JP2006351330A - ケース一体型コネクタ - Google Patents

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Nobuyoshi Nagashima
信由 永島
Akito Maekawa
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Abstract


【課題】 二次成形時の射出圧によってコネクタが変形するのを防止する。
【解決手段】 本発明におけるコネクタ1を中子としてインサート成形することにより、コネクタハウジング3の外面にはECUケース2が全周方向に沿って形成される。コネクタハウジング3の外面のうち、ECUケース2と対応する位置には、あらかじめコネクタハウジング3と一体で成形することにより、補強リブ15を突出して設けておき、補強リブ15の端縁16において補強リブ15の突出方向と反対方向から二次成形時の射出圧を受けるようにしたから、その射出圧によってコネクタ1が変形するなどの不具合を回避することが可能となった。すなわち、コネクタハウジング3の外面全体を肉厚にする必要がないから、コネクタ1全体を大型化することなく、コネクタ1が変形するのを防止することが可能となった。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コネクタをケース体に一体に組み込んでなるケース一体型コネクタに関する。
従来、一次成形品である中子をインサート成形して二次成形を行う技術として下記特許文献1に記載のものがある。このような技術を用いて、コネクタ101を中子とし、これをインサート成形して、ケース体102へ組み込むことが考えられる(図5参照)。
特開2003−53773公報
しかしながら、近年のコネクタの小型化の要請により、コネクタが薄肉化し、その他の要因と相俟って、一次成形品の外面に溶融樹脂の高圧の射出圧が作用すると、一次成形品の外面が変形するという問題があった。また、その変形が不良となるレベルにまでは至らないとしても、一次成形品の外面と二次成形型の型面との間に隙間が発生し、その隙間から溶融樹脂が流れ出すため、樹脂の食い切りが困難になるという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、二次成形の射出圧によって一次成形品の外面が変形するのを防止し、かつ成形時における樹脂の食い切りを確実に行うことを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、コネクタを中子としたインサート成形により同コネクタがケースの側壁面に一体に組み込まれるケース一体型コネクタであって、前記コネクタの外面には前記ケースの前記側壁面と対応する位置でかつ前記コネクタの全周方向あるいはその一部に沿って補強リブが突出して設けられ、前記補強リブの端縁と前記ケースの前記側壁面の端縁とが連続するようになっている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記コネクタの内部には、相手側端子との接触部を有する端子金具が配され、前記補強リブは、前記コネクタの外面において前記接触部に対応する位置から前記端子金具の長さ方向に関して前あるいは後に変位した位置に形成されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記端子金具は、長さ方向の前後両端に一対の前記接触部を備えてなる中継端子とされ、前記補強リブは、前記コネクタの外面において前記一対の接触部の中央部に対応する位置に設けたところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
コネクタを中子として金型内にセットし、形閉じした後、溶融樹脂を注入してケースの側壁面が成形されるときには、樹脂の射出圧が補強リブの端縁を介してコネクタに作用する。このとき、コネクタの外面のうち補強リブが形成された部分については厚みが増した分だけが増強されているため、コネクタの外面が変形するのを規制可能である。また、補強リブの側面を厚み方向から挟むようにして金型を押さえると、樹脂の射出圧が補強リブの端縁に作用しても、補強リブの側面と金型との間に隙間を生じさせないから、樹脂の食い切りを確実に行うことができる。さらに、補強リブを設けない場合の二次成形型をそのまま使用することが可能であるため、作り直す必要がなく経済的である。
<請求項2および請求項3の発明>
コネクタの内部には相手側端子との接触部を有する端子金具が配され、補強リブはコネクタの外周面において接触部と対応する位置からずらした位置に形成してあるから、万一、二次成形の射出圧によってコネクタが変形したとしても、接触部に悪影響を与えることなく接点部分の保証が可能である。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図3によって説明する。本実施形態におけるケース一体型コネクタは、コネクタ1を中子としてインサート成形によりECU(電子制御ユニット)ケース(本発明におけるケースに相当する)2の側壁面17に一体に組み込まれることで形成され、コネクタ1はコネクタハウジング3と、中継端子10とからなる。尚、以下の説明において、前後方向とは図1において左右方向を基準として右側を前方とし、上下方向とは図2において上下方向を基準として上側を上方とし、幅方向とは図2における左右方向を基準とする。
コネクタハウジング3は樹脂製で、断面略方形のブロック状をなしている。コネクタハウジング3の内部には、図2または図3に示すように、前後方向に開口する図示22個のキャビティ4が形成されている。各キャビティ4は、上下4段に分かれて同一ピッチで配されており、上から3段分については1段につき各6個のキャビティ4が配され、各段ともに幅方向に同一ピッチで配されている。コネクタハウジング3の前面には、相手側端子(図示しない)が進入するための挿通孔5が各キャビティ4の前端面に貫通しており、各挿通孔5の前面側は、相手側端子をキャビティ4内部に誘導するための誘導傾斜面6が内側に向けて形成されている。
コネクタハウジング3の後面には、後方に向けて突出するフード部8が形成されている。このフード部8の内部には、ECU回路に接続された雄端子金具20が圧入もしくはインサート成形により一体となったECU側コネクタ7が嵌合可能となっている。
キャビティ4の内部には、後方から中継端子10が挿入可能となっている。中継端子10は、前後方向に開口しかつキャビティ4の内面にほぼ沿う角筒部11を有している。角筒部11の外部下面のうち前部および後部には、各1箇所ずつスタビライザ12が下方に突出して設けられている。スタビライザ12は、中継端子10の挿入に際し、キャビティ4下面において前後方向に形成された案内溝9内部に進入することで、円滑な挿入を可能としている。角筒部11の内部下面のうち前後両端には、角筒部11の前縁および後縁からの折り返しによって、一対の弾性接触片(本発明における接触部に相当する)13,13が形成されており、それぞれ上下方向に撓み可能である。また、角筒部11の内部上面のうち各弾性接触片13,13と対向する位置には、一対の接触突部(本発明における接触部に相当する)14,14が内向きに突設されている。その結果、後方から挿入される雄端子金具20と前方から挿入される相手側端子とは、それぞれ弾性接触片13と接触突部14との間で挟み込まれることで、互いに導通可能に接続される。
コネクタハウジング3の外面であってフード部8寄りには、補強リブ15が全周方向に沿って張り出し形成されている。補強リブ15は、図2に示すように、嵌合方向からみると方形をなし、コネクタハウジング3と一体に形成される。補強リブ15の端縁16には、二次成形時に溶融樹脂が注入されることで、側壁面17の端縁18が補強リブ15の端縁16に連続するようになっている。すなわち、補強リブ15および側面壁17の前後面が面一で連続するようになっている。このように、補強リブ15をあらかじめ設けておくと、補強リブ15の突出方向に厚みが増した分だけ増強され、補強リブ15の端縁16で補強リブ15の突出方向と反対方向から二次成形時の射出圧を受けた場合に、コネクタ1が変形するといった不具合を回避することが可能となっている。
本実施形態は上記のような構造であって、続いてその作用を説明する。
まず、コネクタ1を二次成形型にセットし、型閉じする。ここで使用する二次成形型は補強リブ15がない場合の金型と同じであり、型閉じ時において両金型はECUケース2の側壁面17に相当する成形用空間を両金型間に保有しつつ補強リブ15を両金型間で厚み方向から挟み込む。上記の成形用空間へ溶融樹脂を注入すると、補強リブ15を設けることで増強された部分において補強リブ15の突出方向と反対方向から二次成形時の射出圧を受けることになるから、コネクタ1が変形するなどの不具合を回避することができる。
尚、従来であれば、コネクタ1の外面のうち射出圧を受ける部分(ECUケース2の側面壁17部分)とその周りの面とが面一で連続しているため、コネクタ1の外面が少しでも変形すると、コネクタ1の外面と仕切壁との間に隙間が発生し、この隙間から溶融樹脂が流れ出し、樹脂の確実な食い切りが困難であった。その点、コネクタ1の外面のうち射出圧を受ける部分(ECUケース2の側面壁17部分)とその周りの面とが段違いとなっているため、樹脂の食い切りを確実に行うことが可能となった。
以上のように、本実施形態においては、コネクタ1の外面においてECUケース2の側壁面17と対応する位置に補強リブ15を設けておき、補強リブ15の端縁16で二次成形時の射出圧を受けるようにしたから、その射出圧によってコネクタ1が変形するなどの不具合を回避することが可能となった。すなわち、二次成形時の射出圧によってコネクタ1が変形する不具合を回避するために、コネクタハウジング3全体を肉厚にして形成する必要がなく、ECUケース2の側面壁17の一部を構成する補強リブ15を利用して増強したから、コネクタ1全体を大型化することなく、コネクタ1が変形するのを防止することが可能となった。また、二次成形型は従来の金型をそのまま使用することができるので、作り直したりする必要がなく、経済的である。さらに、補強リブ15の前後両側面から金型を押さえて溶融樹脂の流れ出しを規制するようにしたから、樹脂の食い切りが確実に行えるようになった。
<実施形態2>
本発明の実施形態2を図4によって説明する。実施形態2は、実施形態1における補強リブ15およびECUケース2の側面壁17の配置を変更したものであり、その他の共通する構造については説明を省略する。すなわち、本実施形態において補強リブ15は、各弾性接触片13,13および各接触突部14,14の前後方向略中央(要は、補強リブ15が設けられる位置は、各弾性接触片13,13および各接触突部14,14を全周方向から挟み込む位置から前あるいは後に変位した位置)に配されている。本実施形態によると、万一、二次成形時の射出圧によってコネクタ1が変形するようなことがあったとしても、中継端子10内部において雄端子金具20および相手側端子との接続部分の保証が可能である。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)実施形態1では、補強リブがコネクタハウジングと一体でインサート成形されたものを例示したが、コネクタの変形を防止することが可能であれば必ずしも一体で設ける必要はなく、例えば別部材で補強リブを設けてもよい。
(2)実施形態1では、補強リブの端縁は平面状に形成しているものを例示したが、コネクタの変形が規制可能であれば他の形態であってもよく、補強リブの端縁には傾斜をつけてもよいし、あるいは丸みをつけてもよい。
実施形態1におけるコネクタの断面図 実施形態1におけるコネクタハウジングの正面図 実施形態1におけるコネクタハウジングの断面図 実施形態2におけるコネクタの断面図 従来例におけるコネクタの断面図
符号の説明
1…コネクタ
2…ECUケース(ケース)
13…弾性接触片(接触部)
14…接触突部(接触部)
15…補強リブ
16…補強リブの端縁
17…側面壁
18…側面壁の端縁

Claims (3)

  1. コネクタを中子としたインサート成形により同コネクタがケースの側壁面に一体に組み込まれるケース一体型コネクタであって、
    前記コネクタの外面には前記ケースの前記側壁面と対応する位置でかつ前記コネクタの全周方向あるいはその一部に沿って補強リブが突出して設けられ、
    前記補強リブの端縁と前記ケースの前記側壁面の端縁とが連続するようになっていることを特徴とするケース一体型コネクタ。
  2. 前記コネクタの内部には、相手側端子との接触部を有する端子金具が配され、
    前記補強リブは、前記コネクタの外面において前記接触部に対応する位置から前記端子金具の長さ方向に関して前あるいは後に変位した位置に形成されていることを特徴とする請求項1記載のケース一体型コネクタ。
  3. 前記端子金具は、長さ方向の前後両端に一対の前記接触部を備えてなる中継端子とされ、
    前記補強リブは、前記コネクタの外面において前記一対の接触部の中央部に対応する位置に設けたことを特徴とする請求項2記載のケース一体型コネクタ。
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JP2013020720A (ja) * 2011-07-07 2013-01-31 Sumitomo Wiring Syst Ltd 中継コネクタ

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