JP2006350837A - 紙幣処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】各種の構成部材を限られた設置スペースに効率的に配設することでコンパクト化が図れる紙幣処理装置を提供する。
【解決手段】紙幣処理装置は、筐体1aと、筐体の前面1bに設けられ、紙幣が挿入可能な紙幣挿入口3Aと、紙幣挿入口3Aから挿入された紙幣を、挿入方向に沿って搬送するように、少なくとも両端がテンションローラ18a,18b、19a,19bに巻回された搬送ベルト17a,17bと、両端のテンションローラに当接するピンチローラ21a,21b、22a,22bとを具備した紙幣搬送機構7とを備える。そして、両端のテンションローラに当接するピンチローラ21a,21b間の距離、及びピンチローラ22a,22b間の距離を、両端のテンションローラ18a,18b間の距離、及びテンションローラ19a,19b間の距離よりも短く設定したことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば、パチンコ機やスロットマシン等(以下、「遊技機」と総称する)が設置されている遊技場に設置され、遊技機間に配設可能な紙幣処理装置に関する。
一般的に、パチンコホールのような遊技場では、遊技者の便宜を図るため、遊技機が多数設置された領域(「島」とも称する)において、隣接する遊技機間に、パチンコ球やコイン(遊技媒体)を貸し出すための縦長状の遊技媒体貸出装置(サンド装置とも称する)が設置されている。この遊技媒体貸出装置は、各遊技機間に固定設置されるフレームに装着されており、対応する挿入口を通じて紙幣、硬貨、プリペイドカード等が挿入されることにより、実際に遊技媒体を貸し出したり、遊技媒体の貸し出しを促す信号を遊技機に送信するようになっている。例えば、紙幣が処理できるように構成された紙幣処理装置であれば、挿入された紙幣を識別する紙幣識別部と、紙幣識別部で有効と判断した紙幣を収容する紙幣収容部(金庫)とを備えている。
上記した紙幣処理装置は、例えば特許文献1に開示されているように、遊技者によって挿入される紙幣を搬送するように、テンションローラに巻回された一対の搬送ベルト、及びテンションローラ部分に当接するピンチローラを備えており、紙幣挿入口から挿入された紙幣は、ガイド部材によってテンションローラとピンチローラとの間のニップ部に案内され、そのまま搬送ベルトによって紙幣識別部に沿って案内される。そして、この紙幣識別部で有効と判断された紙幣は、そのまま下流側に向けて搬送され、所定の動作手順に従って、紙幣収容部に積層収容される。
特開平6−162320
ところで、遊技場は、スペースを有効活用するため、多数の遊技機を効率的に設置することが望まれており、これに伴って、上記したような台間に設置される紙幣処理装置についても、極力、小型化することが要求されている。すなわち、紙幣処理装置は、幅方向、奥行き方向、上下方向において小型化が図れるように、筐体体の内部に設置される構成部材、及びその配置態様等については、スペースを有効利用する必要がある。
上記した特許文献1に開示されている紙幣処理装置では、搬送ベルトを巻回するテンションローラに対して、ピンチローラを紙幣搬送方向に対して直交する方向に圧接させており、また、紙幣排出部についても、排出側のテンションローラとピンチローラのニップ部から一定の距離を確保しているため、これを台間に設置するサンド装置に適用した場合、充分な小型化を図ることができない。すなわち、ピンチローラを搬送方向に対して直交する方向に圧接させることから、圧接用の付勢手段を配設したり、そのピンチローラの外径の分、圧接方向のスペースが必要とされてしまう。また、排出側では、紙幣の後端が紙幣排出部を通過した後でないと、それ以後の処理(紙幣の積層収容処理)ができないことから、紙幣搬送方向のスペースに無駄が生じている。
本発明は、上記した事情に着目してなされたものであり、各種の構成部材を限られた設置スペースに効率的に配設することでコンパクト化が図れる紙幣処理装置を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、請求項1に記載された紙幣処理装置は、筐体と、前記筐体の前面に設けられ、紙幣が挿入可能な紙幣挿入口と、前記紙幣挿入口から挿入された紙幣を、挿入方向に沿って搬送するように、少なくとも両端がテンションローラに巻回された搬送ベルトと、前記両端のテンションローラに当接するピンチローラとを具備した紙幣搬送機構と、を備え、前記両端のテンションローラに当接するピンチローラ間の距離を、前記両端のテンションローラ間の距離よりも短く設定したことを特徴とする。
上記した構成の紙幣処理装置によれば、紙幣挿入口に挿入された紙幣は、紙幣挿入口側にあるテンションローラとピンチローラとの間のニップ部に案内され、その後、搬送ベルトに載置された状態で搬送され、最終的に、下流側の端部にあるテンションローラとピンチローラとの間のニップ部から排出される。この場合、両ピンチローラ間の距離は、両テンションローラ間の距離よりも短くなるように設定されており、ピンチローラの設置位置を、紙幣搬送方向と直交する方向に対してオフセットすることができるため、当該方向について省スペース化することが可能となる。また、紙幣搬送方向の下流側では、テンションローラとピンチローラとの間のニップ部を上流側にオフセットすることができるため、排出された紙幣の処理を行なう処理機構を可及的に紙幣挿入口側に設置することが可能となり、紙幣搬送方向について省スペース化することが可能となる。
また、テンションローラに巻回される搬送ベルトは、前記ピンチローラの当接によって円弧状にテンションが掛けられるので、そのテンションに力を加えることなく(圧接用の付勢手段を設置する必要がない)、搬送される紙幣の癖(しわ、折れ、たわみ)を伸ばしながら搬送することが可能となる。
また、請求項2に係る発明においては、前記筐体内に、下流側のテンションローラとこれに当接するピンチローラとの間のニップ部から排出された紙幣を保持する紙幣押し込み領域を設置し、前記筐体の一方サイドに、前記紙幣押し込み領域に排出された紙幣を他方サイドに向けて押圧する押圧プレートを具備した紙幣押圧機構を設け、前記筐体の他方サイドに、前記紙幣押圧機構によって押圧される紙幣を積層収容する載置トレイを設けたことを特徴とする。
このような構成では、上記した搬送機構によって搬送される紙幣は、下流側に位置する紙幣押し込み領域に向けて排出される。紙幣押し込み領域には、紙幣を挿入方向に向けて搬送するための搬送機構(搬送ローラ等)が設置されないことから、筐体の幅方向にスペースを確保することができ、この領域に、紙幣押圧機構と紙幣を積層収容する載置トレイとを幅方向に効率的に設置することが可能となる。そして、紙幣押し込み領域に順次排出された紙幣は、一方サイド側に設けられた紙幣押圧機構の押圧プレートによって、順次、他方サイド側に設けられた載置トレイに積層収容される。
また、請求項3に係る発明においては、前記載置トレイは、紙幣の長手方向両縁部が係合可能な係止爪と、紙幣が積層される紙幣載置板と、前記紙幣載置板に載置された紙幣を前記係止爪に向けて押圧する付勢バネとを備え、前記紙幣押し込み領域を、前記押圧プレートと係止爪との間の隙間で形成したことを特徴とする。
上記した構成の載置トレイによれば、紙幣押圧機構によって押圧される紙幣は、係止爪を乗り越えることで紙幣載置板に順次、積層収容されて行く。すなわち、載置トレイに、単に、紙幣の両縁部が当て付く係止爪を設置することで、押圧プレートとの間で紙幣押し込み領域を形成しつつ、紙幣押し込み領域に排出された紙幣との間で容易に仕分けが行なえるようになる。これにより、載置トレイと紙幣押圧機構を幅方向に隣接して配設することが可能となり、両者の設置スペースを効率的に確保することができ、充分な紙幣の積層空間を確保することが可能となる。
本発明によれば、紙幣を搬送する紙幣搬送機構のピンチローラのテンションローラに対する当接方法を変えることにより、各種の構成部材を限られた設置スペースに効率的に配設することが可能となり、装置全体のコンパクト化が図れる紙幣処理装置が得られる。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。
図1から図4は、本実施形態に係る紙幣処理装置の構成を示す図であり、図1は、全体構成を示す斜視図、図2は、図1に示す蓋体を開放した状態を示す図、図3は、その内部構成を示す平面図、そして、図4は、紙幣搬送機構における搬送ベルトを巻回するテンションローラとピンチローラとの当接関係を示す図である。
紙幣処理装置1は、例えば、パチンコ機等(図示せず)の遊技機間に設置される遊技媒体貸出装置に設置可能に構成されている。この場合、遊技媒体貸出装置には、紙幣処理装置1の上側又は下側に他の装置(例えば、硬貨識別装置、記録媒体処理装置、電源装置など)が設置されているが、紙幣処理装置1は、これらの他の装置と一体化されていたり、別個に構成されていても良い。或いは、遊技機間以外の他の空間に紙幣処理装置1が単独もしくは前記他の装置と共に設置されていても良い。そして、このような紙幣処理装置1に紙幣が挿入され、挿入された紙幣の有効性が判断されると、その紙幣価値に応じた遊技媒体の貸出処理、記録媒体への書き込み処理等が行なわれる。
紙幣処理装置1は、直方体状に形成された筐体1aを備えており、この筐体1aが図示されていない遊技媒体貸出装置の係止部に装着される。筐体1aの前面(露出側になる面)1bには、紙幣処理領域3が形成されている。この紙幣処理領域3は、スリット状に開口して紙幣が投入される紙幣挿入口3Aと、及び紙幣挿入口3Aに隣接するように形成され、紙幣を積層収容した載置トレイ(紙幣収容部)を排出可能にする開閉可能なシャッタ91とを備えている。この場合、紙幣Pは、紙幣の短い辺を縦方向にした状態(起立状態)で矢印D1方向に沿って紙幣挿入口3Aを介して内部に挿入される。
筐体1a内には、挿入される紙幣の有効性を識別する紙幣識別部5と、挿入される紙幣を搬送する紙幣搬送機構7が設けられている。前記紙幣識別部5は、紙幣挿入口3Aの挿入方向の近傍位置に設置されており、紙幣搬送機構7は、紙幣識別部5から挿入方向D1に沿った領域に亘って設置されている。この場合、紙幣搬送機構7は、挿入される紙幣を挟持しながら搬送する機能を備えており、紙幣の長手方向の長さよりも短い領域、好ましくは、紙幣挿入口3Aの挿入方向の近傍位置において、紙幣の長さの半分以下の範囲に収まる大きさに構成されている。
なお、紙幣搬送機構7の下流側には、紙幣搬送機構を構成する下流側のローラ対によって排出される紙幣をそのまま摺動させる紙幣押し込み領域10が設けられている。この紙幣押し込み領域10は、下流側のローラ対から排出された紙幣を、何の規制も無く、排出方向と直交する方向である矢印D2方向に向けて、そのままの状態で移送できるように、紙幣の大きさと略同一の大きさを備えている。このように紙幣押し込み領域10は、紙幣搬送機構7の下流側に位置しており、この紙幣押し込み領域10を挟むようにして、筐体の一方サイドには紙幣押圧機構30が、他方サイドには載置トレイ(紙幣収容部)60が設けられている。すなわち、紙幣搬送機構7の搬送駆動によって押し込み領域10に排出された紙幣は、後述するように、紙幣押圧機構30の押圧プレートによって、矢印D2方向に向けてそのまま押圧され、載置トレイ60に、順次、積層収容される。
前記紙幣搬送機構7は、紙幣挿入方向D1に沿って延出し、所定間隔おいて設置される一対の搬送ベルト17a,17bを備えている。各搬送ベルト17a,17bは、その一端が紙幣挿入口3A側において内部フレーム1dに回転可能に支持される支軸18に取り付けられたテンションローラ18a,18bに巻回されており、他端が、紙幣識別部5の奥側において内部フレーム1dに回転可能に支持される支軸19に取り付けられたテンションローラ19a,19bに巻回されている。
前記支軸19は、内部フレーム1dに配設された搬送モータ20によって回転駆動されるようになっている。すなわち、支軸19は、搬送モータ20の駆動軸に固定されるギヤ20G、及びこれに噛合し、支軸19の端部に固定されるギヤ19Gを介して回転駆動されるようになっている。前記搬送モータ20は、後述する制御手段によって、正転/逆転するように駆動制御され、紙幣搬送機構7の駆動源としての機能を有する。
上記した両端に設置される各テンションローラ18a,18b、及びテンションローラ19a,19bには、夫々ピンチローラ21a,21b及びピンチローラ22a,22bが当接している。この場合、図4に示すように、両端にあるテンションローラ18a(18b),19a(19b)に夫々当接するピンチローラ21a(21b),22a(22b)間の距離L1は、両端のテンションローラ18a(18b),19a(19b)間の距離Lよりも短くなるように設定されている。すなわち、紙幣挿入口3Aに挿入される紙幣は、筐体内に設置されるガイド3Bによって、テンションローラ18a(18b)とピンチローラ21a(21b)間のニップ部N1に案内され、その後、これらに挟持された状態で搬送されて行き、最終的にテンションローラ19a(19b)とピンチローラ22a,22bとの間のニップ部N2を介して、紙幣押し込み領域10に排出される。
なお、搬送ベルトが巻回されるテンションローラについては、その両端以外の中間位置に設定されていても良い。
前記紙幣識別部5は、センサ基板5Aを備えており、このセンサ基板5Aには、前記支軸18よりも紙幣挿入口3A側部分に紙幣挿入センサ25が設けられている。この紙幣挿入センサ25は、例えば、光学式のセンサによって構成されており、紙幣挿入口3Aに紙幣が挿入されたことを検知する。そして、紙幣挿入センサ25によって紙幣の挿入が検知されると、後述する制御手段は、搬送モータ20を紙幣送り方向に回転駆動(正転駆動)する。
また、前記センサ基板5Aには、前記支軸18と支軸19との間に紙幣識別センサ26が設けられている。この紙幣識別センサ26は、上記した紙幣搬送機構7によって紙幣が搬送される際、搬送される紙幣に対して光を照射するよう光学式のセンサによって構成されている。紙幣識別センサ26は、紙幣挿入方向D1と直交する方向に沿って複数箇所設置されており、紙幣からの反射光や透過光によって得られる検知データを、後述する制御手段のCPUにおいて、予めROMに記憶されている正規の紙幣についてのデータとの間で比較を行ない、紙幣の有効性について判断を行なう。
前記紙幣押し込み領域10に対して、筐体の一方サイドには、紙幣押圧機構30が設けられている。この紙幣押圧機構30は、筐体1aに対して開閉可能な蓋体31と、蓋体31に設けられ、蓋体が筐体1aに対して閉じられた状態で紙幣押し込み領域10に紙幣が位置した際、その紙幣を矢印D2方向に向けて押圧する板状の押圧プレート32と、この押圧プレート32を駆動するプレート駆動モータとを備えている。
以下、図5から図8を参照して、紙幣押圧機構30の構成について説明する。なお、これらの図において、図5は、蓋体に対して押圧プレートを開放した状態を示す図、図6は、プレート駆動モータ及びその減速機構の構成を示す図、図7は、蓋体に対する押圧プレートの連結機構の構成を示す図(制御回路基板等は省略してある)、図8(a)及び(b)は、押圧プレートの動作を示す図であり、(a)は非押圧状態、(b)は押圧状態を示す図である。
前記押圧プレート32は、紙幣と略同程度の大きさを備えており、押圧プレート32の一端側の裏面と、蓋体31の他端側の裏面とを連結するリンク機構35によって、矢印D2方向に向けて移動可能となるように蓋体31に支持されている。リンク機構35の両端部は、それぞれ蓋体31及び押圧プレート32に設けられた支軸31A,32Aを介して回動可能に軸支されており、このようなリンク機構により、押圧プレート32は、図7及び図8に示すように、蓋体31に対して、平行を保持したまま、近接/離間するように支持されている。
前記プレート駆動モータ33は、蓋体31の裏面に設置されており、プレート駆動モータ33が回転駆動することで、前記押圧プレート32は矢印D2方向に往復駆動される。
また、前記蓋体31の裏面には、プレート駆動モータ33の回転駆動を減速して押圧プレート32側に伝達する減速機構(ギヤトレイン)37と、減速機構37の最終ギヤ37aによって回動駆動される押し下げアーム38が回動可能に設けられている。この押し下げアーム38は、基端部に最終ギヤ37aが装着されることで、基端部を中心に回動駆動されるようになっており、その先端部には、係合突起38aが装着されている。そして、この係合突起38aは、押圧プレート32の裏面に取着された突部材32aに形成された長溝32bに係合しており、押し下げアーム38が基端部を中心に回動駆動されることで、前記押圧プレート32は、矢印D2方向に沿って往復駆動される。なお、この突部材32aは、図5に示すように、リンク機構35に形成された開口35aを介して露出しており、リンク機構35の動作に干渉しないように設置されている。
前記押圧プレート32は、押圧方向に向けて所定の長さ垂下するような形状となっており、その長手方向両サイドにはフランジ(張り)32cが形成されている。これにより、押圧プレート32は、押し下げアーム38によって押し下げ方向に駆動された際、後述する載置トレイ60の開口部に入り込むと共に、ある程度開口部に入り込んだ際に、この両フランジ32cが、後述する載置トレイ60の係止爪61cに当接し、それ以上入り込めないようにしている。すなわち、このようなフランジ32cを設けておくことで、押圧プレート32は、リンク機構35によって片側が支持されているにも拘らず、紙幣に対して長手方向に対して均一な押圧力を作用させることが可能となる。
また、本実施形態では、紙幣処理装置1における各種の駆動機構の駆動を制御する制御基板(制御手段を構成する)40を前記蓋体31の裏面に装着している。この制御回路基板40には、前記押し下げアーム38の回動量を検知する光学式のセンサ(回動検知センサ)42が接続されており、押し下げアーム38の回動量、すなわち、押圧プレート32の押し下げ量が所定の状態となったときに、プレート駆動モータ33の駆動を停止制御するようになっている。このため、プレート駆動モータ33に、不必要な負荷が作用することが防止される。
前記紙幣押し込み領域10に対して、筐体の他方サイドには、図2及び図3に示すように、載置トレイ60が設けられている。この載置トレイ60は、前記押圧プレート32によって押圧される紙幣を、順次、積層収容するよう構成されている。以下、図9及び図10を参照して載置トレイの構成について説明する。
載置トレイ60は、底壁61a、及び底壁61aの両サイドに形成された側壁61bを具備する本体61を有している。
前記本体61の両側壁61b間には、紙幣束を載置する載置プレート62が設けられており、この載置プレート62は、本体61の底壁61aとの間に設置される付勢バネ63によって押圧付勢されている。また、前記両側壁61bの開口側端部には、収容される紙幣の長手方向に沿って延出する一対の係止爪61cが形成されている。この係止爪61cは、図9(a)及び図10(a)に示すように、前記紙幣搬送機構7を介して、紙幣押し込み領域10に排出される紙幣と、本体61内に収容される紙幣束との間を仕分けする機能を有している。すなわち、紙幣押し込み領域10に排出された紙幣が押圧プレート32によって押圧されると、紙幣は、図10(b)に示すように、係止爪61cによって中央がたわみながら載置プレート62上に移送され、かつ係止爪61cを乗り越えると、紙幣は、図9(b)及び図10(c)に示すように、付勢バネ63の付勢力に抗して載置プレート62上に載置される。そして、押圧プレート32が初期位置に戻ると、載置プレート62上に積層収容された紙幣束は、前記付勢バネ63の付勢力によって、その両端部が前記一対の係止爪61cに当て付けられる。
これにより、載置プレート62に積層収容される最上の紙幣と、押圧プレート32との間には、図10(a)に示すように、隙間Rが形成されて仕分けが成される。すなわち、紙幣搬送機構7を介して排出される紙幣は、この隙間R内に送り込まれるようになっており、ここに送り込まれた紙幣は、初期位置にある押圧プレート32の駆動によって、載置トレイ60内に順次、積層収容される。
なお、前記の隙間Rは、余り広くなりすぎると、紙幣に皺がある場合などにジャムが発生する原因となり、狭くなりすぎると、安定して紙幣が送り込めなくなってしまう。具体的に、両者の間の好ましい範囲の隙間は3〜5mm程度であり、紙幣押し込み領域10において、このような隙間が形成されるように、前記紙幣押圧機構30及び載置トレイ60を配設しておくことが好ましい。
前記載置トレイ60の本体61に積層収容される紙幣は、押圧付勢される載置プレート62、及び係止爪61cによって保持されるようになっており、このような構成によって、紙幣束の前端側は露出するようになっている。このため、後述するように、載置トレイ60が駆動されて、その前端側が筐体1aの前面1bから突出すると、載置プレート62上に積層収容された紙幣束の先端部は、露出した状態になることから、作業者は、容易に紙幣束を手前に引き抜いて回収作業を行なうことが可能となる。
この場合、本体61(載置プレート62)の長手方向の長さ(紙幣載置面の長さ)は、図9(b)に示すように、挿入される紙幣の長さよりも短く形成されていることが好ましい。このように載置プレートの62の長さが短くなることで、そこに積層収容されている紙幣束は、上面の先端側及び下面の先端側が露出した状態になることから、作業者は、紙幣束を容易に摘んで引き抜くことが可能となる。また、このように構成することで、作業者は、SUS等、金属で形成される載置プレート62に指を接触させることが無くなり、回収作業時の安全性の向上が図れる。或いは、図9に示すように、載置プレート62の先端縁の中央に、凹部62aを形成しておいても良く、このような構成においても、紙幣束を掴み易くなり、上記したような作用効果が得られるようになる。
なお、上記した本体61の両側壁61bの先端側の筐体サイド側には、所定の範囲に亘って、紙幣挿入方向に延出する切欠部61dが形成されている。このような切欠部61dを形成しておくことにより、シャッタ機構によってシャッタが開放され、かつ載置トレイ60が突出方向に駆動された際、開放状態にあるシャッタと本体61との干渉を無くすことができ、効果的にスペースの効率化を図ることができる。
また、上記した載置トレイ60には、載置プレート62上に紙幣の存在を検知するための紙幣検知センサ128(図15のブロック図参照)を設けておいても良い。
次に、図3及び図11を参照しながら、上記した載置トレイを駆動する載置トレイ駆動機構について説明する。
載置トレイ駆動機構70は、筐体1aの内部フレーム1dに固定されるトレイ駆動モータ71と、このトレイ駆動モータ71によって回転駆動される駆動シャフト(ウォームシャフト)72とを備えている。駆動シャフト72は、紙幣挿入方向に延在するようにして内部フレームに回転可能に支持されており、その外周面には、雄ネジ72aが形成されている。また、駆動シャフト72の一端側は、ギヤトレイン73を介してトレイ駆動モータ71の出力軸に連結されている。
前記載置トレイ60の本体61の後端部には、連結片66が形成されており、この部分に前記駆動シャフト72を囲繞するように配設された摺動部材75が連結されている。この摺動部材75は、前記駆動シャフト72の雄ネジ部72aと螺合する雌ネジ部(図示せず)が形成されており、駆動シャフト72が回転駆動されることにより、摺動部材75、すなわち、載置トレイ60は、軸方向に沿って往復駆動可能となっている。この場合、摺動部材75は、前記駆動シャフト72と平行に配設されたガイド棒76に挿通されており、摺動部材75が往復動する際に、回り止めされている。
そして、上記した載置トレイ駆動機構70には、載置トレイ60の移動量を検知することが可能な移動量検知手段80が設けられている。この移動量検出手段80は、例えば、トレイ駆動モータ71の出力軸を反対側に突出させ、この部分に装着される円板状の回転体81と、この回転体81と隙間を介在させて挟持するように配設される回転量検知センサ(光センサ)82とによって構成することが可能である。前記回転体81には、エンコーダ81a(周方向に沿って所定間隔で形成される開口)が形成されており、トレイ駆動モータ71の回転と共にエンコーダ81aが回転すると、回転量検知センサ82は、回転量に応じたパルスを得ることができ、そのパルス数に応じて載置トレイ60の移動量を把握することが可能となる。
このような移動量検知手段80を設けておくことで、載置トレイ60の突出方向の停止位置を正確に制御することが可能となり、トレイ駆動モータ70に対する負荷を軽減することが可能となる。
また、上記した載置トレイ駆動機構70には、更に、載置トレイ60の収納位置(紙幣を収容できる位置;収容ポジション)を検知することが可能な位置検知手段85が設けられている。このような位置検知手段85は、例えば、載置トレイ60を駆動する摺動部材75に係止片(図示せず)を設けておき、この係止片が当接/離反することでON/OFFするリミットスイッチ86を内部フレーム1dに装着することによって構成することが可能である。
このような位置検知手段85を設けておくことで、載置トレイ60の状態(収納位置にあるか、回収位置にあるか)を把握することが可能となり、紙幣回収作業時において、載置トレイ60を適切に駆動することが可能となる。
上記した載置トレイ60に積層収容された紙幣は、紙幣処理領域3において、紙幣挿入口3Aに隣接するように配設されるシャッタ機構90を開放駆動することで回収可能となっている。以下、図2、図3、及び図12から図14を参照してこのシャッタ機構の構成について説明する。
前記シャッタ機構90は、紙幣処理領域に形成される矩形状の開口を閉塞するシャッタ(遮蔽板)91と、このシャッタ91を回動駆動するシャッタ駆動機構92とを備えている。前記シャッタ91は、略矩形状の板材として構成されており、筐体の内部フレームに対して、その基端部が支軸91aに回動可能に支持されている。前記シャッタ駆動機構92は、シャッタ駆動モータ95を備えており、このシャッタ駆動モータ95は、その駆動軸95aに連結される減速機構を構成するギヤトレイン96、及びギヤトレイン96に順次連結されるアーム状のリンク部材97a,97bを介して、前記支軸91aに連結されている。
具体的には、シャッタ駆動モータ95が駆動されて駆動軸95aが回転駆動されると、その回転駆動力は、ギヤトレイン96を介して減速される。このギヤトレイン96の出力ギヤ96aには、リンク部材97aの支軸が接続されており、シャッタ駆動モータ95の正転駆動により、リンク部材97aは、図14(a)に示す状態から、図14(b)に示す状態に回動駆動される。このリンク部材97aには、基端部が前記支軸91aに連結されているリンク部材97bの他端部が連結されており、リンク部材97aが図に示すように回動駆動されることで、シャッタ91は、リンク部材97bを介して、垂直な状態から、筐体内部に向けて、略90°回動駆動されるようになる。
なお、上記したシャッタ駆動機構92には、シャッタ91の回動量を検知することが可能な回動量検知手段100が設けられている。この回動量検出手段100は、例えば、上記したギヤトレイン96の入力ギヤ96bの表面にエンコーダ101を形成すると共に、そのエンコーダ101の回転量を検知する回転量検知センサ(反射型光センサ)102によって構成することが可能である。
このような回動量検知手段100を設けておくことで、シャッタ91を回動させて、略90°となったときの停止位置を正確に制御することが可能となり、シャッタ駆動モータ95に対する負荷を軽減することが可能となる。
また、上記したようなシャッタ機構90に関連して、シャッタ91が閉塞状態にあるとき、その状態をロックするロック機構110が設けられている。
このロック機構110は、前記開閉駆動されるシャッタ91の上端縁に、連続的に形成される凹凸112と、筐体の内部フレームに幅方向(矢印方向)に移動可能なロック板113と、ロック板113を幅方向に沿って駆動可能な駆動手段、例えば、ソレノイド116によって構成される。前記ロック板113には、前記凹凸112と対応する凹凸114が形成されており、ロック板113は、付勢バネ117によって、常時、両者の凹凸112,114が一致しない状態に付勢されている(図13参照)。
そして、紙幣を回収する際には、上記したソレノイド116を駆動することで、ロック板113を、付勢バネ117の付勢力に抗して両者の凹凸112,114が一致するように幅方向に駆動する(図12参照)。これにより、シャッタ91のロック状態が解除され、シャッタ91は、上記したシャッタ駆動機構92を介して、筐体内部に向けて回動し、載置トレイ60を排出可能な状態にする。
図15は、上記した紙幣処理装置1の動作を制御する制御手段の構成例を示すブロック図である。
制御手段は、上述したように、蓋体31の裏面に装着され、上述した各アクチュエータの動作を制御する制御回路基板40を備えている。この制御回路基板40は、上述した搬送モータ20、プレート駆動モータ33、トレイ駆動モータ71、シャッタ駆動モータ95、ソレノイド116等、各種の駆動装置の制御動作機能を有するCPU130、上記した各種の駆動装置の作動プログラムや正規の紙幣に関する検知データ等を格納したROM131、及び制御RAM132を備えて構成されている。
前記CPU130には、I/Oポート135を介して、上記した各種のモータを駆動するモータ駆動回路140〜143が接続されており、各駆動モータは、作動プログラムに従って、CPU130からの制御信号によりその駆動動作(正転、逆転、停止)が制御される。また、CPU130には、I/Oポート135を介して、紙幣挿入センサ25から紙幣の挿入を検知する信号、紙幣識別センサ26から紙幣の判別に関する検知信号、回動検知センサ42から押圧プレート32の押圧位置に関する検知信号、回動量検知センサ82から載置トレイ60の位置に関する検知信号、リミットスイッチ86から載置トレイ60が収容位置にあるか否かの検知信号、回転量検知センサ102からシャッタ91の回動位置に関する検知信号が入力されるようになっており、これらの検知信号に基づいて、上述した搬送モータ20、プレート駆動モータ33、トレイ駆動モータ71、シャッタ駆動モータ95、及びソレノイド116の駆動が制御されるようになっている。
また、CPU130は、図示しない遊技機本体内に配設された遊技処理を実行する制御回路200に接続されており、遊技機側に対して、挿入された紙幣の価値に応じた遊技価値情報が送信されるようになっている。
さらに、上記した制御回路基板40のCPU130には、上述したロック機構110におけるロック状態を解除する(ソレノイド116を駆動する)ための解除信号が入力されるようになっている。この解除信号を送信する信号送信手段300は、例えば、通信網400を介して接続され、島設備を管理する管理サーバの機能の一部として構成することが可能となり、これにより、例えば、回収作業時において島設備にある紙幣処理装置の各シャッタを一括して解除駆動することが可能となる。
次に、上述した構成の紙幣処理装置1の動作について説明する。
まず、紙幣を、載置トレイ60に順次、積層収容する手順について説明する。
図1から図4に示すように、紙幣Pを、短片側を垂直に立てた起立状態で紙幣挿入口3Aに挿入すると、その挿入は、紙幣挿入センサ25によって検知される。紙幣挿入センサ25が紙幣の挿入を検知すると、搬送モータ20が正転駆動され、紙幣Pは、テンションローラ18a,18bと、テンションローラ19a,19bに夫々巻回される搬送ベルト17a,17b、及び各テンションローラに当接するピンチローラ21a,21bと、ピンチローラ22a,22bに挟持された状態で筐体内部へ搬送される。
紙幣Pが筐体内部へ搬送される際、紙幣識別センサ26が紙幣を検知し、上記した制御手段において、その有効性が判断される。この場合、紙幣識別センサ26が紙幣Pの有効性を判断できなかった場合、搬送モータ20は逆転駆動され、搬入途中にある紙幣Pは、差し戻し作用を受け、そのまま紙幣挿入口3Aから排出される。
また、紙幣Pの有効性が判断された場合、紙幣Pの後端が、テンションローラ18a,18bとピンチローラ22a,22bとの間のニップ部N2を通過するまで、搬送モータ20は回転駆動される。このとき紙幣Pは、図9(a)及び図10(a)に示すように、テンションローラ19a,19bとピンチローラ22a,22bの下流側に位置する紙幣押し込み領域10の押圧プレート32の押圧面と載置トレイ60の係止爪61cを含む平面との間の隙間R内に排出される。なお、この隙間は、ジャム等が生じることがないような範囲に設定されており、必要に応じて、ニップ部N2の下流側に隙間Rに紙幣が移行し易いようにガイド(図示せず)を設置しておいても良い。
紙幣の後端が上記したニップ部N2を通過した段階で、搬送モータ20の正転駆動は停止されると共に、プレート駆動モータ33が回転駆動される。これにより、押圧プレート32は、押し下げアーム38によって押し下げ方向に駆動され、その下面が紙幣を押圧するようになる(図10(b)参照)。押圧プレート32によって押圧される紙幣は、やがて載置トレイ60の一対の係合爪61cを乗り越えて、載置プレート62上に付勢バネ63の付勢力に抗して押し付けられる。押圧プレート32は、リンク機構35の支持位置によって、紙幣方向に対して押圧力が異なるが、上記した押圧プレート32の両サイドに形成されたフランジ(張り)32cが係止爪61cに当て付くことにより、紙幣には、長手方向に沿って略均等な押圧力が作用するようになる。すなわち、紙幣全体を均等に押さえ付けることが可能となり、紙幣が折れ曲がっていたり、腰の強い紙幣(積層枚数が多くなることによる)であっても、所定の枚数を確実に収容することが可能となる。なお、押し下げアーム38の位置は、回動検知センサ42によって検知されており、適切な位置となったとき(押圧プレート32のフランジ32cが係止爪61cに当て付いたとき)プレート駆動モータ33の駆動は停止される。
そして、押圧プレート32に所定の押圧力をさせてフランジ(張り)32cが係止爪61cに当て付いた後、プレート駆動モータ33は逆転駆動され、押圧プレート32は初期位置に戻される。このとき、載置プレート62は、付勢バネ63の付勢力によって、係止爪61c側に付勢され、最上の紙幣は、図10(c)に示すように、係止爪61cに当て付けられて、次に搬入されてくる紙幣との間で仕分けが成される。
そして、上記した動作が繰り返されることにより、載置トレイ60の載置プレート62上には、安定して紙幣が積層収容されて行く。
次に、載置トレイ60に収容された紙幣を回収する手順について説明する。
紙幣の回収時において、例えば、ホール全体を管理する管理サーバ(信号送信手段300)側から、島に設置されている各紙幣処理装置1に対して、ロック機構110を解除する信号を送信する。この場合、管理サーバは、例えば、島全体の紙幣処理装置のロック機構を解除するように制御しても良いし、島一列の紙幣処理装置のロック機構を解除するように制御しても良い。紙幣処理装置がこの解除信号を受信すると、前記ソレノイド116が駆動され、ロック板113が付勢バネ117の付勢力に抗して幅方向に駆動される。これにより、ロック板113の凹凸114とシャッタ91に形成された凹凸112が一致し、この状態で、シャッタ駆動モータ95が回転駆動されることで、シャッタ91は開放状態となる(図14(b)参照)。なお、シャッタ駆動モータ95の回転量は、回転量検知センサ102によって検知されており、適切な位置(略90°倒伏した位置)で駆動停止される。
シャッタ駆動モータ95が停止駆動されると、トレイ駆動モータ71が回転駆動され、載置トレイ60は、筐体の前面から、前端側が排出される。上述したように、載置トレイ60の本体61の両側壁61bには、切欠部61cが形成されていることから、倒伏状態にあるシャッタ91と干渉することなく、その前端側が排出される。なお、トレイ駆動モータ71の回転量は、回転量検知センサ82によって検知されており、載置トレイ60は、適切な位置で停止駆動される。
載置トレイ60が停止駆動された状態では、載置プレート62に載置された紙幣束は、図16に示すように、前端側が露出するように保持されていることから、作業者は、露出している紙幣束を摘んでそのまま引き出すことができ、紙幣の回収作業を効率的に行なえるようになる。特に、本実施形態では、図9に示したように、紙幣を載置する載置プレート62の長さが、紙幣の長さよりも短く形成されており、しかも載置プレート62の先端縁の中央に、凹部62aが形成されていることから、載置トレイ60が突出すると、積層収容された状態の紙幣束は、先端部分で容易に摘むことが可能となり、紙幣の回収作業が行ない易くなる。
そして、紙幣の回収作業時において、上記した紙幣検知センサ128によって、載置プレート62上に紙幣が存在しないことを検知した場合(回収作業が終了した場合)、所定時間経過後に、上記した処理手順と逆の処理が実行される。すなわち、トレイ駆動モータ71を逆転駆動して、載置トレイ60を収容位置に戻し、リミットスイッチ86が載置トレイ60の存在を検知した段階で、上記したシャッタ駆動モータ95を逆転駆動してシャッタ91を閉塞状態に回動させ、その後、ソレノイド116を消勢することで、ロック板113を初期位置に戻してロック機構110を作動させる。
このように、載置プレート62上に紙幣がなくなったことを検知すると、自動的にロック機構110を作動させることから、作業者は、紙幣の回収作業のみを行なえば良く、それ以外の操作を行なう必要がなくなって、紙幣の回収作業を効率良く行なうことが可能となる。また、このような構成によれば、紙幣回収作業時において、シャッタ91のロックのし忘れ(人為的なミス)が確実に防止されるため、セキュリティの向上が図れるようになる。なお、上記した制御手段は、ロック機構を解除する信号を受けた際、載置プレート62上に紙幣が存在しなければ、ロック機構を解除しないような構成であっても良い。すなわち、紙幣が存在しない状態では、載置トレイ60を駆動することなく、ロック機構がそのまま維持されるため、ロックのし忘れなどが確実に防止できる。
上記したロック機構110の解除は、作業者が所持する専用の携帯端末によって行なうようにしても良い。例えば、各紙幣処理装置に、赤外線受光部500(図1、図15参照)を設けておき、この赤外線受光部を介して、携帯端末から所定のロック解除信号を受信した際に、上記したロック機構110を解除するようにしても良い。すなわち、このような構成によれば、多数ある紙幣処理装置に対して、個別にロック機構を解除して回収作業を行なうことが可能となる。或いは、このような解除操作は、携帯端末によって管理サーバを介して一括して行なうように構成しても良い。すなわち、携帯端末の操作によって、島全体、島一列毎にロック機構を一括して解除するようにしても良い。
以上のように構成された紙幣処理装置によれば、各種の構成部材を限られた設置スペースに効率的に配設することでコンパクト化が図れ、更には、効率的に紙幣の回収作業が行なえるようになる。
すなわち、上述した紙幣処理装置の構成では、紙幣挿入口3Aに挿入された紙幣は、紙幣搬送機構7によってそのまま搬送され、その下流側に位置する紙幣押し込み領域10の隙間Rに向けて排出される。この紙幣押し込み領域10には、紙幣を挿入方向に向けて搬送するための搬送機構(搬送ローラ等)が設置されないことから、筐体1aの幅方向にスペースを確保することができ、この領域に、紙幣押圧機構30と紙幣を積層収容する載置トレイ60とを幅方向に効率的に設置することが可能となる。
また、図4に示すように、両ピンチローラ間の距離は、両テンションローラ間の距離よりも短くなるように設定されており、ピンチローラの設置位置が紙幣搬送方向と直交する方向にオフセットしていることから、当該方向について省スペース化することが可能となる。
これを、図17を参照して具体的に説明する。
図17(a)に示すように、テンションローラ18A,19A間の距離と、ピンチローラ21A,22A間の距離を等しく設定し、各ピンチローラ21A,22Aを、搬送ベルト17Aが巻回されたテンションローラ18A,19Aに対して、紙幣搬送方向D1に対して直交する方向に圧接すると、搬送機構7の設置スペースは、図のW1で示す領域が必要とされてしまう。これに対して、図17(b)に示すように、ピンチローラ21A,21Bを、テンションローラ18A,18B間の距離よりも短くなる位置で当接させるように設定することで、ピンチローラ21A,21Bは、紙幣搬送方向D1と直交する方向にオフセットするため、その分、搬送機構7の省スペース化が図れる。すなわち、設置スペースは、W1よりも小さいW2で示す領域にすることが可能となる。
また、図17(c)に示すように、テンションローラ18A,19Aに巻回される搬送ベルト17Aは、上記したピンチローラ21A,22Aの当接によって、円弧状にテンションが掛けられるようになるので、ピンチローラ部分に付勢手段を設置する必要が無く、その分、省スペース化が図れると共に構成が簡略化される(図においては、テンションローラ18A側を示しており、テンションローラ18Aの最下点P1からニップ部N1までの角度θの範囲でテンションが付与される)。
さらに、上記したように、搬送ベルト17Aには、円弧状にテンションが加わることから、搬送される紙幣に癖(しわ、折れ、たわみ)があったとしても、紙幣がこの部分を通過する際に、矯正作用を受け、紙幣の癖を解消することが可能となる。すなわち、図17(a)に示すように、搬送ベルト17Aのテンション部分が点接触である構成と比較すると、紙幣のしわの矯正効果が高められる。
また、図18(b)に示すように、紙幣搬送方向D1の下流側では、テンションローラ19Aとピンチローラ22Aとの間のニップ部N2を上流側にオフセットすることができるため、排出された紙幣の処理を行なう処理機構(紙幣押圧機構)を可及的に紙幣挿入口側に設置することが可能となり、紙幣搬送方向について省スペース化することが可能となる。すなわち、図18(a)との比較から明らかなように、ピンチローラ22Aの最後端となる外周位置P3を考慮すると、図18(b)に示すように、その位置は、図18(a)に示す構成と比較して上流側にオフセットすることから、D2方向への紙幣押圧領域を上流側にシフトさせることができ、結果として、紙幣押圧機構30を搬送機構7側に近接して配設することが可能となり、紙幣搬送方向における省スペース化を達成することが可能となる。
また、載置トレイ60と、搬入されてくる紙幣との間の仕分けは、単に載置トレイ60に形成されている分離用の係止爪61cで行なうようにしたことから、構造を簡略化することができ、筐体内のスペースを効果的に利用することが可能となる。すなわち、載置トレイ60に、単に、紙幣の両縁部が当て付く係止爪61cを設置することで、押圧プレート32との間で紙幣押し込み領域10を形成しつつ、紙幣押し込み領域に排出された紙幣との間で容易に仕分けが行なえるようになる。この結果、載置トレイ60と紙幣押圧機構30を幅方向に隣接して配設することが可能となり、両者の設置スペースを効率的に確保することができ、充分な紙幣の積層空間を確保することが可能となる。
さらに、上述した構成においては、筐体の内部には、各種の駆動機構が配設されることから、各駆動機構、制御回路基板、外部装置とを連結する配線スペースが必要となる。この場合、筐体の両側壁の間に設置されるセンサ基板5A上に信号線や通信線のパターンを形成しておくことにより、配線を省略することが可能となり、内部スペースを効率化して、装置全体を小型化することが可能となる。
そして、紙幣押し込み領域10から、順次、紙幣押圧機構30によって紙幣が積層載置された載置トレイ60は、載置トレイ駆動機構70によって、筐体1aの前面から前端側が突出される。このとき、載置トレイ60に積層収容されている紙幣束は、前端側が露出するように保持されていることから、作業者は、露出している紙幣束を単に手前から引き出すことができるため、紙幣の回収作業を効率的に行なえるようになる。また、この場合、紙幣束は、載置トレイ60の係止爪61cと載置プレート62とによって確実に保持された状態にあるため、回収作業時において、紙幣が筐体内部に取り残されるような不都合が生じることはない。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、紙幣搬送機構におけるテンションローラ、及びこれに当接するピンチローラの配置態様、及び紙幣押し込み領域に排出された紙幣を搬送方向に対して直交する方向に押し込むことに特徴があり、上記した筐体内に配設される各種の駆動機構などの構成部材は、一例を示したに過ぎず、その具体的な構成については、同様な処理や動作を行なうことができれば、適宜変形することが可能である。
本発明の紙幣処理装置は、各種遊技機の間に設置される以外にも、紙幣を取扱う各種の装置、例えば、各種の自動販売機のような外部装置内に設置することが可能である。
本発明に係る紙幣処理装置の全体構成を示す斜視図。 図1に示す蓋体を開放した状態を示す斜視図。 紙幣処理装置の内部構成を示す平面図。 紙幣搬送機構における搬送ベルトを巻回するテンションローラとピンチローラとの当接関係を示す図。 紙幣押圧機構の構成を示す図であり、蓋体に対して押圧プレートを開放した状態を示す図。 プレート駆動モータ及びその減速機構の構成を示す図。 蓋体に対する押圧プレートの連結機構の構成を示す図。 (a)及び(b)は、押圧プレートの動作を示す図であり、(a)は、非押圧状態、(b)は、押圧状態を示す図。 載置トレイの構成を示す斜視図であり、(a)は、紙幣が紙幣押し込み領域に排出されてくる状態を示す図、(b)は、紙幣が積層収容されている状態を示す図。 載置トレイに対する押圧プレートの紙幣の押し込み状態を説明する図であり、(a)は、押し込み前の状態を示す図、(b)は、押し込み中の状態を示す図、(c)は、押し込んだ後の状態を示す図。 載置トレイ駆動機構の構成を示す図。 シャッタ機構及びロック機構の構成を示す正面図。 シャッタ駆動機構の構成を示す斜視図。 (a)は、シャッタ機構のロック状態を示す側面図、(b)は、シャッタ機構のロックが解除された状態を示す側面図。 紙幣処理装置の動作を制御する制御手段の構成例を示すブロック図。 載置トレイを排出した状態を示す図。 (a)は、一般的な紙幣搬送機構の構成を示す図、(b)は、本発明に係る紙幣搬送機構の構成を示す図、(c)は、図(b)におけるテンションローラにおける搬送ベルトの巻回状態を示す図。 (a)は、一般的な紙幣搬送機構の構成を示す図、(b)は、本発明に係る紙幣搬送機構の構成を示す図。
符号の説明
1 紙幣処理装置
1a 筐体
1b 前面
3A 紙幣挿入口
5 紙幣識別部
7 紙幣搬送機構
10 紙幣押し込み領域
17a,17b 搬送ベルト
18a,18b、19a,19b テンションローラ
21a,21b、22a,22b ピンチローラ
30 紙幣押圧機構
32 押圧プレート
40 制御回路基板
60 載置トレイ
61c 係止爪
70 載置トレイ駆動機構

Claims (3)

  1. 筐体と、
    前記筐体の前面に設けられ、紙幣が挿入可能な紙幣挿入口と、
    前記紙幣挿入口から挿入された紙幣を、挿入方向に沿って搬送するように、少なくとも両端がテンションローラに巻回された搬送ベルトと、前記両端のテンションローラに当接するピンチローラとを具備した紙幣搬送機構と、
    を備え、
    前記両端のテンションローラに当接するピンチローラ間の距離を、前記両端のテンションローラ間の距離よりも短く設定したことを特徴とする紙幣処理装置。
  2. 前記筐体内に、下流側のテンションローラとこれに当接するピンチローラとの間のニップ部から排出された紙幣を保持する紙幣押し込み領域を設置し、
    前記筐体の一方サイドに、前記紙幣押し込み領域に排出された紙幣を他方サイドに向けて押圧する押圧プレートを具備した紙幣押圧機構を設け、
    前記筐体の他方サイドに、前記紙幣押圧機構によって押圧される紙幣を積層収容する載置トレイを設けたことを特徴とする請求項1に記載の紙幣処理装置。
  3. 前記載置トレイは、紙幣の長手方向両縁部が係合可能な係止爪と、紙幣が積層される紙幣載置板と、前記紙幣載置板に載置された紙幣を前記係止爪に向けて押圧する付勢バネとを備え、
    前記紙幣押し込み領域を、前記押圧プレートと係止爪との間の隙間で形成したことを特徴とする請求項2に記載の紙幣処理装置。
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