JP2006500818A - 音再生システム、プログラム、及びデータ担体 - Google Patents

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Abstract

音再生システムは、例えば、ヘッドホンスピーカである音生成手段(101)と、オーディオ信号源(110)からの入力オーディオ信号(106)に第1の頭部伝達関数(130)を適用し、音生成手段に出力オーディオ信号(108)を供給可能なオーディオプロセッサ(105)を有する。オーディオプロセッサは、第1の周波数範囲に亘る第1の頭部伝達関数(200)と、第2の周波数範囲に亘る第2の頭部伝達関数(202,204)を適用するよう構成される。第2の頭部伝達関数は、計算手段(152)によりモデル化されるか、又は、メモリ(150)から選択されてもよい。

Description

本発明は、
−音生成手段と、
−オーディオ信号源からの入力オーディオ信号に第1の頭部伝達関数(HRTF)を適用し、上述の音生成手段への出力オーディオ信号を生成するよう構成されるフィルタを有するオーディオプロセッサと、
−第1の頭部伝達関数の第1のフィルタ係数をフィルタに供給するよう構成される第1のデータ源と、を有する音再生システムに係る。
本発明は更に、プロセッサによる実行のためのコンピュータプログラムに係り、このコンピュータプログラムは、以下の段階:
−第1のデータ源から第1の頭部伝達関数フィルタの係数を得る段階と、
−オーディオ信号源からの入力オーディオ信号に第1の頭部伝達関数フィルタリングを適用し、出力オーディオ信号を生成する段階とを有する音再生方法を記述する。
本発明は更に、プロセッサによる実行のためのコンピュータプログラムを格納するデータ担体にも係る。このコンピュータプログラムは、以下の段階:
−第1のデータ源から第1の頭部伝達関数フィルタの係数を得る段階と、
−オーディオ信号源からの入力オーディオ信号に第1の頭部伝達関数フィルタリングを適用し、出力オーディオ信号を生成する段階とを有する音再生方法を記述する。
本発明は更に、第1の所定周波数範囲に亘る第1の頭部伝達関数を格納するデータ担体に係る。
本発明は更に、第1の所定周波数範囲に亘る第1の頭部伝達関数を伝送する信号伝送システムに係る。
このような音再生システムは、WO−A−0149066から公知である。公知のシステムの好適な実施例は、一対のヘッドホンからなり、この一対のヘッドホンは、ヘッドホンのユーザの周りの任意の音源をシミュレートするよう構成され、ヘッドホンバーチュアライザ(virtualizer)と称される。このヘッドホンは、例えば、ドルビーデジタル5.1に必要なスピーカ、即ち、左スピーカ、中心スピーカ、及び右スピーカ、少なくとも1つの左サラウンドスピーカ及び1つの右サランドスピーカ、及び、必要である場合には、低周波効果のためのスピーカをシミュレート可能であり、従って、このヘッドホンは、これらのスピーカ全てを使用する必要をなくす。更に、真の3次元音場が、例えば、アンビオフォニクス(ambiophonics)アプローチにおけるようにシミュレート可能である。更に、任意の室内音響もシミュレート可能である。
ユーザの耳に、入力オーディオ信号により駆動されて遠くのスピーカから与えられる音と同じ音を近くのヘッドホンスピーカから与えるためには、入力オーディオ信号は、頭部伝達関数によりフィルタリングされる必要があり、それにより、ヘッドホンスピーカに入力される出力オーディオ信号が生成される。HRTFは、例えば、壁に反射した後、ユーザの胴及び耳介と相互作用した後の遠くのスピーカから耳までの音の伝達を特徴付ける。一般的に、バーチュアライザは、例えば、平均的な人間に対する標準的な頭部伝達関数を用いる。このアプローチは、ユーザは、自分自身の体と耳介の形状、従って、正しくないHRTFで音の位置を突き止めるよう学習しており、音は頭部の中から来るように知覚されるか、又は、前後方向が混乱するという欠点を有する。公知のシステムは、遠くのスピーカからの音を耳に入る際に測定するマイクロホンをヘッドホン内に組み込むことにより、この欠点を回避する。この測定に基づいて、特定のユーザに対するHRTFが得られる。
公知のシステムは、測定されたHRTFは、一部の周波数領域について不正確な値を有し、それにより、バーチャル音源の不正確な位置決めをもたらすという不利点を有する。
本発明は、比較的正確である冒頭段落に記載したような種類の音再生システムを提供することを第1の目的とする。
本発明は、冒頭段落に記載したような本発明によるコンピュータプログラムを提供することを第2の目的とする。
本発明は、本発明によるコンピュータプログラムを格納したデータ担体を提供することを第3の目的とする。
本発明は、2つの相補的HRTFを格納したデータ担体を提供することを第4の目的とする。
本発明は、2つの相補的HRTFを伝送する信号伝送システムを提供することを第5の目的とする。
第1の目的は、入力オーディオ信号をフィルタリングして出力オーディオ信号を生成するために第2の頭部伝達関数の第2のフィルタ係数をフィルタに供給可能である第2のデータ源があることにより実現される。フィルタは、第1のHRTFの係数が正確である第1の周波数範囲に亘っては第1のHRTFを適用し、例えば、第1のHRTFの係数が不正確である周波数範囲である第2の周波数範囲に亘っては第2のHRTFを適用可能である。その場合、第2のHRTFの係数は、例えば、専用実験室での測定といったようなより信頼度の高い方法で決定可能である。
2つ以上のHRTFを使用することの追加の利点は、例えば、バーチャルルームの音響効果を変更するといった所望の効果をより容易に実施可能である点である。バーチャルルームにバーチャルカーペットを敷くことは、例えば、カーペットが高い吸収性を示すより高い周波数の周波数範囲におけるHRTFを変更することによりモデル化可能である。
第1の、第2の、及び必要である場合には更なる周波数範囲は、例えば、簡単後処理のための周波数範囲を選択するアプリケーションにおいて、分離ではなく重なるように予め決定されてもよい。
音測定を行うためのマイクロホンがあり、第1のデータ源は、音測定から第1のフィルタ係数を計算する係数計算手段を有し、第2のデータ源は、第2の頭部伝達関数に関連するデータを格納するメモリを有すると有利である。その場合、メモリは、例えば、実験室において測定されたより高い周波数に対する標準HRTFの係数を有することが可能である。
更に、第2のデータ源は、メモリからのデータに基づいて第2の頭部伝達関数フィルタの係数を計算する計算手段を有すると更に有利である。その場合、計算手段は、例えば、ユーザの耳の幾何学的又はオーディオ的特性の測定に基づいて、より高い周波数に対するパラメトリックHRTFを得ることが可能である。必要なパラメータ及び式は、メモリ内に格納可能である。
第2及び第3の目的は、本発明のデータ担体上に格納される本発明のコンピュータプログラムの方法が更に、
第2のデータ源から第2の頭部伝達関数の係数を得る段階と、
オーディオ信号源からの入力オーディオ信号に第2の頭部伝達関数フィルタリングを適用して出力オーディオ信号を生成する段階と、
を有することにより実現される。
第4の目的は、第2の所定周波数範囲に亘る第2の頭部伝達関数を更に格納し、第2の頭部伝達関数は、音生成手段によるスピーカからの音のシミュレーションを向上する相補的な情報を有することにより実現される。
第5の目的は、第2の所定周波数範囲に亘る第2の頭部伝達関数を更に伝送し、第2の頭部伝達関数は、音生成手段によるスピーカからの音のシミュレーションを向上する相補的な情報を有することにより実現される。
本発明による音再生システム、コンピュータプログラム、及びデータ担体の上述の及び他の面は、以下に記載する実施及び実施例から明らかとなろう。また、その実施及び実施例、並びに添付図面を参照して説明する。添付図面は、非制限的な例示を示すに過ぎない。
図中、破線で示す構成要素は、所望の実施例に応じて任意選択的である。
図1は、音再生のためにスピーカ120に入力オーディオ信号106を送る、例えば、ラジオ又はDVDプレーヤといったオーディオ信号源110を示す。更に、ユーザ155の耳において、スピーカ120と実質的に同じ音を入力オーディオ信号106から生成するようヘッドホンスピーカ101及び103を有する一対のヘッドホンを示す。これを実現するために、オーディオプロセッサ105があり、このオーディオプロセッサ105は、入力信号106をフィルタリングして、ヘッドホンスピーカ101及び103のための出力信号108を生成するフィルタ130を有する。更に、図2に示す第1の頭部伝達関数200の第1のフィルタ係数をフィルタ130に供給するための第1のデータ源131と、例えば、202である第2の頭部伝達関数の第2のフィルタ係数をフィルタ130に供給する第2のデータ源100がある。第2のデータ源100は、メモリ150を有してもよい。このメモリ150内には、幾つかのHRTFを格納可能であり、例えば、実験室での測定によると、10人に対するHRTFを格納可能であった。メモリ150は更に、HRTFのモデリングのために計算手段152が必要とするパラメータ及び式も格納可能である。逆に、計算手段152によるモデリングから結果として得られる係数も、直にフィルタ130に送られるのではなく、後での使用のためにメモリ150内に格納可能である。例えば、データ担体300用のドライブ、又は、インターネットへの接続を取付けることによりメモリ内にデータを取り込むためのデータ取り込み手段180があってもよい。データは、工場において、メモリ150内に予め取り込みされることも可能である。ユーザ155は、例えば、メモリ150内に格納されたHRTFのうちの1つを選択することが可能であり、その選択する1つについて、12kHzより高い周波数範囲における値が最も好適であり、というのは、例えば、その値は最適な音定位をもたらすからである。
スピーカ120は、
−家庭用シネマアプリケーションにおける左サランドスピーカ、
−バーチャル空間における特定位置においてコンピュータゲーム又はバーチャルリアリティアプリケーションのバーチャルキャラクタにより生成される音、又は、
−コマンドセンタにおいて適用されるように、音声通信アプリケーションにおける複数の通信チャネルのうちの1つに関連付けられる特定の方向からの音、
といったようにアプリケーションに依存する所定の音源として解釈されなければならない。
音は、ユーザ155の耳に、直接経路160を介して進むが、物体140から反射する反射経路161といった非直接経路161を介しても進む。物体は更に、音を吸収する且つ散乱させることが可能であり、また、音は更に、例えば、窓を透過可能である。音は更に、最終的にユーザ155の耳に入る前に、ユーザ155の様々な体の部分と相互作用する。この作用は、耳において測定される特定の可聴周波数での相対パワーが、スピーカ120により放出されるパワーと比べて増加又は減少されることをもたらし、これは、フィルタ関数によりモデル化可能である。このフィルタ関数は、頭部伝達関数(HRTF)と称され、ユーザ、部屋、スピーカ120といった音源の方向、室内におけるユーザ155とスピーカ120の位置に依存する。ユーザ155の耳により知覚されるスピーカ120により生成される音を、ヘッドホンスピーカ103又は一般的に室内の別のスピーカにより実質的に同じ音場を耳に適用することにより、シミュレート可能である。入力オーディオ信号106は、ヘッドホンスピーカ103に直接適用することはできず、というのは、その場合、ユーザ155は、音が、スピーカ120の位置からではなく、ヘッドホンスピーカ103の位置から来ると知覚してしまうからである。スピーカ120の説得力のあるシミュレーションを実現するために、入力オーディオ信号は、オーディオプロセッサ105によりフィルタリングされなければならない。オーディオプロセッサ105内では、フィルタ130が、特定のユーザ155、位置等に対し実質的に真のHRTF200である第1のHRTFを適用する。一般的に、ヘッドホンバーチュアライザは、固定HRTFか、様々な人に対して予め測定された幾つかの格納HRTFから選択される1つのHRTFを使用する。用いられたHRTFが、特定のユーザ155に対応するものでなければ、一般的に、正確な音定位は起きない。例えば、背後における音源が前方にあるかのように誤って聞こえたり、音の高さが誤って判断されたり、又は、音が頭の中から発生していると知覚されてしまったりし得る。真のHRTF200を得るために、左マイクロホン113が、例えば、ユーザ155の耳に入る際の音を測定するためにあり、同様に、スピーカ120からもう一方の耳へのHRTFを得るために、右マイクロホン111がある。WO−A−0149066は、マイクロホン111及び113による測定からHRTFを得るアルゴリズムを記載する。スピーカ120といったユーザ155の環境に位置付けられたスピーカは、マイクロホン111及び113により測定されるべき音を生成するよう用いる。測定後は、ユーザはスピーカ120を処分可能であり、というのは、結果として得られる測定データは、メモリ内に格納可能であり、また、必要なときにHRTF係数を得るために用いることが可能だからである。係数計算手段132は、マイクロホン測定からHTRF係数を得るためのアルゴリズムを適用する。
第2のHRTFを用いることにより恩恵を受けるアプリケーションが幾つかある。
最初に、真のHRTF200は、全ての周波数に対してマイクロホン測定から正確に得られるわけではない。例えば、9kHz以上の高周波数では、マイクロホン111及び113の位置は非常に重要であるので、高周波数に対し得られたHRTFの値は、不正確であり、これは、シミュレートされた音源の悪い定位をもたらし得る。消費者アプリケーションでは、マイクロホンは耳道に入らないことが望ましいが、これは、高周波数に対するHRTF係数の精度を低減する。更に、HRTF測定が、雑音消去により行われる場合、高周波数に対する正確なHRTF係数を得ることは、ユーザはじっとすべきであることを意味する。低周波数に対しては、しばしば、環境的雑音があるが、HRTFを得るためのアルゴリズムは、この雑音がスピーカ120から派生したものであるか否か判断することができない。これは、低周波数領域、例えば、200Hz以下の領域における不正確なHRTF値をもたらし得る。例えば、専用の実験室測定からの等しくない所定の第1の周波数範囲F1においてHRTFを得るためのその場(in situ)マイクロホン測定よりも、所定の第2の周波数範囲F2に対するより信頼度の高いHRTF値が、異なるソースより得ることが可能である。これらのより信頼度の高い値が、第2のHRTFに用いられる。
第2に、ユーザ155が、ユーザがシミュレートするバーチャルルームを、ユーザがいるような室内ではなく、よりオペラ劇場又は屋外にいるかのように聞こえるようにするためにHRTFの特定の部分を変更したい場合、このことを、できるだけ少ない動作で、且つ、任意のマイクロホン測定なしで実現することが好適である。このことは、幾つかのHRTFを適用することにより容易にされる。
第3に、可能なHRTFフィルタ構造の選択が多様にされる。典型的に、有限インパルス応答(FIR)フィルタが、HRTFを実現するために用いられる。しかし、低周波数については、音は、長時間の間壁から何回も反射するので、FIRフィルタは多数の係数が必要となる。無限インパルス応答(IIR)フィルタを用いて低周波数のフィルタリングを実現することが有利である。これは、例えば、フィルタ130が、高周波数をフィルタリングし低周波数を変えない第1のHRTFフィルタと、IIRフィルタとして実現され、低周波数のみをフィルタリングする第2のHRTFフィルタとして実現されると、実現される。フィルタは分離した手段であっても、プロセッサ上で連続的に実現されてもよい。
図2は、特定のユーザ155、例えば、ユーザ155のまっすぐ前にあるスピーカ120、及び特定の高さにおいて測定可能である真のHRTF200(実線)を示す。例えば、耳の入り口の付近に位置付けられるマイクロホン113により測定されるオーディオ信号の振幅Aが、様々な周波数fに対し示される。耳介といった環境にある物体のスピーカ120からマイクロホン113の位置に進む音への影響が特徴付けられる。この影響は、音を生成するスピーカが、例えば、マイクロホン113により近いヘッドホンスピーカ103であるときは異なり、ヘッドホンスピーカ103の音は、ユーザ155の環境における、例えば、壁と相互作用しない。低周波動作は、特に、部屋及びユーザ155の胴により決定される。4kHzあたりでは、耳道内の積極的な干渉によるピークがある。例えば、6乃至12kHzのノッチ周波数fpあたりにおいて、耳介での反射による破壊的な干渉があり、これは、「耳介ノッチ」と称する。真のHRTF200において、例えば、12kHzより高い第2の周波数範囲F2において、マイクロホン測定は不正確である。本発明の音再生システムの1つの単純な実施例は、例えば、第1のHRTFを12kHzまでの第1の周波数範囲F1における真のHRTF200と特定し、モデル化されたHRTF202(破線)を12kHz以上の第2の周波数範囲F2における周波数に対する第2のHRTFとして使用する。この第2の周波数範囲F2では、音変更は、例えば、以下のようなヘッドシャドウモデル(head shadow model)によりモデル化可能である。
Figure 2006500818
ここでは、ITDは、両耳間時間差であり、rは、ユーザ155又は平均的ユーザの頭の半径であり、cは、音の速度であり、θは、音源の方位角方向であり、IIDは、両耳間強度差であり、fは、周波数である。第1のHRTFが、十分に大きい周波数範囲に亘って実質的に真のHRTF200であり、第2のHRTFが、妥当に正しい係数を有する場合、良好な音定位が起きる。より単純なHRTF又は例えば実験室において測定されるHRTFからのカルーネン・レーベ(Kahunen-Loeve)展開といった他のモデルも適用可能である。外耳及び耳道の幾何学的又は音フィルタリングパラメータは、所望のHRTFモデルを得るために用いることが可能であり、このパラメータは、例えば、ヘッドホンスピーカ101及び103により放射される音のマイクロホン111及び113による測定から得られる。もう1つの実施例は、耳介ノッチのモデル化を有する。ノッチ周波数fpは、音源の高さに伴ってシフトする。ゲームアプリケーションでは、例えば、飛ぶ音の音源は、以下のようにシミュレート可能である。この実施例では、第1のHRTFは、例えば、全周波数範囲に亘って真のHRTF200と等しいが、6乃至12kHzではフィルタリングが行われない。第2のHRTFは、例えば、6乃至12kHzの周波数範囲における飛ぶ音の音源の高さに依存してノッチ周波数fpを有するノッチを適用する。モデル化されたHRTF202を得るための頭部位置パラメータを得るために頭部追跡手段もあり得る。音再生システムにより実現可能な機能性のもう1つの例は、部屋変更のオンザフライ(on the fly)シミュレーションである。例えば、高周波数の吸収を増加するバーチャルカーペットを床の上に置くことは、モデル化されたHRTF202を点線で示す部屋特徴モデル化HRTF204により置換することによりモデル化されることが可能である。計算手段152は、第1及び/又は第2のHRTFに対し正しい値を得るために必要なモデル化計算を行う。第1のHRTF及び第2のHRTFの振幅レベルは互いに合わせられるよう注意すべきであり、また、別の第2のHRTFに切替える場合は、移行ストラテジを適用することにより可聴なクリックといったアーチファクトを回避すべきである。
尚、提案したHRTFの実施は、周波数領域においてのみならず時間領域においても実現可能であることは明らかであるべきである。環境におけるバーチャル音源に対応する音場をユーザ155の耳に、ヘッドホンスピーカ101及び103によって適用するのではなく、スピーカ120のように室内に配置されたスピーカを用いることが可能であり、これは、WO−A−0149066に記載される。オーディオプロセッサ105又はその構成要素はいずれも、別個のエンティティとして実現可能であり、又は、オーディオ信号原110又はヘッドホンの一部を形成可能である。
図3は、HRTF測定のための設備を示す。このような専門的設備は、例えば、専用音楽店にある。ヘッドホン内に組み込まれる安いマイクロホン111ではなく、より専門的なマイクロホン302があってもよく、このマイクロホンは、例えば、ユーザ310の耳道のより奥深くまで測定する。更に、専門的音響壁だけでなく、専門的スピーカ305、306があってもよい。オーディオ処理装置301は、専門的マイクロホン302から受信したデータ上に、例えば、コンサートホールをまねるよう追加の室内反響をシミュレートするといった更なる計算を行い得る。この計算は、専門的なマイクロホン302信号又はそこから得られたHRTFに直接行うことが可能である。第2のHRTFのためのデータは、例えば、店主のみがアクセスを有するインターネット上のデータベースから信号伝送システム304を介してダウンロード可能である。2つのHRTFは、次に、例えば、光ディスク又はユーザ310のMP3プレーヤ内のフラッシュメモリであり得るデータ担体303上に格納される。或いは、HRTFは、例えば、インターネット又はワイヤレス接続から例えば携帯装置に、信号伝送システム304を介して伝送可能である。第2の周波数範囲F2は、第2の頭部伝達関数202、204が第1の頭部伝達関数200の情報と相補的である情報を有するよう選択され、それにより、両方のHRTFがフィルタ130により一緒に用いられるとき、音再生手段101によるスピーカ120からの音のシミュレーションは、音定位に関しては、どちらかのHRTFをそのまま用いるときよりも向上する。両方のHRTFは、記憶又は伝送の前に1つのHRTFに組合わされることが可能である。もう1つの可能性は、音源の垂直位置を迅速にシミュレートするよう、例えば、幾つかの耳介ノッチHRTFといった幾つかの追加のHRTFを第2の周波数間隔に亘って格納することである。
上述した実施例は、本発明を制限するものではなく例示したものであり、当業者は、特許請求の範囲から逸脱することなく代替案を設計可能であろう。請求項に記載される本発明の構成要素の組合わせ以外で、本発明の範囲内の構成要素の他の組合わせは、本発明に含まれると当業者により認められる。構成要素の任意の組合わせが、単一の専用構成要素に実現可能である。請求項における括弧内の参照符号は、請求項の範囲を制限するものではない。「有する」という用語は、請求項に列挙される構成要素及び面が複数存在することを排除するものではない。単数形で示す構成要素は、その構成要素が複数存在することを排除するものではない。
本発明は、ハードウェア、又は、コンピュータ上で実行され、以前にデータ担体上に格納され、信号伝送システムを介して伝送されるソフトウェアにより実施される。
本発明の音再生システムを示す図である。 頭部伝達関数(HRTF)を示す。 HRTF測定設備を示す図である。

Claims (7)

  1. 所定の第1の周波数範囲に亘る第1の頭部伝達関数を、オーディオ信号源からの入力オーディオ信号に適用し、音生成手段用の出力オーディオ信号を生成するよう構成されるフィルタを有するオーディオプロセッサと、
    前記第1の頭部伝達関数の第1のフィルタ係数を前記フィルタに供給するよう構成される第1のデータ源と、
    を有する音再生システムであって、
    前記入力オーディオ信号をフィルタリングして前記出力オーディオ信号を生成するために前記第1の周波数範囲とは等しくない所定の第2の周波数範囲に亘る第2の頭部伝達関数の第2のフィルタ係数を前記フィルタに供給するよう構成される第2のデータ源を有することを特徴とする音再生システム。
  2. 音測定を行うためのマイクロホンを有し、
    前記第1のデータ源は、前記音測定から前記第1のフィルタ係数を計算する係数計算手段を有し、
    前記第2のデータ源は、前記第2の頭部伝達関数フィルタに関連するデータを格納するメモリを有することを特徴とする請求項1記載の音再生システム。
  3. 前記第2のデータ源は、前記メモリからのデータに基づいて前記第2のフィルタ係数を計算する計算手段を有することを特徴とする請求項2記載の音再生システム。
  4. 第1のデータ源から第1の頭部伝達関数の係数を得る段階と、
    オーディオ信号源からの入力オーディオ信号に第1の頭部伝達関数フィルタリングを適用して出力オーディオ信号を生成する段階と、
    を有する音再生方法を記述し、プロセッサによる実行のためのコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータプログラムは、前記方法において更に、
    第2のデータ源から第2の頭部伝達関数の係数を得る段階と、
    オーディオ信号源からの入力オーディオ信号に第2の頭部伝達関数フィルタリングを適用して出力オーディオ信号を生成する段階と、
    を有することを特徴とするコンピュータプログラム。
  5. 第1のデータ源から第1の頭部伝達関数の係数を得る段階と、
    オーディオ信号源からの入力オーディオ信号に第1の頭部伝達関数フィルタリングを適用して出力オーディオ信号を生成する段階と、
    を有する音再生方法を記述し、プロセッサによる実行のためのコンピュータプログラムを格納するデータ担体であって、
    前記データ担体は、前記方法において更に、
    第2のデータ源から第2の頭部伝達関数の係数を得る段階と、
    オーディオ信号源からの入力オーディオ信号に第2の頭部伝達関数フィルタリングを適用して出力オーディオ信号を生成する段階と、
    を更に格納することを特徴とするデータ担体。
  6. 第1の所定周波数範囲に亘る第1の頭部伝達関数を格納するデータ担体であって、
    第2の所定周波数範囲に亘る第2の頭部伝達関数を更に格納し、
    前記第2の頭部伝達関数は、音生成手段によるスピーカからの音のシミュレーションを向上する相補的な情報を有することを特徴とするデータ担体。
  7. 第1の所定周波数範囲に亘る第1の頭部伝達関数を伝送する信号伝送システムであって、
    第2の所定周波数範囲に亘る第2の頭部伝達関数を更に伝送し、
    前記第2の頭部伝達関数は、音生成手段によるスピーカからの音のシミュレーションを向上する相補的な情報を有する信号伝送システム。
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