JP2006505345A - シェービングシステム - Google Patents

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Abstract

ブレード部とブレード部に近接したスキンエンゲージ部とを備え、スキンエンゲージ部は硬水のような不溶性金属塩を含む水溶液中の不溶性金属塩の量を減少させることができるキレート剤を含む、シェービングシステムが開示されている。キレート剤は、帯状のシェービング補助部材に組み込まれていてもよく、シェービングシステムの他の構成要素(例えば、シェービングヘッドの立上り部または立下り部)に組み込まれていてもよい。あるいは、キレート剤は、シェービングシステムのスキンエンゲージ部に塗料として設けられてもよく、状況に応じて水反応性ポリマーと一緒に設けられてもよい。

Description

(関連出願の相互参照)
本願は、2002年11月6日に出願された米国仮特許出願第60/424,361号に基づく優先権を主張し、その米国仮特許出願に開示された本質的な内容は参照によって本明細書に組み込まれている。
(発明の分野)
本発明は、剃刀等のシェービングシステムに関し、特に、シェービング用の水等の、不溶性金属塩を含む水溶液中の不溶性金属塩量を低減させることができるキレート剤を含むシェービングシステムに関する。
湿式のシェービングシステムにおいては、剃刀と肌との間の摩擦抵抗、毛剃りに必要な力、肌に元からある炎症等の要因がシェービングを不快にする。シェービングの不快感を緩和するために帯状のシェービング補助部材を剃刀に取り付けることによって、シェービング補助部材を剃刀に組み入れることが知られている。例えば、1992年5月19日発行の米国特許第5,113,585号明細書は、不水溶性のマトリクス材、水溶性シェービング補助部材および低分子量の放出増進剤を含む帯状のシェービング補助部材について開示している。シェービングの際に水にさらされると、水溶性のシェービング補助部は、帯状のシェービング補助部材から肌ににじみ出る。放出増進剤はまた、水に溶け、帯状のシェービング補助部材からの水溶性シェービング補助部材の放出を向上させる。
シェービングに用いられる水は、たいてい、程度の差はあっても、例えばカルシウムおよびマグネシウムの炭酸塩、重炭酸塩、硫酸塩、塩化物等として存在する不溶性の金属塩を含む。そのような塩は概して、水が岩石、土壌等に接触することによって形成される。例えば、井戸水が挙げられる。約100μg/Lまたはそれ以上の量の塩(例えば、炭酸カルシウム)を含む水は、通常、「硬水」であると考えられている。シェービングを行う人の肌の敏感さと水に含まれる不溶性金属塩の量とに依存して、その不溶性金属塩は、シェービング行為自体によって引き起こされる皮膚炎の上に付加的な皮膚炎を引き起こす原因となる。さらに、高濃度の不溶性金属塩は、剃刀の刃にスケールおよび汚れとして現れる析出物の形成をもたらす。そのような析出物が積み重なると、刃が見苦しくなり、シェービングの不快感が増大し、シェービングシステムの耐用年数を低下させる。
したがって、不溶性の金属塩を含む水溶液の利用に適応可能な改良されたシェービングシステムが望まれている。
そのような改良されたシェービングシステムは、現在において手に入るシェービングシステムよりもシェービングを快適なものとし、皮膚炎を抑制することが望ましい。
本発明において、不溶性の金属塩を含む水溶液(例えば、硬水)の不溶性金属塩の量を低減させることができるキレート剤を含む改良されたシェービングシステムが提供される。キレート剤は、帯状のシェービング補助部材またはシェービングシステムのその他の構成要素(例えば、シェービングヘッド)において存在していてもよい。本発明の好ましい一形態において、キレート剤は、帯状のシェービング補助部材もしくはシェービングシステムのその他の構成要素に用いられる熱可塑性高分子とともにキレート剤を共押出しすることにより、または、液体のキレート剤を例えばシェービングヘッドの貯水部または空洞部から解放することにより供給することができる。あるいは、本発明の他の好ましい一形態において、キレート剤は、被覆物として、例えば、シェービングヘッドの肌に適合する部分に適用された潤滑性ポリマー被覆物の構成要素として提供される。
本発明によれば、シェービング水の不溶性金属塩を収容でき、特に敏感肌を持つ人のシェービングの不快感を抑制することができるシェービングシステムを提供することができる。
さらに、シェービングシステムの刃に蓄積されたスケールの量は、本発明に係るシェービングシステムを用いることにより低減される。相当有利なことに、スケールの形成および蓄積の回避により、本発明に係るシェービングシステムの耐用年数は増加する。
本発明に係るシェービングシステムによって除去可能な不溶性金属塩を形成する金属イオンは、重要ではなく、典型的には家庭用水等の飲用水に含まれる溶解した炭酸塩またはその他の塩として見出される金属イオンを含む。そのようなイオンの代表的なものは、カルシウム、マグネシウム、鉄、銅、亜鉛およびそれらの混合物を含む。本発明に係るシェービングシステムは、Prentice−Hall社のPetrucci,R.H.およびHarwood,W.S.著、1997年、第7版、「General Chemistry Principles and Modern Applications」の内表紙の周期律表に掲載されている他の第2族および遷移金属のイオンを除去するために用いることができる。水溶液に含まれる不溶性金属塩の濃度は、本発明においては重要ではなく、通常は、水溶液の全量に基づいて約1〜300μg/L、より一般的には約10〜150μg/Lである。
本発明において用いるのに適したキレート剤は、水溶液中の不溶性金属塩の量を低減させることができるキレート剤を含む。それらのキレート剤は、少なくとも不溶性金属塩の金属イオンとキレートを形成することができる一つの官能基を持つ化合物またはポリマーを含む。ここで用いられる「キレート」は、カルシウムやマグネシウムのような金属イオンが配位連鎖によって1またはそれ以上の同モルの非金属原子(配位子とも称される)に結合している配位化合物を含む。本発明のシェービングシステムにおいては、1またはそれ以上のキレート剤が用いられる。
本発明において用いるのに適したキレート剤は特殊なものである必要はない。しかしながら、選択されるキレート剤は、人間の使用にとって安全なものであるべきである。それらのキレート剤は、高分子でもよく非高分子でもよい。キレート剤は、高分子型である場合には、一般的には約300〜10,000,000g/molの分子量を有し、より一般的には70,000〜3,000,000g/molの範囲の分子量を有する。ここで用いられる「分子量」は、重量平均分子量を意味する。ポリマーの重量平均分子量を測定する技術は、当業者にとって公知である。そのような技術の1つとして、ゲル透過クロマトグラフィが挙げられる。キレート剤は、高分子型である場合、シェービングシステムに用いられる他の高分子と両立できることが好ましい。すなわち、キレート剤は、ポリエチレン酸化物、ポリスチレン等のシェービングシステムに用いられる他のポリマーと共押し出しされ、均一な混合物を無理なく形成することができることが好ましい。相当有利なことに、本発明によれば、キレート剤は、シェービングシステムにおいて用いられる他のポリマー等に加えて個々のポリマーとして用いることができ、または、キレート機能は、水反応性ポリマーや水不溶性ポリマー等(後述する)のような、シェービングシステムにおいて用いられる他のポリマーの1つに付加される。例えば、潤滑性または構造的硬直性を与えるために用いられるポリマーのような、シェービングシステムにおいて一般的に用いられる他のポリマーは、キレート機能を含むように被覆されてもよい。あるいは、所望のポリマーを得るために、所望のキレート機能を備えるモノマーがシェービングシステムにおいて用いられる他のモノマーと重合されてもよい。
本発明において用いるのに適した主なキレート剤は、以下に示す官能基を1またはそれ以上含んでいてもよい。例えば、スルホン酸塩、リン酸塩、ホスフィン、亜リン酸塩、カルボン酸、アミン、ケイ酸塩等である。キレート剤の例としては、エチレンジアミン4酢酸(EDTA)、ニトリト三酢酸、エチレングリコール−ビス−(β−アミノエチルエーテル)−N、N−四酢酸、(エチレンジオキシ)−ジエチレン−ジニトリロ−4酢酸、サリチルアルドキシム、キノリノール、ジアミノシクロヘキサン−4酢酸、ジエチレン−トリアミノ−5酢酸、ジメチルグリオキシム、ベンゾインオキシム、トリエチレントラミン、デスフェリオキサミンカルシウムジナトリウムEDTA、ジカリウムEDTA、ジナトリウムEDTA、メチルシクロデキストリン、ペンテニック酸、クエン酸カリウム、クエン酸ナトリウム、グルコン酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム、テトラナトリウムEDTA、トリナトリウムEDTA、およびポリ(4−スチレンスルホン酸ナトリウム)が含まれる。キレート剤の他の例は、例えば、1996年1月30日発行の米国特許第5,487,884号明細書、1998年4月21日発行の米国特許5,741,945号明細書、1998年9月1日発行の米国特許第5,801,139号明細書、および、The Cosmetic,Toiletry,and Fragrance Association発行の「International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook」2002年第9版4巻2892ページに記載されている。
本発明に用いられる好ましいキレート剤は、(−SO −y)(Z+w),(−PO ―y)(Z+w),(R−COO−y)(Z+w)からなる郡から選択された官能基を有する。ここで、xは2,3または4であり、yはxより小さいかまたはxに等しく、Rは任意のアルキル基、アリールまたはアリールアルキル基であり、Zは任意の1または複数の陽イオンであり、wは1,2,3または4である。好ましいキレート剤としては、カルシウムジナトリウムEDTA、ジカリウムEDTA、ジナトリウムEDTA、メチルシクロデキストリン、ペンテニック酸、クエン酸カリウム、クエン酸ナトリウム、グルコン酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム、テトラナトリウムEDTA、トリナトリウムEDTA、ポリ(4−スチレンスルホン酸ナトリウム)が挙げられる。特に好ましいキレート剤は、ポリ(4−スチレンスルホン酸ナトリウム)である。
本発明において用いるのに適したキレート剤は、水溶液中の不溶性金属塩の量を少なくとも約10%低減させるのに効果的であることが好ましく、少なくとも約20%低減させるのに効果的あることがより好ましく、少なくとも約30%低減させるのに効果的であることがさらに好ましい。金属塩成分の低減量は、剃刀カートリッジ等のシェービングヘッドを不溶性金属塩を含む水溶液60mlにつけ、平衡に到達するまでの時間(例えば、約24時間)シェービングヘッドを水溶液中に保持し、水溶液中の金属イオンの濃度を分析することによって測定される。水溶液中の金属イオン量の増加は、それに対応して、解離して金属イオンを遊離する不溶性金属塩が減少することを示す。シェービングヘッドを含まない水溶液すなわち試験の最初における水溶液における金属イオンの濃度と試験を実施した後の水溶液中の金属イオンの濃度とを比較することによって、可溶化された金属塩の量は、容易に計算される。この試験は、実施例3において説明されている。実施例3に記載されているように、実験の便宜を目的として、過剰な不溶性金属塩は塩含有量の低減量(金属イオン含有量の増加量)測定の試験を実施するために用いられることが好ましい。水溶液中のイオン量は、誘導結合プラズマ(ICP)または原子吸光等の当業者によく知られている日常的な分析技術によって測定される。
適切なキレート剤の選択に関するさらなる詳細は、当業者によって判断される。
本発明について、図1を参照してさらに説明する。この説明は、特許請求の範囲の限定を意図するものではない。
図1を参照すると、シェービングシステム10においては、スキンエンゲージング部12を含むシェービングヘッド11が備えられ、3枚のブレード部材13がスキンエンゲージング部13に近接して固定されている。シェービングヘッド11は、さらに、シェービングヘッドの立下りエッジ(キャップとも称される)の近くに取り付けられた固体重合体からなる帯状のシェービング補助部材14を備える。あるいは、帯状のシェービング補助部材は、シェービングヘッドの立上がりエッジ(ガード部とも称される)またはシェービングヘッドの両方のエッジに配置されていてもよい。シェービングヘッド11は、概してシェービング用のハンドル15に付けられる。シェービングヘッドは、ハンドルが再利用されシェービングヘッドが1度またはそれ以上使用された後に取り外されるシェービングシステムの場合には、ハンドルから取り外し可能に取り付けられるように設計されていてもよい。あるいは、剃刀刃が使い捨てできる場合には、シェービングヘッドは、取り外しできないようにハンドルに(またはハンドルと一体となって)取り付けられていてもよい。この場合のシェービングヘッドにおいては、ハンドルとカートリッジとは、1度またはそれ以上使用された後に一式として一緒に取り外される。ここで用いられる「シェービングシステム」は、上記の両方のタイプのシェービングヘッドを含んでいる。
シェービングヘッド11または帯状のシェービング補助部材14のようなシェービングシステムの構成要素は、一般的には、シェービングシステムに構造上の完全な状態を提供する1またはそれ以上の熱可塑性の水不溶性ポリマーからなる。特殊な水不溶性のポリマーは、本発明においては重要ではない。本発明に係るシェービングシステムに用いるのに適した水不溶性ポリマーの例として、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ブタジエン−スチレン共重合体、ポリアセタール、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、エチレンビニルアセテート共重合体、ポリウレタンおよびこれらの混合物を構成する郡から選択されたものが挙げられる。一般的には、水不溶性ポリマーは、シェービングシステムの様々な構成要素の中に存在し、それらの水不溶性ポリマーは、シェービングシステムのその構成要素の総重量に基づいて、少なくとも5重量%存在し、好ましくは10〜100重量%存在し、さらに好ましくは20〜50重量%存在する。適切な水不溶性ポリマーは、市販されている。水不溶性の選択および量に関するさらなら詳細は、当業者にとって公知である。
水不溶性ポリマーは、例えば、帯状のシェービング補助部材において所望の潤滑特性を実現するために水反応性ポリマーと混合されていてもよい。ここで用いられる「水反応性」は、水溶性または水膨張性を意味する。「水溶性」は、25℃、1気圧の条件下における蒸留水(PH=7)において少なくとも0.2重量%、好ましくは0.5重量%のポリマーが溶解することを意味する。「水膨張性」は、25℃のような室温において1時間水に浸された後にポリマーの重量が少なくとも2重量%、好ましくは5重量%増加することを意味する。
特別な水反応性ポリマーは、本発明にとって重要ではない。本発明のポリマーとして用いるのに適した水反応性ポリマーの例として、以下のものには限定されないが、ポリビニル化合物、多糖類、ポリウレタン、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミド、ポリアルキレン酸化物、ポリスルホン、ポリラクトン、ポリラクタム、ならびに、これらの共重合体、錯体、混合物および誘導体からなる群から選択されるものが挙げられる。本発明に用いられる他の好ましい水反応性ポリマーは、以下のものに限定されないが、N−ビニルピロリドン−ハイドロキシエチルアクリラート共重合体、カルボキシメチルセルロース、ハイドロキシエチルセルロース、ポリアクリラマイド、ポリハイドロキシエチル−アクリラート、陽イオン化ハイドロキシエチルセルロース、ポリアクリル酸、ポリエチレン酸化物、ならびに、それらの錯体、混合物および誘導体からなる群から選択されるものが挙げられる。
本発明に用いるのに適した水反応性ポリマーは、非イオン、陽イオン、陰イオンまたは両性のものでもよい。一般的に、水反応性ポリマーの重量平均分子量は、約100,000〜10,000,000g/mol、好ましくは約200,000〜8,000,000g/mol、さらに好ましくは約300,000〜5,000,000g/molである。概して、本発明に用いるのに適した水反応性ポリマーの生成および選択に関する詳細は、当業者にとって公知である。そのような親水性ポリマーは、様々な市販の調達先から容易に手に入れることができる。
特に好ましい水反応性水溶性ポリマーは、ポリエチレン酸化物である。より好ましいポリエチレン酸化物は、POLYOX(登録商標)水反応性樹脂(ミシガン州ミッドランドのThe Dow Chemical Companyから入手できる)またはALKOX(登録商標)樹脂(日本国京都のMeisei Chemical Worksから入手できる)として知られている。たいていは、ポリエチレン酸化物の混合物を用いることが好ましい。一般的な混合物は、100,000〜500,000g/molの重量平均分子量を持つポリエチレン酸化物を少なくとも1つ有するとともに、3,000,000〜8,000,000g/molの範囲の重量平均分子量のポリエチレン酸化物を少なくとも1つ有する。特に好ましいポリエチレン酸化物は、約40〜100重量%の重量平均分子量が約5,000,000g/molであるポリエチレン酸化物(例えば、POLYOX(登録商標) WSR COAGULANT)と、約60〜0重量%の重量平均分子量が約300,000g/molであるポリエチレン酸化物(POLYOX(登録商標) WSR N−750)とを含む。
一般的に、水反応性ポリマーは、シェービングシステムの様々な構成要素において活用される場合、シェービングシステムの構成要素の総重量に基づいて、約1〜100%存在し、好ましくは約10〜90重量%存在し、さらに好ましくは約50〜80重量%存在する。適切な水反応性ポリマーは、市販されている。水不溶性ポリマーおよび水反応性ポリマーの混合物を含む水反応性ポリマーの選択および量に関するさらなる詳細は、当業者にとって公知である。例えば、ポリエチレン等のポリオレフィン、ポリエチレン酸化物等のポリアルキレン酸化物、ポリエチレン酸化物およびポリカプロラクトン等のポリラクトンを含む成型されたポリマー混合物は、1996年12月31日発行の米国特許第5,589,545号明細書に開示されている。
本発明のシェービングシステムの構成要素は、射出成型、押し出し成型等を含む適切な方法により加工してもよい。例えば、帯状のシェービング補助部材の製造過程において、ストリップの全ての構成要素は、成型または押し出しに先立って混合されていてもよい。最良の結果を出すには、たいてい、構成要素は乾燥していることが好ましい。
混合された構成要素は、例えば、約1000〜2000psi(pounds per square inch gauge)のバレル圧力、約10〜50rpm(revolutions per minute)の回転子速度、約150℃〜185℃の温度および約170℃〜185℃のダイ温度で、3/4インチの直径の押出機のHaake System 90を通して押し出してもよい。あるいは、175℃〜200℃(好ましくは185℃〜190℃)のプロセス温度、20〜50rpm(好ましくは25〜35rpm)の送り速度、1800〜5000psi(好ましくは2000〜3500psi)の押し出し圧力で11/4インチの短軸押出機を用いてもよい。押し出されたストリップは、一般的には約25℃まで空冷される。原料の混合粉体は、1つの材料の成型機または複数の材料の成型機で成型することができる。それらの成型機は、1個取り金型または数個取り金型でもよく、ホットランナー金型システムを任意に備えていてもよい。プロセス温度は、165℃〜250℃であり、180℃〜225℃であることが好ましい。射出圧力は、瞬間蒸発がなくその部分を完全に満たすために十分な圧力であるべきである。空洞部の大きさ、形状および個数に依存して、射出圧力は、300〜2500psiまたはそれ以上の幅をとることができる。サイクル時間は、一般的には約3〜30秒であり、約6〜15秒が最適である。
あるいは、原料は、2つの別個の溶融用またはポンプ用プラスチック押出機によって供給されてもよい。それらの押出機の各々は、加熱された容器、ポンプスクリュー、スクリュー用の駆動装置、システム全体の制御システムを含む。原料は、一般的には、粉末の状態でそれぞれの押出機(例えば、Davis Standard Corporation,Pawcatuck,CTによって製造された短軸タイプ)に送り込まれる。押出機は、同一または異なる速度で、同一または異なる温度で動作することができる。それぞれの押出機の容器温度は、例えば、160℃〜190℃の3つの領域で傾斜していてもよく、金型と容器の接触部における4番目のヒータは約190℃に設定されもよく、金型に設けられた5番目のヒータは190℃〜200℃の幅を持っていてもよい。その後、構成要素の溶融流は、帯状のシェービング補助部材を形成するために同時に供給される。最終的なサイズは、成形用ローラーを用いて押出材が冷却されることによって得られる。合成物は、主として毎分50フィートの割合で押し出される。混合された溶融材料は、ダイヘッドから成形用または冷却用装置に断面が一定になるように一定の速度で引き込まれる。冷たい乾燥した空気の槽の下で、溶融材料は成形しやすくなるまで冷却される。いったん冷却されると、シェービングシステムの構成要素は、要求通りにさらに処理がなされる。
本発明の好ましい形態においては、キレート剤は、キレート剤をシェービングシステムの構成要素を構成するポリマーと混合および共押出することによって、シェービングヘッドのガードもしくはキャップまたは帯状のシェービング補助部材等のシェービングシステムの構成要素の内部に供給される。例えば、シェービングヘッドを製造する際に、ポリ(4−スチレンスルフォン酸ナトリウム)は、ポリスチレンと混合され、シェービングヘッドの筐体を形成するように共押出されてもよい。キレート剤は、シェービングシステムの構成要素の内部に供給される際、シェービングシステムの構成要素の総重量に基づいて、主として約0.1〜10重量%、好ましくは約0.5〜6重量%、さらに好ましくは約1〜4重量%供給される。あるいは、シェービングヘッドのスキンエンゲージ部は、キレート剤を含み任意に他の従来のシェービング補助材料(以下に詳述されている)を含む液体を含む貯水部または空洞部を備えていてもよい。その液体は、2001年10月9日発行の米国特許第6,298,558号明細書に開示されているシェービングヘッドの孔を通して供給されてもよい。キレート剤が押出成型の条件や他の成型条件にさらされる場合、キレート剤は、加工温度よりも高い分解温度を持つことが好ましい。本発明のキレート剤は、150℃以上の分解温度を持つことが好ましく、約200℃以上の分解温度を持つことがより好ましく、約250℃以上の分解温度を持つことがさらに好ましい。このように、本発明の本形態においては、外面および内部部分を持つ固体高分子(少なくとも(i)水反応性ポリマーおよび(ii)水不溶性ポリマーのいずれか一方を含む高分子)、およびキレート剤を含むシェービングシステムの構成要素が設けられている。
本発明の特に好ましい形態においては、キレート剤は、帯状のシェービング補助部材とともに設けられている。一般的には、帯状のシェービング補助部材は、シェービングヘッドのスキンエンゲージ部の後部の開口部に固定されており、髭剃りの特性を改善するためにシェービングの際にストリップによって放出される1またはそれ以上の水反応性ポリマーから構成される。帯状のシェービング補助部材14は、図1に示すようにシェービングヘッド11の立下りに位置しているものの、シェービング補助ストリップは、シェービングヘッドのいずれかのスキンエンゲージ部(例えば、スキンエンゲージ部の立上り部)に位置していてもよく、適切とみなされる大きさまたは形状に加工されてもよい。一般的に、帯状のシェービング補助部材は、帯状のシェービング補助部材の総重量に基づいて、約0〜40重量%、好ましくは約10〜35重量%の1またはそれ以上の水不溶性ポリマーと、約50〜99.9重量%、好ましくは約59〜89.5重量%の1またはそれ以上の水反応性ポリマーと、約0.1〜10重量%、好ましくは約0.5〜6重量%、より好ましくは約1〜4重量%の1またはそれ以上のキレート剤から構成される。
帯状のシェービング補助部材はまた、例えば、約5,000g/molまたはそれ以下の重量平均分子量のポリエチレングリコールのような低分子量水反応性放出増進剤(例えば、1〜10重量%)、交差結合ポリアクリルのような水反応性放出増進剤(例えば、2〜7重量%)、着色剤、酸化防止剤、防腐剤、植物油、ビタミンE、アロエ、冷却剤、精油、ひげ軟化剤、アストリンゼン、薬剤等のような他の従来のシェービング補助材料を含んでいてもよい。着色剤を含む部分は、着色剤を放出(浸出または剥離)する可能性があり、それによってシェービングの際にストリップが変色する原因となる。一般的に、そのような部分は、例えば、約0.1重量%〜5.0重量%(好ましくは約0.5重量%〜3重量%)の着色剤を含んでいてもよい。帯状のシェービング補助部材のさらなる詳細は、当業者にとって公知である。例えば、2001年10月16日発行の米国特許第6,301,785号明細書、2001年10月9日発行の米国特許第6,298,558号明細書、2001年2月13日発行の米国特許第6,185,822号明細書を参照。
本発明の他の形態においては、キレート剤は、シェービングシステムのスキンエンゲージ部の少なくとも一部に塗料として設けられている。有利なことに、キレート剤は、湿潤時に潤滑性を持つ塗料をシェービング装置に設けるための水反応性ポリマーに含まれる。ここで用いられる「湿潤時に潤滑性を持つ」とは、水にさらされた製品の摩擦係数が減少することをいう。製品の摩擦係数の測定値に関する詳細は、当業者にとって公知である。湿潤時に潤滑性を持つ適切な塗料の例は、例えば、1989年12月24日発行の米国特許第4,875,287号明細書、1997年4月15日発行の米国特許第5,620,738号明細書および1992年2月25日発行の米国特許5,091,205号明細書に開示されている。キレート剤は、塗料としてシェービングシステムに設けられる場合、塗装液において、固形物(例えば、キレート剤を付加したポリマー)の総重量に基づいて約0.1〜10.0重量%、好ましくは約0.5〜6.0重量%、最も好ましくは約1.0重量%〜4.0重量%存在する。キレート剤の分解温度は、塗料の形で応用される場合、シェービングシステムの構成要素を構成する端オポリマーとともに共押出される場合には、重要ではない。
以下の実施例は、例示を目的として提供されており、特許請求の範囲の限定を意図するものではない。実験は、本発明に従って、キレート剤(PSSNa)の、塩を含む水溶液の不溶性金属塩(炭酸カルシウム)の金属イオンとキレート化合物化する能力を明確にする。当業者は、以下に説明される実施例によって、除去されるべき特定の不溶性の塩の他のキレート剤を選択することができる。以下の化学製品は、実施例において使用された。

PSSNapoly
4−スチレンスルフォン酸ナトリウム。約70,000g/molの分子量を持ち、National Starch & Chemical Company,Berkeley,CAから入手できる。

MIPS
Medium Impact ポリスチレン。約1.06の比重を有し、PolyOne Corporation,Cleveland,OH.から入手できる。

POLYOX(登録商標)
ポリエチレン酸化物凝析剤。約5,000,000の平均分子量を持ち、The Dow Chemical Company,Midland,MI.から入手できる。

POLYOX(登録商標) WSR N−750
ポリエチレン酸化物。約300,000の平均分子量を持ち、The Dow Chemical Company,Midland,MI.から入手できる。

PEG
ポリエチレングリコール。約3000の平均分子量を持ち、The Dow Chemical Company,Midland,MI.から入手できる。

PP
ポリプロピレン。約0.91の比重を有し、PolyOne Corporation,Cleveland,OH.から入手できる。

Aloe
194〜540の分子量の種々の成分を持つ天然植物エキス。
(不溶性塩の溶解)
この実験は、キレート剤が水に存在する金属塩とキレート化合物化する能力を明確にする。12個の個別のビーカのそれぞれには、1グラムのCaCOが加えられ、その後60mlの純水が加えられた。このことによって、過剰な不溶性金属塩が作り出される。それぞれのビーカは、3つずつの4グループに分けられた。1番目のグループにおいては、キレート剤は添加されていない。
2番目のグループにおいては、1.000gのPSSNaがそれぞれの3つのビーカに添加された。3番目のグループにおいては、0.5000gのPSSNaがそれぞれの3つのビーカに添加された。4番目のグループにおいては、0.2500gのPSSNaがそれぞれの3つのビーカに添加された。ビーカは、24時間の平衡に供された。その後、各々のビーカの成分はろ過され、カルシウム分析のために上澄みはICPによる分析がなされた。以下の表1は、分析結果を説明する。
Figure 2006505345
PSSNaが添加されたビーカにおいては、PSSNaの添加量にかかわらずCa+2の量がほぼ2倍に増加した(表2を参照)。
全てのビーカにおいてCaCOが過剰であったことから、Ca+2の増加のいずれも、水溶性Ca+2を拘束するPssNaおよびその後に平衡を取り戻すために溶解するある程度の量の不溶性CaCOの効果によって生じた。この実験は、PSSNaが実際に水中でカルシウムと結合することを証明する。他の特殊な理論を考慮しなければ、平衡式は以下のように考えられている。
Figure 2006505345
(シェービングヘッドの製造)
本実施例は、本発明に係る帯状のシェービング補助部材を含むシェービングヘッドの製品を明確にする。表2において説明される配合物を含む帯状のシェービング補助部材を含むシェービングヘッドは、以下に説明される従来の装置および射出成型法を用いて製造された。PPおよび刃は、高温高圧で連続成型された。カートリッジは、次の場所に送られる。その場所においては、表2において説明される配合物の乾燥した混合成分が約199℃の温度および500psiの条件下において金型に導入されてカートリッジ上に成型される。カートリッジは、その後3番目の場所に送られる。その場所においては、下端の刃が引っ込められ、高温高圧の条件でゴム製のガードバーがカートリッジ上に成型される。刃はその後に再配置され、カートリッジは成型装置から取り外される。
最初の配合物においては、PSSNaを適応させるために、MIPSの濃度が10重量%から8重量%まで低下した。2番目の配合物においては、POLYOX(登録商標) WSR N750が12重量%から10重量%まで低下した。成型後、帯状のシェービング補助部材は、0.2cmの幅で約3.5cmの長さを持つ。
Figure 2006505345
本実施例は、本発明に係る帯状のシェービング補助部材が金属イオンとキレート化合物化して不溶性金属塩の溶解を促進する能力を備えることを明確にする。12個の個別のビーカのそれぞれには、1gのCaCOが添加され、その後に60mlの純粋が添加された。これにより、過剰な不溶性金属塩が作り出された。それぞれのビーカは、3つずつの4グループに分けられた。最初のグループ(グループI)においては、配合3(基準)によって作られた帯状のシェービング補助部材を含む3つのシェービングヘッドが添加された。2番目のグループ(グループII)においては、配合1によって作られたシェービング補助ストリップを含む3つのシェービングヘッドが添加された。3番目のグループ(グループIII)においては、配合2によって作られたシェービング補助ストリップを含む3つのシェービングヘッドが添加された。4番目のグループ(グループIV)においては、シェービングヘッドは添加されていない。各ビーカは、24時間の平衡に供された。その後、それぞれのビーカの成分はろ過され、カルシウム分析のために上澄みはICPによる分析がなされた。グループIVの上澄み液のカルシウムの平均濃度は、8.75μg/Lである。分析後、基準(グループI)においては、カルシウムイオンの平均濃度が8.75μg/Lであった。PSSNa配合物(グループIIおよびグループIII)においては、カルシウムの平均濃度が27.4μg/Lであった。3つのサンプルセットから基本となるカルシウム量を差し引くと、PSSNaサンプルにおいては、カルシウムイオンの吸収率が基準サンプルから35.6%増加した。すなわち、以下のように表される。
[Ca+2] average in control (Group I):22.50 μg/L
[Ca+2] average in PSSNa (Group II and Group III):27.40 μg/L
[Ca+2] average in water (Group IV):8.75 μg/L
[Ca+2]GI - [Ca+2]GIV = 22.50 μg/L - 8.75 μg/L = 13.75 μg/L
[Ca+2]GII/GIII - [Ca+2]GIV = 27.40 μg/L - 8.75 μg/L = 18.65 μg/L
% increase {( [Ca+2]GII/GIII - [Ca+2]GI) / [Ca+2]GI}*100 = [(18.65 - 13.75) / 13.75]*100 = 35.6%
水吸収による重量増加はまた、それぞれの配合物の8つの帯状のシェービング補助部材を用いて測定された。基準配合物(配合3)の重量変化平均は、35.32mgであった。配合1は39.23mgの重量増加平均を示し、配合2は40.94mgの重量増加平均を示した。このように、水におけるカルシウムイオン量の増加を示すとともに、潤滑性を示す水吸収性は不利な影響を受けなかった。
本発明は特定の形態に関して述べられてきたが、当業者は、他の形態が後述する特許請求の範囲に含まれることを認識するであろう。例えば、本発明は、1以上の帯状のシェービング補助部材が設けられるとともに少なくとも1つの帯状のシェービング補助部材がキレート剤を含む形態を含む。さらに、本発明は、キレート剤を含まない帯状のシェービング補助部材が設けられ、代わりにキレート剤がシェービングシステムのスキンエンゲージ部の他の部分に設けられた形態を含んでもよい。
本発明に係るシェービングシステムの斜視図である。

Claims (26)

  1. ブレード部と、
    前記ブレード部に近接するスキンエンゲージ部とを備え、
    前記スキンエンゲージ部は、不溶性金属塩を含む水溶液中の前記不溶性金属塩の量を減少させることができるキレート剤を含むことを特徴とするシェービングシステム。
  2. 前記スキンエンゲージ部は、水反応性ポリマーおよび水不溶性ポリマーの少なくともいずれか一方を含むことを特徴とする請求項1記載のシェービングシステム。
  3. 前記スキンエンゲージ部は、水反応性ポリマーと前記キレート剤とを含む固体高分子の帯状のシェービング補助部材を含むことを特徴とする請求項1記載のシェービングシステム。
  4. 前記キレート剤は、前記不溶性金属塩の金属イオンとキレートを形成することができる官能基を有するポリマーであることを特徴とする請求項1記載のシェービングシステム。
  5. 前記キレート剤は、非重合体であることを特徴とする請求項1記載のシェービングシステム。
  6. 前記スキンエンゲージ部は、液体を収容する貯水部であり、
    前記液体は、前記キレート剤を含むことを特徴とする請求項1記載のシェービングシステム。
  7. 前記キレート剤は、約150℃以上の分解温度を有することを特徴とする請求項1記載のシェービングシステム。
  8. 前記キレート剤は、約200℃以上の分解温度を有することを特徴とする請求項1記載のシェービングシステム。
  9. 前記キレート剤は、(−SO −y)(Z+w)、(−PO −y)(Z+w)および(R−COO−y)(Z+x)からなる郡から選択された官能基を備え、
    前記xは、2,3または4であり、
    前記yは、xより小さいか等しく、
    前記Rは、アルキル基、アリール基およびアリールアルキル基のいずれかであり、
    前記Zは、任意の陽イオンであり、
    前記wは、1,2,3または4であることを特徴とする請求項1記載のシェービングシステム。
  10. 前記キレート剤は、EDTA(エチレンジアミン4酢酸)、カルシウムジナトリウムEDTA、ジカリウムEDTA、ジナトリウムEDTA、メチルシクロデキストリン、ペンテニック酸、ケイ酸カリウム、ケイ酸ナトリウム、グルコン酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム、テトラナトリウムEDTA、トリナトリウムEDTA、ポリ(4−スチレンスルフォン酸ナトリウム)およびこれらの混合物の郡から選択されたものであることを特徴とする請求項1記載のシェービングシステム。
  11. 前記キレート剤は、ポリ(4−スチレンスルフォン酸ナトリウム)であることを特徴とする請求項10記載のシェービングシステム。
  12. 外面および内部部分を有する高分子成分を備え、
    前記高分子成分は、(i)水反応性ポリマーおよび(ii)水不溶性ポリマーの少なくとも一方と、不溶性金属塩を含む水溶液から前記不溶性金属塩量を減少させることができるキレート剤とを含むことを特徴とするシェービングシステムの構成要素。
  13. 前記水反応性ポリマーまたは前記水不溶性ポリマーの少なくとも一方は、不溶性金属塩の金属イオンとキレートを形成することができる官能基を有することを特徴とする請求項12記載のシェービングシステムの構成要素。
  14. 前記キレート剤は、前記水反応性ポリマーおよび前記水不溶性ポリマーとは異なり、前記不溶性金属塩の金属イオンとキレートを形成することができる官能基を有することを特徴とする請求項12記載のシェービングシステムの構成要素。
  15. 前記キレート剤は、前記シェービングシステムの構成要素の外面の塗料として設けられていることを特徴とする請求項12記載のシェービングシステムの構成要素。
  16. 前記キレート剤は、前記シェービングシステムの構成要素の内部部分に設けられていることを特徴とする請求項12記載のシェービングシステムの構成要素。
  17. 前記キレート剤は、150℃以上の分解温度を有することを特徴とする請求項16記載のシェービングシステムの構成要素。
  18. 水反応性ポリマーと、
    キレート剤とを備えることを特徴とする帯状のシェービング補助部材。
  19. 前記水反応性ポリマーは、ポリビニル化合物、多糖類、ポリウレタン、ポリアクリラート、ポリアクリラマイド、ポリアルキレン酸化物、ポリサルフォン、ポリラクトンならびに、これらの共重合体、錯体、混合物および誘導体からなる群から選択されることを特徴とする請求項18記載の帯状のシェービング補助部材。
  20. 水不溶性ポリマーをさらに含むことを特徴とする請求項18記載の帯状のシェービング補助部材。
  21. 前記水不溶性ポリマーは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ブタジエン−スチレン共重合体、ポリアセタール、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、エチレンビニルアセテート共重合体、ポリウレタンおよびこれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする請求項18記載の帯状のシェービング補助部材。
  22. 前記水反応性ポリマーまたは前記水不溶性ポリマーの少なくともいずれかは、前記不溶性金属塩の金属イオンとキレートを形成することができる官能基を有することを特徴とする請求項20記載の帯状のシェービング補助部材。
  23. 前記キレート剤は、前記水反応性ポリマーおよび前記水不溶性ポリマーとは異なり、前記水不溶性金属塩の金属イオンとキレートを形成することができる官能基を有することを特徴とする請求項20記載の帯状のシェービング補助部材。
  24. 前記キレート剤は、約150℃以上の分解温度を有することを特徴とする請求項18記載の帯状のシェービング補助部材。
  25. 前記帯状のシェービング補助部材の総重量に基づいて、約0.1〜10重量%の前記キレート剤を含むことを特徴とする請求項18記載の帯状のシェービング補助部材。
  26. 前記帯状のシェービング補助部材の総重量に基づいて、約0.5〜6重量%の前記キレート剤を含むことを特徴とする請求項18記載の帯状のシェービング補助部材。
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