.5、17.0、17.5、20.4、および、23.2°±0.2°2θにおけるX線反射により特徴付けることができる。
他の観点において、本発明は、以下の工程を含む、1以上の形態CYの特徴を有するガチフロキサシンの結晶形態の製造方法に関する:約2M以上の濃度で、および、約40℃でDMSO中におけるガチフロキサシンの最初の溶液を提供すること、約40℃の温度での上記溶液と水とを混合すること、上記溶液を約5℃まで冷却すること、そして、得られた懸濁液を約5℃で保持時間維持すること、上記懸濁液からDMSO−湿性固形ガチフロキサシンを単離すること、その単離したDMSO−湿性固形ガチフロキサシンをアセトニトリル中で懸濁すること、その懸濁液からガチフロキサシンを単離すること、そして、その単離したガチフロキサシンを約50℃、および、減圧下で、12時間以上乾燥させること。
さらなる観点において、本発明は以下の少なくとも1つにより特徴付けられるガチフロキサシンの結晶形態に関する:約6.6、7.2、13.2、17.6、19.8、および、23.0°±0.2°2θにおけるX線反射、並びに、DSCにおける約122℃における吸熱ピーク。本形態は、形態CZと命名される。
他の観点において、本発明は、以下の工程を含む、1以上の形態CZの特徴を有するガチフロキサシンの結晶形態の製造方法に関する:約55度でDMSO中のガチフロキサシンの最初の溶液を供すること、上記の供された溶液と、水とトルエン、1:2から1:3、容量:容量とを混合すること、生じた混合液を、時間当たり約10℃の冷却速度で約11℃まで冷却すること、上記混合物を約35℃まで加熱すること、そして、上記混合物をこの温度で約1時間維持すること、時間当たり約4度の冷却速度で、上記混合物を約11℃まで冷却すること、生じた懸濁を、約10℃で保持時間維持すること、得られた懸濁液から、形態CZの1以上の特徴を有するガチフロキサシンを単離すること、そして、その単離したガチフロキサシンをアセトニトリルで洗浄すること。
他の観点において、本発明は、以下の少なくとも1つにより特徴付けられるガチフロキサシンの結晶形態に関する:約7.8、10.8、13.7、18.6、および、19.9°±0.2°2θにおけるX線反射、並びに、DSCにおける約90℃および約175℃における吸熱ピーク。本形態は、形態Wと命名される。
さらなる他の観点において、本発明は、以下の工程を含む、1以上の形態Wの特徴を有するガチフロキサシンの結晶形態の製造方法に関する:還流温度において、アセトニトリル中のガチフロキサシン溶液を供すること、還流温度で、上記溶液と約1−10のその容量のポリエチレングリコールとを混合すること、生じた溶液を約57℃に冷却すること、そして、上記溶液に、ガチフロキサシン半水和物を加えること、その加えた溶液を約57℃で2時間維持すること、生じた加えた溶液を、時間当たり約5℃において約5℃まで冷却すること、生じた懸濁液を約5℃で、保持時間維持すること、結晶ガチフロキサシンを懸濁液から単離すること、その単離した結晶ガチフロキサシンをアセトニトリルで洗浄すること、そして、形態Wの1以上の特徴を有するガチフロキサシンを得るために単離したアセトニトリル−洗浄結晶ガチフロキサシンを乾燥すること。
いっそうさらなる観点において、本発明は、以下の少なくとも1つにより特徴付けられるガチフロキサシンの結晶形態に関する:約13.4、14.8、17.6、19.6および、20.0°±0.2°2θにおけるX線反射、並びに、DSCにおける約99℃における吸熱ピーク。本形態は、形態Xと命名される。
他の観点において、本発明は、以下の少なくとも1つにより特徴付けられるガチフロキサシンの結晶形態に関する:約13.9、14.8、および、16.1°±0.2°2θにおけるX線反射、並びに、DSCにおける約92℃および約188℃における吸熱ピーク。本結晶形態は、形態Yと命名される。
さらなる観点において、本発明は、以下の工程を含む、1以上の形態Yの特徴を有するガチフロキサシンの結晶形態の製造方法に関する:9:1、容量:容量、アセトニトリルと水の混合物において、約5℃の温度で、塩酸ガチフロキサシンのスラリーを供すること、少なくとも約70モル%の塩酸塩を中和するために、上記懸濁液と、十分なNaOHの水性溶液の容量とを混合すること、固形ガチフロキサシンを生じた懸濁液から単離すること、そして、形態Yの1以上の特徴を有するガチフロキサシンの結晶形態を得るために、約50℃で、単離した固形のガチフロキサシンを乾燥させること。
他の観点において、本発明は、以下の少なくとも1つにより特徴付けられるガチフロキサシンの結晶形態に関する:約6.7、9.5、10.7、13.1、17.2°±0.2°2θにおけるX線反射、並びに、DSCにおける約65℃、90℃および約190℃における吸熱ピーク。上記において190℃における吸熱は、他の吸熱に比べて鋭い。本結晶形態は、結晶形態Zと命名される。
他の観点において、本発明は、以下の工程を含む、1以上の形態Zの特徴を有するガチフロキサシンの結晶形態の製造方法に関する:約80℃において、アセトニトリル中の熱−ろ過したガチフロキサシンの溶液を供すること、上記溶液を約60℃に冷却すること、そのろ過した溶液を約60℃で1時間維持すること、その溶液を1時間当たり約20℃から約25℃の冷却速度において、約5℃まで冷却すること、生じた懸濁液を、約5℃で約30分間維持すること、形態Zの1以上の特徴を有するガチフロキサシンの結晶形態をその懸濁液から単離すること。
他の観点において、本発明は、形態CH1と命名され、約5.5、10.3、10.8、13.9、および、15.1°±0.2°2θにおけるX線反射により特徴付けられる、ガチフロキサシンの新規な結晶形態の製造方法に関する。形態CH1は、形態CYを約100℃で30分間以上熱することにより製造することができる。
いっそう更なる観点において、本発明は、形態CH2と命名され、約7.8、9.1、9.4、および、9.6°±0.2°2θにおけるX線反射により特徴付けられる、ガチフロキサシンの新規な結晶形態の製造方法に関する。
他の観点において、本発明は、形態RHと命名され、約6.6、9.9、10.5、および、12.9°±0.2°2θにおけるX線反射により特徴付けられる、ガチフロキサシンの新規な結晶形態の製造方法に関する。形態RHは、例えば、形態Rを熱することにより製造することができる。
いっそう更なる観点において、本発明は、形態HX1と命名され、約6.3、9.3、19.3、20.8、24.5、および、25.1±0.2°2θにおけるX線反射により特徴付けられる、ガチフロキサシンの新規な結晶形態の製造方法に関する。
他の観点において、本発明は、形態HX2と命名され、約6.4、9.4、16.4、18.9、および、19.2±0.2°2θにおけるX線反射により特徴付けられる、ガチフロキサシンの新規な結晶形態の製造方法に関する。
いっそう更なる観点において、本発明は1以上の医薬的に受容可能な賦形剤、および、形態CW、CX、CY、CZ、W、X、Y、X,CH1、CH2、RH、HX1、HX2の1以上の特徴を有するガチフロキサシンの結晶形態を含む医薬組成物に関する。
発明の詳細な説明
本発明は、それらのいくつかは溶媒和化合物である、それぞれ、CW、CX、CY、CZ、W、X、Y、Z,CH1、CH2、RH、HX1およびHX2と命名される、ガチフロキサシンの13の新規な結晶形態、並びに、それらの製造方法を供する。
測定された質量に関して、本明細書で使用される、「約」の語は、使用された測定機器の測定値および精度の目的にふさわしいレベルの測定および演習をする当業者により予期される測定量における差異を意味する。
他に定めない限り、本明細書において使用される、ガチフロキサシンは、いかなる結晶形態(多形または擬似多形)における、あるいは、アモルファスにおける、ガチフロキサシンを意味する。
本明細書において使用される、塩化ガチフロキサシンは、ガチフロキサシンの塩酸塩を意味し、そして、いかなる原料由来でもよい。
本明細書において使用される、DMSOなる省略は、化学化合物ジメチルスルホキシドを意味する。
ガチフロキサシン、または、そのいかなる結晶形態に関して、本明細書において使用される、含水量は、Karl Fisher法により決定される、wt−%水を意味する。
本明細書において使用される、「ガチフロキサシン半水和物」は、米国特許第5,880,283号において、そのように命名された、開示された結晶形態を意味する。
本明細書において使用される、「ガチフロキサシン五水和物」、形態「オメガ」(Ω)、および形態「T2RP」は、米国特許第6,413,969号において、そのように命名された開示されたガチフロキサシンの結晶形態を意味する。
本明細書において使用される、「塩酸ガチフロキサシン」は、ガチフロキサシンの塩酸塩を表す。
本明細書において使用される、外界温度の語は、約18℃から30℃の間の温度である。
乾燥あるいは固形処理との関係において、本明細書において使用される、減圧の語は、約50から約500mmHgの圧力を意味する。
本明細書において使用される、LODは、TGAにより決定される乾燥減量を意味する。
ガチフロキサシンの結晶形態において、本明細書において使用される、DMSO含有量の語は、重量パーセントDMSOを意味する。
液体の組み合わせ、または、混合物との関係において、本明細書において使用される、v/vおよびv:vの表現は同義であり、そして、組み合わせまたは混合物を形成するために使用される液体の容量の割合を意味する。このように、1/1、v/v;50/50、v/v;および50:50、v:vは、全て、2つの液体の等容量の混合物または組み合わせを意味し、;1:2、v/vは、最初の液体の1容量と、2番目の液体の2倍容量の混合物等を表す。
本発明との関係において、本明細書において使用される、X線回析は、粉末回析技術(PXRD)によるX線回析を意味する。X線粉末回析分析は、可変性の角度計、Cuソース、および、固体検出器を伴うScintag粉末回析装置を使用して行った。ゼロバックグランドの石英を伴うスタンダードの円いアルミニウムサンプルホルダーを使用した。試料は、分当たり3°において、2°から40°2θまでを走査した。反射は、2θプロットに対する強度おける最大ピークとして報告され、そして、通常の実験誤差(不正確)の対象である。湿った試料は、迅速に、「そのまま」、即ち、分析前に、乾燥または粉砕することなく分析した。
示差走査熱量測定(DSC)分析は、Mettler Toledo DSC 821e熱量測定装置で行った。約3から5ミリグラムの試料を、孔を空けた(3孔)るつぼにいれ、分当たり10℃の加熱速度において分析した。
熱重量分析(TGA)は、Mettler TG50サーモバランスを使用して行った。7から15ミリグラムの試料を約25℃から約200℃の範囲の温度において、分当たり10℃の加熱速度において分析した。
本明細書において使用される、ガチフロキサシン(またはGTF)形態「#」(上記「#」は1以上の文字または文字とアラビア数字である(例えば、形態X、形態B1、形態CZ等))は、当業者の1人が、本明細書に供された、または、文献中の結晶形態の特徴に基づいて、ガチフロキサシンの他の結晶形態から区別できる、異なる結晶形態として同定できるガチフロキサシンの結晶形態を意味する。
本明細書において使用される、「ガチフロキサシン形態「#」(上記「#」は1位所の文字または文字とアラビア数字である(例えば、形態X、形態B1、形態CZ等))の1以上の特徴を有する」の言葉は、少なくとも、形態「#」の特徴的な粉末X線回析(PXRD)反射(またはピーク)、特徴的なFTIR吸収バンド、または、特徴的なDSC発熱を示すガチフロキサシンの結晶形態を意味する。
本発明のいくつかの方法は、特定の溶媒からの結晶化を含む。当業者は、結晶化に関するいくつかの条件を、得られる多形の形態に影響することなく改変できることを知っている。例えば、溶液形態にガチフロキサシンを混合する場合、混合物を温めることは、開始物質を完全に溶解させるために必要であろう。加熱が上記混合物を浄化しない場合、その混合物を希釈、または、ろ過することができる。ろ過するために、熱混合物は紙、グラスファイバー、または、他の膜物質を通して通過でき、あるいは、既知のフィルタリングエイド(浄化剤)、例えば、セライトが使用できる。
本発明の多くの態様において、固形物は、スラリーまたは懸濁液から単離(回収)される。それらの場合において、単離は、当業界においていかなる既知の方法、例えば、3つしか言及しないが、ろ過(重力または吸引)または遠心分離およびデカンティングであってよい。
ある態様において、本発明は、DMSO溶媒和化合物であり、形態CWと命名される、ガチフロキサシンの新規な結晶形態、および、その製造方法を供する。
形態CWのある特徴は、そのX線回析ダイアグラムである。形態CWは、約14.7°、16.3°、17.6°、および、19.7°±0.2°2θにおけるX線反射により特徴付けることができ、;そして、さらに、約8.2°、13.1°、20.3°、24.0°、および、24.5°±0.2°2θにおけるX線反射により特徴付けることができる。形態CWの典型的なX線回析ダイアグラムを図1に示す。
形態CWの他の特徴は、DSCサーモグラムにおいて観察される吸熱である。典型的な形態CWのサーモグラムを図14に示す。上記DSCサーモグラムは、167℃での吸熱ピーク、および、追加的には133℃での吸熱ピークを示す。
また、熱重量分析は、形態CWの特徴付けに適用することができる。形態CWのTGAプロットを図17に示す。形態CWの乾燥減量は、一般的には、約30%である。
形態CWは、例えば、約50℃で、真空下においてCXから乾燥させることにより得ることができる。
他の態様において、本発明は、DMSO溶媒和化合物であり、形態CXと命名される、新規なガチフロキサシンの結晶形態、および、その製造方法を供する。
形態CXのある特徴は、そのX線回析パターンである。形態CXは、約6.5°、14.6°、17.4°、および、19.4°±0.2°2θにおけるX線反射により特徴付けることができ、;そして、さらに、約9.1°、9.7°、10.5°、12.3°、12.8°、15.3°、18.2°、19.9°、20.3°、20.9°、および、23.0°±0.2°2θにおけるX線反射により特徴付けることができる。「そのまま」の試料において得られた、形態CXの典型的なX線回析ダイアグラムを図2に示す。
形態CXの他の特徴は、形態XのDSCサーモグラムにおいて観察される吸熱パターンである。典型的な形態CXのDSCサーモグラムを図15に示す。形態CXのDSCサーモグラムは、約122℃および約137℃でのピークを有する吸熱により特徴付けられる。
また、熱重量分析は、形態CXの特徴付けに適用することができる。形態CXのTGAプロットを図18に示す。そのTGAプロットは30℃から220℃の範囲において、3つの重量減量ステップを示す(全乾燥減量は約30%)。形態CXはDMSO溶媒和化合物である。
形態CXは、約55℃で、DMSO中のガチフロキサシンの初期溶液(好ましくは、必ずしも約1から1.5Mではない)と水とを混合させる工程を含む方法により得ることができる。上記初期溶液は、いかなる方法によっても、あるいは、いかなる原料からも供することができる。例えば、上記初期溶液は、以下に説明するように、直接、DMSO中でガチフロキサシンを製造することにより供することができ、その場合、濃縮された最終反応混合物は、必要ならば、初期溶液である。初期DMSO溶液と水の組み合わせを時間当たり約10℃で、約0℃まで冷却し、これにより懸濁液を得る。形態CXをその懸濁液から単離する。単離した「そのまま」の形態CXは、例えば、DMSO−湿性ガチフロキサシンであり、本発明の他の態様において有用である。
形態CXは、DMSO溶媒中における溶液中の2−メチルピペラジンおよび1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−8−メトキシ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸からガチフロキサシンを合成すること、;最終反応混合物を水で希釈すること、その希釈した反応混合物を冷却すること、そして、その冷却し、希釈した反応混合物から形態CXを単離することの工程を含む直接的な方法において得ることができる。そのように製造された形態CXはDMSO溶媒和化合物である。
上記最終反応混合物は、約15%から約25%、好ましくは、約20%の容量の水と混合させる。その希釈した最終反応混合物を約0℃に冷却する。好ましくは、その冷却は、時間当たり約10℃の速度である。
他の態様において、本発明は、形態CYと命名される、ガチフロキサシンの新規な結晶形態、および、その製造方法を供する。
形態CYのある特徴は、そのX線回析パターンである。形態CYは、約5.2°、11.2°、11.5°、14.3°、および、22.2°±0.2°2θにおけるX線反射により特徴付けることができ、;そして、さらに、約15.5°、16.2°、16.5°、17.0°、17.5°、20.4°、および、23.2°±0.2°2θにおけるX線反射により特徴付けることができる。形態CYの典型的なX線回析ダイアグラムを図3に示す。
形態CYの他の特徴は、そのDSCサーモグラムにおいて観察される吸熱ピークである。典型的な形態CYのDSCサーモグラムを図16に示す。形態CYのDSCサーモグラムは、約178℃における吸熱ピークより特徴付けられる。
また、熱重量分析は、形態CYの特徴付けに適用することができる。形態CYのTGAプロットを図19に示す。形態CYは30℃から170℃の範囲において、約8%から約9%の乾燥減量を示す。
形態CYは、少なくとも、約2Mの濃度、および、約40℃の温度において、DMSO中のガチフロキサシンの初期溶液を供すること、その初期溶液と約40℃の水とを混合すること、その溶液を、約50℃に冷却し、そして、その得られた懸濁液を、約50℃で保持時間維持すること、その懸濁液から、DMSO−湿性固形ガチフロキサシンを単離すること、その単離したDMSO−湿性固形ガチフロキサシンをアセトニトリル中で懸濁すること、その懸濁液から、ガチフロキサシンを単離すること、そして、単離したガチフロキサシンを約50℃および減圧下において約12時間以上乾燥させること、の工程を含む方法において得ることができる。上記初期溶液は、上記で議論したように、いかなる方法によっても供することができる。
好ましい態様において、形態CYは、DMSO溶媒における溶液中で、2−メチルピペラジンおよび1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−8−メトキシ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸からガチフロキサシンを合成すること、;その最終反応混合物を、高真空下(<50mmHg)におけるDMSO溶媒の蒸留により濃縮すること;その濃縮した反応溶液を水で希釈すること、;その希釈した反応混合物を冷却すること、;その生じた懸濁液から固形物を回収すること、;その回収した固形物をアセトニトリルに懸濁すること、その懸濁液から固形物を回収すること、そして、形態CYを得るために回収した固形物を乾燥させることの工程により製造される初期溶液を使用する方法により得られる。
上記初期反応混合物は、高真空下において、特に、<50mmHg、最も特別には、<5mmHgでDMSO蒸留により、その初期容量の約25%に濃縮する。濃縮された反応混合物を希釈するために使用する水の容量は、残っている濃縮された反応混合物のおよそ等容量である。
希釈し、濃縮した反応混合物を約5℃に冷却する。好ましくは、その冷却し、希釈した混合物は、懸濁液から固形物を回収する前に、約5℃で約20分間保つ。回収した固形物の乾燥は、50℃で、好ましくは、真空下で行うことができる。
いっそう更なる態様において、本発明は、DMSO溶媒和化合物であり、形態CZと命名される、ガチフロキサシンの新規な結晶形態、および、その製造方法を供する。
ガチフロキサシン形態CZのある特徴は、その粉末X線回析パターンである。ガチフロキサシン形態CYは、約6.6°、7.2°、13.2°、17.6°、19.8°、および、23.0°±0.2°2θにおけるX線反射により特徴付けられる。「そのまま」の試料において得られた、形態CYの典型的なX線回析ダイアグラムを図4に示す。
ガチフロキサシン形態CZの他の特徴は、示差走査熱量測定(DSC)において観察される吸熱である。ガチフロキサシン形態CZの、典型的なサーモグラムを図20に示す。ガチフロキサシン形態CZのDSCサーモグラムは、約122℃の吸熱ピークにより特徴付けられる。
また、熱重量分析(TGA)は、約25℃から約200℃の温度における約30wt−%の乾燥減量(LOD)により、さらに、ガチフロキサシン形態CZの特徴付けに適用することができる。ガチフロキサシン形態CZは、DMSO溶媒和化合物である。
形態CZのDMSO溶媒和化合物は、約55℃でのDMSO中でガチフロキサシンの初期溶液を供すること、約55℃において、その供された溶液と、水およびトルエン、1:2から1:3、容量:容量とを混合すること、生じた混合物を、時間当たり約10℃の冷却速度において、約10℃に冷却すること、その混合物を約35℃に過熱し、そして、その混合物を、この温度で約1時間維持すること、その混合物を、時間当たり約4℃の冷却速度において、約10℃に冷却すること、生じた懸濁液を、約10℃で保持時間、好ましくは、約12時間維持すること、そして、形態CZの1以上の特徴を有するガチフロキサシンを、得られた懸濁液から単離することの工程を含む方法により製造することができる。好ましくは、その単離した固形物はアセトニトリルで洗浄する。
好ましい態様において、本発明は、窒素雰囲気下において約55℃に熱することにより、DMSOにおける溶液中で、2−メチルピペラジンおよび1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−8−メトキシ−4−オキソ−3−キノリンカルボンサンからガチフロキサシンを合成すること、任意的に、生じた混合物を約55℃で保持時間維持すること、;その反応混合物を、トルエン2.5:水1の全開始量の1/3で希釈すること、;その希釈した反応混合物を、好ましくは、時間当たり11℃の冷却速度において、約11℃に冷却すること、;任意的に、生じた混合物を約11℃で保持時間維持すること、;その反応混合物を、好ましくは、時間当たり約24℃の加熱速度において、約35℃に加熱すること、;任意的に、生じた混合物を約35℃で保持時間維持すること、;その希釈した反応混合物を、好ましくは、時間当たり約4℃の冷却速度において、約11℃に冷却すること、;任意的に、その生じた混合物を約11℃で保持時間維持すること、;そして、真空ろ過によりガチフロキサシン形態CZを、生じた懸濁液から回収し、そして、アセトニトリルで洗浄することの工程を含んで成るガチフロキサシン形態CZを直接的に得る方法に関する。そのように製造したガチフロキサシン形態CZは、DMSO溶媒和化合物である。
形態CZは、約100℃から約130℃、特には、約100℃で加熱することにより、形態Vへと変換することができる。
他の態様において、本発明は、形態Wと命名される、ガチフロキサシンの新規な結晶形態、および、その製造方法を供する。
ガチフロキサシン形態Wのある特徴は、その粉末X線回析ダイアグラムである。ガチフロキサシン形態Wは、約7.8°、10.8°、13.7°、18.6°、および、19.9°±0.2°2θにおけるX線反射により特徴付けられる。ガチフロキサシン形態Wの典型的なX線回析ダイアグラムを図5に示す。
ガチフロキサシン形態Wの他の特徴は、そのDSCサーモグラムにおいて観察される吸熱である。ガチフロキサシン形態Wの、典型的なサーモグラムを図21に示す。ガチフロキサシン形態WのDSCサーモグラムは、約90℃の吸熱ピーク、および、追加的に約175℃の吸熱ピークにより特徴付けられる。ガチフロキサシン形態Wは、約100℃以下の温度範囲において、約1wt−%から約3wt−%の間の乾燥減量(LOD)を有する。
また、本発明は、還流温度での、約0.3Mの濃度を有するアセトニトリル中においてガチフロキサシンの溶液を供すること、還流温度において、その溶液と、約1−10倍容量のポリエチレングリコールを混合すること、生じた溶液を約57℃に冷却すること、そして、その溶液を「ガチフロキサシン半水和物」でシーディングすること、そのシーディングした溶液を約57℃で約2時間維持すること、生じたシーディングした溶液を、時間当たり約5℃で、約5℃に冷却すること、生じた懸濁液を約5℃で保持時間、好ましくは、約12時間維持すること、そして、形態Wの1以上の上述の特徴を有するガチフロキサシンの結晶形態を、その懸濁液から単離することの工程を含む、形態Wの製造方法を供する。
好ましい態様において、本発明は、ガチフロキサシンおよびアセトニトリル(10%w/v)のスラリーを形成することによるガチフロキサシンを合成すること、;還流温度、好ましくは、約80℃まで加熱すること、;任意的に、生じた混合物を約80℃で保持時間維持すること、;ろ過により、いかなる溶解しなかったものもその溶液から除去すること、;好ましくは、約80℃で還流すること、;ポリエチレングリコール(10%v/v)を添加すること、;その透明な反応混合物を約56℃から約58℃の間の温度に冷却すること、;約0.1gのガチフロキサシン半水和物を添加することにより、再結晶化すること、;任意的に、その生じた混合物を約56℃から約58℃の間の温度で、保持時間維持すること、;好ましくは、時間当たり約6.3℃から6.7℃の冷却速度において、約5℃の温度にまで冷却すること、;任意的に、生じた混合物を約5℃で保持時間維持すること、;ガチフロキサシン形態Wを、真空ろ過により、そのスラリーから回収すること、;アセトニトリルで洗浄すること、;そして、回収したガチフロキサシン形態Wを約50℃で、好ましくは、真空下において乾燥させること、の工程を含んで成るガチフロキサシン形態Wを得る方法を供する。
さらに他の態様において、本発明は、形態Xと命名される、ガチフロキサシンの新規な結晶形態、および、その製造方法を供する。
ガチフロキサシン形態Xのある特徴は、その粉末X線回析パターンである。ガチフロキサシン形態Xは、約13.4°、14.8°、17.6°、19.6°、および、20.0°±0.2°2θにおけるX線反射により特徴付けられる。ガチフロキサシン形態Xの典型的なX線回析ダイアグラムを図6に示す。
ガチフロキサシン形態Xの他の特徴は、その物質のDSCサーモグラムにおいて観察される吸熱ピークである。ガチフロキサシン形態Xの、典型的なサーモグラムを図22に示す。ガチフロキサシン形態XのDSCサーモグラムは、約99℃、122℃、135℃、および、140℃の吸熱ピークにより特徴付けられる。
ガチフロキサシン形態Wの熱重量分析は、約25℃から約200℃の温度範囲において、約20wt−%から約28wt−%の間の乾燥減量(LOD)を示す。
他の、そして、好ましい態様において、本発明は、DMSOにおける溶液中で、2−メチルピペラジンおよび1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−8−メトキシ−4−オキソ−3−キノリンカルボンサンから、約55℃に熱すること、任意的に、生じた混合物を約55℃で保持時間維持することにより、ガチフロキサシンを合成すること、;その反応混合物を、約55℃に予熱した、トルエン2.5:水1の全開始量の1/3で希釈すること、;その希釈した反応混合物を、好ましくは、時間当たり12℃から約13℃の冷却速度において、約5℃に冷却すること、;任意的に生じた混合物を約5℃で保持時間維持すること、;その反応混合物を、好ましくは、時間当たり約30℃の加熱速度において、約35℃に加熱すること、;任意的に、生じた混合物を約35で保持時間維持すること、;希釈した反応混合物を、好ましくは、時間当たり7℃から8℃の冷却速度、および、時間当たり約30℃の加熱速度において、約5℃に冷却し、そして、約35℃に過熱すること、任意的に、生じた混合物を、それぞれ約5℃および約35℃で保持時間維持することの追加的なサイクルを1回繰り返すこと、;その希釈した反応混合物を、好ましくは、時間当たり約4.0℃から約4.2℃の冷却速度において、約10℃に冷却すること、;そして、真空ろ過によりガチフロキサシン形態Xを、生じた懸濁液から回収し、そして、アセトニトリルで洗浄することの工程を含んで成るガチフロキサシン形態Xを得る方法に関する。
よりいっそう更なる態様において、本発明は、形態Yと命名される、ガチフロキサシンの新規な結晶形態、および、その製造方法を供する。
ガチフロキサシン形態Yは、約13.9°、14.8°、および、16.1°±0.2°2θにおけるX線反射により特徴付けられる。「そのまま」の試料において得られた、ガチフロキサシン形態Yの典型的なX線回析ダイアグラムを図7に示す。
ガチフロキサシン形態Yの他の特徴は、形態Yは、形態YのDSCサーモグラムにおいて観察される吸熱ピークである。形態Yは、DSCサーモグラムは、約92℃、および、約188℃において特徴的な吸熱ピークを有する。ガチフロキサシン形態Yの典型的なDSCサーモグラムを図23に示す。
ガチフロキサシン形態Yの熱重量分析は、約120℃以下の温度範囲において、約2wt−%から約3wt−%の間の乾燥減量(LOD)を有する。典型的な形態YのTGAサーモグラムを図24に示す。ガチフロキサシン形態Yの水含有量は、Karl Fisher(KF)分析により決定されたように、約2%から約3%である。
ガチフロキサシン形態Yは、約5℃において、アセトニトリル:水(90:10、v:v、ca、16.7%w/v)中のガチフロキサシン・HClのスラリーを供すること、;少なくとも約70モル%の塩酸塩を中和する(即ち、それを遊離塩基に転換する)ために、上記懸濁液と、十分な水性NaOH(例えば、47%)とを混合すること、;そして固形ガチフロキサシンを、生じた懸濁液から単離することにより製造することができる。上記単離した(回収した)ガチフロキサシンをアセトニトリル:水(90:10)で洗浄し、そして、減圧下において約50℃で乾燥させる。
他の態様において、本発明は、形態Zと命名される、ガチフロキサシンの新規な結晶形態、および、その製造方法を供する。
ガチフロキサシン形態Zのある特徴は、粉末X線回析において観察される反射である。ガチフロキサシン形態Zは、約6.7°、9.5°、10.7°、13.1°、および、17.2°±0.2°2θにおけるX線反射により特徴付けることができる。ガチフロキサシン形態Yの典型的なX線回析ダイアグラムを図23に示す。
ガチフロキサシン形態Zの他の特徴は、形態ZのDSCサーモグラムにおいて観察される一連の吸熱である。ガチフロキサシン形態Xの、ガチフロキサシン形態Zの典型的なサーモグラムを図24に示す。ガチフロキサシン形態ZのDSCサーモグラムは、約65℃におけるブロードな吸熱ピーク、追加的には、約90℃におけるブロードな吸熱ピーク、および、約190℃における鋭い吸熱ピークにより特徴付けられる。
ガチフロキサシン形態Zは、約120℃以下の温度範囲において、約14wt−%から約18wt−%の間のLODを有する。ガチフロキサシン形態Zの典型的なTGAサーモグラムを図26に示す。ガチフロキサシン形態Zの水含有量は、KF分析により決定されたように、約8%から約10%である。また、ガチフロキサシン形態Zはアセトニトリルを含む。
ガチフロキサシン形態Zは、アセトニトリル、約11%(w/v)においてガチフロキサシンの懸濁液を供すること、その懸濁液を還流温度、好ましくは約80℃まで加熱すること、;任意的に、生じた混合物を約80℃で保持時間維持すること、;ガチフロキサシンの熱ろ過した溶液を得るために、いかなる溶解しなかったものも、ろ過により、上記溶液から除去すること、;その透明な反応混合物を、好ましくは、分当たり約0.6℃から0.7℃の冷却速度において、約60℃に冷却すること、;任意的に、その生じた混合物を約60℃で保持時間維持すること、;その反応混合物を、好ましくは、シーディングすることなく、時間当たり約20℃から約24℃の冷却速度において、さらに約5℃まで冷却すること、;任意的に、生じた混合物を約5℃で保持時間維持すること、;ガチフロキサシン形態Zをその懸濁液から回収することにより製造することができる。そのようにして形成されたガチフロキサシン形態Zは、約8%から約10%の水を含み、そしてまた、アセトニトリルを含む。
さらに他の態様において、本発明は、CH1と命名される、ガチフロキサシンの新規な結晶形態、および、その製造方法を供する。
ガチフロキサシン形態CH1のある特徴は、その粉末X線回析パターンである。ガチフロキサシン形態CH1は、約5.5°、10.3°、10.8°、13.9°、および、15.1°±0.2°2θにおけるX線反射により特徴付けることができる。ガチフロキサシン形態CH1の典型的なX線回析ダイアグラムを図9に示す。
ガチフロキサシン形態CH1は、形態CYを約90℃および約150℃、好ましくは、約100℃で、約30分間以上加熱することにより製造できる。
さらに他の態様において、本発明は、形態CH2と命名される、ガチフロキサシンの新規な結晶形態、および、その製造方法を供する。
ガチフロキサシン形態CH2のある特徴は、その粉末X線回析パターンである。ガチフロキサシン形態CH2は、約7.8°、9.1°、9.4°、および、9.6°±0.2°2θにおけるX線反射により特徴付けることができる。ガチフロキサシン形態CH2の典型的なX線回析ダイアグラムを図10に示す。
ガチフロキサシン形態CH2は、本明細書において議論した形態Vを、約50℃から約80℃で、好ましくは、約15分間加熱することにより製造できる。そのようにして形成されたガチフロキサシンは、形態Vと形態CHの混合物である。ガチフロキサシン形態Vは、約6.0°、14.1°、21.1°、および、22.5°±0.2°2θにおけるX線反射(ピーク)により特徴付けられる、ガチフロキサシンの結晶形態である。
また、形態CH2は、ガチフロキサシンの五水和物形態(ガチフロキサシン五水和物)を、約70℃から約120℃で、保持時間、好ましくは、約30分間加熱することにより、製造することができる。
また、形態CH2は、形態CWを、約70℃から約120℃で、保持時間、好ましくは、約30分間加熱することにより、製造することができる。ガチフロキサシン形態CWはガチフロキサシンの結晶形態である。
また、形態CH2は、形態Ωを、約25℃から約50℃で、約60%から約80%の相対湿度において、好ましくは、約1ヶ月間以上加熱することにより、製造することができる。そのようにして形成されたガチフロキサシンは形態Ωと形態CH2との混合物である。
本発明のさらなる態様は、形態RHと命名される、ガチフロキサシンの新規な結晶形態、および、その製造方法を供する。
ガチフロキサシン形態RHのある特徴は、その粉末X線回析パターンである。ガチフロキサシン形態RHは、約6.6°、9.9°、10.5°、および、12.9°±0.2°2θにおけるX線反射により特徴付けられる。ガチフロキサシン形態RHの典型的なX線回析ダイアグラムを図11に示す。
ガチフロキサシン形態RHは、形態Rを約50℃から約70℃で、好ましくは、約30分間加熱することにより製造することができる。ガチフロキサシン形態Rは、ガチフロキサシンの結晶形態であり、約6.7°、13.7°、および、15.2°±0.2°2θにおけるピークを伴うXRDパターンにより特徴付けられる。ガチフロキサシン形態Rは、アセトニトリル中のガチフロキサシンの溶液を通して調製することができる。ガチフロキサシンをアセトニトリルに加え、そして、溶液を得るために必要ならば、その混合物を加熱する。その溶液を約0℃から約10℃、より好ましくは約5℃に冷却する。それからガチフロキサシンを、その溶液から結晶化させ、そして、慣習的な技術、好ましくは、真空化におけるろ過により分離し、そして、完全な変換を得るために必要ならば、過剰容量のアセトニトリルで洗浄する。
更なる他の態様において、本発明は、形態HX1と命名される、ガチフロキサシンの新規な結晶形態を供する。
ガチフロキサシン形態HX1は、約6.3°、9.3°、19.3°、20.8°、24.5°、および、25.1°±0.2°2θにおけるX線反射により特徴付けられる。ガチフロキサシン形態HX1の典型的なX線回析ダイアグラムを図12に示す。
ガチフロキサシン形態HX1は、DMSO−湿性ガチフロキサシンと水(20%w/v)のスラリーを形成すること、;生じた混合物を外界温度で、好ましくは、約30分から約90分以内の間撹拌すること、;ガチフロキサシン形態HX1を、例えば、ろ過により、その懸濁液から回収することにより製造することができる。そのように形成されたガチフロキサシン形態HX1は、KF分析によると、約30%から約50%の含水量を含む。
DMSO−湿性ガチフロキサシンは、DMSO中のガチフロキサシンの懸濁液またはスラリー、好ましくは、DMSO中のその溶液からガチフロキサシンの結晶化により得られたスラリーまたは懸濁液から単離したガチフロキサシンを意味する。
更なる他の態様において、本発明は、形態HX2と命名されるガチフロキサシンの新規な結晶形態、および、その製造方法を供する。
ガチフロキサシン形態HX2は、約6.4°、9.4°、16.4°、18.9°、および、19.2°±0.2°2θでのXRD分析における反射より特徴付けられる。ガチフロキサシン形態HX2の典型的なX線回析ダイアグラムを図13に示す。
ガチフロキサシン形態HX2は、DMSO−湿性ガチフロキサシンと水(20%w/v)のスラリーを形成すること、;生じた混合物を外界温度で、好ましくは、少なくとも約90分から180分間、特には、約180分間撹拌すること、;ガチフロキサシン形態HX2を、例えば、ろ過により、その懸濁液から回収すること、により製造することができる。そのように形成されたガチフロキサシン形態HX2は、KF分析によると、約30%から約50%の含水量を含む。
いっそう更なる態様において、本発明は、ガチフロキサシン形態T2RPの新規な製造方法を供する。本明細書において使用される、ガチフロキサシン形態T2RPは、米国特許第6,413,969号(WO02/22126)中にその名において開示された形態を意味する。ガチフロキサシン形態T2RPは、ガチフロキサシン形態CWを、約135℃から150℃で、好ましくは、約30分間加熱することにより製造することができる。ガチフロキサシン形態CWは、例えば、ガチフロキサシン形態CXを、上述のように、真空下、約50℃で乾燥させることにより得ることができる。
ガチフロキサシン形態Y,Z,CH1,CH2,RH,V,T2RP,HX1,およびHX2が形成される他の条件は、経験的に決定することができる。
他の態様において、本明細書中で説明したガチフロキサシン多形または擬似多形のいかなる新規な結晶形態も、単独で、または、他との組み合わせにおいて、医薬組成物、好ましくは、経口用固形製剤または親の投与(parental administration)のための薬剤に処方される。そのような組成物は、形態CW,CX,CY,CZ,W,X,Y,Z,CH1,CH2,RH,HX1,およびHX2の1以上の特徴を有する1以上のガチフロキサシンの結晶形態を含む。
上記医薬組成物は、固形経口用製剤(例えば、圧縮したタブレットまたはカプセル)の形態において存在してよく、または、それは、液体経口用製剤(例えば、溶液または経口用懸濁液)の形態において存在してもよい。
圧縮されたタブレットは、当業界において知られている、乾燥式または湿式造粒法により製造することができる。医薬的な活性化剤または薬剤に追加して、圧縮したタブレットは、賦形剤として意味される、いくつかの薬理的に不活性な成分を含む。いくつかの賦形剤は、薬剤のタブレット製剤への加工を許容し、または、促進する。他の賦形剤は、例えば、分解を促進することにより、薬剤の適当な送達に寄与する。
賦形剤は、それらの意図する機能に従い、広く分類することができる。しかしながら、特定の賦形剤は、1以上の方法において機能できることを記憶に留めておく必要がある。
希釈剤は、固形の医薬組成物の容量を増加させ、そして、患者および介護者の取り扱いに容易な組成物を含む医薬製剤を作成することができる。固形型組成物のための希釈剤は、例えば、微結晶性セルロース(例えば、AVICEL(登録商標)、微細セルロース、ラクトース、澱粉、アルファ化澱粉、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、糖、デキストレート、デキストリン、デキストロース、二塩基性リン酸カルシウム二水和物、三塩基性リン酸カルシウム、カオリン、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、マルトデキストリン、マンニトール、ポリメタクリル酸塩(例えば、EUDRAGIT(登録商標))、塩化カリウム、粉末化セルロース、塩化ナトリウム、ソルビトールおよびタルクを含む。
タブレットのような製剤に圧縮された固形型医薬組成物は、圧縮後に活性成分と他の賦形剤とを結合することを助けることを含む機能を有する賦形剤を含んでよい。固形型医薬組成物のための結合剤は、アカシア、アルギン酸、カルボマー(例えば、カルボポル)、カルボキシメチルセルロースナトリウム、デキストリン、エチルセルロース、ゼラチン、グアーゴム、水素化植物油、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース(例えば、KLUCEL(登録商標))ヒドロキシプロピルメチルセルロース(例えば、METHOCEL(登録商標))、液体グルコース、ケイ酸マグネシウムアルミニウム、マルトデキストリン、メチルセルロース、ポリメタクリル酸塩、ポビドン(例えば、KOLLIDON(登録商標)、PLASDONE(登録商標))、アルファ化澱粉、アルギン酸ナトリウム、および、澱粉を含む。圧縮した固形型医薬組成物の患者の胃における溶解速度は、組成物に対して崩壊剤を添加することにより、上昇させることができる。
崩壊剤は、アルギン酸、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム(例えば、AC−DI−SOL(登録商標)、PRIMELLOSE(登録商標))、コロイド性二酸化シリコン、クロスカルメロースナトリウム、クロスポビドン(例えば、KOLLIDON(登録商標)、POLYPLASDONE(登録商標))、グアーゴム、ケイ酸マグネシウムアルミニウム、メチルセルロース、微結晶性セルロース、ポラクリリンカリウム、粉末化セルロース、アルファ化澱粉、アルギン酸ナトリウム、澱粉グリコール酸ナトリウム(例えば、EXPLOTAB)、および、澱粉。
流動促進剤は、非−圧縮化固形型組成物の流動特性を向上させるために加えることができ、そして、投薬の精度を向上させる。流動促進剤のように機能できる賦形剤は、コロイド性二酸化シリコン、三ケイ酸マグネシウム、粉末化セルロース、澱粉、タルク、および、三塩基性リン酸カルシウムを含む。
粉末化組成物の圧縮により、製剤、例えば、タブレットが製造される場合、その組成物は、型押し器および金型による圧力にかけられる。いくつかの賦形剤および活性成分は、型押し器および金型の表面に接着する傾向を有し、それは、点食および不規則な他の表面を有する製造物の原因となり得る。潤滑剤は、型押し器および金型からの接着を減少させ、そして、容易に離れるようにするために、その生産物に加えることができる。潤滑剤は、ステアリン酸マグネシウム、スレアリン酸カルシウム、モノステアリン酸グリセリル、パルミトステアリン酸グリセリル、水素化ヒマシ油、水素化植物油、ミネラル油、ポリエチレングリコール、安息香酸ナトリウム、ラルリル硫酸ナトリウム、ステアリルフマル酸ナトリウム、ステアリン酸、タルク、および、ステアリン酸亜鉛を含む。
芳香剤および芳香エンハンサーは、患者にとって、より味のよい製剤を作る。本発明の組成物に含ませることができる医薬生成物のための通常の芳香剤および芳香エンハンサーは、マルトール、バニリン、エチルバニリン、メントール、クエン酸、フマル酸エチルマルトール、および、酒石酸を含む。
また、固形および液体型組成物は、それらの外観を向上させ、および/または、生成物および投与量レベルの患者の認識を促進させるために、いかなる受容可能な着色剤も使用して着色させることもできる。
また、当然に、湿式または乾燥式造粒は、カプセル、例えば、ゼラチンカプセルに詰めるために、使用することができる。カプセルが意図された製剤型である場合に、造粒のために選ばれる賦形剤は、圧縮されたタブレット製剤を意図する場合に使用されるようなものと、同じであっても、あるいは、同じでなくてもよい。
賦形剤、および、使用のためのその量の選択は、経験、および、標準的な技術の考察、並びに、その分野における関連研究に基づき、製剤学者により容易に決定することができる。
本発明の液体型医薬組成物において、ガチフロキサシン形態CW,CX,CY,CZ,W,X,Y,Z,CH1,CH2,RH,HX1,およびHX2の1つ、または、それらの混合物、およびいかなる他の固形賦形剤も、液体担体、例えば、水、植物油、アルコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、または、グリセリンに溶解させ、または、懸濁させる。
液体型医薬組成物は、組成物に、活性成分または液体担体に溶解することができない他の賦形剤をくまなく、均一に分散させるために、乳化剤を含んでよい。本発明の液体型組成物において有用であろう乳化剤は、例えば、ゼラチン、卵黄、カゼイン、コレステロール、アカシア、トラガカント、コンドラス(chondrus)、ペクチン、メチルセルロース、カルボマー、セトステアリルアルコール、および、セチルアルコールを含む。
また、本発明の液体型医薬組成物は、生成物の食感を向上させ、および/または、胃腸路の内側をコーティングするために、粘性増強剤を含んでよい。そのような薬剤は、例えば、アカシア、アルギン酸、ベントナイト、カルボマー、カルボキシメチルセルロースカルシウムまたはナトリウム、セトステアリルアルコール、メチルセルロース、エチルセルロース、ゼラチングアーゴム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、マルトデキストリン、ポリビニルアルコール、ポビドン、炭酸プロピレン、アルギン酸プロピレングリコール、アルギン酸ナトリウム、グリコール酸ナトリウム澱粉、澱粉トラガカント、および、キサンタンゴムを含む。
甘味剤、例えば、ソルビトール、サッカリン、サッカリンナトリウム、スクロース、アスパルテーム、フルクトース、マンニトール、および、転化糖は、その味を向上させるために加えることができる。
防腐剤、および、キレート剤、例えば、アルコール、安息香酸ナトリウム、ブチル化ヒドロキシトルエン、ブチル化ヒドロキシアニソール、および、エチレンジアミンテトラ酢酸は、保存の安定性を向上させるために、摂取に安全なレベルにおいて、加えることができる。
また、本発明に従う液体型組成物、バッファー、例えば、グルコン酸、乳酸、クエン酸、または、酢酸、グルコン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、または、酢酸ナトリウムを含んでもよい。
本発明の固形型組成物は、粉末、顆粒、凝集物、および、圧縮された組成物を含む。その製剤は、経口的、頬側的、直腸的、非経口的(皮下的、筋肉内、および、静脈内)、吸入的、および、眼的投与のために適当な製剤を含む。与えられるいかなる場合において、最も適当な経路は、処理されている状態の性質および重症度に依存されるであろう。その製剤は、容易に、単位製剤において提供され、そして、いかなる医薬界における周知な方法によっても調製することができる。
上記製剤は、固形製剤、例えば、タブレット、粉末、カプセル、座薬、サッシェ、トローチ、および、ロゼンジ、並びに、液体シロップ、懸濁液、および、エリキシル剤を含む。
上記活性成分および賦形剤は、当業界における既知の方法に従い、組成物および製剤に処方することができる。
タブレット化、または、カプセル充填化のための組成物は、湿式−造粒により調製することができる。湿式−造粒において、粉末形態における、いくつか、または、全ての活性成分および賦形剤は、混ぜられ、それからさらに、液体、典型的には、水の存在下において混合され、それは、顆粒へと粉末が凝集する原因となる。その顆粒を選別し、および/または、製粉し、乾燥させ、それから、選別し、および/または、所望する粒子サイズに製粉する。それから、その顆粒をタブレット化することができ、あるいは、タブレット化の前に、他の賦形剤、例えば、流動促進剤、および/または、潤滑剤を添加することができる。
タブレット化組成物は、乾式混合により、慣習的に調製することができる。例えば、活性剤および賦形剤の混合した組成物は、スラグまたはシートに圧縮し、それから圧縮した顆粒へと粉砕することができる。その圧縮した顆粒を引き続いてタブレットへと加圧することができる。
乾燥式造粒に代わるものとして、混合した組成物を、直接的な圧縮技術を使用して、圧縮された製剤に直接的に加圧してもよい。直接的な加圧生成物は、顆粒の無いより均一なタブレットである。直接的な加圧タブレット化に、特に適当な賦形剤は、微結晶性セルロース、スプレー乾燥化ラクトース、リン酸二カルシウム二水和物、および、コロイド性シリカを含む。直接的な加圧タブレット化におけるこれら、および、他の賦形剤の適当な使用は、特に、直接的な加圧タブレット化の処方の試みにおいて経験および技術を伴う当業者に知られている。
本発明のカプセル充填化は、タブレット化に関して説明したいかなる上述の混合および造粒も含んで成ってよく、それらだけは、最後のタブレット化の工程を受けない。
カプセル、タブレット、および、ロゼンジ、並びに、他の単位製剤は、その必要性に応じた様々な製剤において投与することができる。
本発明は、さらに以下の制限の無い実施例で説明することができる。
実施例1:CWおよびCXの調製
機械的な撹拌器、冷却器、および、温度計を備えた10リットルの反応容器に、1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ1,4−ジヒドロ−8−メトキシ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸(450g)、DMSO(9L)、および2−メチルピペラジン(320.5g)を入れた。それから、その反応混合物を55℃に加熱し、そして、窒素雰囲気下において、250rpmの速度で撹拌した。その温度を、反応が完了するまで、24時間維持した。水(1.8L)をその温度において加えた。
上記混合物を5時間0℃に冷却し、撹拌しながら、この温度に12時間保った。その懸濁液を真空下においてろ過し、そして、668gの湿った物質を得るために、アセトニトリル(675ml)で洗浄した。
湿った試料のX線回析分析は、それが形態CXであることを示した。
その湿った固形の形態CXを真空乾燥器(減圧下)中で、50℃で8時間乾燥させた。乾燥物質のX線分析は、それが形態CWであることを示した。
実施例2:形態CYの調製
機械的な撹拌器、冷却器、および、温度計を備えた1リットルの反応容器に、1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−8−メトキシ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸(40g)、DMSO(800mL)、および、2−メチルピペラジン(30.5g)を入れた。それから、その反応混合物を55℃に加熱し、そして、反応が完了するまで、24時間撹拌した。
DMSO(600mL)の大半を、高真空(3mmHg)下、70℃で1.5時間蒸留させた。それから、その混合物を40℃に冷却し、そして、水(160mL)をこの温度で加えた。その溶液を5℃に冷却し、そして、この温度で20時間保った。
その懸濁液を真空下でろ過し、そして、アセトニトリル(180ml)で洗浄した。その固形物を真空下、50℃で、2時間乾燥させ、それから、反応容器に100mLのアセトニトリルを入れた。スラリーの5分後、その混合物を洗浄することなく、真空下において再度ろ過した。
それから、その回収した固形物を真空下において、50℃で一昼夜乾燥させた。
X線分析は、その乾燥した固形物が形態CYであることを示した。
実施例:GTF形態CZの調製
機械的な撹拌器、冷却器、および、温度計を備えた100リットルの反応容器に、1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ1,4−ジヒドロ−8−メトキシ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸(3kg)、DMSO(60L)、および、2−メチルピペラジン(2.14kg)を入れた。それから、その反応混合物を55℃に加熱し、そして、窒素雰囲気下において、110rpmの速度で撹拌した。その温度を、反応が完了するまで、24時間維持した。トルエンおよびH2O(2.5:1)を、55℃で、21リットルの総容積において加えた。
その混合物を4時間にわたり11℃に冷却し、撹拌しながら、この温度に1時間保った。その混合物を1時間にわたり、35℃に加熱し、そして、撹拌しながら、35℃で1時間保った。それから、その混合物を6時間にわたり、11℃に冷却し、そして、撹拌しながら、11℃で12時間保った。得られた懸濁液を、ろ過し(吸引)、そして、アセトニトリル(6L)で洗浄した。ガチフロキサシン形態CZの産出は、4.5kgの湿った物質であった。
実施例4:GTF形態Wの調製
機械的な撹拌器、冷却器、および、温度計を備えた0.5リットルの反応容器に、GTF−粗乾燥物(40g)、および、アセトニトリル(400ml)を入れた。それから、そのスラリーを還流温度(80℃)に加熱し、そして、溶解するように、80℃で2時間、400rpmで撹拌した。その溶液をろ過した。その溶液を還流温度に加熱し、そして、ポリエチレングリコール(40ml)を加えた。得られた透明な溶液を56℃から58℃に冷却し、そして、GTF半水和物(0.1g)を加えた。
上記添加の終わりに、56℃から58℃で2時間撹拌し続け、それから、約8時間にわたり5℃に冷却し、そして、5℃で2時間撹拌を続けた。そのスラリーを真空下でろ過し、そして、回収した固形物をアセトニトリル(60ml)で洗浄し、54.38gの湿った物質を得た。
X線分析は、湿った物質がGTF形態Wであることを示した。
その湿った物質の一部を、流動化したベッドドライアー(bed drier)に詰め、そして、50℃で4時間乾燥させた。乾燥させた物質のX線分析は、それがGTF形態Wであることを示した。
実施例5:GTF形態Xの調製
機械的な撹拌器、冷却器、および、温度計を備えた1リットルの反応容器に、1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ1,4−ジヒドロ−8−メトキシ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸(40g)、ジメチルスルホキシド(DMSO)(800ml)、および、2−メチルピペラジン(28.5g)を入れた。それから、その反応混合物を55℃に加熱し、そして、反応が完了するまで、24時間撹拌した。
トルエンおよびH2O(2.5:1)を、55℃で、280mlの総容積において加えた。それからその混合物を4時間にわたり5℃に冷却し、5℃で20時間保ち、再度35℃に加熱し、35℃で1時間保った。この温度履歴(プロファイル)を35℃から繰り返した。即ち、4時間にわたり、5℃に冷却し、その温度で1時間保ち、そして、1時間にわたり35℃に加熱した。その混合物を35℃で1時間保ち、そして、6時間にわたり10℃に冷却した。生じた懸濁液を10℃で12時間保った。
その懸濁液を吸引ろ過し、そして、アセトニトリル(30ml)で洗浄した。その湿った試料をXRDにより分析し、そして、ガチフロキサシン形態Xであることが判明した。
実施例6:ガチフロキサシン形態Yの調製
ガチフロキサシン・HCl(10g)を60mlのアセトニトリル:H2O(90:10)混合物中で懸濁した。その懸濁液を5℃に冷却した。この時、上記塩酸塩を中和するために、NaOH47%(0.7eq)の水性溶液を加えた。その混合物を5℃で1時間撹拌し、それから、沈殿物をろ過により回収し、そして、ACN:H2O(90:10)の水性混合物(10ml)で洗浄した。その固形物を真空下において、50℃で一昼夜乾燥させた。その固形物をXRDにより分析し、そして、形態Yであることが判明した。
実施例7:ガチフロキサシン形態Zの調製
100mLの反応容器に、9.4gのガチフロキサシンおよびアセトニトリル(ACN);86ml)を入れた。ハイフロー(hyflo)(5%)を加え、そして、その懸濁液を15分間還流した。その溶液を、ガラスフリットを通して、温めた反応容器へと熱ろ過し、熱−ろ過溶液を得た。それから、その透明な溶液を30分間にわたり60℃に冷却し、60℃で1時間保ち、2.5時間にわたり5℃に冷却し、そして、この温度で30分間保った。5℃への冷却工程の間、34℃で沈殿物が現れ始めた。冷却プロフィールが終わった後、その沈殿物を回収し、そして、10mLのACNで洗浄した。その湿った試料をXRDにより分析し、そして、形態Zであることが判明した。
実施例8:ガチフロキサシン形態CH1の調製
ガチフロキサシン(0.5g)形態CYを30分間100℃に加熱した。それから、生じた試料をXRDで分析し、形態CH1であることが判明した。
実施例9:ガチフロキサシン形態CH2の調製
1.ガチフロキサシン形態V(0.5g)を65℃に15分間加熱した。それから、生じた試料をXRDにより分析し、そして、ガチフロキサシン形態Vと形態CH2との混合物を含むことが判明した。
2.ガチフロキサシン五水和物(0.5g)を100℃に30分間加熱した。それから、生じた試料をXRDにより分析し、そして、ガチフロキサシン形態CH2含有量を有することが判明した。
3.ガチフロキサシン形態CW(0.5g)を100℃に30分間加熱した。それから、生じた試料をXRDにより分析し、そして、ガチフロキサシン形態CH2含有量を有することが判明した。
4.ガチフロキサシン形態Ω(3g)を75%の相対湿度で40℃に3ヶ月間加熱した。それから、生じた試料をXRDにより分析し、そして、ガチフロキサシン形態Ωと形態CH2との混合物を含むことが判明した。
実施例11:ガチフロキサシン形態RHの調製
ガチフロキサシン形態R(0.5g)を60℃に30分間加熱した。それから、生じた試料をXRDにより分析し、そして、新規なガチフロキサシン形態RHを含むことが判明した。
実施例12:ガチフロキサシン形態Vの調製
ガチフロキサシン形態CZ(0.5g)を120℃に30分間加熱した。それから、生じた試料をXRDにより分析し、そして、新規なガチフロキサシン形態Vを含むことが判明した。
実施例13:ガチフロキサシン形態T2RPの調製
ガチフロキサシン形態CW(0.5g)を140℃に30分間加熱した。それから、生じた試料をXRDにより分析し、そして、新規なガチフロキサシン形態T2RPを含むことが判明した。
実施例14:ガチフロキサシン形態HX1の調製
250mLの反応容器に、実施例1および2における説明した化学反応後、外界温度で、30gの得られた湿った物質と150mLの水を入れた。その懸濁液を外界温度で1時間撹拌し、そして、その固形物をろ過により単離し、そして水(60mL)で洗浄した。
実施例15:ガチフロキサシン形態HX2の調製
250mLの反応容器に、実施例1および2における説明した化学反応後、外界温度で、30gの得られた湿った物質と150mLの水を入れた。その懸濁液をこの温度で3時間撹拌し、そして、その固形物をろ過により回収し、そして水(60mL)で洗浄した。
図1は、ガチフロキサシン形態CWの代表的なX線回析ダイアグラムである。 図2は、ガチフロキサシン形態CXの代表的なX線回析ダイアグラムである。 図3は、ガチフロキサシン形態CYの代表的なX線回析ダイアグラムである。 図4は、ガチフロキサシン形態CZの代表的なX線回析ダイアグラムである。 図5は、ガチフロキサシン形態Wの代表的なX線回析ダイアグラムである。 図6は、ガチフロキサシン形態Xの代表的なX線回析ダイアグラムである。 図7は、ガチフロキサシン形態Yの代表的なX線回析ダイアグラムである。 図8は、ガチフロキサシン形態Zの代表的なX線回析ダイアグラムである。 図9は、ガチフロキサシン形態CH1の代表的なX線回析ダイアグラムである。 図10は、ガチフロキサシン形態CH2の代表的なX線回析ダイアグラムである。 図11は、ガチフロキサシン形態RHの代表的なX線回析ダイアグラムである。 図12は、ガチフロキサシン形態HX1の代表的なX線回析ダイアグラムである。 図13は、ガチフロキサシン形態HX2の代表的なX線回析ダイアグラムである。 図14は、ガチフロキサシン形態CWの代表的なDSCサーモグラムである。 図15は、ガチフロキサシン形態CXの代表的なDSCサーモグラムである。 図16は、ガチフロキサシン形態CYの代表的なDSCサーモグラムである。 図17は、ガチフロキサシン形態CWの代表的なTGAサーモグラムである。 図18は、ガチフロキサシン形態CXの代表的なTGAサーモグラムである。 図19は、ガチフロキサシン形態CYの代表的なTGAサーモグラムである。 図20は、ガチフロキサシン形態CZの代表的なDSCサーモグラムである。 図21は、ガチフロキサシン形態Wの代表的なDSCサーモグラムである。 図22は、ガチフロキサシン形態Xの代表的なDSCサーモグラムである。 図23は、ガチフロキサシン形態Yの代表的なDSCサーモグラムである。 図24は、ガチフロキサシン形態Zの代表的なDSCサーモグラムである。 図25は、ガチフロキサシン形態Yの代表的なTGAサーモグラムである。 図26は、ガチフロキサシン形態Zの代表的なTGAサーモグラムである。

Claims (77)

  1. a)約14.7、16.3、17.6、および、19.7°±0.2°2θにおけるX線反射、並びに、
    b)DSCにおける約133℃および167℃での吸熱ピーク、
    から選択される少なくとも1つの特徴により特徴付けられる、ガチフロキサシンの結晶性DMSO溶媒和化合物。
  2. 約14.7、16.3、17.6、および19.7°±0.2°2θにおけるX線反射により特徴付けられる、請求項1に記載のガチフロキサシンの結晶性DMSO溶媒和化合物。
  3. 約8.2、13.1、20.3、21.2、および、23.0°±0.2°2θにおけるX線反射により、さらに、特徴付けられる請求項2に記載のガチフロキサシンの結晶性DMSO溶媒和化合物。
  4. 実質的に図1に示されるX線回析ダイアグラムを有する、請求項3に記載の結晶性DMSO溶媒和化合物。
  5. DSCにおける約133℃および167℃での吸熱ピークにより特徴付けられる、請求項1または2のいずれかに記載のガチフロキサシンの結晶性DMSO溶媒和化合物。
  6. 実質的に図14に示されるDSCサーモグラムを有する、請求項5に記載の結晶性DMSO溶媒和化合物。
  7. 約20重量%から約27重量%のDMSO含有量を有する、請求項1に記載の結晶性DMSO溶媒和化合物。
  8. a)約6.5、14.6、17.4、および、19.4°±0.2°2θにおけるX線反射、並びに、
    b)DSCにおける約122℃および137℃での吸熱ピーク、
    から選択される少なくとも1つの特徴により特徴付けられる、ガチフロキサシンの結晶性DMSO溶媒和化合物。
  9. 約6.5、14.6、17.4、および、19.4°±0.2°2θにおけるX線反射により特徴付けられる、請求項8に記載のガチフロキサシンの結晶性DMSO溶媒和化合物。
  10. 約9.1、9.7、10.5、12.3、12.8、15.3、18.2、19.9、20.3、20.9、および、23.0°±0.2°2θにおけるX線反射によりさらに特徴付けられる、請求項9に記載のガチフロキサシンの結晶性DMSO溶媒和化合物。
  11. 実質的に図2に示されるX線回析ダイアグラムを有する、請求項10に記載の結晶性DMSO溶媒和化合物。
  12. DSCにおける約122℃および137℃での吸熱ピークにより特徴付けられる、請求項8または9のいずれかに記載の結晶性DMSO溶媒和化合物。
  13. 実質的に図15に示されるDSCサーモグラムを有する、請求項12に記載の結晶性DMSO溶媒和化合物。
  14. 約25重量%から約30重量%の「DMSO」含有量を有する、請求項8に記載の結晶性DMSO溶媒和化合物。
  15. a)約5.2、11.2、11.5、14.3、および、22.2°±0.2°2θにおけるX線反射、並びに、
    b)DSCにおける約178℃での吸熱ピーク、
    の少なくとも1つにより特徴付けられる、ガチフロキサシンの結晶形態。
  16. 約5.2、11.2、11.5、14、3、および、22、2°±0.2°2θにおけるX線反射により特徴付けられる、請求項15に記載のガチフロキサシンの結晶形態。
  17. 約15.5、16.2、16.5、17.0、17.5、20.4、および、23.2°±0.2°2θにおけるX線反射により、さらに特徴付けられる、請求項16に記載のガチフロキサシンの結晶形態。
  18. 実質的に図3に示されるX線回析ダイアグラムを有する、請求項17に記載のガチフロキサシンの結晶形態。
  19. DSCにおける約178℃での吸熱ピークにより特徴付けられる、請求項15または16のいずれかに記載のガチフロキサシンの結晶形態。
  20. 実質的に図16に示されるDSCサーモグラムを有する、請求項19に記載のガチフロキサシンの結晶形態。
  21. a)約6.6、7.2、13.2、17.6、19.8、および、23、0°±0.2°2θにおけるX線反射、並びに、
    b)DSCにおける約122℃での吸熱ピーク、
    の少なくとも1つにより特徴付けられる、ガチフロキサシンの結晶形態。
  22. 約6.6、7.2、13.2、17.6、19.8、および、23.0°±0.2°2θにおけるX線反射により特徴付けられる、請求項21に記載のガチフロキサシンの結晶形態。
  23. 実質的に図4に示されるX線回析ダイアグラムを有する、請求項22に記載のガチフロキサシンの結晶形態。
  24. DSCにおける約122℃での吸熱ピークにより特徴付けられる、請求項21または22のいずれかに記載のガチフロキサシンの結晶形態。
  25. 実質的に図20に示されるDSCサーモグラムを有する、請求項24に記載のガチフロキサシンの結晶形態。
  26. DMSO溶媒和化合物である、請求項21に記載の結晶形態。
  27. a)約7.8、10.8、13.7、18.6、および、19.9°±0.2°2θにおけるX線反射、並びに、
    b)DSCにおける約90℃および約175℃での吸熱ピーク、
    の少なくとも1つにより特徴付けられる、ガチフロキサシンの結晶形態。
  28. 約7.8、10.8、13.7、18.6、および、19.9°±0.2°2θにおけるX線反射により特徴付けられる、請求項27に記載のガチフロキサシンの結晶形態。
  29. 実質的に図5に示されるX線回析ダイアグラムを有する、請求項28に記載のガチフロキサシンの結晶形態。
  30. DSCにおける約90℃および約に175℃での吸熱ピークにより特徴付けられる、請求項27または28のいずれかに記載のガチフロキサシンの結晶形態。
  31. 実質的に図21に示されるDSCサーモグラムを有する、請求項30に記載のガチフロキサシンの結晶形態。
  32. a)約13.4、14.8、17.6、19.6および、20.0°±0.2°2θにおけるX線反射、並びに、
    b)DSCにおける約99℃での吸熱ピーク、
    の少なくとも1つにより特徴付けられる、ガチフロキサシンの結晶形態。
  33. 約13.4、14.8、17.6、19.6および、20.0°±0.2°2θにおけるX線反射により特徴付けられる、請求項32に記載のガチフロキサシンの結晶形態。
  34. 実質的に図6に示されるX線回析ダイアグラムを有する、請求項33に記載のガチフロキサシンの結晶形態。
  35. 約99℃でのDSC吸熱により特徴付けられる、請求項32または33のいずれかに記載のガチフロキサシンの結晶形態。
  36. 実質的に図22に示されるDSCサーモグラムを有する、請求項35に記載のガチフロキサシンの結晶形態。
  37. DMSO溶媒和化合物である請求項32に記載のガチフロキサシンの結晶形態。
  38. a)約13.9、14.8、および、16.1°±0.2°2θにおけるX線反射、並びに、
    b)DSCにおける約92℃および約188℃での吸熱ピーク、
    の少なくとも1つにより特徴付けられる、ガチフロキサシンの結晶形態。
  39. 約13.9、14.8、および、16.1°±0.2°2θにおけるX線反射により特徴付けられる、請求項38に記載のガチフロキサシンの結晶形態。
  40. 実質的に図7に示されるX線回析ダイアグラムを有する、請求項39に記載のガチフロキサシンの結晶形態。
  41. DSCにおける約92℃、および、約188℃での吸熱により特徴付けられる、請求項38または39のいずれかに記載のガチフロキサシンの結晶形態。
  42. 本質的に図23に示されるDSCサーモグラムを有する、請求項41に記載のガチフロキサシンの結晶形態。
  43. a)約6.7、9.5、10.7、13.1、17.2°±0.2°2θにおけるX線反射、並びに、
    b)DSCにおける約65℃、90℃および約190℃での吸熱ピーク、ここで、その190℃での吸熱は、他の吸熱よりも「鋭い」、
    の少なくとも1つにより特徴付けられる、ガチフロキサシンの結晶形態。
  44. 6.7、9.5、10.7、13.1、17.2°±0.2°2θにおけるX線反射により特徴付けられる、請求項43に記載のガチフロキサシンの結晶形態。
  45. 実質的に図8に示されるX線回析ダイアグラムを有する、請求項44に記載のガチフロキサシンの結晶形態。
  46. DSCにおける約65℃、90℃および約190℃での吸熱、ここで、その190℃での吸熱は、他の吸熱よりも「鋭い」、により特徴付けられる、請求項43または44のいずれかに記載のガチフロキサシンの結晶形態。
  47. 実質的に図24に示されるDSCサーモグラムを有する、請求項46に記載のガチフロキサシンの結晶形態。
  48. 約5.5、10.3、10.8、13.9、および、15.1°±0.2°2θにおけるX線反射により特徴付けられるガチフロキサシンの結晶形態。
  49. 本質的に、図9に示されるX線回析ダイアグラムを有する、請求項48に記載のガチフロキサシンの結晶形態。
  50. 約7.8、9.1、9.4、および、9.6°±0.2°2θにおけるX線反射により特徴付けられるガチフロキサシンの結晶形態。
  51. 実質的に、図10に示されるX線回析ダイアグラムを有する、請求項50に記載のガチフロキサシンの結晶形態。
  52. 約6.6、9.9、10.5、および、12.9°±0.2°2θにおけるX線反射により特徴付けられるガチフロキサシンの結晶形態。
  53. 実質的に、図11に示されるX線回析ダイアグラムを有する、請求項52に記載のガチフロキサシンの結晶形態。
  54. 約6.3、9.3、19.3、20.8、24.5、および、25.1°±0.2°2θにおけるX線反射により特徴付けられるガチフロキサシンの結晶形態。
  55. 実質的に、図12に示されるX線回析ダイアグラムを有する、請求項54に記載のガチフロキサシンの結晶形態。
  56. 約6.4、9.4、16.4、18.9、および、19.2°±0.2°2θにおけるX線反射により特徴付けられるガチフロキサシンの結晶形態。
  57. 実質的に、図13に示されるX線回析ダイアグラムを有する、請求項56に記載のガチフロキサシンの結晶形態。
  58. a)DMSO中のガチフロキサシンの初期溶液と水を約55℃で混合すること、
    b)上記混合物を、懸濁液を得るために、時間当たり約10℃の冷却速度で、約0℃に冷却すること、
    c)上記懸濁液から、形態CXの1以上の特徴を有するガチフロキサシンの結晶形態を単離すること、そして、
    d)形態CXとして、結晶形態を維持するために、上記単離したガチフロキサシンの結晶形態を十分なアセトニトリルで洗浄すること、
    の工程を含んで成る、形態CXの1以上の特徴を有するガチフロキサシンの結晶形態の製造方法。
  59. a)ガチフロキサシン形態CXを供すること、そして、
    b)形態CWの1以上の特徴を有する結晶形態を得るために、上記ガチフロキサシン形態CXを、減圧下で約8時間乾燥させること、
    の工程を含んで成る、形態CWの1以上の特徴を有するガチフロキサシンの結晶形態の製造方法。
  60. 乾燥することの前に、単離した固形ガチフロキサシンをアセトニトリルで洗浄することの工程をさらに含んで成る、請求項59に記載の方法。
  61. a)少なくとも2Mの濃度、および、約40℃の温度において、DMSO中のガチフロキサシンの初期溶液を供すること、
    b)上記溶液と水を約40℃で混合すること、
    c)上記溶液を約5℃に冷却し、そして、得られた懸濁液を約5℃で保持時間維持すること、
    d)上記懸濁液から、DMSO−湿性固形ガチフロキサシン形態を単離すること、
    e)上記単離したDMSO−湿性固形ガチフロキサシンをアセトニトリル中で懸濁すること、
    f)上記懸濁液から、ガチフロキサシンを単離すること、そして、
    g)上記単離したガチフロキサシンを約50℃、および、減圧下で、約12時間以上乾燥させること、
    の工程を含んで成る、形態CYの1以上の特徴を有するガチフロキサシンの結晶形態の製造方法。
  62. 上記ガチフロキサシンの初期溶液が、DMSO溶媒中で2−メチルピペラジンおよび1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−8−メトキシ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸を反応させることにより得られる溶液を、高真空下(<5mmHg)でDMSOを蒸留して濃縮することにより供される、請求項61に記載の方法。
  63. 上記工程c)の保持時間が、約20時間である、請求項62に記載の方法。
  64. a)約55℃において、DMSO中でガチフロキサシンの初期溶液を供すること、
    b)約55℃において、上記供された溶液と、水およびトルエン、1:2から1:3、vol/volとを混合すること、
    c)生じた混合物を、時間当たり約10℃の冷却速度において、約11℃に冷却すること、
    d)上記混合物を約35℃に加熱し、そして、この温度で約1時間維持すること、
    e)上記混合物を、時間当たり約4℃の冷却速度において、約11℃に冷却すること、
    f)生じた懸濁液を約10℃で保持時間維持すること、
    g)得られた懸濁液から、形態CZの1以上の特徴を有するガチフロキサシンを単離すること、そして、
    h)上記単離したガチフロキサシンをアセトニトリルで洗浄すること、
    の工程を含んで成る、形態CZの1以上の特徴を有するガチフロキサシンの結晶形態の製造方法。
  65. 上記工程f)の保持時間が約12時間である、請求項64に記載の方法。
  66. a)還流温度において、アセトニトリル中のガチフロキサシンの溶液を供すること、
    b)還流温度において、上記溶液と、その約1−10倍容量のポリエチレングリコールとを混合すること、
    c)生じた溶液を約57℃に冷却し、そして、その溶液にガチフロキサシン半水和物をシーディング(seeding)すること、
    d)上記シーディングした溶液を、約57℃で約2時間維持すること、
    e)生じたシーディングした溶液を、時間当たり約5℃で、約5℃に冷却すること、
    f)生じた懸濁液を約5℃で保持時間維持すること、
    g)上記懸濁液から、結晶ガチフロキサシンを単離すること、
    h)上記単離した結晶ガチフロキサシンをアセトニトリルで洗浄すること、そして、
    i)形態Wの1以上の特徴を有するガチフロキサシンを得るために、上記単離したアセトニトリル−洗浄結晶ガチフロキサシンを乾燥させること、
    の工程を含んで成る形態Wの1以上の特徴を有するガチフロキサシンの結晶形態の製造方法。
  67. 上記工程f)の保持時間が約2時間である、請求項66に記載の方法。
  68. a)約5℃において、9:1、vol/volのアセトニトリルと水の混合物中において、塩化ガチフロキサシンのスラリーを供すること、
    b)少なくとも70モル%の上記塩酸塩を中和するために、上記懸濁液と、十分なNaOHの水性溶液を混合すること、
    c)生じた懸濁液から、固形ガチフロキサシン形態を単離すること、
    d)上記単離した固形ガチフロキサシンを、9:1、vol/volのアセトニトリルと水の混合物で洗浄すること、そして、
    e)形態Yの1以上の特徴を有するガチフロキサシンの結晶形態を得るために、上記単離した固形ガチフロキサシンを、約50℃で、および、減圧下で乾燥させること、
    の工程を含んで成る、形態Yの1以上の特徴を有するガチフロキサシンの結晶形態の製造方法。
  69. 上記工程d)の乾燥が約12時間である、請求項68に記載の方法。
  70. a)約80℃において、アセトニトリル中のガチフロキサシンの溶液の熱ろ過した溶液を供すること、
    b)上記溶液を約60℃に冷却すること、
    c)上記ろ過した溶液を約60℃で1時間維持すること、
    d)上記溶液を、時間当たり約20℃から約25℃の冷却速度において、約5℃に冷却すること、
    e)生じた懸濁液を約5℃で30分間維持すること、
    f)上記懸濁液から、形態Zの1以上の特徴を有するガチフロキサシンの結晶形態を単離すること、
    の工程を含んで成る、形態Zの1以上の特徴を有するガチフロキサシンの結晶形態の製造方法。
  71. 形態CYの1以上の特徴を有するガチフロキサシンを、約100℃で、約30分間以上加熱する工程を含んで成る、形態CH1の結晶形態におけるガチフロキサシンの製造方法。
  72. ガチフロキサシン形態Rを、約50℃から約70℃で加熱する工程を含んで成る、ガチフロキサシン結晶形態RHの製造方法。
  73. ガチフロキサシン結晶形態CZを、約110℃から約130℃で加熱する工程を含んで成る、ガチフロキサシン結晶形態Vの製造方法。
  74. ガチフロキサシン結晶形態CWを、約135℃から約150℃で加熱する工程を含んで成る、結晶形態T2RPにおけるガチフロキサシンの製造方法。
  75. a)外界温度で、DMSO−湿性ガチフロキサシンを懸濁すること、
    b)その懸濁液を、外界温度で約1時間維持すること、そして、
    c)ガチフロキサシン形態HX1を、上記懸濁液から単離すること、
    の工程を含んで成る結晶形態HX1におけるガチフロキサシンの製造方法。
  76. 外界温度で、溶積に対して約20%重量において、水中でガチフロキサシンをスラリー化すること、そして、その懸濁液から、結晶形態HX2におけるガチフロキサシンを単離することの工程を含んで成る、結晶形態HX2におけるガチフロキサシンの製造方法。
  77. 1以上の医薬的に受容可能な賦形剤、および、形態CW,CX,CY,CZ,W,X,Y,Z,CH1,CH2,RH,HX1,およびHX2から選択されるガチフロキサシンの結晶形態の1以上の特徴を有するガチフロキサシンの1以上の結晶形態を含んで成る医薬製剤。
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